JP2845549B2 - 警報表示装置 - Google Patents

警報表示装置

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JP2845549B2
JP2845549B2 JP2047275A JP4727590A JP2845549B2 JP 2845549 B2 JP2845549 B2 JP 2845549B2 JP 2047275 A JP2047275 A JP 2047275A JP 4727590 A JP4727590 A JP 4727590A JP 2845549 B2 JP2845549 B2 JP 2845549B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、プラントから一定周期で入力したプラント
信号を、おのおののプロセス信号に規定されている制限
値と比較して警報判定を行い、警報状態と判定したプロ
セス信号を画面表示装置に警報表示する警報表示装置に
関する。
(従来の技術) 一般に、発電所のような大規模な工業プラントでは、
中央操作室にて集中監視、または、集中遠隔装置を行う
ことにより、プラントを監視/運転制御しており、プラ
ントに異常状態が発生したときには、可視情報、また
は、可聴信号などによって警報を出力している。このよ
うな警報を出力する警報表示装置の一例を第14図に示
す。
プラント1のプロセス信号は、プロセス入力手段2に
より周期的に入力され、現在値記憶装置3に現在値デー
タとして記憶される。
警報判定手段4は、あらかじめ監視点として規定され
ているプロセス信号について、現在値記憶装置3に記憶
されている現在値データを、制限値記憶装置5に記憶さ
れている制限値と比較して、おのおのの監視点の状態が
正常状態から異常状態に変化したこと、および、異常状
態から正常状態に変化したことを判定するものであり、
その判定結果は、警報メッセージ処理手段6に通知され
る。なお、制限値記憶装置5は、おのおのの監視点につ
いて、そのプロセス信号を正常であると判定する基準と
なる制限値を記憶するものである。
警報メッセージ処理手段6は、警報判定手段4より通
知された監視点について、現在値記憶装置3および制限
値記憶装置5の記憶内容に基づいて、状態変化を通知す
るための警報メッセージ表示データを形成するものであ
り、その警報メッセージ表示データは、CRT表示処理手
段7に出力される。また、警報メッセージ処理手段6
は、現在値記憶装置3の記憶内容が更新されるたびに、
警報メッセージ表示データの内容を更新する。
CRT表示処理手段7は、警報メッセージ処理手段6よ
り入力した警報メッセージ表示データをCRT表示装置8
に出力するものであり、これによって、プラント1の監
視点の状態がCRT表示装置8に表示出力される。
また、確認ボタン9は、直前まで異常状態だった監視
点の状態が正常状態に復帰したときに、CRT表示装置8
に表示される正常復帰メッセージを、運転員が確認した
ことを指令入力するためのものである。
したがって、警報判定手段4が、監視点の状態が正常
状態から異常状態に変化したと判定し、その旨を警報メ
ッセージ処理手段6に通知すると、警報メッセージ処理
手段6は、その通知された監視点の現在値データと制限
値データをそれぞれ現在値記憶装置3および制限値記憶
装置5より取り出して、その監視点を異常表示する警報
メッセージ表示データを形成し、その警報メッセージ表
示データをCRT表示処理手段7に出力する。
これにより、CRT表示処理手段7は、警報メッセージ
表示データをCRT表示装置8の表示情報に変換し、その
表示情報をCRT表示装置8に出力する。
このようにして、異常状態に変化している監視点を警
報表示するメッセージが、CRT表示装置8に表示出力さ
れる。また、異常状態が持続している期間では、プロセ
ス入力手段2のデータ入力周期に同期して、警報メッセ
ージ処理手段6が警報メッセージ表示データを更新する
ので、CRT表示装置8に表示される警報メッセージの内
容が、その更新周期で変化する。
また、この警報メッセージを確認した運転員が、その
発生した異常を解消する運転操作を適宜に実行し、その
監視点の異常状態が解消されると、警報判定手段4は、
その監視点が異常状態から正常状態に復帰したことを検
出し、その旨を警報メッセージ処理手段6に通知する。
これにより、警報メッセージ処理手段6は、その通知
された監視点に関して出力していた警報メッセージ表示
データの作成を終了するとともに、その監視点の状態
が、異常状態から正常状態に復帰したことをあらわす正
