JP2844520B2 - アロエジュースの製造方法 - Google Patents

アロエジュースの製造方法

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JP2844520B2 JP7087618A JP8761895A JP2844520B2 JP 2844520 B2 JP2844520 B2 JP 2844520B2 JP 7087618 A JP7087618 A JP 7087618A JP 8761895 A JP8761895 A JP 8761895A JP 2844520 B2 JP2844520 B2 JP 2844520B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明はアロエ植物を処理し、
この植物の一部を取り出してアロエジュースを作る方法
ならびに作られたアロエジュースに関する。 【0002】 【従来の技術】およそ325 種のアロエが知られており、
その多くはアフリカ原産である。アロエバルバデンシス
Aloe barbadensis)は北部アフリカ原産であり、1630
年頃にバルバドス島に導入された。アロエバルバデンシ
スの一種[アロエ チネンシスベイカ―(Aloe chinen
sis Baker)と呼ばれる]はウイリアム アンダ―ソン
(William Anderson)によって1817年に中国からクラカ
オ(Curacao)に導入された。これは工業が衰退し始めた
19世紀中頃まで緩下剤成分のためにバルバドスで栽培さ
れた。クラカオアロエはしばしばバルバドスアロエとも
呼ばれ、アルバ島およびボナ―ル島のオランダ諸島から
来ている。緩下剤アロエの市場は、より優れたより安全
な緩下剤が開発されると共に消滅した。 【0003】この植物は2種類の異なるジュ―ス物質を
含んでいる。その1つは透明な細胞ゲルからつくられ、
もう1つは黄色いジュ―スであり、外皮(皮部)と内部
繊維束との間の接合部にある維管束の内鞘細胞中に含ま
れている(第1図および第2図において1は透明細胞ゲ
ル、2はアントラキノン類を含む黄色いジュ―スであ
り、3は外皮である)。 【0004】何世紀にも亘ってこの黄色いジュ―スが乾
燥され緩下剤として使用されてきた。たとえば、オラン
ダのアルバおよびボナ―ルの島々では3月および4月に
葉を切り取り、そのラテックスが調理用器中に導入され
るように傾けたV型の鉢に、切断端部が下向きになるよ
うに置かれる。バロ―・イ―・タイラ―,ファルマコグ
ノシ―60〜63ペ―ジ、リ―・アンド・フェビガ―,フィ
ラデルフィア 1981 〔Varro E. Tyler, PHARMACOGNOSY
pp.60〜63(Lea and Febiger, Philadelphia,1981)〕。
アロエバルバデンシスミラ―(Miller)またはその他のア
ロエの葉の乾燥ラテックスの色は、赤っぽい黒色、茶っ
ぽい黒色ないし暗褐色とさまざまに変化する。乾燥ラテ
ックスのそれぞれの味は吐き気を起こさせるものであり
苦い。またその匂いは特徴的であり不快臭である。これ
は多数のアントラキノングリコシドを含んでおり、その
主要な1つはバルバロイン(アロエ エモティン アン
トロンC−10 グルコシド)と呼ばれる。この乾燥ラ
テックスは数世紀に渡って緩下剤として販売されてきて
おり、普通、アロエと呼ばれる。 【0005】 【化1】 この活性緩下剤成分は、種類および生育環境条件によっ
て量的にも質的にも変化する。例えばクラカオアロエ
は、ケ―プアロエ(Cape Aloe)と比較すると 2.5倍のア
ロエエモディンを含んでおり、クラカオアロエは他の種
類のアロエには存在しない遊離のクリソファン酸(chrys
ophanic acid)を識別し得る量で含んでいる(タイラ
―、前掲書)。多数の会社が大量の黄色い液汁を含むア
ロエ製品を効能があると称して販売している。2種のジ
ュ―スは、多くの製造業者によって使用されているジュ
―ス抽出プロセスによって相互に混合される。 【0006】下記の種類のアロエはこの乾燥され緩下剤
として使用される黄色い液汁のために商業的に使用され
てきている。ア―サ―・オ―ソルら、ザ・ユナイテッド
・ステ―ツ・ディスペンサトリ―・アンド・フィジィシ
ャンズ・ファルマコロジ―(J.B.リッペンコット社、フ
ィラデルフィア,1980, 42〜43ペ―ジ)〔Arthur Osol
et al., THE UNITED STATES DISPENSATORY AND PHYSICI
ANS' PHARMACOLOGY.(J.B. Lippencott Co., Philade
lphia, 1980) pp.42-43〕 “1.アロエ ペリイ ベイカ―(Aloe Perryi Bake
r)。この真のソコトリン(Socotrine)アロエは多年生植
物であり、ソコトラ島の特に石灰岩地域において、標高
0フィ―トから3,000フィ―トの高地に至るまで豊富に
生育し、また東アフリカおよびアラビアにも見出されて
いる。これは高さが1フィ―トの幹をもっており、その
先端には、先端が茶褐色のとげの縁をもった密集したロ
ゼット状の淡緑色または淡赤色の多肉槍先状の葉を付け
ている。” “2.アロエ バルバデンシス ミル‐(A.ベラ
“L”;A.ブルガリスラマルク)。この種はクラカオ
アロエの源であり、非常に短い樹のような茎をもち、堅
く淡いとげをもった淡青緑色の槍先状の抱き合った葉を
付けている。これは穂状花序に配列された明るい黄色い
花をもっている。A.バルバデンシスは東南ヨ―ロッ
パ、北アフリカおよびマダガスカルの原産である。これ
はイタリア、シシリ―、マルタおよび特に西インドにお
いて栽培されている。” “3.アロエ フェロックス ミラ―(Aloe ferox Mil
ler)はケ―プアロエを産出する3種類の南アフリカの
樹のような種の1つであり、この属の最も背の高い種の
1つである。〔原文通り〕これは長さ5〜15フィ―ト、
直径4〜6インチの分岐した茎をもっており、その頂部
にとげのある長さ1.5 〜2フィ―トの槍先状の葉を30〜
50枚付けた密集したロゼットを付けている。” “4.アロエ アフリカ―ナ ミル(Aloe africana Mi
ll)は原住の(aborescent)南アフリカ種であり、単純な
背の高い幹をもち、その頂部に大きな角の形をした歯を
縁にもつ幾つかの三角形ないし長方形の淡青緑色の葉を
付けている。これはケ―プ植民地の原産である。” “5.アロエ スピカ―タ ベイカ―(A.エル バル
コルヌタ ベルガ―)〔Aloe spicata Baker.(A. Eru
var. cornuta Berger)〕は、熱帯南アフリカに自生す
る背の高い枝分れしたアロエである。これは白色のしみ
をもつ淡い光沢のある多肉質の葉と釣鐘状の黄色い花か
らなる円錐花序をもっている。”緩下剤としてのアロエ
の黄色い液汁部分の最近の状況は、グッドマン(Goodma
n)とギルマン(Gilman)のテキストに最もよく次のように
まとめられている。 【0007】“この黄色い液汁は、これまで他のアント
ラキノン類との制御された臨床比較が行われたことはな
いが、これらの下剤の中で最も刺激的であるというふう
に言われている。これは相当な腹痛と骨盤の充血を起こ
し、かつ過剰に投与すると腎炎を起こすことがある。こ
れは米国特許に、単に製薬学上の理由のみから記載され
ている。活性グリコシドの混合物であるアロエとアロイ
ンの両者は捨てるべきである。”グッドマンおよびギル
マン編、ザ・ファルマコロジカル・ベイシス・オブ・セ
ラピュ―ティクス,984 (マクミラン出版社,ニュ―ヨ
―ク,1975)〔Goodmanand Gilman, Eds., THE PHARMAC
OLOGICAL BASIS OF THERAPEUTICS,at 984, (MacMillan
Publishing Co., Inc. New York 1975)〕。 【0008】アロエは緑にギザギザの付いた鋭い先をも
つ槍の形をした葉っぱによって特徴付けられる熱帯性ま
たは亜熱帯性の植物である。数世紀に渡ってこの植物は
健康に良く、治療効果を有するものと考えられ、そのよ
うな性質についての基礎に対する明確な理解もしくは科
学的な分析もないままに用いられてきている。コブル(C
obble)の米国特許第3,892,853号およびコ―ツ(Coats)
の米国特許第 4,178,372号に留意されたい。この2つの
特許はアロエの葉から粘液を抽出し温和な酸化剤(H2
2 )を加えることによって安定化されたとされる(す
なわち細菌学的に安定な)アロエのジュ―スを製造する
方法を教示している。これらの特許には黄色い液汁を除
去すること、あるいは黄色い液汁の存在によるアロエジ
ュ―ス中の不都合な性質に関して全く言及がなされてい
ない。実際'853特許と'372特許の両者は処理前の不都合
な性質がβ「および おそらく」αグロブリン蛋白質に
よるとしている('853特許の3欄41〜43行、'372特許の
3欄42〜47行)。また、アロエ植物の抽出物ならびに誘
導体からさまざまな商業製品を製造する試みはさまざま
