JP2825970B2 - 画像音声再生装置 - Google Patents

画像音声再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープレコーダやビデオディスクプレ
ーヤ等画像音声情報の再生を行う画像音声再生装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
近年、家庭においてビデオテープレコーダ(以下VTR
という)やビデオディスクプレーヤ等の画像音声情報を
扱う画像音声再生装置の普及が進み、品質の向上と共
に、より高度な使い方に対する要求が高まりつつある。
従来、VTRやビデオディスクプレーヤから再生された
画像情報を表示する画像表示装置としては、テレビジョ
ン受像機等のようにチューナを内蔵したもの(以下TV)
という)とディスプレイ装置のようにチューナを内蔵し
ていないもの(以下モニタという)とがある。画像表示
装置としてモニタを使用した場合、その表示出力対象と
なるのは、VTRやビデオディスクプレーヤ等のような画
像音声再生装置から再生される画像音声情報又は他のチ
ューナ等から供給される画像音声再生信号である。一
方、放送電波を受信するTVを使用し、画像音声再生装置
からの再生画像情報をこのTVに入力した場合、その表示
対象となるのはTV本体に内設されたチューナからの画像
信号とTV本体に附設されたビデオ入力端子からの画像信
号のいずれかである。従ってVTRやビデオディスクプレ
ーヤからの再生画像情報を表示する際には、TVが表示す
る画像信号がビデオ入力からのものになるようにその都
度TV本体を切換えていた。このようにモニタ又はTVに対
する画像信号の操作は、これらが接続されている画像音
声再生装置とは独立した形で個々に行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような従来の構成では、画像音声再
生装置と画像表示装置を用いて画像信号の再生が終了
し、画像音声再生装置の電源が切られた後も、画像音声
情報を表示するために接続しているモニタ又はTVについ
てはその電源が入ったままであり、画像音声再生装置の
電源が切られる以前の状態が続いている。そのため、画
像表示装置がモニタやTVのいずれであっても電源が投入
されたままの状態でビデオ入力端子からの画像信号が引
続き接続されているため、無意味な画面が表示がされる
状態となる。
そこでVTRやビデオディスクプレーヤの再生終了時
に、画像表示装置の種類がモニタの場合にはその電源を
切るという操作をしなければならない。又画像表示装置
の種類がTVの場合にはTVの電源を切るか、又は表示する
画像信号をビデオ入力端子の信号からチューナの信号に
切換えるという操作を、人間がそのときの状況を判断し
ながら行う必要がある。その結果決まった状況下で毎回
人手を煩わし、又次の動作への移行が即座に行えないと
いう問題点を有していた。
本発明はこのような従来の問題点を解消するためにな
されたものであって、人間による判断と手入力操作を減
少させることによって、TVやモニタ等の画像表示装置に
対する作業の省力化と高速化を図り、操作性を向上する
画像音声再生装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は記録媒体から情報を読出す再生手段を有し、
再生手段の出力信号又はチューナからの出力信号を受け
て画像を表示する画像表示装置が接続されて、再生手段
からの情報を出力する画像音声再生装置であって、画像
音声再生装置の電源のオフを検知する検出手段と、検出
手段の出力に基づいて画像表示装置内のチューナの有無
を検知する調査手段と、調査手段の出力により画像表示
装置はチューナを有しないとき画像表示装置の電源をオ
フとし、チューナを有するときチューナからの出力信号
により画像表示装置を駆動する制御手段と、を具備する
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
このような特徴を有する本発明によれば、記録媒体か
ら情報を読出し再生する画像音声再生装置において、こ
の装置の電源がオフしたことを検知する検出手段と、TV
やモニタ等の画像表示装置がチューナを有しているか否
かを検知する調査手段とを設けたことにより、画像音声
再生装置の電源をオフしたとき、検出手段と調査手段の
出力により画像表示装置の状態を制御する制御手段を作
動させることとなる。
この制御手段の働きにより画像表示装置がチューナを
有するTVの場合には、表示される画像がチューナからの
出力信号によるものとなり、チューナを有しないモニタ
の場合には、このモニタの電源が自動的にオフされて不
要な画像が表示されなくなる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の一実施例における画像音声再生装置
の全体構成を示した機能ブロック図である。
第1図において、本実施例の画像音声再生装置1で
は、画像音声情報等を記録再生する記録媒体2を装填す
ることにより、記録媒体2に記録されている画像音声情
報を点線矢印で示すように読出し出力する再生手段3を
中心として構成されている。この外に再生手段3が出力
した点線矢印で示す画像情報を表示する画像表示装置4
が外部に接続される。又画像音声再生装置1の電源をオ
フとするスイッチ信号を検出する検出手段5と、画像表
示装置4の種類を検知する調査手段6と、画像表示装置
4の画像信号の表示状態を制御する制御手段7が、本実
施例の画像音声再生装置1に夫々設けられている。
ここで検出手段5,調査手段6,制御手段7は実際にはマ
イクロコンピュータとその制御プログラムを保存するメ
モリ、及び入出力インターフェース等によって構成され
ている。第1図の実線矢印はこれらの間の制御手段を示
すものである。
又画像音声再生装置1は具体的にはVTRやビデオディ
スクプレーヤであり、これらに内設された再生手段3,検
出手段5,調査手段6,制御手段7等へ安定化された電源を
供給し、電源をオンオフする図示しないスイッチを持つ
電源回路8が設けられている。
画像音声再生装置1の電源のオフは、この装置全体の
