JP2825918B2 - 真空蒸着装置 - Google Patents

真空蒸着装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば光学用基体上に、誘電体、金属等の
膜を形成するための真空蒸着装置に関し、特に大面積の
基体に均一の厚さの膜を形成し得る真空蒸着装置に関す
るものである。
[従来の技術および課題] 従来、多数の小口径基板上に同一膜厚を形成するため
の装置としては、特公昭53−18338号公報に開示される
ように、自公転機構を有するもの、あるいはそれを改良
したものが知られている。この装置は、自公転ドームに
比して基板の径が小さく、かつ、基板面がドーム曲率か
ら著しくずれない場合には有効であるが、基板の径が例
えば数百mmと大きい大面積基板の場合には、ドーム曲率
からのズレ、および基板の保持方法に問題があった。
大面積基板に対しては、特公昭51−20356号公報に開
示されるように、基板を成膜中に平行移動する装置、あ
るいは、逆に蒸発源を平行移動する装置があるが、機構
が複雑になる上、高精度の膜厚制御を必要とする誘電体
多層膜の成膜の場合には膜厚制御が困難でありムラが生
じていた。
また、マスクを用いて膜厚を補正する装置としては、
特開昭50−146528号公報に開示されるものがあるが、こ
の装置ではマスクが固定されているため、基板の回転中
心近傍に円形状あるいはリング状のカゲが生じ大面積基
板の全面にわたっては均一膜厚にすることが出来ないと
いう欠点があった。すなわち、例えば、第5図に示すよ
うに、自転軸502の回りに回転する基板501と蒸発源504
の間に固定マスク503を設定すると、基板上に堆積され
た膜505の自転中心の膜厚はマスク中心にけられること
により均一とならなかった。
さらに、マスクを用いて膜厚を補正する装置としては
特開昭59−215045号公報に開示されるものがある。この
技術は、蒸発源、マスク、基板の2つ以上を異なる速度
で回転させ膜厚の均一化を計ることを特徴とするもので
あるが、各位置関係については明らかでなく、マスクが
無い場合(第6図(a))よりも膜厚分布が悪い場合も
生じてしまう(第6図(b))。
また、マスクを用いないで膜厚の均一化を計る方法と
して特開昭61−6269号公報に開示されるものがある。こ
の技術は、蒸発源距離L,基板高さH,基板半径Rの位置が
0.8H≦L≦1.4HまたはL≧Rの条件を満足することを特
徴とするが、真空装置の径が大きくなる、膜の用途によ
っては入射角が大きいため、膜の機械的強度を劣化させ
る透過率を低下させる等の欠点があった。上記0.8H≦L
≦1.4Hの条件においては、Rとの関係が明確ではない
が、RがHに比較して大きくなると、膜厚の均一化を計
るためにはLの値も大きくなり、RとHとの関係によら
ずL≧Rであることが必要となる。これは本発明の条件
とは異なる。
大面積でかつ重量を有する基板に、膜厚が均一な膜を
形成するための装置としては、USP3,128,205,USP3,858,
547に開示される自公転機構を有するものがある。しか
しながら、この装置は、高精度の膜厚の均一化を図る上
では不十分であり、USP4,222,345に開示されるように、
回転マスクを用いる機構が必要とされている。この回転
マスクを用いる機構で特徴的な点として、基板の公転中
心とマスクの回転中心が一致していることがあげられ
る。このとき自公転の回転数の比に依存する膜厚のムラ
を平均化できる効用がある。
しかし、USP4,222,345に開示されている装置では、基
板の径に対して少くとも2.9倍の径を有する容器が必要
となり、それに見合った排気能力を有する排気系が必要
とされるために、製造の容易さ、装置コスト、スペース
の点で不利であった。
また、この装置を使用しても均一な膜厚が必ずしも得
られないことが本発明者の調査により見い出された。す
なわち、直径1mの基板について調査したところ、第4図
(a)に示すような膜厚のムラが生ずることがわかっ
た。なお、第4図(a)において、 は、蒸発粒子がほぼcosθの分布をしているときのもの
