JP2841760B2 - 木材チップ割裂装置 - Google Patents

木材チップ割裂装置

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JP2841760B2
JP2841760B2 JP17854690A JP17854690A JP2841760B2 JP 2841760 B2 JP2841760 B2 JP 2841760B2 JP 17854690 A JP17854690 A JP 17854690A JP 17854690 A JP17854690 A JP 17854690A JP 2841760 B2 JP2841760 B2 JP 2841760B2
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rolls
roll
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周平 山田
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Daido Steel Co Ltd
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  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、振動スクリーン等で選別した過厚の木材
チップを割裂処理する装置に関するものである。
従来の技術とその課題 この種の装置として、例えば特開昭61−83387号公報
に開示されたものが知られている。しかし、この従来の
装置の場合、油圧シリンダのピストンロッドが可動ロー
ラの軸受部材に直接接続されているため、固定ロールと
可動ロール間のクリアランスに木材チップを通過させて
割裂処理する際、可動ロールの上下方向のわずかな振動
もピストンロッドを介して油圧シリンダに伝わり、ピス
トンとシリンダの摺動部やピストンロッドとシリンダの
摺動部等に摩耗が生じることが多い。そのため、油圧シ
リンダが早期に破損して交換しなければならなくなり、
割裂作業に支障をきたすという問題点がある。
そこで、この発明は、前記従来の問題点を解決し、木
材チップの割裂処理の際に生じる可動ロールの上下方向
の振動を吸収できて、油圧シリンダに悪影響が及ぶこと
のない木材チップの割裂装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため、この発明は、前記のような
割裂装置において、油圧シリンダのピストンシリンダと
軸受部材を、可動ロールの上下方向の振動を吸収する接
続部材で接続したことを特徴とする。
作用 木材チップの割裂処理の際に、可動ロールが上下方向
にわずかに振動しても、この振動は接続部材で吸収さ
れ、油圧シリンダのピストンロッドへは伝わらない。
実施例 第1〜4図において1,2は予備的割裂を行なう上段の
固定ロールと可動ロール、3,4は本割裂を行なう下段の
固定ロールと可動ロールで、これら固定ロール1,3と可
動ロール2,4は各段毎にそれぞれ木材チップを割裂処理
できるよう所望のクリアランスをもって水平配置されて
いる。このクリアランスは、例えば上段が5〜8mm、下
段が3〜5mmとなっている。
前記ロール1〜4の両端軸部には方形の軸受部材5が
取付けられている。軸受部材5の上下端面にはガイド溝
5aが形成され(第3図)、該ガイド溝は機枠6の横杆7
の対向面に取付けられたガイドレール8に摺動可能に係
合されている。
前記のように軸受部材5を介して機枠6に支持された
各ロール1〜4の軸受部材5より突出した一方の軸端に
はスプロケット9が装着されている。尚、下段のスプロ
ケット9はダブル型となっている。固定ロール1,3のス
プロケット9,9間には無端チェーン10が張架され、また
可動ロール2,4のスプロケット9,9間には無端チェーン11
が張架されている。下段の固定ロール3と可動ロール4
のそれぞれのスプロケット9,9と駆動モータ12,13の軸に
装着されたスプロケット14,15間には無端チェーン16,17
が張架され、該モータ12,13を駆動すると、各ロール1
〜4が矢印で示す方向へ回転されるようになっている。
18は機枠6の上部に設けられた木材チップを選別する
振動スクリーンであり、選別によって過厚の木材チップ
をその下向き先端から上段の両ロール1,2間へ落下投入
する。20はガイドレール8に着脱可能に取付けられたス
トッパで、固定ロール1,3の軸受部材5の一端(第1図
で左端)がこれに当接されている。
一方、可動ロール2,4の他端(第1図で右端)には第
4図に詳示されているように取付金具22がボルト23で固
定されており、取付金具22の上下フランジ部には鉤状係
合部25a,26aを有する接続金具25,26がライナ24を両金具
22と25,26で挾持した形でボルトナット27で固定されて
いる。上下の接続金具25,26間には円柱状の基部28と球
面ヘッド29からなる接続金具30が、球面ヘッド29の上下
縁部の後面を接続金具25,26の係合部25a,26aに係合し、
かつ上下縁と接続金具25,26との間に可動ロール2,4の上
下方向の振動を吸収可能な所望のクリアランスをもつて
配置されている。接続金具30の基部27には機枠6に横向
