JP2845255B2 - 内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents

内視鏡の湾曲操作装置

Info

Publication number
JP2845255B2
JP2845255B2 JP5012813A JP1281393A JP2845255B2 JP 2845255 B2 JP2845255 B2 JP 2845255B2 JP 5012813 A JP5012813 A JP 5012813A JP 1281393 A JP1281393 A JP 1281393A JP 2845255 B2 JP2845255 B2 JP 2845255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
wire
motor
wire drum
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5012813A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06217926A (ja
Inventor
逸司 南
治男 秋庭
尚武 三森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP5012813A priority Critical patent/JP2845255B2/ja
Publication of JPH06217926A publication Critical patent/JPH06217926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2845255B2 publication Critical patent/JP2845255B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡の湾曲操作装置に
係り、特に工業用内視鏡の湾曲操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用内視鏡は、手元操作部にモータが
組み込まれており、このモータの駆動力でワイヤドラム
を回転して湾曲用操作ワイヤを牽引することにより、挿
入部先端の湾曲部を所定の方向に湾曲する。前記湾曲部
は、中立位置(湾曲部が湾曲されていない状態)からの
初期湾曲動作時においては、湾曲部の復元力が小さく、
湾曲用操作ワイヤにかかる張力が小さいので、モータに
かかる負荷は小さい。しかし、湾曲範囲の限界に近づく
に従って湾曲部の復元力が大きくなるので、モータにか
かる負荷が次第に大きくなる。
【0003】そこで、従来の内視鏡の湾曲操作装置は、
湾曲用操作ワイヤの張力を検知する検知手段を設け、こ
の検知手段で検知した湾曲用操作ワイヤの張力が所定値
よりも大きくなった時に、モータ出力制御装置でモータ
の出力を上げるように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡の湾曲操作装置は、湾曲用操作ワイヤの張力を検
知する検知手段、及びモータ出力制御装置を設けなけれ
ばならないので、構造が複雑になり、またコスト的に高
価なものになるという欠点がある。本発明はこのような
事情に鑑みてなされたもので、コンパクトな構造で、湾
曲部の全操作範囲においてモータにかかる負荷を均一に
できる内視鏡の湾曲操作装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、モータによりワイヤドラムを回転して湾
曲用操作ワイヤを牽引することにより、内視鏡挿入部先
端の湾曲部を所定の方向に湾曲操作する内視鏡の湾曲操
作装置に於いて、前記ワイヤドラムは、略円錐形に形成
されると共に、その表面に前記湾曲用操作ワイヤの巻取
用螺旋溝が形成され、前記湾曲用操作ワイヤは、湾曲部
が中立位置の時には前記ワイヤドラムの大径部に位置
し、湾曲部の湾曲量が大きくなるに従ってワイヤドラム
の小径側に移動し、前記湾曲部の全操作範囲において前
記モータにかかる負荷を略均一にしたことを特徴として
いる。
【0006】
【作用】本発明によれば、モータを駆動して湾曲部を中
立位置から所定の方向に湾曲すると、湾曲用操作ワイヤ
はワイヤドラムの大径部から螺旋溝にガイドされて小径
部側に移動する。湾曲部の湾曲動作中において、湾曲部
が湾曲範囲の限界に近づくに従い湾曲用操作ワイヤの張
力は次第に大きくなるが、湾曲用操作ワイヤが牽引され
るワイヤドラムの径は次第に小さくなるので、湾曲用操
作ワイヤ張力とワイヤドラム径との積で算出されるモー
タにかかる負荷は、湾曲部の全操作範囲において変化し
ない。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る内視鏡の
湾曲操作装置の好ましい実施例を詳述する。図1は本発
明に係る内視鏡の湾曲操作装置が適用された工業用内視
鏡10の実施例を示す図である。
【0008】前記内視鏡10の手元操作部本体12には
内視鏡挿入部14の基端部16が接続されると共に、こ
の挿入部14の先端部には湾曲部18が形成される。ま
た、手元操作部本体12は、ケーブル20を介して内視
鏡10のコントロールボックス22に接続される。この
コントロールボックス22は、肩掛け用のベルト24が
取り付けられて持ち運び容易となっており、また、コン
トロールボックス22にはケーブル26を介してモニタ
装置28が接続されている。
【0009】前記手元操作部本体12内には図2に示す
ように、上下方向湾曲用のモータ30が配置される。
尚、前記手元操作部本体12内には、図示しない左右方
向湾曲用のモータも配置されているが、この左右方向湾
