JP2834441B2 - 吊 具 - Google Patents
吊 具Info
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- JP2834441B2 JP2834441B2 JP30112496A JP30112496A JP2834441B2 JP 2834441 B2 JP2834441 B2 JP 2834441B2 JP 30112496 A JP30112496 A JP 30112496A JP 30112496 A JP30112496 A JP 30112496A JP 2834441 B2 JP2834441 B2 JP 2834441B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吊具に関し、特には
土木や建築工事等における地下構造物の構築に際して、
地下掘削のために掘削場所の周囲に施す山留支保工にお
けるボルト挿通孔を有する各種部材等をボルト挿通孔を
利用してクレーンで吊支するための新規な吊具に関す
る。
土木や建築工事等における地下構造物の構築に際して、
地下掘削のために掘削場所の周囲に施す山留支保工にお
けるボルト挿通孔を有する各種部材等をボルト挿通孔を
利用してクレーンで吊支するための新規な吊具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビル等の地下室や地下構造物の構築に際
しては、初めに土木工事により地面の所定面積内を方形
等に囲んで鋼矢板等を打ち込み、その囲まれた内部の土
を開削して穴を形成し、この穴を必要な深さに掘削して
いく。穴の深さが増すにつれて鋼矢板には周囲の土圧力
が負荷されるから、その倒れを防止するために、鋼矢板
の周囲,相対向する鋼矢板間,コーナー部等にH形鋼等
の梁材を介在させて補強する山留支保工が所定深さ毎に
行われることが知られている。
しては、初めに土木工事により地面の所定面積内を方形
等に囲んで鋼矢板等を打ち込み、その囲まれた内部の土
を開削して穴を形成し、この穴を必要な深さに掘削して
いく。穴の深さが増すにつれて鋼矢板には周囲の土圧力
が負荷されるから、その倒れを防止するために、鋼矢板
の周囲,相対向する鋼矢板間,コーナー部等にH形鋼等
の梁材を介在させて補強する山留支保工が所定深さ毎に
行われることが知られている。
【0003】この山留支保工の設置・解体作業において
は、長尺部材や一定サイズ以上の主要な山留部材、即ち
主材は強度を考慮してワイヤーや専用のクランプ等を利
用してクレーンにて吊り降し作業をしている。一方、山
留支保工においては主材の外に、ジョイント部材,調整
部材,回転部材,キリンジャッキ等の多数の部品が使用
されている。これらの部品は比較的軽量であると共に、
連結のために一定間隔、一定サイズのボルト挿通孔が穿
設されている。そこで、これら山留支保工用の部品の吊
り降し作業は、ワイヤーの先端に釣り針状のフックを連
結して数本の束にして、たこ足状態の吊具とし、各フッ
クを吊り上げるべき山留部品に穿設されているボルト挿
通孔に差し込み、引掛けて吊り上げるようにしている。
は、長尺部材や一定サイズ以上の主要な山留部材、即ち
主材は強度を考慮してワイヤーや専用のクランプ等を利
用してクレーンにて吊り降し作業をしている。一方、山
留支保工においては主材の外に、ジョイント部材,調整
部材,回転部材,キリンジャッキ等の多数の部品が使用
されている。これらの部品は比較的軽量であると共に、
連結のために一定間隔、一定サイズのボルト挿通孔が穿
設されている。そこで、これら山留支保工用の部品の吊
り降し作業は、ワイヤーの先端に釣り針状のフックを連
結して数本の束にして、たこ足状態の吊具とし、各フッ
クを吊り上げるべき山留部品に穿設されているボルト挿
通孔に差し込み、引掛けて吊り上げるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この作
業は大規模な山留支保工工事の場合等においては部品数
が非常に多くて手間がかかり、又フックをボルト孔に差
し込む作業が必要で厄介であるとともに、差し込み具合
によってはボルト孔からフックが外れて落下することが
あった。そのため、慎重な作業を要し、熟練した作業員
がしなければ危険であった。
業は大規模な山留支保工工事の場合等においては部品数
が非常に多くて手間がかかり、又フックをボルト孔に差
し込む作業が必要で厄介であるとともに、差し込み具合
によってはボルト孔からフックが外れて落下することが
あった。そのため、慎重な作業を要し、熟練した作業員
がしなければ危険であった。
【0005】また、このようなクレーン揚重作業では、
吊り上げた物体が落下することは極めて重大な過失とな
るため、全ての確認作業が重要な割合を占めるので、こ
の確認作業の難易が作業員の肉体的、精神的な負担に著
しく影響する。
吊り上げた物体が落下することは極めて重大な過失とな
るため、全ての確認作業が重要な割合を占めるので、こ
