JP2838559B2 - 乳清中の低分子物質を有効成分とする浴用剤 - Google Patents
乳清中の低分子物質を有効成分とする浴用剤Info
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は乳清に含まれる牛乳の芳香成分およびミネラ
ル、有機酸類、水溶性ビタミン類、核酸塩基などの非蛋
白態窒素化合物を有効成分とする新規な浴用剤に関す
る。
ル、有機酸類、水溶性ビタミン類、核酸塩基などの非蛋
白態窒素化合物を有効成分とする新規な浴用剤に関す
る。
「従来の技術」 西欧では昔から牛乳または乳清風呂は、保健および美
容に優れた効果があり、贅沢の代名詞になっていた。一
方、皮膚の物質透過能を利用した薬物の製剤化が盛んに
研究され、ニトログリセリンのように一部の薬物につい
ては、既に実用化されるようになってきた。牛乳風呂は
薬物の経皮吸収療法の先駆ともいえる方法で、皮膚を
通ずる栄養成分、特に微量栄養成分の補給、全身的に
牛乳中の低分子成分を吸収させると同時に、皮膚に乳脂
肪および乳蛋白の保水性薄膜をつくり、皮膚の老化を防
ぐ効果があることは間違いない。
容に優れた効果があり、贅沢の代名詞になっていた。一
方、皮膚の物質透過能を利用した薬物の製剤化が盛んに
研究され、ニトログリセリンのように一部の薬物につい
ては、既に実用化されるようになってきた。牛乳風呂は
薬物の経皮吸収療法の先駆ともいえる方法で、皮膚を
通ずる栄養成分、特に微量栄養成分の補給、全身的に
牛乳中の低分子成分を吸収させると同時に、皮膚に乳脂
肪および乳蛋白の保水性薄膜をつくり、皮膚の老化を防
ぐ効果があることは間違いない。
しかし、牛乳および乳清風呂には下記のような欠点が
あった。
あった。
(1)高価なこと。
(2)保存が難しく一般家庭では使えないこと。
(3)廃液のBODが著しく高いこと。
ここで述べる乳清は、牛乳からチーズを製造する際に
副生する液状物であって、乳糖、乳清蛋白、ミネラル、
水溶性ビタミン類、非蛋白態窒素化合物などを成分とし
ている。しかし、腐敗しやすいこと、食品としては風味
が悪いことなどの理由から、その一部が家畜の飼料とし
て利用されているほかは、長らく確たる用途もなく廃棄
されてきた。
副生する液状物であって、乳糖、乳清蛋白、ミネラル、
水溶性ビタミン類、非蛋白態窒素化合物などを成分とし
ている。しかし、腐敗しやすいこと、食品としては風味
が悪いことなどの理由から、その一部が家畜の飼料とし
て利用されているほかは、長らく確たる用途もなく廃棄
されてきた。
しかし近年、ようやくその貴重な有効成分を活用すべ
く、進歩の著しい膜技術を応用して乳清蛋白を回収し、
食品素材として利用する道が開かれ、且つ乳糖を分離し
て医薬および醗酵原料として利用するようになってきた
が、その残余の部分は依然として利用されないままに放
棄されている。
く、進歩の著しい膜技術を応用して乳清蛋白を回収し、
食品素材として利用する道が開かれ、且つ乳糖を分離し
て医薬および醗酵原料として利用するようになってきた
が、その残余の部分は依然として利用されないままに放
棄されている。
「発明が解決しようとする課題」 本発明は乳清の有効利用を図ると共に、その中に含ま
れている牛乳の香気成分ならびに微量栄養素を活用し、
牛乳ないし乳清風呂の欠点を克服した浴用剤を提供する
ことを目的とするものである。
れている牛乳の香気成分ならびに微量栄養素を活用し、
牛乳ないし乳清風呂の欠点を克服した浴用剤を提供する
ことを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明者らは長年にわたって乳清の膜処理技術を研究
した結果、乳清を限外濾過して得た透過液(パーミエイ
ト)から、価値の高い乳糖を回収し残りの母液に極く少
量の牛乳脂肪球皮膜(MFGM)あるいは該牛乳脂肪球皮膜
(MFGM)を含むバターミルクを添加して粉末化すること
により前記目的を達成できる浴用剤を得ることを見出
し、本発明を完成するに至った。
した結果、乳清を限外濾過して得た透過液(パーミエイ
ト)から、価値の高い乳糖を回収し残りの母液に極く少
量の牛乳脂肪球皮膜(MFGM)あるいは該牛乳脂肪球皮膜
(MFGM)を含むバターミルクを添加して粉末化すること
により前記目的を達成できる浴用剤を得ることを見出
し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は乳清中に含まれている香気成分と微量
