JP2840017B2 - 消火配管システムの構築方法 - Google Patents

消火配管システムの構築方法

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JP2840017B2 JP5339993A JP33999393A JP2840017B2 JP 2840017 B2 JP2840017 B2 JP 2840017B2 JP 5339993 A JP5339993 A JP 5339993A JP 33999393 A JP33999393 A JP 33999393A JP 2840017 B2 JP2840017 B2 JP 2840017B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消火配管システムの構
築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば天井部に設けたスプリンクラヘッ
ドから、消火用水を室側に散水する如く構成された消火
設備においては、天井部空間にかかる消火用水の配管が
なされており、これが例えば複数階を有するビルなどで
は、各階にほぼ同様な配管がなされている。このような
消火配管は、従来一般的に径の大きい主管から分岐管を
分岐させ、この分岐管に、例えば所定間隔の下でスプリ
ンクラヘッドへと連通させる専用の連結管を接続させる
ことによって構築されている。
【0003】ところが各スプリンクラヘッドごとに分岐
管から連通する連結管を配管するのは、配管量、施工量
が増大するので、近年は分散ヘッダを用いた所謂ヘッダ
工法が注目されている。このヘッダ工法は、複数の接続
口を有する分散ヘッダを分岐管に接続し、前記各接続口
に、可撓性を有するフレキシブル管の一端部接続し、こ
れらフレキシブル管を例えば放射状に配置させて、対応
する所定のスプリンクラヘッドにその他端部を接続する
ようにしたものである。
【0004】そしてフレキシブル管やその他の接続管
と、スプリンクラヘッドとの接続にあたっては、螺着等
の方法以外に、接続管の端部にジョイント構成を施した
ものを用いた接続方法が開示されている(実開平5−3
5158)。これは、常態では下方に付勢され、かつプ
リンクラヘッドの装着の際には接続管の端部外周に沿っ
て上方に摺動させ、スプリンクラヘッドの挿入部分をジ
ョイント内に挿入した後に、再び下降させる摺動筒を有
し、実際の作業にあたっては、基本的に素手で行うよう
になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術によれば、スプリンクラヘッドを螺着させたり、
あるいは摺動筒を手でもちながらにれを押し上げつつ、
別途スプリンクラヘッドを接続管のジョイント部分内に
挿入するので、作業性の点で好ましくなかった。しかも
天井部近傍の作業であるため、作業環境が劣悪であり、
その作業生産性は極めて低いものであった。また機械化
にも対処しづらかった。
【0006】
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、前述の分散ヘッダを用いた消火配管システムを構
築するにあたり、特にスプリンクラヘッドの装着が簡
易、迅速に行え、機械化に容易に対応し得る構築方法を
提供して、叙上の問題の解決を図ることを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、天井部空間に配管された管路に
分散ヘッダが接続され、スプリンクラヘッドを支持する
ヘッド支持体と前記分散ヘッドとは連結用管を介して接
続されている、消火配管システムを構築する方法であっ
て、スプリンクラヘッドにおける接続部には筒状のソケ
ットが固着され、このソケットは筒状のヘッド支持体の
一端部に形成された挿入部内に水密挿入自在であり、前
記挿入部外周には、挿入部外周を軸方向に摺動して、挿
入部に挿入されたソケットをロック自在な摺動体が設け
られ、かつこの摺動体が下方に位置するときに前記ロッ
クがなされ、かつ摺動体は常時下方に付勢されており、
部空間内にヘッド支持休を周定する第1の工程と、
上下動自在な押し上げロッドによって前記ヘッド支持体
の摺動体を押し上げる第2の工程と、スプリンクラヘッ
ドと一体になったソケットを保持した状態で当該ソケッ
トを上昇させてヘッド支持体の挿入部内の所定位置まで
挿入する第3の工程と、その後押し上げロッドを下降さ
せてソケットをヘッド支持体にロックさせる第4の工程
とを有することを特徴とする、消火配管システムの構築
方法が提供される。
【0009】この場合、請求項2に記載したように、ス
プリンクラヘッドの外径はヘッド支持体の摺動体の外径
よりも大きく、かつこのスプリンクラヘッドには、ヘッ
