JP2831921B2 - 走行車両の変速操作機構 - Google Patents

走行車両の変速操作機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体走行駆動系に、ア
クチュエータにより複数変速段に切り換え変速操作され
る第1変速装置と、手動操作によって高低切り換え操作
される第2変速装置とを直列状態で介装してある走行車
両の変速操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上記走行車両の変速操作機構において、
従来では、例えば特開昭61‐274154号公報に示
されるように、前記第1変速装置として、各変速段毎に
油圧クラッチを介装し、夫々の油圧クラッチを入り切り
操作することで、いずれかの変速段に操作するよう構成
し、夫々の油圧クラッチに対する油圧制御弁を操作具の
人為操作によって回動するロータリー操作弁で構成し、
常に変速段が順次的に切り換わるよう構成されていた。
又、前記第2変速装置は別の操作具を手動操作すること
によって高速低速の2段階に切り換えられるよう構成さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、ギア
シフト操作式の変速構造のように変速操作毎に主クラッ
チを切り操作する煩わしさを無くして、変速操作を容易
に行えるようにしたものであるが、第1変速装置の操作
具と第2変速装置の操作具とは別に設けられ、夫々、人
為操作に基づいて変速操作が行われる構造であるから、
例えば、第2変速装置が低速状態で第1変速装置が最高
速位置に操作されている状態から、更に高速側に変更す
るような場合には、第2変速装置を高速側に切り換える
と、急激な速度変化を起こし、変速ショックが発生する
おそれがある。本発明は上記不具合点を解消することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した走行車両の変速操作機構において、人為操
作指令に基づいて前記アクチュエータを切り換え制御す
る制御手段と、前記第2変速装置の変速操作状態を検出
する変速状態検出手段とを備え、前記制御手段は、前記
人為操作指令にかかわらず、前記変速状態検出手段が低
速側から高速側に切り換え操作が行われたことを検出す
ると前記アクチュエータを最低速状態に切り換え制御
し、前記変速状態検出手段が高速側から低速側に切り換
え操作が行われたことを検出すると前記アクチュエータ
を最高速状態に切り換え制御するよう構成してある点に
ある。
【0005】
【作用】人為操作指令に基づいて、前記アクチュエータ
が切り換え操作され、第1変速装置が任意の変速段に向
けて増速側あるいは減速側に切り換えることができる。
そして、この第1変速装置が例えば最高速位置に操作さ
れている状態で、第2変速装置が低速側から高速側に切
り換え操作されたような場合には、制御手段によって、
自動的に第1変速装置が最低速状態に切り換わるように
アクチュエータが制御され、又、第2変速装置が高速側
であって且つ第1変速装置が最低速位置に操作されてい
る状態で、第2変速装置が低速側に切り換え操作された
ような場合には、制御手段によって、自動的に第1変速
装置が最高速状態に切り換わるようにアクチュエータが
制御されるのである。
【0006】
【発明の効果】その結果、第1及び第2変速装置の組合
わせによって多段階の変速段数に切り換えを行えるよう
構成した場合であっても、第2変速装置の高低速切り換
え操作時において、飛び越え変速段数を極力少ないもの
に抑制でき、変速ショックを少ないものにして操縦操作
性を向上させることが可能となった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に走行車両の一例である農用トラクタの走行伝動系統図
を示している。エンジン1の動力が、油圧操作式の前後
進切換機構2、主変速装置3及び副変速装置4を介して
車輪式走行装置5に供給されるよう伝動系を構成してあ
る。
【0008】前記主変速装置3〔第1変速装置の一例〕
は、アクチュエータとしての4個の油圧クラッチCL1
〜CL4を備え、各油圧クラッチCL1〜CL4の入り
切り操作によって、第1速F1から第4速F4までの4
段階に切り換え変速自在に構成し、変速操作毎に主クラ
ッチの入り切りを要することなく、変速操作を行えるよ
う構成してある。前記副変速装置4〔第2変速装置の一
例〕は、高速位置Hと低速位置Lの2状態に切り換え操
作自在であって、手動操作レバー6によって切り換え変
速するよう構成してある。このように主変速装置3と副
変速装置4とを直列状態で介装して、これらの変速の組
合わせによって、図3に示すように、前進後進夫々にお
いて8段階の変速段に切り換えられるよう構成してあ
る。尚、前後進切換機構2は、切換レバー7によって前
進状態と後進状態に切り換えるよう構成してある。
