JP2837851B2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2837851B2 JP63187714A JP18771488A JP2837851B2 JP 2837851 B2 JP2837851 B2 JP 2837851B2 JP 63187714 A JP63187714 A JP 63187714A JP 18771488 A JP18771488 A JP 18771488A JP 2837851 B2 JP2837851 B2 JP 2837851B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は板ばね製の可動部材のスナップアクションに
より可動接点部の固定接点部に対する接離を行なわせる
スイッチ装置に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車のウインドレギュレータに用いられる
スイッチ装置たるマイクロスイッチの従来例としては、
第22図乃至第24図に示されたものがある。
即ち、1は矩形状をなす板ばね製の可動部材であり、
これには下方に湾曲するばね部2を残して略矩形状の貫
通孔3が形成されている。この可動部材1において、自
由端部には可動接点部4が取付けられ、基端部には切欠
部の支点部5が形成されているとともに、ばね部2の先
端部には切欠状の支点部6が形成されている。7はケー
スであり、これには、左,右に所定の間隔を存して第1
及び第2の支持部8及び9を有する端子板10が立設され
ているとともに、上,下に対向するようにして固定接点
部11,12が設けられている。そして、前記可動部材1
は、その基端部の支点部5が第1の支持部8に掛合支持
され、ばね部2の支点部6が第2の支持部9に掛合支持
されて、ケース7内に収容されている。
而して、第23図に示す状態では、可動部材1の自由端
部にはばね部2のばね力により斜め上方の変位力が与え
られており、その上方への分力により可動接点部4を常
閉側の固定接点部11に接触させている。この第23図に示
す状態において、可動部材1の基端部が操作子13により
下方に押圧され、第24図に示すように可動部材1のアー
ム部14,14がばね部2の支点部6より下方側に位置する
ようになると、可動部材1の自由端部にはばね部2のば
ね力により斜め下方への変位力が与えられるようにな
り、その下方への分力により可動部材1の自由端部が急
速に下方に移動して、可動接点部4を常閉側の固定接点
部11から離間させ常開側の固定接点部12に接触させる。
尚、この可動接点部4の常開側の固定接点部12に対する
接触によりウインドレギュレータのモータが通電され、
これによって、ウインドが上昇若しくは下降されるもの
である。
(発明が解決しようとする課題) 従来の構成では、可動接点部4が常開側の固定接点部
12に接触するように切換えるためには、可動部材1が操
作子13により押圧された時に第2の支持部9と対応する
部位をばね部2の支点部6よりも下方に位置させてスナ
ップアクションを生じさせる必要がある。従って、第2
の支持部9は可動部材1を貫通する状態になるため、可
動部材1にはこの第2の支持部9を逃げるべく貫通孔3
を形成する必要性が生ずるのである。ところが、このよ
うな構成によれば、ウインドレギュレータのモータへの
電流は可動部材1のアーム部14,14及びばね部2を通っ
て流れるようになるので、電流容量を大きくとろうとし
た場合には、アーム部14,14の幅寸法を大とすべく可動
部材1の幅寸法Wを大とする必要があり、又、可動接点
部4の固定接点部11,12に対する接触圧を大としたい場
合には、ばね部2の幅寸法も大とする必要があって、可
動部材1の幅寸法Wを一層大とする必要があり、全体と
して大形化する問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、スナップアクション方式でありながらも、小形にし
て大容量化を図り得、可動接点部の固定接点部に対する
充分なる接触圧を得ることができるスイッチ装置を提供
するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のスイッチ装置は、板ばね製の第1の可動部材
の基端支点部を第1の支持部に支持させ、この可動部材
に対応して板ばね製の第2の可動部材を配置し、その第