ド支持体に装着された際にヘッド支持体の摺動体の真下
に位置する箇所に、上下方向に貫通する貫通孔が形成さ
れ、この貫通孔内は、前記押し上げロッドが挿通自在で
あるように構成してもよい。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1によれば、まず予め天井部空間内にヘ
ッド支持体を固定した後、上下動自在な押し上げロッド
によって前記ヘッド支持体の摺動体を押し上げ、次いで
スプリンクラヘッドと一体になったソケットを保持した
状態で当該ソケットを上昇させてヘッド支持体の挿入部
内の所定位置まで挿入し、その後する押し上げロッドを
下降させてソケットをヘッド支持体にロックさせるよう
にしたので、機械化対応が可能であり、しかも摺動体を
押し上げるのが、ロッド状のものであるから、狭小な空
間であっても押し上げ自在である。
【0013】また請求項2のように、スプリンクラヘッ
ドの外径が摺動体の外径よりも大き場合でも、このスプ
リンクラヘッドには上下方向に貫通する貫通孔が形成さ
れ、この貫通孔内は、前記押し上げロッドが挿通するの
で、押し上げロッドにより械化対応が可能である。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
れば、まず図1は本実施例で使用した分散ヘッダ1の一
部断面図、図2はこの分散ヘッダ1を、図1におけるA
−A線でみた断面図であり、その本体2は市販の角管を
所定長さに切断して構成されている。本実施例ではこの
ように角管を使用したが、もちろんこれに限らず、丸管
形状のものでもよく、また市販鋼管のみならず不要とな
った管、スクラップ管を用いることも可能である。
【0019】そしてこの本体2の両端部は、夫々例えば
焼きばめや適宜のプレス成形加工によって図1中の斜線
部で示される部分にて環状に成形されている。そして一
端の環状部には、分岐管に接続するために外周にネジが
切られた略テーパ状の接続部材3が溶接によって固着さ
れ、他端の環状部にはキャップ4が溶接によって固着さ
れて閉口されている。
【0020】かかる形態を有する本体2の外周には、計
6カ所に分岐接続体P1〜P6が設けられている。その具
体的な設定箇所は、キャップ4寄りの外周四面に各1カ
所ずつ計4カ所と、接続部材3寄りの外周における1対
の対向する面に各1カ所ずつ計2カ所である。もちろん
図1における一点鎖線で示されるように、接続部材3寄
りの外周における他の対向面にも夫々P7、P8を設け
て、キャップ4寄りの外周と同様に、接続部材3寄りの
外周四面にも各1カ所ずつ計4カ所として、全体でP1
〜P8の合計8つの分岐接続体を設けてもよい。このよ
うにこの分散ヘッダ1は、必要に応じて分岐接続体の数
を増減することが可能である。
【0021】各分岐接続体P1〜P6は全く同一構成であ
るので、いまキャップ4寄りの外周面に設けられた分岐
接続体P1に基づいてその構成を説明すると、この分岐
接続体P1は、市販鋼管や不要になった管を所定の長さ
に輪切り切断してこれを分岐接続管11とし、さらにこ
の分岐接続管11の一端部外周に、テーパ状に開口した
つば部12を溶接等で固着した構成を有している。この
つば部12もやはり市販鋼管やスクラップ管などを所定
の長さに切断し、その一端部を拡径加工することによっ
て構成されたものである。
【0022】そして本体2における設定箇所に、分岐接
続管11の内径と同一径を有する貫通孔13を夫々穿設
し、この貫通孔13の周縁部に、分岐接続管11の他端
部を溶接によって固着することにより、分岐接続体P1
が構成される。他の分岐接続体P2〜P6も、この分岐接
続体P1と全く同様にして構成される。本実施例で用い
た分散ヘッダ1は、以上のように構成されているが、溶
接等の固着方法を用いた点、常時充水されている点等、
腐食の要素が大きいことを鑑みれば、この分散ヘッダ1
の表面には、例えば化学ニッケルメッキ法の1つである
カニゼンメッキ(General American Transportation Co
rp.の商品名)を施すことが好ましい。
【0023】一方上記構成にかかる分散ヘッダ1の各分
岐接続体P1〜P6に、その一端部が継手接続される連結
用フレキシブル管は、図3、図4に示された構成を有し
ている。即ち、本実施例にかかる連結用フレキシブル管
21は、一の管体22内周と他の管体23内周との間
に、中間部にベローズ形状を有するインナーチューブ2
4を水密に固定し、さらに当該インナーチューブ24の
外周を被冠させるように、管体22と管体23の各外周
間にアウターチューブ25を渡し、このアウターチュー
ブ25の両端部を環状のアウターバンド26によって各
々管体22と管体23の外周に固定した構造となってい
る。
【0024】前記インナーチューブ24は、バルジング
