JP2835213B2 - 人工スキー場用滑走マット - Google Patents

人工スキー場用滑走マット

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JP2835213B2
JP2835213B2 JP18385791A JP18385791A JP2835213B2 JP 2835213 B2 JP2835213 B2 JP 2835213B2 JP 18385791 A JP18385791 A JP 18385791A JP 18385791 A JP18385791 A JP 18385791A JP 2835213 B2 JP2835213 B2 JP 2835213B2
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好一 柏
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工スキー場の滑走路
を形成するのに用いられる滑走マットの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の人工スキー場用滑走マッ
トが提案されている。1つの滑走マットは、シート状の
人工芝マットから成っているが、このような人工芝マッ
トは、敷設に便利なように大きな面積で形成すると、運
搬に不便となり、また運搬に便利なように小さな面積で
形成すると、敷設が面倒となり、従って敷設時の施工性
と運搬性との両方を満足することができなかった。
【0003】他の滑走マットは、実公昭51−5173
6号公報に記載され、この滑走マットは、図7乃至図9
に示すように、内部に空間32、32’を有し上面に多
数の可撓性小柱状突起物34、34’を有する複数のフ
レーム36、36’を一体に結合して形成されたプラス
チック製滑走用素材38から成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この人工スキー場用滑
走マットは、各滑走マットの小柱状突起物34、34’
の上に他の滑走マットを積み重ねて運搬されるが、この
ようにすると、運搬時の占積率が低く、同様に運搬性の
点で劣り、また多数の滑走マットを積み重ねて運搬する
と、下方の滑走マットの小柱状突起部34、34’が上
からの重みによって変形する虞があった。
【0005】更に、この従来技術の滑走マットは、人工
芝マットに比べてマットの面積を大きくすることができ
ないので、組立てに手間がかかって施工性に劣り、人工
スキー場の設備費が高価となる欠点があった。
【0006】また、いずれの従来技術でも、滑走路に弾
性を付与する芝状物や小柱状突起物は、形状が複雑であ
るため、高価な金型を必要とし滑走マットを経済的に製
造することができなかった。
【0007】更に、他の従来技術の滑走マットは、短冊
状の多数のマットユニットから成り、これらのマットユ
ニットは、その平坦な滑走面上に滑走方向に延びる多数
の筋突条を有し、隣り合うマットユニットがワイヤ又は
ロープ等で結合されている(特開昭56−5680号公
報参照)。しかし、この滑走マットは、滑走面及び筋突
条が平坦であるので筋突条の上面のほとんどの面がスキ
ー下面に接触するので、接触面積が大きく、スキーの摩
擦抵抗が大きくなって滑走時のバランスが取り難いため
に滑走性が低い上に滑走マット及びスキーが傷み易く、
また滑走路に弾性を付与することができない欠点があっ
た。
【0008】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、製
造、運搬及び施工が容易であり、また変形する虞がない
上に滑走性に優れ、耐久性のある人工スキー場用滑走マ
ットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの課題解決
手段は、上方に凸状に湾曲した弧面を有する複数のプラ
スチックパイプを簾状に組合わせて形成されたマット本
体から成り、このプラスチックパイプは、表面に凹凸を
有することを特徴とする人工スキー場用滑走マットを提
供することにある。
【0010】本発明の他の課題解決手段は、上記の人工
スキー場用滑走マットであって、プラスチックパイプの
表面の凹凸は、プラスチックパイプの長手方向に間隔を
あけて形成された複数のリング状突起とその隣合う突起
の間の窪みとによって形成されている人工スキー場用滑
走マットを提供することにある。
【0011】本発明の更に他の課題解決手段は、上記の
人工スキー場用滑走マットであって、マット本体は、そ
の両端縁が上向きに湾曲していて滑走方向から見て略U
字形に形成されている人工スキー場用滑走マットを提供
することにある。
【0012】
【作用】このように、滑走マットが複数のプラスチック
パイプを簾状に組合わせて形成されているため、滑走マ
ットが大きくても丸めて運搬することができるので、滑
走マットを効率よく運搬することができ、また比較的大
きな面積で形成することができる上に現場では丸められ
て運搬された滑走マットを展開するだけでよいので敷設
が容易に行なわれる。
【0013】また、各プラスチックパイプは、上方に凸
状に湾曲する弧面を有するので、滑走面が滑走方向に波
打つ状態となるためスキーが滑らかに接触して滑走性が
向上する上に滑走マット及びスキーの傷みが少なく耐久
性が向上する。
【0014】更に、マット本体の両端が上向きに湾曲し
ていると、スキーヤーが滑走マットから飛び出すことが
ないようにするのに必要な滑走路の両側湾曲部を容易に
形成することができる。尚、滑走マットには、小柱状突
起物がないので、運搬中に変形する虞がない。
【0015】滑走マットは、プラスチックパイプから形
成されていてパイプの中空部が従来技術の滑走マットの
芝状物や小柱状突起物と同様に滑走路に弾性を付与する
機能を有しているが、パイプは芝状物や小柱突起物に比
べて成形が容易であり、全体的に安価に製造することが
できる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1及び図2は本発明に係る人工スキー場用滑走
マット10を示し、この人工スキー場用滑走マット10
は、上方に凸状に湾曲した弧面を有する複数のプラスチ
ックパイプ12を簾状に組合わせて形成されたマット本
体14から成り、これらのプラスチックパイプ12は、
