JP2844274B2 - 自動車用空調装置の冷房制御装置 - Google Patents

自動車用空調装置の冷房制御装置

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JP2844274B2 JP22456291A JP22456291A JP2844274B2 JP 2844274 B2 JP2844274 B2 JP 2844274B2 JP 22456291 A JP22456291 A JP 22456291A JP 22456291 A JP22456291 A JP 22456291A JP 2844274 B2 JP2844274 B2 JP 2844274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用空調装置の
冷房時における制御装置、特に車室内の急速冷房に関す
る制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車室内の急速冷房を自動的に行なう制御
装置としては、例えば特公平1─56922号公報に示
されるものが従来において公知である。
【0003】これは、車室内の急速冷房(クールダウ
ン)の要否を判定し、要のときにエバポレータの目標温
度を冷却状態が高められる所定値に変更してコンプレッ
サの能力を高め、この状態を所定時間が経過するまで持
続させ、しかる後に、エバポレータの目標値を冷却状態
が低められる所定値に向けて徐々に変更していくもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クール
ダウン時のエバポレータの目標値は、通常においてエバ
ポレータの凍結温度よりも低く設定されるので、エバポ
レータの一部が凍結してしまう危険性は大きい。特に、
エバポレータの冷却状態を検出するために、該エバポレ
ータの吹出部分後方に空気感熱方式の温度センサ(以
下、空気感熱センサという)を設置する場合には、エバ
ポレータの一部分が凍結してその部分の空気の流れが遮
られると、エバポレータ自体の冷却能力が低下し、空気
感熱センサで検出された温度は実際のエバポレータの冷
却状態に相当する温度より高くなり、以後正確な冷房制
御ができなくなる欠点がある。
【0005】また、上述のように、空気感熱センサで検
出された温度が高くなってくると、急速冷房が所定時間
実行された後でもエバポレータの冷却能力が不足してい
ると誤認されてしまい、コンプレッサの吐出容量が低下
しなくなり、これによりエバポレータの凍結が更に促進
されてついには完全に凍結して風がでなくなり、最悪の
場合にはコンプレッサが焼きついてしまう虞れがあっ
た。
【0006】そこで、この発明においては、急速冷房時
において、万が一エバポレータが凍結した場合において
も正常制御に復帰できるようにし、上記不都合を解消す
ることができる自動車用空調装置の冷房制御装置を提供
することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明の要
旨とするところは、図1に示されるように、可変容量コ
ンプレッサを用いてエバポレータへの冷媒流量を制御す
る自動車用空調装置にあって、車室内の急速冷房を開始
または解除する切換タイミングを判定する切換タイミン
グ判定手段100と、前記切換タイミング判定手段10
0により急速冷房を開始するタイミングであると判定さ
れた場合に前記コンプレッサの吐出容量を最大に維持す
るコンプレッサ容量制御手段200と、前記エバポレー
タ後方の空気温度を検出する空気感熱センサ46と、前
記空気感熱センサで検出された温度の最低到達温度を記
録する最低到達温度記録手段300と、前記コンプレッ
サが最大吐出状態で可動しているか否かを判定する吐出
状態判定手段400と、前記切換タイミング判定手段1
00により急速冷房を解除するタイミングであると判定
された後に、前記最低到達温度が所定値以下であり、前
記吐出状態判定手段により前記コンプレッサが最大吐出
状態で稼動していると判定された場合は、前記エバポレ
ータが凍結していると判定する凍結判定手段500と、
前記凍結判定手段500による凍結判定時に前記エバポ
レータの凍結状態を解除する凍結解除手段600とを具
備することにある。
【0008】
【作用】したがって、車室内の急速冷房中は、コンプレ
ッサが最大吐出容量で稼動し、エバポレータの冷却状態
が徐々に高められて空気感熱センサ46の検出値が低く
なり、最低到達温度記録手段300によって記録させる
最低到達温度が更新されていく。エバポレータの冷却状
態がさらに高められて最低到達温度が所定温度以下まで
さがってくると、エバポレータの凍結の危険があり、仮
に凍結した場合を考えると、前述の如く空気感熱センサ
の検出温度が高くなってくるので最低到達温度は更新さ
れなくなるが、コンプレッサの吐出容量は急速冷房を解
除するタイミングが経過した後でも最大に維持される。
このため、エバポレータの凍結時には凍結判定手段50
0によってエバポレータの凍結が判定され、解除手段6
00により凍結状態が解除される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0010】図2において、車両用空調装置は、空調ダ
クト1の最上流側にインテーク切換装置2が設けられ、
このインテーク切換装置2は、内気入口3と外気入口4
とが分かれた部分に内外気切換ドア5が配置され、この
内外気切換ドア5をアクチュエータ6により操作して空
調ダクト1内に導入する空気を内気と外気とに選択し、
所望の吸入モードが得られるようになっている。
【0011】送風機7は、空調ダクト1内に空気を吸込
んで下流側に送風するもので、この送風機7の後方には
エバポレータ8とヒータコア9とが設けられている。ま
た、ヒータコア9の前方には、エアミクスドア10が設
けられており、このエアミクスドア10の開度をアクチ
ュエータ11により調節することで、ヒータコア9を通
過する空気と、ヒータコア9をバイパスする空気との量
が変えられ、その結果、吹出空気が温度制御されるよう
になっている。
【0012】そして、前記空調ダクト1の下流側は、デ
フロスト吹出口12、ベント吹出口13及び足元吹出口
14に分かれて車室15に開口し、その分かれた部分に
モードドア16a,16b,16cが設けられ、このモ
ードドア16a,16b,16cをアクチュエータ17
で操作することにより所望の吹出モードが得られるよう
になっている。
【0013】前記エバポレータ8は、コンプレッサ1
8、コンデンサ19、リキッドタンク20及びエクスパ
ンションバルブ21と共に冷房サイクルを構成してい
る。
【0014】コンプレッサ18は、電磁クラッチ23を
介してエンジン22に連結された例えば図3に示すよう
にワブルプレート式のものであり、その駆動軸24がコ
ンプレッサ本体25に挿入され、この駆動軸24にワブ
ルプレート26がヒンジボール27を介して結合されて
いる。このワブルプレート26は、コンプレッサ本体2
5内に形成されたクランク室28にヒンジボール27を
支点として揺動自在に支持されており、該ワブルプレー
ト26に連結されたピストン29が、揺動角に応じたス
トロークでシリンダボア30内を往復動するようになっ
ている。また、コンプレッサ18には、圧力制御弁31
がクランク室28に望むように設けられ、この圧力制御
弁31は、クランク室28と吸入側へ通じる吸入室32
との連通状態を調節する弁体33と、吸入室32内の圧
力に応じて前記弁体33を動かす圧力応動部材34と、
前記弁体33を電磁コイル35への通電量(ISOL )に
応じて動かすソレノイド36とを有し、電磁コイル35
への通電量( ISOL )を外部からコントロールすること
により、ピストン29とシリンダボア30との間からク
ランク室28内に漏れるブローバイガスの吸入側へ戻る
量を調節するようになっている。
【0015】しかして、圧力制御弁31等からコンプレ
ッサ18の容量を変える容量可変装置37が構成され、
電磁コイル35に流れる電流量( ISOL)が上昇してソ
レノイド36の磁力が上昇すると、弁体33にクランク
室28と吸入室32との連通を絞る方向の力が動き、ク
ランク室28から吸入室32へ逃げるブローバイガス量
が少なくなる。このため、クランク室28内の圧力が増
大してピストン29の背面に作用する力が大きくなるの
で、ワブルプレート26が揺動角度を小さくする方向に
回動され、ピストン29のストローク、即ち、コンプレ
ッサの容量が小さくなる。
【0016】逆に、電磁コイル35に流れる電流量( I
SOL )が減少してソレノイド36の磁力が小さくなる
と、クランク室28と吸入室32との連通の絞りが緩く
なり、クランク室28から吸入室32へ逃げるブローバ
イガスの量が多くなる。このため、クランク室28内の
圧力が減少してピストン29の背面に作用する力が小さ
くなるので、ワブルプレート26が揺動角度を大きくす
る方向に回動され、ピストン29のストロークが大きく
なってコンプレッサの容量が大きくなる。
【0017】尚、容量可変装置37は、上述した吸入側
へ戻すブローバイガスの量を圧力制御弁により調節する
ものばかりでなく、コンプレッサの使用する気筒数を変
えるもの、コンプレッサとエンジン22とを連結するベ
ルト伝達装置のプーリ比を変えるもの、あるいは、ベー
ン型コンプレッサにあって有効ベーンの枚数を変えるも
の等、実質的に外部信号により容量を変えるものであれ
ばよい。また、ここでは、I SOL が0Aの時に吐出容量
が最大となるようになっている。
【0018】そして、前記アクチュエータ6,11,1
7、送風機7のモータ、コンプレッサ18の電磁クラッ
チ23及び容量可変装置37は、それぞれ駆動回路40
a〜40fを介してマイクロコンピュータ41からの出
力信号に基づいて制御される。
【0019】このマイクロコンピュータ41は、図示し
ない中央処理装置( CPU )、読出し専用メモリ( ROM
)、ランダムアクセスメモリ( RAM )、入出力ポート
( I/O )、基準パルスを発生する水晶振動子42等を有
するそれ自体周知のもので、該マイクロコンピュータ4
1には、車室内の温度を検出する車室内温度センサ4
3、外気温を検出する外気温度センサ44、日射量を検
出する日射センサ45、エバポレータ8の後方に設置さ
れて該エバポレータ8から吹き出す空気の温度を検出す
る空気感熱センサ46等からの出力信号がマルチプレク
サ47を介して選択され、 A/D変換器48を介してデジ
タル信号に変換されて入力される。
【0020】また、マイクロコンピュータ41には、車
室内の設定温度を調節する温度設定器をはじめ、吹出モ
ードや送風能力、冷房サイクルの稼動の有無、オート制
御モードの有無等を手動で操作する操作パネル49から
の出力信号が入力される。
【0021】図4において、前述したマイクロコンピュ
ータ41による制御動作例がフローチャートとして示さ
れ、以下このフローチャートに基づいて説明する。
【0022】マイクロコンピュータ41は、スッテプ5
0よりこのプログラムの実行を開始し、ステップ52に
おいて、イグニッションスイッチ(IGN)が投入(O
FF→ON)されたか否かを判定し、投入された時点に
おいてのみステップ54へ進み、それ以外の時にはステ
ップ54をバイパスしてステップ56へ進む。
【0023】ステップ54においては、空調機器の基本
制御信号として用いられる総合信号Tが、冷房を必要と
する所定の熱負荷状態以上の値(例えば10以上)であ
るか否かを判定し、Tが10以下である場合には、ステ
ップ56へ進む。
【0024】ここで、総合信号Tは、外気温度センサ4
4で検出された外気温、車室内温度センサ43で検出さ
れた車室内温度、日射センサ45で検出された日射量、
温度設定器で設定された設定温度等に基づいて演算され
る従来より公知のもので、車室内の熱負荷に相当する信
号である。
【0025】ステップ56においては、後述するクール
ダウン制御用のフラグが“1”であるか否かを判定す
る。このクールダウン制御用フラグは、“1”であれば
クールダウン(急速冷房)の制御中であることを、
“0”であればクールダウンが解除されていることを示
す。
【0026】ステップ54においてTが10より大き
く、または、ステップ56においてクールダウン制御用
フラグが“1”であると判定された場合には、ステップ
58へ進み、このステップ58において、クールダウン
制御用フラグが“0”であれば“1”にセットし、クー
ルダウン制御用フラグが既に“1”であればそのセット
状態を維持する。
【0027】次のステップ60においては、車室内が冷
房されて熱負荷状態が小さくなり、Tが所定値(例えば
3)まで小さくなったか否かを判定し、未だTが3以上
であると判定された場合には、ステップ62へ進み、こ
こで空気感熱センサ46によって検出されたエバポレー
タ後方の空気感熱TE が3℃より小さいか否かを判定す
る。
【0028】TE が3℃に下がるまでは、コンプレッサ
18の容量を最大にして車室内の冷房を促進する(ステ
ップ64)。具体的には、エバポレータ8後方の目標空
気感熱TE ’を非常に低い値に設定し(例えば−10
℃)、このTE ’に実際の空気感熱TE が近づくように
コンプレッサ18の吐出容量(換言すれば ISOL )を所
謂PI制御する。
【0029】これに対して、TE が3℃まで下がると、
この時点において、第1のタイマ(TM1)をスタート
させ(ステップ66)、次のステップ68において、こ
のタイマがスタートしてから10分経過したか否かを判
定する。
【0030】TM1が10分以内であればステップ70
に進み、コンプレッサ18の容量を強制的に最大とし、
次のステップ72において、エバポレータ後方の空気感
熱TE の最低到達温度TELを逐次更新し、記録する。即
ち、このステップ72においては、前回このステップで
記録された最低到達温度TELより現在のTE が高けれ
ば、前回のTELがそのまま保持され、前回のTELより現
在のTE が低ければ、今回のTE をTELとする。
【0031】そして、ステップ72の後は、他の空調制
御処理を経て、再びステップ52へもどり、上記コンプ
レッサ18の容量を最大にしつつTELの更新記録処理を
10分経過するまで行う。この状態が10分経過する
と、ステップ68から73へ進み、第2のタイマ(TM
2)をスタートさせ、次のステップ75において、クール
ダウン制御用フラグを“0”にセットし、クールダウン
制御を終了する。
【0032】前記ステップ56において、クールダウン
制御用フラグが“0”であると判定されると、ステップ
74へ進み、上記TELが所定温度(例えば5℃)より小
さいか否かを判定し、TELが5℃以上であれば、コンプ
レッサ18を通常制御する(ステップ76)。この通常
制御とは、エバポレータ後方の目標空気感熱TE ’を例
えば総合信号Tで決定される車室内の熱負荷に応じた値
に設定し、このTE ’に実際の空気感熱TE が近づくよ
うにコンプレッサ18の吐出容量(換言すればISOL)を
所謂PI制御することをいう。
【0033】また、ステップ74において、TELが5℃
より小さい場合には、前記第2のタイマ(TM2)が所
定時間(α)経過したか否かを判定し(ステップ7
8)、TM2≦αであれば、ステップ76へ進み、TM
2>αであれば、ステップ80へ進む。
【0034】ステップ80においては、コンプレッサ1
8の外部制御信号 ISOL が零であり、吐出容量が最大で
あるか否かを判定しており、前記ステップ74と併せて
エバポレータ8の凍結の有無を判定する手段が構成され
ている。
【0035】このように、ステップ74と80において
凍結の有無を判定できるのは、TELが5℃より小さく、
クールダウン制御が終了しているにもかかわらずコンプ
レッサ18の吐出容量が最大である場合にはエバポレー
タ8が凍結し、また、TELが5℃より小さくなっていて
も、コンプレッサ18の吐出容量が最大でなければ、エ
バポレータ8が凍結する前に通常制御に移行することが
本出願人によって検証されているからである。
【0036】このため、ステップ80において ISOL
零であると判定された場合には、ステップ82におい
て、第3のタイマ(TM3)をスタートさせ、ステップ
84において、TM3が所定時間(β)を経過したか否
かを判定する。ここでβは、実験的に設定されたエバポ
レータ8の凍結状態を十分に解除できる値である。そし
て、TM3がβを経過するまでは、コンプレッサ18を
停止し(ステップ86)、経過した後にコンプレッサ1
8を通常制御で稼動するようになっている(ステップ7
6)。
【0037】尚、クールダウン制御中においても、車室
内の熱負荷が小さくなり、総合信号Tが所定値より小さ
くなった場合には、クールダウン制御を持続させる必要
がなく、ステップ60からステップ88へ進み、クール
ダウン制御用フラグを“0”にセットする。
【0038】したがって、クールダウン時の空調制御の
経時的変化を図5に沿って説明すると、熱負荷が非常に
高いエンジン22の始動初期においては、ステップ64
において、コンプレッサ18の吐出容量が最大となり、
車室内が急速に冷却されていき、当所高かったTE が3
℃に低下した時点で第1のタイマがスタートし、ステッ
プ68,70において、10分間コンプレッサ18の吐
出容量が最大に維持される。
【0039】そして、10分が経過すると、クールダウ
ン制御が解除され、ステップ76の通常制御に移行しよ
うとする。この際、ステップ74,80においては、エ
バポレータ8の凍結の有無が判断され、凍結していなけ
ればそのまま通常制御に移行するし、凍結していれば、
所定時間(β)の間コンプレッサ18が停止され、凍結
状態が取り除かれた後に通常制御へ移行する。
【0040】
【発明の効果】以上のべたようにこの発明によれば、車
室内の急速冷房処理の過程でエバポレータが万が一凍結
しても、急速冷房処理の後に凍結状態が解消されるの
で、正常制御に復帰させることができる。
【0041】このため、急速冷房後においてもエバポレ
ータの冷却状態を空気感熱センサで正確に検出でき、正
確な冷房制御が実現できると共に、エバポレータの凍結
によるコンプレッサの焼きつきも防止できる。
【0042】さらには、エバポレータが凍結しても正常
制御に復帰することから、急速冷房時の目標冷房状態を
制御可能な限界近くまで高めることができ、制御能力を
高めることもできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動車用空調装置の冷房制御装
置を表す機能ブロック図である。
【図2】自動車用空調装置の実施例を示す概略構成図で
ある。
【図3】図2で用いられる可変容量コンプレッサを示す
断面図である。
【図4】図2のマイクロコンピュータによる冷房制御の
作動例を示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに基づく冷房制御を説明
する線図である。
【符号の説明】
8 エバポレータ 18 コンプレッサ 46 空気感熱センサ 100 切替タイミング判定手段 200 コンプレッサ容量制御手段 300 最低到達温度記録手段 400 吐出状態判定手段 500 凍結判定手段 600 凍結解除手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量コンプレッサを用いてエバポレ
    ータへの冷媒流量を制御する自動車用空調装置にあっ
    て、 車室内の急速冷房を開始または解除する切換タイミング
    を判定する切換タイミング判定手段と、 前記切換タイミング判定手段により急速冷房を開始する
    タイミングであると判定された場合に、前記コンプレッ
    サの吐出容量を最大に維持するコンプレッサ容量制御手
    段と、 前記エバポレータ後方の空気温度を検出する空気感熱セ
    ンサと、 前記空気感熱センサで検出された温度の最低到達温度を
    記録する最低到達温度記録手段と、 前記コンプレッサが最大吐出状態で可動しているか否か
    を判定する吐出状態判定手段と、 前記切換タイミング判定手段により急速冷房を解除する
    タイミングであると判定された後に、前記最低到達温度
    が所定値以下であり、前記吐出状態判定手段により前記
    コンプレッサが最大吐出状態で稼動していると判定され
    た場合は、前記エバポレータが凍結していると判定する
    凍結判定手段と、 前記凍結判定手段による凍結判定時に前記エバポレータ
    の凍結状態を解除する解除手段と、 を具備することを特徴とする自動車用空調装置の冷房制
    御装置。
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