常復帰メッセージを表示するための正常復帰メッセージ
表示データを形成し、それをCRT表示処理手段7に出力
する。
これによって、正常復帰した監視点の警報メッセージ
が消えるとともに、その監視点を通知する正常復帰メッ
セージがCRT表示装置8に表示出力される。
この正常復帰メッセージを見た運転員が、確認ボタン
9をオンすると、その操作信号は、警報メッセージ処理
手段6に入力される。
その結果、警報メッセージ処理手段6は、正常復帰メ
ッセージ表示データの出力を中止し、これによって、CR
T表示装置8に表示されていた正常復帰メッセージが消
える。
このようにして、おのおのの監視点について、異常状
態になったこと、および、異常状態から正常状態に復帰
したことが、CRT表示装置8に表示出力される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来装置では、次のような
不都合を生じていた。
すなわち、警報メッセージに表示される監視点のプロ
セス信号の値は、プロセス入力手段2の入力周期で更新
される。
一般に、この更新周期は、1秒未満程度の短い時間で
あるため、運転員がその数値を確認することが困難であ
るという不都合を生じていた。
また、プロセス信号の現在値を見ただけでは、その変
化の状況を確認することは困難であり、運転員の負担が
大きいという不都合も生じていた。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、
異常状態になっているプロセス信号の現在値の確認が容
易で、かつ、プロセス信号の変化状態を容易に確認でき
る警報表示装置を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、プラントから一定周期で入力したプロセス
信号を、おのおののプロセス信号に規定されている制限
値と比較して警報判定を行い、警報状態と判定したプロ
セス信号に対応して警報表示項目を画像表示装置に警報
表示する警報表示装置において、所定入力回数分のプロ
セス信号を履歴データとして記憶する履歴データ記憶手
段と、この履歴データ記憶手段に履歴データを保存する
ための履歴データ保存手段と、画面表示装置の任意の座
標を操作入力するための画像指示手段と、警報表示中に
前記画面指示手段によって入力された座標が前記警報表
示項目の表示座標に一致したことを条件として、その一
致した警報表示項目の履歴データを前記履歴データ記憶
手段より取り出し、その履歴データの変化を表示するた
めの曲線データを形成するとともに、履歴データの更新
に伴い曲線データの内容を更新する曲線データ作成手段
と、この曲線データ作成手段が形成した曲線データを画
面表示装置の表示画面の所定領域に形成した表示窓に表
示する表示処理手段を備えたものである。
また、前記表示処理手段は、曲線データ表示する警報
表示項目の制限値の直線を曲線の中央部に組み合わせ表
示するとともに、前記画面指示手段で指示された複数の
警報表示項目の履歴データの曲線データをそれぞれの制
限値の直線を重ねるように前記表示窓に表示するように
したものである。
また、あらかじめ所定の警報表示項目について警報状
態と判定されたとき自動的に曲線データの表示を行う情
報を記憶する重要度情報記憶手段をさらに備え、前記表
示処理手段は、前記重要度情報記憶手段に記憶された警
報表示項目が警報表示されるとき、これに伴い、この警
報表示項目の曲線データを自動的に前記表示窓に表示さ
せるようにしたものである。
また、画面表示装置の表示画面を、一定時間あるいは
フリーズ解除指令が入力されるまで更新表示しないで固
定することを指令入力するためのフリーズ指令手段をさ
らに備え、前記表示処理手段は、前記フリーズ指令手段
よりフリーズ指令が入力されたとき前記画面表示装置の
表示内容を更新しないようにしたものである。
(作用) したがって、オペレータが警報表示中の画面表示装置
の警報表示項目を画面指示手段により指示すると、対応
する警報表示項目のトレンドデータのグラフ(曲線デー
タ)が、特定の表示窓に表示されるとともに、その表示
内容が経時的に変化するので、オペレータは、警報状態
における任意の警報表示項目のプロセスデータの変化を
適切に知ることができる。また、表示窓に表示されるト
レンドデータグラフには、制限値が中央に重ねて表示さ
れるので、オペレータは、表示中の対象がどの時点で警
報状態になったのかを容易に判定することができる。ま
た、重要な警報表示項目については、警報状態になった
時点で自動的にトレンドデータグラフを表示するので、
オペレータは、重要な警報表示項目については、即座に