栄養素を有用成分とする浴用剤を提供するものであり、
更に具体的には乳清を限外濾過してパーミエイトを得た
後、これを濃縮し、更に該液中の乳糖を析出せしめて分
離した後の母液に、少量の牛乳脂肪球皮膜またはそれを
含むバターミルクを添加して粉末化してなる浴用剤であ
る。
栄養素を有用成分とする浴用剤を提供するものであり、
更に具体的には乳清を限外濾過してパーミエイトを得た
後、これを濃縮し、更に該液中の乳糖を析出せしめて分
離した後の母液に、少量の牛乳脂肪球皮膜またはそれを
含むバターミルクを添加して粉末化してなる浴用剤であ
る。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の原料となる乳清は、牛乳からチーズを製造す
る際に副生する液体であるスイートホエイ、または脱脂
乳からカゼインを分離した残渣である酸ホエイである。
る際に副生する液体であるスイートホエイ、または脱脂
乳からカゼインを分離した残渣である酸ホエイである。
乳清は乳糖を主要成分とし、他に乳清蛋白、ミネラル
類、有機酸類、水溶性ビタミン類、非蛋白態窒素化合物
および複雑な組成を持つ牛乳香気成分が含まれている。
浴用剤にはこれら全てを用いることもできるが、このう
ち乳清蛋白には食品用途があり、また、乳糖にも同様に
医薬および醗酵原料としての用途があるので、他に用途
があるものは分離して用いることが、浴用剤としての有
効成分を濃縮するうえからも望ましいことである。
類、有機酸類、水溶性ビタミン類、非蛋白態窒素化合物
および複雑な組成を持つ牛乳香気成分が含まれている。
浴用剤にはこれら全てを用いることもできるが、このう
ち乳清蛋白には食品用途があり、また、乳糖にも同様に
医薬および醗酵原料としての用途があるので、他に用途
があるものは分離して用いることが、浴用剤としての有
効成分を濃縮するうえからも望ましいことである。
そこでまず平型、キャピラリー型ないしスパイラル型
限外濾過機を用い、乳清蛋白を分離する。この際得られ
る濾過液がパーミエイトである。限外濾過はコロイド粒
子を濾別するのに用いられる限外濾過膜を装着した濾過
器を用いて行うことができるが、乳清から蛋白質を分離
するためには分画分子量2万程度のものが望ましく、膜
の材質としてはポリスルフォン系の中空糸が好適であ
る。
限外濾過機を用い、乳清蛋白を分離する。この際得られ
る濾過液がパーミエイトである。限外濾過はコロイド粒
子を濾別するのに用いられる限外濾過膜を装着した濾過
器を用いて行うことができるが、乳清から蛋白質を分離
するためには分画分子量2万程度のものが望ましく、膜
の材質としてはポリスルフォン系の中空糸が好適であ
る。
パーミエイトは乳糖を主成分とし、他に牛乳ミネラ
ル、有機酸類、水溶性ビタミン類、非蛋白態窒素化合物
および牛乳の香気成分を含んでいる。このままでも勿
論、浴用剤になるが、大量の乳糖が下水に排出され、BO
Dが上昇するため公害を引き起こす可能性も無視できな
い。したがって、浴用剤としては、パーミエイトからで
きるかぎり乳糖を除去した母液を用いるほうが好まし
い。
ル、有機酸類、水溶性ビタミン類、非蛋白態窒素化合物
および牛乳の香気成分を含んでいる。このままでも勿
論、浴用剤になるが、大量の乳糖が下水に排出され、BO
Dが上昇するため公害を引き起こす可能性も無視できな
い。したがって、浴用剤としては、パーミエイトからで
きるかぎり乳糖を除去した母液を用いるほうが好まし
い。
乳糖を分離するためには、まず濃縮してから行うのが
効率的である。この際、牛乳成分が熱で変化しやすいの
で、減圧下で濃縮を行うのが好ましい。この蒸発濃縮は
通常の真空蒸発器を用いて行うことができ、乳糖の濃度
が50%を越えるところまで行う。
効率的である。この際、牛乳成分が熱で変化しやすいの
で、減圧下で濃縮を行うのが好ましい。この蒸発濃縮は
通常の真空蒸発器を用いて行うことができ、乳糖の濃度
が50%を越えるところまで行う。
次に、濃縮されたパーミエイトを約30℃程度まで冷却
した後、微細な乳糖結晶を種として添加し、更に約15℃
程度に冷却して静置すると、過飽和状態で溶けている乳
糖が結晶化し、析出してくるのでこれを分離する。
した後、微細な乳糖結晶を種として添加し、更に約15℃
程度に冷却して静置すると、過飽和状態で溶けている乳
糖が結晶化し、析出してくるのでこれを分離する。
分離は種々の方法で行えるが、遠心分離脱水機で行う
のが便利である。尚、析出した乳糖を分離した残りの母