曲用のモータは、前記上下方向湾曲用のモータ30と構
造上同一なので、本実施例では上下方向湾曲用のモータ
30のみを説明する。
【0010】前記モータ30の回転軸32には後述する
ワイヤドラム34が固着され、このワイヤドラム34に
は湾曲用操作のワイヤ36が巻回されている。ワイヤ3
6は、一対のアイドラープーリ38、38と一対のアイ
ドラープーリ40、40によって挿入部14に導かれて
いる。前記一対のアイドラープーリ38、38は、矢印
A、B方向に移動自在に配置され、ワイヤ36の張力を
一定に維持することができる。
【0011】前記モータ30は、前記手元操作部12に
設けられた図示しない湾曲操作ボタンを操作した場合に
駆動してワイヤドラム34を回転し、前記ワイヤ36を
ワイヤドラム34にて牽引して、図1に示した湾曲部1
8を上方向、若しくは下方向に湾曲することができる。
前記ワイヤドラム34は図3に示すように、その中央部
42から端部44、46方向に遠ざかるに従って径が小
さくなるような形状、即ち二つの円錐を大径部同士で固
着した紡錘形に形成されると共に、その巻取面全周に螺
旋溝48が形成されている。
【0012】前記ワイヤ36は、前記螺旋溝48に巻回
されており、図1に示した湾曲部18が中立位置の時に
はワイヤドラム34の(径の大きい)中央部42に位置
し、湾曲部18の上方向湾曲動作時には図4に示すよう
に、螺旋溝48にガイドされてワイヤドラム34の(径
の小さい)右端部44方向に移動する。また、ワイヤ3
6は、湾曲部18の下方向湾曲動作時には図5に示すよ
うに、螺旋溝48にガイドされてワイヤドラム34の
(径の小さい)左端部46方向に移動する。
【0013】次に、前記の如く構成された内視鏡の湾曲
操作装置の作用について説明する。モータ30を駆動し
て湾曲部18を中立位置から上方向に湾曲すると、ワイ
ヤ36はワイヤドラム34の中央部42から螺旋溝48
にガイドされて右端部44の方向に移動し、湾曲限界時
に右端部44に位置する。また、湾曲部18を中立位置
から下方向に湾曲すると、ワイヤ36はワイヤドラム3
4の中央部42から螺旋溝48にガイドされて左端部4
6の方向に移動し、湾曲限界時に左端部46に位置す
る。
【0014】このような湾曲部18の湾曲動作中におい
て、湾曲部18が湾曲範囲の限界に近づくに従い湾曲部
18の復元力が大きくなるので、ワイヤ36の張力は次
第に大きくなる。即ち、ワイヤ36がワイヤドラム34
の中央部42に位置している時の張力T 1 (図6参照)
は、ワイヤ36がワイヤドラム34の端部44(46)
に位置している時の張力T2 (図7参照)と比較して小
さい。しかし、ワイヤ36が中央部42に位置している
時のワイヤドラム34の径R1 (図6参照)は、ワイヤ
36がワイヤドラム34の端部44(46)に位置して
いる時のR2 (図7参照)よりも大きい。
【0015】従って、ワイヤ張力Tとワイヤドラム径R
との積(T1 ×R1 、T2 ×R2 )で算出されるモータ
30にかかる負荷Fが、湾曲部18の全操作範囲におい
て変化しないように、即ち、F=T1 ×R1 =T2 ×R
2 となるように、予め求められたワイヤ張力変化に基づ
いてワイヤドラム34の径を図3乃至図5に示したよう
に連続的に変えることで、湾曲部18の全操作範囲にお
いてモータ30にかかる負荷を均一にすることができ
る。
【0016】これにより、本実施例によれば、ワイヤド
ラム34の径を変えるだけで、湾曲部18の全操作範囲
においてモータ30にかかる負荷を均一にするという目
的を達成できるので、ワイヤ張力検知手段とモータ出力
制御装置を有する従来の内視鏡の湾曲操作装置と比較し
て、構造をコンパクトにすることができる。尚、本実施
例では、上下方向の湾曲操作について説明したが、左右
方向の湾曲操作についても同様である。
【0017】また、前記ワイヤドラム34を円錐形にし
て、例えば上、下方向のうち一方向のみを湾曲操作する
ようにしても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
の湾曲操作装置によれば、ワイヤドラムを円錐形に形成
し、湾曲部が湾曲範囲の限界に近づくに従い湾曲用操作
ワイヤが牽引されるワイヤドラムの径を次第に小さくし
たので、コンパクトな構造で湾曲部の全操作範囲におい
てモータにかかる負荷を均一にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡の湾曲操作装置が適用され
た工業用内視鏡の説明図
【図2】本発明に係る内視鏡の湾曲操作装置の手元操作
部の構造図
【図3】湾曲部が中立位置にある時の湾曲用操作ワイヤ
の位置を示す説明図
【図4】湾曲部が上方向に湾曲した時の湾曲用操作ワイ
ヤの位置を示す説明図
【図5】湾曲部が下方向に湾曲した時の湾曲用操作ワイ
ヤの位置を示す説明図
【図6】湾曲部が中立位置にある時にモータにかかる負
荷を説明した図
【図7】湾曲部が上、下方向に湾曲した時にモータにか
かる負荷を説明した図
【符号の説明】
10…内視鏡 12…手元操作部本体 14…挿入部 18…湾曲部 30…モータ 34…ワイヤドラム 36…ワイヤ 48…螺旋溝
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 1/00 - 1/06 G02B 23/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによりワイヤドラムを回転して湾
    曲用操作ワイヤを牽引することにより、内視鏡挿入部先
    端の湾曲部を所定の方向に湾曲操作する内視鏡の湾曲操
    作装置に於いて、 前記ワイヤドラムは、略円錐形に形成されると共に、そ
    の表面に前記湾曲用操作ワイヤの巻取用螺旋溝が形成さ
