JP2842285B2 - クロック信号発生装置 - Google Patents

クロック信号発生装置

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JP2842285B2 JP4956695A JP4956695A JP2842285B2 JP 2842285 B2 JP2842285 B2 JP 2842285B2 JP 4956695 A JP4956695 A JP 4956695A JP 4956695 A JP4956695 A JP 4956695A JP 2842285 B2 JP2842285 B2 JP 2842285B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル・データの再
生を行うための基準クロック信号の周波数を設定するた
めの光ディスク等のディスク媒体に記録された情報を基
にして基準クロック信号を再生するためのクロック信号
発生装置に係わり、詳細にはディスク媒体の各トラック
で周波数の異なる再生データに同期した基準クロック信
号を発生するためのクロック信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク媒体にディジタルで記録する方
式として基本的なものとして、CAV方式とCLV方式
が存在する。前者のCAV方式では、ディスクを一定角
速度で回転させ、ディスクのどのトラックでも一定の基
準クロック信号で記録を行うようにしている。これに対
して後者のCLV方式では、一定線速度となるように回
転制御を行って、この状態で一定の基準クロック信号で
記録を行うようにしている。したがって、前者のCAV
方式は高速アクセス性に優れており、後者のCLV方式
は記録密度が均一になる分だけ記録の高密度化を図るこ
とができるという利点がある。
【0003】これに対して、CWL−CAV方式は、デ
ィスク上における1ビット当たりの波長が等しくなるよ
うに、それぞれのトラックの位置する半径に応じてディ
ジタルデータの基準クロック周波数を変化させる方式で
ある。このCWL−CAV方式は、CAV方式の高速ア
クセス性とCLV方式の記録密度とを同時に実現する優
れた方式である。CWL−CAV方式では、基準クロッ
ク周波数が変化するので、信号を再生するための再生基
準クロック信号発生回路としてPLL回路が使用される
のが通常である。
【0004】図4は、例えば特開平2−158966号
公報に開示されているこのような再生基準クロック信号
発生用PLL回路を示したものである。この回路の再生
等化器11には、図示しない再生ヘッドからピックアッ
プされ、同じく図示しない再生アンプで増幅された再生
データ信号12が入力されるようになっている。再生等
化器11は、この再生データ信号12のパルス特性を改
善し、その出力をAGC回路13に供給する。AGC回
路13は振幅変動の低周波部分を除去する。この出力は
A/D変換器14とコンパレータ15の双方に入力され
る。
【0005】このうちA/D変換器14は、アナログレ
ベルの入出力を量子化して量子化データとする。この量
子化データは判別器16に入力され、元の記録用ディジ
タルデータに復元される。このディジタルデータは再生
信号処理部17に入力される。再生信号処理部17は現
実には複数の回路によって構成されている。そして、入
力されたディジタルデータを復号すると共に、誤り訂正
を行う等の再生信号処理を行う。再生信号処理部17で
は、更に装置使用者に合った用途に供するために、その
使用者に適したフォーマットにこの信号を再構成し、図
示しない後段の回路部分に出力することになる。
【0006】ところで、A/D変換器14、判別器16
および再生信号処理部17には、データに同期した基準
クロック信号18がバッファ19から供給されるように
なっている。この基準クロック信号18の生成経路を次
に説明する。
【0007】AGC回路13からコンパレータ15に供
給された信号は、図示しない所定の基準レベルと比較さ
れて2値化された後、その出力信号がPLL回路部21
内の位相比較器22の一方の入力端子に入力される。P
LL回路部21は、この位相比較器22と、その比較結
果としての誤差信号を増幅する誤差増幅器23と、誤差
増幅器の出力の低周波分を通過させるローパスフィルタ
24と、このローパスフィルタ24の出力電圧に基づい
た周波数で発信する電圧制御発振器(VCO)25と、
この発信出力を混合器26を介して受け取り所定の帯域
成分を通過させる帯域通過フィルタ27によって構成さ
れている。帯域通過フィルタ27の出力は位相比較器2
2の他方の入力端子に供給されると共に、バッファ19
に送出されるようになっている。
【0008】混合器26には周波数シンセサイザ29か
ら出力される所定の周波数の信号30が供給されるよう
になっている。この周波数シンセサイザ29には、ディ
