JP2833330B2 - エンジンの潤滑油面の管理システム - Google Patents
エンジンの潤滑油面の管理システムInfo
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- JP2833330B2 JP2833330B2 JP4075660A JP7566092A JP2833330B2 JP 2833330 B2 JP2833330 B2 JP 2833330B2 JP 4075660 A JP4075660 A JP 4075660A JP 7566092 A JP7566092 A JP 7566092A JP 2833330 B2 JP2833330 B2 JP 2833330B2
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- JP
- Japan
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- oil
- oil pan
- oil level
- level
- engine
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/06—Means for keeping lubricant level constant or for accommodating movement or position of machines or engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は常時運転が基本である,
いわゆるコ−ジェネレ−ションシステムや常用発電装置
に使用されるたとえば,20〜8000PSの内燃機関
に対して好適なエンジンの潤滑油面の管理システムの改
良に関する。
いわゆるコ−ジェネレ−ションシステムや常用発電装置
に使用されるたとえば,20〜8000PSの内燃機関
に対して好適なエンジンの潤滑油面の管理システムの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は,従来のエンジンに付属の
オイルパンに収納された潤滑油を,エンジンとオイルパ
ン間を循環させる方式で課題とされていたオイルパンが
大容量となる問題の解決策として,図2に示す特願平2
−407156号の出願に係わる先行技術を先に提案し
た。同図において,1はオイルパン2付きのエンジン,
3は供給管,4は供給用のポンプである。10は別置型
のサブタンクで,架台11に設置される。この場合,架
台11の高さh1は後述するフロ−ト式の自動給油装置
17によって設定されるオイルパン2の設定油面のレベ
ルh2よりも高くなるように設定することにより自動給
油装置17の経路(補助補給管16)にはポンプを設置
しないようにしている。12は潤滑油の主補給管で,エ
ンジン停止時用電動弁13およびポンプ14aを介して
サブタンク10の取出口10aとオイルパン2の取出口
2a間に連結される。なお,13aは弁13作動用のモ
−タで,電動弁13は電磁弁で置換可能である。16は
潤滑油の補助補給管で,フロ−ト式の自動給油装置17
を介してサブタンク10の取出口10bとオイルパン2
の取出口2b間に連結される。この自動給油装置17は
フロ−ト式以外のものでも良く,この場合はポンプ(図
示せず)を備える必要があるが,反面,サブタンク10
は架台11を省略することができる。18は潤滑油の戻
入管で,ポンプ14bおよびフィルタ19を介してサブ
タンク10の上方の取出口10cとオイルパン2の下端
の取出口2c間に連結される。なお,各ポンプ14a,
14bは共通の1台のモ−タ14cによって駆動される
タンデムポンプ15を構成する。従って,戻入管18の
流量をQA,主供給管12の流量をQBとする場合,これ
らの流量QA,QBはタンデムポンプ15の原理により同
量となるように設定されている。しかし,もし,QAと
QBの差を生じた場合,この差QCを自動給油装置17の
補給能力の範囲内となるように設定するものとする。
オイルパンに収納された潤滑油を,エンジンとオイルパ
ン間を循環させる方式で課題とされていたオイルパンが
大容量となる問題の解決策として,図2に示す特願平2
−407156号の出願に係わる先行技術を先に提案し
た。同図において,1はオイルパン2付きのエンジン,
3は供給管,4は供給用のポンプである。10は別置型
のサブタンクで,架台11に設置される。この場合,架
台11の高さh1は後述するフロ−ト式の自動給油装置
17によって設定されるオイルパン2の設定油面のレベ
ルh2よりも高くなるように設定することにより自動給
油装置17の経路(補助補給管16)にはポンプを設置
しないようにしている。12は潤滑油の主補給管で,エ
ンジン停止時用電動弁13およびポンプ14aを介して
サブタンク10の取出口10aとオイルパン2の取出口
2a間に連結される。なお,13aは弁13作動用のモ
