JP2839120B2 - 歯科用自動コップ給水装置 - Google Patents
歯科用自動コップ給水装置Info
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- JP2839120B2 JP2839120B2 JP16695592A JP16695592A JP2839120B2 JP 2839120 B2 JP2839120 B2 JP 2839120B2 JP 16695592 A JP16695592 A JP 16695592A JP 16695592 A JP16695592 A JP 16695592A JP 2839120 B2 JP2839120 B2 JP 2839120B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科治療用コップの給
水を自動制御する自動コップ給水装置に関する。
水を自動制御する自動コップ給水装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、歯科治療用コップの給水を自動制
御する装置としては、例えば実公昭５６−４００６号公
報記載の発明がある。上記発明のコップ有無検出および
給水量検出は、コップ受け皿を回転させることによって
コイルスプリング等の撓み量を変化させ、コップ重量や
給水重量がつりあった位置において、有接点スイッチま
たは無接点スイッチをＯＮ，ＯＦＦして給水用電磁弁の
制御を行っていた。
御する装置としては、例えば実公昭５６−４００６号公
報記載の発明がある。上記発明のコップ有無検出および
給水量検出は、コップ受け皿を回転させることによって
コイルスプリング等の撓み量を変化させ、コップ重量や
給水重量がつりあった位置において、有接点スイッチま
たは無接点スイッチをＯＮ，ＯＦＦして給水用電磁弁の
制御を行っていた。
【０００３】また、特開平２−２６８７５７号公報にお
いては、コップ受台下部に歪ゲ−ジ等の検出器を使用し
て給水量を検出する発明が開示されている。
いては、コップ受台下部に歪ゲ−ジ等の検出器を使用し
て給水量を検出する発明が開示されている。
【０００４】さらに、特願平３−１０４９９６号公報記
載の発明においては、図２に示す様に、取り付け面５１
の凹部にＯリング５２を介して本体５３が取着されてい
る。本体５３の上面にはコップ５４を載せるコップ受台
５５が設けられている。コップ受台５５の下面中央には
金属板５６が取着されており、金属板５６の下方には磁
気センサ５７が取り付け面５１凹部上に載置されてい
る。磁気センサ５７は制御回路５８に接続されており、
制御回路５８には水量設定スイッチ５９と給水電磁弁６
０とが接続されている。給水電磁弁６０は給水源（図示
省略）からのパイプ６１に設けられ、パイプ６１はコッ
プ５４へ給水する給水口６２に接続されており、磁気セ
ンサ５７によりコップ５４の有無および給水量の検出を
行うものである。
載の発明においては、図２に示す様に、取り付け面５１
の凹部にＯリング５２を介して本体５３が取着されてい
る。本体５３の上面にはコップ５４を載せるコップ受台
５５が設けられている。コップ受台５５の下面中央には
金属板５６が取着されており、金属板５６の下方には磁
気センサ５７が取り付け面５１凹部上に載置されてい
る。磁気センサ５７は制御回路５８に接続されており、
制御回路５８には水量設定スイッチ５９と給水電磁弁６
０とが接続されている。給水電磁弁６０は給水源（図示
省略）からのパイプ６１に設けられ、パイプ６１はコッ
プ５４へ給水する給水口６２に接続されており、磁気セ
ンサ５７によりコップ５４の有無および給水量の検出を
行うものである。
【０００５】また、特願平３−１０４９９７号公報記載
の発明においては、図３に示す様に、 取り付け面５１
の凹部にＯリング５２を介して本体５３が取着されてい
る。本体５３の上面にはコップ５４を載せるコップ受台
５５が設けられている。コップ受台５５の下面中央には
導体７１が取着されており、導体７１の下方には導体７
２を載置した固定台７３が取り付け面５１凹部上に載置
されている。導体７１および７２は制御回路５８に接続
されており、制御回路５８には水量設定スイッチ５９と
給水電磁弁６０とが接続されている。給水電磁弁６０は
給水源（図示省略）からのパイプ６１に設けられ、パイ
プ６１はコップ５４へ給水する給水口６２に接続されて
おり、導体７１と導体７２との変位によりコップ５４の
有無および給水量の検出を行うものである。
の発明においては、図３に示す様に、 取り付け面５１
の凹部にＯリング５２を介して本体５３が取着されてい
る。本体５３の上面にはコップ５４を載せるコップ受台
５５が設けられている。コップ受台５５の下面中央には
導体７１が取着されており、導体７１の下方には導体７
２を載置した固定台７３が取り付け面５１凹部上に載置
されている。導体７１および７２は制御回路５８に接続
されており、制御回路５８には水量設定スイッチ５９と