トレンドデータグラフを得ることができ、監視作業が円
滑になる。また、フリーズ指令手段により、表示中のト
レンドデータグラフの表示内容を一時的に固定できるの
で、警報表示されているプロセス信号の現在値を確実に
確認することができる。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる警報表示装置を
示している。なお、同図において、第14図と同一部分お
よび相当する部分には、同一符号を付している。
履歴データ更新手段11は、現在値記憶装置3に記憶さ
れている現在値データを入力して、おのおのの監視点ご
とに履歴データを形成するものであり、その履歴データ
は、履歴データ記憶手段12に記憶される。
CRT表示装置8の表示画面には、画面上の任意の座標
をタッチ入力することのできるタッチスクリーン装置13
が付設されており、このタッチスクリーン装置13のタッ
チ座標信号は、座標入力手段14に出力されている。
座標入力手段14は、タッチスクリーン装置13より入力
されたタッチ座標信号に基づいて、タッチされた座標を
判定するものであり、その判定の結果得られた座標情報
は、監視点検出手段15、および、CRT表示処理手段16に
加えられている。
ここで、CRT表示装置8に表示される警報メッセージ
表示画面の一例を第2図(a)に示す。
この警報メッセージ表示画面は、発生した警報を表示
する警報表示行L1,L2,…,を、その警報の発生順に順次
並べたものであり、おのおの警報表示行L1,L2,…,は、
第3図(a)に示すように、警報状態になった監視点に
設定されている監視点番号を表示する番号表示欄R1、監
視点に設定されている略称を表示する略称表示欄R2、監
視点のプロセス信号の現在値を表示する現在値表示欄R
3、監視点のプロセス信号に設定されている制限値を表
示する制限値表示欄R4、および、現在値と制限値の大小
関係をあらわす記号が表示される欄R5からなる。
また、警報メッセージ表示画面中の警報表示行L1,L2,
…,をタッチすると、第2図(b)に示すように、画面
の右下の領域に表示窓SWが開かれ、その表示窓SWには、
選択した警報表示行L1,L2,…,に表示されている監視点
のプロセス信号の変化をあらわすグラフを表示するグラ
フ表示窓GWと、選択した警報表示行L1,L2,…,と同じ内
容が表示される警報表示欄LWと、表示窓SWを消去するこ
とを指令入力するためのボタンBWが表示される。
グラフ表示窓GWに表示されるグラフは、第4図に示す
ように、CRT表示装置8のX方向の表示ドットごとにプ
ロセス信号のサンプリングタイミングをとり、Y方向に
履歴データの値をとってなる。また、この場合、CRT表
示装置8の解像度で表示ドットをプロットするので、運
転員は、それらの表示ドットが連結されて曲線CVを構成
しているように見える。
また、警報と判定された制限値をあらわす直線LRが同
じ表示領域に表示されて、現在値と制限値の差が認識で
きるようになっている。
さらに、警報状態から正常状態に復帰した場合には、
警報メッセージの内容は、第3図(b)に示すような正
常復帰メッセージに変更される。この正常復帰メッセー
ジは、警報メッセージから制限値表示欄R4と欄R5を除去
した形式をもつ。
警報メッセージ処理手段17は、警報判定手段4より警
報状態になった監視点が通知されると、その監視点の警
報メッセージを表示するための表示情報を形成して、監
視点表示情報記憶装置18に記憶する。また、警報判定手
段4より警報状態から正常状態に復帰した監視点が通知
されると、正常復帰メッセージを表示するための表示情
報を形成して監視点表示情報記憶装置18に記憶する。ま
た、警報メッセージ処理手段17は、それらの警報メッセ
ージおよび正常復帰メッセージを、CRT表示処理手段16
に出力する。
監視点検出手段15は、座標入力手段14より入力した座
標情報を調べて、それが警報表示行L1,L2,…,に対応す
るか、あるいは、表示窓SWにおけるボタンBWに対応する
かを調べる。そして、警報表示行L1,L2,…,がタッチさ
れたと判定した場合には、その警報表示行L1,L2,…,に
対応した監視点番号および制限値データを監視点表示情
報記憶装置18より取り出して曲線表示データ作成手段19
に出力するとともに、その監視点に対応した曲線表示有
/無情報の内容を曲線表示有り状態にセットする。
また、監視点検出手段15は、ボタンBWがタッチされた
と判定したとき、および、警報メッセージ処理手段17よ
り表示窓消去要求が指令されたときには、表示窓SWを消
去要求するためのウィンド消去要求情報を形成して曲線
表示データ作成手段19に出力する。