きに設置された油圧シリンダ32のピストンロッド33の先
端部が嵌入して固定されている。34は機枠6から水平に
張り出して設けられたブラケットであり、シリンダ32の
設置に際してブラケット34の支持孔35へシリンダ32に設
けた突部36を嵌入して支持している。
油圧シリンダ32を作動するための油圧回路は第2図に
示すように構成されている。シリンダ32の一方の室Xと
接続した管路41とシリンダ32の他方の室Yと接続した管
路51とは、図示しない油圧ユニットに接続されている。
53は管路41に接続された管路で、該管路にはアキュムレ
ータ54が接続されている。
前記において各段のロール1〜4のセットは次のよう
に行なう。すなわち、上段を例にとると、可動ロール2
および固定ロール1を順次、第1図のガイドレール8に
軸受部材5のガイド溝5aを係合させて左方へ摺動して押
し込む。しかる後、ストッパ20を所定位置に取付けたう
え、このストツパ20に軸受部材5の一端を当接させて固
定ロール1を固定状態とするとともに、可動ロール2を
シリンダ32の作動で固定ロール1側へ接近又は固定ロー
ル1から離間するようにして、前記所望のクリアランス
の位置で固定する。
前記のようにロールをセットした後にモータ12,13を
駆動すると、ベルト16,17およびベルト10,11を介してロ
ール1〜4が回転し、この回転するロールによって振動
スクリーン18によって広げられ、ロール1,2間に落下投
入する木材チツプはクリアランスを通過する際に割裂さ
れる。
この割裂処理の際に、可動ロール2,4が上下方向にわ
ずかに振動しても、この振動は接続金具25,26と、接続
金具30の球面ヘッド29の上下縁とで形成されるクリアラ
ンスで吸収され、油圧シリンダ32のピストンロッド33へ
は伝わらない。すなわち、振動によって接続金具25,26
が前記クリアランスの範囲で球面ヘッド29に対して上下
動し、球面ヘッド29およびピストンロッド33に振動が伝
わることがない。また、割裂処理するチップの量が多く
なって層をなしてロール1,2間に落下しても、シリンダ3
2の一方の室Xの圧油が管路41,53を経てアキュムレータ
54へ送られることにより、可動ロール2,4の軸受部材5
がガイドレール8上を後退して可動ロール2,4が固定ロ
ール1,3から離間し、常に一定圧力で押圧する。したが
って、チップ処理量の多少に関係なく、均一性チップの
割裂が行なわれる。金属や石がチップに混入していて、
ロール間を通過する場合も、前記と同様にアキユムレー
タ54の作用により一定圧力で押圧しながら可動ロール2,
4が固定ロール1,3より離間し、通過後に固定ロール1,3
へ接近して戻る。そのため、ロールが傷まない。
一方、ロールのメンテナンスのため、可動ロール2,4
をロール1,3から大きく離間させる必要があるときは、
前記油圧ユニットから圧油をシリンダ32の他方の室Yへ
送る。これにより可動ロール2,4が第4図に示すように
最大Sストローク(例えば50mm)、固定ロール1,3から
離間し、固定ロール1,3とのクリアランスが大きくとれ
て点検が行なえるようになる。
尚、実施例で示した接続部材としての接続金具25,26
および30は好ましい一例を示したにすぎず、他の接続部
材を排除するものではない。
発明の効果 この発明は前記のように構成され、木材チップの割裂
処理の際に生じる可動ロールの上下方向の振動を接続部
材で吸収することが可能なので、油圧シリンダの早期破
損を確実に防止することができ、割裂作業を長期にわた
り効果的に持続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す正面図、第2図は同
上の上段のロールと油圧回路の斜視説明図、第3図は第
2図のIII−III線に沿う拡大断面図、第4図は同上の可
動ロールの軸受部材と油圧シリンダの接続部分の拡大正
面図である。 1,3……固定ロール、2,4……可動ロール 5……軸受部材、5a……ガイド溝、6……機枠 8……ガイドレール 9,14,15……スプロケット 10,11,16,17……無端チェーン、20……ストッパ 22……取付金具、25,26,30……接続金具 27……基部、28……球面ヘッド 32……油圧シリンダ、33……ピストンシリンダ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材チップを割裂処理できるクリアランス
    をもって水平配置された固定ロールと可動ロールを具
    え、可動ロールの両端軸部に軸受部材を設け、この軸受
    部材を可動ロールが固定ロールの軸線と直交する方向に
    移動可能なように機枠に支持し、かつ該軸受部材を移動
    する油圧シリンダを機枠に設置した木材チップ割裂装置
    において、 前記油圧シリンダのピストンシリンダと軸受部材を、可
    動ロールの上下方向の振動を吸収する接続部材で接続し
    たことを特徴とする木材チップ割裂装置。
JP17854690A 1990-07-06 1990-07-06 木材チップ割裂装置 Expired - Lifetime JP2841760B2 (ja)

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