であり、●印は蒸発粒子の分布が経時的に変化している
ときのものである。このように、蒸発粒子の分布が経時
的に変化する場合に特に膜厚のムラが大きいことがわか
った。
さらに、蒸発分布が経時的に変化する場合、基板中心
と膜厚モニター間の膜厚制御誤差は蒸発源と基板との距
離Hが1430mmの場合には約10%、H=2140mmの場合では
約4%、平均では約6%と大きいことがわかった(第4
図(a))。
さらに、物理的には垂直方向に均一の膜厚であっても
光学的特性(たとえば屈折率)のムラが基板上の場所に
よって存在することもわかった。すなわち、蒸発源と基
板との距離Hを約1.2mとして、基板にZrO2を蒸着させ、
基板の外周近傍と中心近傍での屈折率差を調査したとこ
ろ、両者の間では約0.15の屈折率の差があることがわか
った。
本発明は、従来技術には上述したような問題点がある
ことを見い出しなされたものであり、本発明の目的は、
膜厚ムラ、光学的特性のムラが小さな蒸発層の形成が可
能な、小型の真空蒸着装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の真空蒸着装置は、基体を保持し回転させるた
めの保持回転手段と、基体の下方に設置される蒸発源の
ための配置位置と、膜厚補正用のマスクと、マスクを回
転させるための手段とを少なくとも有する真空蒸着装置
において、該保持回転手段は該保持回転手段の回転中心
軸を含む領域に該基体を配置可能とするとともに、該マ
スクの回転中心軸と基体の自転中心軸とを一致させ、か
つ、 基体の半径をR、蒸発源のための配置位置と自転中心
軸との距離をL、蒸発源のための配置位置と自転基体と
の自転軸に平行な距離をHとしたとき、蒸発源のための
配置位置とマスクとの自転軸に平行な距離hが、 h≦LH/(L+R) の条件を満足することを特徴とする。
[作用] 本発明者は、高精度の膜厚の均一化を図るべく多大な
実験を重ねたところ、基体の半径R、蒸発源と自転中心
軸との距離L、蒸発源と自転基体との距離Hとの関係に
よって均一性が変化することを見い出した。しかし、こ
れらにいかなる関係があるときに均一性が良好になるか
ということについては全く不明であり、そこで、さらに
実験を重ねたところ、h≦LH/(L+R)の条件を満足
する場合に均一性が良好になることを解明し、本発明を
なすにいたった。
なお、マスクに付着した蒸着材が不純物となり、この
不純物が、蒸発源中に落下したり、基体表面に再蒸着し
たりすることを避けるために、h≧0.8LH/(L+R)と
することが好ましい。
なお、本発明においては、基体の周辺に複数個の膜厚
制御モニタ(光学モニタ)と、各膜厚制御用モニタに対
応する個数の蒸発源とを設け、膜厚制御用モニタ中心と
自転軸との距離をSとしたとき、各対応する該蒸発源距
離LをL=0.5Sとすることが好ましく、0.2S≦L≦0.8
S、L≦Rの条件を満足することがより好ましい。光学
モニタはその表面に堆積した膜の厚みを感知することに
より基体表面に堆積した膜の厚みを知るものであり、上
記条件を満足する場合には基体中心と光学モニタ間の膜
厚の差異(膜厚制御誤差)を極めて小さくすることがで
きる。
なお、L≦Rとすることは、蒸発粒子の基体に対する
入射角を小さくできるため、蒸発粒子の飛距離も短くな
り、基板への密着力、膜構造、膜堆積速度に悪影響を与
えることなく、光学的にも均質でかつ散乱吸収などの損
失が少なく、また機械的強度に優れる膜を大面積にわた
って得ることができることともなる。
なお、本発明では、基体の回転が自転だけのため、装
置の小型化が可能となり、また、蒸発源を基体の下方に
設置することとあいまって、基体に対する蒸着流の入射
角を小さくすることが可能となり、高精度の膜厚の均一
化を計ることができる。
さらには、蒸発流の基板に対する入射角が小さく、蒸
発粒子の飛距離が短いため、蒸着薬品を少量にすること
ができる。
[実施例] (実施例1〜3、比較例1) 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1図に本発明の実施例に係る蒸着装置の正面断面図