−タで,電動弁13は電磁弁で置換可能である。16は
潤滑油の補助補給管で,フロ−ト式の自動給油装置17
を介してサブタンク10の取出口10bとオイルパン2
の取出口2b間に連結される。この自動給油装置17は
フロ−ト式以外のものでも良く,この場合はポンプ(図
示せず)を備える必要があるが,反面,サブタンク10
は架台11を省略することができる。18は潤滑油の戻
入管で,ポンプ14bおよびフィルタ19を介してサブ
タンク10の上方の取出口10cとオイルパン2の下端
の取出口2c間に連結される。なお,各ポンプ14a,
14bは共通の1台のモ−タ14cによって駆動される
タンデムポンプ15を構成する。従って,戻入管18の
流量をQA,主供給管12の流量をQBとする場合,これ
らの流量QA,QBはタンデムポンプ15の原理により同
量となるように設定されている。しかし,もし,QAと
QBの差を生じた場合,この差QCを自動給油装置17の
補給能力の範囲内となるように設定するものとする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来のもの
ではエンジン1のオイルパン2から出た油中のスラッジ
を除去するためにフィルタ19がポンプ14bの出口側
に挿入されているが,このフィルタ19が流路抵抗とな
るため,ポンプ14bによる流量QBの方がポンプ14
aの流量QAよりも減ってしまい,オイルパン2の油面
が上昇するという現象が生じる。これは,ポンプ14
a,14bには安全弁が設けられており,その流路抵抗
が増えると,自己消費して戻るものがあり,この場合は
ポンプ14bの流量の方がポンプ14aの流量に比べて
小となるためである。即ち,両ポンプ14a,14bを
共通のモ−タ14cにより歯車を介し駆動するタンデム
ポンプの構成により駆動しても,フィルタ19の存在の
ために,エンジン1のオイルパン2の油面が次第に上昇
してしまい,この流量差は自動給油装置17による調整
では補えず,これに対処するため,この現象を監視して
電動弁13を作動し,時々サブタンク10からの補給を
停止する必要があるという煩雑な事態を生じていた。本
発明は従来のものの上記課題(問題点)を解決するよう
にしたエンジンの潤滑油面の管理システムを提供するこ
とを目的とする。
ではエンジン1のオイルパン2から出た油中のスラッジ
を除去するためにフィルタ19がポンプ14bの出口側
に挿入されているが,このフィルタ19が流路抵抗とな
るため,ポンプ14bによる流量QBの方がポンプ14
aの流量QAよりも減ってしまい,オイルパン2の油面
が上昇するという現象が生じる。これは,ポンプ14
a,14bには安全弁が設けられており,その流路抵抗
が増えると,自己消費して戻るものがあり,この場合は
ポンプ14bの流量の方がポンプ14aの流量に比べて
小となるためである。即ち,両ポンプ14a,14bを
共通のモ−タ14cにより歯車を介し駆動するタンデム
ポンプの構成により駆動しても,フィルタ19の存在の
ために,エンジン1のオイルパン2の油面が次第に上昇
してしまい,この流量差は自動給油装置17による調整
では補えず,これに対処するため,この現象を監視して
電動弁13を作動し,時々サブタンク10からの補給を
停止する必要があるという煩雑な事態を生じていた。本
発明は従来のものの上記課題(問題点)を解決するよう
にしたエンジンの潤滑油面の管理システムを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はオイルパン付き
のエンジンに,サブタンクを別置し,潤滑油の循環経路
として夫々のル−トにポンプを備えたオイルパンとエン
ジン間の供給管,サブタンクとオイルパン間の補給管及
びオイルパンとサブタンク間の戻入管を備えたエンジン
の潤滑油面の管理システムにおいて,オイルパンの油面
検出器を設けると共に,上記戻入管ル−ト中のポンプの
出口側にフィルタと第1の電磁弁を並列に設け,また補
給管ル−ト中のポンプに並列に第2の電磁弁を設け,こ
れら第1および第2の各電磁弁を上記油面検出器による
オイルパンの油面の高位レベルの検出によって開き,オ
イルパンの油面の低位レベルの検出によって閉ざすよう
に構成したエンジンの潤滑油面の管理システムに関す
る。この場合,上記戻入管ル−トおよび補給管ル−トに
夫々設けられるポンプを共通の1台のモ−タで駆動され
るタンデムポンプで構成することが望ましい。
のエンジンに,サブタンクを別置し,潤滑油の循環経路
として夫々のル−トにポンプを備えたオイルパンとエン
ジン間の供給管,サブタンクとオイルパン間の補給管及
びオイルパンとサブタンク間の戻入管を備えたエンジン
の潤滑油面の管理システムにおいて,オイルパンの油面
検出器を設けると共に,上記戻入管ル−ト中のポンプの
出口側にフィルタと第1の電磁弁を並列に設け,また補
給管ル−ト中のポンプに並列に第2の電磁弁を設け,こ
れら第1および第2の各電磁弁を上記油面検出器による
オイルパンの油面の高位レベルの検出によって開き,オ
