JP2840542B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2840542B2
JP2840542B2 JP11113594A JP11113594A JP2840542B2 JP 2840542 B2 JP2840542 B2 JP 2840542B2 JP 11113594 A JP11113594 A JP 11113594A JP 11113594 A JP11113594 A JP 11113594A JP 2840542 B2 JP2840542 B2 JP 2840542B2
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door
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輝明 田口
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーブントースタ等の調
理器に関する。
【0002】
【従来の技術】実公平4−13522号公報等に示され
るオーブントースタにおいては、扉はトースタ本体の前
側に開いてくる。食品棚である焼網は上記扉に連動し、
扉の開放時、食品の出し入れがやり易いように前方へ移
動してくる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなオーブント
ースタにおいては、トースタ本体の前側に、開いてくる
扉のためのスペースを確保しておく必要があり、トース
タの設置場所が制限される。
【0004】また、調理した食品を焼網から取り出す場
合、前側に開いてきた扉に触れたりする。すると、調理
後は扉は熱くなっていることにより、火傷を負う危険が
ある。
【0005】さらに、このような調理器の場合、加熱調
理時に調理物から飛散した油等により、扉内面および加
熱室内壁面が汚れた場合、掃除をする為に窓ガラスを着
脱式にして取り外し可能としたり、扉全体が着脱式のも
の等があるが、構造が複雑となる為、着脱が困難になり
手入れがやりにくいという問題があった。また、本体の
前面開口部の開口面積が比較的狭い為、加熱室内の掃除
が容易にできないという問題を有していた。
【0006】本発明は、構成簡単にして、扉の開放スペ
ースの確保を不必要として設置場所の自由度を向上する
とともに、食品取り出し時に火傷を負う危険をなくし、
調理後の加熱室内および扉の掃除が容易な調理器を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の調理器は、側面
円弧状の前面開口を有する加熱室と、この加熱室に配置
され、前後に移動する食品棚と、この食品棚に載置され
る食品を加熱する加熱手段と、上記前面開口を開閉する
側面円弧状の扉と、この扉の側辺に形成された側板と、
この側板における、上記前面開口及び扉の円弧中心付近
に形成され、上記扉による上記前面開口の開閉を可能と
すべく上記扉を回転可能に支持する扉軸と、この扉軸に
装着されたギアと、上記食品棚の側部に形成され、食品
棚を前後移動可能に支持するロッドと、このロッドに装
着され且つ上記ギアに噛み合い、上記扉の閉成時に後方
へ移動するとともに上記扉の開放時に前方へ移動するラ
ックとを備える。
【0008】更に、上記ラックの前後移動範囲の中心付
近に配置され、上記ラックを引張するバネを備える。
【0009】更に、上記扉軸は上記側板に着脱自在に装
着されるとともに、上記扉軸の先端と上記ギアの扉軸と
の当接部の夫々に着脱自在に結合する溝を一体に形成し
た。
【0010】
【作用】扉は、開放時、前面開口に沿ってスライドする
ように扉軸を中心として上方へ回転し、調理器本体の壁
面に重なる。この時、上記扉軸とともにギアが同方向に
回転して、このギアと噛み合っているラックが前方へ移
動し、ロッドを介して上記ラックに連結している食品棚
も前方へ移動する。
【0011】閉成時には、扉は逆の動きを取り、前面開
口に沿ってスライドするように扉軸を中心として下方へ
回転する。この時、上記ギアと噛み合っている上記ラッ
クは後方へ移動し、食品棚も後方へ移動する。
【0012】そして、扉の開閉時の衝撃を和らげるよう
に、上記ラックは、その前後移動範囲の中心付近にてバ
ネで引張され、常に中心付近に戻ろうとする。
【0013】また、扉軸は側板に着脱自在に装着されて
いる為、扉軸を側板から取り外すだけで扉を取り外すこ
とが出来る。また、扉軸の回転動作は溝を介して確実に
ギアに伝達される。
【0014】
【実施例】本発明実施例のオーブントースタを図面に基
づいて説明する。オーブントースタ本体1は上半分が側
面円弧状をなし、このトースタ本体1内に加熱室2が形
成されている。この加熱室2の前面開口3も側面円弧状
をなし、同じく側面円弧状の、透光ガラス4を有する扉
5により開閉される。これらトースタ本体1、前面開口
3及び扉5の円弧中心はほぼ一致する。