の確認作業の難易が作業員の肉体的、精神的な負担に著
しく影響する。
【0006】そこで、本発明は山留支保工の設置又は解
体に際して必要な山留部材やその部品及び各種機器等を
クレーンで吊支するために装脱が容易で、かつ、安全性
の高い新規な吊具を提供することを課題とする。
体に際して必要な山留部材やその部品及び各種機器等を
クレーンで吊支するために装脱が容易で、かつ、安全性
の高い新規な吊具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ボルト挿通孔に挿入可能な所定長さのスリー
ブに、その軸心線から偏芯してシャフトを回動可能に軸
方向へ挿通し、該シャフトの一端部に径大部を設け、他
端部に操作盤を固定するとともに、スリーブの他端部側
に吊環を結合し、操作盤を回動させることにより径大部
をスリーブの半径方向外側へ移動した状態と、スリーブ
の半径方向内側へ引き込まれるように移動した状態とに
変位させることができる吊具、及び操作盤に対面してス
リーブの端面に軸方向へ所定の高さで突出したピンと軸
方向へ進退可能に付勢したプランジャとを設け、前記ピ
ンは操作盤を回動して径大部がスリーブの半径方向外側
へ移動した位置において操作盤に設けたピン係合穴に係
合できるようにしたことを基本構成とする吊具を提供す
る。
するため、ボルト挿通孔に挿入可能な所定長さのスリー
ブに、その軸心線から偏芯してシャフトを回動可能に軸
方向へ挿通し、該シャフトの一端部に径大部を設け、他
端部に操作盤を固定するとともに、スリーブの他端部側
に吊環を結合し、操作盤を回動させることにより径大部
をスリーブの半径方向外側へ移動した状態と、スリーブ
の半径方向内側へ引き込まれるように移動した状態とに
変位させることができる吊具、及び操作盤に対面してス
リーブの端面に軸方向へ所定の高さで突出したピンと軸
方向へ進退可能に付勢したプランジャとを設け、前記ピ
ンは操作盤を回動して径大部がスリーブの半径方向外側
へ移動した位置において操作盤に設けたピン係合穴に係
合できるようにしたことを基本構成とする吊具を提供す
る。
【0008】また、ピン係合穴は複数個を弧状に配置し
てなる構成、操作盤にはプランジャが係合する円周溝が
刻設されている構成、操作盤には径大部をスリーブの半
径方向外側へ移動した状態と、スリーブの半径方向内側
へ引き込まれるように移動した状態とにおいて、プラン
ジャが係合するプランジャ係合穴が直径方向で相対向し
て配置されている構成、径大部がスリーブの半径方向外
方へ回動した位置において、ピン係合穴に対応する操作
盤の外周面と、該外周面に対応するスリーブの端面に合
致するマークが表示されてる構成、マークが同色である
構成、ピン係合穴に対応する操作盤の外周面と直径方向
で相対向する外周面と、該外周面に対応するスリーブの
端部外周面に合致するマークが表示され、該2つのマー
クはピン係合穴に対応する操作盤の外周面と、該外周面
に対応するスリーブの端面に表示されたマークと色彩を
異にする構成を提供する。更に、スリーブは径大部がス
リーブの半径方向外方へ回動するのを許容し、かつ、そ
の回動した位置と直径方向で相対向するスカート部を軸
方向へ所定の長さにて一体形成してなる構成、スカート
部がボルト挿通孔を貫通可能な直径である構成、吊環を
スリーブに近付くにつれて太く形成して吊具の荷重方向
が曲げ荷重となることに対処してある構成を提供する。
てなる構成、操作盤にはプランジャが係合する円周溝が
刻設されている構成、操作盤には径大部をスリーブの半
径方向外側へ移動した状態と、スリーブの半径方向内側
へ引き込まれるように移動した状態とにおいて、プラン
ジャが係合するプランジャ係合穴が直径方向で相対向し
て配置されている構成、径大部がスリーブの半径方向外
方へ回動した位置において、ピン係合穴に対応する操作
盤の外周面と、該外周面に対応するスリーブの端面に合
致するマークが表示されてる構成、マークが同色である
構成、ピン係合穴に対応する操作盤の外周面と直径方向
で相対向する外周面と、該外周面に対応するスリーブの
端部外周面に合致するマークが表示され、該2つのマー
クはピン係合穴に対応する操作盤の外周面と、該外周面
に対応するスリーブの端面に表示されたマークと色彩を
異にする構成を提供する。更に、スリーブは径大部がス
リーブの半径方向外方へ回動するのを許容し、かつ、そ
の回動した位置と直径方向で相対向するスカート部を軸
方向へ所定の長さにて一体形成してなる構成、スカート
部がボルト挿通孔を貫通可能な直径である構成、吊環を
スリーブに近付くにつれて太く形成して吊具の荷重方向
が曲げ荷重となることに対処してある構成を提供する。
【0009】したがって、山留部材のボルト挿通孔にス
リーブを挿入して操作盤を回動させれば、シャフトが回
動しその径大部がスリーブの半径方向外方へ移動してボ
ルト挿通孔の下部辺縁に回り込むとともに、操作盤のピ
ン係合穴とピンが対面する。そこで、吊環をクレーンで
吊り上げるとスリーブが上昇し、操作盤と接触してピン
