JP2832841B2 - 湿し水装置 - Google Patents

湿し水装置

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JP2832841B2
JP2832841B2 JP1142746A JP14274689A JP2832841B2 JP 2832841 B2 JP2832841 B2 JP 2832841B2 JP 1142746 A JP1142746 A JP 1142746A JP 14274689 A JP14274689 A JP 14274689A JP 2832841 B2 JP2832841 B2 JP 2832841B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は湿し水装置に関し、特にオフセット印刷機の
版胴に巻設した刷版に直接噴霧するようにした湿し水装
置に関する。
[従来の技術] 従来、オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版にはイ
ンキローラ群を経て均一化したインキ膜を供給すると共
に、超音波発信装置またはスプレー装置等により水を霧
化した後、当該霧を直接刷版に供給する方式がとられて
いた。超音波により霧を発生する方式の公知例としては
例えば実開昭50−138104、実開昭52−131106、特開昭53
−9611、特開昭53−9613、特開昭53−9614等々が開示さ
れ、スレー方式の公知例としては特公昭49−29241等が
ある。
しかしながら、上記の方式の湿し水の供給方式の実用
化が遅れている原因は次のような理由による。
超音波方式のものは送風機の風圧を利用して、噴霧す
るので付着力が弱く、高速で回転する版胴に容易に霧が
付着することができず、かつ霧の濃度分布にバラツキを
生じる。すなわち、超音波の発信素子部の付近の霧の濃
度は高く、その周囲は希薄となるので均一な霧の発生が
得られず、当然、刷版の表面に付着する水膜にバラツキ
が生じ、印刷品質に悪影響をおよぼしていた。さらに悪
いことに大気中に放出された霧は印刷機械のフレームを
さびさせるばかりでなく、印刷紙をも湿らせ、印刷紙の
張力および、乾燥機に過大な負荷を与えるものであっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は前述した問題点に鑑みてなされたものでその
第1の目的とするところは、オフセット印刷機の版胴に
巻設した刷版に対して、霧化器にて霧化した霧をスパイ
ラル翼付回転軸で加速して衝突せしめ、ほぼ均一な水膜
を刷版上に形成せしめる湿し水装置を提供することにあ
る。
第2の目的とするところは、霧化器にて発生した霧を
効果的に版胴に巻設した刷版に付着するためにスリット
状のノズルに版胴の曲率に沿った特殊リップを設け、空
気の流れを効果的に作用させる湿し水装置を提供するこ
とにある。
第3の目的とするところは、スリット状ノズルから排
出した霧を刷版に付着せしめた後、余剰の霧を回収し、
他に害を及ぼさないようにした湿し水装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記発明の課題を解決するために次の手段を
有する。本発明の基本構成は下記の1項〜4項に記載す
る。
(1)オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に湿し水
を供給する湿し水装置は、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、軸方向
にスパイラル状の翼を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
れ軸方向にスリット状のノズルを設け、端部付近に前記
霧化器から供給される霧を導く供給口を設けた円筒状の
カバーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
トと、により構成した。
(2)オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に湿し水
を供給する湿し水装置は、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、軸方向
にスパイラル状の翼を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
れ、軸方向にスリット状のノズルを設け、さらに一端部
付近に前記霧化器から供給される霧を導く供給口を他端
部に排出穴を夫々設けた円筒状のカバーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
トと、により構成され、前記円筒状のカバーに設けられ
たスリット状のノズルから前記版胴に巻設した刷版に直
接噴霧する。
(3)オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に湿し水
を供給する湿し水装置は、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、中央よ
り左右両端側に向けて相異なる方向にスパイラル状に翼
