JP2826925B2 - モザイクタイルシートの形成方法 - Google Patents

モザイクタイルシートの形成方法

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JP2826925B2
JP2826925B2 JP4179028A JP17902892A JP2826925B2 JP 2826925 B2 JP2826925 B2 JP 2826925B2 JP 4179028 A JP4179028 A JP 4179028A JP 17902892 A JP17902892 A JP 17902892A JP 2826925 B2 JP2826925 B2 JP 2826925B2
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tile
mosaic
sheet
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mosaic tile
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元子 井伊谷
純 大井
岳文 岩田
勝彦 生田
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KOMUZU JUGEN
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KOMUZU JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色違いのタイル片を組
み合わせ、壁面等に大きな絵模様を表現するに際し、そ
の絵模様の一単位を構成するタイル片の組み合わせから
成るモザイクタイルシートの製造方法に関する。尚ここ
でいう色違いとは、同じ色でも模様や着色部分の面積の
違いによって全体の濃度が相違して見えるものも含め
る。
【0002】
【従来の技術】壁画のような大きな絵模様になると、机
上では全体を実寸で表現することは不可能である。そこ
で従来は、広い床面に下絵を描き、その上に直接タイル
片を配列して絵模様を完成させ、その配列を崩すことな
く一単位毎に分割してシート貼りしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】絵模様全体を表わすこ
とができる広さの床面を完成するまで独占していては他
の仕事ができなくなる。殊に一辺が10mを越すような
壁画となれば、そのような広い作業場所を確保するだけ
でもむずかしいし、タイル片の配列は、熟練者の勘に頼
らざるを得ない。従って簡単な図形程度であればともか
くも、写真や絵画調となると非常に効率が悪く、品質も
作業者の能力に左右されて一定させにくかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、組み合わせる
ことによって一つの大きな絵模様が完成されるモザイク
タイルシートの製造方法であって、その構成は、所望の
絵模様を、コンピュータの画像処理により、先ず実寸に
対応したモザイクタイルシートの大きさのブロックに分
割し、その各ブロックをモザイク化するか、先に全体を
モザイク化し、モザイク化した画像を実寸に換算したモ
ザイクタイルシートの大きさに分割し、各分割したブロ
ック毎のモザイクパターンに従ってタイル片を配列する
ことにある。
【0005】
【作用】タイル片の配列パターンはコンピュータ処理に
よってモザイク化したものであるから、モザイク化のプ
ログラムに忠実で、原画が写真や絵画であっても品質は
一定している。又その配列パターンに基いてタイル片を
配列するのであるから、誰にでも切り貼りの要領で容易
に行なえる。
【0006】
【実施例】本発明に係るモザイクタイルシートの形成方
法を図面に基いて説明する。1は原画であり、この原画
を基本に10畳余りの壁画をモザイクタイルで形成する
とすると、先ず原画1をイメージリーダ等を利用してコ
ンピュータに読み込ませる。10畳は約16m2 にあた
るから、これを一区画が略0.1m2 となるように16
0のブロック2.2・・に等分し、その160等分され
た1つのブロック2を拡大表示してその画像を更に10
0のマスに区切って各マス内が夫々一色で現されるよう
に全面モザイク処理を施し、そのモザイク処理された画
像をプリントアウトする。プリントアウトは実寸でなく
てもかまわない。
【0007】前記プリントアウトされた用紙を、タイル
片配列指示シート3として使用する。このタイル片配列
指示シートは、例えばそのタイル片配列指示シート3
と、そのシートと同じマス数の配列枠4とを並べて配置
し、シートの配列を見乍ら、各マスの色に合致したタイ
ル片5を選択して一マスずつ配列枠内を埋めていく。し
かる後、タイルの裏面へ紙或は網を貼り着けて配列が崩
れないように一体化すれば、モザイクタイルシートが形