曲線表示データ作成手段19は、監視点検出手段15より
監視点番号および制限値データを入力すると、その監視
点の履歴データを履歴データ記憶装置12より取り出し
て、上述したグラフを表示するための曲線表示データを
形成するとともに、制限値データに対応する上述した直
線LRの直線表示データを形成し、それらの曲線表示デー
タおよび直線表示データを組み合わせた表示データをCR
T表示処理部16に出力する。また、監視点検出手段15よ
りウィンド消去要求情報を入力したときには、ウィンド
消去要求をCRT表示処理手段16に出力する。
また、このとき、曲線表示データ作成手段19は、表示
するグラフのスケールを、次のようにして決定する。
すなわち、入力した制限値データを中心にして、監視
点の正常域、および、警報域の両方を表示できるように
するため、制御値データが上限値の場合には、(制限値
+入力範囲の25%値)を表示スケールに設定し、また、
制限値データが下限値の場合には、(制限値+入力範囲
の25%値)を表示スケールに設定する。
ここで、「入力範囲」とは、その監視点のプロセス信
号の最大許容範囲をあらわす。
CRT表示処理手段16は、警報メッセージ処理手段17よ
り入力した警報メッセージおよび正常復帰メッセージを
CRT表示装置8の画面に表示するとともに、座標入力手
段14より入力した座標情報が警報表示行L1,L2,…,に対
応するときには、曲線表示データ作成手段19より入力し
た曲線表示データに基づいて表示窓SWの表示情報を形成
して、CRT表示装置8の画面に表示窓SWの画面を表示す
る。
また、フリーズボタン20がオンされると、CRT表示処
理手段16は、それから一定時間(例えば、1〜3秒間)
を通過するか、あるいは、座標入力手段14より警報表示
行L1,L2,…,の座標情報を入力するまで、CRT表示装置
8の画面の表示内容を変更しない。
第5図は、現在値記憶装置3の記憶内容を例示してい
る。
現在値記憶装置3には、おのおのの監視点番号のプロ
セス信号の入力値が、その監視点番号順に記憶される。
第6図は、制限値記憶装置5の記憶内容を例示してい
る。
制限値記憶装置5には、おのおのの監視点番号のプロ
セス信号に関して、その上限値と下限値がそれぞれ組に
なった状態で記憶されている。
第7図は、監視点表示情報記憶装置18の記憶内容を例
示している。
監視点表示情報記憶装置18には、おのおのの警報表示
行L1,L2,…,について、表示するプロセス信号をあらわ
す表示中監視点番号情報、その監視点のグラフ表示をし
ているかどうかをあらわす曲線表示有/無情報、およ
び、警報状態になったことを判定した基準として用いら
れた制限値をあらわす制限値情報が組になった情報が記
憶されている。
第8図(a)は、履歴データ記憶装置12の記憶内容を
例示している。ただし、同図では、1つの監視点につい
て示す。
履歴データ記憶装置12には、おのおのの監視点につい
て、プロセス信号を記憶するj個の履歴データ領域AR1
〜ARjと、最新のプロセス信号を記憶した履歴データ領
域AR1〜ARjを記憶するための現在値ポインタCPが記憶さ
れている。また、履歴データ領域AR1〜ARjは、サイクリ
ックバッファとして用いられる。
例えば、同図(b)に示すように、履歴データ領域AR
2に最新のプロセス信号P(n)が記憶されている状態
では、現在値ポインタCPには履歴データ領域AR2をあら
わす情報が記憶される。この状態から、次の入力周期に
なると、現在値ポインタCPが示す履歴データ領域AR2の
次の履歴データ領域AR3に最新のプロセス信号P(n+
1)が記憶されるとともに、現在値ポインタCPには、履
歴データ領域AR3をあらわす情報が記憶される。
このような記憶処理を行う履歴データ更新手段11の処
理例を第9図に示す。
まず、1つの監視点について、現在値データを現在値
記憶装置3より取り出して(処理101)、その現在値デ
ータを、履歴データ記憶装置12の現在値ポインタCPによ
り示されている履歴データ領域AR1〜ARjの次の履歴デー
タ領域AR1〜ARjに履歴データとして記憶し(処理10
2)、現在値ポインタCPの値をその現在値データを記憶
した履歴データ領域AR1〜ARjに変更する(処理103)。
そして、全監視点についての処理を終了したかどうか
を判断して(判断104)、判断104の結果がNOになるとき
には、処理101に戻って、次の監視点について同様の処
理を繰返し実行する。
また、判断104の結果がYESになるときには、次のサン
プリングタイミングになるまで時間待ちして(処理10
5)、次のサンプリングタイミングにおける履歴データ
更新を実行する。
