JP2839038B2 - 酵素活性のアッセイ - Google Patents

酵素活性のアッセイ

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JP2839038B2 JP2512631A JP51263190A JP2839038B2 JP 2839038 B2 JP2839038 B2 JP 2839038B2 JP 2512631 A JP2512631 A JP 2512631A JP 51263190 A JP51263190 A JP 51263190A JP 2839038 B2 JP2839038 B2 JP 2839038B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、長鎖脂肪酸の放出を直接又は間接に触媒す
る酵素、若しくは逆にこのような酵素の基質を臨床サン
プルに適用しうるアッセイ(assay)に関する。これに
限定されるものではないが、本発明は特に、リパーゼ及
びホスホリパーゼのアッセイ、又はこのような酵素のた
めのエステル基質、例えばリパーゼのためのトリグリセ
リド基質及びホスホリパーゼのためのリン脂質基質のア
ッセイを目的とする。
[従来技術] リパーゼ、ホスホリパーゼ及びトリグリセリドやジグ
リセリドのようなそれらの基質は、細胞膜機能及びエネ
ルギー輸送のあらゆる面に偏在する基本的なものであ
る。従ってこれらの成分のアッセイは臨床診断の多くの
領域で興味のあるものである。例えば、臨床標本のトリ
グリセリド含量は、最近の食物脂肪摂取量や、肝臓がエ
ネルギー源として脂肪を代謝する能力をある程度示唆す
ることができる。しかしながら、Sigma Chemical Co.
Ltd.(Poole,Dorset,UK)からキットとして市販されて
いるような、現在入手できるトリグリセリドアッセイ法
は、酵素の加水分解によって放出されるグリセロールの
測定によるものである。かくして、Sigma procedure
no.405では、トリグリセリドをイソプロパノール中に抽
出し、水酸化カリウムでけん化する。次いで放出された
グリセロールを過ヨウ素酸酸化によってホルムアルデヒ
ドに交換する、アセチルアセトンと反応させると、ホル
ムアルデヒドは黄色のジアセチルジヒドロルチジンを形
成し、これを比色分析で測定する。
Sigma procedure no.336,337,339及び334では、リ
パーゼを酵素的に用いてトリグリセリドからグリセロー
ルを放出させ、グリセロールを更にATPと反応させてグ
リセロールー1−ホスフェートを形成する。上記4つの
方法は、グリセロールー1−ホスフェートを更に反応さ
せて分光光度的に測定する吸光度に違いがある点におい
てのみ異なる。このようなアッセイを臨床サンプルに適
用すると、グリセロール自体は細胞代謝の産物であるの
で、血液標本中のグリセロール含量のアッセイが被験体
中を循環するトリグリセリドレベルの正確な値をしめさ
ない、という欠点を有する[Cole,Clin.Chem.36/7,1267
−1268(1960)参照]。低濃度で、又は少量の臨床血液
標本中で正確な結果を与える、トリグリセリドをアッセ
イする他の方法の開発が明らかに必要である。
また、迅速かつ正確な、低濃度でのリパーゼ活性のア
ッセイが必要とされている。臨床診断では、特に急性腹
部緊急事態に関わる、膵臓炎の信頼できる検出法が必要
である。膵臓炎の診断を確認するには、血液中の膵臓酵
素、特にアミラーゼとリパーゼの上昇レベルを検出する
ことに依っているが、通常はアミラーゼレベルを測定す
ることによってなされている。しかし、アミラーゼは理
的なマーカーではない。何故なら、アミラーゼは小さ
く、腎臓で部分的に濾過されるので、膵臓中のレベルは
腎臓の逆機能によって影響されるからである。アミラー
