JP2845145B2 - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2845145B2
JP2845145B2 JP6307634A JP30763494A JP2845145B2 JP 2845145 B2 JP2845145 B2 JP 2845145B2 JP 6307634 A JP6307634 A JP 6307634A JP 30763494 A JP30763494 A JP 30763494A JP 2845145 B2 JP2845145 B2 JP 2845145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル中間調画像
データを表示もしくは印刷する画像出力装置に関し、特
に、ディジタル中間調画像データの解像度を変更して表
示または印刷する画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータから画像出力装置に
転送されるディジタル中間調画像データは、黒白のドッ
トイメージで表現される。プリンタなどの画像出力装置
がディジタル中間調画像データを記録あるいは表示する
場合、画像出力装置内の画像メモリに記憶されるイメー
ジデータは、図15に示すように、画像出力装置の解像
度に一致したドットパターンマトリクスで構成され、マ
トリクス上の各黒ドット、白ドットがそのままバイナリ
データの1,0に対応していた。また、イメージデータ
が、連続する黒ドットと白ドットの個数をカウントする
ことによって黒、白ランレングスデータで表現されたも
のもある。このドットパターンマトリクス、あるいは黒
白ランレングスのイメージデータは、画像メモリに記憶
された後、表示または印字される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のイメージデ
ータは、何れも画像出力装置の解像度に合わせたドット
パターンマトリクスあるいはランレングスデータである
ので、同一のディジタル中間調画像データを記録解像度
あるいは表示解像度の異なる画像出力装置に出力できな
いと言う問題点があった。
【0004】一方、ディジタル中間調画像データのドッ
トの間引き、あるいはドットの追加によって異なった解
像度の画像データに変換してイメージデータを作成する
装置がある。しかし、画像データとイメージデータとの
間の解像度比率が整数倍でない場合、密度変換の近似誤
差により画像の品質の低下が避けられなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、画像データの解像度の
違いによって、出力画像の品質が変化すること無くほぼ
一定の品質を保つことができる画像出力装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による画像出力装
置は、画像を各画像領域内の平均濃度別に分割して得ら
れた矩形の各画像領域の対角ポイントの位置を表す位置
データと前記各位置データが示す画像領域内の平均濃度
を示す濃度データとをそれぞれ一連の画像データとした
画像データを受信する画像受信回路と、受信した画像デ
ータをドットパターンであるイメージデータに変換する
画像処理回路と、画像処理回路からのイメージデータを
記憶する画像記憶回路と、画像記憶回路からイメージデ
ータを読み出して出力する画像出力回路とを含む。特
に、画像処理回路は、一連の画像データ中の濃度データ
に基づいて濃度に対応した階調数を有する階調ドットパ
ターンを発生する階調パターン発生回路と、位置データ
イメージデータの解像度に基づいて画像記憶回路上の
画像領域に対応する閉領域を指定する閉領域指定回路
と、階調パターン発生回路で発生した階調ドットパター
ンを前記イメージデータとして前記閉領域に書き込む塗
り潰し処理回路とを含む。ここで位置データは、濃度デ
ータが表す濃度を有する前記画像領域の境界位置を表す
ものであり、閉領域指定回路は、解像度に従って、位置