第10図は、プロセス入力手段2、警報判定手段4、お
よび、警報メッセージ処理手段17の処理例を示してい
る。
プロセス信号のサンプリングタイミングになると、プ
ラント1から1つの監視点のプロセス信号を入力して、
そのプロセス信号信号を対応する工学値に変換し(処理
201)、その工学値を現在値データとして現在値記憶装
置3に保存する(処理202)。
次に、注目している監視点の制限値データを制限値記
憶装置5より取り出し(処理203)、現在値記憶装置3
に記憶した現在値データと制限値データを比較して、現
在値データが正常であるか、正常な範囲から逸脱してい
るかを判定する(判断204)。
判断204により正常と判定した場合、前回の判定時に
は逸脱として判定したかどうかを調べ(判断205)、ま
た、判断204により逸脱として判定した場合、前回の判
定時には正常とした判定したかどうかを調べる(判断20
6)。
判断205の結果がYESになるときには、監視点表示情報
の内容を、制限値情報を含まないもの(すなわち、正常
情報)に書き換え(処理207)、注目している監視点の
メッセージを表示する警報表示行L1,L2,…,に、正常復
帰メッセージを表示する表示情報を、CRT表示処理手段1
6に出力する(処理208)。
判断206の結果がYESになるときには、監視点表示情報
記憶装置18の空き領域に、警報情報を保存し(処理20
9)、その記憶領域に対応した位置の警報表示行L1,L2,
…,に、警報メッセージを表示する表示情報を、CRT表
示処理手段16に出力する(処理210)。
処理208および処理210を実行終了した次、および、判
断205と判断206の結果がNOになるときには、そのときに
注目している監視点について警報メッセージまたは正常
復帰メッセージを表示しているかどうかを調べ(判断21
1)、判断211の結果がYESになるときには、メッセージ
中の現在値データの内容を、そのときに現在値記憶装置
3に記憶されている内容に更新する(処理212)。ま
た、判断211の結果がNOになるときには、処理212を実行
しない。
次に、確認ボタン9が操作されて、運転員が正常復帰
確認を指令したかどうかを調べ(判断213)、判断213の
結果がYESになるときには、CRT表示処理手段16に出力し
ている正常復帰メッセージを除去する(処理214)。そ
して、曲線表示有/無情報に曲線表示有がセットされて
いるかどうかを調べ(判断215)、判断215の結果がYES
になるときには、監視点検出手段15に表示窓消去要求を
指令する(処理216)。
また、判断215の結果がNOになるときには、処理216を
実行せず、また、判断213の結果がNOになるときには、
処理214〜216を実行しない。
そして、全監視点についての処理を終了したかどうか
を調べ(判断217)、判断217の結果がNOになるときには
処理201に戻り、次の監視点について同様の処理を実行
する。
判断217の結果がYESになるときには、次のサンプリン
グタイミングまで時間待ちして(処理218)、処理201に
戻る。
第11図は、座標入力手段14、監視点検出手段15、およ
び、曲線表示データ作成手段19の処理例を示している。
まず、監視点が選択されたのか、ウィンド消去が要求
されたのか、あるいは、正常復帰確認されたのかを調べ
る(判断301,302,303)。
判断301の結果がYESになるときには、入力座標から警
報表示行を判定して(処理304)、監視点表示情報記憶
装置18の記憶内容を参照して、その警報表示行の監視点
を判定する(処理305)。また、このときにこの監視点
表示情報の曲線表示有/無情報に、表示有りをあらわす
データをセットする。
次に、その監視点の履歴データを履歴データ記憶装置
12より取り出すとともに、制限値データを制限値記憶装
置5より取り出し(処理306)、曲線表示データおよび
スケール表示データを形成する(処理307,308)。そし
て、これらの表示データを、CRT表示処理手段16に出力
する(処理309)。
次いで、現在値記憶装置3より現在値データを取り出
して(処理310)、曲線表示データを更新する曲線表示
更新データを形成し(処理311)、その曲線表示更新デ
ータをCRT表示処理手段16に出力し(処理312)、次の曲
線表示更新タイミングまで時間待ちして(処理313)、
判断301に戻る。
また、判断303の結果がNOになるときには、処理310に
移行して、それ以降の処理を実行する。
また、判断302の結果がNOになるとき、および、判断3
03の結果がNOになるときには、ウィンド消去要求をCRT
表示処理手段16に出力する(処理314)。