【0015】上記扉5の両側辺にはほぼ扇型の側板6が
一体成形されている。そして、この側板6の、上記トー
スタ本体1、前面開口3、扉5の円弧中心にあたる付近
には、扉軸7が着脱自在に固定形成されている。この扉
軸7はトースタ本体1の側壁1aを貫通し、上記扉5を
回転可能に支持している。
【0016】上記加熱室2内の上下には各々、食品を加
熱する加熱手段即ち棒状ヒータ8が配置され、これらヒ
ータ8の間であって加熱室2の中央付近には、上記ヒー
タ8で加熱される食品を載置する食品棚即ち焼網9が配
置されている。この焼網9は両側部に、加熱室2の側壁
にある前後に長い長孔10を貫通するロッド11を2本
ずつ一体的に有する。これらロッド11は長孔10内で
前後に移動可能であって、上記焼網9を前後移動可能に
支持している。
【0017】図5および図6において、上記扉軸7は中
央に空洞7aを有する中心軸7bと、該中心軸7bを中
心として両端に設けられた一対の係止部7cを一体的に
備え、上記中心軸7bをトースタ本体1の側壁1aに貫
通した状態でこの側壁1aと上記加熱室2の側壁との間
に中心軸の先端を位置させ、この先端にギア12がその
軸12aを上記空洞7aに挿入された状態で装着固定さ
れている。上記ギア12の軸12aは一端が上記中心軸
7bの空洞7aに挿入されて固定され、他端は上記加熱
室側壁1aにネジ止めされた軸受板15によって回転自
在に軸支されている。そして、上記中心軸7bの先端と
ギア12の中心軸7bとの当接部には互いに噛み合った
状態で結合する鋸歯状の溝16が夫々形成されている。
【0018】さらに、上記扉5の側板6には上記扉軸7
の係止部7cが挿入され係合する係合孔17が形成さ
れ、該係合孔17に係止部の爪7dが引っ掛かることで
一体的に固定されている。また、上記ロッド11は、加
熱室2の側壁の長孔10を貫通した状態でこの側壁とト
ースト本体1の側壁1aとの間に先端が位置し、この先
端にラック13が装着固定されている。そして、これら
ギア12及びラック13は互いに噛み合っている。
【0019】上記ラック13は勿論前後に移動可能であ
って図3と図4で示される位置の間が移動範囲となる。
そして、この移動範囲の中心付近の直下のトースタ本体
底壁1bにバネ14が装着されており、このバネ14は
上記ラック13の中心付近に連結されラック13を引張
している。
【0020】尚、上記扉軸7、ギア12、ラック13、
バネ14等の一連の構成は、図面上左側のものは示され
ていないが、左側にも設けられている。
【0021】次に、このようなオーブントースタの動作
について詳述する。扉5を開放する場合、把手を持って
扉5を上方へ持ち上げる。すると、図4の如く、扉5は
前面開口3に沿ってスライドするように上記扉軸7を中
心として上方に向かい且つ時計方向に回転し、トースタ
本体1の上側後半分の壁面1cに重なり、前面開口3が
開放される。この時、上記扉5に固定されている上記扉
軸7も一体となって回転され、さらに、上記扉軸7とと
もに上記溝16を介して上記ギア12も時計方向に回転
し、このギア12と噛み合っている上記ラック13が前
方へ移動し、ロッド11を介して上記ラック13に連結
している焼網9も前方へ移動する。
【0022】このように上記焼網9が前方へ移動してく
ることにより、食品の出し入れがやり易い。そして、上
記扉5はトースタ本体1の上側後半分の壁面1cに重な
り前側に開いてこないため、調理後に熱くなっている扉
5に触れて火傷を負う危険がなくなる。しかも、トース
タ本体1の前側に扉5の開放スペースを確保する必要が
ないことにより、オーブントースタの設置の自由度が向
上することになる。
【0023】扉5を閉じる時は逆の動作が行われ、図3
の如く、扉5は前面開口3に沿ってスライドするように
上記扉軸7を中心として下方へ向かい且つ反時計方向に
回転し、前面開口3が塞がれる。この時、上記ギア12
と噛み合っている上記ラック13は後方へ移動し、焼網
9も後方へ移動する。これにより、食品はヒータ8で効
率よく加熱される位置に至る。
【0024】そして、扉5は開閉時、自身の重量により
トースタ本体1のa、b部(図3、図4)に強くぶつか
ろうとする。しかし、上記ラック13がその前後移動範
囲の中心付近にて上記バネ14で引張されて常に中心付
近に戻ろうとし、この影響は上記ラック13と噛み合っ
ているギア12を介して扉5にも及び、その結果、扉5
が開閉時に上記a、b部に強くあたるのが回避され、オ
ーブントースタの耐久性の向上が図られる。
【0025】また、加熱調理終了後に加熱室内および扉
5を掃除する場合は、扉5の左右側面6に固定された扉
軸7両端の係止部7cをそれぞれ中心軸7bの方向に押
し込み、爪7dを係止孔17から外し、扉軸7を引き抜
く。すると、上記扉軸7は中心軸7bの先端の溝16か
らギアと切り離され、扉5を支持している扉軸7を本体
から取り外すことができ、これにより、扉5を簡単に外