な程度の成功および失敗に直面してきた。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】アロエ植物およびその
特徴についての知識がこのように欠如していたため、こ
の植物およびその成分の処理に用いられたこれまでの方
法は、前述のグッドマンとギルマンによって緩下作用を
有することが知られていた黄色い液汁の存在の故に所望
の結果を一貫しては与えない最終生成物を与えた。例え
ば種々のアロエ製品の製造のための従来の慣用的な方法
には、一般にアロエ植物の葉全体を粉砕(加圧ロ―ラ
―)、摩砕(例えばトンプソンアロエ葉スリッタ―の使
用)または加圧(TCX加圧エクストル―ダ―)を用いて
アロエベラジュ―ス(Aloe vera juice)をつくり、次い
でこのジュ―スを濾過し安定化するという種々の工程を
含んでいる。次に得られた溶液をその他の溶液もしくは
試薬と混合し、例えば化粧品、健康食品飲料、もしくは
局所用軟骨となり得る所望の最終製品をつくっていた。 【0010】このような従来の方法の主たる欠点は、最
終製品の目的とする用途に相反しているばかりでなく、
多くの場合においてこれらの用途に対して有害となるよ
うな特性をアロエの葉のさまざまな成分がもっていると
いうことを認識していないこと、およびこれを考慮に入
れていないことである。例えば本発明のプロセスに付随
して行われた研究により、アロエの葉のある成分が細胞
毒性を有し、米国特許第3,892,853 号、一方その他の成
分が細胞の成長を刺激するということを明らかにした。
他の例において、皮膚の軟骨の製造に有利に使用されて
いるアロエの葉の成分が、飲料の製造に使用されると実
際に有害となり得るということが見出された。ウィンタ
―ズら(Winters et al)は、商業的に製造されたアロエ
ベラゲル画分が正常なヒト細胞および培養腫瘍細胞に
及ぼす細胞毒性効果はこれらの商業製剤が商業的プロセ
スの際に導入されたレクチン様活性のレベルを変化さ
れ、かつインビトロ吸着ならびにヒト細胞の生育を著し
く混乱させうる物質を含んでいることを示唆していると
結論している。Id 95 ペ―ジ。ウィンタ―ズらは本出願
人に対して、彼が商業的に安定化されたアロエ製剤とし
てコ―ツ(Coats)から入手した材料を用いたことを報告
している。 【0011】ウィンタ―ズらは新鮮に抽出されたアロエ
のジュ―スは人の皮膚(繊維芽細胞)の細胞の生育に対
しては有益であるが、従来の商業的なアロエ製剤は実際
に有毒であり、“対照的に、安定化されたアロエ ベラ
ゲルの画分はインビトロでヒト正常細胞および腫瘍細
胞に対して等しく細胞毒性がある”、ということを見出
した。[W.D.ウィンタ―ズら“アロエ抽出物がインビト
ロでヒト正常細胞および腫瘍細胞に及ぼす効果”ECOボ
タニ―〔“Effects of aloe Extract on HumanNormalan
d Tumor Cells In Vitro" ,ECO .BOTANY〕35(1)89 〜
95(1981)〕。 【0012】アロエベラ植物の実質的に全部の葉(もし
くは少なくともその大部分)からこの葉のさまざまな特
徴部分の不純な混合物もしくは複合物を含むジュ―スも
しくは抽出物を製造する従来のプロセスを用いることに
よって得られた製品は必然的に、ある最終用途に対して
は有用であるが、別の最終用途に対しては実際に汚染を
構成するような成分を含んでいた。仮に存在するこのよ
うな汚染が有害物を構成しないとしても、少なくとも得
られたジュ―スはある他の最終用途に対して所望の特性
をもった濃縮物というよりもむしろ、希釈された成分混
合物を構成することになる。 【0013】さらに最近の研究により黄色の液汁はまた
人の皮膚細胞に対して毒性があり、アイバンE.ダンホ
フら、“安定化されたアロエベラ:ヒト皮膚細胞に及ぼ
す影響”ドラッグ・アンド・コスメティック・インダス
トリ―(Ivan E.Danhof et al.,“Stabilized Aloe Vera
: Effect on Humann Skin Cells”, DRUG AND COSMETI
C IND)52〜54, 105 〜106 (1983 年8月)(本発明に対
する先行技術とは認められない)、そしてそれが負傷し
た皮膚と接触するような局所用製品中では最小限とされ
るべきであることが示されている。黄色い液汁の多様な
混合物からなる処理されたアロエベラゲル中に特異体質
過敏性が示された。ディビッド、M・モロ― M. D.
ら“アロエに対する過敏性”、ARCH デルマト−ル (Dav
id M.Morrow, M.D., et al, “Hypersensitivity to Al
oe”, ARCH. DERMATOL.)116, 1064‐1065 (1980年9
月)。黄色い液汁アロインがヒトの組織培養物に及ぼす
不都合な影響は40年以上前に報告された腸管粘膜に対す
る炎症反応と一致している。メルビンW.グリ―ン“ア
ロインの刺激効果、プレリミナリ―ノ―ト”、アメリカ
ン・ファ―マシュ―ティカル・アソシエイション(Melvi
n W.Green, “The Irritant Effect of Aloin Prelimin
ary Note",AMER. PHAR. ASSOC.) 30 186〜187(1941)。
この問題はそれぞれの植物の黄色液汁(アロイン)含有
量が種々でありかつ数百パ―セントの範囲で変化し得る
という事実によってますますひどいものとなる。E.R.ヤ
ンスら“地方のアロエ種のアロイン含有率”〔E.R.Jans
z et al.“The Aloin Content of Local Aloe Species
”, J. NATN. SCI.COUN. (Sri Lanka)] 9(1) 107 〜10
9(1981)。ヤンスらは特にアロイン(黄色液汁)が“緩
下剤として普通に使用されていた”ということを報告し
ている。 【0014】アロエベラ植物を処理することに伴う2番
目の問題は、葉の酸含有率に及ぼす暗さの影響である。
野外において葉は採集され処理を待つ間積み重ねられ
る。底の方にあるアロエの葉は暗い状態に保持される。
葉のある物は、処理されるまでに数日ないし数週間暗所
に保持される。時間の問題で酸含有量は数倍に上昇し得
る。F.R.バルチャ,長期に渡る暗さがアロエベラリンの
葉における酸の代謝に及ぼす影響”(F.R.Bharucha, “E
ffect of Prolonged Darkness on Acid Metabalism in
the Leaves of Aloe Vera Linn”,SCI. AND CULT.)22
(7)389 〜390 参照。これはアロエベラ製品の味および
有効性に影響を及ぼす(あまりに多い酸は灼熱または皮
膚に対する刺激を引き起こしうる)。 【0015】コ―ツの'372特許は、ゲル物質中の変化を
最小限にするためにアロエ植物を制御された条件のもと
で栽培すべきであることを教示している。しかし制御さ
れた条件のもとであってもこれらの物質は、100%以上
変化し得る。処理されたアロエジュ―ス中の変化するミ
ネラルの含有量すなわち変化する塩の含有量は、濃度
(たとえば粘度)の一貫性の欠如および健康上の理由
(最終製品、例えばヘアシャンプ―組成物における塩の
実質的変動が大きいことによるヒリヒリする感じや刺
激)のために多くの用途において最終製品の製造に有害
である。アロエ製品の化学的安定性も、抽出されたア
ロエジュ―スのミネラル含有率が変わることによって影
響される。抽出されたアロエジュ―ス中の塩が多過ぎる
と局所用最終アロエ処方中で層分離が起こり得る。この
第3番目の問題すなわち原料のアロエ植物のミネラル含
有率が季節によって変化するという理由に基づくアロエ
ジュ―ス組成物における一貫性は、ザ・サウスウェスト
・インスティチュ―ト・フォ―・ナチュラル・ソ―スィ
ズ(The Southwest Institute For Natural Sources)が
1982年11月11日またはそのころにナショナル・アロエ・
サイエンス・カウンシル(the National Aloe Science C
ouncil)に提出した刊行レポ―トによって発表されてい
る。このレポ―トは参照することによってその全体がこ
こに導入され、このレポ―トは制御された条件のもので
さえ生育したリオグランデバレ―(Rio Grande Valley)
から採集されたアロエの葉中に見出される、変化するミ
ネラルの濃度を示している。ナトリウムおよび塩素のイ
オン濃度は、採集の時期によって数百パ―セントも変化
する。アロエは多肉植物であり、土壌からミネラルを吸
収する。雨期において、この植物はミネラルの濃度が低
い雨によって水分が補給される。しかし乾期において
は、野外は、はるかに高い濃度のミネラルを含む水によ
って潅漑される。また肥料が土壌にミネラルを補給し、
ミネラル含有率に影響を与え得る。本発明は、一定の最
終製品を製造するために、塩が過剰の濃度で存在する場
合にはこれを透析することによってこの問題を克服し
た。 【0016】第4番目の問題、すなわち抽出されたアロ
エジュ―スから製造された製品の張性(tonicity)の望ま
しくない変化は、先に述べた初めの3つの問題に由来す