データを画像記憶回路上の閉領域の境界位置のアドレス
情報に変換し、塗り潰し処理回路は、アドレス情報が表
すアドレスの範囲内の閉領域に階調ドットパターンを書
き込むものである。
【0007】
【作用】本発明の画像出力装置は、濃度別に区分した複
数の画像領域の位置と濃度を表す画像データを基に、画
像処理部の階調パターン発生部が領域の濃度に対応した
階調ドットパターンを発生し、閉領域指定回路が解像度
に応じた閉領域を画像記憶回路上に指定し、さらに、塗
り潰し処理回路が指定された閉領域に階調ドットパター
ンを解像度dのイメージデータとして書き込む。従っ
て、同一画像データに対し、異なった解像度のイメージ
データを発生して印字あるいは表示することができ、高
画質の画像を再生できる。また、解像度の違いによって
再生画像の品質が変化せず、一定の品質を保つことがで
きる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0009】図1は本発明による実施例の画像出力装置
のブロック図、図2は図1の画像出力装置に供給される
画像データを発生する画像データ発生装置のブロック図
である。
【0010】図2の画像データ発生装置20は、描画イ
メージ上の画像を濃度別に矩形領域によって分割し、そ
の矩形領域の境界の描画イメージ上の位置を示す位置デ
ータと、矩形領域内の画像の濃度を示す濃度データとを
発生する。この位置データと濃度データが、図1の画像
出力装置に画像データとして供給される。
【0011】図2において、画像入力部10は、原稿を
走査するCCDイメージセンサで構成され、原稿を1ラ
イン毎に走査したアナログ画信号を発生する。A/D変
換器11は、アナログ画信号を64階調のディジタル画
信号に変換する。画像メモリ12は、1頁分のディジタ
ル画信号を記憶する。濃度領域判定部13は、画像メモ
リ12に記憶されたディジタル画信号を64階調の濃度
別の矩形領域に区切る。図3は濃度領域判定部13によ
って分割された描画イメージの一例を示す平面図であ
る。図3において、描画イメージ100は、濃度D1,
D3,D5の画像からなる。各画像はそれぞれ画像デー
タ発生回路によって濃度毎に矩形領域101,103,
105に分割される。
【0012】画像データ出力部14は、描画イメージ1
00を座標変換し、各矩形領域の座標軸上の境界位置と
矩形領域内の濃度とを示す画像データとを発生する。座
標軸の原点は、図3の描画イメージ100の左上隅ポイ
ントで、各矩形領域の境界位置は、原点に対する矩形領
域の対角ポイントの座標データで表される。すなわち、
矩形領域101の境界位置は、座標(X1,Y1)と
(X2,Y2)、矩形領域103の境界位置は、座標
(X3,Y3)と(X4,Y4)、矩形領域105の境
界位置は、座標(X5,Y5)と(X6,Y6)であ
る。画像データ出力部14は、この境界位置を位置デー
タとして出力する。その位置データはインチで表現され
た物理量である。一方、濃度D1,D3,D5は、8ビ
ットデータで、それぞれ64諧調の濃度を表現する。濃
度データは、濃度パーセンテージをコード化したもので
も良い。
【0013】画像データ出力部14は、各矩形領域の位
置データと濃度データを一連の画像データXn,Yn,
Xn+1,Yn+1,Dk(n,kは整数)を画像デー
タとして出力する。ここで、Xn,Ynは矩形領域の左
下の座標を表す位置データ、Xn+1,Yn+1は矩形
領域の右上の座標を表す位置データ、Dkは濃度データ
である。尚、Xn,Ynは矩形領域の左上の座標を表す
位置データ、Xn+1,Yn+1は矩形領域の右下の座
標を表す位置データでも良い。
【0014】図1において、画像データ受信部1は、画
像データ発生装置20(図2)から画像データXn,Y
n,Xn+1,Yn+1,Dkを受信し、受信バッファ
メモリ2に転送する。受信バッファメモリ2は、最大1
頁分の描画パターンの画像データを一時的に記憶する。
画像処理部3は、受信バッファメモリ2から画像データ
を読み取り、画像データ中の濃度データDkに対応した
階調ドットパターンを発生する。また、画像処理部3