し、手入れを容易に行うことができる。そして、扉5を
取り付ける場合は、扉5の取り外し時とは逆動作を行
う。扉5の側板6の孔と本体側板1aの孔をあわせた状
態で、扉軸7の中心軸7bをそれぞれの孔に貫通させ
る。そして扉軸7の係止部7cを側板6の係合孔17に
挿入させ、爪7dを係合させる。この時、中心軸7bの
先端の溝16がギア12の溝16に互いに噛み合った状
態で結合する。
【0026】
【発明の効果】本発明のオーブントースタ等の調理器に
よれば、扉は、開放時、前面開口に沿ってスライドする
ように扉軸を中心として上方へ回転し、調理器本体の壁
面に重なるように構成したことにより、調理器本体の前
側に扉の開放スペースを確保する必要がなく、調理器設
置の自由度を向上することができる。
【0027】更に、 扉は開放時に調理器本体の壁面に
重なり前側に開いてこないため、調理後、食品を取り出
す際に熱くなっている扉に触れて火傷を負う危険をなく
すことができる。
【0028】更に、扉の開放時に食品の出し入れがやり
易いように食品棚を前方へ移動するようにしているが、
この移動のための構成としては、扉軸にギアを装着する
とともに食品棚を支持するロッドに上記ギアと噛み合う
ラックを装着するだけでよく、構成簡単であり、コスト
アップを抑制することができる。
【0029】更に、上記ラックの前後移動範囲の中心付
近に配置され、上記ラックを引張するバネを備えたこと
により、扉開閉時のショックを和らげることができ、調
理器の耐久性を向上することができる。
【0030】更に、本体前面の開口面積が大きく、ま
た、扉の着脱が簡単にできる構成としたので、扉および
加熱室内の手入れが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のオーブントースタの外観斜視図
である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1における扉閉成時のB−B線断面図であ
る。
【図4】図1における扉開放時のB−B線断面図であ
る。
【図5】本体右側の扉機構を示す要部断面図である。
【図6】本体右側の扉機構の縦断面図である。
【符号の説明】
2 加熱室 3 前面開口 5 扉 6 側板 7 扉軸 8 棒状ヒータ(加熱手段) 9 焼網(食品棚) 11 ロッド 12 ギア 13 ラック 14 バネ 16 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−309044(JP,A) 実開 昭63−137209(JP,U) 実開 平2−34907(JP,U) 実開 平3−118411(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 15/16 A47J 37/08 105 F24C 7/04 - 7/06 F24C 7/02 350 F24C 15/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面円弧状の前面開口を有する加熱室
    と、この加熱室に配置され、前後に移動する食品棚と、
    この食品棚に載置される食品を加熱する加熱手段と、上
    記前面開口を開閉する側面円弧状の扉と、この扉の側辺
    に形成された側板と、この側板における、上記前面開口
    及び扉の円弧中心付近に形成され、上記扉による上記前
    面開口の開閉を可能とすべく上記扉を回転可能に支持す
    る扉軸と、この扉軸に装着されたギアと、上記食品棚の
    側部に形成され、食品棚を前後移動可能に支持するロッ
    ドと、このロッドに装着され且つ上記ギアに噛み合い、
    上記扉の閉成時に後方へ移動するとともに上記扉の開放
    時に前方へ移動するラックとを備えたことを特徴とする
    調理器。
  2. 【請求項2】 上記ラックの前後移動範囲の中心付近に
    配置され、上記ラックを引張するバネを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の調理器。
  3. 【請求項3】 上記扉軸は上記側板に着脱自在に装着さ
    れるとともに、上記扉軸の先端と上記ギアの扉軸との当
    接部の夫々に着脱自在に結合する溝を一体に形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の調理器。
JP11113594A 1993-05-31 1994-05-25 調理器 Expired - Fee Related JP2840542B2 (ja)

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CN113768346A (zh) * 2017-12-22 2021-12-10 李亚锐 一种锅体及智能烹调机

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