ゼの血中上昇レベルは、大量の唾液アミラーゼを生産す
る耳下腺の障害によっても起きる。リパーゼはより良い
代替物となる可能性があり、この種のアッセイについて
の文献も含んでいるM.Ventrucci et al.,Digestive Dis
eases and Science 34,39−45(January 1989)を参照
されたい。しかし、この酵素のために今までに開発され
た臨床アッセイは、遅くて鋭敏ではない。血清中のリパ
ーゼ活性測定用のSigma procedure no.800はこの典型
である。酵素基質としてオリーブオイルを用い、形成さ
れる脂肪酸の量を標準化希釈水酸化ナトリウム溶液で滴
定して測定する、チモールフタレインの終点に要するア
ルカリの量が、リパーゼ活性に比例する。
この方法は緊急臨床処置として用いるには明らかに適
当ではない。従って血清リパーゼのための迅速かつ鋭敏
なアッセイが求められている。
[発明の開示] このような酵素を基質に作用させて脂肪酸を放出さ
せ、次いで放出された脂肪酸と、脂肪酸と高い親和性で
結合するタンパク質(10-5M又はそれ以下の解離定数を
有する)との結合を検出又は測定することによって、血
清などの臨床サンプル中の酵素及び基質を迅速かつ鋭敏
にアッセイできることが今回発見された。このようなタ
ンパク質は脂肪酸結合タンパク質(fatty acid bindi
ng protein:FABP)として知られているものが好まし
く、例えば動物の肝臓から抽出される天然産物である。
これ以後本発明はFABPについて記載するが、このような
高い親和性で脂肪酸と結合する他の結合性タンパク質も
FABPに代えて用いることができ、従ってこれらも“脂肪
酸結合タンパク質”の語に含まれることが理解されるで
あろう。更に、本発明は臨床標本として血清について記
載するが、全血及び血漿のような他の臨床標本、またそ
れに由来する部分精製画分にも本発明は適用できること
が理解されるであろう。脂肪酸−FABP結合の相互作用の
アッセイは、標識プローブ(labelled probe)、実際
にはFABP上での結合部位に対してリパーゼによって放出
される脂肪酸と競合する標識脂肪酸を用いて実施するの
が最も便宜的である。便宜的には、遊離の標識化、即ち
FABPと結合していない標識化物の量を次いで測定する。
しかしながら、臨床標本の正常な成分である血清アルブ
ミン(SA)もまた高い親和性で脂肪酸と結合する部位を
有している。これらの結合部位のいくつかが開放されて
いる(free)とき、即ち脂肪酸の可能結合容量の全てが
飽和されているのではないときには、血清リパーゼによ
って放出される脂肪酸はFABPよりもむしろSAと結合しが
ちであり、従って脂肪酸とFABP用プローブとの競合は生
じない。脂肪酸はまず最初に不飽和SA部位を飽和しなけ
ればならないので、アッセイは鋭敏でなくなったり、ま
た間違ったネガティブな結果を与えることになる。本発
明では、酵素又はその基質のアッセイに用いる血清サン
プルからSAを除去することによって問題を克服する。SA
と結合する脂肪酸の有意な量をサンプル中に放出するこ
となく、これを実施できることが今回発見された。
SAを除去するための好ましい試薬は10(1−ナフトイ
ルアミノ)デシルアガロース(NADA)である。この試薬
はアッセイに何ら影響を及ぼさずに、血清アルブミンを
吸収することが今回発見された。多環性試薬であるNADA
は、恐らくそのビリルビン−結合部位でSAと結合し、高
親和性脂肪酸−結合部位と有意に結合してこの部位から
脂肪酸を放出させることをしない。全体の結果として、
NADAは、脱アルブミン化血清サンプル中に遊離脂肪酸を
有意に放出することなく、SAと結合する。血清中への脂
肪酸の放出は、間違ったポジティブ値、又は過剰な値を
