JP2830243B2 - ポリエン含有組成物 - Google Patents

ポリエン含有組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 ポリエンは主に抗真菌剤等の医薬に用いられるが、ヒ
ト、動物に非経口的に投与する場合、水に溶解する組成
物として投与されることが必要である。本発明はこれら
の水に溶解する組成物及びその組成物の製造方法を提供
するものである。
〔従来の技術〕
ポリエンは、主にポリエン抗生物質として真菌症に対
する治療薬剤として用いられる。しかし臨床に応用され
ている薬剤の数は、細菌感染症に対する薬剤に比較して
極めて少ない。ポリエン構造体の特徴は分子の一部が極
めて疎水的であり、数個のヒドロキシ基と多くの二重結
合を有する多不飽和疎水性クロモホア、及び、場合によ
っては糖で構成されており、その特徴的性質は、熱、紫
外線、極端な低あるいは高pH、酸素に極めで不安定な点
である。ポリエンクロモホアの分解は抗真菌活性を失活
させ、二重結合の増加は疎水性の増加すなわち溶解度の
減少につながる。一般にポリエンはジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシドに良く溶解するが、これらの
溶解物を医療の場で注射剤などの非経口投与剤として使
用できない。ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シドに溶解した溶液を水に希釈すると不透析性のミセル
を形成する。ミセルは分子がお互いに付着した状態で、
この現象はクロモホアの安定化に役立っている。しかし
この状態の組成物を経口投与しても、吸収されないため
薬効を示さない(S.M.Hammond:Biological Activity of
Polyene Antibiotics、Progress in Medical Chemistr
y、vol.14、North Holland Publishing Campany、197
7)。
このようにポリエンはその性質の為に用途が制限され
てきた。そのため水溶性ポリエン並びにそれを製造する
方法は長年研究されてきた。一般に、ポリエンはナトリ
ウム・デソキシコレート、ラウリル硫酸ナトリウム、ホ
ウ酸ナトリウムと錯体を形成させるとコロイド性分散体
となる。このものから塩を添加して、共沈物を調製する
と、その錯体は、水に対する溶解度が、元のポリエンに
比較して増加する。しかし物理的な安定性が極めて悪く
なる。ナイスタチンの例でみると、ナイスタチンはポリ
ビニルピロリドンと共沈させ共沈物を得ると、そのもの
は溶解度が上昇する。しかし、極めて不安定になり医薬
に用いられない(M.B.Dexter:J.Pharm.Pharmacal.,27,5
89,1975)。
また、ポリエンマクロライドに属するV−28−3メチ
ルエステル(特開昭63−218686号公報)はジメチルスル
ホキサイド、ジメチルホルムアミド、メタノール等の溶
剤に溶解するが水に難溶でほとんど溶けない。パートリ
シンはラウリル硫酸ナトリウム等の界面活性剤を加える
と水に溶解するが、医薬に用いる場合、安全性の面で問
題がある(特開昭50−40715号公報)。
更に、フラボファジン、ナイスタチン、アンホテリシ
ンBはクロロホルムに溶解しメタノールで希釈し、水に
溶解したγ−シクロデキストリンに窒素気流中でゆっく
り撹拌しながら加えると錯体を形成して水に対する溶解
性が増加することが知られている。しかしこの水溶性ポ
リエン錯体の製造方法は有機溶剤を使用し、それを除去
する工程が示されておらず、注射剤としての使用に問題
が考えられるし工程が煩雑である(特開昭60−15818
8)。又、ポリエンに比べ使用するγ−シクロデキスト
リンの量が多い。
更に、Streptomyces nodosusの生産するポリエン抗生
物質アンホテリシンBは酵母、カビ、原生物質に広範囲
な活性スペクトルを有する。このものは静脈内投与で使
用されている唯一の医療用薬剤である。静脈内投与に使
用されるアンホテリシンBはナトリウム・デソキシコレ
ート錯体の形態でFungizoneの商品名で医家向けに販売
されている(Satoshi Omura;Macroride antibiotics、1
984、Academic press)。このナトリウム・デソキシコ
レート錯体の形で使用するのは水溶性を増加させるため
にほかならない。しかしこの物を使用した場合、はき
