JP2835833B2 - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JP2835833B2
JP2835833B2 JP8177089A JP17708996A JP2835833B2 JP 2835833 B2 JP2835833 B2 JP 2835833B2 JP 8177089 A JP8177089 A JP 8177089A JP 17708996 A JP17708996 A JP 17708996A JP 2835833 B2 JP2835833 B2 JP 2835833B2
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山下  明
優治 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物処理施設にお
いて穀物の乾燥処理などを行うことにより生じた含塵空
気中の粉塵を集塵するための集塵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】穀物処理施設において、米、麦などの穀
物の乾燥処理などを行うことにより、大量の粉塵が発生
する。このような粉塵をそのまま外界へ放出すると環境
上の問題を生じるので、穀物処理施設には集塵装置が備
えられる。
【0003】このような集塵装置としては、シャワー手
段を備えた湿式集塵装置が一般的である(例えば実開平
7−39917号公報)。湿式集塵装置は、穀物処理施
設で発生した粉塵を含む含塵空気を集塵室に導入し、こ
の含塵空気にシャワー手段から水を噴出することによ
り、含塵空気中の粉塵を水滴でキャッチする。そして水
滴でキャッチされたことにより生じた汚泥をスクリーン
コンベヤやかき上げコンベヤなどの汚泥排出手段へ送
り、汚泥排出手段により排出して回収するようになって
いる。
【0004】上記シャワー手段は、パイプに孔を開け、
かつこの孔の直下にノズルを装着し、このパイプに水を
通すことにより、ノズルから水をシャワー状に噴出させ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のシャワー手段では、広い集塵室内に水を均一に噴出さ
せにくいため、粉塵のキャッチ能力が小さいという問題
点があった。また集塵室内に送り込まれた含塵空気中の
粉塵は上方へ吹き上り、その一部はエリミネータに付着
するため、エリミネータの清掃を適宜行わねばならず、
保守管理が面倒であるという問題点があった。
【0006】したがって本発明は、広い集塵室内に水を
均一に散水でき、また粉塵が付着しにくいシャワー手段
を備えた集塵装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、穀物処理施設
から含塵空気が送られてくる集塵室と、この集塵室の上
部にあってシャワーを噴出することにより含塵空気中の
粉塵を水滴でキャッチして落下させるシャワー手段と、
粉塵を水滴でキャッチすることにより生じた汚泥を排出
する汚泥排出手段と、集塵室の上部に配設されたエリミ
ネータとを備えた集塵装置において、前記シャワー手段
が、水源から水が送られてくるパイプと、このパイプ
装着されるノズルユニットとから成り、このノズルユニ
ットが、前記パイプの下面に下方から当てがわれてその
開口部前記パイプに開口された排出口に位置合わせ
し、且つ位置合わせ用の突起と凹部により前記パイプの
下面に位置決めして前記パイプに装着される断面円弧状
装着体と、この装着体の下部に設けられたU字形の
持部材と、この支持部材の中間部に設けられた第1のバ
ーの中央部に設けられて前記開口部の直下に位置し、か
つ中孔と側方へ向って下り勾配のテーパ状上面とを有
する第1の散水子と、前記支持部材の下部の第2のバー
の中央部に設けられてこの第1の散水子の中孔の直下
位置し上方へ向って尖鋭なテーパ状上面を有する第2
の散水子とから構成した。
【0008】
【作用】上記構成の本発明によれば、水路へ送られてき
た水は装着体の開口部から第1の散水子へ落下する。そ
して第1の散水子のテーパ状上面に落下した水は周辺へ
円錐状に散布される。また第1の散水子の中孔へ落下
した水は、中孔を通って下方の第2の散水子のテーパ
状上面に落下し、周辺へ円錐状に散布される。このよう
に水路から落下した水は、第1の散水子と第2の散水子
により円錐状に広くかつ均一に散布されるので、集塵室
へ送られてきた含塵空気中の粉塵を効率よくキャッチで
きる。
【0009】また第1の散水子と第2の散水子による円
錐状の水膜が上下に2重に生じることにより、含塵空気
中の粉塵が上方へ吹き上ってノズルユニットを構成する