イルパンの油面の低位レベルの検出によって閉ざすよう
に構成したエンジンの潤滑油面の管理システムに関す
る。この場合,上記戻入管ル−トおよび補給管ル−トに
夫々設けられるポンプを共通の1台のモ−タで駆動され
るタンデムポンプで構成することが望ましい。
【0005】
【作用】本発明のものでは,オイルパンに油面検出器を
設けると共に,戻入管のル−トに挿入されたフィルタと
補給管のル−トに挿入されたポンプの夫々に並列に設け
た第1及び第2の各電磁弁とを備えるから,次の特有の
作用を行う。まず,オイルパンの油面が上昇し,高位レ
ベルとなった時は上記各電磁弁を開き,戻入管のル−ト
ではフィルタを上記の一方の電磁弁でバイパスさせてフ
ィルタによる流量の減少を防止し,一方,補給管のル−
トでは上記の他方の電磁弁により潤滑油を一部循環させ
て,補給の流量を減少させることにより,オイルパンの
油面を高位レベルから減少させる。この結果,オイルパ
ンの油面が減少し,オイルパンの油面が低位レベルとな
ったときは,油面検出器によって上記各電磁弁を閉ざ
し,フィルタの機能を復帰させ,補給管のル−トの電磁
弁による潤滑油の循環を停止させて補給管のル−トから
オイルパンに向かう潤滑油の流量を増大させて,オイル
パンの油量は高位レベルに向かう。オイルパンの油面が
高位レベルになったときは,前記のように油面検出器に
よる動作があり,以下前記動作を繰り返し,結局,オイ
ルパンの油面はH〜Lの両レベル間に保持される。
設けると共に,戻入管のル−トに挿入されたフィルタと
補給管のル−トに挿入されたポンプの夫々に並列に設け
た第1及び第2の各電磁弁とを備えるから,次の特有の
作用を行う。まず,オイルパンの油面が上昇し,高位レ
ベルとなった時は上記各電磁弁を開き,戻入管のル−ト
ではフィルタを上記の一方の電磁弁でバイパスさせてフ
ィルタによる流量の減少を防止し,一方,補給管のル−
トでは上記の他方の電磁弁により潤滑油を一部循環させ
て,補給の流量を減少させることにより,オイルパンの
油面を高位レベルから減少させる。この結果,オイルパ
ンの油面が減少し,オイルパンの油面が低位レベルとな
ったときは,油面検出器によって上記各電磁弁を閉ざ
し,フィルタの機能を復帰させ,補給管のル−トの電磁
弁による潤滑油の循環を停止させて補給管のル−トから
オイルパンに向かう潤滑油の流量を増大させて,オイル
パンの油量は高位レベルに向かう。オイルパンの油面が
高位レベルになったときは,前記のように油面検出器に
よる動作があり,以下前記動作を繰り返し,結局,オイ
ルパンの油面はH〜Lの両レベル間に保持される。
【0006】
【実施例】以下図1に示す一実施例により本発明を具体
的に説明する。なお,同図において,従来のものと同等
の構成については,図2と同一の符号を付して示した。
20は油面検出器で,たとえば,フロ−ト式のセンサに
より構成され,オイルパン2の油面レベルが高位レベル
(H)となった時,高位レベル(H)の検出信号”1”
を出し,オイルパン2の油面レベルが低位レベル(L)
となったときは,この低位レベル(L)の検出信号”
0”を出すようになっている。なお,図面では作図の都
合上,油面検出器20の位置を高位位置に記載したが,
これはオイルパン2の油面との関係で適正な位置に配置
するものとする。21はフィルタ19に並列に接続した
第1の電磁弁,22は補給管12のル−ト側のポンプ1
4aに並列に接続した第2の電磁弁で,各電磁弁21お
よび22は夫々油面検出器20の高位レベル(H)信号
で励磁されて開動作し,油面検出器20の低位レベル
(L)信号で消磁して閉動作するようになっている。
的に説明する。なお,同図において,従来のものと同等
の構成については,図2と同一の符号を付して示した。
20は油面検出器で,たとえば,フロ−ト式のセンサに
より構成され,オイルパン2の油面レベルが高位レベル
(H)となった時,高位レベル(H)の検出信号”1”
を出し,オイルパン2の油面レベルが低位レベル(L)
となったときは,この低位レベル(L)の検出信号”
0”を出すようになっている。なお,図面では作図の都
合上,油面検出器20の位置を高位位置に記載したが,
これはオイルパン2の油面との関係で適正な位置に配置
するものとする。21はフィルタ19に並列に接続した
第1の電磁弁,22は補給管12のル−ト側のポンプ1
4aに並列に接続した第2の電磁弁で,各電磁弁21お
よび22は夫々油面検出器20の高位レベル(H)信号
で励磁されて開動作し,油面検出器20の低位レベル
(L)信号で消磁して閉動作するようになっている。
【0007】上記構成において,弁13を開き,各ポン
プ4,14a及び14bを駆動することによりオイルパ
ン2から供給管3を介してエンジン1に潤滑油を供給
し,一方,補給管12を介してサブタンク10からの潤
滑油をオイルパン2に補給すると共に,戻入管18を介
してオイルパン2の潤滑油の一部をサブタンク10に戻
入し,潤滑油の循環を行う。ところで,本発明のもので