2の可動部材において、自由端部を第1の可動部材の自
由端部に一体化し、基端支持部を前記第1の支持部より
も第1の可動部材の自由端部側に位置する第2の支持部
に支持させ、途中部位に第1の可動部材より離間する方
向への湾曲部を形成するようにし、更に、これらの第1
及び第2の可動部材の自由端部に可動接点部を取付け、
前記第1の可動部材の基端部を第2の支持部側に押圧す
る操作子を設け、前記第1の可動部材の変位に応じて前
記可動接点部が接離する固定接点部を設け、そして、前
記第1の可動部材に、その基端部が操作子により押圧さ
れた時に前記第2の支持部を逃げる湾曲部を形成するよ
うにした構成に特徴を有する。
又、第1及び第2の可動部材を夫々の自由端部が連結
されるようにして一体に形成し、その自由端部を折り曲
げることにより第1及び第2の可動部材を対応状態にす
るとよい。
(作用) 上記手段によれば、第1の可動部材の基端部が操作子
により押圧された時には、その第1の可動部材の湾曲部
が第2の支持部を逃げるようになるが、この場合でも、
該第1の可動部材の湾曲部の突出基部間を結ぶ線が第2
の可動部材の基端支点部を超えるようになることから、
第1の可動部材はスナップアクションを生ずるようにな
るものであり、従って、第1の可動部材には第2の支持
部を逃がすための貫通孔を形成する必要がなくなるので
ある。
又、第1及び第2の可動部材を夫々の自由端部が連結
されるようにして一体に形成すれば、夫々を別体に製作
する場合に比し、製作が容易でそれだけ部品数が少なく
なり、第1及び第2の可動部材の自由端部の導電性が向
上して、電流集中による発熱が低減される。
(実施例) 以下、本発明を自動車のウインドレギュレータのスイ
ッチ装置に適用した一実施例について第1図乃至第21図
を参照しながら説明する。
本実施例のウインドレギュレータのスイッチ装置は、
ウインド側で操作するためのサブスイッチ装置21及び運
転席側で操作するためのメインスイッチ装置22の二組か
ら構成されている。
先ず、サブスイッチ装置21の全体構成について第1図
乃至第13図に基づいて述べる。23は略矩形状をなす絶縁
材製のベースであり、この上端部には底面が開口された
矩形容器状をなす絶縁材製のケース24が嵌合装着されて
いる。このベース23において、その上面には長尺状の凹
部25a及び25bが互い違いに陥没形成されており、また、
次に述べるようにして固定接点用導体26a及び26b,可動
接点用導体27a及び27bが一体に配設されている(第9図
参照)。即ち、第12図において、28は板材のプレス打抜
加工により一体に形成された導体板であり、これは、上
記導体26a,27b間及び26b,27a間の夫々が側方部において
連結導体29及び30によって連結され、導体26a,28b間が
接続導体31によって接続された形状となっているもので
ある。そして、この導体板28は、導体26a,27a及び27bの
外方に突出する主ターミナル32a,33a及び33bが下方に折
曲され、導体27a及び27bの内方に突出する支持部導体34
a及び34bが上方に折曲され、連結導体29及び30が凹状に
折曲されて、上面から見ると第13図に示すように、所定
の形状にプレス折曲加工され、この後、絶縁材料を用い
て所謂インサート成形により一体に成形されてベース23
が形成されるものである。そして、このインサート成形
後に、連結導体29及び30はプレス切断加工によって切断
されて、固定接点用導体26aの補助ターミナル35aのみが
ベース23の側方に突出した第9図に示すような形状とな
るものである。36a及び36bは前記凹部25a及び25bに露出
する固定接点用導体26a及び26bの夫々に固着された円柱
状の常開の固定接点部である。次に、前記ケース24にお
いて、37a及び37bは、前記可動接点用導体27a及び27bの
支持部導体34a及び34bの夫々に対向する位置で上方に突
出した矩形状の筒部であり(第1図及び第4図参照)、
38a及び38bはこれらの筒部37a及び37b内に上下動可能に
挿通された操作子であり、それらの上部はケース24の上
方に突出するように位置している。39a及び39bはケース
24の上端部の側部中央から立設されたノブ支承部である
(第7図参照)。尚、このノブ支承部39a,39bには、図
示しないノブが回動可能に枢支され、このノブの回動操
作により操作子38aまたは38bを押圧降下させるようにな
