JP2826267B2 - システムフロア用埋設分電盤 - Google Patents

システムフロア用埋設分電盤

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JP2826267B2
JP2826267B2 JP6104418A JP10441894A JP2826267B2 JP 2826267 B2 JP2826267 B2 JP 2826267B2 JP 6104418 A JP6104418 A JP 6104418A JP 10441894 A JP10441894 A JP 10441894A JP 2826267 B2 JP2826267 B2 JP 2826267B2
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光男 矢野
洋一 渡辺
敏和 谷藤
秀成 高橋
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  • Floor Finish (AREA)
  • Distribution Board (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、システムフロアに埋設
する分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、OA機器の普及に伴い、オフィス
内に配されるケーブルの量が飛躍的に増加しているが、
同時に、床面に露出したケーブルによって様々な弊害が
生じている。例えば、ケーブルが通路を横切って配設し
てあると、オフィスの美観を損うのみに止まらず、歩行
の妨げともなり、万が一足を引っ掛けると、転倒して負
傷したり、OA機器の電源プラグが外れ、作業中のデー
タが消失する等の事故が発生しやすくなる。この様な弊
害を取り除くために、ブロック状のフロアパネルを捨床
上に敷き詰めることによって、該フロアパネルの下に配
線用の空隙を確保し、その空隙を通じてケーブルを配設
する形態のシステムフロアが、近年多く採用されてい
る。
【0003】ビルなどにおいては、配電盤から各フロア
へ分岐幹線(以下幹線と略称する)を配設し、前記幹線
と、負荷が直接接続される枝線との分岐点に、分電盤を
設けるのが一般的である。これは、過電流、短絡事故な
どの悪影響を最小範囲に押さえるためのものであるが、
前記フロアパネルの敷設による床下配線を行う場合にお
いても、分電盤を設けることが有益であることは言うま
でもない。従来技術としては、例えば、オフィスに敷設
されるフロアパネル内部に組込まれ、系統毎に回路遮断
器を設けた床下埋設用の分電盤が、特開平1−1335
11号公報に開示されている。これは、前記安全面の効
果を有するのみならず、分電盤を壁面に取付けることに
伴う壁面工事を減少させて工費を削減すると共に、壁面
に設置する電気系の設備を減少させ、見栄えを良くする
効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来手段の構成では、施工の際、各系統の端子台に接続す
る工具が必要となる他、回路遮断器が上方に面して固定
してあるという点に問題がある。即ち、回路遮断器が上
方に面していると、その操作スイッチの分だけオフィス
全体のフロアパネルを高く設定する必要があり、該分電
盤に対応するフロアパネルを製造するコストが、型枠の
大きさや、樹脂量の面で割高となる。又、枝線のケーブ
ルは、一般的に回路遮断器の一カ所からまとめて引出し
てあり、回路遮断器の操作スイッチと、それに対応する
系統の出力ケーブルとを、一見して結び付けることが困
難であるから、回路遮断器の操作スイッチやケーブルに
それぞれラベルを付けておくか、それでなければ、増設
や移設等の際に、ケーブルを手繰り寄せて接続先を確か
めなければならない。その上、配線用の空隙は、元来ス
ペースが限られているので、枝線を分電盤内の端子台か
ら一括して引出すと、部分的にケーブルが集中し、相互
に絡み合う頻度が高くなり、所望ケーブルの限定がより
困難になる。従って、単一系統の配線レイアウトを換え
る場合であっても、作業が極めて繁雑となり、ケーブル
を手繰ることによって断線を引き起こす可能性もあっ
た。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、比較的低いフロアパネルによるシ
ステムフロアにも埋設でき、分電盤やフロアコンセント
の移設や増設が容易且つ確実で、ケーブルが配線空隙の
一部に集中しにくいシステムフロア用埋設分電盤の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】捨床上にフロアパネルを
敷設して成るシステムフロアへ埋設する分電盤であっ
て、筐体の側面に、幹線から分岐した枝線の回路遮断器