は,戻入管18のル−トに挿入されたフィルタ19と補
給管12のル−トに挿入されたポンプ14aの夫々に並
列に設けた第1及び第2の各電磁弁21,22をオイル
パン2の油面検出器20によって動作するように構成
し,オイルパン2の油面が上昇し,高位レベル(H)と
なった時は上記各電磁弁21,22を開くことにより,
戻入管ル−トではフィルタ19を電磁弁21でバイパス
させてフィルタ19の流路抵抗により潤滑油の流量が減
少するのを補償し,一方,補給管12のル−トでは第2
の電磁弁22とポンプ14aの間で補給される潤滑油の
一部を循環させて,補給される潤滑油の流量を減少させ
ることにより,オイルパン2の油面を減少させるように
する。この結果,オイルパン2の油面は高位レベル
(H)から減少してゆき,オイルパン2の油面が低位レ
ベル(L)となったときは,油面検出器20によって上
記各電磁弁21,22を閉ざし,フィルタ19の機能を
復帰させ,補給管12のル−トの電磁弁22による潤滑
油の一部循環を停止させるので,補給ル−ト側の潤滑油
の流量が増大して,オイルパン2の油量は高位レベル
(H)に向かう。このため,オイルパン2の油量は再
び,高位レベル(H)となり,以下同様にして上記制御
動作が自動的に繰り返され,オイルパンの油面をH〜L
の両レベル間に自動的に保持される。
プ4,14a及び14bを駆動することによりオイルパ
ン2から供給管3を介してエンジン1に潤滑油を供給
し,一方,補給管12を介してサブタンク10からの潤
滑油をオイルパン2に補給すると共に,戻入管18を介
してオイルパン2の潤滑油の一部をサブタンク10に戻
入し,潤滑油の循環を行う。ところで,本発明のもので
は,戻入管18のル−トに挿入されたフィルタ19と補
給管12のル−トに挿入されたポンプ14aの夫々に並
列に設けた第1及び第2の各電磁弁21,22をオイル
パン2の油面検出器20によって動作するように構成
し,オイルパン2の油面が上昇し,高位レベル(H)と
なった時は上記各電磁弁21,22を開くことにより,
戻入管ル−トではフィルタ19を電磁弁21でバイパス
させてフィルタ19の流路抵抗により潤滑油の流量が減
少するのを補償し,一方,補給管12のル−トでは第2
の電磁弁22とポンプ14aの間で補給される潤滑油の
一部を循環させて,補給される潤滑油の流量を減少させ
ることにより,オイルパン2の油面を減少させるように
する。この結果,オイルパン2の油面は高位レベル
(H)から減少してゆき,オイルパン2の油面が低位レ
ベル(L)となったときは,油面検出器20によって上
記各電磁弁21,22を閉ざし,フィルタ19の機能を
復帰させ,補給管12のル−トの電磁弁22による潤滑
油の一部循環を停止させるので,補給ル−ト側の潤滑油
の流量が増大して,オイルパン2の油量は高位レベル
(H)に向かう。このため,オイルパン2の油量は再
び,高位レベル(H)となり,以下同様にして上記制御
動作が自動的に繰り返され,オイルパンの油面をH〜L
の両レベル間に自動的に保持される。
【0008】
【発明の効果】本発明は上記のようにオイルパンの油面
検出器を備えると共に,この油面検出器によって動作す
る第1,第2の各電磁弁を戻入管のル−トに挿入される
フィルタと補給管のル−トに挿入されるポンプとに夫々
並列に接続して構成したものであるから,次のような優
れた効果を有する。 戻入管のル−トにフィルタを挿入し循環系統の潤滑油
をクリ−ンとする型のエンジンの潤滑油面の管理システ
ムにおいても,オイルパンとサブタンク間で潤滑油の循
環が適正に行われ,エンジンの潤滑油面を常に所定油面
のレベル範囲に自動的に保持することができる。従っ
て,本発明のシステムは保有量を大にできる別置型サブ
タンクの方式の特長とフィルタによる油の汚れの排除作
用の特長の2つの特長を併有するエンジンの潤滑油面の
管理システムであって,エンジンの潤滑油の循環を適正
に行うから,その潤滑油の交換期間も適正な期間に維持
でき,従来のもののようなフィルタの流路抵抗によるオ
イルパンへ補給される潤滑油の監視は不要となるから,
保守も楽であるという実利を有する。 さらに,本発明のものでは,従来のものの自動補給装
置17のル−トを省略できるので,その分,システムの
構成を簡単化できる。
検出器を備えると共に,この油面検出器によって動作す
る第1,第2の各電磁弁を戻入管のル−トに挿入される
フィルタと補給管のル−トに挿入されるポンプとに夫々
並列に接続して構成したものであるから,次のような優
れた効果を有する。 戻入管のル−トにフィルタを挿入し循環系統の潤滑油
をクリ−ンとする型のエンジンの潤滑油面の管理システ
ムにおいても,オイルパンとサブタンク間で潤滑油の循
環が適正に行われ,エンジンの潤滑油面を常に所定油面
のレベル範囲に自動的に保持することができる。従っ
て,本発明のシステムは保有量を大にできる別置型サブ
タンクの方式の特長とフィルタによる油の汚れの排除作
用の特長の2つの特長を併有するエンジンの潤滑油面の