がピン係合穴に係合することでシャフトの回転が阻止さ
れ、径大部が山留部材から外れる危険を防止する状態で
スリーブに挿入したシャフトは山留部材を揚重すること
ができる。また、スカート部を一体形成したため、吊支
する山留部材の肉厚が薄い場合でもスカート部がボルト
挿通孔の内壁に係合し、ボルト挿通孔の下部縁に係合す
る径大部と相俟って山留部材の抜け落ちを阻止すること
ができる。
リーブを挿入して操作盤を回動させれば、シャフトが回
動しその径大部がスリーブの半径方向外方へ移動してボ
ルト挿通孔の下部辺縁に回り込むとともに、操作盤のピ
ン係合穴とピンが対面する。そこで、吊環をクレーンで
吊り上げるとスリーブが上昇し、操作盤と接触してピン
がピン係合穴に係合することでシャフトの回転が阻止さ
れ、径大部が山留部材から外れる危険を防止する状態で
スリーブに挿入したシャフトは山留部材を揚重すること
ができる。また、スカート部を一体形成したため、吊支
する山留部材の肉厚が薄い場合でもスカート部がボルト
挿通孔の内壁に係合し、ボルト挿通孔の下部縁に係合す
る径大部と相俟って山留部材の抜け落ちを阻止すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1実施形態を図に
基づき説明する。図1〜図3に示すように、吊具1はク
レーンで吊支するためのワイヤーを連結するための逆U
字形の吊環2を溶接16或は鍛造等にて結合したスリー
ブ3にシャフト4が軸方向で僅かな距離で往復移動可能
に、かつ、図2に示すように、スリーブ3の軸心に対し
偏芯して挿入されている。そして、シャフト4がスリー
ブ3から抜け出ることがないように、シャフト4の上端
部にスリーブ3の直径と略同じ径の小判形の操作盤5が
固定され、この操作盤5をシャフト4に螺合した六角ナ
ット6でダブルナット状に締結し、下端部にはスリーブ
3の下端部に形成されたスカート部3d内において、径
大部7が形成されている。
基づき説明する。図1〜図3に示すように、吊具1はク
レーンで吊支するためのワイヤーを連結するための逆U
字形の吊環2を溶接16或は鍛造等にて結合したスリー
ブ3にシャフト4が軸方向で僅かな距離で往復移動可能
に、かつ、図2に示すように、スリーブ3の軸心に対し
偏芯して挿入されている。そして、シャフト4がスリー
ブ3から抜け出ることがないように、シャフト4の上端
部にスリーブ3の直径と略同じ径の小判形の操作盤5が
固定され、この操作盤5をシャフト4に螺合した六角ナ
ット6でダブルナット状に締結し、下端部にはスリーブ
3の下端部に形成されたスカート部3d内において、径
大部7が形成されている。
【0011】スリーブ3は逆U字形の吊環2側の上部か
ら下端部に向けて次第に小径となる異径断面部3a,3
b,3cを段階的に形成した円筒体であり、異径断面部
3cをボルト挿通孔に挿入するものである。またスカー
ト部3dは、径大部7がスリーブ3の半径方向外方へ回
動するのを許容すべく、軸方向の側部の一部に開口3e
(図3(B)参照)を有し、かつ、径大部7が回動した
位置と直径方向で相対向して軸方向へ所定の長さで一体
形成されている。径大部7はシャフト4を中心として回
転することにより開口3eからスリーブ3内外に出入り
して、スリーブ3の半径方向外側へ移動した状態と、ス
リーブ3の半径方向内側へ引き込まれるように移動した
状態とに変位できるように形成されている。さらに、ス
リーブ3の上部には操作盤5に向けてピン8が突出して
埋め込まれており、又このピン8の近傍にはプランジャ
9が操作盤5を押し上げてピン8の先端に操作盤5が当
たらないように常に押し上げ付勢している。なお、この
ピン8は鍛造等によりスリーブ3と一体に形成すること
もできる。プランジャ9の先端部9aは操作盤5にシャ
フト4を中心として刻設された円周状溝5aに当接して
摺動できる。
ら下端部に向けて次第に小径となる異径断面部3a,3
b,3cを段階的に形成した円筒体であり、異径断面部
3cをボルト挿通孔に挿入するものである。またスカー
ト部3dは、径大部7がスリーブ3の半径方向外方へ回
動するのを許容すべく、軸方向の側部の一部に開口3e
(図3(B)参照)を有し、かつ、径大部7が回動した
位置と直径方向で相対向して軸方向へ所定の長さで一体
形成されている。径大部7はシャフト4を中心として回
転することにより開口3eからスリーブ3内外に出入り
して、スリーブ3の半径方向外側へ移動した状態と、ス
リーブ3の半径方向内側へ引き込まれるように移動した
状態とに変位できるように形成されている。さらに、ス
リーブ3の上部には操作盤5に向けてピン8が突出して
埋め込まれており、又このピン8の近傍にはプランジャ
9が操作盤5を押し上げてピン8の先端に操作盤5が当
たらないように常に押し上げ付勢している。なお、この
ピン8は鍛造等によりスリーブ3と一体に形成すること
もできる。プランジャ9の先端部9aは操作盤5にシャ
フト4を中心として刻設された円周状溝5aに当接して
摺動できる。
【0012】そして、操作盤5にはピン8に対面するピ