アッセイに与えることになるので、好ましくない。
従って、上記の原理を実施化するために、アルブミン
−含有臨床サンプル中における、長鎖脂肪酸の放出を直
接又は間接に触媒する酵素、又はこのような酵素のため
のエステル基質をアッセイする以下の構成の方法が提供
される: (1)臨床サンプルから全てのアルブミンを実質的に除
去し; (2)アルブミンを含まない臨床サンプルを、アッセイ
すべき酵素のためのエステル基質と、又はアッセイすべ
き基質上で作用する酵素と共に、それから脂肪酸を放出
させるのに効果的な条件下にインキュベーションし(in
cubating); (3)かくして放出された脂肪酸を脂肪酸結合タンパク
質(FABP)と結合させ;そして (4)FABPの脂肪酸との結合をアッセイする。
本発明の特に好ましい態様によると、血清サンプル中
のリパーゼをアッセイする、以下の構成の方法が提供さ
れる: (1)好ましくは血清アルブミン(SA)と結合した脂肪
酸を血清中に全く放出することなく、血清サンプルから
全てのSAを実質的に除去し; (2)アルブミンを含まない血清サンプルを、トリグリ
セリド脂肪酸エステルであるリパーゼ用基質と共に、リ
パーゼの作用によってそれから脂肪酸を放出させるのに
効果的な条件下にインキュベーションし; (3)かくして放出された脂肪酸を脂肪酸結合タンパク
質(FABP)と結合させ;そして (4)脂肪酸のFABPとの結合をアッセイする。
本発明は、本発明のアッセイを実施するための以下の
構成のキットをも含む: (1)臨床サンプルから血清アルブミン(SA)などの全
てのアルブミンを実質的に除去する試薬、及び (2)脂肪酸結合タンパク質(FABP)。
好ましくは、キットはアッセイされるべき酵素のため
の適当な基質、又はアッセイされるべき基質を加水分解
することができる酵素をも含む。リパーゼアッセイの場
合には、必要な脂肪酸エステル基質は単にオリーブオイ
ルでよいので、キットの一部として売らなくてもよい。
脂肪酸と競合してFABPと結合する標識プローブはキット
に含まれていることが好ましい。
SAの不溶化にNADAを使用することは、アッセイに使用
するか否かは別として、それ自体新規であると考えられ
る。
[発明を実施するための最良の形態] 本発明のアッセイは原則的にあらゆる哺乳動物の血清
に適用できるが、もちろん主としてヒトに関心がある。
本アッセイの目的の一つは、血液中、従って血清中の高
濃度の酵素リパーゼによって明らかにされる、膵臓機能
の異常を検出することである。
また他の目的は、血清中のホスホリパーゼの存在を検
出することであり、このホスホリパーゼは、リン脂質を
長鎖脂肪酸に直接加水分解することのできるホスホリパ
ーゼA、又はリン脂質をジアシルグリセロール(このジ
アシルグリセロールは過剰のリパーゼの作用によってそ
れ自体容易に加水分解されて長鎖脂肪酸を放出する)に
加水分解するホスホリパーゼCでありうる。後者の場
合、可能性ある他のリパーゼ基質、即ちトリグリセリド
を除去するために血清の脱脂肪化が必要である。更に他
の目的は、血液中のトリグリセリドの濃度を検出及び/
又はモニターすることである。本アッセイはまた、適当
なコレステロール基質を用いる、血清中のコレステロー
ルエステルのアッセイにも適用できる。
本アッセイにおいては、血清アルブミン(SA)がまず
サンプルから除去される。既に説明したように、これは
脂肪酸結合部位以外の結合部位でSAと結合する試薬を用
いて、試薬−SA複合体を固定化し、そしてこの固定化複
合体を血清から分離することによって実施することが好
ましい。
SAの除去のための試薬は通常、脂肪酸結合部位に試薬
が近づくのを立体的に防ぐための嵩高い基と、長鎖疎水
基とからなり。アガロースとカップリングしているもの
がよい。もちろん、不安定な化合物は避けるべきであ
る。
