JP2839328B2 - 放熱式レベルセンサー - Google Patents

放熱式レベルセンサー

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JP2839328B2 JP9309690A JP9309690A JP2839328B2 JP 2839328 B2 JP2839328 B2 JP 2839328B2 JP 9309690 A JP9309690 A JP 9309690A JP 9309690 A JP9309690 A JP 9309690A JP 2839328 B2 JP2839328 B2 JP 2839328B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、放熱式レベルセンサーに関し、特に傾斜
補償精度の向上を図ったものに関する。
(従来の技術) 放熱式レベルセンサーは、燃料タンク中に浸漬される
抵抗体となるセンサーに電流を流すことでセンサーの燃
料に対する浸漬深さに応じた発熱による抵抗値変化を得
られ、この値を電圧に変換してタンク内の液体レベルを
測定するセンサーである。すなわち、このセンサーは液
体に浸漬する部分と気体中に露出する部分の比率に応じ
た抵抗値が変化することを利用して液面を測定するもの
である。
この放熱式レベルセンサーを自動車用燃料タンクに適
用した場合には、加減速,コーナリング、坂道等により
液面が傾斜し、浸漬度合いの変化による測定誤差が問題
となる。
そこで、例えば特開昭63−30852号公報に示すよう
に、レベル測定用のセンサーと、傾斜補償用のセンサー
を二つ設け、傾きによる両者の検出電圧の差から水平状
態における液量に換算する方法が開発されている。
この方法は液面が傾いたとしてもその変動中心は変化
しないとの前提に基づき、両センサーの離間距離と仮想
的に定まる変動中心との幾何学的関係を元に所定の演算
式でその仮想的変動中心の液面レベルを求める方法であ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、実際のセンサーは、ロッド状の支持体
にNi線などの抵抗体をスパイラル状に巻回して構成され
ているため、熱容量が大きく、第6図に示すように水平
状態(各センサーの出力が等しい状態)から傾斜し、各
センサーの出力値が定常状態になるまでに応答遅れがあ
り、このため、自動車が傾斜し出力が安定するまでに頻
繁に傾斜が変化すると傾斜補償誤差が生じやすく、また
応答遅れを解消するために大きな電流を加えなければな
らなかった。
この発明は、以上の出力電圧の応答遅れをなくし、傾
斜補償精度を向上させるようにした放熱式レベルセンサ
ーを提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この発明は、燃料タンク内
に配置されたレベル測定用のセンサーおよび傾斜補償用
のセンサーと、各センサーに間欠的に定電流を流すパル
ス回路と、センサーから出力される電圧を記憶する記憶
手段と、初期状態から所定時間経過後までの出力電圧を
初期電圧で割り算する第一の演算手段と、前記第一の演
算手段で得られた出力の時間に対する上昇勾配から定常
状態となる時間を予測する第二の演算手段と、前記第二
の演算手段で得られたレベル測定用センサーと傾斜補償
用センサーの2出力から液面の傾斜を補償した液面の水
平状態における液量に換算して出力する第三の演算手段
とを備えたものである。
(作 用) 以上の構成によれば、演算部は実際にある一定時間内
に取り入れられた出力電圧のデータを演算して定常的な
出力電圧の値に換算し、この推定値を元に所定の演算式
によって傾斜補償電圧を出力する。
(実 施 例) 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図において、1は燃料タンク、A,Bはそれぞれレ
ベル測定用センサーおよび補償用センサーであり、それ
ぞれにパルス回路により定期的に定電流Iが流され、こ
れによって。各センサーA,Bはその液面レベルに応じた
電圧VA,VBが出力される。また、両者の間隔l1と燃料F
の変動中心Oとの距離l2は定められ、所定の傾きθに応
じた出力電圧変化により変動中心Oのレベルを求めるこ
とができる。
各センサーA,Bから出力される検出電圧VA,VBはA/D変
換器3に入力され、ここを通じてCPU4に入力される。
但し、所定の時間ごと(例えば10msecおき)に各セン
サーA,Bの電圧をサンプリングし、t0〜tnまでの間(例
えば30秒間)A/D変換器3にサンプル電圧を流すことを
繰り返す。例えばすタンク1内が水平状態となった時点
は第2図(a)に示すように各センサーA,Bの電圧は等
しく(VAt=VBt)また、その検出電圧はサンプル時刻
t0からtnまで順次上昇する。また、この状態から第1図
に図示される方向に傾斜するとその傾きθに応じて各セ
ンサーA,Bの出力電圧は第2図(b)に示すように異な
り(VAt<VBt)、同じく定常状態になるまで順次上昇
する。
CPU4はメモリ5に記憶されるデータを取り込んで実際
に得られた検出データの一定時間の値から出力が定常状
態になった状態を換算し、この換算値を元に演算を行
い、傾斜補償電圧を出力する。
メモリ5には常時前記A/D変換器3を通じて各センサ
ーA,Bからの出力データが取り込まれており、その詳細
は第3図のフローチャートのステップ(1)〜(11)ま
での手順で行われる。
したがって、CPU4は第4図に示すように、例えば3sec
(t0〜tn)の間に取り込んだ実データを演算し、ステッ
プ(12)に示すように定常電圧になった場合の電圧デー
タVAt′c,VB′tcに換算する。
つまり、この値は第5図のグラフに示すごとくtnを過
ぎて定常電圧になるまでの時刻tcの値に等しい推定値で
ある。
次いで、CPU4は所定の補償用の演算式(VBtc−VAt
c)G+VBtc(但、G=l1/l2、式の算出方法は特開昭6
3−308521参照)を演算し出力するのである。
(発明の効果) 以上実施例で詳細に説明したようにこの発明による放
熱式レベルセンサーにあっては、実際にある一定時間内
に取り入れられた出力電圧のデータを演算して定常的な
出力電圧の値に換算し、この推定値を元に所定の演算式
によって傾斜補償電圧を出力するので、測定時間の短縮
を図ることができ、頻繁に傾斜が変っても傾斜補償の精
度を向上できる。
またセンサー自体に流す電流も小さくて良いので消費
電流も小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による放熱式レベルセンサーのシステ
ム構成を示すブロック図、第2図(a),(b)は出力
特性と時間の関係を示すグラフ、第3図は処理手順を示
すフローチャート、第4図は同処理手順を示す模式図、
第5図は定常状態になるまでの電圧変化を示すグラフ、
第6図は出力電圧の応答遅れを示すグラフである。 1……燃料タンク F……燃料 A……測定用センサー B……傾斜補償用センサー 2……パルス回路 3……A/D変換器 4……CPU 5……メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンク内に配置されたレベル測定用の
    センサーおよび傾斜補償用のセンサーと、各センサーに
    間欠的に定電流を流すパルス回路と、センサーから出力
    される電圧を記憶する記憶手段と、初期状態から所定時
    間経過後までの出力電圧を初期電圧で割り算する第一の
    演算手段と、前記第一の演算手段で得られた出力の時間
    に対する上昇勾配から定常状態となる時間を予測する第
    二の演算手段と、前記第二の演算手段で得られたレベル
    測定用センサーと傾斜補償用センサーの2出力から液面
    の傾斜を補償した液面の水平状態における液量に換算し
    て出力する第三の演算手段とを備えたことを特徴とする
    放熱式レベルセンサー。
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