によって管体22と管体23の各内周に固定されてい
る。これを詳細に説明すると、まず各管体22、23の
内周にそれぞれ環状溝22a、23aを形成しておき、
その後インナーチューブ24における前記環状溝22
a、23aに対応する部分の外周に、環状のOリング装
着溝を形成し、該Oリング装着溝にそれぞれOリング2
7を装着する。
【0025】そしてこの状態のインナーチューブ24の
両端部をそれぞれ各管体22、23内に挿入し、その後
このインナーチューブ24の各挿入部分を、各管体2
2、23内周壁に向けてバルジングによって膨出させ
る。そうするとOリング27が押圧されつつ、Oリング
装着溝の部分が前記環状溝22a、23a内に押し出し
成形され、これによってインナーチューブ24の両端部
がそれぞれ管体22、23内周に固定されるのである。
【0026】このようにしてインナーチューブ24の両
端部がバルジングによって管体22と管体23の各内周
に固定されているので、これら各管体22、3の各内周
に、防食用の樹脂ライニングが施されていても、インナ
ーチューブ24固定の際に、該樹脂ライニングを損傷す
るおそれはないものである。
【0027】そして管体22の端部外周には、外方に向
けて環状のへこみ部28を有する球座部29が固着さ
れ、管体23の端部にも、外方に向けて環状のへこみ部
30を有する球座部31が、例えばレーザ溶接によって
固着されている。
【0028】次に本実施例におけるヘッド支持体の構成
を図5に基づいて説明すると、このヘッド支持体41は
全体として、市販鋼管やスクラップ管などの管材を適宜
輪切り切断やプレス成形加工することによって得られた
略管状の形態を有している。そしてこのヘッド支持体4
1は、その下端部から順に、径大部によって構成される
挿入部42、この挿入部42と同径の弁収納部43、外
周に対向した平坦部分を有する固定部44、上端部を拡
径成形加工することによって形成されるテーパ状に開口
したつば部45を有している。
【0029】前記挿入部42の外周には、適宜数の透孔
が穿たれ、この透孔を通してボール体51が挿入部42
内に突出自在となるように構成されている。そしてこの
挿入部42の外周には、摺動体となる筒状のカプラーリ
ング52が摺動自在に設けられており、スプリング53
によって下方に付勢されている。
【0030】前記カプラーリング52の内周には、突起
54が形成されており、また当該突起54から下方に
は、略テーパ状にその内周が径大となった解放部55が
形成されている。そして常態においてスプリング53に
よって下方に付勢されたカプラーリング52は、その突
起54によって、ボール体51を挿入部44内に突出さ
せており、またこのスプリング53の付勢力に抗してカ
プラーリング52を押し上げれば、ボール体51は解放
部55に位置するようになっている。
【0031】前記弁収納部43内には、内蔵弁61の弁
箱62が、Oリング63を介して装着されている。この
内蔵弁61は同図に示されるように、その下端面に流路
となる径小の開口部64を有する筒状の前記弁箱62
と、この開口部64を閉塞自在な弁体65とによって構
成されている。この弁体65は、その上部にガイド筒6
6内を遊貫する軸体67を有し、またこの弁体65の下
部には適宜の取付金具を介して押し上げ部材68が固定
されている。そしてこの弁体65はコイルスプリングな
どの弾性部材によって下方に付勢されており、常態にお
いては、前記開口部64を閉塞している。
【0032】一方、かかる構成を有するヘッド支持体4
1に装着固定されるスプリンクラヘッド71は、下面に
略円板状の感熱ヒューズ72を有し、全体としては、略
逆円錐台形状を呈している。そしてその斜面部には、図
5、図6に示したようにスプリンクラヘッド71内空間
に通ずる開口穴73が8カ所に形成されている。そして
図6に示したように、一組の対向する開口穴73におい
て、下面からみてこの一対の開口穴73内に各々納まる
位置であって、かつ前記スプリンクラヘッド71をヘッ
ド支持体41に装着固定した際に、ヘッド支持体41の
カプラーリング52の真下に位置する箇所に、貫通螺孔
74がそれぞれ形成され、各貫通螺孔74には、ビス7
5が螺着されている。
【0033】かかる構成のスプリンクラヘッド71の接
続部76の外周に、ソケット77が螺着接合されてい
る。このソケット77は、挿入部42内に摺動自在な外
径を有しており、その上端部近傍外周には環状溝78が
形成され、この環状溝78内にはOリング79が装着さ
れている。そしてソケット77の下端部外周には、環状
のストッパ80が固着されている。
【0034】またこのソケット77の所定位置には、前
出ボール体51の挿入部42内への突出部分を受容する
受容穴受容穴77aが設けられている。そして前記スト