と、その出力端子に接続した枝線プラグ差込口を並設し
て成る分電パネルを、少なくとも二方向に面してそれぞ
れ設けたことを特徴とする。前記筐体の側板へ、更に幹
線プラグ差込口を設けても良い。
【0007】
【作用】プラグ差込口が設けてあるので、フロアコンセ
ント等のモジュールに接続するケーブルにプラグを設け
ておけば、ケーブルの接続に工具が不要となる。又、回
路遮断器とプラグ差込口を並設して成る分電パネルを、
枝線毎に設けることによって、各回路遮断器と各出力段
との接続が判断しやすくなる。更に、該分電パネルを、
少なくとも二方向に面して、それぞれ側板に固定し、分
電盤の周辺におけるケーブルの集中を防止すると共に分
電盤の高さを低く押さえる。そして、筐体側板の少なく
とも一方に、幹線に接続した幹線プラグ差込口を設ける
ことによって、その分電盤を介した別の分電盤の増設を
容易にする。
【0008】
【実施例】以下、本発明によるシステムフロア用埋設分
電盤の一例を、図面に基づいて説明する。
【0009】本実施例で使用したフロアパネル2は、合
成樹脂から成り、平面形状がほぼ直角二等辺三角形のパ
ネル本体2aと、該パネル本体2aの二等辺の下縁に沿
って側方へほぼ平均的に突出する鍔部2bとを、一体的
に成形したものである。二等辺には、更に、その上縁に
沿ってそれぞれ切欠部11,11が形成してあり、前記
鍔部2bには、二等辺に面して隣接するフロアパネル2
同士が相互に係り合うように、凹凸に成形した係止部
(図示省略)が設けてある。このフロアパネル2,2一
対で正方形のブロックを形作り、それを縦横に敷設する
と、各フロアパネル2の鍔部2bの上方に、前記切欠部
11,11で縁取りされた溝が形成される。該切欠部1
1に、正方形、或いは長方形の溝パネル12の側縁を載
置して溝を閉じることによって、ケーブルを配するため
の配線空隙13が形成される。
【0010】本発明の分電盤は、導電金属から成る方形
状の筐体3に、回路遮断器6、枝線プラグ差込口7、幹
線プラグ差込口10を設けたものである。本実施例で
は、筐体3の内部に固定した分電モジュール14で一本
の幹線4から四方に枝線5を分岐して、一本の枝線5に
付き一つの回路遮断器6を接続し、該回路遮断器6の出
力端子から更に三つに分岐し、それぞれに枝線プラグ差
込口7を設けたものである。
【0011】前記回路遮断器6と三つの枝線プラグ差込
口7を、横一列に並べて分電パネル8とし、筐体3の各
側板9に、それぞれ一個づつ固定する。又、各分電パネ
ル8に隣接して、幹線4に接続する幹線プラグ差込口1
0が一つずつ設けてあり、該幹線プラグ差込口10は、
プラグ15が容易に外れないように、回転して係止され
るように構成してある。
【0012】本発明による分電盤は、本来、一対のフロ
アパネル2で形作る正方形ブロックの敷設位置に配設す
るものである。図3に示すように、正方形の一ブロック
が欠如した箇所に該分電盤を固定して、該分電盤の上方
に板状のフロアパネル(封止板16)を、その四方に存
在する切欠部11に掛けた状態で載置しても良いし、分
電盤を組込むための収納部と、分電盤の分電パネル8が
露出する窓を設けた埋設用フロアパネル17を形成し
て、分電盤を一体的に組込み、普通のフロアパネル2と
同様に敷設しても良いが、いずれにしろ、人に踏まれる
床下に、薄い板材を介して埋設されるものであるから、
分電盤が潰れないように、筐体3の内部には、補強用の
仕切板等を適宜設けておくことが望ましい。埋設用フロ
アパネル17に組込まない場合の分電盤の固定方法は、
前記フロアパネル2と同様、係止部を設けた鍔部19を
分電盤の筐体3と一体的に設け、周囲のフロアパネル2
の鍔部2bに係止しても良いし、分電盤の下面と捨床1
の表面とを両面テープ等で接着しても良い。
【0013】本発明による分電盤は、以上の如く構成し
てあり、分電パネル8に設けられた枝線プラグ差込口7
に所定モジュールのプラグ15を差込むことによって、
工具を用いることなく配線作業を行うことができる。し
かも、前記分電パネル8は、該分電盤の四方側板9に設
けてあるので、作業箇所に面した分電パネル8のプラグ
差込口7を使用すれば、最短距離で配線でき、図3に示
すように、各側板9の分電パネル8へ、フロアコンセン
トなどの各種モジュールのプラグ15が放射状に差込ま
れるので、他のケーブルと交差したりケーブルが大きな
束になったりすることが少ない。その他、回路遮断器6
の操作スイッチ18が側方を向くことによって、分電盤
の上方に、該スイッチ17を収容する分のスペースを設
ける必要がなく、比較的低いフロアパネルにも用いるこ
とができる。
【0014】又、枝線5毎に回路遮断器6を設けてある
ので、過電流事故、或いは短絡事故などの被害を最小限
にすることができる。そのうえ、該回路遮断器6と、そ
の出力端子に接続する枝線プラグ差込口7を並設して分
電パネル8を構成してあるので、作業箇所に面した分電
