JP2845194B2 - コンピュータ診断方法および診断装置 - Google Patents

コンピュータ診断方法および診断装置

Info

Publication number
JP2845194B2
JP2845194B2 JP8080389A JP8038996A JP2845194B2 JP 2845194 B2 JP2845194 B2 JP 2845194B2 JP 8080389 A JP8080389 A JP 8080389A JP 8038996 A JP8038996 A JP 8038996A JP 2845194 B2 JP2845194 B2 JP 2845194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
selecting
heartbeat
time width
waveform
dominant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8080389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09266891A (ja
Inventor
正樹 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP8080389A priority Critical patent/JP2845194B2/ja
Publication of JPH09266891A publication Critical patent/JPH09266891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2845194B2 publication Critical patent/JP2845194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ診断方
法および診断装置に関し、とくに心電図の解析処理に必
要なドミナント心拍の選択を行うコンピュータ診断方法
および診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は一定時間内の心電図の連続波形か
ら、リズム情報(波形間の間隔)だけをもとに洞調律と
思われる最も適当な心拍(心室性期外収縮以外の心拍)
を選択し、これをドミナント心拍と称して波形計測、波
形解析を行い、その結果を出力していた。
【0003】また、操作者が視覚的に波形を確認し、最
も波形観測と波形解析に適している心拍をドミナント心
拍として選択していた。
【0004】一方、特開平1−218428号公報に、
個々の心拍波形および一定時間内の心拍の連続波形を記
録した心電図カードが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、操作者により
ドミナント心拍が選択されていたため、まれに発生する
心室性期外収縮を誤ってミナント心拍として選択し、
その結果正確な解析結果が得られないことがあった。
【0006】その理由は、心電図のリズム情報だけから
では正確な洞調律の波形と心室性期外収縮の波形を完全
に分別することができないためである。また、操作者が
心電図に精通した医師と同程度の心電図に関する知識が
ない場合には、間違った選択をする可能性もあるからで
ある。
【0007】たとえば、不整脈解析においてはドミナン
ト心拍に対して異形であるとして、正常な洞調律の心拍
を心室性期外収縮と誤認するおそれがあった。
【0008】また、特開平1−218428号公報の心
電図カードには心拍波形の中からドミナント心拍を自動
的に選択する機能は含まれていない。
【0009】そこで本発明の目的は、洞調律の心拍を正
しくドミナント心拍として選択することが可能なコンピ
ュータ診断方法および診断装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、心電図の連続波形から心電図の解析処理に
必要なドミナント心泊をコンピュータを用いて選択する
コンピュータ診断方法であって、心電図の連続波形から
前後の心泊間の間隔の変化が少ない心泊をドミナント候
補として選択する第1過程と、一定時間内の複数の心泊
波形の時間幅の平均値を算出する第2過程と、この第2
過程で算出された時間幅の平均値と前記第1過程で選択
された心泊波形の時間幅とを比較する第3過程と、この
第3過程で比較した結果、前記第1過程で選択された心
泊波形の時間幅の方が大きい場合は平均値より大きくか
つ平均値に最も近い時間幅の心泊を選択する第4過程と
を含むことを特徴とする。
【0011】また、心電図の連続波形から心電図の解析
処理に必要なドミナント心泊をコンピュータを用いて選
択するコンピュータ診断装置であって、心電図の連続波
から前後の心泊間の間隔の変化が少ない心泊をドミナ
ント候補として選択する第1選択手段と、一定時間内の
複数の心泊波形の時間幅の平均値を算出する算出手段
と、この算出手段で算出された時間幅の平均値と前記第
1選択手段で選択された心泊波形の時間幅とを比較する
比較手段と、この比較手段で比較した結果、前記第1選
択手段で選択された心泊波形の時間幅の方が大きい場合
は平均値より大きくかつ平均値に最も近い時間幅の心泊
を選択する第2選択手段とを含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によれば、心電図の連続波
形の波形間の間隔と波形の時間幅とに基づきドミナント
心拍が選択される。
【0013】以下、本発明の実施の形態につき添付図面
を参照しながら説明する。図1は本発明に係るドミナン
ト心拍の選択方法を示すフローチャート、図2は心電図
の連続波形の一例を示す図である。
【0014】図2において、心電図の波形は心拍10
0,101,…,105の順に6個現れるものとする。
また、各心拍100〜105間の間隔を夫々RR1〜R
R5とする。さらに、各心拍波形の時間幅を夫々QRS
1〜QRS6で表す。なお、QRSのQは心拍波形(棘
波)の開始点Qを、Rはピーク点Rを、Sは心拍波形
(棘波)の終了点Sを夫々示す。
【0015】同図において、間隔RR1とRR2とが近
似し、間隔RR3とRR4とが近似するものとする。
【0016】図1において、まず図2の連続波形からド
ミナント候補の心拍が選択される(S1)。その選択基
準は前後の心拍間の間隔の変化が少ない心拍である。そ
のために、隣接する間隔同士が比較される。比較の結
果、間隔RR1とRR2とが近似し、またRR3とRR
4とが近似するので、この過程では心拍101または心
拍103のいずれか一方が選択される。この場合、どち
らを選択してもよい。一例として心拍103を選択した