ッパ80によってソケット77の押し上げが停止される
位置にて、前記受容穴77aは挿入部42に穿設された
ボール体51突出用の透孔と応対するように設定されて
いる。またその際には、同時にソケット77の上端部
が、内蔵弁61の押し上げ部材68を押し上げて、弁体
65による開口部64の閉塞状態を解除するように構成
されている。なお図5においては、ヘッド支持体41に
対して、スプリンクラヘッド71と一体になったソケッ
ト77が装着された状態を示している。
【0035】以上のようにして構成されている分散ヘッ
ダ1、連結用フレキシブル管21、ヘッド支持体41を
用いて、図7、図8に示したように天井部空間内に配管
されている消火用水の主管Gから分岐された分岐管h、
i、jから、天井付近に設けられるべき前出スプリンク
ラヘッド71を支持するヘッド支持体41に対して、消
火配管を行う作業について説明すると、まず分岐管h、
i、jに対して分散ヘッダ1の接続部材3を接続する。
【0036】その後この分散ヘッダ1の分岐接続体Pに
対して、連結用フレキシブル管21を継手接続させるの
であるが、例えば図9、図10に示したように、分岐接
続体P1に接続する場合について説明すると、まず連結
用フレキシブル管21の球座部29のへこみ部28にO
リング32を装着した後、分岐接続体P1のつば部12
と前記球座部29とを向き合わせ、これらつば部12と
球座部29の外側から、2つの半割半円体33、34に
よって構成されたハウジング35をかぶせ、後はボルト
36とナット37でこれら半割半円体33、34を締め
付けて、上記ハウジング35を固定するだけでよい。
【0037】より詳細に説明すると、前記半割半円体3
3、34は全く同一構成であって、例えばプレス成形加
工によって製作されるものである。そして半割半円体3
3の両端部には、夫々両サイドにリブを有するクランプ
部33a、33bが一体成形され、さらに一端のクラン
プ部33bには上記ボルト36挿入用の貫通孔が穿たれ
ている。また他方の半割半円体34の両端部にも、夫々
両サイドにリブを有するクランプ部34a、34bが一
体成形され、さらに一端のクランプ部34bにも上記ボ
ルト36挿入用の貫通孔が穿たれている。かかる構成ま
で半割半円体33、34は全く同一構成である。そして
クランプ部34bの外側端面には、前記貫通孔周縁部に
前出ナット37が溶接固定されている。
【0038】そして以上の構成にかかる半割半円体3
3、34は、板バネ38によってヒンジ連結されてい
る。即ち、断面が略M型の板バネ38を、各半割半円体
33、34の各クランプ部33a、34aに跨るように
して嵌め込み、各半割半円体33、34はヒンジ連結さ
れている。上記板バネ38は、各半割半円体33、34
をクランプさせる方向に付勢しているので、上記のよう
にヒンジ連結されているハウジング35を、つば部12
と球座部29の外側にかぶせた際のホールド性は良好で
あり、作業性もよい。
【0039】そして上記のようにハウジング35を、つ
ば部12と球座部29の外側にかぶせた後、ボルト36
をナット37に螺着させることによって、ハウジング3
5の締め付け固定は完了されるのである。このようにハ
ウジング35の一連の締め付け固定作業は、きわめて迅
速にかつ容易におこなえるものである。
【0040】以上のようにして、接続された接続部分
は、まずつば部12と球座部29の間に介在して両者で
押圧されるOリング31によってその水密性が確保され
ており、さらにつば部12の端縁部がハウジング35の
内周壁に当接するまで、この接続部分は可撓性を有して
いる。また従来既存の、ねじ込み継手と較べると、同一
可撓許容度を有する連結用フレキシブル管を接続した場
合、前記接続部分の可撓性がある分、従来よりも全体と
しての可撓性が大きく、この種の連結用フレキシブル管
をスプリンクラヘッドに接続する際の自由度、即ちヘッ
ダ工法における配管のレイアウトが大きいものである。
【0041】そのようにして一端部が分散ヘッダ1に継
手接続された連結用フレキシブル管21の他端部が接続
されるヘッド支持体41側について説明すると、まずヘ
ッド支持体41は、図11に示したように、取付金具8
1によって天井部空間内のチャンネル材82に固定され
る。即ちこの取付金具81は、ナット83が固着された
締め付け部84と、この締め付け部84の上下と一体成
形されてヘッド支持体41の固定部44の両側を挟持す
る挟持部85と、各挟持部85の先端を内側方向に直角
に折曲して形成される係止部86とによって構成され、
さらに前記ナット83には、蝶ボルト87が螺貫された
構成を有している。
【0042】そしてヘッド支持体41における固定部4
4の両側を前記挟持部85で挟持しつつ、係止部86を
チャンネル材82の端部に係止させ、チャンネル材82