パネル8に各種モジュールのプラグ15を差込んでおけ
ば、例えば、原因不明の回路遮断事故が起こった場合
に、予め各枝線5と各種モジュールとの関連図を設けた
り、配線をたどったりしなくとも、回路遮断器6の操作
スイッチ18を確認すれば、直ちに事故モジュールを、
ある程度限定することができる。
【0015】更に、本発明による分電盤には、幹線4を
引き出すための幹線プラグ差込口10が設けてあるの
で、該幹線プラグ差込口10を介して、幹線4の遮断電
流を上限とした複数段の接続も可能である。ただし、複
数段接続することを前提として構成する場合は、幹線用
のケーブルに電流許容量の十分高いものを選定する必要
がある。
【0016】尚、本発明によるシステムフロア用埋設分
電盤は、フロアパネル2の最小単位一対で構成される正
方形ブロックに収まるように設定されており、且つ高さ
も該フロアパネル2より十分低く設定されているので、
分電機能を有することによって設置する箇所が限定され
ることなく、最も好都合な箇所に設置することができ
る。この分電盤のサイズは、配設時の自由度を制限しな
いことが重要であるから、2ブロック、或いは4ブロッ
ク程度が望ましい。又、その形状も方形状に限定される
ものではなく、例えば円形状に形成しても良い。
【0017】更に、筐体3に前記分電パネル8を取り外
し可能に設け、前記分電モジュール14と分電パネル8
とを、プラグ差入口を介して接続し得るように構成すれ
ば、分電盤の筐体3を異なる形状に設定したとしても、
共通の分電パネル8を用いて必要系統数を適宜接続する
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上の如く、本発明によるシステムフロ
ア用埋設分電盤を使用すれば、ケーブルが集中しないの
で、所望ケーブルの判別や抜き出しを容易に行うことが
できると共に、ケーブルの行き先を容易に判断すること
ができる。又、工具を用いることなく容易にモジュール
間をプラグで接続できるので、配線の増設に大袈裟な工
事を行う必要がなく、オフィス内のレイアウトを変更す
る際にも、容易に各種モジュールの移設を行うことがで
きる。その上、事故モジュールの限定或いはモジュール
交換が容易且つ短時間で行うことができる等、優れた保
守性をも兼ね備えており、該分電盤対応のフロアパネル
の製作コストを低く押さえやすいことも相俟って、OA
機器増加の一途をたどるオフィスの設計に、顕著な実用
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムフロア用埋設分電盤の一
部切欠した平面図である。
【図2】前記分電盤の埋設例を示す縦断面図である。
【図3】前記分電盤を用いた配線例を示した斜視図であ
る。
【図4】前記分電盤の他の埋設例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 捨床 2 フロアパネル 2a 本体 2b 鍔部 3 筐体 4 幹線 5 枝線 6 回路遮断器 7 枝線プラグ差込口 8 分電パネル 9 側板 10 幹線プラグ差込口
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 洋一 秋田県秋田市川元下町4番16号 株式会 社ユアテック秋田支社内 (72)発明者 谷藤 敏和 秋田県秋田市川元下町4番16号 株式会 社ユアテック秋田支社内 (72)発明者 高橋 秀成 秋田県秋田市川元下町4番16号 株式会 社ユアテック秋田支社内 (56)参考文献 特開 平3−226215(JP,A) 特開 平1−133511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02B 1/32 H02B 1/42 H02G 3/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捨床(1)の上にフロアパネル(2)を
    敷設して成るシステムフロアへ埋設する分電盤であっ
    て、筐体(3)の側面に、幹線(4)から分岐した枝線
    (5)に接続した回路遮断器(6)と、その出力端子に
    接続した枝線プラグ差込口(7)を並設して成る分電パ
    ネル(8)を、少なくとも二方向に面してそれぞれ設け
    たことを特徴とするシステムフロア用埋設分電盤。
  2. 【請求項2】 前記筐体(3)の側板(9)に、幹線
    (4)に接続した幹線プラグ差込口(10)を少なくと
    も一方向に面して設けたことを特徴とする請求項1記載
    のシステムフロア用埋設分電盤。
JP6104418A 1994-04-19 1994-04-19 システムフロア用埋設分電盤 Expired - Lifetime JP2826267B2 (ja)

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