好ましい試薬:10−(1′−ナフトイルアミノ)デシ
ルアガロース(NADA)は以下の化学式を有する: この化合物自体は公知であり、D.C.Wioton,Biochem
J.261,273−276(1989)を参照されたいが,該文献には
その脂肪酸結合タンパク質(FABP)の精製への使用が記
載されている。このゼラチン性不溶性試薬はリパーゼ濃
度に何ら影響を及ぼさないように見える。これは約5mg/
mlゲルの高結合能力を有する。結合は実質的に即座に起
こり、血清を単にゲルと混合し、結合した物質を遠心で
除去する。又はNADAのミクロカラムを用いる。
対応するダンシル化合物: も用い得るが、長期間の光には不安定である。
SAを除去する他の方法も用い得る。例えばSAの固定化
抗体を用いることができる。5−ブチル−1−シクロヘ
キシルバルビツール酸のようなSAのビルビンー又はヘム
ー結合部位に結合し、かつ支持物質にカップリングする
ことが知られている、他の試薬を用いることもできる。
脂肪酸結合部位で結合する試薬を用いてSAを除去する
ことも可能であるが、あまり好ましくない。アッセイの
結果を評価する際に、既にSAと結合した脂肪酸の可能な
置換についての斟酌がなされるべきである。オレオイル
−又はパルミチルωアミノアルキルアミノアガロースが
適当である。T.Peters et al.,Bio.Chem.248,2447−245
1(1973)を参照されたい。
アッセイの第2段階では、第1段階で全SAが実質的に
除去された血清サンプルを、アッセイすべき酵素のため
の基質、又はアッセイすべき基質上で作用する酵素と共
にインキュベーションする。例えば、リパーゼのアッセ
イにおいては、リパーゼ酵素はグリセリルエステルの加
水分解に特異的であるので、基質はほとんど常に脂肪酸
エステルでなければならない。ここで使用する“脂肪
酸”の語は、主として長い脂肪族鎖とカルボン酸基とを
有する酸を意味する。長鎖の脂肪族基は、飽和、不飽和
のいずれでもよい。鎖の長さはFABPとの結合の必要性に
よって決定され、広くは10から20であり、好ましくは16
から18炭素原子である。例えば、オレイン、リノレン
パルミチン、ミリスチン又はステアリン酸である。エス
テル中のアルコール残基はどのようなものでもよいが、
エステルはグリセリドであるのが都合がよい。好ましい
エステルはオリーブオイルとして市販されているオレイ
ン酸トリグリセリドである。血清サンプルを、リパーゼ
による酵素的加水分解に効果的な温度で、リパーゼ基質
とインキュベーションする。最も便宜的には室温(20−
25℃)が用いられるが、15から40℃の温度で通常作用す
る。
アッセイの第2段階で選択する基質は、アッセイした
いと考える酵素に依存することが理解されるであろう。
従って、膵臓ホスホリパーゼA2のアッセイには、ジオレ
オイルホスファチジルグリセロール、又はその他のホス
ホリパーゼA2源にはジオレオイルホスファチジルコリン
のような、その基質が以下の方法で分析しうる長鎖脂肪
酸を生産しうる酵素基質を用いるのが適当である。若し
くは、ホスホリパーゼCのアッセイには、ジオレオイル
ホスファチジルコリンのようなこの酵素用の基質を用い
るのが適当であるが、この酵素は間接的にのみアッセイ
しうる長鎖脂肪酸産物を放出するので、ジアシルグリセ
リド産物を加水分解して長鎖脂肪酸を放出させることの
できる過剰の酵素(リパーゼなど)をも用いることが必
要となる。
もしもアッセイが酵素自身でなく、基質の存在決定を
目的とするものである場合には、アッセイの第2段階で
加えるのは適切な酵素である。かくしてアッセイサンプ
ル中のトリグリセリドの量をアッセイするのに過剰のリ
パーゼが用いられる。コレステロールエステルのアッセ
イにはコレステロールエステラーゼが用いられる。
次いで脂肪酸結合タンパク質(FABP)をインキュベー