るものである。すなわち(1)アロエベラの葉は量および
内容において変化し得る種々の黄色い液汁濃度を持つこ
と、(2)葉内の酸含有率すなわちマレイン酸含有率がそ
の葉が刈り取られた後、光にさらされた及び暗所に置か
れた時間に従って変化すること、および(3)ミネラルの
含有量が雨量および処理すなわち肥料によって変化する
ことである。これらの変数は、アロエの粘液含有率のよ
うなアロエベラゲルのすべての成分に影響を与える。こ
の粘液の分解の速度は酸含有率によって変化し、この変
化はさらに粘液ポリマ―の大きさを処理の際に変化させ
ることになる。これらの変数はすべて、抽出されたアロ
エベラジュ―スの浸透圧に影響を及ぼす。張性は皮膚へ
の又は皮膚からの製品の水分の移動の度合を決定する。
浸透圧はアロエジュ―スの張性に影響を及ぼし(ウィリ
アム F.ギャノン,レビュ―・オブ・メディカル・フ
ィジオロジィ)(ランゲ・メディカル・パプリケ―ション
ズ・ロスアルトス,CA)〔William F.Ganong.REVIEW OF
MEDICAL PHYSIOLOGY (Lange Medical Publications, L
os Altos,CA)〕 16 〜29,984(1983)、このことが使用
される葉の性質によって等張性、高張性または低張性の
アロエ製品をもたらし得る。 【0017】アロエベラに関連する第5番目の問題は、
加水分解によって活性物質が分解するということであ
る。この分解は安定化されたゲルの形にある水の存在に
よって時間と共に起こり得る。 【0018】ヘンリ―H.コブル(Henry H.Cobble)(米
国特許第3,892,853 号)およびビリ― C. コ―ツ(Billy
C.Coats) (米国特許第4,178,372 号)が、以下の共通
の特徴を供えたアロエの葉の処理のための従来のプロセ
スにおいて上記の問題を指摘していないことは明らかで
ある。 【0019】1.彼らは触媒量の温和な酸化剤を新鮮な
アロエベラゲルに加え、これを約35℃〜約80℃に加熱し
た。 【0020】コブル,第2欄,第65〜68行 コ―ツ,第2欄,第13〜16行 2.触媒酸化に用いた好ましいすなわち酸化剤は過酸化
水素である。 【0021】コブル,第3欄,第16〜18行 コ―ツ,第3欄,第43〜45行 3.両者は4年〜5年ものの植物を好んでいる。 【0022】コブル,第2欄,第31〜33行 コ―ツ,第2欄,第39〜40行 4.トコフェロ―ルのような毒性のない酸化防止剤を用
いて触媒酸化を押さえている。 【0023】コブル,第10欄,第8〜9行 コ―ツ,第5欄,第28〜31行 5.彼らの温和な酸化は、ベ―タ グロブリン蛋白質お
よびたぶんアルファグロブリン蛋白質と思われるある種
のゲル物質を完全に酸化するような時間行われている。 【0024】コブル,第3欄,第41〜44行 コ―ツ,第3欄,第43〜47行 6.ビル コ―ツは彼のプロセスにおいてオレンジジュ
―スの処理のために設計された商業的に入手可能な押出
し機を用いている。 【0025】コ―ツ,第3欄,第5〜9行 7.コブルのプロセスもコ―ツのプロセスも黄色い液汁
を採集していないしまたこれを保存してもいない。 【0026】8.黄色い液汁がこの製品を汚染するもの
であるとしても、開示されたプロセスはこれを取り除く
手段を全く提供していない。 【0027】9.コ―ツのプロセスおよびコブルのプロ
セスによってつくられたアロエベラゲルの実験室におけ
る分析は、黄色い液汁の量、ミネラルの含有量、色、
味、ゲルコンシステンシ―およびオスモル濃度(張性)
において数百パ―セント変化する安定化されたアロエベ
ラゲルを示した。 【0028】一般にコブルとコ―ツのアロエベラプロセ
スはいずれも、黄色い液汁を粘液部分から分離して採集
し、貯蔵し、保存するという手段を提供するものではな
い。従って、粘液を葉から分離する際に、黄色い液汁に
よって汚染される傾向がより大きい。彼らのプロセスは
熱と酸化を必要とし、これはアロエベラゲルの望ましい
画分を好ましくない画分と同様に酸化することになる。
さらに熱はゲルの分解を促進する。彼らの方法は、変化
しうるミネラル含有率を調整することができないし、ま
たアロエベラゲルマトリクス分子、実質的にアセチル化
されたマンナン(ゲルの加湿特性に影響を与える)を大
きさによって選別し分離することができない。またこの
プロセスは、成熟した4年ないし5年ものの葉に対して
最も有効である。このことは不利な条件である。という
のは凍結によって成熟した葉が破壊されるからであり、
そのような凍結は最近5年の間にリオグランデバレ―に
おいて3回起きているからである。アロエ加工工業の現
在の状態において米国においては国内産の成熟した葉は
現在実質的に取得不能である。 【0029】さらにこの技術分野における一つの問題
は、その用途に対して有効性のあるアロエベラの画分も
しくは化学物質が完全には同定されていないということ
である。例えば米国ファルマシスト(U.S.Pharmacist),
1982年8月号の37〜45ペ―ジに発表されたジョン・フィ
ッシャ―(John Fisher) の論文には、“アロエラテック
スとは対照的にアロエゲルは通常アントラキノングリコ
シドを少量以外含んでいない。しかし多数の物質がこの
ゲル中に同定されている。これらの物質としては単糖、
多糖、タンニン、ステロイド化合物、種々の有機酸およ
び酵素、サポニン、ビタミンおよび鉄、銅、カルシウ
ム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムのようなミネ
ラルが包含される。これらの物質のこの植物の評判のあ
る活性に対する寄与は不明のままである。”最近このこ
とはバ―クレ―・メディカル・ニュ―スレタ―(Berkele
y Medical Newsletter)に報告されており、また現在ま
でのところ誰もその用途を同定し、かつその用途をアロ
エベラ中の特定の成分と関連付けることはできなかっ
た。この有効成分が何であるかを知りかつその物質を単
離してその物質の処方量を定量的に投与することができ
るようにする必要がある。例えばアスピリンは柳の樹皮
から得られるが、柳の樹皮をどのくらいかめば一定量の
アスピリンを摂取することになるかは誰もわからない。
ところがアスピリンが柳の樹皮から抽出されればその一
定量を一貫して摂取することが可能になるし、その形態
のアスピリンは安定である。 アロエの葉の分画はこの
分野におけるおびただしい数の刊行物の源とはなってい
ない。アロエの分画された部分を用いることの有用性に
関連しない純粋に学問的な論文がマンダルとダス(Manda
l とDas)のインド人チ―ムによって発表されている。 【0030】(1)ガウルハリ マンダルとアマレンド
ダス“アロエ バルバデンシス ミラ―の葉から単離さ
れたグルコマンナンの構造”、エルセビ―ヤ・サイエン
ティフィック・パブリッシング社,アムステルダム,19
80〔Gaurhari Mandal and Amalendu Das,“Structure o
f the Glucomannan Isolated from the Leaves of Aloe
Barbadensis Miller”, (Elsevier Scientific Publis
hing Company,Amsterdam, 1980)〕87 249 〜256 ペ―
ジ (2)ガウルハリ マンダルとアマレンド ダス “アロ
エ バルバデンシスミラ―から単離されたD‐ガラクタ
ンの構造”,エルセビ―ヤ・サイエンティフィック・パ
ブリッシング社,アムステルダム,1980〔Gaurhari Man
dal and Amalendu Das,“Structure of the D-Galactan
Isolated from Aloe barbadensis Miller”, (Elsevie
r Scientific Publishing Company, Amsterdam, 198
0)〕86 247〜257 ペ―ジ (3)ガウルハリ マンダル,リナ ゴ―シュおよびアマ
レンド ダス, “アロエ バルバデンシス ミラ―の
多糖類の特性、第III部、酸性オリゴ糖の構造”(イン
ディアン・ジャ―ナル・オブ・ケミストリ―,1983年9
月〔Gaurhari Mandal, Rina Ghosh and Amalendu Das,
“Characterisation of Polysaccharides of Aloe Barb
adensis Miller:Part III‐Structure of an Acidic Ol
igosaccharide”, (Indian Journal of Chemistry, Sep
tember 1983)〕 22B 890〜893ペ―ジ 上記の (3)は本発明に対する先行技術とは認められな
い。 【0031】 【課題を解決するための手段】本発明は一般に、精製さ
れたアロエゲルを製造し、これからアロエジュースを作
ること及び得られたアロエジュースに関する。 【0032】ゲル、フィレット(細帯:fillet)、抽出
物などに対し用いられる“実質的にアントラキノンを含
まない”という語により、約0.05重量%未満であること
