JP2831401B2 - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2831401B2
JP2831401B2 JP1308824A JP30882489A JP2831401B2 JP 2831401 B2 JP2831401 B2 JP 2831401B2 JP 1308824 A JP1308824 A JP 1308824A JP 30882489 A JP30882489 A JP 30882489A JP 2831401 B2 JP2831401 B2 JP 2831401B2
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    • A46B2200/00—Brushes characterized by their functions, uses or applications
    • A46B2200/10—For human or animal care
    • A46B2200/1066—Toothbrush for cleaning the teeth or dentures

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯ブラシに係り、特に可撓断面をブラシ頭部
と柄との間に設け、一定の接触圧が伝達されるとブラシ
頭部が撓むような可撓部を有する歯ブラシに関する。
〔従来の技術〕
西ドイツ公開特許3,706,345号において手磨き又は機
械式の同様の歯ブラシが開示されている。この歯ブラシ
によれば、一定の接触圧がブラシの柄に伝達されるとブ
ラシ頭部が撓むことができ、このような方法により、歯
を磨くのに最適な接触圧を維持することができる。この
可撓部は板ばね状に形成され、反らしたり角度をつけた
りすることができるとともに、可撓部には中央部に縦方
向の裂け目が設けられており、接触圧が増加して高くな
りすぎた場合には、ブラシ頭部は当初の伸びた状態から
柄の縦軸方向に関して撓み位置に移動することができ
る。このことはこれ以上歯を磨くことは不可能でないに
しろ、少なくとも相当困難なことであることを意味して
いる。撓みは徐々に、そして或る折れ点を超えると急速
に生じるようにすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の歯ブラシでは可撓部を板ばね状
に細くしたので、歯ブラシのバランスが悪くなってしま
い、また、上記板ばねが露出しているので、その角度で
口を傷つけてしまったり、使用しているときに縦方向の
裂け目が生じて口を挟んで傷つけてしまうという危険が
ある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有す
る問題点を解消し、撓むのに支障がない程度に形が良
く、怪我の危険性が生じるような角部や裂け目がない可
撓断面が設けられた可撓部を有する歯ブラシを提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はブラシ頭部と柄との間に配置された可撓部を
有し、一定の接触圧がブラシに伝達されると柄に対して
ブラシ頭部が角度的に撓むような歯ブラシにおいて、上
記可撓部は電気メッキ、クロムメッキされた鋼材や耐腐
食性金属、または銅ベリリウム合金からなる金属板ばね
を有するとともに、この金属板ばねの前部又は後部の少
なくとも一方がエラストマーによって被覆されているこ
とを特徴とする歯ブラシ、 ブラシ頭部と柄との間に配置された可撓部を有し、一
定の接触圧がブラシに伝達されると柄に対してブラシ頭
部が角度的に撓むような歯ブラシにおいて、上記可撓部
は板ばねに類似した結合部材であって、この結合部材の
前部又は後部の少なくとも一方がエラストマーによって
被覆され、柄とブラシ頭部と結合部材は一体に成形され
ていることを特徴とする歯ブラシ、および ブラシ頭部と柄との間に配置された可撓部を有し、一
定の接触圧がブラシに伝達されると柄に対してブラシ頭
部が角度的に撓むような歯ブラシにおいて、上記可撓部
は板ばねに類似した結合部材であって、この結合部材の
前部又は後部の少なくとも一方がエラストマーによって
被覆され、結合部材は柄とブラシ頭部の一方に一体成形
され、結合部材は柄とブラシ頭部の他方の窪みに嵌合さ
れてブラシ頭部を柄に機械的に連結したことを特徴とす
る歯ブラシである。
（作用） 本願発明によれば、可撓部が電気メッキ、クロムメッ
キされた鋼材や耐腐食性金属、または銅ベリリウム合金
からなる金属板ばねを有し、金属板ばねの前部又は後部
の少なくとも一方がエラストマーによって被覆されてい