っている。第8図において、40a及び40bは前記固定接点
用導体26a及び26bと対向する夫々の位置に設けられた固
定接点用導体であり、これらは前述同様にしてインサー
ト成形によりケース24に一体に配設されたものである。
即ち、第10図において、41は板材のプレス打抜加工によ
り一体に形成された導体板であり、これは、上記導体40
a及び40bが夫々両側に爪部40aa及び40baを有する主ター
ミナル42a及び42b,補助導体43a及び43b,係止爪部44a及
び44bに接続され、導体40a,43b間及び導体40b,43a間が
側方部において連結導体45及び46によって連結された形
状となっているものである。そして、この導体板41は、
主ターミナル42a及び42b,係止爪部44a及び44bが下方に
折曲されて第11図に示すような所定の形状にプレス折曲
加工され、この後、絶縁材料によってインサート成形さ
れ、ケース24が形成されるものである。インサート成形
後に、連結導体45及び46はプレス切断加工によって切断
され、固定接点用導体40a及び補助導体43bの補助ターミ
ナル47a及び48bがケース24の側方に突出した形状とな
り、この結果、ケース24を下側から見ると第8図のよう
になるものである。49a及び49bは固定接点用導体40a及
び40bの中央部に夫々固着された円柱状の常閉の固定接
点部である。そして、このケース24がベース23の上端部
に嵌合された状態においては、前記主ターミナル42a,42
bは、ベース23側部に形成された凹部に当接し、夫々の
両側部に形成された爪部42aa,42baがベース23下面に沿
って折曲げられ、同様にして係止爪部44a及び44bはベー
ス23側部に形成された凹部に当接し、夫々の下端部がベ
ース23下面に沿って折曲げられ、以て、ケース24とベー
ス23とが結合されているものである。
さて、50aは可動接点板であり、これは、板ばね製の
第1及び第2の可動部材51及び52が上下に対応されてそ
の自由端部53(53a,53a)において連結され、その自由
端部に円柱状の可動接点部54が固着された構成となって
いるものであり、第1の可動部材51の中間部には上方に
凸状をなす湾曲部55が形成され、第2の可動部材52の中
間部には下方に凸状をなす湾曲部56が形成されている。
この場合、可動接点板50aは、例えば第3図に示すよう
に、第1及び第2の可動部材51及び52を並置状態に配置
し連結部57aによって自由端部53a,53aで連結された一枚
の導体板57としてプレス打抜加工されたものに上述のよ
うに湾曲部55及び56を形成した後、連結部57aの部分で
折曲げて重ね合わせるようにしたものである。そして、
第1の可動部材51において、その基端部58側に形成され
た矩形孔状の基端支点部59が前記可動接点用導体27aの
支持部導体34aの右端側に形成された第1の支持部60aに
挿入掛合され、第2の可動部材52において、その基端部
61側に形成された切欠状の第2の基端支点部62が上記支
持部導体34aの左端側であって前記第1の支持部60aより
も若干下方に位置する第2の支持部63aに掛合されてお
り、以て、可動接点板50aが支持部導体34aに支承保持さ
れている。この状態において、可動接点板50aは第2の
可動部材52の湾曲部56のばね作用により自由端部53を左
上方へ指向する変位力が及ぼされ、この上方への分力に
より可動接点部54が前記常閉の固定接点部49aに接触圧
力をもって接触している。また、第1の可動部材51の基
端部58には前記操作子38aが当接するようになってい
る。そして、可動接点部54を有する可動接点板50aと、
常開及び常閉の固定接点部36a及び49aとから切換スイッ
チ部64aが構成されている。また、これと全く同様にし
て形成された可動接点板50bが、切換スイッチ部64aと同
一部分にはその符号に添字aの代りに添字bを付して示
す各部とともに切換スイッチ部64bを構成している。即
ち、可動接点板50bは、可動接点用導体27bの支持部導体
34bに支持保持され、その可動接点部54bが対向する常閉
の固定接点部49bに接触圧力をもって接触した状態とな
っており、これら可動接点部54を有する可動接点板50b
と常開及び常閉の固定接点部36b及び49bとによって切換
スイッチ部64bが構成されているものである。
このようにして構成されたサブスイッチ装置21には、
第1図に示すように補助ターミナル35a,47a及び48bが突