成される。このようにして160総てのブロックについ
てモザイクタイルシートを作成する。
【0008】160枚総てのブロックが完成されたら、
それが一組となる。各ブロックのタイル片配列指示シー
トには、夫々全体に対してどの位置に相当するかを明記
しておく。それによって、タイル貼りする場合、明記さ
れた位置へ順に配列することができるし、総てを貼り終
えれば壁画の完成である。
【0009】前記実施例において、1ブロックを1m2
としたのは、モザイクタイルシートの大きさが通例1m
2 を基準としているからであり、又それを100のマス
に区切ったのは、マッチ箱よりやや小さめのタイルを使
用しようとする意図からであって、シートやタイルの大
きさは自由に決定できる。更にモザイク処理に関して
は、100のマスに区切って各マス内が夫々一色で現さ
れるようにすると説明したが、実際には、使用するタイ
ルの大きさを優先し、一マスの大きさを指定して実行す
ることになるであろう。そしてモザイク処理は、碁盤状
のマス目であろうと、煉瓦積みの配列であろうとモザイ
ク状であればその配列パターンを限定するものでなく、
形状も四角型に限らず円形、六角形などを選択し、それ
に応じた形状のタイル片を採用してもかまわない。
【0010】前記実施例のコンピュータ処理では、実寸
に対応したモザイクタイルシートの大きさのブロックに
分割してその各ブロックの画像をモザイク化している
が、先に全体の画像をモザイク化し、モザイク化した画
像を実寸に換算したモザイクタイルシートの大きさに分
割することもできる。又実施例では、タイル片配列指示
シートを作成し、そのタイル片配列指示シートに従って
タイル片の選択、配列等を人手により行なう場合を説明
したが、今後、コンピュータ制御可能なタイル片の選
択、配列装置が開発されれば、タイル片配列指示シート
のプリントアウトを省略することも可能であり全自動化
も夢ではない。
【0011】本発明は、陶磁製のタイルばかりでなく、
リノリューム製やガラス製等、各種のモザイクタイルに
応用でき、1枚のシートの中に、異種形状のものを混在
させることも可能である。本発明で実行される画像処理
は、市販のプログラムを利用することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータの画像処
理技術を効果的に利用して、タイル片配列パターンとな
るモザイクパターンを作成し、そのタイル片配列パター
ン従ってモザイクタイルの配列を行なうので、作業の標
準化が図れ、作業効率が飛躍的に向上すると共に、品質
管理面での信頼性も高い。又コンピュータとの連動で、
タイル片の選択、配列の自動化も大いに期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原画の説明図である。
【図2】画像のモザイク処理工程を示す説明図である。
【図3】タイル片配列指示シートをプリントアウトする
説明図である。
【図4】タイル片配列指示シートに従ってタイル片を配
列する作業説明図である。
【図5】従来例の説明図である。
【符号の説明】 1・・原画、2・・ブロック、3・・タイル片配列指示
シート、4・・配列枠、5・・タイル片。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/08 102 B44C 1/28 G06F 17/50 G06T 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の絵模様を、コンピュータの画像処
    理により、実寸に対応したモザイクタイルシートの大き
    さのブロックに分割してその各ブロックをモザイク化
    し、各ブロック毎のモザイクパターンに従ってタイル片
    を配列することを特徴としたモザイクタイルシートの形
    成方法。
  2. 【請求項2】 所望の絵模様を、コンピュータの画像処
    理により、全体をモザイク化し、モザイク化した画像を
    実寸に換算したモザイクタイルシートの大きさのブロッ
    クに分割し、各分割したブロック毎のモザイクパターン
    に従ってタイル片を配列することを特徴としたモザイク
    タイルシートの形成方法。
JP4179028A 1992-06-12 1992-06-12 モザイクタイルシートの形成方法 Expired - Lifetime JP2826925B2 (ja)

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JP2009202563A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Riki Sakurai エコモザイクアート工作画およびその作製法

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