JP2845302B2 - 文字イメージ拡大方式 - Google Patents

文字イメージ拡大方式

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JP2845302B2
JP2845302B2 JP4004008A JP400892A JP2845302B2 JP 2845302 B2 JP2845302 B2 JP 2845302B2 JP 4004008 A JP4004008 A JP 4004008A JP 400892 A JP400892 A JP 400892A JP 2845302 B2 JP2845302 B2 JP 2845302B2
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政義 細川
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/4007Interpolation-based scaling, e.g. bilinear interpolation

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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナ等から入力さ
れた手書きまたは活字の文字イメージを入力とし、これ
を正規化等の目的のために拡大する文字イメージ拡大方
式に関し、特に、拡大率が2倍以上といった大きな値で
あっても精度良く拡大を行うことができる文字イメージ
拡大方式に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ等から入力された手書き又は活
字の文字イメージに対して文字認識を行う場合、前処理
の1つとして大きさの正規化が行われる。今、正規化に
より拡大が行われるとして拡大率をSc とする。拡大後
の第j走査線上に拡大前の第ir 走査線上の画素列が複
写されるとすると、ir =j/Sc となる。なお、以下
では第j走査線のことを単に走査線j、第ir 走査線上
の画素列のことを単に画素列ir と称する。走査線の番
号は整数でなければならないので、 r が整数でない場
合、走査線番号iとしてir を四捨五入して整数化する
〔安居院ら:画像情報処理、森北出版(1990年)〕
等の方法がとられる。図12に、この方法によってSc
=2で走査線と垂直方向の拡大を行った例を示す。図1
2の(a)が拡大前のイメージ、(b)が拡大後であ
る。ところで、拡大前の(a)は傾き22.5度の直線
を表しているので、これを走査線と垂直方向に2倍に拡
大すれば傾き45度の直線になる。このように理論的に
拡大したものを(c)に示す。(b)と(c)を比較す
ると(b)の方が段差が大きくなっている。このことは
文字特徴抽出に悪影響を与える可能性があり、文字認識
率低下の原因となりうる。
【0003】また、 r =j/S c をはさむ隣接整数
r 〕、〔 r 〕+1をとり、画素列〔 r 〕と画素
列(〔 r 〕+1)とから補間する方法も提案されてい
る〔同上〕。ここで〔x〕はxを越えない最大の整数を
表し、補間とは、画素列〔 r 〕と画素列(〔 r 〕+
1)の対応する画素をとり、画素値を補間する方法がと
られる。例えば、 r =1. 5となる場合には、補間結
果の第1画素には、画素列1の第1画素の画素値と画素
列2の第1画素の画素値の平均値が入り、以下、第2画
素、第3画素、・・・・・ も同様となる。この方法は、画素
値が多値をとる濃淡画像では効果があることが知られて
いるが、文字イメージのような2値画像では有効でな
い。図13にこの方法による補間を行った結果を示す。
対応する画素値が1と0の場合に、その平均値0. 5が
補間後の画素値になっている。ここでは、画素値が0.
5の部分を切り上げて1、すなわち黒画素にするにして
も、切り捨てて0、すなわち白画素にするにしても望ま
しい結果は得られない。
【0004】従来の文字認識では、文字枠内にほぼ同じ
大きさで書かれた文字を対象としており、拡大を行う場
合でも拡大率はほぼ1であり、拡大率2以上といった状
況は考慮する必要がなかった。したがって、上記の問題
点は大きな影響を及ぼさなかった。しかし、文字枠内に
書かれていても文字サイズのばらつきが大きい場合、あ
るいは文字枠なしでフリーピッチで書かれた文字の場合
には大幅な拡大を必要とする場合も多くあり、上で述ベ
た問題点を考慮する必要が出てくる。
【0005】また、文字の輪郭線をスプライン補間を用
いて表現する研究も行われている〔寅市ら:曲線分近似
による弛緩整合法を用いた手書き漢字・平仮名認識、電
子情報通信学会論文誌、D−II、Vol.J73−D−
II、No.9、pp.1448−1457(1990
年)〕。この方法によって輪郭線が表現されていれば拡
大を行っても上述の段差の問題は生じないが、処理量が