け、貧血、発熱、腎臓障害等の毒性が増加することが知
られている。この毒性にはデソキシコレートの存在が指
摘されている。水溶性の増加と毒性の増加が分離できな
い点に問題がある(Thomas:The Analyst、101、321、19
76)。水溶性を増加させる方法として、アンホテリシン
Bのメチルエステル誘導体を合成し使用することも考え
られた。アンホテリシンBメチルエステルはアンホテリ
シンBに比較して水溶性で分散性ミセルになり易いが、
不安定な物質である。一般に水溶性の増加は、分子の化
学的安定性の低下につながり、現在これを避けられない
(Bonner:J.Antibiot.、28、132、1975)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ポリエンが水に難溶で水性コロイドが極度に不安定で
ある点、水に溶解するための可溶化剤の安定性の問題、
水に可溶な組成物の製造方法の問題、調製した組成物の
安定性の問題が医薬等への応用を極度に制限しており、
水に易溶な安全で、安定した組成物並びにその製造方法
の出現が望まれている。本発明の目的は水に易溶な新し
いポリエン組成物とその製造方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、ポリエンが水に安定かつ均一に溶解する
組成物及びその製造方法について種々検討した結果、ニ
コチン酸アミドを含有せしめることによりポリエンを水
に溶解させることができることを発見し、本発明を完成
するにいたった。すなわち、本発明は、ニコチン酸アミ
ドとポリエンを含有する抗菌剤組成物とその製造方法に
関する。
本発明で用いるポリエンは、分子内に多数のエチレン
結合をもつ炭化水素構造の化合物をいう。例えば、V−
28−3(特開昭61−189224号公報)またはそのエステル
誘導体、例えばV−28−3M(特開昭63−218686号公
報)、パートリシンBまたはそのエステル誘導体(J.An
tibiot.,35,997,1982)、アンホテリシンB(シグマ社
製品)またはそのエステル誘導体等があり、抗生物質と
しての用途が知られているが、特に限定されるものでは
ない。
また、本発明で用いるニコチン酸アミド(ニコチンア
ミドともいう)は、白色の結晶または結晶性粉末で臭い
はなく、水、エチルアルコールに溶け易く、アセトン、
アミルアルコール、エチレングリコール、クロロホル
ム、ブタノールにも溶解するが、エーテル、ベンゼンに
はほとんど溶けない性質を有するものである。この致死
量は、マウスに対して2〜3g/kg、ヒトには1日500mgを
連日非経口的に投与しても毒性は認められないものであ
る。従来、ニコチン酸アミドは、リボフラビンの溶解補
助剤として用いられているが、ポリエンに用いられた例
はない。
当該組成物のポリエンに対するニコチン酸アミドの重
量比率は、1以上が好ましい。
また、当該組成物の形態は、特に限定されず、固形
物、溶液及び溶液を乾燥させた固形物等、どの様なもの
でも適用できる。また、本発明の組成物は、ポリエンを
溶解させた時あるいは溶液時に不溶化させない化合物で
あれば何を含有してもかまわない。
当該組成物が溶液の場合、黄色から黄褐色澄明液で、
pHは3〜7に維持する。好ましくは4.5〜6.8に調製され
る。又、ここで得られた組成物は、5%グルコース溶液
にも、水と同様に溶解する。保存は−80℃あるいは−25
℃で冷凍が好ましく、暗所では1週間以上安定である。
当該組成物が固形物の場合、ポリエンとニコチン酸アミ
ドを単に共存させる場合は白色結晶と黄色ないしは黄褐
色粉末あるいは結晶の混合物として不均一に存在する。
均一に混合した場合及び溶液状態の組成物を凍結乾燥な
どで乾燥した場合は黄色から黄褐色の粉末である。固形
物はきわめて安定であり、暗冷所に保存した場合は1ケ
月以上安定である。ポリエンはメタノール等の可溶性溶
剤中ではモノマーで存在し、400nm〜360nmに特徴的なUV
吸収帯が認められる。しかし、コロイド状態では400nm
付近の極大吸収が消失するか、弱くなり、短波長側のUV
吸収が強くなるが、本発明の組成物は400〜360nm付近に
明瞭な極大吸収を与えた。
当該組成物の製造法は、 (1) 単に、ポリエン粉末あるいは結晶にニコチン酸
アミドの粉末あるいは結晶及びその他の化合物を加える
製法、 (2) (1)の組成物を均一に混合する製法、 (3) ポリエンの粉末あるいは結晶をニコチン酸アミ