は、画像データ中の位置データXn,Yn,Xn+1,
Yn+1によって表される矩形領域に対応する画像メモ
リ4上の記憶領域を、発生した階調ドットパターンで塗
り潰す。1つの矩形領域に対応する画像メモリ上の塗り
潰しドット数は、印字機構6の印字解像度d(ドット/
インチ)に応じて決定される。画像処理部3の内部で発
生する階調ドットパターンは、図4に示すように、8×
8の階調ドットマトリクスで、矩形領域の濃度データに
応じて決定される。なお図4において、図形200は3
つの階調ドットパターンE1,E2,E3だけを使って
塗り潰されている。画像メモリ4に記憶されたドットイ
メージデータは、印字制御回路5によって読み出され、
印字機構6に出力される。印字機構6は、解像度dでド
ットイメージデータを印字する。
【0015】図5において、画像処理部3は、図1の受
信バッファメモリ2からの画像データを解析し、位置デ
ータXn,Yn,Xn+1,Yn+1と濃度データDk
に分離する画像データ解析回路31と、位置データX
n,Yn,Xn+1,Yn+1と解像度dに基づいて図
1の画像メモリ4における閉領域を指定するアドレス指
定回路32と、濃度データDkに対応した階調ドットパ
ターンを発生する階調パターン発生回路33と、指定さ
れた画像メモリ上の閉領域を、階調パターン発生回路3
3からの階調ドットパターンで塗り潰す塗り潰し処理回
路34とを有する。
【0016】アドレス指定回路32は、解像度dと位置
データXn,Ynと位置データXn+1,Yn+1を使
った演算によってそれぞれ画像メモリ上の閉領域を指定
する。この閉領域は、矩形記憶領域である。閉領域の指
定方法は、図6および図7を使って次の通り説明され
る。画像メモリ4は、図6に示すように0番地からアド
レッシングされ、各アドレスには1バイトのデータ(8
ドットのデータ)が記憶される。図3の描画イメージ1
00の物理的サイズが60(インチ)×80(インチ)
とすると、画像メモリ4の記憶領域の大きさは、60d
×80d(ビット)である。位置データXn,Ynと位
置データXn+1,Yn+1で表される座標で囲まれる
矩形領域は、閉領域指定回路32によって、図7に示す
ように画像メモリにおいてビットQとRによって囲まれ
る矩形記憶領域に変換される。閉領域指定回路32は、
ビットQ,Rの位置を表す為、2つのアドレスパラメー
タP,P’とS,S’を発生する。第1のアドレスパラ
メータP,P’は、それぞれビットQ,Rをデータとし
て持つ画像メモリの真のアドレスで、第2のアドレスパ
ラメータS,S’は、それぞれビットQ,Rが1バイト
中のどの位置にあるかを示すパラメータである。例え
ば、ビットQ,Rがそれぞれ1バイトのいちばん左にあ
る場合、第2アドレスパラメータS,S’は、それぞ
れ”0”になる。また、ビットQ,Rがそれぞれ1バイ
トのいちばん左から2番目、3番目にそれぞれある場
合、第2アドレスパラメータS,S’は、それぞれ”
1”、”2”になる。 図7において、画像メモリ4の
アドレス0の先頭ビットが原点で、各ビットがドットに
対応するとき、ビットQのx−yドット座標(Pxn,
Pyn)は、次の値である。
【0017】Pxn(ドット)=Xn(インチ)・d
(ドット/インチ) Pyn(ドット)=Yn(インチ)・d(ドット/イン
チ) 同様に、ビットRのx−yドット座標(Pxn+1,P
yn+1)は、次の値である。
【0018】Pxn+1(ドット)=Xn+1(イン
チ)・d(ドット/インチ) Pyn+1(ドット)=Yn+1(インチ)・d(ドッ
ト/インチ) 画像メモリ4は、x軸方向に合計(m+1)のアドレス
があり、1アドレスに8ドットのデータが記憶されてい
ることを考慮すると、ビットQ,Rの第1のアドレスパ
ラメータP,P’は、(1)、(2)式によって算出さ
れる。
【0019】 P=Yn・d・(m+1)+((Xn・d)/8 の商)・・・(1) P’=Yn+1・d・(m+1)+((Xn+1・d)/8 の商) ・・・(2) (1)及び(2)式において、小数点以下は切り捨てま
たは四捨五入される。