出された側面部に、後述する発光ダイオード65を配設し
たプリント配線基板66が取付けられている。
次に、メインスイッチ装置22の構成について第14図乃
至第20図をも参照しながら述べる。尚、この場合、メイ
ンスイッチ装置22は前述のサブスイッチ装置21と略同様
にして2つの切換スイッチ部64c及び64dを有する構成と
なっており、前記切換スイッチ部64a,64bに相当する切
換スイッチ部64c,64dの各部には同一番号に添字c,dを付
した符号で示し、他の同一部分には同一符号を付して示
し、以下異なる点について説明する。ケース24′にイン
サート成形により組込まれた固定接点用導体26c及び26d
は、第19図に示すように、板材のプレス打抜加工された
導体板67により形成されたものであり、これは、前記サ
ブスイッチ装置21の導体板41に加えて夫々の導体26c及
び26dが補助導体部43c,係止爪部44d間及び補助導体部43
d,係止爪部44c間を介して接続導体68及び69によって接
続された形状となっている。この導体板67は、前記導体
板44と同様にして第11図に示すようにプレス折曲加工さ
れ、インサート成形された後、固定接点用導体40cの補
助ターミナル47cのみが側方に突出するようにして、連
結導体45及び46がプレス切断加工により切断され、以
て、ケース24′が形成され、下面から見て第18図に示す
ような形状となるものである。そして、これによって構
成されたメインスイッチ装置22には、補助ターミナル35
c及び47cが突出された側面部に後述する発光ダイオード
70が配設されたプリント配線基板71が取付けられてい
る。
次に、電気的構成について第21図を参照しながら述べ
る。72及び73は図示しないバッテリーに接続された正及
び負の直流電源端子であり、夫々メインスイッチ装置22
の主ターミナル32c及び42dに接続されている。このメイ
ンスイッチ装置22において、主ターミナル32cは常開の
固定接点部36c及び36dに接続されるとともに補助ターミ
ナル35cに接続されており、主ターミナル42c及び42dは
前記接続導体68,69により共通に接続されるとともに常
閉の固定接点部49c,49d及び補助ターミナル47dに接続さ
れており、主ターミナル33c及び33dは夫々可動接点板50
c及び50dに接続されている。そして、補助ターミナル35
c,47d間には前記プリント配線基板71に配設された前記
発光ダイオード70及び抵抗74の直列回路が接続されてい
る。このメインスイッチ装置22の主ターミナル33c及び3
3dは夫々サブスイッチ装置21の主ターミナル42a及び42b
に接続されており、サブスイッチ装置21の主ターミナル
32aは正の直流電源端子72に接続されている。このサブ
スイッチ装置21において、主ターミナル32aは常開の固
定接点部36a及び36bに接続されるとともに補助ターミナ
ル35aに接続されており、主ターミナル42aは常閉の固定
接点部49a及びターミナル47aに接続され、主ターミナル
42bは常閉の固定接点部49b及び補助ターミナル47bに接
続されており、主ターミナル33a及び33bは夫々可動接点
板50a及び50bに接続されている。そして、前記プリント
配線基板66に配設された前記発光ダイオード65及び抵抗
75の直列回路の一端側が補助ターミナル35aに接続さ
れ、その他端側が補助ターミナル47a及び48bに夫々ダイ
オード76及び77を介して接続されている。78はウインド
駆動用の直流モータであり、その両端子は夫々サブスイ
ッチ装置21の主ターミナル33a及び33bに接続されてお
り、主ターミナル33aに正の直流電源電圧が印加された
ときには正回転し、主ターミナル33bに正の直流電源電
圧が印加されたときには逆回転をしてウインドの上昇及
び下降を行なうようになっている。
次に、本実施例の作用について述べる。
先ず、サブスイッチ装置21の切換スイッチ部64a側の
断面を示す第1図において、可動接点板50aは、その自
由端部53に第2の可動部材52の湾曲部56によるばね力に
より左上方への変位力が与えられており、その上方への
分力により可動接点部54が常閉の固定接点部49aに接触
した状態となっている。このような状態で、このサブス
イッチ装置21の上部に配設された図示しないノブが回動
操作されて操作子38aが下方に押圧されると、可動接点
板50aの第1の可動部材51の基端部58が湾曲するように