場合について説明する。
【0017】なお、この選択基準としてさらに期外収縮
に特有の早期性がない心拍を条件に加えることが好まし
い。
【0018】次に、各時間幅QRS1〜QRS6の区分
点認識(各時間幅の測定)が行われ、その時間幅QRS
1〜QRS6のデータがメモリ(不図示)に記憶される
(S2)。
【0019】次に、これらの時間幅QRS1〜QRS6
のデータに基づき時間幅QRSの平均値QRS10が算
出される(S3)。
【0020】次に、選択された心拍103の時間幅QR
S4がこの平均値QRS10と比較される(S4)。そ
して、比較の結果時間幅QRS4の方が平均値QRS1
0より大きいと判定された場合はこの平均値QRS10
より大きく、かつこの平均値QRS10に最も近い心拍
がドミナント心拍として選択される(S5)。これに該
当するのが時間幅QRS4であれば心拍103がドミナ
ント心拍として選択される。また他に該当する心拍があ
ればその心拍がドミナント心拍として選択される。
【0021】そして、このドミナント心拍に基づき波形
計測が行われ(S6)、最終的な診断名が導出される
(S7)。
【0022】一方、S4にて時間幅QRS4の方が平均
値QRS10より小さいと判定された場合は、S5はス
キップしてS6の処理を行う。すなわち、S1で選択さ
れた時間幅QRS4の心拍103がそのままドミナント
心拍として選択される。以後、前述したS6,S7の処
理が同様に行われる。
【0023】なお、S1で心拍101を選択した場合も
同様に説明できるため、その説明を省略する。
【0024】図3はドミナント心拍の選択装置の構成図
である。ドミナント心拍の選択装置は過程S1に基づき
ドミナント候補の波形が選択される第一の計算部1と、
過程S2に基づき各時間幅QRS1〜QRS6の時系列
が作成される第二の計算部2と、過程S3に基づき各時
間幅QRS1〜QRS6の平均値QRS10が算出され
る第三の計算部3と、過程S4に基づき時間幅QRSの
比較が行われる判定部4と、過程S5に基づき平均値Q
RS10に最も近い心拍がドミナント心拍として選択さ
れる第四の計算部5と、過程S6に基づき波形計測が行
われる計測部6と、過程S7に基づき最終的な診断名が
導出される解析部7とからなる。
【0025】各部の動作は前述した過程S1〜S7と同
様であるため説明を省略する。なお、第一の計算部へは
後述するAD変換部13よりディジタル変換された波形
データとオペレーションパネル17からのデータとが入
力され、解析部7からは後述するLCD部15およびサ
ーマルレコーダ部16へデータが出力される。
【0026】図4はドミナント心拍の選択装置を含む心
電図解析装置の構成図である。心電図解析装置は、患者
に装着する誘導コード11と、誘導コード11により入
力される心電図信号を増幅するアンプ部12と、アンプ
部12より出力される心電図信号をディジタル信号に変
換するAD変換部13と、AD変換部13からのディジ
タル信号に対して数値演算を実施するROM、RAMを
含めた形式のMPC(マイクロプロセッサ)部14と、
MPC部14により制御されるLCD(液晶表示)部1
5と、MPC部14により制御されるレコーダ部16
と、各種の操作キー群からなるオペレーションパネル部
17とからなる。
【0027】このうち、MPC部14がドミナント心拍
の選択装置に相当する。
【0028】次に、動作について説明する。誘導コード
11より入力された心電図信号はアンプ部12で増幅さ
れ、さらにAD変換部13でディジタルデータに変換さ
れた後MPC部14、すなわちドミナント心拍の選択装
置に入力される。
【0029】ドミナント心拍の選択装置(MPC部1
4)では前述した第一および第二の選択過程を経てドミ
ナント心拍が選択され、そのドミナント心拍に基づき波
形計測および最終的な診断名の導出が行われる。そし
て、ドミナント心拍の選択装置(MPC部14)での解
析結果はLCD部15に表示されるとともにレコーダ部
16で記録用紙に記録される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、心電図の連続波形の波
形間の間隔に基づき心拍を選択する第一の選択過程と、
心拍波形の時間幅により心拍を選択する第二の選択過程
とによりドミナント心拍を選択するよう構成したため、
洞調律の心拍を正しくドミナント心拍として選択するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドミナント心拍の選択方法を示す
フローチャートである。
【図2】同選択方法における心電図の連続波形の一例を
示す図である。
【図3】本発明に係るドミナント心拍の選択装置の構成
図である。
【図4】同選択装置を含む心電図解析装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 第一の計算部 2 第二の計算部 3 第三の計算部 4 判定部 5 第四の計算部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心電図の連続波形から心電図の解析処理
    に必要なドミナント心泊をコンピュータを用いて選択す
    るコンピュータ診断方法であって、 心電図の連続波形から前後の心泊間の間隔の変化が少な
    い心泊をドミナント候補として選択する第1過程と、一
    定時間内の複数の心泊波形の時間幅の平均値を算出する
    第2過程と、この第2過程で算出された時間幅の平均値
    と前記第1過程で選択された心泊波形の時間幅とを比較
    する第3過程と、この第3過程で比較した結果、前記第
    1過程で選択された心泊波形の時間幅の方が大きい場合
    は平均値より大きくかつ平均値に最も近い時間幅の心泊
    を選択する第4過程とを含むことを特徴とするコンピュ
    ータ診断方法。
  2. 【請求項2】 前記第3過程で比較した結果、前記第1
    過程で選択された心泊波形の時間幅の方が小さい場合は
    その第1過程で選択された心泊を選択する第5過程をさ
    らに含むことを特徴とする請求項1記載のコンピュータ
    診断方法。
  3. 【請求項3】 心電図の連続波形から心電図の解析処理
    に必要なドミナント心泊をコンピュータを用いて選択す
    るコンピュータ診断装置であって、 心電図の連続波形から前後の心泊間の間隔の変化が少な
    い心泊をドミナント候補として選択する第1選択手段
    と、一定時間内の複数の心泊波形の時間幅の平均値を算
    出する算出手段と、この算出手段で算出された時間幅の
    平均値と前記第1選択手段で選択された心泊波形の時間