を示し、まず、装置の構成を説明する。
装置は角形の器壁1で構成され、その天板上に大面積
基板を保持・自転させるためのユニット(保持回転手
段)が設けられている。これはモータ2、減速機3、プ
ーリ4、回転伝導ベルト5、基板回転軸6から構成され
る。基板回転軸6はベアリング7を介して円柱状の堅枠
8によって保持される。基板回転軸6の回転は、結合部
材26を介して、補強円板27,28を設けた基板ホルダ固定
用アーム9に伝えられる。基板ホルダ固定用アーム9
は、基板ホルダ固定枠29に取付けられたピン10を介して
基板ホルダを保持する構造となっており、基板ホルダは
側面リング12、底板リング11、基板カバー13で構成され
る。基板ホルダに一以上の基板が保持される。基板カバ
ー13は、基板14の裏面への損傷、成膜中の汚れをさける
ために設けられる。151は蒸発源であり、基板14の下方
に設置されている。蒸発源151からの蒸発流は、モータ1
7により回転するマスク回転軸18に固定された回転マス
ク19によって一部さえぎられる。蒸発源151はメンテナ
ンスのための着脱が容易なように円形状底板16の上に設
けられる。
第2図は、第1図のA−A′断面図である。本例で
は、回転マスク19は、4分割の羽状体をその周辺部を外
リング20に固定保持することにより構成されており、そ
の回転軸を、基板の回転中心軸と一致するよう設けてあ
る。この羽状体の中央部は幅広になされており、この中
央部の蒸発源からの基板への写影が基板のほぼ中心を通
過する。なお、この羽状体の形状は、実験等により求
め、膜厚分布が均一になるように設計すればよい。な
お、回転マスクは上下方向に移動可能としてもよい。回
転マスク19の半径は、その基板面の高さでの膜厚補正領
域が、基板の外周21、基板ホルダ固定枠の外周22を含む
ように設計される。
上記実施例に示す本発明の蒸着装置の作動手順は次の
ように行われる。すなわち、基板を保持した基板ホルダ
を蒸着室の基板ホルダ固定用アーム29に固定し、所定の
真空度まで排気する。成膜前から基板14、マスク19を各
々回転し、定められた条件のもとで成膜を開始する。こ
のとき自転している基板14はマスク19によって膜厚補正
を受け、大面積にわたって均一の膜厚で成膜される。
上記の装置を使用して、直径1m(R=500mm)の基板
に対し、L=250mm、H=1500mm(LH/(L+R)=50
0)とし、hを表1に示す値に設定してZrO2の膜を形成
した。
基板温度は300℃、真空度は、1×10-4Torrとし、酸
素雰囲気中で成膜を行った。なお、回転マスクと基板と
の回転は逆方向とし、(基板回転数)/(回転マスク回
転数)を約1.3とした。なお、蒸発粒の分布は経時的に
変化せしめた。
得られた膜につき膜厚のムラ及び屈折率の差(屈折率
の差は膜中の最大のものと最小のものとの差)を表1に
示す。
表1からわかるように、h≦LH/(L+R)を満足す
る実施例1〜3は、膜厚ムラは7%以下と小さく、ま
た、屈折率の差も小さかった。また、膜を顕微鏡で観察
したところ、h≧0.8LH/(L+R)を満足する実施例2,
3には、不純物の混入は認められなかった。それに対
し、比較例1は膜厚のムラが20%と大きかった。
比較例1の膜厚分布t/t0(t0基板中心の膜厚、tは半
径方向の膜厚)を第6図(a)にグラフで示す。第6図
(a)に示すようにマスク形状の最適化を計っても最大
と最小の差が約20%であり、第6図(b)のマスクがな
いときより、かえって悪化していることがわかる。
(実施例4) 本例では、第2図に示すように、自転基板の周辺に4
個の光学モニタ241,242,243,244を設けた。各光学モニ
タに対応して、151,152,153,154の蒸発源を設けた。す
なわち、151の蒸発源を用いるときには241の光学モニタ
を使用した。回転マスクの半径は各光学膜厚モニタへの
蒸発粒子をさえぎることのないように設計した。
なお、その際、蒸発源と基板との距離Hを第4図
(b)の横軸に示すように変化させた。
本例では、R=500mm、L=250mm(L<R)とし、h