表面に凹凸16を有する。図1及び図2の実施例では、
上方に凸状である湾曲弧面は、断面円形の上半部の半円
弧面から成っているが、図5に示すように、断面半円形
(かまぼこ型)の半円弧面から成っていてもよい。この
プラスチックパイプ12は、弾力性、耐衝撃性及び耐摩
耗性に優れ、更に滑り易いポリエチレンから作られるの
が好ましい。
【0017】プラスチックパイプ12は、図1及び図2
の実施例では、円形断面を有し、図5の実施例では、断
面半円形を有するが、図4に示すように、内周面に長手
方向に連続しまたは長手方向に間隔をあけて設けられた
十字状の薄肉の補強リブ18を有していてもよい。
【0018】図示の実施例では、図1及び図3に示すよ
うに、複数のプラスチックパイプ12の間には長手方向
に間隔をあけて弾力性のあるゴムまたはプラスチック製
のスペーサ20が挟まれ、またこれらのプラスチックパ
イプ12は、ワイヤ等の連結部材22によって簾状に組
合わせられている。この連結部材22は、後にマットを
人工スキー場に敷設する際に、地面に打ち込んだ杭に固
定して滑走マット10を固定するのに用いられる。プラ
スチックパイプ12の直径、隣合うプラスチックパイプ
の間隔は、使用目的に応じて適宜設定することができ
る。特に、積雪が多いところでは、積もった雪が滑り落
ちることがないように、プラスチックパイプ12の間隔
を大きくするのが好ましい。
【0019】プラスチックパイプ12の表面の凹凸16
は、図1に示すように、プラスチックパイプ12の長手
方向に間隔をあけて形成された複数のリング状突起24
とその隣合う突起24の間の窪み26とによって形成さ
れているが、この凹凸16は、他の適宜の形態で形成す
ることができる。
【0020】本発明の滑走マット10は、簾状であるの
で敷設現場には丸めて運搬することができるが、敷設現
場ではこの簾を広げて敷設することができる。この滑走
マットは、傾斜した山間地に敷設して通常の人工スキー
場の滑走路を形成するのに用いられるが、その外にジャ
ンプ場の着地路や滑走路脇にリフタ代わりにリフタ路と
して設置してもよい。リフタ路は、その脇に設置され常
に駆動されている無端ベルトにつかまってスキーヤーが
リフタ路上を上昇するのに用いられる。
【0021】図は、本発明の他の実施例を示し、この
実施例では、マット本体14は、その両端縁が上向きに
湾曲していて滑走方向から見て略U字形に形成されてい
る。このマット本体14は、比較的長いプラスチックパ
イプ12から成っていて各プラスチックパイプ12の両
端が上向きに曲がるように加工して形成することができ
る。この滑走マット10は、スキーヤーが走行中滑走マ
ットから飛び出さないようにするのに必要な滑走路の両
側湾曲部を容易に形成することができるので好ましい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、滑走マ
ットが複数のプラスチックパイプを簾状に組合わせて形
成しているため、滑走マットが大きくても丸めて運搬す
ることができるので、滑走マットを効率よく運搬するこ
とができ、また比較的大きな面積で形成することができ
る上に現場では丸めて運搬された滑走マットを展開する
だけでよいので敷設が容易に行なわれる。従って、本発
明の滑走マットによれば、人工スキー場を経済的に得る
ことができる。
【0023】また、各プラスチックパイプは、上方に凸
状に湾曲する弧面を有するので、滑走面が滑走方向に波
打つ状態となるため、上面が平坦な場合に比べて、スキ
ーの下面が滑らかに接触して滑走性が向上する上に滑走
マット及びスキーの傷みが少なく耐久性が向上する。
【0024】更に、マット本体の両端が上向きに湾曲し
ている、スキーヤーが滑走マットから飛び出すことがな
いようにするのに必要な滑走路の両側湾曲部を容易に形
成することができる。
【0025】滑走マットは、プラスチックパイプから形
成されていてパイプの中空部が従来技術の滑走マットの
芝状物や小柱状突起物と同様に滑走路に弾性を付与する
機能を有しているが、パイプは芝状物や小柱突起物に比
べて成形が容易であり、全体的に安価に製造することが
できる。尚、変形し易い芝状物や小柱状突起物を有しな
いので、運搬時に重みによって変形する虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人工スキー場用滑走マットの平面
図である。
【図2】本発明に係る人工スキー場用滑走マットの側面
図である。
【図3】本発明の滑走マットの要部の拡大断面図であ
る。
【図4】本発明に用いられるプラスチックパイプの他の
例の拡大断面図である。
【図5】本発明に用いられるプラスチックパイプの更に
他の例の拡大断面図である。
【図6】本発明の滑走マットの更に他の実施例に用いら
れる1つのプラスチックパイプの拡大正面図である。
【図7】従来技術の滑走マットの一例の平面図である。
【図8】図7の滑走マットの側面図である。
【図9】図7の滑走マットの断面図である。
【符号の説明】
10 人工スキー場用滑走マット 12 プラスチックパイプ 14 マット本体 16 凹凸 18 補強リブ 20 スペーサ 22 連結部材 24 リング状突起 26 窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63C 19/10 E01C 13/12 E04H 3/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に凸条に湾曲した弧面を有する複数
    のプラスチックパイプを簾状に組合わせて形成されたマ
    ット本体から成り、前記プラスチックパイプは、表面に
    凹凸を有することを特徴とする人工スキー場用滑走マッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記凹凸は、前記プラスチックパイプの
    長手方向に間隔をあけて形成された複数のリング状突起
    と隣合う突起の間の窪みとによって形成されている請求
    に記載の人工スキー場用滑走マット。
  3. 【請求項3】 前記マット本体は、その両端縁が上向き
    に湾曲していて滑走方向から見て略U字形に形成されて
    いる請求項1または2に記載の人工スキー場用滑走マッ
    ト。
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