膨大になる難点がある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、大幅な拡大におい
ても精度良く行うことが可能な技術を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、できるだけ少ない処
理量にとどめることが可能な技術を提供することにあ
る。
【0008】本発明の上記ならびにその他の目的および
新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって
明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の(1)の手段は、スキャナ等から読み込ま
れた手書きあるいは活字の文字イメージと、拡大率Sc
とを入力とし、これを正規化等のために拡大する文字イ
メージ拡大方式において、拡大後の文字イメージの第j
走査線が入力文字イメージのどの走査線にあたるかを表
(i r =j/S c を計算し、( r )が整数でない
場合に、入力文字イメージの第i走査線と第(i+1;
但し、i、i+1は、i r を挟む隣接整数)走査線の2
本の隣接走査線、または、入力文字イメージの第(i−
1)走査線と第i走査線の2本の隣接走査線、あるい
は、入力文字イメージの第(i+1)走査線と第(i+
2)走査線の2本の隣接走査線の中のいずれかを補間対
象走査線として定める補間区間算出手段と、前記補間区
間算出手段で定められた2本の隣接走査線間で画素
差分を計算する走査線間差分算出手段と、前記走査線間
差分算出手段で算出された画素の差分と、前記補間区間
算出手段で定められた2本の隣接走査線の画素との接触
状態を検出する差分接触状態検出手段と、前記差分接触
状態検出手段検出された接触状態に応じた方法によ
り、追加画素または削除画素を生成する変動画素生成手
段と、前記変動画素生成手段で生成された追加画素また
は削除画素と、前記補間区間算出手段で定められた2本
の隣接走査線のいずれか一方の走査線上の画素ブロック
を合成して拡大後文字イメージの第j走査線上の画素
を生成する変動画素合成手段とを具備することを特徴と
する。
【0010】本発明の(2)の手段は、前記補間区間算
出手段で定められた2本の隣接走査線が、第i走査線と
第(i+1)走査線であるとき、この時の補間結果を使
用して第(i+2)走査線上画素を外挿により求め、
外挿により得られた第(i+2)走査線上の画素と
(i+2)走査線上の実際の画素とを比較し、第(i+
1)走査線と第(i+2)走査線の間の補間方式を決
定する補間方式決定手段を、さらに具備することを特徴
とする。
【0011】ここで、本発明の原理を説明する。図1
は、本発明の原理を説明するためのブロック構成図であ
る。図1において、101は補間区間算出手段、102
は走査線間差分算出手段、103は差分接触状態検出手
段、104は変動画素生成手段、105は変動画素合成
手段、106は補間方式決定手段である。入力として文
字イメージ、拡大率Scが与えられ、走査線と垂直方向
の拡大を行うとする。
【0012】補間区間算出手段101では、拡大後文字
イメージの第j走査線(j=1,2,…)が、拡大前の
どの走査線に相当するかをir=j/Scによって求め
る。irが整数の場合には、原文字イメージの画素列ir
を拡大後文字イメージの走査線j上にコピーすればよ
い。ここで、従来技術の説明の時と同様、画素列jとは
第j走査線上の画素列を、走査線irとは第ir走査線の
ことを意味しており、以下でも同様に用いる。
【0013】irが整数でない場合には、以下のように
して画素列irに相当するものが補間によって求められ
る。補間区間の決定法には3種類あり、補間方式決定手
段106の出力を基にして決められる。通常のケースで
は、i=〔ir〕としてirをはさむ隣接整数i、i+1
をとり、走査線iと走査線(i+1)を補間対象走査線
とする。また、Δi=ir−i(0<Δi<1)と定義
する。補間方式決定手段106の出力によっては区間が
ずれ、走査線(i−1)と走査線i、走査線(i+2)
と走査線(i+1)が補間対象走査線になる場合もあ
る。
【0014】ここで、従来技術と同じ補間と言う言語を
使ったが、これは、従来技術で行われた対応する画素を
とり、その画素値を補間するというものとは違い、画素
の変動を調べて中間状態をつくり出すというものであ
る。
【0015】走査線間差分算出手段102では、補間対
象走査線である走査線iと走査線(i+1)の間の差分
が求められる。ここでは、画素列iから画素列(i+
1)へ、黒画素の増加のみがある場合を考える。図2に
画素列iと画素列(i+1)の差分を求めたところを示
す。画素列iから画素列ir(=i+Δi)を求めるた
めには、増加分の一部を追加画素とし、これを画素列i
に加えることによって得られる。今、増加分のうちブロ
ック1に着目すると、これから作られる追加画素は、図
3(a)に示すように、長さl1・Δiの黒画素ブロッ