を私は意味している。私の発明の粘液質の実質的にアン
トラキノンを含まない抽出物は、約0.001 重量%未満の
アントラキノンを含んでいる。“pH安定”という語によ
り、3年の期間に亘って0.5 pH単位以内で再現し得るpH
を持つ、所定の地方で生育した所定のアロエ画分および
アロエ種からの抽出物を私は意味する。“実質的に塩の
含有量が含まれない”という言葉により、(所定の地方
で生育した所定のアロエ画分およびアロエ種からの)抽
出物が3年の期間に亘って±20ppm 以内で再現性のある
塩含有率を示す性質を私は意味している。“所定の張
性”という言葉により、3年の期間に亘って±20mOsmの
再現性のある浸透圧をもつ所定のアロエ画分からの抽出
物の張性を私は意味する。 【0033】例えば局所製品の場合には皮膚の自然の酸
性外套膜(pH約4〜約6)に適合するpH安定製品をもつ
ことが望まれる。傷付いた皮膚の場合にはこのpHは血清
または血漿(pH約7.4)にさらによく似たものとすべき
である。このレベルは意図される用途に基づいてそれぞ
れのスキンケア製品のために調整される。塩の全含有率
は約100 〜約500 ミリオスモル(mOsm)の浸透圧を生じ
るようなものであるべきである。例えば油性の皮膚は、
等張性ないし高張性の溶液(280 〜500 mOsm);普通の
皮膚は180 〜380 mOsm;乾燥皮膚は100 〜280 mOsmの溶
液を必要とする。 【0034】さらに詳細には私の発明の方法は、アロエ
植物の葉から実質的にアントラキノンを含まないアロエ
ゲルを抽出し、これからアロエジュースを製造するとい
う特性をもつものであり、この方法は以下の工程を含ん
でいる。 【0035】アロエ植物の葉から実質的にアントラキノ
ンを含まないアロエジュースを製造する方法において: a) アロエの葉を殺菌性溶液で洗浄して実質的にすべて
の表面の汚れおよびバクテリアを除去すること; b) 前記洗浄した葉における、茎との付け根に近い端部
及びその反対側の端部のうち少なくとも一方の端部を除
去すること; c) 前記切断し洗浄した葉からアントラキノンに富む液
汁を排液すること; d) 前記葉から外皮を除去して実質的にアントラキノン
を含まないゲルを製造すること;および e) 前記実質的にアントラキノンを含まないアロエゲル
フィレットを挽きそしてホモゲナイズして実質的にアン
トラキノンを含まないアロエジュースを製造することを
含む方法。 【0036】“実質的にすべての表面の汚れおよびバク
テリアを除去する”ということは、 (1)残存する汚れが葉の重量の0.1 重量%未満となる程
度まで汚れを除去すること、および(2)残存する表面の
バクテリアが葉1g当り100 個未満となるように表面バ
クテリアを殺すことを意味している。 【0037】また本発明は、下記のアロエジュースを提
供する。 【0038】a)実質的にアントラキノンを含まないアロ
エジュース0.1〜100重量%;及びb)アラントイン0〜2
重量%、パンテノール0〜6重量%、及び佐剤又は担
体;又は適当量の食品用防腐剤、クエン酸、およびビタ
ミンEを含むアロエジュース。 【0039】さらに私の好ましいプロセスは、さらにア
ロエジュ―スもしくはアロエベラ画分を浸透圧的に調節
するためにあるいはアントラキノンの濃度をさらに5pp
m 未満あるいはさらに100 重量ppb 未満にさえ引下げる
ために限外濾過の工程を含んでいてもよい。 【0040】これらの工程は加工業者が大きな葉あるい
は小さな葉あるいは1年未満の葉さえを使用することを
可能にする。というのは成熟した葉に見られるポリマ―
サイズがより小さい未成熟の葉から選別され処理され得
るからである。 【0041】このプロセスの利点の1つは、強風や採集
方法が適切でなかったことにより使用不可能と従来は考
えられていた損傷した葉を処理することができること、
および望ましくない汚染物を透析によって除去すること
ができることである。 最も好ましくは私の方法はさら
に、アロエジュ―スを濾過して繊維物質を除去すること
を想定している。このような形においてアロエのジュ―
スは内服用および外用の極めて多数の種類の製品に導入
することができる。 【0042】前記アロエゲルまたは前記アロエジュ―ス
または前記アロエベラ画分に防腐剤、香料もしくはFDA
が承認した任意の添加物(一般に安全であるとされる、
すなわち“GRAS”(generally recognized as safe)添加
物)からなる群から選ばれる1種または2種以上の添加
をさらに含むことができる。最も好ましくは、防腐剤は
安息香酸、ソルビン酸カリウム、メチルパラベンおよび
プロピルパラベンもしくは局所用または内服用としてFD
A が承認したその他の添加物からなる群から選ばれる。 【0043】ジュ―スは所望により、照射され、凍結乾
燥され、音波滅菌、殺菌または低温殺菌されることがで
き、それによってジュ―スを保存することができる。 【0044】この限外濾過(透析)工程は膜技術を含ん
でいる。この膜技術は切断されたアロエの葉の状態に依
存して、異なったポアサイズを有するフィルタ―の選択
を可能にし、次のいかなる組合せも達成することができ
る: (1) 必要な場合にはアロエベラゲルから水と塩を分離
する小さなポアサイズのフィルタ―(好ましくは約100
ドルトン)。 (2) 必要な場合にはアロエベラゲルから酸を分離する
ことができる大きなポアサイズのフィルタ―(好ましく
は約500ドルトン)。 (3) 必要な場合にはアロエベラゲルから黄色い液汁成
分を分離することができるさらに大きなポアサイズのフ
ィルタ―(好ましくは約2000ドルトン)。 (4) およびゲルマトリクスポリマ―を分類し、分子量
によってこれらを分割することができるさらに大きなポ
アサイズのフィルタ―(好ましくは約10,000〜100,000
ドルトン)。 【0045】限外濾過装置としてはロミコン 4‐カラ
ム(ロミコン社,100 カミングスパ―ン,ウォ―バ―
ン,MA 01801,モデル No. HF4 SSS,メンブランタイ
プ PM 50,30メンブランNo. H526.5-43-pm50)〔Romico
n 4-column (Romicon Co.,100 Cummings Park, Woburn,
MA 01801, Model No. HF4 sss, Membrane Type PM50,
30 Membrane Nos. H526.5-43-pm50)〕が推奬される。 【0046】別の好ましい実施態様として、このプロセ
スの洗浄工程は前記フィレットを砕くのに先立ってタン
ブラ―ウォッシャ―中で実質的にアントラキノンを含ま
ないアロエゲルフィレットを洗浄する工程を含むことが
できる。 【0047】有効な皮膚の創傷用のゲルは、好ましくは
0.1 〜100 重量%の実質的にアンシラキノンを含まない
アロエジュ―ス、0〜2重量%のアラントイン、0〜6
重量%のパンテノ―ル、および賦形剤もしくはキャリア
を含むことができる。実施例7を参照されたい。アラン
トインおよび/またはパンテノ―ルの濃度はFDA によっ
て規制されている。ツィンマ―マン,ゼ・エッセンシャ
ル・ガイド・ツ―・ノンプレスクリプション・ドラッグ
ス(ハ―パ―とロウ ニュ―ヨ―ク,1983)〔Zimmerma
n,THE ESSENTIAL GUIDE TO NONPRESCRIPTIONO DRUGS (H
arper and Row,New York, 1983)〕を参照されたい。 【0048】従って本発明は、アロエベラジュースの製
造のための新規かつ改良された方法を提供するものであ
る。 【0049】私の好ましいプロセスは、先行技術に対し
て次のような利点をもっている: 1.触媒量の温和な酸化剤を使用していないので、望む
成分の酸化が防止される。 2.このプロセスは熱を必要としないので、室温で行う
ことができる。 3.若い未成熟のあるいは損傷した葉を使用することが
できる。 4.触媒的酸化を抑制するために抗酸化剤を使用する必
要がない。 5.β−グロブリンおよびα−グロブリンが透析によっ
て除かれる。 6.手動および機械的な押出し機の両者を使用すること
ができる。 7.このプロセスは黄色い液汁を別に採集し、貯蔵し、
保存することを可能にする(黄色い液汁は緩下剤として
は禁止されているが、損傷されていない皮膚に対する日
焼止め剤として使用することができる。さらにこれは皮
膚に褐色を付与する)。 8.黄色い液汁がアロエベラゲル中に入り込んだ場合に
は、それを除去することができる。 9.その黄色い液汁の含有量、ミネラルの含有量、色、
味、ゲルコンシステンシ―および浸透性(張性)におい
て標準化されたアロエベラゲルを提供することができ
る。 10.アロエベラゲルのそれぞれの成分を単離し、透析
し、濃縮することによって、天然のジュ―ス中に見出さ
れるよりも何倍もの濃度に濃縮することができる。 11.またこの画分を分離することによって、これまで天
然には存在していなかったアロエベラゲル成分の新しい
組合せを得ることができる。12.防腐剤、香料もしくは
その他のGRAS物質をあまりに多く加え過ぎてしまった 場合、そのバッチは過剰の物質を透析によって除去する