【0020】 第2のアドレスパラメータS,S’は、(3)、(4)
式によって算出される。 S=(Xn・d)
/8 の余り値 ・・・(3) S’=(Xn+1・d)/8 の余り値 ・・・(4) 図8は閉領域指定回路32の回路図である。図におい
て、閉領域指定回路32は、位置データYnとYn+1
と解像度dからそれぞれYn・d・(m+1)とYn+
1・d・(m+1)を演算する第1の演算回路321
と、位置データX1とX2と解像度dからそれぞれ(X
n・d)/8と(Xn+1・d)/8を演算しその商と
余り値を出力する第2の演算回路322と、加算回路3
23とを有する。第2演算回路322は、演算結果の余
り値を第2のアドレスパラメータS,S’として出力す
る。第1の演算回路321による演算結果が小数になる
場合、演算回路321は四捨五入によって整数値の演算
出力を発生する。加算回路323は、第2演算回路32
2からの商と第1演算回路321の出力とを加算し、結
果を第1アドレスパラメータP,P’として出力する。
この閉領域指定回路32は、ハードウエアで構成しても
よいが、ソフトウエアで各アドレスパラメータを演算し
ても良い。第1及び第2のアドレスパラメータP,
P’,S,S’は、図5の塗り潰し処理回路34による
画像メモリ上の塗り潰し範囲を決定する。
【0021】図9は、階調パターン発生回路33を示す
回路図である。図において、階調パターン発生回路33
は、図4に示すような複数の8×8階調ドットパターン
を記憶した記憶回路331と、図5の画像データ解析回
路31からの濃度データDnに応じた階調ドットパター
ンを記憶回路331から選択する選択回路332とを有
する。記憶回路331は、256階調の濃度に対応した
256個の階調ドットパターンを記憶している。各階調
ドットパターンは、濃度データDkをアドレスとして選
択回路332によって読み出された後、選択回路332
から1バイトづつ出力される。
【0022】図10は塗り潰し処理部34を示す回路図
である。図において、塗り潰し処理回路34は、マイク
ロコンピュータを有する制御回路341と、階調パター
ン発生回路33からの階調ドットパターンを記憶する階
調ドットパターンレジスタ342と、塗り潰し処理のと
きに使用されるマスクパターンを記憶するマスクパター
ンメモリ343と、RAM344と、塗り潰し処理のプ
ログラムが記憶されたROM345とを有する。最初
に、図11を参照して、塗り潰し処理方法を説明する。
【0023】図11は図7に示すビットQ、R付近の画
像メモリのメモリマップの拡大図である。ビットQは、
アドレスがP(第1のアドレスパターン)のバイト40
1の中にあり、そのバイトの左から4ビット目に位置す
る。ビットRは、アドレスがP’のバイト404の中に
あり、そのバイトの左から6ビット目に位置する。図3
の位置データXn,Ynと位置データXn+1,Yn+
1で表される座標で囲まれる矩形領域は、閉領域指定回
路32によるアドレスパラメータP,P’,S,S’の
発生によって、画像メモリにおいてビットQ,Q1,
R,R1によって囲まれる矩形記憶領域Fに変換され
る。ここでビットQ1,R1は矩形記憶領域Fの他の対
角位置である。矩形記憶領域Fは、階調ドットパターン
レジスタ342に記憶された8×8の階調ドットパター
ンによって塗り潰される。塗り潰し動作では、8×8の
階調ドットパターンは繰り返し使用される。塗り潰し、
すなわち、階調ドットパターンの書き込みは、制御回路
341がバイト401から404までのアドレスを順番
に指定することによって行われる。図11の矢印は、ア
ドレスが指定される順序を表す。ビットQとRを有する
バイト401と404のアドレスは、それぞれ図8の閉
領域指定回路33から供給される第1のアドレスパラメ
ータP,P’である。閉領域指定回路32は、バイト4
01と404のアドレスしか指定していないので、矩形
記憶領域Fの他のバイトのアドレスは、塗り潰し処理の
過程で発生することになる。
【0024】ここで注意すべき点は、バイト401から
