JP2829421B2 - 織機の送り出し装置 - Google Patents

織機の送り出し装置

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JP2829421B2 JP26602089A JP26602089A JP2829421B2 JP 2829421 B2 JP2829421 B2 JP 2829421B2 JP 26602089 A JP26602089 A JP 26602089A JP 26602089 A JP26602089 A JP 26602089A JP 2829421 B2 JP2829421 B2 JP 2829421B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は織機の送り出し装置、特にワープビーム方式
とクリール直取り方式とに共用できる構造に関する。
従来の技術 織機の送り出し装置には、特開昭57−11248号公報に
開示されているようにワープビーム方式と特開昭63−99
350号公報に開示されているようにクリール直取り方式
とがある。
前者のワープビーム方式は一般的にタオル地や通常の
布のように布幅の大きい布を織る織機に採用されてい
る。これを第5図に図示して説明すると、サイドフレー
ム1にワープビームホルダ2と駆動軸41とワープビーム
ガイドプレート6とを設け、全経糸Y1を巻き付けたワー
プビーム5をワープビームガイドプレート6で誘導させ
てワープビームホルダ2に装着させ、このワープビーム
5を駆動軸41に連結させる一方、サイドフレーム1に設
けたイージングローラ13で経糸張力を検出し、この経糸
張力を駆動軸41にフィードバックして、経糸張力が一定
となるようにワープビーム5を回転駆動するようになっ
ている。また前記サイドフレーム1にはヘルド20,ブレ
ストローラ22,プレスローラ23,サーフェイスローラ24,
プレスローラ25,クロスローラ26を装着してあり、ヘル
ド20の開口運動により形成された経糸開口に緯糸Wを緯
入れし、この緯糸Wをリード21で筬打ちして織布を織
り、この織布がプレストローラ22,プレスローラ23,サー
フェイスローラ24,プレスローラ25を経てクロスローラ2
6を巻き取られる。なお第5図中の符号12はガイドロー
ラである。
後者のクリール直取り方式は一般的にはテープ,リボ
ン,シートベルト等のように布幅の小さい布または金網
のような特殊のものを織る織機に採用されている。これ
を第6図に図示して説明すると、ニップ駆動ローラ7と
これに圧接するニップブレスローラ8,9とガイドローラ1
4とが、イージングローラ13,ヘルド20,リード21,ブレス
トローラ22,プレスローラ23,サーフェイスローラ24,プ
レスローラ25,クロスローラ26を含むサイドフレーム1
の前方に所定寸法離して配置してあるとともに、クリー
ル15がニップ駆動ローラ7の前方に所定寸法離して配置
してあり、このクリール15に装着した多数個の経糸給糸
体16から経糸Y2をニッププレスローラ8,ニップ駆動ロー
ラ7,ニッププレスローラ9,ガイドローラ14,12,イージン
グローラ13,ヘルド20,リード21を経て織り前に到達さ
せ、前述のワープビーム方式と同様にヘルド20の開口運
動により形成された経糸開口に緯糸Wを緯入れし、この
緯糸Wをリード21で筬打ちして布を織り、この織布をブ
レストローラ22,プレスローラ23,サーフェイスローラ2
4,プレスローラ25を経てクロスローラ26に巻き取らせて
いる。またイージングローラ13で検出した経糸張力をニ
ップ駆動ローラ7のモータ7fにフィードバックして、経
糸張力が一定となるようにニップ駆動ローラ7を回転駆
動している。
発明が解決しようとする課題 近年、織物生産においても多品種少量生産への対応の
観点から、織機の送り出し装置をワープビーム方式から
クリール直取り方式への改造、あるいはその逆への改造
が容易に行えるようにすることが強く望まれてきてい
る。しかし、前述したように従来のワープビーム方式で
はワープビーム5をサイドフレーム1に装着し、このワ
ープビーム5をサイドフレーム1に設けた駆動軸41とイ
ージングローラ13で検出した経糸張力とで経糸張力が一
定となるように回転駆動し、クリール直取り方式ではニ
ップ駆動ローラ7とこれに圧接するニッププレスローラ
8,9とクリール15とをサイドフレーム1とは別々に設
け、このニップ駆動ローラ7をこれに連結するモータ7f
とイージングローラ13で検出した経糸張力とで経糸張力
が一定となるように回転駆動するというように、従来の
織機はワープビーム方式とクリール直取り方式それぞれ
に専用に構成されているため、改造には多大な労力と時
間とを必要とする。
課題を解決するための手段 サイドフレームに設けられてワープビームとニップ駆
動ローラとを選択的に装着可能のホルダ手段と、前記サ
イドフレームに設けられて前記ホルダ手段に選択的に装
着されたワープビームとニップ駆動ローラとのいずれか
一方を経糸張力が一定となるように回転駆動する駆動手
段と、を備えている。
作用 タオル地や通常の布のような布幅の比較的大きな布を
織る場合には、全経糸が巻き付けられたワープビームを
ワープビームホルダに装着し、このワープビームを駆動
軸に連結する。つまり織機の送り出し装置を所謂ワープ
ビーム方式に構成する。
このワープビーム方式に構成した状態において、テー
プ,リボン,シートベルトのような布幅の小さな布また
は金網のような特殊なものを織る場合には、ワープビー
ムを駆動手段との連結を解除しながらサイドフレームの
ホルダ手段から取り外した後、このワープビームの取り
外された前記ホルダ手段にニップ駆動ローラを装着し、
このニップ駆動ローラを上記ワープビームとの連結が解
除された駆動手段に連結する。つまり織機の送り出し装
置を所謂クリール直取り方式に構成する。
実施例 第1〜4図に示すように、この一実施例では設置床面
上で左右に対峙するサイドフレーム(この一実施例では
一方のサイドフレームだけを図示してある)1それぞれ
にホルダ手段2と取り付け部3とを備え、一方のサイド
フレームに駆動手段4を備えている。そしてワープビー
ム方式による送り出し装置では第3,4図に示すようにホ
ルダ手段2にワープビーム5を装着し、このワープビー
ム5を駆動手段4に連結してある一方、取り付け部3に
ガイドプレート6を装着してある。ワープビーム5はワ
ープビームシャフト5aを備えている。このワープビーム
シャフト5aはサイドフレーム1の左右対向寸法よりも少
し短い軸長になっており、その両端部よりも少し内側に
は鍔5bが設けられ、ワープビームシャフト5aの鍔5bより
も内側部分には整経工程で全経糸Y1が巻き付けられる。
ワープビームシャフト5aの両端部にはベアリング5cが装
着されている。ワープビームシャフト5aの一端側と鍔5b
とベアリング5cとの間の中間部には平歯車に構成された
ドリブンギヤ5dが装着されている。ガイドプレート6は
ワープビーム5をホルダ手段2に装着する際にワープビ
ーム5を誘導するものであって、これの前部には取り付
け穴を構成するねじ穴6aが形成されている。ねじ穴6aは
サイドフレーム1の取り付け部3の貫通孔3aと位置が対
応している。
またクリール直取り方式による送り出し装置では第1,
2図に示すようにホルダ手段2にニップ駆動ローラ7を
装着し、このニップ駆動ローラ7を駆動手段4に連結し
てある一方、取り付け部3にニッププレスローラ8,9を
装着してある。ニップ駆動ローラ7はニップ駆動ローラ
シャフト7aを備えている。このニップ駆動ローラシャフ
ト7aはサイドフレーム1の左右対向寸法よりも少し短い
軸長になっており、その中間部にはローラ部7bが設けら
れている。このローラ部7bの外周面には経糸Y2に対する
摩擦力と耐久性とを発揮するゴムまたは合成樹脂のよう
な素材で構成された表皮層7cが設けられている。ニップ
駆動ローラシャフト7aの両端部には前述したワープビー
ム5のベアリング5cと略同一外径のベアリング7dが装着
されている。ニップ駆動ローラシャフト7aの一端側のロ
ーラ部7bとベアリング7dとの間の中間部にはドリブンス
プロケット7eが装着されている。ニッププレスローラ8,
9はニップ駆動ローラ7の周方向に所定距離をもって表
皮層7cに圧接してニップ駆動ローラ7とで経糸Y2をニッ
プするものであって、その両端部がニッププレスローラ
ケース10の長穴10a,10bに移動可能に装入され、その両
端部よりも内側部分にはカラー8a,9aが回動自在に装着
されている。カラー8a,9aにはねじ棒8b,9bが径方向外側
に向けて設けられており、各ねじ棒8b,9bの中間部がニ
ッププレスローラケース10の後壁面にねじ嵌合されてお
り、各ねじ棒8b,9bの頭部を作業者が回転操作すること
により、ニッププレスローラ8,9が長穴10a,10bに沿って
ニップ駆動ローラ7の径方向へ接離移動する。ニッププ
レスローラケース10の前部には取り付け穴を構成するね
じ穴10cが形成されている。このねじ穴10cはサイドフレ
ーム1の取り付け部3に形成した貫通孔3aと位置が対応
している。
ここで再び第1〜4図に戻って詳述すると、ホルダ手
段2はサイドフレーム1の後部で上下方向中間部に設け
られており、ワープビーム5とニップ駆動ローラ7とを
選択的に装着するものであって、具体的にはサイドフレ
ーム1の内側面に固定された固定ホルダ2aと、サイドフ
レーム1の内側面で固定ホルダ2aよりも上方部分にピン
2bで連結された可動ホルダ2cとで構成されている。固定
ホルダ2aの上面には、ワープビーム5のベアリング5cの
外周面下半部またはニップ駆動ローラ7のベアリング7d
の外周面下半部を受容する略半円形の凹部2dが形成され
ている。可動ホルダ2cの下面には、ワープビーム5のベ
アリング5cの外周面上半部またはニップ駆動ローラ7の
ベアリング7dの外周面上半部を受容する略半円形の凹部
2eが形成されている。可動ホルダ2cの織機後方に受けら
れている自由端部は、サイドフレーム1の取り付け部3
に選択的に装着されたガイドプレート6またはニッププ
レスローラケース10のいずれかにボルト2fで締結され
る。
取り付け部3はサイドフレーム1のホルダ手段配設部
の下部近傍に設けられて、ガイドプレート6とニッププ
レスローラ8,9とを選択的に装着するものであって、こ
れには取り付け穴を構成する貫通穴3aが形成されてい
る。
駆動手段4はホルダ手段2に選択的に装着されたワー
プビーム5とニップ駆動ローラ7とのいずれか一方を経
糸張力が一定となるように回転駆動するものであって、
ホルダ手段2の近傍に配置された駆動軸41を備えてい
る。この駆動軸41にはワープビーム5のドリブンギヤ5d
に噛合するドライブギヤ42またはニップ駆動ローラ7の
ドリブンスプロケット7eにチェーン43を介して連結する
ドライブスプロケット44が選択的に装着される。また駆
動軸41にはサイドフレーム1に取り付けられて減速機構
を構成するギヤボックス45が連結されている。このギヤ
ボックス45のウオームギヤシャフト46には平歯車47が図
外のベベルギヤを介して直交するように連結されてい
る。この平歯車47にはサイドフレーム1に取り付けられ
た変速機48の出力ギヤ49が噛合されている。変速機48
図示を省略した入力軸にはサイドフレーム1に取り付け
られた前述とは別の駆動軸410がドライブプーリ411,2段
中間プーリ412,ベルト413,414,テンションプーリ415
で構成された動力伝達機構416を介して連結されてい
る。この駆動軸410は図外の織機主軸に連結されてい
る。また変速機48の変速レバー417にはコネクティング
アーム418の一端がピン419で連結され、このコネクティ
ングアーム418の他端がサイドフレーム1にピン420で枢
着したテンションレバー421の中間部にピン422で連結さ
れている。テンションレバー421のピン420とピン422
の間の中間部にはサイドフレーム1に取り付けられたテ
ンションスプリング423とダンパ424とが係留されてい
る。またテンションレバー421の自由端部にはコネクテ
ィングロッド425の一端がピン426で連結され、このコネ
クティングロッド425の他端にはイージングスプリング4
27の一端が結合されている。イージングスプリング427
の他端はイージングレバー428の自由端部に結合されて
いる。このイージングレバー428の基端部は、サイドフ
レーム1の上部から織機後方に延設したホルダプレート
11に回動自在に横架したガイドローラ12の一端部に、回
動自在に装着されている。またイージングレバー428
基端部から上方に延設したアーム429にはイージングロ
ーラ13の一端部が装着されている。このイージングロー
ラ13の他端部は図示は省略してあるが、ガイドローラ12
の他端部に図外のアームを介して支持されており、図外
のアームと前記アーム429とでイージングローラ13がガ
イドローラ12から織機前方で上方に略平行に離れてフロ
ーティング支持されている。従ってイージングローラ13
にテンションスプリング423よりも強い経糸張力がかか
ると、その経糸張力に応じてイージングローラ13がガイ
ドローラ12を中心として織機前方に移動し、このイージ
ングローラ13の移動によりイージングレバー428,イージ
ングスプリング427,コネクティングロッド425,テンショ
ンレバー421,コネクティングアーム418を介して変速レ
バー417が作動して、駆動軸41の回転数が変わる。つま
り駆動手段4はイージングローラ13で経糸張力を検出
し、この経糸張力を変速機48にフィードバックし、駆動
軸41がワープビーム5またはニップ駆動ローラ7のいず
れかを経糸張力が一定となるように回転駆動する。
なお第1,2図中の符号14はサイドフレーム1の後下部
に取り付けられたガイドローラ、15はサイドフレーム1
の後方へ所定寸法離して設置床面に配置されたクリール
であって、これには多数個の撚糸ボビンのような経糸給
糸体16が装着されている。
以上の実施例構造において、送り出し装置をワープビ
ーム方式に構成するには、第3,4図に示すように、サイ
ドフレーム1の取り付け部3にガイドプレート6を貫通
穴3aとねじ穴6aとを介して図外のボルトで締結して装着
するとともに、可動ホルダ2cをピン2bを中心として第4
図に仮想線で示すように開動しておく。そして全経糸Y1
が巻き付けられたワープビーム5のベアリング5cをガイ
ドプレート6上に載置した後、ワープビーム5をサイド
フレーム1側に押す。すると、ベアリング5cが回転しな
がらワープビーム5がガイドプレート6で誘導されつつ
固定ホルダ2a上に移動した後、ベアリング5cが凹部2dに
受容されるとともに、ワープビーム5のドリブンギヤ5d
がドライブギヤ42に噛合される。この後、可動ホルダ2c
を第4図の仮想線示から実線示のようにピン2bを中心と
して閉動して、ボルト2fをガイドプレート6に締結する
一方、ワープビーム5に巻き付けられている全経糸Y1
ガイドローラ12,イージングローラ13,図外のヘルド,図
外のリード,図外のブレストローラ,図外のプレスロー
ラ,図外のサーフェイスローラ,図外のプレスローラに
順次経由されて図外のクロスローラに巻き付けて、準備
作業を終了する。
この準備作業が終了した状態において、作業者が織機
の図外のメインスイッチをオン操作して製織運転を開始
すると、従来と同様に図外のメインシャフトの回転に伴
って図外のヘルドの開口運動により形成された経糸開口
内に図外の緯糸が緯入れされ、この緯糸を図外のリード
で筬打ちして布が織られ、この織布が前記ブレストロー
ラ,プレスローラ,サーフェイスローラ,プレスローラ
を経て前記クロスローラに巻き取られる。この製織運転
中において、メインシャフトの回転にしたがって駆動軸
41が回転し、この駆動軸41の回転によりワープビーム5
が回転し、全経糸Y1が第4図に示す矢印方向にワープビ
ーム5からリード側に順次送り出されるのであるが、そ
の経糸張力がイージングローラ13から変速機48にフィー
ドバックされ、このフィードバックされた経糸張力に応
じて駆動軸41の回転数が変速され、ワープビーム5が駆
動軸41により当該経糸張力を一定とするように回転駆動
される。
さて送り出し装置を前述のワープビーム方式からクリ
ール直取り方式に改造するには、織機の運転停止状態に
おいて、先ずワープビーム5からリード側に送り出され
ている全経糸Y1を取り除くとともに、ワープビーム5を
ホルダ手段2から取り外す。つまり、ボルト2fをガイド
プレート6から取り外して、可動ホルダ2cを開動操作し
た後、ワープビーム5をガイドプレート6側に引き出
す。すると、ワープビーム5のベアリング5cが固定ホル
ダ2aの凹部2dから外れるとともに、ワープビーム5のド
リブンギヤ5dのドライブギヤ42との噛合が解除された
後、ベアリング5cが回転しながらワープビーム5が固定
ホルダ2aからガイドプレート6上に誘導される。この
後、ワープビーム5をガイドプレート6上から例えば台
車上に移動載置して適当な保管場所に運搬する一方、駆
動軸41からドライブギヤ42を取り外し、この駆動軸41
ドライブスプロケット44を取り付ける。
次に第2図に仮想線で示すように可動ホルダ2cが開い
ている状態において、ニップ駆動ローラ7のベアリング
7dをガイドプレート6上に載置した後、ニップ駆動ロー
ラ7をサイドフレーム1側に押して、当該ベアリング7d
を固定ホルダ2aの凹部2dに受容させる一方、ガイドプレ
ート6を取り付け部3から取り外す。そして第1,2図に
示すように、ニッププレスローラ8,9を備えたニッププ
レスローラケース10を取り付け部3に図外のボルトで装
着した後、可動ホルダ2cをピン2bを中心として閉動し、
この可動ホルダ2cの自由端部をボルト2fでニッププレス
ローラケース10に締結するとともに、駆動軸41のドライ
ブスプロケット44とニップ駆動ローラ7のドリブンスプ
ロケット7eとにチェーン43を掛け渡す。
この状態において、クリール15の全経糸給糸体16から
経糸Y2を引き出してガイドローラ14からニッププレスロ
ーラ9、ニップ駆動ローラ7,ニッププレスローラ8,ガイ
ドローラ12,イージングローラ13,図外のヘルド,図外の
リード,図外のブレストローラ,図外のプレスローラ,
図外のサーフェイスローラ,図外のプレスローラに順次
経由させて図外のクロスローラに巻き付けた後、作業者
がねじ棒8b,9bを操作してニッププレスローラ8,9をニッ
プ駆動ローラ7の径方向に接離移動し、ニップ駆動ロー
ラ7とニッププレスローラ8,9とによる全経糸Y2のニッ
プ力を適度に調節して準備作業を終了する。
この準備作業の終了した状態において、作業者が織機
の図外のメインスイッチをオン操作すると、前述のワー
プビーム方式と同様に、図外のメインシャフトの回転に
伴って図外のヘルドの開口運動により形成された経糸開
口内に図外の緯糸が緯入れされ、この緯糸を図外のリー
ドで筬打ちして布が織られ、この織布が前記ブレストロ
ーラ,プレスローラ,サーフェイスローラ,プレスロー
ラを経て前記クロスローラに巻き取られる。この製織運
転中において、メインシャフトの回転にしたがって駆動
軸41が回転し、この駆動軸41の回転によりニップ駆動ロ
ーラ7が回転し、全経糸Y2が第2図に示す矢印方向に経
糸給糸体16からリード側に順次送り出されるのである
が、その経糸張力がイージングローラ13から変速機48
フィードバックされ、このフィードバックされた経糸張
力に応じて駆動軸41の回転数が変速され、ニップ駆動ロ
ーラ7が駆動軸41により当該経糸張力を一定とするよう
に回転駆動され、織布が織られる。
なお送り出し装置をクリール直取り方式からワープビ
ーム方式に変更する場合には、ニッププレスローラケー
ス10とチェーン43とドライブスプロケット44とニップ駆
動ローラ7それぞれを取り外す一方、ガイドプレート6
とドライブギヤ42とワープビーム5とを取り付ければよ
いことは明らかであろう。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ホルダ手段にワープビ
ームとニップ駆動ローラとを選択的に装着するととも
に、この選択的に装着したワープビームまたはニップ駆
動ローラのいずれか一方を、共用の駆動手段で経糸張力
が一定となるように回転駆動することができるので、送
り出し装置をワープビーム方式からクリール直取り方式
に改造したり、あるいはその逆に改造したりすることが
極めて容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクリール直取り方式に構成した送り出
し装置の一実施例の要部を示す斜視図、第2図は第1図
の矢印II方向から見た側面図、第3図は本発明のワープ
ビーム方式に構成した送り出し装置の一実施例の要部を
示す斜視図、第4図は第3図の矢印IV方向から見た側面
図、第5図は従来のワープビーム方式に構成した送り出
し装置を備えた織機の構成図、第6図は従来のクリール
直取り方式に構成した送り出し装置を備えた織機の構成
図である。 1……サイドフレーム、2……ホルダ手段、4……駆動
手段、5……ワープビーム、6……ガイドプレート、7
……ニップ駆動ローラ、8,9……ニッププレスローラ、Y
1,Y2……経糸。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドフレームに設けられてワープビーム
    とニップ駆動ローラとを選択的に装着可能のホルダ手段
    と、 前記サイドフレームに設けられて前記ホルダ手段に選択
    的に装着されたワープビームとニップ駆動ローラとのい
    ずれか一方を経糸張力が一定となるように回転駆動する
    駆動手段と、 を備えたことを特徴とする織機の送り出し装置。
JP26602089A 1989-10-12 1989-10-12 織機の送り出し装置 Expired - Lifetime JP2829421B2 (ja)

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