ことにより大抵の場合救うことができる。 13.選択されたアロエ成分を透析によって除去し、化学
的に変化させた後、再び添加することができる。 14.酵素をアロエゲルに加え、反応せしめた後限外濾過
によって分離することができる。 【0050】図面の説明 第1図および第2図は、アロエベラの葉の切取った部分
を示している。 【0051】第3図及び第4図は、私の方法に使用され
る好ましい葉洗浄装置の概略図である。 【0052】第5図はアロエベラの葉を切断し浸漬する
ための好ましい装置の概略図を示す。 【0053】第6図はアロエの切断物を細断してフィレ
ットにし、かつ粗砕する好ましい装置の概略図を示す。 【0054】第7図は微細に均質化しかつ(所望によ
り)濾過するための好ましい装置の概略図を示す。 【0055】第8図は処理されたアロエ材料をさらに分
離するための透析装置の好ましい使用を示す概略図を示
す。 【0056】これらのおよびその他の目的に従って本発
明のプロセスは、アロエベラの葉の特定の識別し得る部
分、具体的には黄色い液汁、内部ゲルマトリクスおよび
外皮が、これらの部分に特有の各々の特性をそれぞれ示
すこと、ならびにある1つの識別し得る部分の特徴が特
定の用途もしくは最終用途製品のための使用に助けとな
り得ること、そして別の識別し得る部分の特徴がそのよ
うな用途に対して不都合であるかあるいは有害であると
いう発見および認識から生まれる。例えば、内部ゲルマ
トリクスからの抽出物は化粧品またはスキンケア製品の
製造には極めて望ましい特徴をもっているが、黄色い液
汁はこのような用途に対して特に有害な特性をもってい
るということがわかった。 【0057】さらに私は、黄色い液汁と内部ゲルマトリ
クスの細分部分(sub-portions)がこれらの細分部分に
特徴的な特性をもっていること、従ってそれらからの抽
出物が相互に潜在的に識別し得る用途をもっていること
を発見し、これを認識した。私が発見したこれらの識別
し得る部分、これらの特性のいくつかのもの、および潜
在的な用途のまとめは次の通りである。 【0058】 【表1】 部 分 細部部分 用 途 黄色い液汁 (1)沈澱物 緩下剤、防ばい剤、 抗生物薬剤(anti- biological)、 殺虫剤および 日焼け止め剤 (2)上澄み液 粘膜保護作用、 日焼け止め剤 内部ゲル (1)粘液 浸透剤、 低アレルギ―剤 マトリクス (hypoallergenic)、 湿潤剤 (2)ゲル 潰瘍保護剤、細胞 フィレット 刺激剤、湿潤剤、 創傷治癒 (3)間質繊維 天然防腐剤、止血剤 (4)残 存 細胞生長刺激剤 マトリックス 外皮 殺虫性昆虫忌避剤、 紙パルプ繊維 上記の知識にならびに認識に基づき、かつその意図され
た用途に依存して最終抽出物中の望ましい成分の質およ
び濃度を最適化するために、本発明のプロセスはアロエ
ベラ植物の葉を特定の識別し得る部分と上記の細分部分
に先ず分画すること、ならびに上記細分部分の特定成分
を分離し、かつ単離することに向けられている。このよ
うなプロセスの具体的な詳細ならびに特徴は、以下の詳
細な説明からさらに容易に理解され、また認識されるこ
とになろう。本発明はまた、上記プロセスによって単離
される特定の成分に向けられている。 【0059】分画プロセス 本発明のプロセスによって製造される抽出物は好ましく
は、成熟した、戸外で生育したアロエベラ植物の外部の
低い部分の葉から得られる。2年ものの植物は通常成熟
している。しかし4年〜5年ものの植物のより広い葉
は、望まれる抽出物を一般により大量に含んでおりまた
取扱いもより容易である。テキサス州のリオグランデバ
レ―に生育するアロエバルバデンシスミラ―の4年〜5
年ものの葉は最も好ましい。これらの葉は、一般にそれ
ぞれ約1.5〜2.5ポンドの重さがある。望まれる特定の用
途または製品に依存して、これらの葉は植物からそれら
を切り取った直後に処理することができ、あるいはこれ
らは処理される前に種々の時間適当な条件の下に貯蔵す
ることができる。さらに、葉の種々の成分の濃度は、葉
が受ける季節的変動および環境条件によって影響を受け
る。これらはすべて、植物の抽出物が向けられるべき特
定の意図された用途に従って考慮されなければならな
い。 【0060】葉は、好ましくは処理に先立って葉のいか
なる部分も損傷することなしに、植物の根元近くから切
り取るか引き抜かれるべきである。好ましくはポケット
ナイフのような6インチ未満の小さなナイフを用い、茎
のすぐ上の根元で葉を切り取り、澄んだ細胞のゲルの漏
出または黄色い液汁によるゲルの汚染を防止するために
茎から葉を剥ぎ取る。葉の何らかの損傷は、識別し得る
部分の好ましくない混合をもたらし、従って葉の特徴的
成分の好ましくない混合をもたらす。 【0061】植物から除去した後、葉は通常これを適切
な洗剤の溶液(例えば我々はヨ―クケミケル社(テキサ
ス州ダラス)が販売しているオリンピックプ―ルクロ―
ル65)(OLYMPIC POOL CHLOR 65)を好む。)を用いて
穏やかにこすってあるいはスプレ―して洗浄することに
よりきれいにされる。時には、このクリ―ニングは柔ら
かいブラシを用いて行う。清浄にした後、葉を清浄な水
の中で十分に濯いで、洗剤溶液の痕跡を除去する。 【0062】各々の葉の底の白いもしくは明るい色の部
分とその先端部分は、小さな鋭いナイフを用いて注意深
く切ることにより除去される。葉の両端を実質的に構成
しているこれらの部分は、別途に処理してそこから黄色
い液汁を得ることができ、この黄色い液汁は上記の黄色
い液汁の特性をもった成分を有する製品を製造すること
が望ましい用途に向けられる。 【0063】各々のアロエベラの葉の残存部分は次に、
横に切断して短い断片、好ましくは長さが0.5インチの
断片にし、各断片を高張性、等張性もしくは低張性であ
ることができる水溶液(好ましくは脱イオン水)中に直
立に置き、もって断片から黄色い液汁を排出する。ある
いは、上記の特徴を有するその他の製剤に使用するため
に黄色い液汁を採取することが望ましい用途においては
これらの断片を、好ましくはステンレススチ―ル製のワ
イヤメッシュの底をもったステンレススチ―ル製の、乾
燥採集容器中に直立に置き、放置排液させ、そして水と
接触させるために水でもって葉を透析させることができ
る。 【0064】このようにして断片は、約20〜30分間排液
することを許される。切断した断片は最終的にシ―ルを
形成し排液を停止する。集められた黄色い液汁は次に適
当な時間放置すると、2つの細分部分すなわち沈澱物と
上澄みにそれぞれ分離する。黄色い液汁は無傷の皮膚
(損傷されていない皮膚)に対する良好な日焼け止めを
つくるのに有用であり、オリ―ブ色の日焼けした色をも
った皮膚を与え、かつまた緩下剤の製造に有用である。 【0065】切断した葉の断片から黄色い液汁を除去す
る操作が完了した後、この断片を次にワイヤ―(すなわ
ち家庭用チ―ズ)スライサ―または剥皮ブレ―ド(例え
ば剥皮ナイフ)を用いてフィレット(fillets)を形成す
るように皮を剥ぎ、外皮すなわち葉の断片の皮およびこ
の外皮のすぐ下にある層を除去する。葉の断片を凍結し
てこの剥皮操作を容易にすることができる。剥皮した
後、残存しているものは内部ゲルマトリクス部分(フィ
レット)であり、この部分を検査し、付着している皮も
しくは変色した部分を除いて残存している黄色い液汁を
そこから取り去るべく指できれいにする。この黄色い液
汁の残りの除去を容易にするために、穏やかな水のスプ
レ―好ましくは脱イオン水(かつアルコ―ルを含まな
い)のスプレ―を用い、あるいはゲルマトリクス部分を
きれいな流水に沈める。 【0066】得られたフィレット(内部ゲルマトリク
ス)を次に約1時間排液することができる。この排液操
作の間に、通常粘液質の被膜がこのゲルマトリクスの表
面に生成する。この被膜は、重力によってあるいは遠心
分離のような適当な手段によって補助されて採集され
る。この集められた被膜は上記粘液細分部分である。 【0067】ゲルマトリクスストリップの形をしたゲル
マトリクスの残りを次に摺りつぶし、細断し、あるいは
ブレンドしてその内部に存在する間質繊維を破壊し、あ
るいはゲルマトリクスストリップを液化のためにワイヤ
メッシュまたはフィルタ―スクリ―ンを強制的に通過さ
せることができる。この得られた物質を次に続いて均質
化することができる。あるいはこのゲルマトリクススト
リップを凍結し、解凍し、次に繊維と混合して液状物質
を製造する(この物質は上記ゲルフィレットの細分部分
を構成する)。次にこの物質を濾過して、間質繊維細分
部分を得ると共に、上記残存マトリクス細分部分を残
す。要約すると、局所用途のためにこの間質繊維は内部
ゲルマトリクス部分(フィレット)から除去され、一
方、内服用にはこの繊維はフィレット内容物の残部と共
に残される。局所用もしくは内服用のために、適当なゲ
ル画分が例えば酪農用のミルクホモゲナイザ―により均
質化して(安定剤,防腐剤,賦形剤,色素もしくはその
他のGRAS添加物の添加より前に)、このゲル画分が次の
操作例えばバクテリアの生育を低減させるのにより一層
好都合なものにする。プロセスのこの時点で、得られた
抽出物は質量スペクトル、ガスクロマトグラフィ―、高