るので、金属板ばねからなる可撓部の可撓性を高めるこ
とができる。また、金属板ばねをエラストマーによって
被覆することにより、金属板ばねの可撓性をそこなうこ
となく、金属板ばねを被覆することができる。
また可撓部が板ばねに類似した結合部材からなり、結
合部材の前部又は後部の少なくとも一方がエラストマー
によって被覆され、柄と、ブラシ頭部と、結合部材が一
体に形成されているので、柄とブラシ頭部と結合部材の
組立てが容易となる。また、結合部材をエラストマーに
よって被覆することにより結合部材の可撓性をそこなう
ことなく、結合部材を被覆することができる。
また可撓部が板ばねに類似した結合部材からなり、結
合部材の前部又は後部の少なくとも一方がエラストマー
によって被覆され、結合部材は柄とブラシ頭部の一方に
一体成形され、柄とブラシ頭部の他方に形成された窪み
に嵌合されるので、柄とブラシ頭部と結合部材の組立て
が容易となる。また、結合部材をエラストマーによって
被覆することにより結合部材の可撓性をそこなうことな
く、結合部材を被覆することができる。
〔実施例〕
以下本発明による歯ブラシの一実施例第１図乃至第４
図を参照して説明する。
第１図は歯ブラシ全体を示しており、この歯ブラシは
植毛２を有するブラシ頭部１、変化部３、可撓部４及び
柄５とから構成されている。上記可撓部４により変化部
３と柄５とが結合されており、取手として機能する。こ
の可撓部４は金属製の板ばね６やプラスチックを含むあ
らゆる材質の結合部材７を内部に有することができる。
上記結合部材７や板ばね６はそれらの鋭利な角部が覆わ
れるようにエラストマー製の被覆部８で全体が取り囲ま
れることが好ましい。このエラストマー製の被覆部８は
ブラシ頭部１の変化部３の自由端と柄５の結合端とを確
実に結合させるとともに、上記結合部材７や板ばね６が
撓むことができるように設計されている。また、被覆部
８は歯ブラシの視覚的なデザインにも役に立つことがで
きる。たとえば、第４図に示したように凹凸曲面が形成
されたり、歯ブラシの他の部分に比べて異なった色とし
たりすることができる。
板ばね６に金属が使われた場合には、この板ばね６は
上記変化部３又は柄５に、たとえば射出成型法により確
実に埋設されるようにすることが望ましい。この場合、
あらかじめ被覆部８を設けておくか、あるいは、すでに
板ばね６によって変化部３がしっかりと柄５に結合させ
た後に被覆部８を設けることがることができる。
可撓部４が結合部材７を有する場合には、植毛してい
ないブラシ頭部１と変化部３と可撓部４と柄５とは、た
とえば射出成型等の一回の行程で一種類の材料により製
造することができる。このとき、結合部材７も変化部３
又は柄５とともに一体的に製造することができ、またこ
の結合部材７は第４図に示したような互いに嵌合できる
ようになっている窪み９に一致するように差し込むこと
ができる。この変化部３又は柄５の結合部材７が確実に
結合できるようにするために係止部10が形成されている
ことが望ましい。板ばね６又は結合部材７はブラシ頭部
１が第２図に示した矢印の方向にのみ撓むことができる
ように考えて設計されている。結合部材がブラシ頭部１
と柄５とにが一体的に結合されていない場合には、組み
立てに先立ち環状をなす部材に結合部材７を押し込むこ
ともできる。
他方、被覆部８は射出成型等により板ばね６又は結合
部材７の周囲に一体的に設けることもできる。この被覆
部８の材料が変化部３又は柄５の材料と確実な結合を形
成できない場合や付着が困難な場合には、第３図に示し
たように被覆部８を機械的な埋設により固着することも
できる。この場合、窪みすなわち切欠部11を可撓部４お
よび又は柄５の端部に設けることができる。この際、被
覆部８は側方へ押圧するため切込部（図示せず）を有し
ていてもよく、必要なら結合してもよい。
金属板ばね６には電気メッキ、クロムメッキされた鋼
材や耐腐食性金属や耐腐食性合金、特に銅ベリリウム合
金などを用いることが好ましい。
被覆部８のエラストマーは天然ゴムやスチレン・ブタ
ジエンゴム、ブチルゴム、エチレンゴム、プロピレンゴ
ム、シリコンゴムなどの合成ゴムやエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体や可塑性PVCで形成されることが好ましい。
この場合、ショア硬さがA40〜80程度得られることが好
ましい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、金属板ばねからなる可
撓部の可撓性を高めることができる。また金属板ばねを
エラストマーによって被覆することにより、金属板ばね
の可撓性をそこなうことなく、金属板ばねを被覆するこ
とができる。