管理システムであって,エンジンの潤滑油の循環を適正
に行うから,その潤滑油の交換期間も適正な期間に維持
でき,従来のもののようなフィルタの流路抵抗によるオ
イルパンへ補給される潤滑油の監視は不要となるから,
保守も楽であるという実利を有する。 さらに,本発明のものでは,従来のものの自動補給装
置17のル−トを省略できるので,その分,システムの
構成を簡単化できる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す配管図を含む正
面略図である。
面略図である。
【図2】従来例の構成を示す配管図を含む正面略図であ
る。
る。
1:エンジン 2:オイルパン 10:サブタンク 14a:補給管ル−トに挿入されたポンプ 14b:戻入管ル−トに挿入されたポンプ 19:フィルタ 20:油面検出器 21:第1の電磁弁 22:第2の電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−209917(JP,A) 実開 昭62−45316(JP,U) 実開 平3−32107(JP,U) 実開 平1−83115(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01M 11/06 F01M 11/00 F01M 11/02
Claims (2)
- 【請求項1】 オイルパン付きのエンジンに,サブタン
クを別置し,潤滑油の循環経路として夫々のル−トにポ
ンプを備えたオイルパンとエンジン間の供給管,サブタ
ンクとオイルパン間の補給管及びオイルパンとサブタン
ク間の戻入管を備えたエンジンの潤滑油面の管理システ
ムにおいて,オイルパンの油面検出器を設けると共に,
上記戻入管ル−ト中のポンプの出口側にフィルタと第1
の電磁弁を並列に設け,また補給管ル−ト中のポンプに
並列に第2の電磁弁を設け,これら第1および第2の各
電磁弁を上記油面検出器によるオイルパンの油面の高位
レベルの検出によって開き,オイルパンの油面の低位レ
ベルの検出によって閉ざすようにしたことを特徴とする
エンジンの潤滑油面の管理システム。 - 【請求項2】 上記戻入管ル−トおよび補給管ル−トに
夫々設けられるポンプを共通の1台のモ−タで駆動され
るタンデムポンプで構成するようにした請求項1記載の
エンジンの潤滑油面の管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075660A JP2833330B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | エンジンの潤滑油面の管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075660A JP2833330B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | エンジンの潤滑油面の管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05240019A JPH05240019A (ja) | 1993-09-17 |
JP2833330B2 true JP2833330B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=13582608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4075660A Expired - Lifetime JP2833330B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | エンジンの潤滑油面の管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2833330B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102536379B (zh) * | 2012-01-19 | 2014-02-26 | 华为技术有限公司 | 机油自动清洁系统及其连通器回油管路及发动机系统 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6245316U (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-19 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4075660A patent/JP2833330B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05240019A (ja) | 1993-09-17 |
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