変形しながら下方に変位するようになる。この後、第1
の可動部材51の湾曲部55が第2の支持部63aを覆うよう
にしてその湾曲部55の両端の突出基部間を結ぶ線が第2
の可動部材52の基端支点部62よりも下方側に位置するよ
うになると、可動接点板50aは、その自由端部53に第2
の可動部材52の湾曲部56のばね力により左下方への変位
力が与えられるようになり、その下方への分力によって
自由端部53が急速に下方に移動して、可動接点部54が常
閉の固定接点部49aから離間して常開の固定接点部36aに
接触するスナップアクションを行なうようになり、第2
図に示すような状態となる。また、ノブによる操作子38
aへの押圧力が除去されると、可動接点板50aは、第1の
可動部材51がそのばね力により復元されてゆき湾曲部55
の両端の突出基部を結ぶ線が第2の可動部材52の基端支
点部62よりも上方側に位置するようになると、自由端部
53に第2の可動部材52の湾曲部56のばね力により左上方
への変位力が与えられるようになり、その上方への分力
によって自由端部53が急速に上方に移動して、可動接点
部54が常開の固定接点部36aから離間して常閉の固定接
点部49aに接触するスナップアクションを行なうように
なり、第1図の状態に復帰する。そして、他の切換スイ
ッチ部64b及びメインスイッチ装置22の切換スイッチ部6
4c,64dも同様の動作を行なうものである。
さて、切換スイッチ部64a乃至64dの復帰時には電気的
に第21図に示す状態となっているものである。この状態
において、メインスイッチ装置22の発光ダイオード70
は、正の直流電源端子72,主ターミナル32c,補助ターミ
ナル35c,発光ダイオード70,抵抗74,補助ターミナル47d,
主ターミナル42d及び負の直流電源端子73の経路で通電
されて点灯しており、また、サブスイッチ装置21の発光
ダイオード65は、正の直流電源端子72,サブスイッチ装
置21の主ターミナル32a,補助ターミナル35a,発光ダイオ
ード65,抵抗75,ダイオード77,補助ターミナル48b,主タ
ーミナル42b,メインスイッチ装置22の主ターミナル33d,
可動接点板50d、常閉の固定接点部49d,主ターミナル42d
及び負の直流電源端子73の経路で通電されて点灯してい
る。尚、この発光ダイオード65のカソードは、抵抗75,
ダイオード76,サブスイッチ装置21の補助ターミナル47
a,主ターミナル42a,メインスイッチ装置22の主ターミナ
ル33c,可動接点板50c,常閉の固定接点部49c,主ターミナ
ル42dを介して負の直流電源端子73に同時に接続されて
いる。
今、サブスイッチ装置21の切換スイッチ部64aにおい
て、可動接点板50aが常開の固定接点部36aに接触される
と、直流モータ78は、正の直流電源端子72,サブスイッ
チ装置21の主ターミナル32a,常開の固定接点部36a,可動
接点板50a、主ターミナル33a,直流モータ78,サブスイッ
チ装置21の主ターミナル33b,可動接点板50b,常閉の固定
接点部49b,主ターミナル42b,メインスイッチ装置22の主
ターミナル33d,可動接点板50d,常閉の固定接点部49d,主
ターミナル42d及び負の直流電源端子73の経路で通電さ
れ、正回転するようになる。従って、この切換スイッチ
部64aを切換操作することにより、図示しないウインド
が例えば上昇されるものである。尚、このように切換ス
イッチ部64aが切換えられた場合でも、発光ダイオード6
5及び70は前述同様点灯し続けるものである。
次に、サブスイッチ装置21のノブが上述とは逆の方向
に回動操作されて切換スイッチ部64bの可動接点板50bが
常開の固定接点部36bに接触するようになると、直流モ
ータ78は、正の直流電源端子72,サブスイッチ装置21の
主ターミナル32a,常開の固定接点部36b,可動接点板50b,
主ターミナル33b,直流モータ78,サブスイッチ装置21の
主ターミナル33a,可動接点板50a,常閉の固定接点部49a,
主ターミナル42a,メインスイッチ装置22の主ターミナル
33c,可動接点板50c,常閉の固定接点部49c,主ターミナル
42d及び負の直流電源端子73の経路で前述とは逆の方向
に通電され、逆回転をするようになる。従って、この切
換スイッチ部64bを切換操作することにより、図示しな
いウインドが例えば下降されるものである。尚、このよ