液には、牛乳中に含まれる低分子化合物および各種の微
量栄養素が豊富に残存しているので、保健の観点からそ
れ自体が理想的な浴用剤になりうる。
のが便利である。尚、析出した乳糖を分離した残りの母
液には、牛乳中に含まれる低分子化合物および各種の微
量栄養素が豊富に残存しているので、保健の観点からそ
れ自体が理想的な浴用剤になりうる。
最後に、母液の粉末化を行う。粉末化は母液を通常の
円筒型、サイクロン型、横型などの噴霧乾燥機を用いて
噴霧乾燥することで可能である。しかし、このようにし
て粉末化した母液は、水を撥く性質があり、浴槽中で溶
解するためには長時間が必要である。この水を撥く性質
を水と馴染みやすい性質に変えるためには、洗浄クリー
ムから乳脂肪を分離する際に副生する牛乳脂肪球皮膜、
あるいはクリームからバターを製造する際に副生するバ
ターミルクの添加が著しく効果的である。これらの添加
量は脂肪球皮膜の場合で粉末化した母液の0.01%程度、
バターミルクの場合でも1%程度を添加すれば充分であ
る。また、牛乳脂肪球皮膜(milk fat globule membran
e:MFGM)は、牛乳の脂肪球の界面層であり、主として脂
質と蛋白質で構成される製造リポ蛋白質である。
円筒型、サイクロン型、横型などの噴霧乾燥機を用いて
噴霧乾燥することで可能である。しかし、このようにし
て粉末化した母液は、水を撥く性質があり、浴槽中で溶
解するためには長時間が必要である。この水を撥く性質
を水と馴染みやすい性質に変えるためには、洗浄クリー
ムから乳脂肪を分離する際に副生する牛乳脂肪球皮膜、
あるいはクリームからバターを製造する際に副生するバ
ターミルクの添加が著しく効果的である。これらの添加
量は脂肪球皮膜の場合で粉末化した母液の0.01%程度、
バターミルクの場合でも1%程度を添加すれば充分であ
る。また、牛乳脂肪球皮膜(milk fat globule membran
e:MFGM)は、牛乳の脂肪球の界面層であり、主として脂
質と蛋白質で構成される製造リポ蛋白質である。
次に、噴霧乾燥した粉末の組成の代表例を表−1に示
す。
す。
表−1に示した噴霧乾燥した母液粉末の組成はチーズ
製造条件、膜処理条件および結晶化させる条件などによ
って変動し得るが、約30%の灰分、約40%の乳糖、約10
%のグルコース、ガラクトースなどの単糖類および約12
%の非蛋白態窒素化合物を含んでいる。
製造条件、膜処理条件および結晶化させる条件などによ
って変動し得るが、約30%の灰分、約40%の乳糖、約10
%のグルコース、ガラクトースなどの単糖類および約12
%の非蛋白態窒素化合物を含んでいる。
「発明の効果」 本発明によって得られる浴用剤は、一般の浴用剤と異
なり、全てが牛乳由来の天然物であるという特徴を有し
ている。而も水に僅かな量を溶解しただけで、牛乳を希
釈した場合と類似した白濁液を与え、加温すると牛乳様
の好ましい香気が立ち上る。
なり、全てが牛乳由来の天然物であるという特徴を有し
ている。而も水に僅かな量を溶解しただけで、牛乳を希
釈した場合と類似した白濁液を与え、加温すると牛乳様
の好ましい香気が立ち上る。
また、濃縮された牛乳中の微量栄養素が皮膚から吸収
されるので、美容に加え保健の目的にも最適である。
されるので、美容に加え保健の目的にも最適である。
更にまた、本発明の浴用剤には種々の添加物、例えば
香料、賦形剤、増量剤、他の天然成分、例えばハーブエ
キスなども添加することができる。
香料、賦形剤、増量剤、他の天然成分、例えばハーブエ
キスなども添加することができる。
加えて、牛乳脂肪球皮膜またはバターミルクを添加し
て母液を粉末化してなるものであるから、浴槽中におけ
る溶解が早く、入れればすぐに溶けるものである。
て母液を粉末化してなるものであるから、浴槽中におけ
る溶解が早く、入れればすぐに溶けるものである。
〔実施例 1〕 新鮮なチーズホエイ1トンを、分画分子量2万の限外
濾過膜を装着した濾過機で圧力5kg/cm2で限外濾過し、
透過液0.8トンが得られた。得られた透過液を液量が1/1
0になるまで濃縮した。このようにして濃縮された液の
乳糖濃度は約50%であり、全固形分は約58重量%であっ
た。この濃縮液を30℃まで冷却した後、少量の乳糖を種
として添加し、15℃で10時間静置した。析出した乳糖を
遠心脱水機で分離し、冷水で洗浄すると33kgの結晶乳糖
が得られた。遠心脱水の過程で分離された母液に結晶洗
浄水を加えた合計は、約50kgであった。この母液にさら