クを増加分の右端から作成することになる。また、ブロ
ック2、3に着目すると、(b)、(c)のように両端
および左端から増加分を作成することになる。
【0016】このような作成方法のうちどれを採用する
かを決定するために、差分接触状態検出手段103によ
り差分と補間対象走査線上の画素列との接触状態が調べ
られる。増加分とは画素列iとの接触状態が調べられ
る。ここで、接触状態には次の4通りが考えられる。 1.右側で接触、左側で非接触。これは図4に示すよう
に、増加分と画素列iを重ね合わせると、増加分の右端
が画素列iに接触するという意味である。以下同様であ
る。 2.両側で接触。 3.左側で接触、右側で非接触。 4.両側で非接触。
【0017】これら4つの場合に対応する追加画素の生
成方式は次のようになる。 1.図2ではブロック1が相当。追加画素は図3(a)
に示すようにブロックの右側から作成。長さはl1・Δ
i。 2.図2ではブロック2が相当。追加画素は図3(b)
に示すようにブロックの両側から作成。長さはl2・Δ
i/2。 3.図2ではブロック3が相当。追加画素は図3(c)
に示すようにブロックの左側から作成。長さはl3・Δ
i。 4.図5のように画素列iに対応する画素がなく画素列
(i+1)から黒画素が発生している場合が相当。した
がって、Δiが1/2より小さい場合には画素列iと同
じ。1/2より大きい場合は画素列(i+1)と同じと
する。すなわち、0<Δi<1/2なら追加画素なし。
1/2<Δi<1なら追加画素は増加分と同じ、とな
る。
【0018】前記図2,図3において、斜線を施した部
分は画素部分であり、L1,L2,L3は差分画素部分又
は変動画素部分である。
【0019】変動画素生成手段104では上で決定され
た方式により変動画素を生成する。
【0020】拡大後、変動画素合成手段105では、変
動画素と画素列iを合成して画素列(i+Δi)に相当
するものが求められ、拡大後文字イメージの走査線i上
に保存される。
【0021】走査線iから(i+1)へ、黒画素の減少
がある場合も同様に、差分を求めてそれと補間対象走査
線上の画素との接触状態を調べ、その状態に対応した方
式によって差分から変動画素を生成するという同様の方
法で行うことができる。
【0022】ここで、補間を行うべきではない区間も存
在することに注意する必要がある。例えば、図6に示す
ような異なる文字線が交差している場合には、走査線
(i+1)と(i+2)の間では補間を行うべきではな
い。このような補間の可否を判断するため、補間方式決
定手段106では、画素列iと画素列(i+1)の補間
結果を使い、外挿により画素列(i+2)を求める。こ
れは、Δi=2とすることにより求めることができる。
外挿により求めた画素列(i+2)と実際の画素列(i
+2)とを比較し、大きく違う場合には違う文字線の交
差と判断して走査線(i+1)と走査線(i+2)の間
の補間は行わないこととする。補間区間算出手段101
では、補間方式決定手段106から上のような判断を受
けとった場合には補間区間をずらすことになる。すなわ
ち、区間(i+1)、(i+2)の上半分であるi+1
<ir <i+3/2に対しては、走査線を1本上にずら
して走査線i、(i+1)を補間対象走査線、下半分で
あるi+3/2<ir <i+2に対しては走査線を1本
下にずらして走査線(i+2)、(i+3)を補間対象
走査線とする。
【0023】
【作用】前述の手段によれば、文字イメージと拡大率S
c が入力として与えられる。補間区間算出手段では、j
=1,2,…に対してir =j/Sc を計算し、ir
整数の時は画素列ir を走査線j上にコピーする。そう
でない場合には、補間区間算出手段で、入力文字イメー
ジの第i走査線と第(i+1;但し、i、i+1は、i
r を挟む隣接整数)走査線の2本の隣接走査線、また
は、入力文字イメージの第(i−1)走査線と第i走査
線の2本の隣接走査線、あるいは、入力文字イメージの
第(i+1)走査線と第(i+2)走査線の2本の隣接
走査線の中のいずれかが補間対象走査線として定められ
る。 そして、走査線間差分算出手段で、前記補間区間算
出手段で定められた2本の隣接走査線の間で画素の差分
が計算され、差分接触状態検出手段で、前記走査線間差
分算出手段で算出された画素の差分と、前記補間区間算
出手段で定められた2本の隣接走査線の画素との接触状
態が検出される。 また、変動画素生成手段で、前記差分
接触状態検出手段で検出された接触状態に応じた方法に
より、追加画素または削除画素が生成され、変動画素合
成手段で、変動画素生成手段で生成された追加画素また
は削除画素と、前記補間区間算出手段で定められた2本
の隣接走査線のいずれか一方の走査線上の画素ブロック
とを合成して拡大後文字イメージの第j走査線上の画素
が生成される。補間方式決定手段では、この時の補間結
果を用いて外挿により第(i+2)走査線上の画素を求
め、これと実際の第(i+2)走査線上の画素を比較す