以上の構成で、プラント1になんらかの異常が発生し
て、プロセス信号が正常域から逸脱すると、警報判定手
段4によりかかる状態が検出され、警報メッセージ処理
手段17により、その監視点についての警報メッセージが
形成されて、CRT表示処理手段16に出力され、CRT表示装
置8に表示される。
また、複数の警報が発生した場合には、その発生順に
警報メッセージがCRT表示装置8に表示される。
ここで、運転員が、CRT表示装置8の画面上で警報表
示行L1,L2,…,をタッチすると、CRT表示装置8には、
表示窓SWが開かれて、その中に、タッチした警報表示行
L1,L2,…,に表示されていた監視点のプロセス信号の履
歴をあらわすグラフが表示される。
この表示を確認した運転員が、その発生した警報に対
処する運転操作を行って、その監視点の状態が正常状態
に復帰すると、直前まで警報メッセージを表示していた
同一警報表示行L1,L2,…,に、正常復帰メッセージが表
示される。
この正常復帰メッセージを確認した運転員が、確認ボ
タン9をオンすると、その正常復帰メッセージが消去さ
れるとともに、表示窓SWが閉じて、グラフ表示も終了す
る。
このようにして、警報メッセージが表示されるととも
に、監視点のプロセス信号の履歴がグラフ表示されるの
で、運転員は、その変化状況を容易に認識することがで
き、適切な運転操作を行うことができる。
また、運転員がフリーズボタン20を適宜に操作する
と、一定時間を経過するか、あるいは、運転員が警報表
示行L1,L2,…,をタッチするまでの間、CRT表示装置8
の画面表示内容が固定される。
したがって、多数の警報が連続して発生していて、CR
T表示装置8の画面の表示内容が頻繁に更新されている
場合などでも、その表示内容が一時的に固定されるの
で、運転員は、必要な操作を確実に行うことができる。
ところで、上述した実施例では、表示窓SWに1つの監
視点のグラフを表示しているが、複数のグラフを表示す
るようにすることもできる。
その場合、例えば、第12図(a),(b)に示すよう
に、警報表示行L1,L2,L3,L4を順位タッチすると、その
順におのおのに表示している監視点のプロセス信号の履
歴を、タッチ順の番号付けしてグラフ表示にするとよ
い。
また、上述した実施例では、運転員のタッチ操作によ
って、グラフ表示を行うようにしているが、重要な監視
点が警報状態になったときには、自動的にグラフ表示す
ると、さらに、使い勝手がよくなる。第13図は、かかる
実施例を示している。なお、同図において、第1図と同
一部分および相当する部材には、同一符号を付してい
る。
重要度情報記憶装置21は、おのおのの監視点に設定さ
れている重要度情報を記憶するものである。
自動表示判定手段22は、警報メッセージ処理手段17よ
り警報状態になった監視点が通知されると、その監視点
の重要度を重要度情報記憶装置21により取り出して、そ
の重要度が所定値以上であれば、曲線表示要求を曲線表
示データ作成手段19に通知する。
これにより、曲線表示データ作成手段19は、通知され
た監視点の曲線表示データを作成して、CRT表示処理手
段16に出力する。
それにより、運転員のタッチ操作がされなくとも、そ
の監視点のプロセス信号の履歴をあらわすグラフがCRT
表示装置8の表示窓SWに表示される。
ところで、上述した実施例では、CRT表示装置の表示
画面の任意の座標を入力する画面指示手段としては、タ
ッチスクリーン装置を用いているが、これ以外の装置、
例えば、マウス装置、ライトペン装置、トラックボール
装置なども用いることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、おのおのプロ
セス信号の履歴データを記憶し、運転員からの要求によ
り警報表示している監視点のプロセス信号の履歴を、同
一画面内に開いた表示窓に表示するようにしているの
で、その変化状況を容易に確認することができる。ま
た、フリーズ指令手段を操作入力することにより、表示
画面の更新を一時的に中止できるので、警報表示されて
いるプロセス信号の現在値を容易に確認できるという効
果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる警報表示装置を示す
ブロック図、第2図(a)は警報画面の一例を示す概略
図、同図(b)は表示窓にグラフ表示している状態を例
示する概略図、第3図(a)は警報メッセージの一例を
示す概略図、同図(b)は正常復帰メッセージの一例を
示す概略図、第4図はグラフ表示の一例を示す概略図、
第5図は現在値記憶装置の記憶内容の一例を示す概略