ド含有溶液(溶媒:水、エタノール、メタノール等のニ
コチン酸アミドが溶解する有機溶媒又は、水−有機溶媒
混合系)に加える製法、 (4) (3)の溶液を凍結する製法、 (5) (3)の溶液を凍結乾燥などによって乾燥させ
る製法、 などがある。ここで、ニコチン酸アミドの溶液濃度は高
濃度であることが好ましいが、1%〜飽和濃度の範囲で
可能である。更に、ポリエンを溶解させる場合は、溶液
が氷結しない温度ならば良いが、高温である方が溶解性
が良く、ポリエン、ニコチン酸アミドが分解しない温度
時間が選ばれる。
こうして取得される当該組成物は、抗菌活性、抗真菌
活性を維持しており、医薬品として利用することができ
る。
〔実施例〕
以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
実施例1 第1表に示す組成の培地1klを加熱殺菌して発酵槽に
入れ、これにパートリシンB生産菌ストレプトミセス・
アレネ(Streptomyces arenae)(FERM P−8099)を接
種して28℃で3日間培養した。培養後、遠心分離にて菌
糸を集め、これにMeOH100を加えた。酢酸でpHを6.0に
調節し、室温で24時間放置した。次いで、濾過し、得ら
れた濾液100を40℃で減圧下10まで濃縮した。遠心
分離して沈澱物を集め、凍結乾燥して、200gの粗パート
リシンB(純度65%)が得られた。
粗パートリシンB100gを逆相分配高速液体クロマトグ
ラフィー(カプセル・パックODSカラム、資生堂社製)
により精製し、80gの精製パートリシンB(純度98%)
乾燥物を得た。精製パートリシンBの理化学的性質を調
べたところ、分子量1112(MSにより測定した)、薄層ク
ロマトグラフィー(TLC)に於けるRf値0.34、逆相分配
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に於ける保持時間
7.71分、UVスペクトル及びIRスペクトルが、パートリシ
ンB(J.Antibiotics、35、997、1982)と良く一致し、
TLCで単一のスポットを、HPLCで単一のピークを与え
た。
前記方法で調製した精製パートリシンB10mgを4個の
ビーカーに入ったそれぞれを10%ニコチン酸アミド水溶
液10mlに加え、それぞれを20℃,37℃,40℃,50℃で60分
間撹拌した。撹拌後、すばやく、1000r.p.m.,10分間遠
心分離して不溶物を除去し透明な黄色上清液を得た。こ
れを10%ニコチン酸アミド水溶液で希釈し、HPLC(カプ
セルパックC−18、4.6φ×15mm、溶媒:10mM酢酸アンモ
ニウム含有37%アセトニトリル溶液)により溶解量を測
定した結果は、第2表の通りであった。
実施例2 実施例1と同様な方法で得た精製パートリシンB10mg
を4個のビーカーに入った水10mlに加え、それぞれを20
℃,37℃,40℃,50℃で60分間撹拌した。撹拌後すばやく1
000r.p.m.,10分間遠心分離して不溶物を除去し、透明液
を得た。これをHPLCで実施例1と同様な方法で分析した
結果は第3表の通りであった。
実施例3 実施例1と同様な方法で調製したパートリシンB30gを
ジメチルスルホキサイド250mlに溶解し、これにジアゾ
メタンの2%エーテル溶液200mlを室温にてゆっくりと
撹拌しながら添加した。次いで光を遮断した状態で一晩
放置した後、エーテルを加えて生成物を沈澱させた。沈
澱を濾過により回収し、エーテルで洗浄後、真空乾燥さ
せた。得られた粗パートリシンBメチルエステルは、特
公昭55−50960号公報の記載の方法で精製し、5mgの精製
物を乾燥品として得た。本化合物は、以下の物理化学的
性質を示しパートリシンBメチルエステル(特公昭55−
50960号公報記載の物質)と同定された。
(1) 性 状:黄色粉末 (2) 分子量:1126(FABMSにより測定) (3) 分子式:C59H86N2O19 (4) UVmax :401,378,359,340nm 更に、赤外吸収スペクトルにおいてメチルエステルの
C=0に由来する1715cm-1の吸収が観察され、1H−NMR
においてエステル基の存在によるメチル基の3.25ppmの
特徴的なピークが認められた。
上記方法で得た、パートリシンBメチルエステル50mg
を4個のビーカーに入った10%ニコチン酸アミド1mlに
加えそれぞれ20分間室温で撹拌した所、透明な黄褐色溶
液が得られた。これらのpHをそれぞれ、3.0,5.4,6.5,8.