を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
れ軸方向にスリット状のノズルを設け、中央部に前記霧
化器から供給される霧を導く供給口を設けると共に両端
部付近に霧を排出する排出口を夫々設けた円筒状のカバ
ーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
トと、により構成され、前記円筒状のカバーに設けられ
たスリット状のノズルから前記版胴に巻設した刷版に直
接噴霧する。
(4)オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に湿し水
を供給する湿し水装置において、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、左右両
端外側より中央に向けて相異なる方向にスパイラル状の
翼を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
れ軸方向にスリット状のノズルを設け、両端部付近に前
記霧化器から供給される霧を導く供給口を設けると共に
中央部に霧を排出する排出口を夫々設けた円筒状のカバ
ーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
トと、により構成され、前記円筒状のカバーに設けられ
たスリット状のノズルから前記版胴に巻設した刷版に直
接噴霧するようにした。
なお、本発明は基本構成に下記の態様の構成を付加す
ることにより、さらに本発明の湿し水装置の機能を効果
的に発揮することができる。
(5)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は円筒状のカバーの供給口と排出口を接続して夫
々連通するリターンパイプを設けた。
(6)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は霧化器は加圧水と圧縮空気を混合して霧化する
霧化器とした。
(7)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は霧化器は水を超音波発信器を用いて霧化する霧
化器とした。
(8)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は円筒状のカバーに設けられたノズルは版胴の軸
方向の円筒部を同版胴の曲率に沿って非接触で、部分的
に囲むようにした一対の円弧状のリップを固定した。
(9)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置はスリット状のノズルに霧の流れを変更する複数
のフィンを設けた。
(10)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は霧化器に供給される水はペーハーコントロール
されたイオン化した水である。
(11)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は霧化器に供給される水はペーハーコントロール
された水である。
(12)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は回転軸の回転数を版胴の回転数に比例して制御
する制御装置を設けた。
(13)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は駆動モータは可変モータとした。
(14)第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
水装置は版胴とスリット状のノズルまたは前記第8項で
記載の円弧状のリップに近接して霧を吸引する吸引ダク
トと同吸引ダクトを作動する作動装置を設けた。
[作用] 本発明の「湿し水装置」は以下に述べるように作用す
る。
霧化器によって霧化された霧はダクトを経由してスパ
イラルの翼面を備えた回転軸を駆動手段を介して回転
し、同スパイラルの翼面により前記霧を加速して円筒状
のカバーに設けられたスリット状のノズルより版胴上に
巻設した刷版に霧を衝突せしめ、均一な水膜を刷版に形
成せしめ、インキ膜と共にブランケット胴にインキを転
移し、高品質の印刷を行なうことができる。
前記霧の発生手段としては、水を超音波によって霧化
する手段、水を圧縮空気と混合して霧化する手段により
行われる。この湿し水として使用される水としては、ペ
ーハーコントロールされた水または、陰イオン化された
水が使用される。
前記回転軸に形成されたスパイラル状の翼面は軸方向
に連続して設けられたもの、中央より左右両端側に向け
て相異なる方向にスパイラル状の翼を形成したものを用
いることができる。
すなわち、(1)スパイラル状の翼面を軸方向に連続
して設けた回転軸の場合には、円筒状のカバーの霧の供
給口は左右どちらかの端部付近に設ける。同じく、
(2)中央より左右両側に向けて異なるスパイラル翼を
形成した回転軸の場合には、回転軸の回転方向の正逆に
より、円筒状のカバーの霧の供給口は左右両端部または
中央部に設けることができる。
したがって、上記(1)の場合には、霧の移動経路が