ン係合穴10,11が直径方向で相対向して設けられて
いる。ピン係合穴10はスリーブ3に対しシャフト4を
半回転させて径大部7がスリーブ3の外側にはみ出した
状態でピン8と対面し、係合可能な位置に形成されてい
る。また、ピン係合穴11はスリーブ3に対しシャフト
4をさらに半回転させて径大部7がスリーブ3の内側に
引き込まれた状態でピン8と対面し、係合可能な位置に
形成され、ピン係合穴10,11は直径方向で相対向し
ている。なお、ピン8と係合するピン係合穴は径大部7
がスリーブ3の外側にはみ出した状態でピン8と対面
し、係合可能なピン係合穴10の一方のみでもよい。
ン係合穴10,11が直径方向で相対向して設けられて
いる。ピン係合穴10はスリーブ3に対しシャフト4を
半回転させて径大部7がスリーブ3の外側にはみ出した
状態でピン8と対面し、係合可能な位置に形成されてい
る。また、ピン係合穴11はスリーブ3に対しシャフト
4をさらに半回転させて径大部7がスリーブ3の内側に
引き込まれた状態でピン8と対面し、係合可能な位置に
形成され、ピン係合穴10,11は直径方向で相対向し
ている。なお、ピン8と係合するピン係合穴は径大部7
がスリーブ3の外側にはみ出した状態でピン8と対面
し、係合可能なピン係合穴10の一方のみでもよい。
【0013】そこで、径大部7がスリーブ3の半径方向
外方へ回動した位置において、ピン係合穴10に対応す
る操作盤5の外周面に凹部に赤色点等を着色したマーク
12が形成される。このマーク12と対応してスリーブ
3の端面に凹部に赤色点等を着色したマーク14が形成
される。このマーク12とマーク14は同色とする。ま
た、ピン係合穴11に対応して、即ちピン係合穴10に
対応する操作盤5の外周面と直径方向で相対向する外周
面に凹部に黄色点等を着色したマーク13が形成され、
このマーク13と対応してスリーブ3の端部外周面に凹
部に黄色点等を着色したマーク15が形成される。この
マーク13とマーク15は、前記したマーク12とマー
ク14とは異なる色彩とする。したがって、マーク1
2,14が合致するようにシャフト4を回転させると、
プランジャ9の先端部9aが円周溝5aを滑り移動し、
図2に示すように径大部7はスリーブ3の半径方向へ外
周面からはみ出した状態となる。また又マーク12とマ
ーク14が合致せず、図4に示すようにマーク12とマ
ーク15が合致する状態、即ちマーク13とマーク14
が合致するようにシャフト4を回転させると、径大部7
がスリーブ3内に収納された状態となる。なお、マーク
12,14とマーク13,15は赤色と黄色に限ること
なく、マーク12とマーク14の一対が同色、又マーク
13とマーク15の一対が同色で、かつ、マーク12,
14とマーク13,15は異なる2色であれば良く、径
大部7がスリーブ3の半径方向外方へ回動した場合に対
応するマーク12,14が合致したときに同色となれば
良い。
外方へ回動した位置において、ピン係合穴10に対応す
る操作盤5の外周面に凹部に赤色点等を着色したマーク
12が形成される。このマーク12と対応してスリーブ
3の端面に凹部に赤色点等を着色したマーク14が形成
される。このマーク12とマーク14は同色とする。ま
た、ピン係合穴11に対応して、即ちピン係合穴10に
対応する操作盤5の外周面と直径方向で相対向する外周
面に凹部に黄色点等を着色したマーク13が形成され、
このマーク13と対応してスリーブ3の端部外周面に凹
部に黄色点等を着色したマーク15が形成される。この
マーク13とマーク15は、前記したマーク12とマー
ク14とは異なる色彩とする。したがって、マーク1
2,14が合致するようにシャフト4を回転させると、
プランジャ9の先端部9aが円周溝5aを滑り移動し、
図2に示すように径大部7はスリーブ3の半径方向へ外
周面からはみ出した状態となる。また又マーク12とマ
ーク14が合致せず、図4に示すようにマーク12とマ
ーク15が合致する状態、即ちマーク13とマーク14
が合致するようにシャフト4を回転させると、径大部7
がスリーブ3内に収納された状態となる。なお、マーク
12,14とマーク13,15は赤色と黄色に限ること
なく、マーク12とマーク14の一対が同色、又マーク
13とマーク15の一対が同色で、かつ、マーク12,
14とマーク13,15は異なる2色であれば良く、径
大部7がスリーブ3の半径方向外方へ回動した場合に対
応するマーク12,14が合致したときに同色となれば
良い。
【0014】上記したように操作盤5を回動させること
により径大部7をスリーブ3の半径方向の内外へ移動さ
せることができるから、図4に示すように径大部7をス
リーブ3内に引込めて、吊支する部材である山留部材1
7等に穿設されているボルト挿通孔18にスリーブ3の
異径断面部3cを挿通する。このボルト挿通孔18にス
リーブ3を挿入するときはマーク12,15を合致させ
た状態、即ち、赤色のマークに対して黄色のマークが対
応している状態で挿入する。そして、挿入後は赤色マー