圧液体クロマトグラフィ―またはその他の分析方法など
の既知の品質制御手法を用いてテストされることができ
る。 【0068】このようにして得られた均質化された抽出
物は、典型的には約4〜5のpH、好ましくは約4のpHを
もっている。その安定性を大きくするために均質化され
た抽出物は典型的にはその最終用途に応じてクエン酸、
ホウ酸、アスコルビン酸またはその他適切な物質を加え
ることによって中和される(例えば内服用にはクエン酸
および/またはアスコルビン酸が用いられ、眼科用には
ホウ酸が用いられる)。最後に、均質化された抽出物を
照射、音波滅菌、制御された加熱などのこの技術分野に
よく知られている方法を用いて、あるいは抗菌性化学物
質または静菌性化学物質、例えばGRAS‐セチルアルコ―
ル、安息香酸ナトリウムまたはエチルアルコ―ルのよう
な化学物質をこの技術分野によく知られた量および濃度
で添加することによって滅菌することができる。上記の
ものの種々の組合せを用いて本発明に従って作られた抽
出物を滅菌することもできることが理解されるであろ
う。また種々の工業的に許容される安定化剤および添加
剤が、もし必要なら、均質化されたゲル抽出物に加える
ことができることも理解されよう。 【0069】この時点で、最終的な品質コントロ―ル操
作を利用することができ、次に抽出物はその他の材料と
共に瓶詰めもしくは配合される。内部ゲルマトリクスか
らの抽出物が、ここに述べたように製造される場合は、
非常に低濃度の黄色い液汁を含むことになり、スキンケ
アおよび化粧品用途に最も適切である。 【0070】ここに述べたプロセスにおけるすべての工
程はほぼ室温において行われる。 【0071】本発明の開示されたプロセスおよび組成物
の種々の改変ならびに代替的改良、変形ならびに均等物
は上記一般的な説明を読めばこの技術分野の当業者に明
らかになるであろう。以下の実施例は単に例示的なもの
であって、このような改変、均等物もしくは変形をカバ
―する添付されたクレ―ムの範囲を制限することを意図
したものではない。 【0072】 【実施例】実施例1 ジュースのための原料である、安定化されたアロエゲル
フィレットを調製する方法および均質化 A.予備的作業: 1.予め清掃したタンク、ミキサ―および付属器具類を
50%イソプロピルアルコ―ル(IPA)溶液で消毒し、熱い
脱イオン水で濯いでIPA を除去した。 【0073】2.ポンプおよび付属のホ―スを5%“HT
H ”塩素水泳プ―ル溶液を通して洗い、次いで洗浄し
た。 【0074】3.このポンプと付属のホ―スを50%イソ
プロピルアルコ―ル溶液で消毒した。ポンプと付属のホ
―スを熱い脱イオン水を用いてIPA がなくなるまで勢い
よく流して洗った。 【0075】4.ホモゲナイザ―と付属ホ―スおよびポ
ンプを50%イソプロピルアルコ―ル溶液で消毒した。こ
のホモゲナイザ―と付属のホ―スを熱い脱イオン水を用
いてIPA がなくなるまで熱いよく流して洗った。 【0076】リオグランデバレ―から採集したアロエ
バルバデンシス ミラ―の葉を収穫した後、8時間以内
に40〜45°Fの冷蔵トラックに移し、処理するまで40〜
45°Fで冷蔵して分解を少なくした。 【0077】次に貯蔵した葉20〜60ポンドを室温の次亜
塩素酸カルシウムの水溶液の予備洗浴中に入れ、実質的
に葉から表面の汚れを除去しかつ葉に付いた表面のバク
テリアを殺した。次亜塩素酸カルシウムの水溶液は、1
lの水に98%次亜塩素酸カルシウムを約0.125g加えて
遊離塩素50ppmを含む溶液をつくることにより調製し
た。葉は、予備洗浴中に約5分間滞留させた。 【0078】次に、実質的に汚れとバクテリアを含まな
い葉をテキサス州ハ―リンゲンのトンプソン マニュフ
ァクチャリング社(Thompson Manufacturing Company,
Harlingen, Texas)製のトンプソンアロエウォッシャ―
の水平コンベアベルトの上に乗せた。このトンプソンア
ロエウォッシャ―は、室温の水で葉を洗浄して葉から表
面の汚れ及び次亜塩素酸カルシウムの水溶液を除去し
た。再びこの葉を視覚的に検査し、必要により手でこす
って葉の表面に残存する表面の汚れを除去した。この葉
を次に室温の水で濯いだ。 【0079】次に先端部分および基部をそれぞれの葉か
ら取り除き、この葉をロ―ト状のステンレススチ―ル製
コレクタ―の頂部に一緒に配置した複数のステンレスス
チ―ル製バスケット型コンテナの中に入れた。それぞれ
のコンテナはメッシュの底をもっている。黄色い液汁
は、約30分間葉から排出することを許された。黄色い液
汁はステンレススチ―ルバスケットのメッシュ底を通過
し、ロ―ト状コレクタ―に集められた。 【0080】アロエの葉を入れているステンレススチ―
ル製バスケット型コンテナをコレクタから取り外し、次
に第2のステンレススチ―ル製容器に沈めた。この第2
のステンレススチ―ル製容器は上記のコンテナに対して
向流に動く連続的に水平に流れる濯ぎ水の室温の水浴を
含んでおり、前記コンテナは約30分間〜1時間で前記容
器の一端から多端まで手でゆっくり動かされる。このこ
とは、黄色い液汁がさらに葉から排出することを許す。
この葉は、この溶液に30分間浸漬されなければならな
い。 【0081】次に葉をこの溶液から取り出し、鋭いナイ
フまたはワイヤ―チ―ズスライサ―を用いてそれぞれの
葉から外皮を除去して、それぞれの葉の部分からアロエ
ゲルフィレットをつくる。このアロエゲルフィレットは
目で検査され、特徴的な黄色い変色によって検出される
何らかの汚染されたアロエゲルフィレットもしくはフィ
レット部分は捨てられた。汚染れていないアロエゲルフ
ィレットの全体の量は、葉の大きさおよび条件に依存し
て、初めの葉の重量の20〜60%であった。 【0082】次に汚染されていないアロエゲルフィレッ
トを、750座席のレストラン用のステンレススチ―ル製
屑処理ユニットに入れた。このユニットはフィレットを
濃厚であるがしかし自由に流動する(粗均質化)液体の
コンシステンシ―をもつ平均粒子サイズまで粗砕した。
このステンレススチ―ル製の屑処理ユニットはN‐シン
ク‐イレイタ‐デビジョン・オブ・エマ―ソン・エレク
トリック社(N‐sink‐erator Division of Emerson Ele
ctric Co., Racine, WI)製のモデルNo. SS‐150 ‐13,
シリアルNo. 115132であった。 【0083】次にこの粗砕アロエゲルフィレットをステ
ンレススチ―ル製保持バットに移した。この保持バット
はプロセスイクイップメント社(Process Equipment Co
rp.of Belding, Michigan)製のモデルNo. 100 ガロンO
VC、シリアルNo. 40865‐3であった。この保持バッドの
中で粗砕アロエゲルフィレットを、用途および最終製品
オイル対アロエ画分の比率に依存して、安息香酸ナトリ
ウム、ソルビン酸カリウム、メチルパラベンまたはプロ
ピルパラベンのようなGRAS保存剤と混合した。局所用に
はメチルパラベンおよびプロピルパラベンの混合物が推
奬され、内服用には安息香酸ナトリウムと安息香酸カリ
ウムの混合物が推奬される。例えば10%のオイルと90%
のアロエ画分を用いて局所用製剤をつくる場合、プロピ
ルパラベン対メチルパラベンの比率は1対9である。粗
砕アロエゲルフィレット対保存剤の重量濃度比は約1000
対1であり、これは食品および化粧品の保存剤のための
FDAのガイドラインのほぼ上限である。保持バット中の
保存剤溶液は先めに、GRAS保存剤の承認された量を10ガ
ロンの脱イオン水に加えることによって調製された。 【0084】この保持バットから粗砕アロエゲルフィレ
ット‐保存剤溶液をホモゲナイザ―にポンプで輸送し
た。ホモゲナイザ―はクレパコ・フ―ド・イクイップメ
ント・アンド・リフリジレ―ション社(イリノイ州シカ
ゴ)(Crepaco Food Equipmentand Refrigeration In
c., of Chicago Illinois)製のシリアルNo. 04‐03で
あった。このホモゲナイザ―は、ミルクの均質化のため
に酪農プロセスにおいて一般的に使用されているタイプ
のものであった。粗砕アロエゲルフィレット‐保存剤溶
液は、200〜10,000psiの圧力で微細に均質化された。 【0085】ホモゲナイザ―から微細に均質化されたア
ロエゲルフィレット‐保存剤溶液をステンレススチ―ル
製貯蔵タンクにポンプ輸送した。この貯蔵タンクは、プ
ロセス・イクイップメント社、(ミシガン州ベルディン
グ)(Process Equipment Corp. of Belding, Michiga
n)製のモデルNo. 1000ガロンOVC 、シリアルNo. 40086
6 ‐2 であった。均質化されたアロエゲルフィレット‐
保存剤溶液の全重量は、出発の葉の重量の20〜60%であ
った。次に必要により、均質化した生成物を限外濾過を
用いて透析した。 【0086】第4図〜第8図は、本発明のプロセスの好
ましい実施態様をさらに詳細に開示している。具体的に
は第4図には、葉洗浄装置が開示されている。アロエベ
ラの葉の洗浄装置(トンプソン・マニファクチャリング