0に調整した後、凍結乾燥して黄褐色乾燥粉末を得た。
凍結乾燥粉末に水1mlを加え、1000r.p.m.,10分間遠心分
離し、その上清中のパートリシンBメチルエステルをHP
LCで分析した結果は、第4表の通りであった。
実施例4 アンホテリシンB(シグマ社製品)1mgを10%ニコチ
ンアミド水溶液1mlに加え、室温で60分間撹拌した所、
溶解して透明な黄色液が得られた。
実施例5 アンホテリシンB10mgを実施例3と同様な方法でエス
テル化し、メチルエステル誘導体5mgを得た。このアン
ホテリシンBメチルエステル誘導体5mgに10%ニコチン
アミド1mlを加え室温で60分間撹拌した所、黄色な透明
液が得られた。これを1000r.p.m.,10分間遠心分離し、
上清に溶解しているアンホテリシンBメチルエステルの
量をHPLCで分析した所、5.0mg/mlであった。更に上清0.
5mlを凍結乾燥し黄色粉末を得た。これに水を0.5ml加え
撹拌した所、溶解して黄色透明液が得られた。
実施例6 第1表に示す組成の培地1klを加熱殺菌して発酵槽に
入れ、これにストレプトミセス・アレネ(Streptomyces
arenae)(FERM P−8099)を接種して28℃で3日間培
養した。培養後、遠心分離にて菌糸を集め、これにMeOH
100を加えた。酢酸でpH6.0に調節し、室温で24時間放
置した。次いで、濾過し、得られた濾液100を40℃で
減圧下10まで濃縮した。遠心分離して沈澱物を集め、
凍結乾燥して、100gの粗V−28−3(純度65%)が得ら
れた。
粗V−28−3 100gを逆相分配高速液体クロマトグラフ
ィー(カプセル・パックODSカラム、資生堂社製)によ
り精製し、80gの精製V−28−3(純度98%)乾燥物を
得た。精製V−28−3の理化学的性質を調べたところ、
分子量1112(MSにより測定した)で が404(150,380),380(130,700),361(82,900),342
(44,440)でTLC(ワットマンPLKC18F)でのRf値が0.23
で特開昭61−189224号公報に示されているV−28−3と
一致した。
上記方法で得たV−28−3 1mgを10%ニコチン酸アミ
ド溶液1mlに加えた所、黄褐色透明液が得られた。HPLC
で溶解したV−28−3を測定した所1mg/mlであった。同
様に、V−28−3 1mgを水1mgに加えた所、黄褐色物質が
沈澱した状態であり、3000r.p.m.,5分間遠心分離して得
た上清は無色透明であった。HPLCでこの上清を分析した
所V−28−3は検出されなかった。
実施例7 実施例6で得たV−28−3 40gを実施例3で示したと
同様な方法でエステル化しV−28−3M 12gを得た。得ら
れたV−28−3Mは黄色粉末で、分子量はFABMSで測定し
て1126であった。1H−NMRスペクトル、13C−NMRスペク
トルも特開昭63−218686号公報に示された物質と一致し
V−28−3Mと同定された。
上記方法で得られたV−28−3M 50mgを10%ニコチン
酸アミド水溶液1mlに加えた所黄褐色透明液が得られ
た。これを遠心分離(3000r.p.m.,5分間)後、HPLCで分
析した所V−28−3M 50mg/mlの溶液であった。
実施例8 実施例7と同様な方法で得たV−28−3M 50mgをそれ
ぞれ0%,1%,5%,10%,20%のニコチン酸アミド水溶液
1mlに投入し、室温で5分間撹拌後、遠心分離(3000r.