は、Hの変化に応じ、h≦LH/(L+R)を満足するよ
うに変化させた。また、S=1000mm(L=0.25S)とし
た。
得られた膜につき膜厚のムラを調査したところ、第4
図(b)に示すような結果が得られた。第4図(b)か
らわかるように、本実施例では、蒸発分布が安定なとき のみならず、経時的に変化するとき(●印)も膜厚のム
ラが少ないことがわかる。さらに、蒸発分布が変化する
とき、基板中心と膜厚モニタ間の膜厚制御誤差 も少なかった。すなわち、H=1430mmの場合でも約4
%、H=2140mmの場合には0%に近かった。
また、基板の面内の光学的特性(屈折率)のムラを調
査したところ、最も大きなものと最も小さなものとの差
は0.02であり、光学的ムラが従来に比べ非常に小さかっ
た。
(実施例5) 本例では、S=550mm、L=440mm(L=0.8S)とし、
他は実施例4と同じ条件で成膜を行った所、膜厚のム
ラ、光学的ムラ、膜厚制御誤差ともに実施例4とほぼ同
様の結果が得られた。
(実施例6,7) 本例では、実施例4におけるS=1000mmをS=1400
(L=0.18S)に変え、また、実施例5におけるS=550
mmをS=530mm(L=0.83)に変え、他の条件はそれぞ
れ実施例4と実施例5と同様にして成膜を行った。
膜厚ムラ、光学的ムラについては実施例4,5と同様の
良好な結果が得られた。膜厚制御誤差は、H=1430mmの
場合は約6%、H=2140mmの場合は約3%であり、従来
例あるいは比較例に比べ良好な結果が得られた。ただ、
本例では、 0.2S≦L≦0.8S、L≦R の範囲外であるため、膜厚制御誤差については実施例4,
5の方が優れていた。
(比較例2) 本例では、回転マスクを設けず、他の条件は実施例と
同一として蒸着を行ったところ、第4図(c)に示すよ
うな膜厚ムラのグラフが得られた。なお、第4図(c)
はいずれも、蒸着粒の分布が経時的には一定の場合(経
時的に変化する場合に比べ膜厚のムラが少ないと考えら
れる)であり、 は蒸発粒がほぼcos0θの分布をなしている場合を示し、 は蒸発粒がほぼcosθの分布をなしている場合を示し、
●印は蒸発粒がほぼcos2θの分布をなしている場合を示
している。図に示すように、いずれの場合も実施例に比
べ大きな膜厚ムラが生じていることがわかる。
(比較例3) 上記実施例において、回転マスクを回転させず、他の
条件は実施例と同一として蒸着を行ったところ、基板中
心部およびその近傍において膜厚ムラが極めて大きくな
った。これは、基板中心部およびその近傍に、回転マス
クによって、常に蒸発流がさえぎられる部分とまったく
膜厚補正を受けない部分とが生じるためと考えられる。
[発明の効果] 上記実施例に示す本発明の装置により以下の効果を得
ることが出来る。
一つは装置容積を小型化出来ることである。すなわち
直径Aの基板に均一膜厚を形成するためには、USP4,22
2,345に開示される従来の自公転機構を有する装置を用
いると、少くとも、2.9倍の槽径、及び1.9倍の槽高さを
必要とし、その真空容積はA3の約12.5倍程度となる。し
かるに本発明では第1図および第2図に示すごとく、A3
の約5.12倍であり、その容積は約41%に小型化される。
このため蒸着槽、及び基板回転、基板の保持のための治
具の製作が容易となるだけではなく、排気系の能力を半
分にすることが出来、装置価格の大巾な低減が図れる。
さらには、基板回転が自公転ではなく自転だけのた
め、槽の高さを必要以上に高くすることなく、基板に対
する蒸発流の入射角を小さくすることが出来、回転マス
クを用いて従来より高精度に膜厚の均一化を計ることが
可能となる。
さらには、従来より、基板に対する蒸発流の入射角が
小さく、また、蒸発粒子の基板までの飛距離も短いた
め、基板への密着力、膜構造、膜堆積速度に悪影響を与
えることなく、光学的に均質で、かつ散乱、吸収等の損
失が少く、また、機械的強度に優れる膜を大面積にわた
って得ることが可能となる。
さらには、基板に対する蒸発流の入射角が小さく、ま
た、蒸発粒子の基板までの飛距離が短かくすることがで
きるため従来より少量の蒸着薬品で成膜することが可能