の側端面を固定部44の一の平坦部分に当接させて、蝶
ボルト87を締め付けてその突出端部を固定部44の他
の平坦部分に押圧させることにより、ヘッド支持体41
は、このチャンネル材82に固定される。かかる場合、
チャンネル材82との接触面、蝶ボルト87の押圧面
が、いずれも固定部44における平坦部分であるから、
位置ズレ等が起こらず、固定が強固かつ容易になされる
ものである。
【0043】以上のようにしてチャンネル材82に固定
されたヘッド支持体41の挿入部42は、天井部の下地
ボード88と仕上げボード89における所定の位置に予
め穿設された取付開口90内に位置される。そしてその
ように所定位置に固定されたヘッド支持体41の上端部
に、前出連結用フレキシブル管21の他端部が継手接続
される。
【0044】かかる継手接続にあたっては、図12に示
したように、既述の分散ヘッダ1への接続の場合と全く
同様な手順、同一部材を使用してこれを行うことができ
るものである。即ち、連結用フレキシブル管21の球座
部31のへこみ部30にOリング32を装着した後、ヘ
ッド支持体41のつば部45と前記球座部31とを向き
合わせ、これらつば部45と球座部31の外側から、既
述の2つの半割半円体33、34とによって構成された
ハウジング35をかぶせ、このハウジング35を、ボル
ト36、ナット37で締め付けることによって継手接続
される。従って、極めて簡易、迅速に継手接続が行え
る。
【0045】しかもこのようにして継手接続された接続
部分は、既述の分散ヘッダへの継手接続の場合と全く同
様、つば部45と球座部31の間に介在して両者で押圧
されるOリング32によってその水密性が確保されてお
り、さらにつば部45の端縁部がハウジング35の内周
壁に当接するまで、可撓性を有している。それゆえねじ
込み継手よりも、接続部分のフレキシビリティに優れ
る。
【0046】以上のようにして、天井部空間内に配管さ
れている消火用水の主管Gから分岐された分岐管h、
i、jから、所定の取付開口90に設置されたヘッド支
持体41への配管は完了する。
【0047】次にこのようにして設置されたヘッド支持
体41に対して、スプリンクラヘッド71を装着するに
は、挿入部42外周のカプラーリング52を適宜の治具
で押し上げて、ボール体51を解放部55に位置させて
挿入部42内を被挿入可能状態にし、その後スプリンク
ラヘッド71と一体化させたソケット77をこの挿入部
42内に挿入させる。
【0048】そうするとソケット77の受容穴77a内
に、前記ボール体51が突出侵入する位置となり、この
状態で前記治具らよる押し上げ状態を解除すると、カプ
ラーリング52はスプリング53によって自動的に下方
に移動し、その突起54によってボール体51がこの受
容穴77a内に突出侵入して、ソケット77はロック状
態となり、かつこのロック状態が維持される。これによ
ってソケット77は挿入部42内に固定され、スプリン
クラヘッド71のヘッド支持体41への装着固定が完了
する。従って、従来のねじ込み装着よりも、簡易かつ迅
速にスプリンクラヘッドの装着が行えるものである。
【0049】またソケット77の挿入によって、その上
端部が押し上げ部材68を押し上げ、弁体65による開
口部64の閉塞状態を解除するので、ヘッド支持体41
内の流路は開放され、流路内の消火用水はスプリンクラ
ヘッド71の装着と同時に、スプリンクラヘッド71ま
で達する。従って、ヘッド支持体41内に充水させて所
定の水圧テストを実施した後、そのままスプリンクラヘ
ッド71の装着固定作業に移ることができる。この点従
来は、所定の水圧テスト実施に備えて予め閉塞プラグ等
を取付け、テスト完了後一旦配管内を排水し、その後ス
プリンクラヘッドを取り付け、次いで再び配管内を充水
させていた。従って本実施例によれば、スプリンクラ装
置の可動状態に至るまでの作業工数が低減でき、それに
伴ってこの点からも工期の短縮が図れるものとなってい
る。
【0050】次に叙上のようなスプリンクラヘッド71
の装着固定にあたって、これを省人化、機械化すべく、
本発明者が開発したスプリンクラヘッド取付装置、及び
当該スプリンクラヘッド取付装置を使用しての装着固定
方法について説明する。
【0051】図13には、かかるスプリンクラヘッド取
付装置101の一例が示されており、このスプリンクラ
ヘッド取付装置101は、ソケット77と一体化された
スプリンクラヘッド71の下部を載置する載置部102
と、この載置部102の側方に設けられた係止装置10
3と、押上ロッド104を備えた押上装置105を具備
している。
【0052】前記載置部102は、スプリンクラヘッド
取付装置101の本体となる筒状のケーシング106内
に内蔵された、油圧シリンダや空気圧シリンダなどで構