うに切換スイッチ部64bが切換られた場合でも、発光ダ
イオード65及び70は前述同様点灯し続けるものである。
さて、次に、メインスイッチ装置22が操作された場合
について述べる。
先ず、このメインスイッチ装置22の上部に配設された
図示しないノブが回動操作されて切換スイッチ部64cの
可動接点板50cが常開の固定接点部36cと接触するように
なると、直流モータ78は、正の直流電源端子72,メイン
スイッチ装置22の主ターミナル32c,常開の固定接点部36
c,可動接点板50c,主ターミナル33c,サブスイッチ装置21
の主ターミナル42a,常閉の固定接点部49a,可動接点板50
a,主ターミナル33a,直流モータ78,サブスイッチ装置21
の主ターミナル33b,可動接点板50b,常閉の固定接点部49
b,主ターミナル42b,メインスイッチ装置22の主ターミナ
ル33d,可動接点板50d,常閉の固定接点部49d,主ターミナ
ル42d及び負の直流電源端子73の経路で通電され、正回
転するようになり、以て、ウインドが上昇される。尚、
このように切換スイッチ部64cが切換わっても、発光ダ
イオード65のカソードは、抵抗75,ダイオード77,サブス
イッチ装置21の補助ターミナル48b,主ターミナル42b,メ
インスイッチ装置22の主ターミナル33d,可動接点板50d,
常閉の固定接点部49d及び主ターミナル42dを介して負の
直流電源端子73に接続されているので、該発光ダイオー
ド65は点灯している。
次に、メインスイッチ装置22のノブの回動操作により
切換スイッチ部64dの可動接点板50dが常開の固定接点部
36dと接触するようになると、直流モータ78は、正の直
流電源端子72,メインスイッチ装置22の主ターミナル32
c,常開の固定接点部36d,可動接点板50d,主ターミナル33
d,サブスイッチ装置21の主ターミナル42b,常閉の固定接
点部49b,可動接点板50b,主ターミナル33b,直流モータ7
8,サブスイッチ装置21の主ターミナル33a,可動接点板50
a,常閉の固定接点部49a,主ターミナル42a,メインスイッ
チ装置22の主ターミナル33c,可動接点板50c,常閉の固定
接点部49c,主ターミナル42d及び負の直流電源端子73の
経路で通電され、逆回転するようになり、以て、ウイン
ドが下降される。尚、このように切換スイッチ部64dが
切換わっても、発光ダイオード65のカソードは、抵抗7
5,ダイオード76,サブスイッチ装置21の補助ターミナル4
7a,主ターミナル42a,メインスイッチ装置22の主ターミ
ナル33c,可動接点板50c,常閉の固定接点部49c及び主タ
ーミナル42dを介して負の直流電源端子73に接続されて
いるので、該発光ダイオード65は点灯している。
このような本実施例によれば、次のような効果を得る
ことができる。
即ち、可動接点板50a乃至50dにおいて、第1及び第2
の可動部材51及び52を対応するようにして自由端部53で
一体化し、各基端部58及び61に形成した第1及び第2の
基端支点部59及び62によって第1及び第2の支持部60及
び63に支持させ、第1の可動部材51にその基端部58が押
圧された時に上記第2の支持部63を逃げる湾曲部55を形
成するようにしたので、従来と異なり、第1の可動部材
51に第2の支持部63を逃がすための貫通孔を形成するこ
となくスナップアクションを行なわせることができるよ
うになり、従って、可動接点板50a乃至50dはその幅寸法
を大きくすることなく小形にして大容量化を図ることが
できるとともに、可動接点部54の固定接点部36a乃至36d
及び49a乃至49dに対する接触圧も充分に得ることができ
る。
また、第1及び第2の可動部材51及び52を自由端部53
において連結部57で一体に連結した導体板により形成す
るようにしたので、第1及び第2の可動部材51及び52を
別体に製作して結合させる場合に比べ、製作が容易で部
品点数が少なくなるとともに、第1及び第2の可動部材
51及び52の自由端部53における導電性が向上し電流集中
による発熱を減少させることができるものである。
尚、上記実施例では、第1及び第2の可動部材51及び
52を並置状態にして連結部57で連結するようにしたが、
これに限らず、例えば第1及び第2の可動部材を長手方
向に連結するようにしても良い。
また、上記実施例は本発明をウインドレギュレータの
スイッチ装置に適用した場合であるが、これに限らず、
スイッチ装置全般に適用し得るものであり、従って、ス
イッチ装置としては単なる開閉のスイッチ部を用いるも
のでも良い。
[発明の効果] 本発明は以上説明した通りであるので、次のような効
果を得ることができる。
請求項1記載のスイッチ装置によれば、自由端部が一
体化された第1及び第2の可動部材の各基端支点部を第
1及び第2の支持部に支持させ、その第1の可動部材に
これの基端部が押圧された時に前記第2の支持部を逃げ
る湾曲部を形成するようにしたので、第1の可動部材に
第2の支持部を逃がすための貫通孔を形成する必要がな
くなり、従って、小形にして大容量化を図ることができ
るとともに可動接点部の固定接点部に対する接触圧も充
分に得ることができる。
又、請求項2記載のスイッチ装置によれば、第1及び
第2の可動部材は夫々の自由端部が連結されるようにし
て一体に形成されているので、第1及び第2の可動部材
を夫々別体に製作する場合に比し、製作が容易で部品点
数が少なくなり、第1及び第2の可動部材の自由端部の
導電性が向上して、電流集中による発熱を減少させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第21図は本発明の一実施例を示すものであ
り、第1図及び第2図は操作前及び操作後を表わす縦断
正面図、第3図は可動接点板の展開図、第4図はサブス
イッチ装置の上面図、第5図は同底面図、第6図は同正
面図、第7図は同側面図、第8図は同ケース下面図、第
9図は同ベース上面図、第10図及び第11図は同ケースの
導体板の展開図及び加工後の上面図、第12図及び第13図
は同ベースの第10図及び第11図相当図、第14図乃至第18
図はメインスイッチ装置の第4図乃至第8図相当図、第
19図及び第20図はメインスイッチ装置の第10図及び第11
図相当図、第21図は電気的構成図である。第22図乃至第
24図は従来例を示すもので、第21図は可動部材の上面
図、第23図及び第24図は要部の第1図及び第2図相当図
である。 図面中、21はサブスイッチ装置(スイッチ装置)、22は
メインスイッチ装置(スイッチ装置)、23はベース、24
はケース、32a及び32c,33a乃至33dは主ターミナル、34a
乃至34dは支持部導体、35a及び35cは補助ターミナル、3
6a乃至36dは常開の固定接点部、38a乃至38dは操作子、3
9a乃至39dはノブ支承部、42a乃至42dは主ターミナル、4
4a乃至44dは係止爪部、47a及び47c,48bは補助ターミナ
ル、49a乃至49dは常閉の固定接点部、50a乃至50dは可動
接点板、51及び52は第1及び第2の可動部材、53は自由
端部、54は可動接点部、55及び56は第1及び第2の湾曲
部、57は連結部、58及び61は第1及び第2の基端部、59
及び62は第1及び第2の基端支点部、60及び63は第1及
び第2の支持部、64a及び64dは切換スイッチ部、68及び
69は接続導体を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端支点部が第1の支持部に支持された板
    ばね製の第1の可動部材と、この可動部材に対応して配
    置され自由端部が該可動部材の自由端部に一体化され基
    端支点部が前記第1の支持部よりも前記可動部材の自由
    端部側に位置する第2の支持部に支持され途中部位に前
    記可動部材より離間する方向への湾曲部を有する板ばね
    製の第2の可動部材と、これらの第1及び第2の可動部
    材の自由端部に取付けられた可動接点部と、前記第1の
    可動部材の基端部を前記第2の支持部側に押圧する操作
    子と、前記第1の可動部材の変位に応じて前記可動接点
    部が接離する固定接点部とを具備し、前記第1の可動部
    材に、その基端部が操作子により押圧された時に第2の
    支持部を逃げる湾曲部を形成したことを特徴とするスイ
    ッチ装置。
  2. 【請求項2】第1及び第2の可動部材は自由端部が連結
    されるようにして一体に形成され、自由端部を折り曲げ
    ることにより第1及び第2の可動部材が対応状態にされ
    ることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
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