第1の散水子や第2の散水子、あるいはエリミネータに
付着し、これらを汚すのを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は集塵装置の外観を示す側面
図、図2は同平面図、図3は同内部構造を示す断面図、
図4は同ノズルユニットの斜視図、図5は同ノズルユニ
ットの正面図、図6は同ノズルユニットの断面図であ
る。
【0011】図1〜図3において、1は本体であり、そ
の内部の上部にはシャワー手段2が設けられている。シ
ャワー手段2の下方にはネット3が水平に設けられてお
り、ネット3の下部空間は集塵室4になっている。穀物
処理施設(図外)で穀物処理を行うことにより生じた粉
塵を含む含塵空気は、ダクト5を通して集塵室4に導入
される(矢印a)。また本体1の上部にはエリミネータ
(気水分離器)6が設けられている。
【0012】図1において、本体1のやや下部には第1
水槽11が設けられている。第1水槽11にはスクリー
ンコンベヤ12が設けられている。また第1水槽11の
下方には第2水槽13が設けられており、第2水槽13
にはかき上げ片15(図3)を有するかき上げコンベヤ
14が設けられている。図1に示すように、スクリーン
コンベヤ12とかき上げコンベヤ14は本体1の外部へ
上り勾配で突出している。第1水槽11、スクリーンコ
ンベヤ12、第2水槽13、かき上げコンベヤ14など
は汚泥を堆積場17へ排出するための汚泥排出手段とな
っている。
【0013】図3において、集塵室4の底板7は傾斜し
ており、この底板7を流下した汚泥は、その下端開口部
8から第1水槽11へ流出する。また第1水槽11中の
汚水は、第2水槽13へ流出する。13aは第2水槽1
3の底板、13bは第2水槽13の溝状の底部である。
かき上げコンベヤ14に取り付けられたかき上げ片15
は、この底部13bに沿って回動する。16は第2水槽
13中に貯溜された汚水である。なおシャワー手段2、
集塵室4、第1水槽11、第2水槽13などが配設され
る本体1の構造は、例えば上記実開平7−39917号
公報に記載されているように様々な構造のものが周知で
あり、したがって本実施の形態では簡単に説明した。
【0014】次に、図4〜図6を参照してシャワー手段
2について説明する。シャワー手段2は、水路としての
パイプ20と、パイプ20の下面に着脱自在に装着され
るノズルユニット21から成っている。ノズルユニット
21は断面円弧状の装着体22と、この装着体22の下
部に一体的に形成された正面形状がU字形の支持部材2
3から成っている。装着体22の中央には開口部24を
有する円筒体25が装着されている。またパイプ20の
下面には排出口26が形成されている。装着体22は
イプ20の下面に当てがわれ、開口部24を排出口26
に位置合わせしてパイプ20の下面に装着される。27
装着体22の上面に形成された位置合わせ用の突起、
28はパイプ20の下面に形成された同凹部であり、開
口部24を排出口26に位置合わせした状態で突起27
は凹部28に嵌合し、装着体22をパイプ20の下面に
位置決めする。
【0015】支持部材23の中間部に設けられた第1の
水平バー30の中央部には、第1の散水子31が設けら
れている。第1の散水子31は中空体であって、中心孔
32と、側方へ向って下り勾配のテーパ状上面33を有
している。また支持部材23の下部の第2のバー34
中央部には第2の散水子35が第1の散水子31の直下
に位置するように設けられている。第2の散水子35は
先鋭なテーパ状上面36を有する略円錘体である。図6
に示すように、第1の散水子31は開口部24の直下に
ある。第1の散水子31の中心孔32の直径は開口部2
4の直径よりも小さく、テーパ状上面33は開口部24
の直下に位置している。したがって開口部24から落下
した水は、テーパ状上面33に当り、テーパ状上面33
に沿って円錐状の水膜となって周囲へ散水される(矢印
A参照)。
【0016】また第2の散水子35は、第1の散水子3
1の中心孔32の直下にある。パイプ20の排出口26
を落下した水の一部は、第1の散水子31の中心孔32
を通り、第2の散水子35のテーパ状上面36に当る。
そしてテーパ状上面36に沿って円錐状の水膜となって
周囲へ散水される(矢印B)。以上のようにこのシャワ
ー手段2によれば、矢印Aで示す円錐状の水膜と、矢印
Bで示す円錐状の水膜を上下に2重に発生させることが
できる。
【0017】この集塵装置は上記のように構成されてお
り、次に集塵方法について説明する。図3において、穀
物処理施設で発生した粉塵を含む含塵空気は、集塵室4
の内部へ導入される(矢印a)。このときシャワー手段
