JP2845486B2 - マイクロストリップアレイアンテナ - Google Patents

マイクロストリップアレイアンテナ

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JP2845486B2
JP2845486B2 JP1088331A JP8833189A JP2845486B2 JP 2845486 B2 JP2845486 B2 JP 2845486B2 JP 1088331 A JP1088331 A JP 1088331A JP 8833189 A JP8833189 A JP 8833189A JP 2845486 B2 JP2845486 B2 JP 2845486B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、マイクロストリップアレイアンテナに関
し、特に車や船舶などの移動局に搭載して衛星追尾を行
うマイクロ波帯又は準ミリ波帯のマイクロストリップア
レイアンテナに関する。
(従来の技術) 周知のように、車や船舶等の移動局が衛星を追尾する
方式には、モノパルス方式やコニカルスキャン方式等各
種の方式が知られている。
これらのうちモノパルス方式は、例えば第4図に示す
ように、方位角と抑角を弁別するための6個のアンテナ
素子6,6,…6は3個ごと合成回路7a,同7bに接続される
が、各合成回路(7a,7b)の出力をハイブリッド回路8
に導き、ここでΣ(和)信号とΔ(差)信号とを検出し
て衛星を追尾する方式である。
また、コニキャリスキャン方式は、アンテナビームを
円錐状に回転させ、その中心から衛星がずれているとき
に得られる受信信号の振幅変調成分からアンテナビーム
のずれを見出し、このずれを示す角度誤差電圧がなくな
るようにアンテナを駆動するものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来のモノパルス追尾用アレイアンテナは、
Σ信号系が全アレイ素子を同相で合成しているため、放
射ビームが尖鋭化し、最初に衛星を見つける際に時間が
かかりすぎるという問題がある。コニカルスキャン方式
も放射ビームが鋭く、同様の問題点を有する。
また、コニカルスキャン方式は機械的に僅かにアンテ
ナを動かして、検波を行う必要があるので、ビーム偏移
のための駆動装置を必要とし装置が大きくなり、さらに
機械的にビームを動かすので追尾応答が遅いという問題
もある。
本発明は、このような従来の問題に鑑みなされたもの
で、その目的は、衛星の初期捕捉の容易化およびその後
の衛星追尾の迅速化が図れ、以て移動体用の衛星追尾ア
ンテナとして好適なマイクロストリップアレイアンテナ
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明のマイクロストリ
ップアレイアンテナは次の如き構成を有する。
即ち、誘電体基板の表面に配設され移動局に搭載して
衛星を追尾するマイクロストリップアンテナであって、
中心とする1つのマイクロストリップアンテナおよびこ
の1つのマイクロストリップアンテナを中心とする同一
円周上に適宜間隔を置いて配置される複数のマイクロス
トリップアンテナと;前記誘電体基板の裏面側に設けら
れ当該誘電体基板を介して各マイクロストリップアンテ
ナのそれぞれと接続される複数の移相器と;前記各マイ
クロストリップアンテナに電力を給電する給電回路を内
蔵し前記複数の移相器の移相量を制御するものであっ
て、衛星捕捉前の追尾初期時にあっては前記同一円周上
の複数のマイクロストリップアンテナを全て同一位相で
励振し、かつ前記中心とする1つのマイクロストリップ
アンテナを円周上の複数のマイクロストリップアンテナ
の励振位相から所定位相量ずれた位相で励振することに
より前記中心とする1つのマイクロストリップアンテナ
を含む全てのマイクロストリップアンテナに一様な励振
位相を与えた場合の形成ビーム方向を変えることなくビ
ーム幅を拡大し、また衛星捕捉後の追尾継続時にあって
は前記中心とする1つのマイクロストリップアンテナを
所定の位相で励振し、かつ前記同一円周上の複数のマイ
クロストリップアンテナを互いに隣接する所定数のマイ
クロストリップアンテナ群に2分し、両群における各マ
イクロストリップアンテナを同一群内では同一の位相で
あり両群間では同一の位相符号が異なる前記中心にある
1つのマイクロストリップアンテナの励振位相から所定
位相量ずれた位相で励振するとともに、両群間の同一の
位相で符号が異なる関係および群の構成アンテナ数を一
定に保持しつつ時間の経過と共に両群間の隣接するマイ
クロスリップアンテナ相互間の励振態様を一方向に順次