給水電磁弁６０とが接続されている。給水電磁弁６０は
給水源（図示省略）からのパイプ６１に設けられ、パイ
プ６１はコップ５４へ給水する給水口６２に接続されて
おり、導体７１と導体７２との変位によりコップ５４の
有無および給水量の検出を行うものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記各従来
技術には以下の様な欠点がある。すなわち、実公昭５６
−４００６号公報記載の発明においては、スプリング等
の撓み量を検出する方式であり、スプリングの撓みスト
ロ−クを大きくとる必要から大型化する欠点があった。
また、機械的有接点のＯＮ，ＯＦＦ動作に頼っているた
め信頼性に欠け、故障の原因となる。さらに、感染防止
および清掃面の立場から、近年は表面のフラット化が要
求されており、上記の様な構成では対応することが困難
である。
技術には以下の様な欠点がある。すなわち、実公昭５６
−４００６号公報記載の発明においては、スプリング等
の撓み量を検出する方式であり、スプリングの撓みスト
ロ−クを大きくとる必要から大型化する欠点があった。
また、機械的有接点のＯＮ，ＯＦＦ動作に頼っているた
め信頼性に欠け、故障の原因となる。さらに、感染防止
および清掃面の立場から、近年は表面のフラット化が要
求されており、上記の様な構成では対応することが困難
である。
【０００７】そこで、特開平２−２６８７５７号公報記
載の発明の様に、歪ゲ−ジを使用してフラット化した自
動コップ給水装置も提案されているが、歪ゲ−ジの取り
付けには特殊な技術を要するために作業性が悪く、構造
が複雑なために高価になってしまう。また、歪ゲ−ジは
弾性梁に貼着された構成であるため、その弾性力によっ
て紙コップ等の軽量なコップを検出するには十分な歪み
の発生が難しく、軽量コップの検出は無理であった。
載の発明の様に、歪ゲ−ジを使用してフラット化した自
動コップ給水装置も提案されているが、歪ゲ−ジの取り
付けには特殊な技術を要するために作業性が悪く、構造
が複雑なために高価になってしまう。また、歪ゲ−ジは
弾性梁に貼着された構成であるため、その弾性力によっ
て紙コップ等の軽量なコップを検出するには十分な歪み
の発生が難しく、軽量コップの検出は無理であった。
【０００８】これらの欠点を解決すべく、特願平３−１
０４９９６号公報や特願平３−１０４９９７号公報記載
の発明の様に、コップ受台５５下面に磁気センサや静電
容量検出器を使用した自動コップ給水装置も提案されて
いるが、コップ受台５５はコップ５４の重量および給水
量に対して所定の撓みを生じなければならない。また、
給水されたコップ５４が取り除かれた際には速やかに所
定の位置まで復帰しなければならない。
０４９９６号公報や特願平３−１０４９９７号公報記載
の発明の様に、コップ受台５５下面に磁気センサや静電
容量検出器を使用した自動コップ給水装置も提案されて
いるが、コップ受台５５はコップ５４の重量および給水
量に対して所定の撓みを生じなければならない。また、
給水されたコップ５４が取り除かれた際には速やかに所
定の位置まで復帰しなければならない。
【０００９】しかしながら、こうような動作を確実に行
うためにはコップ受台５５がある程度の剛性を持たなけ
ればならず、軽量コップの検出には不十分な撓み量しか
得られなった。また、剛性が低い場合には所定の位置ま
で復帰するのにかなりの時間を要する欠点があった。
うためにはコップ受台５５がある程度の剛性を持たなけ
ればならず、軽量コップの検出には不十分な撓み量しか
得られなった。また、剛性が低い場合には所定の位置ま
で復帰するのにかなりの時間を要する欠点があった。
【００１０】因って、本発明は前記各従来技術における
欠点に鑑みて開発されたもので、軽量コップの有無の検
出が容易に行え、信頼性が高く、コップ受台のフラット
化が実現できる安価な歯科用自動コップ給水装置の提供
を目的とする。
欠点に鑑みて開発されたもので、軽量コップの有無の検
出が容易に行え、信頼性が高く、コップ受台のフラット
化が実現できる安価な歯科用自動コップ給水装置の提供
を目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、コップ重量お
よびコップの給水量によって生ずるコップ受台の変位を
磁気センサまたは静電容量検出器等で検出し、コップの
有無検出およびコップの給水量の制御を行う歯科用自動
コップ給水装置において、コップ受台の外周部近傍を変
形可能に（剛性を低く）形成するとともに、コップ受台
の中央部近傍を少なくとも１つ以上の弾性部材にて支持
したものである。
よびコップの給水量によって生ずるコップ受台の変位を
磁気センサまたは静電容量検出器等で検出し、コップの
有無検出およびコップの給水量の制御を行う歯科用自動
コップ給水装置において、コップ受台の外周部近傍を変
形可能に（剛性を低く）形成するとともに、コップ受台
の中央部近傍を少なくとも１つ以上の弾性部材にて支持
したものである。