クが合致するように、即ち、マーク12,14が合致す
るように操作盤5を回動させてシャフト4を回転させ
る。これによって、図2に示すように、径大部7がボル
ト挿通孔18の下部縁に回り込むこととなり、かつ、こ
の状態で吊具1をボルト挿通孔18から引き抜くことは
できない。
により径大部7をスリーブ3の半径方向の内外へ移動さ
せることができるから、図4に示すように径大部7をス
リーブ3内に引込めて、吊支する部材である山留部材1
7等に穿設されているボルト挿通孔18にスリーブ3の
異径断面部3cを挿通する。このボルト挿通孔18にス
リーブ3を挿入するときはマーク12,15を合致させ
た状態、即ち、赤色のマークに対して黄色のマークが対
応している状態で挿入する。そして、挿入後は赤色マー
クが合致するように、即ち、マーク12,14が合致す
るように操作盤5を回動させてシャフト4を回転させ
る。これによって、図2に示すように、径大部7がボル
ト挿通孔18の下部縁に回り込むこととなり、かつ、こ
の状態で吊具1をボルト挿通孔18から引き抜くことは
できない。
【0015】その後吊環2をクレーンの吊支ロープにて
引き上げることにより、初めに吊環2を介しスリーブ3
が上昇して操作盤5に当接し、ピン8はピン係合穴10
に係合するとともに、プランジャ9はスリーブ3内に押
し込められる。ピン8がピン係合穴10に係合すること
によって操作盤5と一体のシャフト4の回転が阻止さ
れ、これによって径大部7がボルト挿通孔18から容易
に抜け出ることはない。
引き上げることにより、初めに吊環2を介しスリーブ3
が上昇して操作盤5に当接し、ピン8はピン係合穴10
に係合するとともに、プランジャ9はスリーブ3内に押
し込められる。ピン8がピン係合穴10に係合すること
によって操作盤5と一体のシャフト4の回転が阻止さ
れ、これによって径大部7がボルト挿通孔18から容易
に抜け出ることはない。
【0016】したがって、クレーンで山留部材17を引
き上げるために吊具1に荷重がかかった段階で径大部7
が山留部材17から外れることがなく、クレーン吊上げ
中に山留部材17が落下する恐れは全く生じない。即
ち、山留部材17の肉厚Tが異径断面部3cの軸長Lと
ほぼ同じ(T≒L)で、しかもボルト挿通孔18の内径
と異径断面部3cの外径との間の最大クリアランス(C
×2)が、径大部7が異径断面部3cからはみ出た寸法
Dよりも小さい場合には、異径断面部3c,3b間に形
成されている段部と径大部7で山留部材17を挟持して
抜け落ちが確実に阻止されるのである。
き上げるために吊具1に荷重がかかった段階で径大部7
が山留部材17から外れることがなく、クレーン吊上げ
中に山留部材17が落下する恐れは全く生じない。即
ち、山留部材17の肉厚Tが異径断面部3cの軸長Lと
ほぼ同じ(T≒L)で、しかもボルト挿通孔18の内径
と異径断面部3cの外径との間の最大クリアランス(C
×2)が、径大部7が異径断面部3cからはみ出た寸法
Dよりも小さい場合には、異径断面部3c,3b間に形
成されている段部と径大部7で山留部材17を挟持して
抜け落ちが確実に阻止されるのである。
【0017】そして、図2に示すように、異径断面部3
cとボルト挿通孔18aとの最大クリアンランス(C×
2)が径大部7のはみ出し寸法Dよりも小さいけれども
(2C<D)、山留部材17aの肉厚T1が異径断面部
3cの軸長Lよりも小さい(T1<L)場合にあって
も、図5に示すように、スカート部3dが山留部材17
のボルト挿通孔18aの内壁に係合することにより、ボ
ルト挿通孔18aの下部縁に係合する径大部7と相俟っ
て山留部材17の抜け落ちを阻止することができる。即
ち、スカート部3dの軸長L1の範囲内で山留部材17
の抜け落ちを阻止する。したがって、スカート部3dの
軸長L1は吊支する部材の肉厚寸法に応じて適宜の長さ
寸法のものを選択することができる。この図2は異なる
肉厚T,T1を有する山留部材17と17aのボルト挿
通孔18,18aに吊具1を挿入した例を示すものであ
る。
cとボルト挿通孔18aとの最大クリアンランス(C×
2)が径大部7のはみ出し寸法Dよりも小さいけれども
(2C<D)、山留部材17aの肉厚T1が異径断面部
3cの軸長Lよりも小さい(T1<L)場合にあって
も、図5に示すように、スカート部3dが山留部材17
のボルト挿通孔18aの内壁に係合することにより、ボ
ルト挿通孔18aの下部縁に係合する径大部7と相俟っ
て山留部材17の抜け落ちを阻止することができる。即
ち、スカート部3dの軸長L1の範囲内で山留部材17
の抜け落ちを阻止する。したがって、スカート部3dの
軸長L1は吊支する部材の肉厚寸法に応じて適宜の長さ
寸法のものを選択することができる。この図2は異なる
肉厚T,T1を有する山留部材17と17aのボルト挿
通孔18,18aに吊具1を挿入した例を示すものであ
る。
【0018】なお、図15はスカート部3dを有しない
例を示すものであるが、肉厚が薄い山留部材17aの場
合には、吊り上げ時に径大部7の反対側の端部がボルト