    れ、 前記湾曲用操作ワイヤは、湾曲部が中立位置の時には前
    記ワイヤドラムの大径部に位置し、湾曲部の湾曲量が大
    きくなるに従ってワイヤドラムの小径側に移動し、前記
    湾曲部の全操作範囲において前記モータにかかる負荷を
    略均一にしたことを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。
JP5012813A 1993-01-28 1993-01-28 内視鏡の湾曲操作装置 Expired - Lifetime JP2845255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5012813A JP2845255B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 内視鏡の湾曲操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5012813A JP2845255B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 内視鏡の湾曲操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06217926A JPH06217926A (ja) 1994-08-09
JP2845255B2 true JP2845255B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=11815831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5012813A Expired - Lifetime JP2845255B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 内視鏡の湾曲操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2845255B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8523765B2 (en) 2005-07-25 2013-09-03 Olympus Medical Systems Corp. Medical control apparatus

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4953936B2 (ja) * 2007-06-20 2012-06-13 Hoya株式会社 内視鏡の湾曲装置
EP2517613B1 (en) * 2010-03-17 2016-10-19 Olympus Corporation Endoscope system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8523765B2 (en) 2005-07-25 2013-09-03 Olympus Medical Systems Corp. Medical control apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06217926A (ja) 1994-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4483326A (en) Curvature control mechanism in endoscopes
US6668678B1 (en) Manipulator
EP2997877B1 (en) Bending control mechanism for endoscope
JP2845255B2 (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
US6551237B2 (en) Centering mechanism for controlling the bending of an electrically bendable endoscope, and an endoscope system
JP2006192523A (ja) 多関節指機構
JP3754540B2 (ja) 多関節ロボットにおけるz方向機台のバネバランス調整装置
JPS6359329B2 (ja)
JP3222190B2 (ja) 内視鏡用湾曲制御装置
JPH10297508A (ja) ケーブル式ステアリング装置
JPS63197908A (ja) 光フアイバケ−ブルの製造方法
JPH06255896A (ja) ケーブル巻取装置
JP2570762Y2 (ja) 電気導体収容装置を備えた機器
JP3087604B2 (ja) 内視鏡のアングル操作装置
JPH06130307A (ja) 首振型ファイバスコープ
JP3969678B2 (ja) 剛性可変型索状体
JP2692743B2 (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
JP3216668B2 (ja) 内視鏡の湾曲角度表示装置
JPH07136104A (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
JP2969531B2 (ja) 内視鏡装置
JPH0330750A (ja) 内視鏡
JPH02109536A (ja) 内視鏡
JPH0233761Y2 (ja)
JP2693992B2 (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
JPS5628339A (en) Stepless transmission device