【００１２】
【作用】本発明では、コップ受台の外周部近傍を変形可
能に（剛性を低く）形成し、コップ受台の中央部近傍に
おける自重によるタレ下がりを弾性部材の支持によりキ
ャンセルしたことで、軽量コップの有無の検出が容易に
行える。
能に（剛性を低く）形成し、コップ受台の中央部近傍に
おける自重によるタレ下がりを弾性部材の支持によりキ
ャンセルしたことで、軽量コップの有無の検出が容易に
行える。
【００１３】
【実施例】図１は本実施例の概略を示す部分断面図であ
る。取り付け面２にはＯリング９を介して本体１が取着
されている。本体１の上面にはコップ１０を載せるコッ
プ受台４が設けられている。このコップ受台４は円形の
ゴムで形成され、コップ１０を載置する載置部４ａ（中
央部近傍）の剛性は高く、その周囲（外周部近傍）は剛
性の低い周辺シ−ト４ｂで構成されている。さらに、コ
ップ受台４の外周は球状の突部４ｃで形成されており、
突部４ｃを本体１の凹部に嵌合することによりＯリング
と同様な機能（防水機能）を有するように構成されてい
る。
る。取り付け面２にはＯリング９を介して本体１が取着
されている。本体１の上面にはコップ１０を載せるコッ
プ受台４が設けられている。このコップ受台４は円形の
ゴムで形成され、コップ１０を載置する載置部４ａ（中
央部近傍）の剛性は高く、その周囲（外周部近傍）は剛
性の低い周辺シ−ト４ｂで構成されている。さらに、コ
ップ受台４の外周は球状の突部４ｃで形成されており、
突部４ｃを本体１の凹部に嵌合することによりＯリング
と同様な機能（防水機能）を有するように構成されてい
る。
【００１４】コップ受台４の下面中央には金属板６が貼
着されており、金属板６の下方の本体１上には磁気セン
サ３が固定されている。磁気センサ３の周囲には２つの
スプリング７，８が本体１上に固定されており、コップ
受台４の載置部４ａを支持する様に構成されている。磁
気センサ３は制御回路１１に接続されており、制御回路
１１には水量設定スイッチ１４と給水電磁弁１２とが接
続されている。給水電磁弁１２は給水源（図示省略）か
らのパイプ１５に設けられており、パイプ１５はコップ
１０へ給水する給水口１３に接続されている。
着されており、金属板６の下方の本体１上には磁気セン
サ３が固定されている。磁気センサ３の周囲には２つの
スプリング７，８が本体１上に固定されており、コップ
受台４の載置部４ａを支持する様に構成されている。磁
気センサ３は制御回路１１に接続されており、制御回路
１１には水量設定スイッチ１４と給水電磁弁１２とが接
続されている。給水電磁弁１２は給水源（図示省略）か
らのパイプ１５に設けられており、パイプ１５はコップ
１０へ給水する給水口１３に接続されている。
【００１５】以上の構成から成る歯科用自動コップ給水
装置は、コップ受台４の載置部４ａにコップ１０を載置
するとスプリング７，８が変位し、周辺シ−ト４ｂが撓
む。この撓みによる金属板６の変位量を磁気センサ３に
より検出し、制御回路１１によってコップ１０の重量に
応じた電圧信号を得る。
装置は、コップ受台４の載置部４ａにコップ１０を載置
するとスプリング７，８が変位し、周辺シ−ト４ｂが撓
む。この撓みによる金属板６の変位量を磁気センサ３に
より検出し、制御回路１１によってコップ１０の重量に
応じた電圧信号を得る。
【００１６】ここで、予め設定されているコップ１０の
重量に応じた基準電圧信号値と磁気センサ３から得られ
る電圧信号値とを比較し、コップ受台４上のコップ１０
存在の有無を検出し、給水電磁弁１２を開栓状態にして
給水口１３より給水を開始する。給水を開始するとスプ
リング７，８が変位し、予め水量設定スイッチ１４で設
定された給水量の電圧信号値と磁気センサ３から得られ
る電圧信号値との両者を制御回路１１で比較し、両者が
等しくなった時点で給水電磁弁１２を閉栓する。
重量に応じた基準電圧信号値と磁気センサ３から得られ
る電圧信号値とを比較し、コップ受台４上のコップ１０
存在の有無を検出し、給水電磁弁１２を開栓状態にして
給水口１３より給水を開始する。給水を開始するとスプ
リング７，８が変位し、予め水量設定スイッチ１４で設
定された給水量の電圧信号値と磁気センサ３から得られ
る電圧信号値との両者を制御回路１１で比較し、両者が
等しくなった時点で給水電磁弁１２を閉栓する。
【００１７】本実施例によれば、コップ受台上の軽量コ
ップの有無と所望する給水量とを容易にかつ確実に検出
することができる。
ップの有無と所望する給水量とを容易にかつ確実に検出
することができる。
【００１８】尚、コップ受台４の周辺シ−ト４ｂは温度
変化（温度低下）により最も硬化した状態においても、
軽量なコップ１０の重量で変形する部材とすることが必
須である。また、本実施例では検出手段として磁気セン
サ３を用いたが、本発明はこれに限定するものではな
く、磁気センサ３に代わり非接触な静電容量検出器等の
検出手段を用いることが出来る。さらに、本実施例では
コップ受台の中央部近傍をスプリング７，８にて支持し