変更することにより前記同一円周上の複数のマイクロス
トリップアンテナによる形成ビームを前記誘電体基板の
面に垂直な軸を中心として円錐状に回転可能とする制御
部と;を備えることを特徴とするものである。
(作 用) 次に、前記の如く構成される本発明のマイクロストリ
ップアレイアンテナの作用を説明する。
移動体から始めに衛星を見つけ出すときは、基板上の
円周上に配置されたマイクロストリップアンテナに一様
な励振位相を与え、中心にあるマイクロストリップアン
テナはその励振位相からある一定量だけずれた位相で励
振する。これにより、ビーム方向を変えずに、中心にあ
るものを含めて全てのマイクロストリップアンテナに一
様な励振位相を与えたとき成形されるビームよりもビー
ム幅が広くなる。その結果、衛星を見つける許容範囲が
広がるので、衛星を見つける迄の時間が短縮される。
また、衛星追尾の際には、中心にあるマイクロストリ
ップアンテナへの励振位相を一定とし、円周上のマイク
ロストリップアンテナは2分割したマイクロストリップ
アンテナ群の各群内では同一の位相であるが両群間では
逆位相となる位相であって中心にあるマイクロストリッ
プアンテナの励振位相から所定位相量ずれた位相で励振
するとともに、両群間の逆位相関係および群の構成アン
テナ数を一定に保持しつつ時間の経過と共に両群間の隣
接するマイクロストリップアンテナ相互間の励振態様を
一方向に順次変更する。
その結果、円周上のマイクロストリップアンテナから
の放射ビームは、基板面に垂直な軸を中心として円錐状
に回転することになる。ここに、移相制御は高速に行え
るから、放射ビームの円錐状走査(即ち、コニカルスキ
ャン)を高速に行うことができる。斯くして、コニカル
スキャン追尾の追尾応答の迅速化を図ることができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るマイクロストリップ
アレイアンテナを示す。第1図において、誘電体基板1
の表面には、1つのマイクロストリップアンテナ(以
下、「中心プリントアンテナ」)#01と、この中心プリ
ントアンテナ#01を中心とする同一円周上に適宜間隔を
置いた4個のプリントアンテナ(#11,#12,#13,#1
4)とが配設される。また、誘電体基板1の裏面には接
地板2が敷設され、この接地板2には誘電体基板1を介
して各プリントアンテナの裏面が電気的に接続される。
そして、各プリントアンテナと1対1に対応して設け
られる移相器3,…は、放射電磁界の影響等を考慮して放
射面を避けた誘電体基板1の裏面側に設けられる。即
ち、移相器3,…は誘電体基板1を介して対応するプリン
トアンテナの裏面所定部位に接続されるとともに、接地
板2に接続されている。これにより、各移相器は、制御
部4の制御下に対応するプリントアンテナに2通りの励
振移相を与えることになる。
制御部4は、衛星捕捉時の励振位相制御と、衛星追尾
時の励振移相制御とを主として行う。以下、第2図およ
び第3図を参照して説明する。
衛星捕捉時には、例えば第2図(a)に示すように、
中心プリントアンテナ#01の励振位相を70゜、周辺プリ
ントアンテナ#11,同#12,同#13,同#14の励振位相を
0゜とすると、放射パターンは第2図(b)の実線で示
す如くになる。破線で示すものは、5個のプリントアン
テナに同一の励振位相を与えた場合のものを示すが、本
発明に係る場合にはビーム幅が広くなることが理解でき
る。つまり、最大利得のレベルから3dBダウンのビーム
幅を示す半値角はθ′からθへと広くなる。なお、
最大放射方向は変わらず、ビームの左右対称性も保たれ
る。このように、中心プリントアンテナ#01の励振位相
を、その回りにある周辺プリントアンテナ#11〜#14の
励振位相とある一定量だけずらしてやることにより、ビ
ームの半値幅を広くすることができ、衛星の捕捉が容易
になる。
次に、衛星捕捉後の追尾時には、次のようにしてコニ
カルスキャン方式の追尾を行うことができる。例えば第
3図(a)に示すように、中心プリントアンテナ#01の
励振位相を0゜とし、周辺プリントアンテナのうち、#
13と#14の励振位相を+10゜、#11と#12の励振位相を
10゜とすれば、第3図(b)に示すように放射ビーム方
向は、誘電体基板1に直角なZ軸から僅かに右側へ傾
く。つまり周辺プリントアンテナ#11,#12の方向5へ
角度θ傾く。次に、中心プリントアンテナ#01の励振位
相は固定(0゜)のまま周辺プリントアンテナのうち#
13と#12の励振位相を+10゜、#11と#14の励振位相を
−10゜とすれば、ビームはZ軸方向から僅かに周辺プリ
ントアンテナ#11と#14の方へ傾く。このように次々と
移相器3の位相を時間的にずらしてゆけば、ビーム方向