p.m.,5分間)し上清中に溶解しているV−28−3M量をHP
LCで測定した結果第5表の通りであった。
更に、V−28−3M 50mgを5%ニコチン酸アミド水溶
液1mlに投入し、50℃で5分間撹拌後、遠心分離(3000
r.p.m.,5分間)し上清中に溶解しているV−28−3MをHP
LCで測定した所50mg/mlであった。
実施例9 実施例7と同様な方法で得たV−28−3Mの50mg/ml溶
液(pH5.0)1mlを凍結乾燥した。乾燥物は黄色粉末であ
り水1mlを加えた所溶解して黄色透明液となった。この
溶液をHPLCで分析した所50mg/mlのV−28−3Mを含んで
いた。
同様にして得られた凍結乾燥物(50mgのV−28−3M含
有)に5%グルコース水溶液1mlを加えた所、黄色澄明
な液となった。更に、同様にして得られた凍結乾燥物に
5%グルコース水溶液10mlを加えた所黄色澄明な液が得
られた。
実施例10 実施例7と同様な方法で得たV−28−3Mのニコチン酸
アミド溶解液、及びジメチルスルホキシド溶解液各50mg
/mlのそれぞれについて、−20℃,4℃,20℃で暗所下20時
間の保存安定性試験をした結果、第6表の通りであっ
た。
実施例11 実施例7と同様な方法で得たV−28−3Mの50mgとニコ
チン酸アミド100mgを粉体状のまま混合し、そこに水1ml
を加え、室温で撹拌した所、50mg/mlの澄明な黄色溶液
が得られた。
実施例12 実施例7と同様な方法で得たV−28−3Mの5mgづつ
を、10%ニコチン酸アミドメタノール溶液の1ml、10%
ニコチン酸アミドエタノール溶液の1ml、10%ニコチン
酸アミドアセトン溶液の1mlの各々に投入し、室温で撹
拌後、遠心分離(3,000r.p.m.,5分間)後、上清中のV
−28−3M量をHPLCで測定した結果、第7表の通りであっ
た。
実施例13 実施例7と同様な方法で得たV−28−3Mの50mg/mlニ
コチン酸アミド溶解液を水で100μg/mlに希釈し、その5
0μをペーパーディスクにしみこませた。別に、V−2
8−3Mをジメチルスルホキシドに溶解し、水で希釈し100
μg/ml(但し、ジメチルスルホキシド濃度として1%)
の溶液を作成し、その50μを同様にペーパーディスク
にしみこませた。これらのディスクを用いてCandida al
bicans ATCC 10231を用いてディスク法により抗菌力を
測定した所、いずれの処方のディスクも直径12mmの生育
阻止円を与えた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、水難溶性のポリエンを易溶にするこ
とができ、しかも、保存安定性、安全性にも優れ、か
つ、抗菌活性も維持されることから、ポリエン系製剤と
しての利用も含め、医薬産業上大いに貢献することが期
待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12P 1/04 C07H 17/08 K C12R 1:465) C07H 17/08 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/71 A61K 31/035 A61K 47/22 C12P 1/04 C12R 1/465 C07H 17/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニコチン酸アミドとポリエンを含有する抗
    菌剤組成物
  2. 【請求項2】ポリエンがV−28−3またはそのエステル
    誘導体、パートリシンまたはそのエステル誘導体及びア
    ンホテリシンBまたはそのエステル誘導体の少なくとも
    一種から選ばれる請求項1に記載の組成物
  3. 【請求項3】ポリエンに対するニコチン酸アミドの重量
    比率が1以上である請求項1に記載の組成物
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