となり、その供給方法、蒸発源の大きさ、個数等におい
て蒸発源自体の簡素化を図ることができる。
さらには、自転する基板の周辺に、複数個のモニタを
複数個の蒸発源に各々対応させて設けることにより高精
度に膜厚を制御することが可能となる。
以上、本発明の真空蒸着装置が大面積基板上に均一膜
厚を形成する目的で、大きな効果を有することは明白で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の正面断面図、第2図は第1図の
A−A′断面図、第3図は内部の寸法関係を示すための
模式図、第4図は従来例と実施例における膜厚のムラ,
膜厚制御誤差を示すためのグラフ、第5図は従来例、第
6図は従来例において本発明の条件を満足しないときの
膜厚分布を示す。 (符号の説明) 1……器壁、2……モータ、3……減速機、4……プー
リ、5……回転伝導ベルト、6……基板回転軸、7……
ベアリング、8……堅枠、9……基板ホルダ固定用アー
ム、10……ピン、11……底板リング、12……側面リン
グ、13……基板カバー、14……基板、16……円形状底
板、17……モータ、18……マスク回転軸、19……回転マ
スク、20……外リング、21……基板の外周、22……基板
ホルダ固定枠の外周、26……結合部材、27……補強円
板、28……補強円板、29……基板ホルダ固定枠、151,15
2,153,154……蒸発源、241,242,243,244……光学モニ
タ、501……基板、502……自転軸、503……固定マス
ク、504……蒸発源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石倉 淳理 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 沢村 光治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−290261(JP,A) 米国特許4222345(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 14/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体を保持し回転させるための保持回転手
    段と、基体の下方に設置される蒸発源のための配置位置
    と、膜厚補正用のマスクと、マスクを回転させるための
    手段とを少なくとも有する真空蒸着装置において、該保
    持回転手段は該保持回転手段の回転中心軸を含む領域に
    該基体を配置可能とするとともに、該マスクの回転中心
    軸と基体の自転中心軸とを一致させ、かつ、 基体の半径をR、蒸発源のための配置位置と自転中心軸
    との距離をL、蒸発源のための配置位置と自転基体との
    自転軸に平行な距離をHとしたとき、蒸発源のための配
    置位置とマスクとの自転軸に平行な距離hが、 h≦LH/(L+R) の条件を満足することを特徴とする真空蒸着装置。
  2. 【請求項2】基体の周辺に複数個の膜厚制御用モニタ
    と、各膜厚制御用モニタに対応する個数の蒸発源のため
    の配置位置とを有し、膜厚制御用モニタ中心と自転軸と
    の距離をSとしたとき、各対応する該蒸発源のための配
    置位置と自転中心軸との距離Lが、 0.25≦L≦0.85、L≦R の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の真空
    蒸着装置。
  3. 【請求項3】前記マスクは羽状体を有し、該羽状体の中
    央部は幅広とされている請求項1または2記載の真空蒸
    着装置。
  4. 【請求項4】前記中央部が蒸着源のための配置位置に対
    応する請求項3記載の真空蒸着装置。
  5. 【請求項5】前記マスクは上下方向に移動可能である請
    求項1乃至4のいずれか1項記載の真空蒸着装置。
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