JP2827623B2 - モールド型電子部品の製造方法及びリードフレーム - Google Patents

モールド型電子部品の製造方法及びリードフレーム

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JP2827623B2 JP3283486A JP28348691A JP2827623B2 JP 2827623 B2 JP2827623 B2 JP 2827623B2 JP 3283486 A JP3283486 A JP 3283486A JP 28348691 A JP28348691 A JP 28348691A JP 2827623 B2 JP2827623 B2 JP 2827623B2
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浩介 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産効率の良いモールド
型電子部品の製造方法及びリードフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】タンタルコンデンサやフィルムコンデン
サ等の電子部品は、例えばモールド法を用いて製造して
いる。モールド法を用いて製造するには、図に示す通
りの構成の金属製のリードフレーム40を用いる。この
リードフレーム40は、タイバー41及び42間を、端
に設けた連結部43で連結するとともに、タイバー41
及び42間に素子を接続するための端子部44を1個づ
つ複数列設け、かつ端子部44間をしきるためのセクシ
ョンバー45を交互に設けている。図に示す通り、端
子部44に素子46を接続した後は、このリードフレー
ム40毎にその後の処理を行う。すなわち、素子46を
接続後、リードフレーム40をモールド装置まで搬送
し、樹脂モールド処理を行い、外装47を形成する。外
装47を形成後、エージング処理等を行い、さらに端子
部44をタイバー41及び42から切断分離する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリード
フレーム40を用いる製造方法では、1回で各処理を行
える素子46の数が少なく、できるだけ素子46間のピ
ッチを狭くする対策もしているが効果が低く、所定時間
内の製造個数を増加し難い欠点がある。
【0004】本発明の目的は、以上の欠点を改良し、生
産効率を向上でき、安価なモールド型電子部品の製造方
法及びリードフレームを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の目的を達成するために、リードフレームのタイバー間
に素子を接続した後、樹脂モールド処理をして前記素子
に外装を形成するモールド型電子部品の製造方法におい
て、タイバー間に少なくとも1列は2個以上の素子を直
列に接続し、隣接する列の素子どうしを互いに前記タイ
バーから異なる位置に配置することを特徴とするモール
ド型電子部品の製造方法を提供するものである。
【0006】請求項2の発明は、タイバー間に、素子を
接続するための端子部を設けたリードフレームにおい
て、少なくとも1列は2個以上の端子部を直列に設け、
隣接する列の端子部どうしを互いにタイバーから異なる
位置に配置することを特徴とするリードフレームを提供
するものである。
【0007】
【作用】リードフレームのタイバー間に少なくとも1列
は2個以上の素子を直列に接続し、隣接する列の素子ど
うしを互いに前記タイバーから異なる位置に配置してい
るため、1個のリードフレームに接続できる素子を増加
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
先ず、タンタル粉末を圧縮成形し、同時に直径0.25
mmのタンタル線を埋めその一端を引き出す。そしてこ
の成形体を焼成し、1.02mm×1.82mm×1.
45mmの大きさのタンタルの多孔質の焼結体を形成す
る。焼結体を形成後、この焼結体を0.1%硝酸液中に
浸漬し、陽極化成し、表面に誘電体となる酸化皮膜を形
成する。酸化皮膜を形成後、焼結体を硝酸マンガン溶液
中に浸潰し、加熱して酸化皮膜表面に固体電解質となる
二酸化マンガンを析出し、この処理を繰り返して所定の
厚さの二酸化マンガン層を形成する。二酸化マンガン層
を形成後、焼結体をカーボン分散水中に浸漬し、乾燥し
てカーボン層を形成する。カーボン層を形成後、焼結体
を導電性銀ペースト中に浸漬し、焼付法により銀ペース
ト層を形成して、タンタル固体電解コンデンサの素子と
する。
【0009】また、リードフレーム1は図1に示す通り
の構造とし、ステンレス等の金属を材質を用いる。すな
わち、長方形状のタイバー2及び3間を、端に設けた連
結部4によって連結する。そして、タイバー2及び3間