ることにより第(i+1)、第(i+2)走査線間の補
間の可否を判断し、これを補間区間算出手段にフィード
バックする。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図7は、本発明の文字イメージ拡大方式の
一実施例の構成を示すブロック図である。図7におい
て、701は補間区間算出手段、702は走査線間差分
算出手段、703は差分接触状態検出手段、704は変
動画素生成手段、705は変動画素合成手段、706は
補間方式決定手段である。入力として、文字イメージ、
拡大率Scが与えられる。
【0025】補間区間算出手段701では、まず拡大後
の文字イメージの第j走査線が入力文字イメージのどの
走査線に相当するかを表すir=j/Scを求める。ir
の値と補間方式決定手段706からの出力により、補間
対象走査線が、 1.走査線〔ir〕と走査線〔ir〕+1、 2.走査線(〔ir〕−1)と走査線〔ir〕、 3.走査線(〔ir〕+2)と走査線(〔ir〕+1)、
のいずれかから選択される。
【0026】走査線間差分算出手段702は、増加分算
出手段702Aと減少分算出手段702Bとからなり、
補間対象走査線間の差分を増加分と減少分に分けて求め
る。図8(a)に増加分算出手段702Aの動作を、図
8(b)に減少分算出手段702Bの動作を示す。図8
において、斜線を施した部分は画素部分、L1,L2,L
3は増加画素部分であり、L4,L5,L6は減少画素部分
である。
【0027】差分接触状態検出手段703は、増加分接
触状態検出手段703Aと減少分接触状態検出手段70
3Bとからなり、増加分と画素列iの接触状態および減
少分と画素列(i+1)の接触状態が調べられる。接触
状態には次の4通りが考えられる。 1.右側で接触、左側で非接触、 2.両側で接触、 3.左側で接触、右側で非接触、 4.両側で非接触、 変動画素生成手段704は、追加画素生成手段704A
と削除画素生成手段704Bからなり、それぞれの場合
に応じて変動画素(追加画素と削除画素)を以下のよう
に生成する。追加画素生成手段704Aでは、差分のう
ち増加分から追加画素を、 1.追加画素はブロックの右側から作成、長さはl1
Δi、 2.追加画素はブロックの両側から作成、長さはそれぞ
れl2・Δi/2、 3.追加画素はブロックの左側から作成、長さはl3
Δi、 4.0<Δi<1/2なら追加画素なし、1/2<Δi
<1なら追加画素は増加分と同じ、のように生成する。
この規則にしたがって追加画素を作る動作を図9(a)
に示す。削除画素生成手段704Bでは差分のうち減少
分から削除画素を、 1.削除画素はブロックの左側から作成、長さはl1
Δi、 2.削除画素はブロックの中心に作成、長さはl2・Δ
i、 3.削除画素はブロックの右側から作成、長さはl3
Δi、 4.0<Δi<1/2なら削除画素なし、1/2<Δi
<1なら削除画素は減少分と同じ、のように生成する。
この規則にしたがって削除画素を作る動作を図9(b)
に示す。図9において、斜線を施した部分は画素部分、
1,L2,L3は追加画素部分であり、L4,L5,L6
削除画素部分である。
【0028】補間方式決定手段706は、外挿手段70
6Aと画素列比較手段706Bとからなる。外挿手段7
06Aでは、上の補間結果でΔi=2とすることにより
画素列(i+2)を求める。画素列比較手段706Bで
は外挿により求められた画素列(i+2)と、実際の画
素列(i+2)とを比較する。2つの画素列を比較して
異なる画素の数があるしきい値以下の場合には、走査線
(i+1)、(i+2)の補間を可とする。この場合、
補間区間算出手段701では、i+1<ir <i+2を
満たすir に対して補間対象走査線を走査線(i+
1)、(i+2)とする。また、異なる画素の数がある
しきい値以上の場合には走査線(i+1)、(i+2)
の補間は不適当とする。補間区間算出手段701では、
このような補間不適当の判断を受けた場合には、i+1
<ir <i+2を満たすir に対しては以下のように処
理を行う。まず、図10に示すようにi+1とi+2の
間を2分割し、 1.上半分のi+1<ir <i+3/2に対して補間対
象走査線を走査線i、(i+1)とする。ここでΔi=
r −i,1<Δi<3/2である。 2.下半分のi+3/2≦ir <i+2に対しては補間
対象走査線を走査線(i+2)、(i+3)とする。こ
こでΔi=(i+3)−i r ,1<Δi<3/2であ
る。
【0029】この場合には外挿を行なうことになるが、
走査線間差分算出手段702、差分接触状態検出手段7
03の動作は全く同じである。変動画素生成手段704
において用いるΔiの値が、内挿を行う時には0<Δi
<1であったのがΔi>1になるだけの違いである。図
11に走査線i、(i+1)からの外挿により画素列i
r(i+1<ir<i+3/2)を求めたところを示す。
Δi>1であるため変動画素が差分より大きくなってい
る。図11において、斜線を施した部分は画素部分、L