スクのトラックアドレス31を解読するデコーダ32か
らその解読結果33が供給されており、これに応じた周
波数の信号30が発生することになる。
【0009】このような従来の再生基準クロック信号発
生用PLL回路では、PLL回路部21内の帯域通過フ
ィルタ27を通して電圧制御発振器25と周波数シンセ
サイザ29の和成分あるいは差成分が抽出され、位相比
較器22で比較される。これにより、この和あるいは差
が再生信号の基準クロック周波数と等しくなるように制
御が行われる。
【0010】CWL−CAV方式では、基準クロック周
波数が広範囲にわたって変化する。そこで、クロック周
波数の範囲すべてを電圧制御発振器25の可変範囲で網
羅すると、わずかなノイズが発生しても基準クロック信
号の大きな変動を招くことになり、元の周波数に復帰す
るために時間を要したり、あるいは基準クロック周波数
が変動している間の記録再生装置の出力が大きく乱れて
しまうといった不具合を発生させる。
【0011】そこで、この再生基準クロック発生用PL
L回路では、電圧制御発振器25の可変範囲を制限する
と共に、周波数シンセサイザ29の安定な周波数との和
または差をとって、この信号を再生する信号に同期させ
るという方法をとっている。すなわち、得られた和また
は差のとられた信号34がバッファ19を通して、A/
D変換器14、判別器16および再生信号処理部17に
基準クロック信号18として分配されることになる。
【0012】図5は、図4に示した周波数シンセサイザ
の構成を具体的に表わしたものである。周波数シンセサ
イザ29は、水晶発振器等の安定した発振器から構成さ
れ基準となる周波数を発振する基準周波数発振器41
と、これから出力される基準周波数を一方の入力端子に
入力する位相比較器42と、この位相比較器42による
基準周波数とプログラマブルカウンタ44の出力との比
較結果を入力する誤差増幅器45と、この誤差増幅器4
5の出力の低周波成分を通過させるローパスフィルタ4
6と、このローパスフィルタ46の出力電圧に応じた周
波数を出力する電圧制御発振器47とを備えており、電
圧制御発振器47の発振出力としての所定の周波数の信
号30はプログラマブルカウンタ44に入力され、制御
データ入力48に応じて分周されるようになっている。
【0013】プログラマブルカウンタ44の出力は位相
比較器42で比較されて、この値に応じて周波数の制御
が行われる。すなわち、電圧制御発振器47の発振出力
は、プログラマブルカウンタ44の分周比を“N”とす
ると、基準周波数発振器41の出力のN倍の周波数とな
るように制御される。
【0014】ディスクの再生時の基準クロック周波数
は、再生トラックの位置に一意に対応している。そこで
従来ではこのプログラマブルカウンタ44の分周値の制
御に、再生するトラックの位置情報を変換したものを制
御データ入力48として使用していた。このようなもの
としては、トラックのアドレス番号やそれをデコードし
た値を挙げることができる。
【0015】ところで、トラックのアドレス番号は、本
来、データのアクセスのためのヘッド位置の制御に使用
されるものであり、高い精度と信頼性が要求されてい
る。したがって、このトラックのアドレス番号には、同
期信号や誤り検出符号の一種であるCRCC符号の付加
が行われており、更に多数決判定を行うために多重書き
込み等の処理が施されて記録が行われている。そこで、
このような制御データ入力48を得るために、所定の変
換操作が必要である。
【0016】図6は、図5に使用した制御データ入力を
得るための回路部分を表わしたものである。ディスクか
ら再生した該当するトラックのアドレスを含んだ再生信
号51はコンパレータ52に入力され、所定の基準レベ
ルと比較されて2値化される。コンパレータ52の出力
は同期検出回路53に入力され、同期検出のためのタイ
ミング基準マーカの検出が行われる。同期検出回路53
の出力は誤り検出回路54に入力され、前記したCRC
Cの検査が行われる。誤り検出回路54の出力は、判別
器55に入力され、ここでトラックのアドレス番号への
解読が行われる。解読されたアドレスは次のアドレスの
算出器56に入力され、次にアクセスすべきトラックの
アドレスが算出される。算出されたアドレスはデコーダ
57に入力されて解読されて図5に示すプログラマブル
カウンタ44に供給するための制御データ入力48が得
られることになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の基準
クロック信号の再生のためのクロック信号発生装置で
は、高精度および高信頼性の検出系に使用されるトラッ
クの位置情報を兼用するようにしている。このため、必
要な情報を検出するために時間を要することになった。
また、ランダムなアクセスに際しては、トラックのアド
レス番号そのものではなく、アクセス先のトラックのア
ドレス番号を必要とする。したがって、連続再生を行う
場合でも次に再生する位置のトラックのアドレスを前も
って供給する必要がある。このように、アクセスの条件
に応じて、装置のシステムの制御を通じて該当するトラ
ックのアドレス番号を供給する必要があり、制御系が複
雑化し大規模化するといった問題があった。
【0018】そこで本発明の目的は、ディスク媒体のト
ラックごとにデータ再生のための基準クロック信号の周
波数が異なるような場合でも、簡易な制御でこれらの基
準クロック信号を発生させることのできるクロック信号
発生装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)ディスクの回転制御を行うための回転制御サ
ーボ基準信号を入力し、ディスクのトラックの距離に関
係しない一定時間幅のゲートパルスを発生させるウィン
ドウ発生手段と、(ロ)トラックごとにディジタル・デ
ータの再生に使用する基準クロック信号に対応した周波
数の繰り返しパターンを記録したディジタル媒体の読み
取りによって得られた再生信号から繰り返しパターンを
ゲートパルスによって定まった一定時間カウントするカ
ウント手段と、(ハ)このカウント手段によって得られ
た計数値に対応した基準クロック信号を発生させる基準
クロック信号発生手段とをクロック信号発生装置に具備
させる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】すなわち請求項記載の発明では、トラッ
クごとにディジタル・データの再生に使用する基準クロ
ック信号に対応した周波数の繰り返しパターンを記録し
たディジタル媒体に対するデータの再生を行うときに、
再生の対象となるトラックの繰り返しパターンをゲート
パルスによって定まった一定時間カウントし、その結果
得られた計数値に対応させて基準クロック信号を発生さ
せることにし、これをそのトラックのディジタル・デー
タの再生に使用することで、複雑な制御を行うことなく
各トラックのディジタル・データの再生のための基準ク
ロック信号を得ることにしている。
【0024】
【0025】請求項記載の発明では、請求項記載の
発明における基準クロック信号発生手段は、カウント手
段によって得られた計数値を分周値設定用のデータに変
換するデコーダと、このデコーダの出力によって所定の
周波数を発生させる周波数シンセサイザと、前記した基
準クロック信号を出力するためのPLL回路と、周波数
シンセサイザの出力をこのPLL回路の電圧制御発振器
の出力と混合するミックス回路とを具備することを特徴
としている。
【0026】このように周波数シンセサイザとPLL回
路の2段構成で基準クロック信号の作成を行い、周波数
シンセサイザ側に分周値設定用のデータを入力すること
で、基準クロック信号がトラックによって大きく変化す
るときであってもノイズ等に強い信頼性の高い基準クロ
ック信号を作成することができる。
【0027】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の一実施例におけるクロック
信号発生装置の構成の概要を表わしたものである。この
図には示していないディスクの読み取りによる再生信号
61は、必要により等化されコンパレータ62に入力さ
れると共に、ディスクに記録されたデータの再生に使用
するための基準クロック信号63を作成するためのPL
L回路64にも入力されるようになっている。
【0029】コンパレータ62に入力された再生信号6
1は、所定の基準レベルと比較されて2値化される。カ
ウンタ66は、再生信号61がディスクの所定の領域に
記録された繰り返しパターンに対応する状態で予め定め
られた期間内の2値化出力67の計数を行う。このよう
にカウンタ66がカウント動作を行うタイミングを設定
するためにウィンドウ発生器68が設けられている。ウ
ィンドウ発生器68は、このためにディスクについての
回転制御サーボ基準信号69が供給されるようになって
いる。
【0030】図2は、本実施例で再生に使用されるディ
スクのトラックについてのデータ構成を示したものであ
る。光ディスク等のディスク71が矢印72方向に回転
するものとすると、代表的に1つだけ示したトラック7
3は、繰り返しパターン記録可能領域74と、これに続
くトラックアドレス番号領域75と、更にこれに続くデ
ィジタル・データ領域76から構成されるようになって
いる。このトラック73とディスク71の中心との距離
をLとする。
【0031】ここで繰り返しパターン記録可能領域74
には、そのトラック上のディジタル・データ領域76に
格納されるディジタル・データの基準クロック信号に対
応した周波数の繰り返しパターンが記録されている。例
えば(1,7)RLL(RunLength Limited)変調ディ
ジタル記録方式で記録を行うようにすれば、最低繰り返
し周波数となるクロックの1/16の周波数の繰り返し
パターンを記録することができる。このような繰り返し