ション混合物に加える。各種のタイプのFABPを用い得
る。これらは好ましくは細胞質ゾル性であり、通常これ
らが単離された組織、例えば、小腸、心筋、肝臓及び脂
肪性組織などによって命名される。肝FABPが好ましく、
ラット、ブタ又はウシなどの動物の肝臓から便宜的に抽
出される。好ましい抽出方法は、D.C.Wilton,Biochem
J.261,273−276(1989)に記載されている。FABPは天然
産物とは限らない。酸に結合する合成類似体であっても
よいし、又は組み換えDNA法で得られた天然産物の類似
体、例えば大腸菌中の遺伝子発現で生産されるラット肝
臓FABP[J.B.Lowe et al.,J.Biol.Chem,259,12696−127
04(1984)参照]であってもよい。リパーゼによって放
出される酸に効果的に結合させるインキュベーション条
件ならば、いかなるものでも使用できる。広く言えば、
加水分解段階と同じ温度で作用する。
次いで酸−FABP結合が起こったことを検出することが
必要である。これを行う好ましい方法は、FABP上の限ら
れた数の結合部位に対して、標識脂肪酸種を、リパーゼ
によって放出された脂肪酸と競合させる競合アッセイで
ある。標識種をここでは“プローブ”と呼ぶ。これは通
常標識部分と、酸基と結合しており、典型的には酸基を
除いて9から19炭素原子を有する長鎖脂肪族部分とから
構成される。標識部分は例えば蛍光団、発色団又は発光
団でありうる。放射性標識はあまり好ましくない。
特に好ましい態様においては、標識は多環性蛍光団、
とりわけ極性鋭敏な蛍光団基を有するナフタレン又はア
ントラセンである。極性鋭敏な蛍光基とは、それが極性
から非極性環境へと移動するときに、蛍光発光(量子収
量及び最大波長)を変化させるものをいう。プローブが
FABP分子の非極性ミクロー環境から極性ミクロー環境
(通常は水性であるアッセイ媒質)へと移動する最に、
一定波長における蛍光シグナルの大きな変化が観察され
る。プローブは負に電荷しており、従って通常酸性塩の
形で存在する。特に好ましいプローブは以下の化学式: Pc−Z−NH−(CH2−X- [式中、 Pcは、ナフタレン又はアントラセン残基を表し; Zは、−CO−又は−SO2を表し;そして X-は、酸基のアニオン、好ましくはCOO-を表す。
nは4から24、好ましくは8から19、特に8から12の
数である] を有するものである。
以下の式: を有する11−(ダンシルアミノ)ウンデカノン酸(DAUD
A)の塩が特に好ましい。このプローブは脂肪酸と競合
してFABPと結合することが知られている[T.C.I.Wilkin
son and D.C.Wioton,Biochem.J.247,485−488(1987)
参照]。使用できる他の蛍光団は9−アンスロイルオキ
シ脂肪酸[J,Storch et al.,J.Biol.Chem.264,8708−87
13(1989)参照)]及びシスーパリナリン酸(ポリエン
脂肪酸)[H.J.K.Keuper et al.,Chem.Phys.Lipids 38,
159−178(1985)参照]である。
より好ましいものではないが、その他のアッセイは、
14C又は3Hなどで放射性標識した標識酸、或いはこれに
発色団を結合させたものをアッセイ媒質に加え、FABPの
限られた結合部位に対する標識酸と、リパーゼによって
放出された酸との競合後に、溶液中に残っている標識酸
の量を測定することからなる。標識酸の測定は、これを
Lipidex 1000[J.F.C.Glatz and J.H.Veerkamp,Anal.B
iochem 132,89−95(1983)参照]上で不溶化し、アッ
セイ媒質からLipidex 1000を分離して、その上にある
標識物質の量を測定することによって実施できる。