に、素子を接続するための端子部5及び6を直列に2個
設けた列を一列おきに複数列設ける。また、タイバー2
及び3間に1個の端子部7を設けた列を前記の列の間に
設ける。この場合、直列に設けた2個の端子部5及び6
と、この端子部5及び6を設けた列に隣接する列に設け
た端子部7とは互いにタイバー2及び3から異なる位置
にくるように配置し、特に、2個の端子部5及び6の間
の中間部8に1個の端子部7を対向して配置する。
【0010】そして図2に示す通り、このリードフレー
ム1の端子部5、6及び7に素子9、10及び11を接
続する。接続は、素子9〜11の最外周部の銀ペースト
層を導電性銀ペーストを用いて固着するとともに、引き
出したタンタル線12〜14の先端を抵抗溶接法で溶着
して行う。なお、素子9〜11は同一の極性を同一の方
向に向けて端子部5〜7に接続する。
【0011】素子9〜11をリードフレーム1に接続
後、このリードフレーム1の単位樹脂モールド処理を
行い、図3に示す通り、外装15〜17を形成して、外
装被覆素子18〜20を造る。
【0012】外装15〜17を形成後、エッチング処理
等を行い、端子部5〜7をタイバー2及び3から切断分
離する。
【0013】分離後、端子部5〜7の一部を成形して固
体電解コンデンサを造る。
【0014】この実施例によれば、直列に配置した2個
の外装被覆素子18及び19と1個の外装被覆素子20
との間隔を短くできるため、リードフレーム1の寸法が
比較的小さくても、素子数を多くできる。
【0015】図4も、本発明の他の実施例を示す。この
実施例では、セクションバーを省いて、リードフレーム
30のタイバー31及び32間に、直列配置した2個の
端子部と、直列に配置した3個の端子部とをタイバー3
1及び32に沿って交互に配列するとともに、3個の端
子部の間の中間部33に2個の端子部を対応させて配置
している。そして各端子部には素子を接続し、外装を形
成して、外装被覆素子34及び35を造る。この実施例
においても、リードフレーム30に接続できる素子数を
多くできる。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、請求項1の発明の製造方法
によれば、タイバー間に少なくとも1列は2個以上の素
子を直列に接続し、隣接する列の素子どうしを互いにタ
イバーから異なる位置に配置しているために、リードフ
レームの単位面積当りの素子数を増加でき、一度に処理
できる素子数が増え生産効率を向上でき、安価に製造で
きるモールド型電子部品が得られる。 また、請求項2の
発明によれば、タイバー間に素子を接続するための端子
部を少なくとも1列は2個以上を直列に設け、隣接する
列の端子部どうしを互いにタイバーから異なる位置に配
置しているため、請求項1のモールド型電子部品の製
方法の実施に直接使用するリードフレームが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリードフレームの平面図を示
す。
【図2】図1のリードフレームに素子を接続した状態の
平面図を示す。
【図3】図2のリードフレームの素子に外装を設けた状
態の平面図を示す。
【図4】本発明の他の実施例に用いるリードフレームに
素子を接続し外装を設けた状態の平面図を示す。
【図5】従来のリードフレームの平面図を示す。
【図6】従来のリードフレームに素子を接続し外装を設
けた状態の平面図を示す。
【符号の説明】
1,30…リードフレーム、 2,3,31,32…タ
イバー、5,6、7…端子部、 9,10、11…素
子、18,19,20,34,35…外装被覆素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 4/228 H01G 9/012

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームのタイバー間に素子を接
    続した後、樹脂モールド処理をして前記素子に外装を形
    成するモールド型電子部品の製造方法において、タイバ
    ー間に少なくとも1列は2個以上の素子を直列に接続
    し、隣接する列の素子どうしを互いに前記タイバーから
    異なる位置に配置することを特徴とするモールド型電子
    部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 タイバー間に、素子を接続するための端
    子部を設けたリードフレームにおいて、少なくとも1列
    は2個以上の端子部を直列に設け、隣接する列の端子部
    どうしを互いにタイバーから異なる位置に配置すること
    を特徴とするリードフレーム。
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