402までの列とバイト403から404までの列の各
バイトが、レジスタ342に記憶された8×8階調ドッ
トパターンで塗り潰されると、矩形記憶領域F以外の部
分が塗り潰されてしまうことである。この結果、矩形記
憶領域F以外の領域にすでに書き込まれたイメージデー
タが、上書きされ、もとの画像が消されてしまう。これ
を防止するため、バイト401から402までの列とバ
イト403から404までの列の各バイトに8×8階調
ドットパターンを書き込むとき、図12に示す1バイト
のマスクパターンが使用される。マスクパターン343
ー1〜343ー14は、図10のマスクパターンメモリ
343に記憶されている。マスクパターン343ー1〜
343ー7は、左のビットから”0”が書き込まれ、右
方向に”0”が1つずつ増えている。マスクパターン3
43ー8〜343ー14は、右のビットから”0”が書
き込まれ、左方向に”0”が1つずつ増えている。
【0025】バイト401から402までの列の各バイ
トに8×8階調ドットパターンを書き込むとき、最初、
図10の制御回路341はマスクパターン343ー3を
選択し、階調ドットパターンとマスクパターン343ー
3のデータ”00011111”とのANDをとる。次
に、そのAND出力結果とバイト401から402まで
にすでに書き込まれていたイメージデータとを加算し、
その加算したイメージデータをバイト401から402
のアドレスに書き込む。また、バイト403から404
までの列の各バイトに8×8階調ドットパターンを書き
込むとき、最初、制御回路341はマスクパターン34
3ー9を選択し、階調ドットパターンとマスクパターン
343ー9のデータ”11111100”とのANDを
とる。次に、そのAND出力結果とバイト403から4
04にすでに書き込まれていたイメージデータとを加算
し、その加算したイメージデータをバイト403から4
04のアドレスに書き込む。これによって、イメージデ
ータの消去が防止される。
【0026】制御回路341が選択するマスクパターン
343ー3は、閉領域指定回路32からの第2のアドレ
スパラメータSに基づいて選択される。第2のアドレス
パラメータSは、バイト401におけるビットQのビッ
ト位置を表し、 パラメータSによって制御回路341
はマスクパターン343ー3を選択する。一方、マスク
パターン343ー8は、閉領域指定回路32からの第2
のアドレスパラメータS’に基づいて選択される。第2
のアドレスパラメータS’は、バイト404におけるビ
ットRのビット位置を表し、 パラメータS’によって
制御回路341はマスクパターン343ー9を選択す
る。このように制御回路341は、第2のアドレスパラ
メータSによってマスクパターン343ー1〜343ー
7のいづれかを選択し、第2のアドレスパラメータS’
によってマスクパターン343ー8〜343ー14のい
づれかを選択する。
【0027】矩形記憶領域Fのバイト401から402
までの列とバイト403から404までの列以外のバイ
トを階調ドットパターンで塗り潰す場合、単に階調ドッ
トパターンを書き込むだけである。
【0028】図13および図14は制御回路341によ
る塗り潰し処理を示すフローチャートである。閉領域指
定回路32からビットQ,Rの第1及び第2のアドレス
パラメータP,P’,S,S’が供給されると、制御回
路341はそれらをRAM344に記憶する。また、階
調パターン発生回路33からの階調ドットパターンをレ
ジスタ342に書き込む(ステップ50)。次に制御回
路341は、パラメータIに初期値0を設定する(ステ
ップ51)。このパラメータIは、図11の矩形記憶領
域Fの塗り潰し方向(矢印の向き)に塗り潰したバイト
数(図11では最大値Imax=8)を表す。Imax
は次の計算式で求められる。
【0029】 Imax=Yn・d−(Yn+1・d)−1 制御回路341は、ビットQの第2のアドレスパラメー
タSが0であるかを判定する(ステップ52)。S=0
の場合、図11のビットQはバイト401のいちばん左
のビットに位置することになる。このとき、制御回路3
41は、図12のマスクパターンを使用しない塗り潰し
処理(ステップ66)を実行する。Sが0以外の場合、
制御回路341は、Sに基づいてマスクパターンメモリ
343からマスクパターンを選択する(ステップ5
3)。図11の場合、ステップ53でマスクパターン3
43ー3が選択される。次に、制御回路341は、階調
ドットパターンレジスタ342から階調ドットパターン
の最下位バイトを読み出し、その最下位バイトとステッ
プ53で選択されたマスクパターンとのANDをとる
(ステップ54)。次に制御回路341は、図11のバ
イト401のアドレス(第1のアドレスパラメータ)P
からデータを読み出す(ステップ55)。そして、ステ
ップ54のAND出力とアドレスPのデータとが加算さ
れる(ステップ56)。この加算は、ORを実行すれば
良い。加算結果は、画像メモリ4のアドレスPに書き込
まれる(ステップ57)。これにより、図11のバイト
401の中の矩形記憶領域Fにかかる領域のみが階調ド
ットパターンの最下位パターンで埋められる。
【0030】次に制御回路341は、バイト402を階
調ドットパターンで塗り潰したかを検出する為、パラメ
ータIの値がImaxであるかを検出する(ステップ5
8)。しかし、この時点では,バイト401を埋めたば
かりなので、バイト401の上のバイトのアドレスを指
定する演算を実行し、さらにパラメータIに1を加算す
る(ステップ58)。ステップ54からステップ59
は、パラメータIがImaxに成るまで繰り返され、ス
テップ60に移行する。ステップ60に移行する時点で
は、バイト401からバイト402の9つのバイトの矩
形記憶領域Fに掛かる部分が階調ドットパターンで塗り
潰されている。尚、ステップ53において、階調ドット
パターンレジスタから読み出される階調ドットパターン
のバイトは、パラメータIが変化する毎に最下位バイト
から順次上に移行する。
【0031】ステップ60は、図11のバイト402が
ビットRのバイト404であるかの判定である。もし、
ビットRがバイト402の中にあれば、終了になる(ス
テップ61)。図11では終了にならず、もとのアドレ
スP(バイト401のアドレス)に1が加算される(ス
テップ62)。この時点ではステップ60までに使用さ
れたアドレスPは捨てられる。ステップ62で得られる
アドレスPは、バイト401の右隣のバイトを示す。次
に制御回路341は、アドレスPがバイト403のアド
レス(=P’+(m+1)・Imax)かを判定する
(ステップ63)。図11では、アドレスPがまだバイ
ト403のアドレスでないので、ステップ65からステ
ップ69が実行される。制御回路341は、ステップ6
6から69を実行することによって、1列9バイトにレ
ジスタ342からの階調ドットパターンが書き込まれ
る。アドレスPがビットRがあるバイト404でなけれ
ば、アドレスPは右隣の列の一番下(バイト401の
行)のアドレスを指示する(ステップ71)。指示した
アドレスPがバイト403のアドレスかを判定する(ス
テップ63)。もし、アドレスPがバイト403のアド
レスであれば、制御回路341はRAM344からパラ
メータ(第2のアドレスパラメータ)S’を読み出し、
ステップ52に移行する。制御回路341は、パラメー
タS’が0であるかを判定し、その結果に応じてステッ
プ53か66に移行する。
【0032】以上のように、刻々変化するアドレスP
が、バイト404のアドレスP’に一致すると、処理を
終了する(ステップ61か70)。
【0033】以上説明したように、図3の描画パターン
100の中で区分された複数の矩形領域の画像を表す画
像データを基に、画像処理部3の階調パターン発生部3
3が矩形領域の濃度に対応した階調ドットパターンを発
生し、閉領域指定回路32が画像メモリ上に解像度に応
じた閉領域(矩形記憶領域)を指定し、さらに、塗り潰
し処理回路34が指定された閉領域に階調ドットパター
ンを解像度dのイメージデータとして書き込む。従っ
て、同一画像データに対し、異なった解像度のイメージ
データを発生して印字あるいは表示することができ、高
画質の画像を再生できる。また、解像度の違いによって
再生画像の品質が変化せず、一定の品質を保つことがで
きる。
【0034】本発明は以上説明した実施例に限定される
ものではない。図5において、階調パターン発生回路3
3が発生する階調ドットパターンは、8×8ドットマト
リクスであったが、階調度が64以上の場合、ドットマ
トリクスのサイズをもっと大きくする。この場合、濃度
データDkのビット数は8ビットより大きくなる。
【0035】また本発明は、カラー画像の印字および表
示にも適用できる。カラー画像をRGBで印字及び表示
する場合、画像データ発生装置は、画像データに色彩情
報を付加する。また、画像出力装置は、R(レッド),
G(グリーン),B(ブルー)それぞれの色毎の画像メ
モリ有し、図5の塗り潰し処理回路34が各画像メモリ
にそれぞれの色のイメージデータを書き込む。
【0036】本発明の実施例の画像出力装置は以下の構
成を含んで良い。
【0037】1.図1の画像出力装置が、図2の画像発
生装置と一体になっている。
【0038】2.位置データXn,Yn,Xn+1,Y
n+1は、前記濃度データDkが表す濃度を有する画像
領域の境界位置を表すことを特徴とする。画像領域の形
状は矩形に限定されない。
【0039】3.階調パターン発生回路は、複数の階調
数の階調ドットパターンを記憶するドットパターン記憶
回路と、濃度データに基づいてドットパターン記憶回路
から階調ドットパターンを選択する選択回路とを有す
る。
【0040】4.閉領域指定回路は、解像度dに従っ
て、位置データを画像記憶回路上の閉領域の境界位置の
アドレス情報に変換し、塗り潰し処理回路は、そのアド
レス情報が表すアドレスの範囲内の前記閉領域に階調ド
ットパターンを書き込む。
【0041】5.画像記憶回路は、一定数ビット毎にア
ドレッシングされ、解像度dに応じた記憶容量を有す
る。
【0042】6.閉領域指定回路は、閉領域の境界位置
が存在する画像記憶回路のアドレスを発生する第1の発
生回路と、その境界位置がアドレスのどのビットにある
かを示すパラメータを発生する第2の発生回路とを含
み、それぞれ第1と第2の発生回路はアドレスとパラメ
ータをアドレス情報として塗り潰し処理回路に出力す
る。
【0043】7.塗り潰し処理回路は、閉領域指定回路
からのパラメータに応じて閉領域以外をマスクするマス
クデータを発生する手段と、マスクデータと階調ドット
パターンとのANDをとり、アドレスのデータとそのA
ND結果とのORを取り、そのOR出力をアドレスに書
き込む手段とを含む。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
出力装置は、描画パターンの中で区分された複数の領域
の画像を表す画像データが、その領域の濃度に対応した
階調ドットパターンによって、画像メモリの指定された
閉領域に解像度dのイメージデータとして書き込まれ
る。従って、同一画像データに対し、異なった解像度の
イメージデータを発生して印字あるいは表示することが
でき、高画質の画像を再生できる。また、解像度の違い
によって再生画像の品質が変化せず、一定の品質を保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における画像出力装置を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の画像出力装置に接続する画像データ発生
装置を示すブロック図である。
【図3】描画パターンを示す平面図である。
【図4】塗り潰し終了後の画像と諧調ドットパターンを
示す平面図である。
【図5】図1の画像出力装置の画像処理部を示すブロッ
ク図である。
【図6】図1の画像出力装置の画像メモリのメモリマッ
プを示す平面図である。
【図7】図6のメモリマップ上のビットR,Sの位置を
示すための平面図である。
【図8】図5の画像処理部の閉領域指定回路を示す回路
図である。
【図9】図5の画像処理部の諧調パターン発生回路を示
す回路図である。
【図10】図5の画像処理部の塗り潰し処理回路を示す