競合アッセイ種は通常、脂肪酸の前、同時、又は後で
アッセイ混合物に加えることができる。ある種がFABPか
らの他のものに置換して、可逆反応の平衡位置に達した
とき、アッセイは“競合的”であると見なされる。競合
種がFABPと結合するとき、その結合は各種の方法で測定
することができる。極性鋭敏な蛍光団の場合、蛍光の変
化を容易にモニターすることができる。色及び発色団の
強度変化、又は発光団の強度変化もまた測定可能であ
る。若しくは、FABP−プローブ種を沈殿させて、沈殿を
分離し、そしてFABPと結合した標識の量、又は溶液中に
残っている遊離の標識の量を測定することも可能であ
る。これは例えば、FABPに対する固定化抗体を用いる
か、或いはアガローズのような不溶性物質にFABPを直接
カップリングさせることにより実施できる。
また代替的な方法では、例えば脂肪酸エステルを蛍光
リポーター基と結合させることによって脂肪酸エステル
をその酸部分で標識し、放出される蛍光脂肪酸のFABPへ
の結合を、結合時に生じる適当な特定変化によって測定
する。
本発明を以下の実施例で例示する。
実施例1 血清からの血清アルブミンの除去 血清サンプル0.002ml(Pathology Laboratory,South
ampton General Hospitalから入手)をプラスティッ
クミクロ遠心管中のナフトイルーアガロースの50容量%
水性懸濁液1mlに加えた。得られた混合物を10秒間撹拌
し、次いでEppendorf microfugeで15秒間遠心した。得
られた上澄みの典型的には0.05mlを蛍光アッセイで測定
した。
リパーゼ活性の蛍光アッセイ 基質及び蛍光プローブを含むバッファー溶液を以下の
ように調製した。Sterilin管中の0.1M NaCl及び2.5mM
CaCl2を含む0.1MトリスバッファーpH8.0 20mlにエタ
ノール中の10mg/mlオリーブオイル0.2ml及びメタノール
中の0.1mM 11−(ダンシルアミノ)ウンデカノン酸(D
AUDA)0.2mlを加えた。混合物をしばらく振った。この
アッセイ溶液2mlを4mlのプラスティックの使い捨て蛍光
分析器用セルに加えて、これを25℃でPerkin−Elmer L
S3B蛍光分析器に入れた。励起波長は350nmで、蛍光は50
0nmで測定した。蛍光なしの読み取りを得るために器械
の目盛りをゼロに戻した。脱アルブミン化血清サンプル
0.05mlをアッセイに加え、次いでFABP0.025mg(典型的
には2.5mg/ml溶液を0.01ml)を加えた。蛍光の初期落ち
込みが2分までの間に記録された。
図1は、蛍光置換過程を示すものであり、(a)から
(b)は、膵臓炎患者からの脱アルブミン化血清の添加
(それぞれ血清0.1,0.2,0.4及び0.8μlと等価)を示
し、(e)は対照患者(正常脱アルブミン化血清の1.0
μlと等価)を示し、そして(f)は血清サンプルを加
えない対照を示す。
このアッセイは、血清不存在下に既知の量のオレイン
酸(典型的にはメタノール中の1−10nモルの溶液)を
加えて、得られる蛍光の量子の落ち込み(quantum ? f
all)を記録することによって検定できる。
このアッセイは脂肪酸放出率を約100ピカモル/ml/分
まで量的に測定することが見いだされ、これは約3ピカ
カタールの酵素活性に対応した(カタールは酵素の変換
率を測定する単位であり、モル/秒である)。従って、
対照血清サンプルのためには、アッセイは血清0.001−
0.01mlと等価で実施される。
実施例2 ホスホリパーゼA2のアッセイ 長鎖脂肪酸を放出するリパーゼ以外の酵素アッセイに
本発明を適用できることを示すために、実施例1に記載
したのと本質的には同じ蛍光アッセイを用いて、市販の
ブタ膵臓ホスホリポーゼA2(Sigma Chemical.Co.Ltd.