に等量の結晶洗浄水と新鮮なバターミルク5を加えて
混合し、噴霧乾燥したところ、145kgの本発明の浴用剤
を得た。この浴用剤成分の分析値を表−2に示す。
濾過膜を装着した濾過機で圧力5kg/cm2で限外濾過し、
透過液0.8トンが得られた。得られた透過液を液量が1/1
0になるまで濃縮した。このようにして濃縮された液の
乳糖濃度は約50%であり、全固形分は約58重量%であっ
た。この濃縮液を30℃まで冷却した後、少量の乳糖を種
として添加し、15℃で10時間静置した。析出した乳糖を
遠心脱水機で分離し、冷水で洗浄すると33kgの結晶乳糖
が得られた。遠心脱水の過程で分離された母液に結晶洗
浄水を加えた合計は、約50kgであった。この母液にさら
に等量の結晶洗浄水と新鮮なバターミルク5を加えて
混合し、噴霧乾燥したところ、145kgの本発明の浴用剤
を得た。この浴用剤成分の分析値を表−2に示す。
〔実施例 2〕 実施例1で得られた粉末16kgをかき混ぜながら蒸溜水
0.5をスプレイして湿り気を与えた後、練合機にかけ
て充分に練り合わせた。次いで、2m/m(16〜18mesh)の
ネットを備えた押し出し造粒機にかけて顆粒化し、流動
乾燥機で温度70℃、25分間乾燥した。
0.5をスプレイして湿り気を与えた後、練合機にかけ
て充分に練り合わせた。次いで、2m/m(16〜18mesh)の
ネットを備えた押し出し造粒機にかけて顆粒化し、流動
乾燥機で温度70℃、25分間乾燥した。
〔実施例 3〕 実施例2で得られた顆粒100gを入浴適温に加温した約
100の温湯に投入した。顆粒は直ちに溶解し、白濁し
牛乳様の芳香が立ち上るようになる。この顆粒の温湯に
対する添加量は、0.01〜1.0%の範囲にある。
100の温湯に投入した。顆粒は直ちに溶解し、白濁し
牛乳様の芳香が立ち上るようになる。この顆粒の温湯に
対する添加量は、0.01〜1.0%の範囲にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50
Claims (1)
- 【請求項1】乳清を限外濾過して得たパーミエイトを濃
縮した後、該パーミエイト中の乳糖を析出せしめて分離
し、更に該乳糖を分離した母液を少量の牛乳脂肪球皮膜
またはそれを含むバターミルクを添加して粉末化してな
る乳清中の低分子物質を有効成分とする浴用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34233589A JP2838559B2 (ja) | 1989-12-30 | 1989-12-30 | 乳清中の低分子物質を有効成分とする浴用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34233589A JP2838559B2 (ja) | 1989-12-30 | 1989-12-30 | 乳清中の低分子物質を有効成分とする浴用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03206027A JPH03206027A (ja) | 1991-09-09 |
JP2838559B2 true JP2838559B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=18352935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34233589A Expired - Lifetime JP2838559B2 (ja) | 1989-12-30 | 1989-12-30 | 乳清中の低分子物質を有効成分とする浴用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838559B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5236415B2 (ja) * | 2008-10-02 | 2013-07-17 | オーム乳業株式会社 | 機能性生体水 |
-
1989
- 1989-12-30 JP JP34233589A patent/JP2838559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03206027A (ja) | 1991-09-09 |
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