長くなるが、上記(2)の場合には(1)の場合の1/2
になる。しかし、前記円筒状のカバー内を回転するスパ
イラル状の翼を形成した回転軸によって移送される霧は
上述したスパイラル翼の形態によりその一端、中央また
は両端に多くの霧が滞留することになり、均一な霧を前
記スリット状のノズルより噴射することができない。こ
のため、スパイラル翼の形態により前記円筒状のカバー
の一端、中央または両端にそれぞれ余剰の霧を吐出する
吐出口を設け、さらに前記供給口と吐出口を接続して連
通するようにしたリターンパイプを設けているので、余
剰の霧はリターンパイプを通って供給口に再び供給さ
れ、有効に霧を活用できると共にスリット状のノズルよ
りほぼ均一な霧を噴霧することができる。また、高速回
転する版胴に巻設される刷版に対し、効果的に霧を付着
させるためにノズルに設けた円弧状のリップにより、噴
射した霧はリップと刷版との間を通過するようにした。
すなわち、リップを設けることにより、高速回転する版
胴の表面の空気層に乱れを生じさせ霧を効果的に刷版に
付着することができる。
さらに、円筒カバーに設けられたスリット状のノズル
には噴射される霧の流れを変えるためのフィンを設けて
いる。したがって、前記ノズルまたはリップを通過する
霧にムラがあった場合に、容易に調整することができ
る。
さらに、版胴の回転数を検知するセンサーで検知し、
回転軸の回転数を版胴の回転に比例した回転制御を行な
うことにより、刷版に吐出される霧の量が制御できる。
[実施例1] 本発明の第1実施例について、図面を参照して説明す
る。
第1図はオフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に湿
し水を供給する湿し水装置の1態様を示すシステム図で
ある。
1は供給された水を霧化するための霧化器で、霧化器
1は公知の加圧水と圧縮空気を混合して霧化するスプレ
ー機器1Aであっても、または、水を超音波発信器を用い
て霧化する霧化器1Bとしてもよい。
2はフレーム(図示省略)に両端部を回転自在に軸承
され、軸方向にスパイラル状の翼を形成した回転軸、3
は回転軸2をベルト3aを介して回転駆動する可変モー
タ、4はカバーで回転軸2を包囲すると共に、刷版5aを
巻設した版胴5と平行に配設され軸方向に第2A図に示す
ようにスリット13aを有し、一端部付近に霧化器1から
供給される霧を導く供給口4aを備えた円筒状のカバー、
6は前記円筒状のカバー4と霧化器1を接続するダクト
である。7は円筒状のカバー4に設けられたスリット状
のノズル12を形成し、版胴5の円筒部の曲率に沿って所
定の間隔をもたせ非接触でもって版胴5上の刷版5aの外
周面を部分的に囲むように版胴の軸方向に沿って固定さ
れた上下一対の円弧状のリップであります。
そして、スリット状のノズル12内側には第6図に示す
霧の流れを変更するレバー8aにより角度変更自在な複数
のフィン8を設けている。9aは版胴5とスリット状のノ
ズル12またはリップに近接して霧を吸引する吸引ダクト
で、この吸引ダクト9aには吸引作動するための吸引装置
を設けている。ノズル12の先端部にスリット板13を固定
し、第2A図スリット板13にスリット13aを設け、霧の吐
出圧の圧力勾配にしたがい、第2図のように長手方向に
霧の導入部吐出側に向けて拡大するようにした版胴外周
面に沿った円弧状とし、ほぼ吐出圧を一定にすることが
できる。
10は版胴5の回転数を検知するセンサー11の検知に基
づいて回転軸2の回転数を版胴5の回転に比例した回転
数に制御する制御装置である。
まず、センサー11によって、版胴5の回転数が検知さ
れ、可変モータ3の回転数は版胴の回転と比例した所定
の回転数が選択され、ベルト3aを介して、回転軸2を回
転駆動する。一方、霧化器1によって、霧化された霧は
ダクト6を経由してスパイラル翼を備えた回転軸2とカ
バー4に囲まれた空間に送り込まれ、スパイラル翼2aに
より版胴5の回転数に比例した霧を吐出し、フィン8を
設けたノズル12よりほぼ一定の流量を吐出し、円弧を形
成するリップ部7を経て刷版5a表面に付着する。他方刷
版5aに付着されなかった霧は吸引ダクト9aによりミスト
回収装置9に吸引され回収される。ノズル12より吐出さ
れる霧はフィン8によって第2A図に示すスリット13aよ
り流量を調整され、リップ7に送り込まれる。
リップ7と刷版5aの間に送り込まれた霧は刷版5aの表
面に効果的に付着される。
[第2実施例] 次に本発明の第2実施例について、第3図を基に第1
図、第2図を参照して説明する。
第3図は第1図に示す装置にカバー4の軸方向にリタ
ーンパイプ14を設けたカバー4の断面図を示す。
霧化器1によって霧化された霧はダクト6を経由し
て、スパイラル翼2aを備えた回転軸2とカバー4に囲ま
れ、プパイラル翼2aにより、版胴5の回転に比例した霧
をノズル12により吐出するが、余剰の霧はリターンパイ
プ14を通って再供給口4cより再供給される。したがっ
て、カバー4の左端側に霧が滞留することなく第2A図に
示すノズル12よりほぼ均一な霧を刷版5に供給すること
ができる。
[第3実施例] 次に本発明の第3実施例について、第4図は基に第1
図、第2図を参照して説明する。
第4図は本発明の湿し水装置に用いられる円筒状のカ
バーの断面図である。