回路図である。
【図11】図7のメモリマップの一部を拡大した平面図
である。
【図12】塗り潰し処理で使用するマスクパターンを示
すビットマップである。
【図13】図10の塗り潰し処理回路による塗り潰し処
理を示すフローチャートである。
【図14】図13の塗り潰し処理の続きを示すフローチ
ャートである。
【図15】従来のイメージデータを示すビットマップで
ある。
【符号の説明】
1 画像データ受信部 2 受信バッファメモリ 3 画像処理部 4 画像メモリ 5 印字制御回路 6 印字機構

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を各画像領域内の平均濃度別に分割
    して得られた矩形の各画像領域の対角ポイントの位置を
    表す位置データと前記各位置データが示す画像領域内の
    平均濃度を示す濃度データとをそれぞれ一連の画像デー
    タとした画像データを受信する画像受信回路と、受信し
    た画像データをドットパターンであるイメージデータに
    変換する画像処理回路と、前記イメージデータを記憶す
    る画像記憶回路と、前記画像記憶回路から前記イメージ
    データを読み出して出力する画像出力回路とを含み、前
    記画像処理回路は、前記一連の画像データ中の前記濃度
    データに基づいて濃度に対応した階調数を有する階調ド
    ットパターンを発生する階調パターン発生回路と、前記
    位置データとイメージデータの解像度に基づいて前記画
    像記憶回路上の前記画像領域に対応する閉領域を指定す
    る閉領域指定回路と、前記階調パターン発生回路で発生
    した階調ドットパターンを前記イメージデータとして前
    記閉領域に書き込む塗り潰し処理回路とを含み、 前記位置データは、前記濃度データが表す濃度を有する
    前記画像領域の境界位置を表すものである画像出力装置
    において、 前記閉領域指定回路は、前記解像度に従って、前記位置
    データを前記画像記憶回路上の前記閉領域の境界位置の
    アドレス情報に変換し、 前記塗り潰し処理回路は、前記アドレス情報が表すアド
    レスの範囲内の前記閉領域に前記階調ドットパターンを
    書き込むことを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記階調パターン発生回路は、複数の階
    調数の階調ドットパターンを記憶するドットパターン記
    憶回路と、前記濃度データに基づいて前記ドットパター
    ン記憶回路から前記階調ドットパターンを選択する選択
    回路とを有する請求項1に記載された画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記閉領域指定回路は、前記閉領域の境
    界位置が存在する前記画像記憶回路のアドレスを発生す
    る第1の発生回路と、前記境界位置が前記アドレスのど
    のビットにあるかを示すパラメータを発生する第2の発
    生回路とを含み、前記アドレスと前記パラメータを前記
    アドレス情報として出力する請求項2に記載された画像
    出力装置。
  4. 【請求項4】 前記画像記憶回路は、一定数ビット毎に
    アドレッシング され、前記解像度に応じた記憶容量を有
    することを特徴とする請求項に記載された画像出力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記塗り潰し処理回路は、前記パラメー
    タに応じて前記閉領域以外をマスクするマスクデータを
    発生する手段と、前記マスクデータと前記階調ドットパ
    ターンとのANDをとり、前記アドレスのデータとその
    AND結果とのORを取り、そのOR出力を前記アドレ
    スに書き込む手段とを含む請求項に記載された画像出
    力装置。
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