電力を供給する電源回路8に設けたスイッチのスイッチ
信号を検出手段5により検出して行っている。このと
き、画像表示装置4に対して各種の制御が完了するま
で、検出手段5,調査手段6,制御手段7等の回路に供給す
る電源の電圧が切れないように図示しない電源オフデレ
イが作動している。
画像表示装置4と制御手段7及び調査手段6との間の
制御信号は、機器間制御信号ラインとしてのデジタルド
メスティックバス(D2B)を介して伝送されている。
画像表示装置4が放送電波を受信して画像音声信号を
出力するTVの場合には、そのTV本体にチューナ9を内蔵
しており、外部接続機器からの画像音声信号を受入れて
その画像を表示し、音声を出力するためのビデオ入力端
子10を有している。放送電波を受信せず、外部接続機器
からの画像音声信号を表示するだけのモニタ等の場合に
は、そのモニタ本体にはチューナ9を内蔵していない。
以上のように構成されたこの実施例の画像音声再生装
置1において、以下その動作を説明する。
まず画像音声再生装置1の第1の動作は、画像音声情
報の再生である。即ち第1図点線の矢印で示すように記
録媒体2に記録されている画像情報又は画像音声情報を
再生手段3が読出し、画像表示装置4に出力し、画像表
示装置4は画像信号を表示する。
次に画像音声再生装置1の第2の動作は画像表示装置
4の制御であり、第2図を用いて説明する。
第2図は第1図の検出手段5,調査手段6及び制御手段
7における処理内容の一例をフローチャートに基づいて
詳細に説明した図である。第2図で、まずステップ21に
おいて検出手段5で画像音声再生装置1の電源回路8の
スイッチが切られたことを検出する。このスイッチ信号
が得られるとステップ22に進み、調査手段6に検出手段
5から調査を行うように調査依頼信号を送出する。次に
ステップ23に進み、調査手段6がD2Bを介して画像表示
装置4がチューナ9を内蔵しているかどうかを調査し、
ステップ24でその調査結果としての出力と、画像表示装
置4に対して制御を行うように制御依頼信号を制御手段
7に送出する。制御手段7はステップ25において画像表
示装置4内にチューナ9を内蔵していると判断された場
合には、ステップ26に進んで画像表示装置4で表示する
画像信号をビデオ入力端子10の画像音声信号から、チュ
ーナ9の画像音声信号に切換えるように制御する。画像
表示装置4内にチューナ9を内蔵していない場合には、
ステップ25より27に進んで画像表示装置4の電源を切
る。尚ステップ26,ステップ27における入出力信号の処
理は、D2Bによる制御を用いる。
ここではステップ21,22は画像音声再生装置1の電源
のオフを検知する検出手段5の機能を達成しており、ス
テップ23,24は検出手段5の出力に基づいて画像表示装
置4のチューナ9の有無を検知する検出手段6の機能を
夫々達成している。又ステップ25〜27は画像表示装置4
にチューナ9を有しないとき、画像表示装置4の電源を
オフとし、チューナ9を有するときチューナ9からの出
力信号により画像表示装置4を駆動するようプログラム
された制御手段7の機能を達成している。
以上のように本実施例によれば、画像音声再生装置1
の電源回路8のスイッチがオフされた際に、画像音声再
生装置1から再生される画像音声情報を表示するために
接続している画像表示装置4に対しても、TVやモニタ等
の種類に応じた制御を同時に行うことによって、画像表
示装置4への人間による判断と煩わしい手入力操作を減
少することができる。
尚本実施例では制御手段7と調査手段6は、画像表示
装置4とデジタルドメスティックバス(D2B)を介して
入出力信号を伝送しているが、このような所定のフォー
マットを有するバスで入出力信号を伝送してもよく、従
来から行われているハードワイヤで夫々の信号を伝送す
るようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、画像音声
再生装置の電源が切られると同時に、TVやモニタ等の画
像表示装置の種類を自動的に判定できる。画像音声再生
装置の使用を中止するとき画像表示装置に対しても人間
の手を介さないでその種類に応じた制御をすることによ
って、画像表示装置がチューナを有しないモニタの場合
にはモニタの電源を手で直接オフしたり、TVの場合には
チューナ側の画像音声信号に手で切換える等の画像表示
装置への人間による判断と手入力操作を不要にすること
ができる。この結果、画像音声再生装置の操作ミスが防
止でき、その操作作業の省力化と高速化を図り、もって
操作性を向上することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における画像音声再生装置の
機能ブロック図、第2図は第1図における検出手段,調
査手段,制御手段等での入出力信号の処理内容の一例を
示すフローチャートである。 1……画像音声再生装置、2……記録媒体、3……再生
手段、4……画像表示装置、5……検出手段、6……調
査手段、7……制御手段、8……電源回路、9……チュ
ーナ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 31/00 G11B 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から情報を読出す再生手段を有
    し、 前記再生手段の出力信号又はチューナからの出力信号を
    受けて画像を表示する画像表示装置が接続されて、前記
    再生手段からの情報を出力する画像音声再生装置であっ
    て、 前記画像音声再生装置の電源のオフを検知する検出手段
    と、 前記検出手段の出力に基づいて前記画像表示装置内のチ
    ューナの有無を検知する調査手段と、 前記調査手段の出力により前記画像表示装置はチューナ
    を有しないとき画像表示装置の電源をオフとし、チュー
    ナを有するときチューナからの出力信号により画像表示
    装置を駆動する制御手段と、を具備することを特徴とす
    る画像音声再生装置。
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