挿通孔18a内部に入りこんでしまい抜け落ちる可能性
がある。
例を示すものであるが、肉厚が薄い山留部材17aの場
合には、吊り上げ時に径大部7の反対側の端部がボルト
挿通孔18a内部に入りこんでしまい抜け落ちる可能性
がある。
【0019】次に本発明の第2実施形態としての吊具1
aを図6〜図8に基づき説明する。前記第1実施形態と
共通する構成には、同一の符号を付してその説明を省略
する。第2実施形態における第1実施形態との主な相違
は次の通りである。先ず図6及び図7に示すように、吊
環2aはスリーブ3に近付くにつれて太く形成した。こ
れは吊具の荷重方向が吊環2aに直交する方向、即ち曲
げ方向となることがあるのを(図14参照)考慮して補
強したものである。さらに吊環2aは溶接或は、図11
〜図13に示すように鍛造成形によりスリーブ3と一体
成形する。また、図12及び図13(A)に示すよう
に、ピン8が埋め込まれる穴3eとプランジャ9を挿入
する穴3fとの間に半球状の突起部3gを一体形成し
た。
aを図6〜図8に基づき説明する。前記第1実施形態と
共通する構成には、同一の符号を付してその説明を省略
する。第2実施形態における第1実施形態との主な相違
は次の通りである。先ず図6及び図7に示すように、吊
環2aはスリーブ3に近付くにつれて太く形成した。こ
れは吊具の荷重方向が吊環2aに直交する方向、即ち曲
げ方向となることがあるのを(図14参照)考慮して補
強したものである。さらに吊環2aは溶接或は、図11
〜図13に示すように鍛造成形によりスリーブ3と一体
成形する。また、図12及び図13(A)に示すよう
に、ピン8が埋め込まれる穴3eとプランジャ9を挿入
する穴3fとの間に半球状の突起部3gを一体形成し
た。
【0020】そして、操作盤50は、図9に示すように
外周縁にローレットを刻設した円盤型としてその中心部
に小判形状の孔51を穿設してシャフト40の上端部に
嵌合することとし、ダブルナットを省略した。さらに、
ピン8がこの操作盤50と係合すべきピン係合穴10a
は、第1実施形態におけるピン係合穴10の位置を中心
として左右に複数個を弧状(96度内aで12度bの均
等割配置)に形成した。これは操作盤50でシャフト4
0を回転して径大部7がスカート部3d側に回り込んで
きたときは、ピン8が係合すべきピン係合穴がないこと
とした。したがって、径大部7がスリーブ3から半径方
向外側へはみ出した場合にのみ、多少の位置ずれが生じ
てもピン8がピン係合穴10aのいずれかに確実に係合
するようにしたものである。また、プランジャ9の先端
部9aが嵌合するプランジャ係合穴5bを直径方向で形
成し、円周状溝5aは廃止した。
外周縁にローレットを刻設した円盤型としてその中心部
に小判形状の孔51を穿設してシャフト40の上端部に
嵌合することとし、ダブルナットを省略した。さらに、
ピン8がこの操作盤50と係合すべきピン係合穴10a
は、第1実施形態におけるピン係合穴10の位置を中心
として左右に複数個を弧状(96度内aで12度bの均
等割配置)に形成した。これは操作盤50でシャフト4
0を回転して径大部7がスカート部3d側に回り込んで
きたときは、ピン8が係合すべきピン係合穴がないこと
とした。したがって、径大部7がスリーブ3から半径方
向外側へはみ出した場合にのみ、多少の位置ずれが生じ
てもピン8がピン係合穴10aのいずれかに確実に係合
するようにしたものである。また、プランジャ9の先端
部9aが嵌合するプランジャ係合穴5bを直径方向で形
成し、円周状溝5aは廃止した。
【0021】また、シャフト40は、図10に示したよ
うに、上端部を断面小判形として操作盤50の孔51に
嵌合できるものとし、かつ、ナット6がねじ係合するね
じ部41を形成した一方、下端部の径大部7も小判形と
した。
うに、上端部を断面小判形として操作盤50の孔51に
嵌合できるものとし、かつ、ナット6がねじ係合するね
じ部41を形成した一方、下端部の径大部7も小判形と
した。
【0022】かくして、前記2つの実施の形態における
吊具は、従来のフックのように山留部材に装着する繁雑
さや面倒がなく、スリーブ3をボルト挿通孔18に挿入
して操作盤5を半回転させるだけの簡単な作業で迅速
に、かつ、安全に山留部材及び山留部品等の吊支ができ
る。
吊具は、従来のフックのように山留部材に装着する繁雑
さや面倒がなく、スリーブ3をボルト挿通孔18に挿入
して操作盤5を半回転させるだけの簡単な作業で迅速
に、かつ、安全に山留部材及び山留部品等の吊支ができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ボルト挿
通孔にスリーブを挿通し操作盤を回動して同じマークを
合わせれば、径大部がボルト挿通孔の下部辺縁に回り込
んで山留部材を連結でき、吊環を介して吊具全体をクレ
ーンにて引き上げるとスリーブが操作盤に接触してピン
がピン係合穴に係合することによりシャフトの回転を阻
止して径大部が山留部材から外れないようにしたもので