成されたシリンダ部材107と接続されており、このシ
リンダ部材107の駆動によって上下動自在に構成され
ている。また係止装置103は、スプリンクラヘッド7
1の斜面部に穿設されている既述の開口穴73内に、水
平方向から突出自在な係止ピン108を備えている。そ
して押上装置105は、前記ケーシング106内に内蔵
された、油圧シリンダや空気圧シリンダなどで構成され
た専用のシリンダ部材109と接続されており、このシ
リンダ部材109の駆動によって押上ロッド104を上
下駆動させるように構成されている。
【0053】さらにスプリンクラヘッド取付装置101
のケーシング106の側方には、適宜の取付金具110
を介して、例えば市販の電動ハンドドリルによって構成
された穿孔装置111が設けられており、この穿孔装置
111の上端部には、既述の取付開口90を、下地ボー
ド88と仕上げボード89に穿設するためのホールカッ
タ112が取り付けられている。
【0054】かかる構成を有するスプリンクラヘッド取
付装置101は、本発明者が開発した高所作業車の所定
の箇所に装備される。図14には、かかる高所作業車の
一例が示されており、同図に示されるように、この高所
作業車113は適宜のフレーム材によってその本体11
4が構成されており、本体114の下面にはストッパ付
の車輪115と、モータなどの駆動機構によって回転駆
動される駆動輪116とを具備している。
【0055】そして本体114には、回転ブーム117
が装備されている。この回転ブーム117は、外筒と内
筒との二重構成を有しており、適宜の駆動機構によって
旋回自在である。なおこの駆動機構は、前記駆動輪11
6の駆動機構と共用してもよい。さらに前記回転ブーム
117は、油圧機構によって駆動される昇降装置118
の上部に設けられており、この昇降装置118によって
上下動も自在となるように構成されている。
【0056】かかる構成になる回転ブーム117の上端
部に、適宜のアタッチメント119を介して、前記のス
プリンクラヘッド取付装置101が固定されている。そ
してこのスプリンクラヘッド取付装置101の載置部1
02におけるソケット77の載置中心と、穿孔装置11
1のホールカッタ112の回転中心とは、回転ブーム1
17の旋回中心をその中心とする同一円周上に位置して
いる。
【0057】以上の構成にかかるスプリンクラヘッド取
付装置101と高所作業車113を用いて、スプリンク
ラヘッド71をヘッド支持体41へ装着固定する作業に
ついて説明すると、まず図5において示されているスプ
リンクラヘッド71の開口穴73におけるビス75を取
り外して、貫通螺孔74を露出させる。次いでこの貫通
螺孔74内に押上ロッド104を挿通させつつ、このソ
ケット77と一体化されたスプリンクラヘッド71を、
載置部102にセットし、さらに係止装置103の係止
ピン108を、セットしたスプリンクラヘッド71の開
口穴73内に水平に突出させる。これによってスプリン
クラヘッド71は、載置部102に強固に係止され、後
述の押し上げ動作時においても、ぐらつかず安定した押
し上げ動作がなされる。
【0058】そして、高所作業車113によって所定の
装着固定位置に移動した後、まず昇降装置118を駆動
してその上部にある回転ブーム117を上昇させて、所
定の作業位置にまでスプリンクラヘッド取付装置101
全体を上昇させる。その後シリンダ部材109によって
押上装置105の押上ロッド104を上昇させて、ヘッ
ド支持体41のカプラーリング52を押し上げ、挿入部
42への挿入可能状態にする。この状態で、今度はシリ
ンダ部材107を駆動させて、載置部102をそのまま
上昇させ、スプリンクラヘッド71と一体化されたソケ
ット77を挿入部42内に押し上げ挿入する。
【0059】かかる場合、前記の押上ロッド104があ
たかもガイドとして機能し、また係止装置103の係止
ピン108は、スプリンクラヘッド71を安定した状態
に維持しているので、載置部102の上昇によるスプリ
ンクラヘッド71の押し上げ挿入は極めて円滑に行われ
る。
【0060】そしてスプリンクラヘッド71と一体化さ
れたソケット77が所定位置に達した時点で、まず押上
ロッド104を下降させて、カプラーリング52による
ソケット77の挿入部42内への固定を行い、その後係
止装置103の係止ピン108を、スプリンクラヘッド
71斜面部の開口穴73から待避させれば、スプリンク
ラヘッド71の、ヘッド支持体41への装着固定が完了
する。後は、載置部102をそのまま下降させればよ
い。
【0061】以上のように、スプリンクラヘッド71の
ヘッド支持体41への装着固定が極めて簡易、かつ迅速
に実施でき、しかも従来のように作業員が脚立などに立
って専用治具を用いて締め付け固定作業していたことに
比べると、極めて省人化、機械化されている。それゆえ
作業生産性は大幅に向上している。
【0062】また前記の高所作業車113における回転
ブーム117上に装備されたスプリンクラヘッド取付装
置101には、既述の如く、載置部102におけるソケ
ット77の載置中心と、穿孔装置111のホールカッタ
112の回転中心とが、回転ブーム117の旋回中心を
その中心とする同一円周上に位置しているので、例えば
ホールカッタ112によって天井部に所定の取付開口を
穿設した後、そのまま回転ブーム117を所定角度旋回
させると、載置部102におけるソケット77の載置中
心を、当該取付開口の真下中心に位置させることができ
る。したがって後は、その位置にて、そのまま押上ロッ
ド104や載置部102を上昇させるだけでよいから、
一連の作業が極めて円滑に行え、さらに作業生産性を向
上させることが可能である。
【0063】なお前記高所作業車113に、さらに位置
決め用のレーザスポット装置を設け、このレーザスポッ
ト装置を、床面上の墨出し位置と対応させるように構成
すれば、さらに迅速な作業が行え、同時に、より機械化
された自動化工法を実現させることが可能である。
【0064】以上述べたように、本発明によれば、天井
部空間内に配管されている主管Gから分岐された分岐管
h、i、jと、スプリンクラヘッド71が装着固定され
るヘッド支持体41との間の消火配管が、極めて簡易か
つ迅速に行え、しかもこのヘッド支持体41にスプリン
クラヘッド71を装着固定する作業も、簡単にこれを行
え、しかも前記したように、機械化に対応させることも
可能である。それゆえ、工期の短縮化、省人化が図れる
ものである。
【0065】しかもそのようにしてなされた消火配管
は、図7、図8に示したように、分散ヘッダを利用した
配管構成となっており、使用する鋼管数、施工量自体が
そもそも低減されており、作業自体の容易性と相俟っ
て、全体としてすぐれて作業生産性の良好な消火配管と
なっている。
【0066】また分散ヘッダ1とヘッド支持体41との
間の連通を担っている連結用フレキシブル管21の両端
部は、既述の如く可撓性を有する継手接続となっている
ので、従来のようにベンド管を用いずとも、自由な配管
レイアウトが選択できる。しかもかかる継手接続は、ハ
ウジング35の締め付け固定作業で実現できるので、狭
い作業空間であっても作業しやすくなっている。
【0067】なお図7、図8からもわかるように、本施
工例においては、各分散ヘッダ1に対して、4本の連結
用フレキシブル管21を接続した構成となっており、そ
のため6つの分岐接続体P1〜P6のうちの2つの分岐接
続体、例えば分岐接続体P5、P6を何らかの手段で閉塞
する必要がある。かかる場合には、図14に示した閉塞
キャップ121を用いれば、現場にて簡単にこれをなし
える。
【0068】この閉塞キャップ121は、一端が閉口し
た筒体における開口端部外周に、前出連結用フレキシブ
ル管21の球座部29と同形同大の球座部122を固着
した構成を有しており、この閉塞キャップ121の球座
部122と、閉口させる分岐接続体Pのつば部123と
の間にOリング124を介在させて両者を突き合わせ、
前記した連結用フレキシブル管21と分岐接続体P1
の接続と同様、これら球座部122とつば部123の外
側から、前出ハウジング35を締め付け固定させればよ
いのである。したがって、そのような閉塞作業も簡単、
かつ迅速に現場にて行えるものである。
【0069】さらにまた主管G、及びこの主管Gから分
岐された分岐管h、i、jについても、本発明で採用し
た既述の、Oリングを介してつば部と球座部とを突き合
わせ、外側からハウジングで締め付け固定するという継
手接続を用いて、例えば主管Gを管路構成材G1、G2
3・・・の継手接続によって構成し、また分岐管h、
i、jについても、夫々管路構成材j1、j2・・・の継
手接続によって構成すれば、さに天井部空間全体の配管
についてもこれを簡易、かつ迅速に施工することが可能
である。
【0070】即ち従来は、この種の主管については、一
般的にフランジ継手接続なされているが、フランジ継手
接続は接続作業が極めて煩瑣であって、作業工数も多
い。ところが本発明で採用した継手接続によれば、例え
ば図7に示したように、ハウジング35’の締め付け作
業で済むので、作業工数が少なく、それゆえ従来よりも
短時間で継手接続が完了できる。分岐管jを構成する管
路構成材j1の端部を閉塞する場合にも、前出閉塞キャ
ップ121と同様な構成を有する閉塞キャップ121’
を用いて、これを簡単に実現させることが可能である。
【0071】しかもそのような継手接続を実現するため
の前出球座部、つば部は、管材、板材などを適宜切断、
プレス加工することによって簡単にこれを構成できるの
で、例えば市販鋼管のみならずスクラップ管を利用する
ことも可能である。従って従来の鋳造による管継手より
もコストを低廉にでき、省資源化にも合致したものとな
っている。
【0072】
【発明の効果】請求項1、2によれば、分散ヘッダを用
いた消火配管システムを構築するにあたって、スプリン
クラヘッドの装着が簡易、迅速に行え、しかも機械化に
容易に対応し得る。また限られた狭小空間であっても、
摺動体の押し上げ作業も実施することができる。特に請
求項2の場合には、スプリンクラヘッドの径が、摺動体
の外径よりも大きい場合であっても、同様な作業性が得
られ、機械化対応が可能である。
【0073】
【0074】
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における分散ヘッダの一部断面
側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の実施例における連結用フレキシブル管
の側面断面図である。
【図4】本発明の実施例における連結用フレキシブル管
の側面図である。
【図5】本発明の実施例におけるヘッド支持体にスプリ
ンクラヘッドを装着固定した様子を示す一部断面側面図
である。
【図6】図5に示されたスプリンクラヘッドの底面図で
ある。
【図7】本発明の実施例によって配管された消火配管の
概観を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例によって配管された消火配管の
平面説明図である。
【図9】本発明の実施例における分散ヘッダと連結用フ
レキシブル管との継手接続の様子を示す要部断面図であ
る。
【図10】本発明の実施例における分散ヘッダと連結用
フレキシブル管との継手接続の様子を軸方向からみた説
明図である。
【図11】本発明の実施例におけるヘッド支持体を天井
部のチャンネル材に固定し、連結用フレキシブル管をこ
のヘッド支持体に継手接続した様子を示す側面図であ
る。
【図12】本発明の実施例におけるヘッド支持体と連結
用フレキシブル管との継手接続の様子を示す要部断面図
である。
【図13】本発明の実施例におけるスプリンクラヘッド
を装着する際に使用されるスプリンクラヘッド取付装置
の正面図である。
【図14】図13のスプリンクラヘッド取付装置を具備
した高所作業車の説明図である。
【図15】本発明の実施例における分散ヘッダに閉塞キ
ャップを取り付けた様子を示す要部側面断面図である。
【符号の説明】
1 分散ヘッダ 11 分岐接続管 13 貫通孔 12 つば部 21 連結用フレキシブル管 28、30 へこみ部 29、31 球座部 32 Oリング 35 ハウジング 41 ヘッド支持体 42 挿入部 45 つば部 52 カプラーリング 71 スプリンクラヘッド 77 ソケット P1〜P6 分岐接続体 G 主管 h、i、j 分岐管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部空間に配管された管路に分散ヘッ
    ダーが接続され、スプリンクラヘッドを支持するへッド
    支持体と前記分散ヘッドとは連結用管を介して接続され
    ている、消火配管システムを構築する方法であって、 スプリンクラヘッドにおける接続部には筒状のソケット
    が固着され、このソケットは筒状のヘッド支持体の一端
    部に形成された挿入部内に水密挿入自在であり、前記挿
    入部外周には、挿入部外周を軸方向に摺動して、挿入部
    に挿入されたソケットをロック自在な摺動体が設けら
    れ、かつこの摺動体が下方に位置するときに前記ロック
    がなされ、かつ摺動体は常時下方に付勢されており、 天井部空間内にヘッド支持体を固定する第1の工程と、 上下動自在な押し上げロッドによって前記ヘッド支持体
    の摺動体を押し上げる第2の工程と、 スプリンクラヘッドと一体になったソケットを保持した
    状態で当該ソケットを上昇させてヘッド支持体の挿入部
    内の所定位置まで挿入する第3の工程と、 その後押し上げロッドを下降させてソケットをヘッド支
    持体にロックさせる第4の工程とを有することを特徴と
    する、消火配管システムの構築方法。
  2. 【請求項2】 スプリンクラヘッドの外径はヘッド支持
    体の摺動体の外径よりも大きく、かつこのスプリンクラ
    ヘッドには、ヘッド支持体に装着された際にヘッド支持
    体の摺動体の真下に位置する箇所に、上下方向に貫通す
    る貫通孔が形成され、この貫通孔内は、前記押し上げロ
    ッドが挿通自在であることを特徴とする、請求項1に記
    載の消火配管システムの構築方法。
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