20はフレーム21に両端部を回転自在に軸承され、左右
両端外側より中央に向けて相異なる方向にスパイラル状
の翼20a、20bを形成した回転軸で、円筒状のカバー21は
回転軸20を包囲すると共に、版胴5と平行に配設され軸
方向に第2B図に示すように中央部が狭く両端に行くにつ
れて広くなる形状のスリット13Bから成るノズル12を設
け、両端部付近に霧化器1から供給される霧を導く供給
口21aを設けると共に中央部に霧を排出する排出口21bを
夫々設けている。
供給口21aより円筒状のカバー21内に供給された霧は
第4図において、右回転する回転軸20に形成されたスパ
イラル状の翼20a,20bによって円筒状のカバー21の左右
両端側に送られながらノズル12を形成するスリット13c
より刷版5aに噴射され、リップ7と刷版5aを通過してダ
クト9aに回収される。
なお、供給口21aと排出口21bはリターンパイプ22によ
って接続し、端部に集まった余剰の霧を供給口21aに戻
し、再使用される。これにより、霧化器1の要領を過大
にする必要はなくなる。
[第4実施例] 次に本発明の第4実施例について、第5図を基に第1
図、第2図を参照して説明する。
第5図は本発明の円筒状のカバー部の断面図である。
30はフレームに両端部を回転自在に軸承され、左右両端
外側より中央に向けて相異なる方向にスパイラル状の翼
30a,30bを形成した回転軸で、円筒状のカバー31は回転
軸30を包囲すると共に、版胴5と平行に配設され軸方向
にスリット状のノズル12を設け、両端部付近に霧化器1
から供給される霧を導く供給口31aを設けると共に中央
部に霧を排出する排出口31bを夫々設けている。
供給口31aより円筒状のカバー31内に供給された霧は
第5図において、右回転する回転軸30に形成されたスパ
イラル状の翼30a,30bによって円筒状のカバー31の左右
両端側から中央部に送られながら第2C図に示すようにス
リット13cから成るノズル12より刷版5aに噴射され、リ
ップ7と刷版5aを通過してダクト9aに回収される。
なお、供給口31aと排出口31bはリターンパイプ32によ
って接続し、中央部に集まった余剰の霧を供給口31aに
戻し、再使用される。これにより、霧化器1の容量を過
大にする必要はなくなる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、下記の効果を有
する。
オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に対して霧化
器にて霧化した霧をスパイラル翼付回転軸で加速して衝
突せしめ、ほぼ均一な水膜を刷版状上に形成せしめるこ
とができる。
霧化器にて発生した霧を効果的に、版胴に巻設した刷
版に付着するようにするためにスリット状のノズルに、
版胴の曲率に沿った特殊リップを設け、空気の流れを効
果的に作用させることができる。
スリット状のノズルから排出した霧を付着せしめた
後、余剰の霧を回収するので、他に害を及ぼさないよう
にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例のシステム図を示す。 第2図は、第1図の断面I−Iを示す断面図を示す。 第2図Aは、第1実施例と第2実施例における第2図の
スリット部のZ矢視図を示す。 第2図Bは、第3実施例における第2図のスリット部の
Z矢視図を示す。 第2図Cは、第4実施例における第2図のスリット部の
Z矢視図を示す。 第3図は、本発明の第2実施例の円筒状カバー部の断面
図を示す。 第4図は、本発明の第3実施例の円筒状カバー部の断面
図を示す。 第5図は、本発明の第4実施例の円筒状カバー部の断面
図を示す。 第6図はノズルに設けた複数のフィンを示す斜視図を示
す。 1:霧化器、 2:スパイラル状の翼を形成した回転軸、 3:可変モータ、4:円筒状のカバー、 5:版胴、6:ダクト、 7:リップ、8:フィン、 9:吸引装置、9a:回収ダクト、 10:制御装置、11:センサー、 12:ノズル、13:スリット板 13a:スリット、 14:リターンパイプ、 20:回転軸、 20a、20b:スパイラル状の翼、 22:リターンパイプ、 30:回転軸、 30a、30b:スパイラル状の翼。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に
    湿し水を供給する湿し水装置において、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、軸方向
    にスパイラル状の翼を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
    れ軸方向にスリット状のノズルを設け、端部付近に前記
    霧化器から供給される霧を導く供給口を設けた円筒状の
    カバーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
    トと、により構成したことを特徴とする湿し水装置。
  2. 【請求項2】オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に