あるから、取り扱いが簡便、かつ、安全な吊具である。
また、径大部がスリーブの半径方向外方へ回動した場合
には同じ色のマークが対応し、径大部がスリーブの半径
方向内方へ回動している場合には異色のマークが対応す
るようにしたので、吊具の取り扱いの確認が一見してで
きるため、確認作業が容易となる。
通孔にスリーブを挿通し操作盤を回動して同じマークを
合わせれば、径大部がボルト挿通孔の下部辺縁に回り込
んで山留部材を連結でき、吊環を介して吊具全体をクレ
ーンにて引き上げるとスリーブが操作盤に接触してピン
がピン係合穴に係合することによりシャフトの回転を阻
止して径大部が山留部材から外れないようにしたもので
あるから、取り扱いが簡便、かつ、安全な吊具である。
また、径大部がスリーブの半径方向外方へ回動した場合
には同じ色のマークが対応し、径大部がスリーブの半径
方向内方へ回動している場合には異色のマークが対応す
るようにしたので、吊具の取り扱いの確認が一見してで
きるため、確認作業が容易となる。
【0024】更に、吊具を挿通して係止させるボルト孔
より、吊り上げ時は吊具の径の方が大きくなる構成であ
るため、揺動等をしても抜け落ちることがなく、安全性
が高い。また、ボルト孔に挿通させた後に吊具の操作盤
を回動操作するのみであるため、ワンタッチで脱着で
き、多数本であっても操作が容易である。また、脱着操
作に際しては色合わせにより、係合状態を視覚的に確認
できる。また吊具の操作盤を係合状態を維持するように
ピンの係止による安全機構を有するため安全である。し
かも、荷重によって、操作盤が下方に押圧されるため、
操作盤とスリーブが密着し、係止用のピンが抜け落ちる
ことがない。更にスカート部を一体形成したため、吊支
する山留部材の肉厚が薄い場合でもスカート部がボルト
挿通孔の内壁に係合し、ボルト挿通孔の下部縁に係合す
る径大部と相俟って山留部材の抜け落ちを阻止すること
ができる。
より、吊り上げ時は吊具の径の方が大きくなる構成であ
るため、揺動等をしても抜け落ちることがなく、安全性
が高い。また、ボルト孔に挿通させた後に吊具の操作盤
を回動操作するのみであるため、ワンタッチで脱着で
き、多数本であっても操作が容易である。また、脱着操
作に際しては色合わせにより、係合状態を視覚的に確認
できる。また吊具の操作盤を係合状態を維持するように
ピンの係止による安全機構を有するため安全である。し
かも、荷重によって、操作盤が下方に押圧されるため、
操作盤とスリーブが密着し、係止用のピンが抜け落ちる
ことがない。更にスカート部を一体形成したため、吊支
する山留部材の肉厚が薄い場合でもスカート部がボルト
挿通孔の内壁に係合し、ボルト挿通孔の下部縁に係合す
る径大部と相俟って山留部材の抜け落ちを阻止すること
ができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す正面図。
【図2】図1のA−A線縦断面図。
【図3】図1の平面図(A)及び底面図(B)。
【図4】作用説明図。
【図5】作用説明図。
【図6】本発明の第2実施形態を示す正面図。
【図7】図6のB−B断面図。
【図8】図6の平面図(A)、底面図(B)及びC−C
断面図(C)。
断面図(C)。
【図9】図6の操作盤を示す正面図(A)、平面図
(B)及びD−D断面図(C)。
(B)及びD−D断面図(C)。
【図10】図6のシャフトを示す正面図(A)、側面図
(B)及び平面図(C)。
(B)及び平面図(C)。
【図11】スリーブと吊環の他の例を示す正面図。
【図12】図11のE−E断面図。
【図13】図11の平面図(A)及び底面図(B)。
【図14】作用説明図。
【図15】スカート部がない場合の作用説明図。
1,1a…吊具 2,2a…吊環 3…スリーブ 3b,3c…異径断面部 4,40…シャフト 5,50…操作盤 6…六角ナット 7…径大部 8…ピン 9…プランジャ 10,10a,11…ピン係合穴 12,13,14,15…マーク
Claims (11)
- 【請求項1】 吊支する部材のボルト挿通孔に挿入可能
な所定長さのスリーブに、その軸心線から偏芯してシャ
フトを回動可能に軸方向へ挿通し、該シャフトの一端部
に径大部を設け、他端部に操作盤を固定するとともに、
スリーブの他端部側に吊環を結合し、操作盤を回動させ
ることにより径大部をスリーブの半径方向外側へ移動し
た状態と、スリーブの半径方向内側へ引き込まれるよう
に移動した状態とに変位させることができることを特徴
とする吊具。 - 【請求項2】 操作盤に対面してスリーブの端面に軸方
向へ所定の高さで突出したピンと軸方向へ進退可能に付
勢したプランジャとを設け、前記ピンは操作盤を回動し
て径大部がスリーブの半径方向外側へ移動した位置にお
いて操作盤に設けたピン係合穴に係合できるようにした
請求項1記載の吊具。 - 【請求項3】 ピン係合穴は複数個を弧状に配置してな
る請求項2記載の吊具。 - 【請求項4】 操作盤にはプランジャが係合する円周溝
が刻設されている請求項2又は3記載の吊具。 - 【請求項5】 操作盤には径大部をスリーブの半径方向