パターンは、ディスク71の製造時に作成しておくよう
にしてもよいし、図1に示した回転制御サーボ基準信号
69によって生成されたゲート信号によってディスク書
き込みのための装置で記録を行うようにしてもよい。
【0032】図1に戻って説明を続ける。ウィンドウ発
生器68は、回転制御サーボ基準信号69を基にして、
ディスク中心から読み取りの行われるトラック73の距
離に関係せず一定時間幅のゲートパルス78を生成す
る。このゲートパルス78はイネーブル信号としてカウ
ンタ66に供給される。このようにして、コンパレータ
62で2値化された後の2値化出力67がゲートパルス
78の印加された所定時間だけカウントされることにな
る。
【0033】このカウント値を表わしたカウント値デー
タ79はデコーダ81に供給され、分周値設定用データ
82に変換される。分周値設定用データ82とは、図2
に示したディスク71の中心から距離Lだけ離れた位置
に存在するトラック73に対応したディジタル・データ
の基準クロック信号を発生させるための分周値を設定す
るデータである。本実施例では前記したCWL−CAV
方式でディジタル・データの記録と再生を行うようにな
っている。
【0034】ラッチ回路83は、デコーダ81から分周
値設定用データ82の供給を受け、ラッチパルス発生器
84からホールド用ラッチパルス85が送られてくるタ
イミングでこれをラッチする。ラッチパルス発生器84
はこのホールド用ラッチパルス85を回転制御サーボ基
準信号69を基にして作成している。ラッチ回路83は
これ以降、図2に示したディジタル・データ領域76を
再生している区間にわたって分周値設定用データ82を
ラッチし、このラッチ出力87を周波数シンセサイザ2
9に供給する。
【0035】ここで周波数シンセサイザ29は図5で示
した構成の回路であり、このプログラマブルカウンタ4
4にラッチ出力87が従来の制御データ入力48と同様
に入力され、分周数の設定に用いられることになる。
【0036】図3は、図1に示したクロック信号発生装
置におけるプログラマブルカウンタの分周比設定のため
に用いられる各種信号を示したものである。こうち同図
(a)は回転制御サーボ基準信号69の発生タイミング
を示している。回転制御サーボ基準信号69の発生した
時点を基準として同図(c)に示すゲートパルス78が
ウィンドウ発生器68からイネーブル信号としてカウン
タ66に供給される。このゲートパルス78が立ち下が
っている区間だけ、カウンタ66は図3(b)に示すパ
ルス状の2値化出力67をカウントし、その結果をカウ
ント値データ79としてデコーダ81に供給する。デコ
ーダ81の解読結果は、図3(d)に示すホールド用ラ
ッチパルス85によってラッチ回路83にラッチされる
ことになる。図1に示した周波数シンセサイザ29は、
ラッチ出力87を基にして所定の周波数の信号30をミ
ックス回路88に供給することになる。
【0037】ミックス回路88は、図4に示した混合器
26と同様であり、PLL回路64の電圧制御発振器2
5(図4参照)から得られる発信出力89をこのミック
ス回路88に入力させて、所定の周波数の信号30と和
または差をとるようにしている。このようにして得られ
たミックス回路出力91はPLL回路64の帯域通過フ
ィルタ27(図4参照)に供給され、和または差のとら
れた信号63(図4の信号34参照)が例えば図4と同
様の回路部分におけるバッファ19を通して、A/D変
換器14、判別器16および再生信号処理部17に基準
クロック信号18として分配されることになる。
【0038】ところで、本実施例のクロック信号発生装
置は繰り返しパターンの部分を再生してから、周波数シ
ンセサイザ29のプログラマブルカウンタ44(図5参
照)の制御入力にラッチ回路83の出力が加わるまでに
所定の遅延時間が生じる。しかしながら、この時間遅延
要素は、カウンタ66、デコーダ81およびラッチ回路
83の各回路のゲート部分であり、これらによる遅延は
100nSの範囲である。
【0039】したがって、任意のトラック73における
ディジタル・データについての基準クロック信号18を
発生させるPLL回路64のための、プログラマブルカ
ウンタ44の制御を、図2に示したディジタル・データ
領域76の再生が開始する以前に終了させることができ
る。また、ラッチ回路83でラッチ出力87が保持され
るので、次のトラックで新たな周波数の基準クロック信
号18が作成されるまで、その値が保持されることにな
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項記載の発明
によれば、トラックごとにディジタル・データの再生に
使用する基準クロック信号に対応した周波数の繰り返し
パターンを記録したディジタル媒体に対するデータの再
生を行うときに、再生の対象となるトラックの繰り返し
パターンを一定時間カウントし、その結果得られた計数
値に対応させて基準クロック信号を発生させることにし
ているので、これをそのトラックのディジタル・データ
の再生に使用することで、複雑な制御を行うことなく各
トラックのディジタル・データの再生のための基準クロ
ック信号を得ることができる。また、トラック番号等の
ない簡易なディスク・システムについても基準クロック
信号を発生させることができる。
【0041】また請求項1記載の発明では、ウィンドウ
発生手段を使用してディスクの回転制御を行うための回
転制御サーボ基準信号から一定時間幅のゲートパルスを
発生させ、これを用いてカウント手段によって再生信号
から繰り返しパターンを一定時間カウントすることにし
た。このため、ディスクのトラックの距離に関係せずに
カウントを正確に行なうことができ、精度の高い基準ク
ロック信号を得ることができる。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】また、請求項記載の発明によれば、周波
数シンセサイザとPLL回路の2段構成で基準クロック
信号の作成を行い、周波数シンセサイザ側に分周値設定
用のデータを入力することにしたので、基準クロック信
号がトラックによって大きく変化するときであってもノ
イズ等に強い信頼性の高い基準クロック信号を作成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるクロック信号発生装
置の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】本実施例で再生に使用されるディスクのトラッ
クについてのデータ構成を示した説明図である。
【図3】図1に示したクロック信号発生装置におけるプ
ログラマブルカウンタの分周比設定のために用いられる
各種信号を示した波形図である。
【図4】クロック信号発生回路としての再生基準クロッ
ク発生用PLL回路の概要を表わしたブロック図であ
る。
【図5】図4に示した周波数シンセサイザの構成を具体
的に表わしたブロック図である。
【図6】図5に使用した制御データ入力を得るための従
来提案された回路部分を表わしたブロック図である。
【符号の説明】
18 基準クロック信号 61 再生信号 62 コンパレータ 63 和または差のとられた信号(基準クロック信号) 64 PLL回路 67 パルス状の2値化出力 66 カウンタ 68 ウィンドウ発生器 69 回転制御サーボ基準信号 71 ディスク 73 (任意の)トラック 74 繰り返しパターン記録可能領域 76 ディジタル・データ領域 81 デコーダ 83 ラッチ回路 84 ラッチパルス発生器 88 ミックス回路 89 (電圧制御発振器から得られる)発信出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−263667(JP,A) 特開 平5−54543(JP,A) 特開 平4−48472(JP,A) 特開 平4−162267(JP,A) 特開 平4−177669(JP,A) 特開 昭63−37843(JP,A) 特開 平3−256272(JP,A) 特開 平5−314664(JP,A) 特開 平5−250690(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/14 351 G11B 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの回転制御を行うための回転制
    御サーボ基準信号を入力し、ディスクのトラックの距離
    に関係しない一定時間幅のゲートパルスを発生させるウ
    ィンドウ発生手段と、 トラックごとに ディジタル・データの再生に使用する基
    準クロック信号に対応した周波数の繰り返しパターンを
    記録したディジタル媒体の読み取りによって得られた再
    生信号から前記繰り返しパターンを前記ゲートパルスに
    よって定まった一定時間カウントするカウント手段と、 このカウント手段によって得られた計数値に対応した基
    準クロック信号を発生させる基準クロック信号発生手段
    とを具備することを特徴とするクロック信号発生装置。
  2. 【請求項2】 前記基準クロック信号発生手段は、前記
    カウント手段によって得られた計数値を分周値設定用の
    データに変換するデコーダと、このデコーダの出力によ
    って所定の周波数を発生させる周波数シンセサイザと、
    前記基準クロック信号を出力するためのPLL回路と、
    前記周波数シンセサイザの出力をこのPLL回路の電圧
    制御発振器の出力と混合するミックス回路とを具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のクロック信号発生装
    置。
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