    湿し水を供給する湿し水装置において、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、軸方向
    にスパイラル状の翼を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
    れ、軸方向にスリット状のノズルを設け、さらに一端部
    付近に前記霧化器から供給される霧を導く供給口を他端
    部に排出穴を夫々設けた円筒状のカバーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
    トと、により構成され、前記円筒状のカバーに設けられ
    たスリット状のノズルから前記版胴に巻設した刷版に直
    接噴霧することを特徴とする湿し水装置。
  3. 【請求項3】オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に
    湿し水を供給する湿し水装置において、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、中央よ
    り左右両端側に向けて相異なる方向にスパイラル状の翼
    を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
    れ軸方向にスリット状のノズルを設け、中央部に前記霧
    化器から供給される霧を導く供給口を設けると共に両端
    部付近に霧を排出する排出口を夫々設けた円筒状のカバ
    ーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
    トと、により構成され、前記円筒状のカバーに設けられ
    たスリット状のノズルから前記版胴に巻設した刷版に直
    接噴霧することを特徴とする湿し水装置。
  4. 【請求項4】オフセット印刷機の版胴に巻設した刷版に
    湿し水を供給する湿し水装置において、 (a)供給された水を霧化するための霧化器と、 (b)フレームに両端部を回転自在に軸承され、左右両
    端外側より中央に向けて相異なる方向にスパイラル状の
    翼を形成した回転軸と、 (c)前記回転軸を回転駆動する駆動装置と、 (d)同回転軸を包囲すると共に、版胴と平行に配設さ
    れ軸方向にスリット状のノズルを設け、両端部付近に前
    記霧化器から供給される霧を導く供給口を設けると共に
    中央部に霧を排出する排出口を夫々設けた円筒状のカバ
    ーと、 (e)前記霧化器から供給される霧を供給口に導くダク
    トと、により構成され、前記円筒状のカバーに設けられ
    たスリット状のノズルから前記版胴に巻設した刷版に直
    接噴霧することを特徴とする湿し水装置。
  5. 【請求項5】前記円筒状のカバーの供給口と排出口を接
    続して夫々連通するリターンパイプを設けたことを特徴
    とする請求項第1項、第2項、第3項または第4項記載
    の湿し水装置。
  6. 【請求項6】霧化器は加圧水と圧縮空気を混合して霧化
    する霧化器としたことを特徴とする請求項第1項、第2
    項、第3項または第4項記載の湿し水装置。
  7. 【請求項7】霧化器は水を超音波発信器を用いて霧化す
    る霧化器としたことを特徴とする請求項第1項、第2
    項、第3項または第4項記載の湿し水装置。
  8. 【請求項8】前記円筒状のカバーに設けられたノズルは
    版胴の軸方向の円筒部を円版胴の曲率に沿って非接触で
    部分的に囲むようにした一対の円弧状のリップを固定し
    たことを特徴とする請求項第1項、第2項、第3項また
    は第4項記載の湿し水装置。
  9. 【請求項9】前記スリット状のノズルに霧の流れを変更
    する複数のフィンを設けたことを特徴とする請求項第1
    項、第2項、第3項または第4項記載の湿し水装置。
  10. 【請求項10】霧化器に供給される水はペーハーコント
    ロールされたイオン化した水であることを特徴とする請
    求項第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し水
    装置。
  11. 【請求項11】霧化器に供給される水はペーハーコント
    ロールされた水であることを特徴とする請求項第1項、
    第2項、第3項または第4項記載の湿し水装置。
  12. 【請求項12】回転軸の回転数を版胴の回転数に比例し
    て制御する制御装置を設けたことを特徴とする請求項第
    1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し水装置。
  13. 【請求項13】駆動モータは可変モータであることを特
    徴とする請求項第1項、第2項、第3項または第4項記
    載の湿し水装置。
  14. 【請求項14】版胴とスリット状のノズルまたは前記円
    弧状のリップに近接して霧を吸引する吸引ダクトと同吸
    引ダクトを作動する作動装置を設けたことを特徴とする
    請求項第1項、第2項、第3項または第4項記載の湿し
    水装置。
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