外側へ移動した状態と、スリーブの半径方向内側へ引き
込まれるように移動した状態とにおいて、プランジャが
係合するプランジャ係合穴が直径方向で相対向して配置
されている請求項2又は3記載の吊具。 - 【請求項6】 径大部がスリーブの半径方向外方へ回動
した位置において、ピン係合穴に対応する操作盤の外周
面と、該外周面に対応するスリーブの端面に合致するマ
ークが表示されてる請求項2,3,4又は5記載の吊
具。 - 【請求項7】 マークが同色である請求項6記載の吊
具。 - 【請求項8】ピン係合穴に対応する操作盤の外周面と直
径方向で相対向する外周面と、該外周面に対応するスリ
ーブの端部外周面に合致するマークが表示され、該2つ
のマークはピン係合穴に対応する操作盤の外周面と、該
外周面に対応するスリーブの端面に表示されたマークと
色彩を異にする請求項7記載の吊具。 - 【請求項9】 スリーブは径大部がスリーブの半径方向
外方へ回動するのを許容し、かつ、その回動した位置と
直径方向で相対向するスカート部を軸方向へ所定の長さ
にて一体形成してなる請求項1,2,3,4,5,6,
7又は8記載の吊具。 - 【請求項10】 スカート部がボルト挿通孔を貫通可能
な直径である請求項9記載の吊具。 - 【請求項11】 吊環をスリーブに近付くにつれて太く
形成して吊具の荷重方向が曲げ荷重となることに対処し
てある請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は
10記載の吊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30112496A JP2834441B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-10-25 | 吊 具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-174193 | 1996-06-12 | ||
JP17419396 | 1996-06-12 | ||
JP30112496A JP2834441B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-10-25 | 吊 具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1059673A JPH1059673A (ja) | 1998-03-03 |
JP2834441B2 true JP2834441B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=26495889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30112496A Expired - Fee Related JP2834441B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-10-25 | 吊 具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2834441B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102070072A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-05-25 | 杨永东 | 旋转吊具 |
CN103879885B (zh) * | 2014-04-02 | 2016-06-08 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 吊具 |
CN104229621B (zh) * | 2014-08-25 | 2016-08-24 | 山东港湾建设集团有限公司 | 大型预制构件吊装装置及方法 |
FI20145818A (fi) * | 2014-09-18 | 2016-03-19 | Waertsilae Finland Oy | Nostotyökalu polttomoottorin nostamiseksi ja polttomoottorin tukirunko |
CN114107648A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-01 | 中航飞机起落架有限责任公司 | 一种金属制件热处理吊挂装置及吊挂方法 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP30112496A patent/JP2834441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1059673A (ja) | 1998-03-03 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |