JP2827645B2 - 写真焼付機の測光装置 - Google Patents

写真焼付機の測光装置

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JP2827645B2 JP35518191A JP35518191A JP2827645B2 JP 2827645 B2 JP2827645 B2 JP 2827645B2 JP 35518191 A JP35518191 A JP 35518191A JP 35518191 A JP35518191 A JP 35518191A JP 2827645 B2 JP2827645 B2 JP 2827645B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焼付するフィルムの
光情報を複数個所に分割して測定するセンサーを、効率
よく且つ簡潔に配設した写真焼付機の測光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の写真焼付機の測光装置は、フィル
ムの送り方向に対して、センサーの複数画素を横切る状
態に直交して並べ、このセンサーでコマ送りするフィル
ムの各コマの光情報を順次分割測定して検出し、このデ
ータに基いて適正に焼付けていた。
【0003】これまでの写真焼付装置では、一般に縦焼
きと横焼きとではネガマスクでのフィルムの送り方向が
90°変わるため、上記センサーの直交配備ではセンサ
ーを移動させ、もしくは固定した単一センサーに対しフ
ィルムの送り方向を転回させることが必要となり、また
フィルムの縦送りと横送りとの二方向に対し各別のセン
サーを固定配備するなどの機構が考えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の測光
装置でのセンサー移動は、機構が複雑となるばかりでな
く、光源の移動も伴って測光部に大きなスペースが必要
となって嵩高い装置となる。
【0005】またフィルムの送り方向を転回させるには
これまた機構が複雑となり、さらに各別にセンサーを配
備するには、高価なセンサーが増加してコストアップに
つながると共に、各々のセンサーの特性を合致させる技
術的な難しさが伴い、且つ縦横の送り方向によって測光
情報に誤差が生じ易い等の問題があり、複雑な作動機構
によるトラブル発生率も高く保守点検の面での問題も抱
えており、この発明はこれら種々の問題解決を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この発明は上記目的を
達成するため、光軸上にネガフィルムの光情報を測定す
るセンサーを配設して成る測光装置において、複数個の
受光画素を線状に配列接続してリニアセンサーとし、該
リニアセンサーを光軸上のネガマスクに相当する測光域
において、反映される前記ネガフィルムの送り方向に対
して斜めに傾斜させた対角線風に配設して成る写真焼付
機の測光装置を提案し、少ない受光画素で簡潔に配設し
たリニアセンサーにより焼付フィルムの光情報を適確に
測定し、適正なプリントを得ることに成功した。
【0007】
【作用】ネガマスクに対し平面上で斜めに配設した単一
のリニアセンサーは、そのままの固定状態でネガマスク
に横方向に送り込まれるネガフィルムに対しても、縦方
向に送り込まれるネガフィルムに対しても、ネガフィル
ムの送り込み移動と相乗して一様に光情報を走査すると
共に、斜めに配設したリニアセンサーは、少ない受光画
素から成る小さい単一チップサイズでネガフィルムの画
面を広範囲に亘り分割して効率よく走査測定する。
【0008】
【実施例】次に、この発明に係る写真焼付機の測光装置
の具体的実施例を図面を用いて説明する。図1はネガマ
スクにおけるリニアセンサーの受光画素の配列を示す図
で、(1)はリニアセンサーで、複数個の正方形の受光
画素(2)(2)を階段状に配列接続した線列部(1
a)の両端に複数個の受光画素(2)(2)を二股状の
枝列部(1b)(1b)に配列接続して成り、リニアセ
ンサー(1)を線列部(1a)がネガマスク(12)に
対し平面上で水平方向の45°角度に傾斜するよう設置
することで、ネガフィルムの横送りおよび縦送りの双方
に均等した走査角度が得られる点で効果がある。
【0009】正方形の各受光画素(2)の接点を階段状
に配列接続することで、少ない受光画素(2)(2)で
受光範囲を多角的に伸展させることができるため、ネガ
フィルム画面の光情報を広範囲に迅速に走査することが
できる点で効果があり、また二股状の枝列部(1b)を
設けることにより、図2,3に示すように135ミリフ
ルサイズおよび135ミリハーフサイズのいずれのネガ
フィルに対しても、受光範囲が上下左右の端部にまで及
んで一層適確な光情報を走査することができる点で効果
がある。
【0010】図2,3は各種ネガマスクでのネガフィル
ムの送り方向に対するリニアセンサーを示す図で、図2
ではリニアセンサー(1)はネガフィルム(20)を左
右方向に送る横焼きについて、(イ)の135ミリフル
サイズのネガフィルム(20a)では、リニアセンサー
(1)は横長のネガマスク(12)の画面に対し平面上
で水平方向に45°傾斜させて対角線風に臨み、(ロ)
の135ミリハーフサイズのネガフィルム(20b)で
は、このリニアセンサー(1)が縦長ハーフサイズのネ
ガマスク(12)に対し平面上で対角線風に傾斜(45
°)して臨んでネガフィルム(20)の光情報を走査す
る。
【0011】図3ではリニアセンサー(1)はネガフィ
ルム(20)を前後方向に送る縦焼きについて、(イ)
の135ミリフルサイズのネガフィルム(20a)で
は、縦長のネガマスク(4)に対し前記45°傾斜のリ
ニアセンサー(1)が対角線風に臨み、(ロ)の135
ミリハーフサイズのネガフィルム(20b)では、この
45°傾斜のリニアセンサー(1)が横長ハーフサイズ
のネガマスク(4)に対し対角線風に臨んでネガフィル
ム(20)の光情報を走査する。
【0012】図4はネガフィルムを左右方向に送る横焼
きにおけるリニアセンサーでの読み取りデータの整理過
程を示す説明図で、連続して横方向にコマ送りして送り
込まれるネガフィルムに対し、45°傾斜のリニアセン
サーの複数個の受光画素で(イ)(ロ)の各画面の光情
報(データ)(21)を順次広範囲に亘り分割して走査
検出して整理する。
【0013】 図5でこの発明を実施せる測光装置を組
込んだ写真焼付機の処理機構を説明すると、写真焼付機
はリニアセンサー(1)を備えた光情報検出部(7)、
焼付部(8)、コントローラー(18)、操作部(1
9)から成り、焼付部(8)の露光光軸(9a)上のネ
ガマスク(12)と焼込用レンズ(14)との間にコン
トローラー(18)に接続せる駆動部(3a)を備えた
移動可能な測光用ミラー(3)を設置して光源(9)を
取り入れ、この取り入れ光軸(9b)上に設けた測光用
レンズ(4)を通してネガフィルム(20)の光情報
B,G,Rを一部ダイクロイックミラー(5)(5)を
介して各々複数個に分割して検出すべく各リニアセンサ
ー(1B)(1G)(1R)を、ネガマスク(12)
相当する各光情報B,G,Rの測光域において、反映す
ネガフィルム(20)送り方向に対し45゜の角度に
傾斜させて配設して光情報検出部(7)を構成し、各リ
ニアセンサー(1B)(1G)(1R)はA/D変換器
(6)を介して焼付部(8)の各部作動を制御するコン
トローラー(188)に接続する。
【0014】焼付部(8)は光源(9)からの光軸(9
a)上に、駆動部(10a)を有するC,M,Yの調光
フィルター(10C)(10M)(10Y)、ミラート
ンネル(11)、ネガフィルム(20)を送り込むネガ
キャリア(12a)と相対するネガマスク(12)、焼
込用レンズ(14)、駆動部(15a)を有するシャッ
ター(15)、印画紙(17)を送り込むペーパーマス
ク(16)を順次設け、ネガキャリア(12a)にはネ
ガフィルム(20)の画面を検出するセンサー(13)
を設けてA/D変換器(13a)を通してコントローラ
ー(18)に接続し、該コントローラー(18)から調
光フィルター駆動部(10a)、ネガキャリア(12
a)、シャッター駆動部(15a)にそれぞれ接続して
各作動を制御する。
【0015】その作動を図5を用いて説明すると、ネガ
フィルム(20)をネガマスク(12)に挿入するとネ
ガキャリア(12a)のパルスモーターが作動し、画面
検出センサー(13)で各フレームのエッジを検出して
A/D変換されてメモリー(18a)に格納してネガマ
スク(12)に順次画面送りする。一方ネガフィルム
(20)挿入と同時に焼付部(8)の光軸(9a)上に
進出させた測光用ミラー(3)で取入れた光軸(9b)
上の各リニアセンサー(1B)(1G)(1R)でネガ
フィルム(20)の光情報を順次測光し、この測光デー
タはA/D変換されてメモリー(18a)に格納され
る。
【0016】コントローラー(18)は、画面検出セン
サー(13)でのデータに基いて、測光データを各フレ
ーム単位に整理して、焼付部(8)での調光フィルター
(10C)(10M)(10Y)の調整量、シャッター
タイム等の露光データを求め、前記測光用ミラー(3)
を光軸(9a)外に後退させる。
【0017】再度、ネガフィルム(20)をネガマスク
(12)に挿入し、先に求めた露光データに基き、コン
トローラー(18)を通して調光フィルター(10C)
(10M)(10Y)とシャッター(15)を制御し、
ネガフィルム(20)の各画面を順次送り焼付ける。
【0018】ネガフィルム(20)を135ミリフルサ
イズまたはハーフサイズに変更する場合は、ネガマスク
(12)をそれ用に交換し、横焼き(横送り)または縦
焼き(縦送り)の変更は、ネガキャリア(12a)を9
0°転回させることにより容易にでき、いずれの場合に
もメモリー(18a)上のデータ整理方法(モード)を
変更するのみで、測光光学系を移動させる必要がなく、
変更操作は非常に簡易である。
【0019】
【発明の効果】 この発明の測光装置は、上記のように
ネガフィルムの画面の光情報を測定するセンサーを、複
数個の受光画素を線状に配列接続したリニアセンサーと
、該リニアセンサーを、ネガフィルムの方形画面に
当する測光域において、反映するネガフィルムの送り方
向に対して斜めの対角線風に傾斜させて配設したことを
特徴とし、横送り(横焼き)および縦送り(縦焼き)の
ネガフィルム画面のいずれにもリニアセンサーが対角線
風に全面接面できるため、送り方向が90゜異なるネガ
フィルムでの焼付けにも単一固定のリニアセンサーでそ
のまま対応することができ、測光装置自体が安価に提供
することができると共に、ネガフィルムの画面送り走行
と相俟って斜めに多角的に分割走査することで、縦横一
様に効率よく測光することができる。
【0020】ことに、単一固定のリニアセンサーによる
測光機構の簡潔化で、安定した測光作動が得られ、トラ
ブル発生を少なくすると共に、保守点検にも簡便である
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施せる測光装置におけるリニアセ
ンサーの受光画素の配列をネガマスクとの関係で示す平
面図である。
【図2】横送りネガフィルム画面に対するリニアセンサ
ーの平面図である。
【図3】縦送りネガフィルム画面に対するリニアセンサ
ーの平面図である。
【図4】横送りネガフィルム画面に対するリニアセンサ
ーでの読み取りデータの整理過程を示す説明図である。
【図5】この発明の測光装置を組込んだ写真焼付機の実
施例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 リニアセンサー 1a 線列部 1b 枝列部 2 受光画素 9 光源 9a 光軸 9b 光軸 12 ネガマスク 20 ネガフィルム

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸上にセンサーを配設してネガフィル
    ムの光情報を測定する測光装置において、複数個の受光
    画素を線状に配列してリニアセンサーとし、該リニアセ
    ンサーを、光軸上のネガマスクに相当する測光域におい
    て、反映される前記ネガフィルムの送り方向に対して斜
    めに傾斜させて配設した写真焼付機の測光装置。
  2. 【請求項2】 前記測光装置は、焼付機の露光光源を
    光用に共用している請求項1の写真焼付機の測光装置。
  3. 【請求項3】 前記リニアセンサーは、配設角度を45
    ゜に傾斜させて成る請求項1または2の写真焼付機の測
    光装置。
  4. 【請求項4】 前記リニアセンサーは、線状に配列した
    受光画素の両端に二股枝状に受光画素を列設して成る請
    求項1乃至3のいずれか1の写真焼付機の測光装置。
  5. 【請求項5】 前記リニアセンサーは、方形の受光画素
    を階段形に接続配列して成る請求項1乃至4のいずれか
    1の写真焼付機の測光装置。
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