社、テキサス州、ハ―リングトン)(Thompson Manufact
uring Company, Harlington,Texas)Aが用いられ、それ
により先ず葉がバット4で予備浸漬される。次に葉全体
αが手でコンベアベルト8に載せられ、これによって葉
は2つのブラシ9a および9b の下に引っ張られる。コ
ンベアベルト8は、ハウジング5から伸びているモ―タ
―とプ―リ―6によって第2の端部で回転しているチェ
―ン7により駆動される。これもトンプソンマニファク
チュアリング社によって提供されている。第2ブラシ9
b を通過すると葉はブラッシュされ洗浄されているの
で、葉はコンベアベルト8の端部10において検査されそ
れによって葉が十分に清浄であるかどうか目で検査され
決定される。もし葉が十分にきれいでない場合には、葉
はさらに洗浄するためにバット12に入れられる。もし葉
が十分にきれいであるなら、葉は上方に動くコンベアB
の上に載せられる。コンベアBは、それぞれ個々の葉が
噴霧器11によって水道水でさらに洗浄されるためのステ
ップ13を備えている。コンベアBは、テキサス州シ―ゴ
ビルのダラス ミル ライト社 (Dallas Mill Wright
Co., of Seagoville, Texas)によって提供される。濯
ぎ噴霧器11は、テキサス州シ―ゴビルのキ―プラミング
社(Key Plumbing, Seagoville, Texas)によって提供さ
れる。ステンレススチ―ル製のバット12は、316ステン
レススチ―ル製であり、テキサス州ダラスのナショナル
シ―トメタル社(NationalSheet Metal Company of Dal
las, Texas) による特別注文の品である。 【0087】洗浄した後、第5図に示すように葉は切断
され浸漬される。コンベアBのステップ13を通して上昇
した後、きれいな原料葉αは屑を除去するための穴15を
備えたトレ―14の上に落下する。トレ―14はテキサス州
ダラスのナショナルシ―トメタル社(National Sheet M
etal Company of Dallas, Texas)によって提供される31
6ステンレススチ―ル製の切断浸漬装置Cの一部であ
る。この装置は特別注文製である。トレ―14の上で、葉
はその両端で手により切断され、先端と基部は穴15を通
して屑入れ(示されていない)の中に捨てられる。切断
した葉βは次に、ステンレススチ―ル製のワイヤ―メッ
シュの底を各々有するステンレススチ―ルの多数のバス
ケット16のいずれか1つの中に積まれる。次にこれらの
バスケット16はステンレススチ―ル製のトラックの中に
置かれる。このトラックは台形のロ―ト17の上部を形成
し、このロ―ト17によって黄色い液汁がバスケットを通
して葉の底部から排液され、ロ―ト17の底部に落下す
る。黄色い液汁は定期的に取り出され、貯蔵のために凍
結される。黄色い液汁の排液の工程は約30分間かかる。
この工程の後、バスケット16の中にまだ残っている切断
された葉βは、台形のロ―ト17に最も近接した位置で水
浴18に手で移される。向流の流れの中で水が台形ロ―ト
17から最も隔たった点において入口水パイプ19から浴18
の中に入り、次に台形ロ―ト17に最も近接した点で出口
水パイプ20を通って排出される。トレ―は台形ロ―ト17
から遠ざかる方向に水浴中を手動で徐々に動かされ、バ
スケットが水浴18内に停まっている洗浄工程はおよび1
時間かかる。 【0088】洗浄後、バスケットは乾燥のためにトレ―
21の上に置かれ、これは僅か数分間継続する。ワイヤ―
メッシュ、黄色い液汁の排出および自動洗浄装置を含め
て、バスケットに関する第5図のアッセンブリ全体はや
はり、テキサス州ダラスのナショナルシ―トメタル社に
よって特注製作された316ステンレススチ―ル製であ
る。 【0089】洗浄後、トレイ21の上のバスケット16の中
の積まれた切断された葉βは、第6図に示すようにさら
に切断してフィレットにするための領域に移動される。
実質的に透明な材料だけが残るように、外皮22がフィレ
ットから取り除かれる。外皮22の残部は捨てられる。次
にフィレットγは粗粉砕機Dに原料供給するトラフ23の
中に置かれる。このトラフ23はテキサス州ダラスのナシ
ョナルシ―トメタル社によってつくられた316ステンレ
ススチ―ル製である。この粉砕機はモデルNo. 5150‐N
‐シンク‐イレ―タ―(テキサス州ダラスのワトソン・
フ―ド・サ―ビス・インダストリ―ズ社)(Watson Foo
d Service Industries, Inc., Dallas,Texas)である。
粉砕機Dによって粗粉砕した後、この粉砕機から出てく
る処理された材料γ′は、316 ステンレススチ―ル製の
垂直単殻タンクを有するおよそ100 ガロンの容量をもつ
可搬タンクE(テキサス州ダラスのバント―ン社を通し
て販売されているペルマ‐サン,マニュファクチャ)(P
erma‐San, Manufacture,distributed through Van Ton
e, Inc., Dallas, Texas)を通る。粗砕フィレットγ′
はペルマ‐サン攪拌機(モデルNo. AAPH2)(これもテキ
サス州ダラスのバント―ン社から販売されている)によ
ってタンクE内で攪拌される。 【0090】粗均質化の後、タンクEからの物質は微細
均一化および(任意的な)濾過のための別途の領域に送
られる。第7図においてタンクEからの材料は、オハイ
オ州クリ―ブランドのリライアンス エレクトリック社
のリライアンスモ―タ モデルNo. B76Q2139M ‐VF (Re
liance Motor Model No. B76Q2139M ‐VF of theRelian
ce Electric Company, Cleveland, Ohio)によって駆動
されるポンプ26テキサス州ダラスのクレパコ(Crepaco,
Inc., Dallas, Texas)によって販売されているステン
レススチ―ル製の遠心ポンプモデルNo. 4V‐81によって
微細ホモゲナイザ―F(テキサス州ダラスのクレパコ社
モデルNo. 3DD13)にポンプ輸送される。微細均質化の
後、この材料は316 ステンレススチ―ル製の大きな1000
ガロン垂直単殻混合タンクG(テキサス州ダラスのバン
ト―ン社に配給されているペルマ‐サン製)に送られ
る。微細に粉砕されたフィレットΔはペルマ‐サン攪拌
機26a(テキサス州ダラスのバント―ン社から配給され
ているペルマ‐サン製のモデルNo. AAPH2)によって攪拌
される。タンクG中の材料Δは、香料および適当な保存
剤が添加された後に、直接に人が消費するための飲料製
品のための加工に直接送ることができる。あるいはまた
タンクG中の材料は、これを取り出して、排気ライン28
を通るパルプの除去のためのフィルタ―27b を備えた1
ユニットを形成するポンプ27a に送られることができ
る。ポンプ27a とフィルタ―27b はロマ―ト珪藻土フィ
ルタ―(テキサス州ダラスのアレンリクリエ―ション社
(Allen Recreation Company)によって販売されている
モデルNo. 99‐2138)の一部を形成している。濾過され
た材料は次にタンクHにポンプ輸送される。このタンク
HはタンクEと同じようにふた25を備えることができ
る。 【0091】第8図において微粉砕されたフィレットΔ
は、部分的に濾過され、ミキサ―29によって攪拌され、
ポンプ30によって透析器にポンプ輸送される。ミキサ―
29は、ペルマ‐サン攪拌機(テキサス州ダラスのバント
―ン社販売のモデルNo.AAPH2)である。ポンプ30は、ス
ペリアステンレススチ―ル製モデルSCS45 プロセスポン
プ(ウィスコンシン州デラバンのスペリアステンレス社
製)である。プロセスポンプ30には4,450rpmのバンド―
モ―タ―製の3馬力のモ―タ―30a (Cat No. CM3559T o
f the Baldor Electric Company, Ft. Smith Arkansas)
が取り付けられている。ポンプ30によってポンプ輸送さ
れた材料は、4個のフィルタ―31(図示されていない)
を有する透析ユニットJ(マサチュ―セッツ州ウォバ―
ン、ロミコン社製のロミコンモデルHF4SSS限外濾過シス
テム)(Romicon Model HF4SSS ultrafiltation system
made by Romicon Inc., Woburn, Massachusetts)を通過
する。各フィルタ―はフィルタ―ハウジング32中に収容
されている。材料は一部が分離ライン34を通って分離排
出ライン35に取り出され得るような地点まで垂直に通過
する。その他の分離されなかった材料は、再循環返送ラ
イン33から透析装置に戻されるか、あるいは分離返送ラ
イン36を通ってバットIに戻され再循環される。 【0092】望まれているアロエの画分および求められ
ている最終製品に依存して、所望の材料が加工の後に分
離排出ライン35を通して、あるいはバットIの中で得ら
れる。例えば過剰の水とミネラルが除去される必要があ
る場合には、小さなポアサイズの限外フィルタ―を用い
て水とミネラルを分離し、ライン35を通して排出し、所