図、第6図は制限値記憶装置の記憶内容の一例を示す概
略図、第7図は監視点記憶装置の記憶内容の一例を示す
概略図、第8図(a)は履歴データ記憶装置の1つの監
視点に関する記憶内容の一例を示す概略図、同図
(b),(c)は履歴データ記憶装置の記憶内容の変化
の一例を示す概略図、第9図は履歴データ更新手段の処
理例を示すフローチャート、第10図はプロセス入力手
段、警報判定手段および警報メッセージ処理手段の処理
例をまとめて示すフローチャート、第11図は座標入力手
段、監視点検出手段および曲線表示データ作成手段の処
理例をまとめて示すフローチャート、第12図(a),
(b)は警報画面の他の例を示す概略図、第13図は本発
明の他の実施例にかかる警報表示装置を示すブロック
図、第14図は警報表示装置の従来例を示すブロック図で
ある。 2……プロセス入力手段、3……現在値記憶装置、4…
…警報判定手段、5……制限値記憶装置、11……履歴デ
ータ更新手段、12……履歴データ記憶装置、13……タッ
チスクリーン装置、14……座標入力手段、15……監視点
検出手段、16……CRT表示処理手段、17……警報メッセ
ージ処理手段、18……監視点表示情報記憶装置、19……
曲線表示データ作成手段、20……フリーズボタン。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09G 5/14 G09G 5/14 E 5/36 510 5/36 510A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 23/00 510 G08B 25/00 510 G09G 5/00 510 G09G 5/14 G09G 5/00 510 G09G 5/36 510 G05B 23/02 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントから一定周期で入力したプロセス
    信号を、おのおののプロセス信号に規定されている制限
    値と比較して警報判定を行い、警報状態と判定したプロ
    セス信号に対応して警報表示項目を画像表示装置に警報
    表示する警報表示装置において、 所定入力回数分のプロセス信号を履歴データとして記憶
    する履歴データ記憶手段と、 この履歴データ記憶手段に履歴データを保存するための
    履歴データ保存手段と、 画像表示装置の任意の座標を操作入力するための画面指
    示手段と、 警報表示中に前記画面指示手段によって入力された座標
    が前記警報表示項目の表示座標に一致したことを条件と
    して、その一致した警報表示項目の履歴データを前記履
    歴データ記憶手段より取り出し、その履歴データの変化
    を表示するための曲線データを形成するとともに、履歴
    データの更新に伴い曲線データの内容を更新する曲線デ
    ータ作成手段と、 この曲線データ作成手段が形成した曲線データを画面表
    示装置の表示画面の所定領域に形成した表示窓に表示す
    る表示処理手段を備えたことを特徴とする警報表示装
    置。
  2. 【請求項2】前記表示処理手段は、曲線データ表示する
    警報表示項目の制限値の直線を曲線の中央部に組み合わ
    せ表示するとともに、前記画面指示手段で指示された複
    数の警報表示項目の履歴データの曲線データをそれぞれ
    の制限値の直線を重ねるように前記表示窓に表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の警報表示装置。
  3. 【請求項3】あらかじめ所定の警報表示項目について警
    報状態と判定されたとき自動的に曲線データの表示を行
    う情報を記憶する重要度情報記憶手段をさらに備え、 前記表示処理手段は、前記重要度情報記憶手段に記憶さ
    れた警報表示項目が警報表示されるとき、これに伴い、
    この警報表示項目の曲線データを自動的に前記表示窓に
    表示させることを特徴とする請求項1記載の警報表示装
    置。
  4. 【請求項4】画面表示装置の表示画面を、一定時間ある
    いはフリーズ解除指令が入力されるまで更新表示しない
    で固定することを指令入力するためのフリーズ指令手段
    をさらに備え、 前記表示処理手段は、前記フリーズ指令手段よりフリー
    ズ指令が入力されたとき前記画面表示装置の表示内容を
    更新しないことを特徴とする請求項1記載の警報表示装
    置。
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