1,L2,L3,L4は差分の画素部分である。
【0030】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の文字イ
メージ拡大方式によれば、大きな拡大率の場合でも、文
字イメージ拡大を精度良く行うことができる。従って、
文字枠内に書かれていても文字サイズのばらつきが大き
い場合、あるいは文字枠なしでフリーピッチで書かれた
文字で正規化のための拡大率が大きくなる場合でも、文
字イメージの拡大を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するためのブロック構成
図、
【図2】 本発明の走査線間差分算出手段の動作を説明
するための図、
【図3】 本発明における差分接触状態検出手段の動作
を説明するための図、
【図4】 本発明における差分接触状態検出手段の動作
を説明するための図、
【図5】 本発明における差分接触状態検出手段の動作
を説明するための図、
【図6】 本発明における補間方式決定手段の動作を補
足説明するための図、
【図7】 本発明の文字イメージ拡大方式の一実施例の
構成を示すブロック図、
【図8】 本実施例における増加分算出手段と減少分算
出手段の動作を説明するための図、
【図9】 本実施例における追加画素生成手段と削除画
素生成手段の動作を説明するための図、
【図10】 本実施例における補間区間算出手段の動作
を説明するための図、
【図11】 本実施例の動作を補足説明するための図、
【図12】 従来技術による問題点を説明するための
図、
【図13】 従来技術による問題点を説明するための
図。
【符号の説明】
101…補間区間算出手段、102…走査線間差分算出
手段、103…差分接触状態検出手段、104…変動画
素生成手段、105…変動画素合成手段、106…補間
方式決定手段、701…補間区間算出手段、702…走
査線間差分算出手段、703…差分接触状態検出手段、
704…変動画素生成手段、705…変動画素合成手
段、706…補間方式決定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−62082(JP,A) 特開 平2−185456(JP,A) 特開 平3−125273(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 3/40 G06K 9/42 H04N 1/387 101 - 1/393

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナ等から読み込まれた手書きある
    いは活字の文字イメージと、拡大率Sc とを入力とし、
    これを正規化等のために拡大する文字イメージ拡大方式
    において、 拡大後の文字イメージの第j走査線が入力文字イメージ
    のどの走査線にあたるかを表す(i r =j/S c を計
    算し、(i r )が整数でない場合に、入力文字イメージ
    の第i走査線と第(i+1;但し、i、i+1は、i r
    を挟む隣接整数)走査線の2本の隣接走査線、または、
    入力文字イメージの第(i−1)走査線と第i走査線の
    2本の隣接走査線、あるいは、入力文字イメージの第
    (i+1)走査線と第(i+2)走査線の2本の隣接走
    査線の中のいずれかを補間対象走査線として定める補間
    区間算出手段と、前記 補間区間算出手段で定められた2本の隣接走査線
    間で画素の差分を計算する走査線間差分算出手段と、前記走査線間差分算出手段で算出された画素 の差分と
    前記補間区間算出手段で定められた2本の隣接走査線の
    画素との接触状態を検出する差分接触状態検出手段と、前記 差分接触状態検出手段検出された接触状態に応じ
    方法により、追加画素または削除画素を生成する変動
    画素生成手段と、前記変動画素生成手段で生成された追加画素または削除
    画素と、前記補間区間算出手段で定められた2本の隣接
    走査線のいずれか一方の走査線上の画素ブロックと を合
    成して拡大後文字イメージの第j走査線上の画素を生成
    する変動画素合成手段とを具備することを特徴とする文
    字イメージ拡大方式。
  2. 【請求項2】 前記補間区間算出手段で定められた2本
    の隣接走査線が、第i走査線と第(i+1)走査線であ
    るとき、この時の補間結果を使用して第(i+2)走査
    線上画素を外挿により求め、外挿により得られた第
    (i+2)走査線上の画素と第(i+2)走査線上の
    際の画素とを比較し、第(i+1)走査線と第(i+
    2)走査線との間の補間方式を決定する補間方式決定手
    段を、さらに具備することを特徴とする請求項1に記載
    文字イメージ拡大方式。
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