望のアロエ画分をバットIに返送することができる。こ
のプロセスは、所望の量の塩と水がバットI中にある生
成物から取り除かれるまで、この生成物を透析ユニット
を通して単に循環することによって繰り返えされること
ができる。このプロセスは2つ以上の透析工程を含むこ
とができる。例えば先に説明したように、塩、低分子量
の酸および非所望のアントラキノン類は第1透析工程で
取り除くことができる。非所望の材料は分離排出ライン
35から排出され、望ましい画分バットIに戻される。こ
の工程はロミコンから得られる10,000ドルトンのポアを
有する限外フィルタ―を用いることによって行われる。
次に10,000ドルトンの限外フィルタ―を、同じくロミコ
ン社から得られる50,000ドルトンの限外濾過器で置き換
え、透析プロセスを繰り返す。この透析プロセスはここ
でゲルマトリクスポリマ―を2つの画分に分離する。第
1画分は10,000〜50,000ドルトンのサイズのゲルマトリ
クスポリマ―からなり、分離排出ライン35から排出さ
れ、第2画分は50,000ドルトンより大きいゲルマトリク
スポリマ―からなり、バットIに戻される。このプロセ
スは、与えられた生成物から取り出すことが必要とされ
る塩および水の量に依存して数分間ないし数時間にわた
って継続することができる。このことは、局所用のアロ
エ製品はそれが傷をもった皮膚に使用されるような場合
には調製された塩と水の含有量を持たねばならないの
で、重要である。塩の含有は灼熱痛と刺激を起こし得
る。第8図において分離返送ライン36は、テキサス州ダ
ラスのテキサスラバ―サプライ社(Texas Rubber Suppl
y Company, Dallas, Texas)によって供給されるタイゴ
ン(Tygon)チュ―ブ(食品グレ―ド)製である。分離排
出ライン35は、テキサス州ダラスのバント―ン社販売の
316ステンレススチ―ル製パイプである。 【0093】実施例2 飲用のアロエベラの調製。下記の特定の保存剤を用い、
実施例1によるアロエベラゲル100 ガロン(379 リット
ル)を用いる:必要な装置 : 1. ミキサ―を備えた2個の100 ガロンステンレスス
チ―ル製タンク。 2. ミキサ―を備えた1個の1,000 ガロンステンレス
スチ―ル製タンク。 3. ポンプを備えたホモゲナイザ―。 4. ステンレススチ―ル製スクリ―ン。 5. 適当な容量をもつ1個の移送ポンプ。 6. 連結ホ―スおよびステンレススチ―ル取り付け
具。 【0094】配合操作:原料のアロエベラゲルを収集タ
ンクに加える前に以下の工程1および2を完了する: 1. 脱イオン水40ガロン(151.4 リットル)を加え
る。 2. 収集タンク中で以下の化学物質を脱イオン水に攪
拌しながら溶解する(以下の第13項を参照): 安息香酸ナトリウム グリシン クエン酸 ソルビン酸カリウム ビタミンE 3. 攪拌を継続しながら粉砕機から原料アロエベラゲ
ルを収集タンク内に集めて合計体積100 ガロン(379リ
ットル)とする。 4. タンクを配合領域に移動する。 5. 次の収集タンクを粉砕機排出口の下に置く。 6. 予め消毒したホモゲナイザ―を1,500psiの圧力に
セットし、収集タンクに連結する。 7. ホモゲナイザ―を始動し、1,000 ガロンのステン
レススチ―ル製タンクに取り付けた開放ステンレススチ
―ル製バスケットに生成物を排出する。 8. 生成物がミキサ―の羽根を覆うようになったとき
攪拌を開始する。攪拌を開始し1,000 ガロンのタンクが
空になるまでの終了の時刻を記録する(約8時間)。 9. 低速で攪拌を続ける。 10. 生成物を透析してアロイン含有率を50ppm以下に
調整しかつ必要により過剰の酸を低下させる。 11. バニラフレ―バ―とシナモンオイル‐天然W.S.を
加え、20分間混合する。 12. 生成物は調合できるようになっている。直ちに調
合する。 【0095】13. 【表2】 成 分 必 要 量 脱イオン水(40.0ガロン) 151.4 l 安息香酸ナトリウムUSP 378 g グリシン 3.0 kg クエン酸USP 416 g ソルビン酸カリウムUSP 189 g ビタミンE(1000単位) 1 カプセル 原料アロエベラゲル 379L(100ガロン)まで フレ―バ― バニラ 121.0 g シナモンオイル‐天然W.S. 8.0 ml 【0096】実施例3 実施例1と同様にして得たアロエベラゲルがアントラキ
ノンを実質的に含まないことを示す。アロエベラゲルを
砕き、均質化することにより得たアロエジュースを60%
に希釈した物を試料として用いた。分析装置は、ヒュー
レットパッカード ダイオードアレイ分光光度計モデル
8452Aであった。まず、3つのアントラキノンの標準溶
液(夫々、0.5、1.0及び2.0ppmのアントラキノンを含
む。pH13)を用意した。1ppmの標準溶液は、520mmにお
いて0.02の吸光度を与えた。1Mの水酸化ナトリウムに
より、試料のpHを13に調節した。試料中のアントラキノ
ン濃度を、520mmにおける吸光度により測定した。試料
は、0.48ppmのアントラキノンを含んでいると判った。
試料は60%希釈物であるので、アロエベラゲルは約0.8p
pmのアントラキノンを含んでいた。すなわち、アントラ
キノンを実質上含有しない。 【0097】本発明の開示されたプロセスおよび組成物
の種々の改変ならびに代替的改変、変形、均等物は、上
記の一般的な説明を読めばこの技術分野の当業者に明ら
かになろう。以下の実施例は例示的なものであって、こ
のような改変、均等物または変形をカバーする添付した
クレームの範囲を制限することを意図したものではな
い。 【0098】
【図面の簡単な説明】 【図1】アロエベラの葉の切取った部分を示している。 【図2】アロエベラの葉の切取った部分を示している。 【図3】私の方法に使用される好ましい葉洗浄装置の概
略図である。 【図4】私の方法に使用される好ましい葉洗浄装置の概
略図である。 【図5】アロエベラの葉を切断し浸漬するための好まし
い装置の概略図を示す。 【図6】アロエの切断物を細断してフィレットにし、か
つ粗砕する好ましい装置の概略図を示す。 【図7】微細に均質化しかつ(所望により)濾過するた
めの好ましい装置の概略図を示す。 【図8】処理されたアロエ材料をさらに分離するための
透析装置の好ましい使用を示す概略図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 35/78 A23L 2/00 A23L 2/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.アロエ植物の葉から実質的にアントラキノンを含ま
    ないアロエジュースを製造する方法において: a)アロエの葉を殺菌性溶液で洗浄して実質的にすべて
    の表面の汚れおよびバクテリアを除去すること; b)前記洗浄した葉における、茎との付け根に近い端部
    及びその反対側の端部のうち少なくとも一方の端部を除
    去すること; c)前記工程(b)からの葉からアントラキノンに富む
    液汁を排液すること; d)前記葉から外皮を除去して実質的にアントラキノン
    を含まないゲルフィレットを製造すること;および e)前記実質的にアントラキノンを含まないアロエゲル
    フィレットを挽きそしてホモゲナイズして実質的にアン
    トラキノンを含まないアロエジュースを製造することを
    含む方法。 2.前記アロエジュースを濾過して繊維性物質を除去す
    ることをさらに含む特許請求の範囲第1項記載の方法。 3.防腐剤、香料、佐剤、担体および着色剤からなる群
    から選ばれた少なくとも1種を前記アロエゲルフィレッ
    トもしくは前記アロエジュースに加えることを更に含む
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 4.前記防腐剤がメチルパラベン、プロピルパラベンお
    よびブチルパラベンからなる群から選ばれる請求の範囲
    第2項記載の方法。 5.前記ジュースが照射、凍結乾燥、音波殺菌、または
    低温殺菌されて、それにより前記ジュースが保存される
    特許請求の範囲第2項記載の方法。 6.前記アロエジュースを限外濾過によって濾過して前
    記アロエジュースを浸透圧的に調節し分子量によって分
    類する工程を更に含む請求の範囲第2項記載の方法。 7.工程(e)で前記実質的にアントラキノンを含まな
    いアロエゲルフィレットを挽きそしてホモゲナイズする
    前にこれをタンブラーウォッシャー中で洗浄する工程を
    含む特許請求の範囲第1記載の方法。 8.実質的にアントラキノンを含まない請求項1記載の
    方法により製造されたアロエジュース0.1〜100重
    量%; アラントイン0〜2重量%、パンテノール0〜6重量
    %;及び佐剤、担体、食品用防腐剤、クエン酸およびビ
    タミンEから選ばれた1以上の適当量の任意的成分を含
    むアロエジュース。
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