より入手)をアッセイした。アッセイ(2ml)は、ジオ
レオイルホスファチジルコリン0.05mg/ml、1μM DAU
DA及びFABP 0.125mg/mlを含んでいた。図2に示すよう
な蛍光置換過程が得られ、ここで(a)はホスホリパー
ゼA2を加えないものであり;(b)は酵素10ng;(c)
は酵素100ng;(d)は酵素500ng添加を示す。
実施例3 血清中のトリグリセリドのアッセイ 実施例1に記載したように血清サンプル0.01mlからア
ルブミンを除去した。過剰のリパーゼ(Rhizopus arrh
izus由来)と共にインキュベーションした脱アルブミン
化血清0.5μl等価を用いて、(CaCl2を含まないバッフ
ァーを用いること以外は)実施例1に記載したアッセイ
を実施して、DAUDA置換による蛍光の急速な落ち込みが
3分間にわたって観察された。正常血清サンプルの蛍光
置換過程は図3に示すように得られ、適当な脂肪酸測定
酵素を用いる血清中の特定の脂肪アシル基質測定の原理
を表す。過程(a)はH2O対照、即ち脱アルブミン化血
清の不存在下を表し、(d)は脱アルブミン化血清0.5
μl等価を用いるアッセイを表す。蛍光の落ち込みはリ
パーゼ添加で放出された脂肪酸1.5nモルと等価であっ
た。リパーゼによるトリグリセリドからの3つの脂肪酸
全ての放出を考えて、この血清1mM中のトリグリセリド
値が得られた。
実施例4 ジグリセリドリパーゼ基質のアッセイ 本発明をジアシルグリセリドリパーゼ基質に適用でき
ることを示すために、市販の1−ステアロイル−2−ア
ラキドニル−sn−グリセロール(Sigma Chemical Co.
Ltd.から入手)を本質的には実施例1に記載した蛍光ア
ッセイによってアッセイした。アッセイ(2ml)は実施
例3に記載したようにリパーゼ、DAUDA及びFABPを含ん
でいた。エタノール中の0.1mg/ml 1−ステアロイル−
2−アラキドニル−sn−グリセロール1から10μlをア
ッセイ中に滴定して蛍光の初期落ち込みを測定して、ア
ッセイに添加したジグリセリドの量に対してプロットし
たものを図4に示す。
実施例5 ホスホリパーゼCのアッセイ 長鎖脂肪酸を間接的に放出することのできる酵素のア
ッセイに本発明を適用できることを示すために、Bacill
us cereusの由来の市販のホスホリパーゼC(引用特異
的活性2500μモル/分/mg、Sigma Chemical Co.Ltd.
より入手)を本質的には実施例1に記載した蛍光アッセ
イによってアッセイした。アッセイ(2ml)はジオレオ
イルホスファチジルコリン0.05mg/ml(Lipid Product
s,UKより入手)1μM−DAUDA、FABP 0.01mg及び精製
ブタ膵臓リパーゼ10μg(引用特異的活性95600μモル
/時/mg、Sigma Chemical Co.Ltd.から入手)を含ん
でいた。蛍光置換過程が図5に示すように得られ、ここ
で(a)はホスホリパーゼCを加えないものであり;
(b)は酵素2ng添加;(c)は酵素10ng添加;(d)
は酵素50ng添加及び(e)は酵素200ng添加を示す。

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)臨床サンプルから全てのアルブミン
    を実質的に除去し; (2)アルブミンを含まない臨床サンプルを、アッセイ
    すべき酵素のためのエステル基質と、又はアッセイすべ
    き基質上で作用する酵素と共に、それから脂肪酸を放出
    させるのに効果的な条件下にインキュベーションし; (3)かくして放出された脂肪酸を脂肪酸結合タンパク
    質(FABP)と結合させ;そして (4)FABPの脂肪酸との結合をアッセイする、 ことからなる、アルブミン−含有臨床サンプル中におけ
    る、長鎖脂肪酸の放出を直接又は間接に触媒する酵素、
    又はこのような酵素のためのエステル基質のアッセイ方
    法。
  2. 【請求項2】脂肪酸と競合してFABPと結合する標識プロ
    ーブが、FABPと相互作用することが可能であり、次いで
    遊離の、又は結合した標識プローブをアッセイする競合
    法によってFABP−脂肪酸結合をアッセイする、請求の範
    囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】プローブが、酸基のアニオンを末端に有す
    る長鎖脂肪族部分と結合した標識部分を含む、請求の範