2はシャワーを噴出しており、含塵空気中の粉塵は水滴
にキャッチされて集塵室4の底板7上に汚泥となって落
下する。この場合、図6を参照して説明したように、こ
のシャワー手段2から散水された水は、矢印A,Bで示
すように上下2重の円錐状の水膜となるので、集塵室4
内に広くかつ均一に散水し、粉塵を効率よくキャッチで
きる。また集塵室4内に送り込まれた粉塵は上方へ吹き
上ろうとするが、この粉塵の上昇は矢印A,Bで示す2
重の水膜によって阻止されるので、粉塵がノズルユニッ
ト21やエリミネータ6に付着してこれらを汚すことは
ない。
【0018】さて底板7上に落下した汚泥は、底板7に
沿って流下し(矢印b)、その下端排出口8から排出さ
れ、流路(図示せず)を通って第1水槽11中のスクリ
ーンコンベヤ12(図1)上へ送られる。図1におい
て、スクリーンコンベヤ12は反時計方向へゆっくり回
動しており、汚泥中の粗大な粒子はスクリーンコンベヤ
12によりかき上げられ、その上端部から堆積場17へ
排出される(矢印c)。
【0019】第1水槽11中の汚水は、流路(図示せ
ず)を通って第2水槽13へ送られる。第2水槽13に
おいて、汚水中の土粒子は第2水槽13の底部13bに
汚泥として沈澱する。第2水槽13のかき上げコンベヤ
14は、図1において反時計方向へゆっくり回動してお
り、底部13bに沈澱した汚泥はかき上げ片15にかき
上げられ、かき上げコンベヤ13の上端部から堆積場1
7へ排出される(矢印d)。以上のようにして汚泥は堆
積場17に回収される。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ノズルユニットによっ
て集塵室の内部に広くかつ均一に散水できるので、集塵
室内に送られてきた含塵空気中の粉塵を効率よく確実に
キャッチすることができる。また集塵室内に送られてき
た含塵空気中の粉塵が上方へ吹き上ってノズルユニット
やエリミネータを汚すのを防止でき、ノズルユニットの
清掃管理上もきわめて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】集塵装置の側面図
【図2】集塵装置の平面図
【図3】集塵装置の断面図
【図4】ノズルユニットの斜視図
【図5】ノズルユニットの正面図
【図6】ノズルユニットの断面図
【符号の説明】
1 本体 2 シャワー手段 4 集塵室 5 ダクト 6 エリミネータ 11 第1水槽 13 第2水槽 14 かき上げコンベヤ 20 パイプ(水路) 21 ノズルユニット 22 装着体 23 支持部材 24 開口部 26 排出口 31 第1の散水子 32 中心孔 33 テーパ状上面 35 第2の散水子 36 テーパ状上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−126969(JP,U) 実公 平5−36486(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 47/06,50/00 B02B 7/00 B05B 1/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物処理施設から含塵空気が送られてく
    る集塵室と、この集塵室の上部にあってシャワーを噴出
    することにより含塵空気中の粉塵を水滴でキャッチして
    落下させるシャワー手段と、粉塵を水滴でキャッチする
    ことにより生じた汚泥を排出する汚泥排出手段と、集塵
    室の上部に配設されたエリミネータとを備えた集塵装置
    において、 前記シャワー手段が、水源から水が送られてくるパイプ
    と、このパイプに装着されるノズルユニットとから成
    り、このノズルユニットが、前記パイプの下面に下方か
    ら当てがわれてその開口部前記パイプに開口された排
    出口に位置合わせし、且つ位置合わせ用の突起と凹部に
    より前記パイプの下面に位置決めして前記パイプに装着
    される断面円弧状の装着体と、この装着体の下部に設け
    られたU字形の支持部材と、この支持部材の中間部に設
    けられた第1のバーの中央部に設けられて前記開口部の
    直下に位置し、かつ中孔と側方へ向って下り勾配のテ
    ーパ状上面とを有する第1の散水子と、前記支持部材の
    下部の第2のバーの中央部に設けられてこの第1の散水
    子の中孔の直下に位置し上方へ向って尖鋭なテーパ状
    上面を有する第2の散水子とを有することを特徴とする
    集塵装置。
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