また、可撓部が板ばねに類似した結合部材からなり、
柄と、ブラシ頭部と、結合部材が一体に形成されている
ので、柄とブラシ頭部と結合部材の組立てが容易とな
る。また、結合部材をエラストマーによって被覆するこ
とにより結合部材の可撓性をそこなうことなく、結合部
材を被覆することができる。
さらにまた、結合部材は柄とブラシ頭部の一方に一体
成形され、柄とブラシ頭部の他方に形成された窪みに嵌
合されるので、柄とブラシ頭部と結合部材の組立てが容
易となる。
このようにバランスが良く、磨きやすく、かつ安全性
の高いものであって、組立ての容易な歯ブラシを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明による歯ブラシの一実施例を示した正面
図、第２図は同側面図、第３図は本発明による可撓部を
示した拡大図、第４図は本発明による可撓部の他の実施
例を示した拡大図である。 １…ブラシ頭部、２…植毛、３…変化部、４…可撓部、
５…柄、６…板ばね、７…結合部材、８…被覆部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A46B 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ブラシ頭部と柄との間に配置された可撓部
    を有し、一定の接触圧がブラシに伝達されると柄に対し
    てブラシ頭部が角度的に撓むような歯ブラシにおいて、 上記可撓部は電気メッキ、クロムメッキされた鋼材や耐
    腐食性金属、または銅ベリリウム合金からなる金属板ば
    ねを有するとともに、この金属板ばねの前部又は後部の
    少なくとも一方がエラストマーによって被覆されている
    ことを特徴とする歯ブラシ。
  2. 【請求項２】ブラシ頭部と柄との間に配置された可撓部
    を有し、一定の接触圧がブラシに伝達されると柄に対し
    てブラシ頭部が角度的に撓むような歯ブラシにおいて、 上記可撓部は板ばねに類似した結合部材であって、この
    結合部材の前部又は後部の少なくとも一方がエラストマ
    ーによって被覆され、 柄とブラシ頭部と結合部材は一体に成形されていること
    を特徴とする歯ブラシ。
  3. 【請求項３】ブラシ頭部と柄との間に配置された可撓部
    を有し、一定の接触圧がブラシに伝達されると柄に対し
    てブラシ頭部が角度的に撓むような歯ブラシにおいて、 上記可撓部は板ばねに類似した結合部材であって、この
    結合部材の前部又は後部の少なくとも一方がエラストマ
    ーによって被覆され、 結合部材は柄とブラシ頭部の一方に一体成形され、結合
    部材は柄とブラシ頭部の他方の窪みに嵌合されてブラシ
    頭部を柄に機械的に連結したことを特徴とする歯ブラ
    シ。
  4. 【請求項４】上記エラストマーは可撓部から柄又はブラ
    シ頭部にかけて滑らかな変化を確実にしたことを特徴と
    する請求項１乃至３の一に記載の歯ブラシ。
  5. 【請求項５】上記エラストマーは射出成型法を用いたこ
    とを特徴とする請求項１乃至３の一に記載の歯ブラシ。
  6. 【請求項６】上記エラストマーはブラシ頭部又は柄に機
    械的に埋設されたことを特徴とする請求項１乃至３の一
    に記載の歯ブラシ。
  7. 【請求項７】上記エラストマーは天然ゴム、スチレン・
    ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンゴム、プロピレ
    ンゴム、シリコンゴムなどの合成ゴム、エチレン・酢酸
    ビニル共重合体又は可塑性PVCで形成されたことを特徴
    とする請求項１乃至３の一に記載の歯ブラシ。
  8. 【請求項８】上記エラストマーはショア硬さがA40〜80
    であることを特徴とする請求項７記載の歯ブラシ。
JP1308824A 1988-11-29 1989-11-28 歯ブラシ Expired - Lifetime JP2831401B2 (ja)

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AT (1) ATE133541T1 (ja)
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DE (2) DE3840136C1 (ja)
DK (1) DK590189A (ja)
ES (1) ES2081827T3 (ja)
GR (1) GR3018854T3 (ja)
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