はZ軸を中心に円錐(正確には角錐状)状に回転するこ
とになるので、コニカルスキャン追尾を電気的な移相器
の制御で高速に行えることになる。
なお、本実施例では、理解を容易にするために、周辺
プリントアンテナは4個としたが、以上の説明から明ら
かなように、互いに位置が重ならない限り何個でもよ
い。
また、本実施例では、円形パッチアンテナを図示した
が、その他のプリントアンテナでも同様に実施できるこ
とは勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のマイクロストリップア
レイアンテナによれば、誘電体基板上に1つのマイクロ
ストリップアンテナとこれを中心とする同一円周上に配
置される複数のマイクロストリップアンテナと配設し、
中心アンテナと周辺アンテナとを異なる位相で励振でき
るようにしたので、ビームの方向を変えず半値幅の広い
ビームが成形できる。その結果、衛星捕捉時の許容範囲
が広がり、衛星を見つけ出す迄の時間が短縮される。
また、周辺アンテナを2分割して相互に逆相で励振
し、かつ放射ビームを円錐状に走査できるようにしたの
で、コニカルスキャン方式の衛星追尾を行うことができ
る。このとき、コニカルスキャン追尾は機械的でなく、
マイクロストリップアンテナにつながら移相器へのバイ
アス電圧の時間的な制御によって行うので、高速な追尾
応答が可能である。
さらに、装置の小型化ができるので、衛星通信の移動
体搭載用に好適な追尾用アレイアンテナを提供できる、
等各種の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマイクロストリップアレイアンテナの
構成概念図、第2図は衛星捕捉時の励振位相制御の説明
図、第3図は衛星追尾時の励振位相制御の説明図、第4
図は従来のマイクロストリップアレイアンテナの構成概
念図である。 1……誘電体基板、2……接地板、3……移相器、4…
…制御部、#01……マイクロストリップアンテナ(中心
プリントアンテナ)、#11〜#14……マイクロストリッ
プアンテナ(周辺プリントアンテナ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体基板の表面に配設され移動局に搭載
    して衛星を追尾するマイクロストリップアンテナであっ
    て、中心とする1つのマイクロストリップアンテナおよ
    びこの1つのマイクロストリップアンテナを中心とする
    同一円周上に適宜間隔を置いて配置される複数のマイク
    ロストリップアンテナと;前記誘電体基板の裏面側に設
    けられ当該誘電体基板を介して各マイクロストリップア
    ンテナのそれぞれと接続される複数の移相器と;前記各
    マイクロストリップアンテナに電力を給電する給電回路
    を内蔵し前記複数の移相器の移相量を制御するものであ
    って、衛星捕捉前の追尾初期時にあっては前記同一円周
    上の複数のマイクロストリップアンテナを全て同一位相
    で励振し、かつ前記中心とする1つのマイクロストリッ
    プアンテナを円周上の複数のマイクロストリップアンテ
    ナの励振位相から所定位相量ずれた位相で励振すること
    により前記中心とする1つのマイクロストリップアンテ
    ナを含む全てのマイクロストリップアンテナに一様な励
    振位相を与えた場合の形成ビーム方向を変えることなく
    ビーム幅を拡大し、また衛星捕捉後の追尾継続時にあっ
    ては前記中心とする1つのマイクロストリップアンテナ
    を所定の位相で励振し、かつ前記同一円周上の複数のマ
    イクロストリップアンテナを互いに隣接する所定数のマ
    イクロストリップアンテナ群に2分し、両群における各
    マイクロストリップアンテナを同一群内では同一の位相
    であり両群間では同一の位相で符号が異なる前記中心に
    ある1つのマイクロストリップアンテナの励振位相から
    所定位相量ずれた位相で励振するとともに、両群間の同
    一の位相で符号が異なる関係および群の構成アンテナ数
    を一定に保持しつつ時間の経過と共に両群間の隣接する
    マイクロスリップアンテナ相互間の励振態様を一方向に
    順次変更することにより前記同一円周上の複数のマイク
    ロストリップアンテナによる形成ビームを前記誘電体基
    板の面に垂直な軸を中心として円錐状に回転可能とする
    制御部と; を備えることを特徴とするマイクロストリップアレイア
    ンテナ。
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