    囲第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】標識が、極性鋭敏な蛍光基がFABPと結合す
    るようになるとその蛍光スペクトルの変化をプローブに
    与える極性鋭敏な蛍光基である、請求の範囲第3項記載
    の方法。
  5. 【請求項5】長鎖脂肪族部分が酸基を除いて、8から19
    個の炭素原子を有する、請求の範囲第3項記載の方法。
  6. 【請求項6】脂肪族部分がウンデカノン酸残基である、
    請求の範囲第4項記載の方法。
  7. 【請求項7】プローブが11−(ダンシルアミノ)ウンデ
    カノン酸のアニオンである、請求の範囲第2項から第6
    項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】アルブミンを試薬と結合させることによっ
    て除去し、これが臨床サンプルへのアルブミンからの脂
    肪酸の有意な放出をもたらさないが、サンプルからのア
    ルブミンの実質的な除去をもたらす、前記請求の範囲の
    いずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】アルブミン−結合試薬を固相にカップリン
    グさせて不溶性物質を除去する、請求の範囲第8項記載
    の方法。
  10. 【請求項10】アルブミン−結合化合物が10−(1′−
    ナフトイルアミノ)デシルアガロースである、請求の範
    囲第9項記載の方法。
  11. 【請求項11】FABPが肝臓性のものである、請求の範囲
    第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】臨床サンプルが血清サンプルである、前
    記請求の範囲のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】アッセイがリパーゼ用のものであり、第
    2段階が、アルブミンを含まないサンプルを脂肪酸エス
    テルであるリパーゼ用基質と共に、リパーゼの作用によ
    ってそれから脂肪酸を放出させるのに効果的な条件下に
    インキュベーションすることからなる、前記請求の範囲
    のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】(1)臨床サンプルから全てのアルブミ
    ンを実質的に除去する試薬、及び (2)脂肪酸結合タンパク質(FABP) からなる、アルブミン−含有臨床サンプル中における、
    長鎖脂肪酸の放出を直接又は間接に触媒する酵素、又は
    このような酵素のためのエステル基質のアッセイを実施
    するためのキット。
  15. 【請求項15】アッセイすべき酵素のための適当な基
    質、又はアッセイすべき基質を加水分解できる酵素を更
    に含む、請求の範囲第14項記載のキット。
  16. 【請求項16】(1)血清サンプルから全ての血清アル
    ブミン(SA)を実質的に除去する試薬、及び (2)脂肪酸結合タンパク質(FABP) からなる、血清サンプル中におけるリパーゼのアッセイ
    を実施するための請求の範囲第14項又は第15項記載のキ
    ット。
  17. 【請求項17】リパーゼ用脂肪酸エステル基質を更に含
    む、請求の範囲第16項記載のキット。
  18. 【請求項18】脂肪酸と競合してFABPと結合する標識プ
    ローブを更に含む、請求の範囲第14項から第17項のいず
    れかに記載のキット。
  19. 【請求項19】プローブが請求の範囲第4、5、6又は
    7項で定義したものである、請求の範囲第18項記載のキ
    ット。
  20. 【請求項20】アルブミン−除去試薬が、アルブミンか
    らの脂肪酸の有意な放出をもたらさないが、臨床サンプ
    ルからのアルブミンの実質的な除去をもたらすものであ
    る、請求の範囲第14項から第19項のいずれかに記載のキ
    ット。
  21. 【請求項21】アルブミン−除去試薬が固体である、請
    求の範囲第20項記載のキット。
  22. 【請求項22】アルブミン−結合化合物が10−(1′−
    ナフトイルアミノ)デシルアガロースである、請求の範
    囲第21項記載のキット。
  23. 【請求項23】FABPが肝臓性である、請求の範囲第14項
    から第21項のいずれかに記載のキット。
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