たが、本発明はこれに限定するものではなく、スプリン
グ７，８に代わり少なくとも１つ以上の弾性変形可能な
部材で支持する事も出来る。
変化（温度低下）により最も硬化した状態においても、
軽量なコップ１０の重量で変形する部材とすることが必
須である。また、本実施例では検出手段として磁気セン
サ３を用いたが、本発明はこれに限定するものではな
く、磁気センサ３に代わり非接触な静電容量検出器等の
検出手段を用いることが出来る。さらに、本実施例では
コップ受台の中央部近傍をスプリング７，８にて支持し
たが、本発明はこれに限定するものではなく、スプリン
グ７，８に代わり少なくとも１つ以上の弾性変形可能な
部材で支持する事も出来る。
【００１９】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る歯科用
自動コップ給水装置によれば、コップ受台の中央部近傍
における自重によるタレ下がりを弾性部材の支持により
キャンセルし、軽量コップの有無の検出および給水量の
検出を非接触な磁気センサで行うことにより、軽量コッ
プの有無の検出および給水量の検出が容易に行える。ま
た、機械的な接触部分が無いため信頼性の高い検出を行
う事が出来、構造が簡単なため安価に提供出来る。さら
に、コップ受台のフラット化が容易に実現でき、感染防
止の面で非常に貢献する事が出来る。
自動コップ給水装置によれば、コップ受台の中央部近傍
における自重によるタレ下がりを弾性部材の支持により
キャンセルし、軽量コップの有無の検出および給水量の
検出を非接触な磁気センサで行うことにより、軽量コッ
プの有無の検出および給水量の検出が容易に行える。ま
た、機械的な接触部分が無いため信頼性の高い検出を行
う事が出来、構造が簡単なため安価に提供出来る。さら
に、コップ受台のフラット化が容易に実現でき、感染防
止の面で非常に貢献する事が出来る。
【図１】実施例１の概略を示す部分断面図である。
【図２】従来例の概略を示す部分断面図である。
【図３】従来例の概略を示す部分断面図である。
１ 本体 ２ 取り付け面 ３ 磁気センサ ４ コップ受台 ４ａ 載置部 ４ｂ 周辺シ−ト ４ｃ 突部 ６ 金属板 ７ スプリング ８ スプリング ９ Ｏリング １０ コップ １１ 制御回路 １２ 給水電磁弁 １３ 給水口 １４ 水量設定スイッチ １５ パイプ
Claims (1)
- 【請求項１】 コップ重量およびコップの給水量によっ
て生ずるコップ受台の変位を磁気センサまたは静電容量
検出器等で検出し、コップの有無検出およびコップの給
水量の制御を行う歯科用自動コップ給水装置において、
コップ受台の外周部近傍を変形可能に形成するととも
に、コップ受台の中央部近傍を少なくとも１つ以上の弾
性部材にて支持したことを特徴とする歯科用自動コップ
給水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16695592A JP2839120B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 歯科用自動コップ給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16695592A JP2839120B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 歯科用自動コップ給水装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329177A JPH05329177A (ja) | 1993-12-14 |
| JP2839120B2 true JP2839120B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=15840722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16695592A Expired - Fee Related JP2839120B2 (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 歯科用自動コップ給水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2839120B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP16695592A patent/JP2839120B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05329177A (ja) | 1993-12-14 |
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Legal Events
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