【0009】前記主変速装置3に介装される4個の油圧
クラッチCL1〜CL4に対する各電磁制御弁V1〜V
4は、マイクロコンピュータを備えた制御装置8〔制御
手段の一例〕によって切り換え制御するよう構成され、
制御装置8は増速用スイッチS1及び減速用スイッチS
2の操作に基づいて、順次、増速側あるいは減速側に一
段づつ変速させるように各電磁制御弁V1〜V4を切り
換え制御するよう構成してある。前記増速用スイッチS
1及び減速用スイッチS2は、図2に示すように、副変
速装置4の切り換え用手動操作レバー6の握り部頭部6
aに配設され、操縦者はこの手動操作レバー6を握り操
作しながら、指操作で主変速装置3の変速操作を行える
ようにして、1本レバーの片手操作によって主変速装置
3と副変速装置4の両方を操作できるよう構成してあ
る。
【0010】そして、手動操作レバー6の近傍には、副
変速装置4の変速操作状態を検出する変速状態検出手段
としての一対のリミットスイッチS3,S4が備えら
れ、手動操作レバー6が低速側から高速側に切り換え操
作が行われたこと、あるいは、高速側から低速側に切り
換え操作が行われたことをスイッチ動作によって検出す
ることができるよう構成してある。各リミットスイッチ
S3,S4の出力は制御装置8に入力され、制御装置8
は、低速側から高速側に切り換え操作が行われたことを
検出すると主変速装置3を最低速状態〔F1〕に切り換
え制御し、高速側から低速側に切り換え操作が行われた
ことを検出すると主変速装置3を最高速状態〔F4〕に
切り換え制御するよう構成してある。つまり、走行開始
時には、副変速装置4が低速位置に操作された状態で、
且つ、主変速装置3は第1速F1に設定される。その初
期状態から増速用スイッチS1を操作すると、主変速装
置3が順次増速側に切り換えられる。そして、主変速装
置3が第4速F4まで到った〔このときは、変速段が
「4」に設定されている。〕後、更に、増速させるため
に手動操作レバー6を高速位置Hに切り換えると、増速
用スイッチS1による増速設定速度にかかわらず、自動
的に主変速装置3は最低速状態〔F1〕に切り換えら
れ、副変速装置4が高速位置で且つ主変速装置3が第1
速F1である変速段「5」の状態に切り換え制御され、
急激な変速段数の飛び越え操作が阻止され、円滑な変速
が行える。同様にして、手動操作レバー6が高速位置H
から低速位置Lに切り換えられたときは、減速用スイッ
チS1による減速設定速度にかかわらず、主変速装置3
を第4速F4〔変速段が「4」の状態〕に自動的に切り
換え制御することで、滑らかな減速操作が行われること
になる。尚、上記した設定変速段数は、制御装置8から
の制御出力に基づいて、操縦部パネルに配備される数字
表示装置9によりデジタル表示され、操縦者が容易に識
別できるよう構成してある。
【0011】〔別実施例〕前記主変速装置としては、複
数の油圧クラッチによる変速切り換えを行うものに代え
て、各変速用のシフトギアを油圧シリンダによりシフト
操作するよう構成し、伝動途中に油圧クラッチを介装
し、油圧シリンダによるギアシフト作動の前後に油圧ク
ラッチの入り切り作動を行うよう制御装置によってシー
ケンス制御する構成であってもよい。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速制御系統図
【図2】操作レバーの平面図
【図3】変速段を示す図
【符号の説明】
3 第1変速装置 4 第2変速装置 8 制御手段 S3,S4 変速状態検出手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−225872(JP,A) 特開 昭63−47542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体走行駆動系に、アクチュエータによ
    り複数変速段に切り換え変速操作される第1変速装置
    (3)と、手動操作によって高低切り換え操作される第
    2変速装置(4)とを直列状態で介装してある走行車両
    の変速操作機構であって、 人為操作指令に基づいて前記アクチュエータを切り換え
    制御する制御手段(8)と、前記第2変速装置(4)の
    変速操作状態を検出する変速状態検出手段(S3),
    (S4)とを備え、 前記制御手段(8)は、前記人為操作指令にかかわら
    ず、前記変速状態検出手段(S3),(S4)が低速側
    から高速側に切り換え操作が行われたことを検出すると
    第1変速装置(3)を最低速状態に切り換え制御し、前
    記変速状態検出手段(S3),(S4)が高速側から低
    速側に切り換え操作が行われたことを検出すると前記第
    1変速装置(3)を最高速状態に切り換え制御するよう
    構成してある走行車両の変速操作機構。
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