    幅とを比較する比較手段と、この比較手段で比較した結
    果、前記第1選択手段で選択された心泊波形の時間幅の
    方が大きい場合は平均値より大きくかつ平均値に最も近
    い時間幅の心泊を選択する第2選択手段とを含むことを
    特徴とするコンピュータ診断装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段で比較した結果、前記第1
    選択手段で選択された心泊波形の時間幅の方が小さい場
    合はその第1選択手段で選択された心泊を選択する第3
    選択手段をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の
    コンピュータ診断装置。
JP8080389A 1996-04-03 1996-04-03 コンピュータ診断方法および診断装置 Expired - Lifetime JP2845194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8080389A JP2845194B2 (ja) 1996-04-03 1996-04-03 コンピュータ診断方法および診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8080389A JP2845194B2 (ja) 1996-04-03 1996-04-03 コンピュータ診断方法および診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09266891A JPH09266891A (ja) 1997-10-14
JP2845194B2 true JP2845194B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=13716941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8080389A Expired - Lifetime JP2845194B2 (ja) 1996-04-03 1996-04-03 コンピュータ診断方法および診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2845194B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09266891A (ja) 1997-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6597943B2 (en) Method of using spectral measures to distinguish among atrialfibrillation, atrial-flutter and other cardiac rhythms
US8103335B2 (en) Cardiogram waveform correcting and displaying device and a method of correcting and displaying cardiogram waveforms
US6169919B1 (en) System and method for quantifying alternation in an electrocardiogram signal
US5622178A (en) System and method for dynamically displaying cardiac interval data using scatter-plots
JP4435681B2 (ja) 心電図解析装置およびその方法
WO2004023994A1 (ja) 生体情報トレンド表示装置およびその方法
US5323783A (en) Dynamic ST segment estimation and adjustment
US6607480B1 (en) Evaluation system for obtaining diagnostic information from the signals and data of medical sensor systems
JPH06319711A (ja) 携帯型心電計
US6269263B1 (en) Method for estimating heart rate variability and apparatus for embodying estimation
US4883065A (en) Micropotential analyzer--a Holter system with comprehensive analysis capability for very low amplitude electrocardiographic signals and method
US20060161066A1 (en) Feature-based editing for electrocardiography
US6491629B1 (en) Method for determining at least one diagnostic piece of information from signal patterns of medical sensor systems
US5056527A (en) Apparatus for analyzing vital signals based upon a feature selected from a plurality of vital signal features
US6931271B2 (en) System for adaptively deriving ECG chest lead signal data
JP2845194B2 (ja) コンピュータ診断方法および診断装置
US6979297B2 (en) Differentiating acute myocardial infarction from other ECG abnormalities
JPH10127586A (ja) 生体監視装置
JP7152268B2 (ja) 生体信号処理装置およびその制御方法
US20080228091A1 (en) Method and system for patient evaluation
JP2745257B2 (ja) 携帯型心電計
JPH09122084A (ja) 生体情報収集装置および生体情報処理装置
JPH10127587A (ja) 生体監視装置用生体情報記録装置
JP2536410B2 (ja) 心電図解析装置
CN114126487A (zh) 监护方法及监护装置、监护设备、计算机可读存储介质