JP2825054B2 - 2線式時分割伝送方式の受信方法と受信回路 - Google Patents

2線式時分割伝送方式の受信方法と受信回路

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JP2825054B2
JP2825054B2 JP33241093A JP33241093A JP2825054B2 JP 2825054 B2 JP2825054 B2 JP 2825054B2 JP 33241093 A JP33241093 A JP 33241093A JP 33241093 A JP33241093 A JP 33241093A JP 2825054 B2 JP2825054 B2 JP 2825054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2線式時分割伝送方式の
受信回路に関し、特にイコライザの利得制御に関する。
【0002】
【従来の技術】2線式時分割伝送方式の受信回路の一つ
に交換機の加入者回路がある。この加入者回路は加入者
と伝送路を介して所定の周期内で情報の送受信を繰り返
すものであり、伝送路は使用する線種(0.4mmφ,
0.65mmφ,0.9mmφ等)や長さにより伝送周
波数特性が異なる。そのため加入者回路には伝送周波数
特性を補償するためにイコライザが使用される。
【0003】以下図面を参照して従来の加入者回路につ
いて説明する。図13は従来の加入者回路のブロック図
であり、加入者(図示せず)からの受信信号Rinを増
幅するイコライザ710と、加入者への送信信号の送信
終了後にイコライザ710が現時点における利得設定条
件により受信信号Rinを増幅または減衰して出力する
受信信号(以下受信信号A:必らずしも所望するレベル
範囲内にない状態)から所定の回数、同じ位置に所定の
しきい値より大きな最初のビット位置を検出するビット
検出回路740と、ビット検出回路740が検出した位
置情報に対応するビットのレベルを受信信号Aから検出
するレベル検出回路730と、レベル検出回路730が
受信信号Aから検出したビットのレベルに対応する制御
信号を生成し受信信号Aが所定のレベル範囲内に収斂す
るよう(以下この収斂した受信信号を等化受信信号と称
す)制御するイコライザ制御回路720と、ビット検出
回路740が備える所定のしきい値とイコライザ1によ
り等化された等化受信信号とを比較してデジタル信号に
変換する識別回路750とを有している。
【0004】2線式時分割伝送方式は図14(A)に示
すように情報の送信期間と受信期間は所定の間隔(送受
信間隔)を持っているが、送信時に送信信号の最初にス
タートビットを付加し、受信側でこのスタートビットを
検出することで続く信号が受信信号であることを識別す
る。送信信号の最終ビットを送信(送信終了)してから
スタートビットを受信するまでの間(送受信間隔)は信
号がな無いため、スタートビットは前のビットの影響を
受けず、このスタートビットのレベルに対応してイコラ
イザ710の利得を制御することにより適当な伝送周波
数特性に補償している。但し、スタートビット以外のビ
ットのレベルでイコライザ710の利得を制御した場
合、検出ビット位置の前のビットの影響を受け検出ビッ
トのレベルが不安定となるため、イコライザ710の利
得が変動しビットエラーが発生する危険性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の2線式時分
割伝送方式では、スタートビットのレベルによりイコラ
イザの利得を制御するので、例えば図14(C)に示す
ように送信信号の最終ビットのリンギングをスタートビ
ットと誤って一担検出してしまうと、検出したリンギン
グレベルがイコライザを制御する基準値となり、送信信
号の最終ビットの低レベルなリンギングをイコライザに
より所定のレベルに増幅し(真のスタートビットおよび
音声信号は過大増幅される)以後安定してこのリンギン
グが検出されるため、誤検出の状態から抜け出すことが
できなくなり、正常に通信が行えなくなる。
【0006】本発明の目的は、等化受信信号のスタート
ビット以外のビット位置を検出した場合でも、イコライ
ザの利得を適正に設定し、ビットエラーの発生を抑止す
る2線式時分割伝送方式の受信方法と受信回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の2線式時分割伝
送方式の受信方法は、一つの伝送路上を送信信号と受信
信号とを所定の周期で交互に伝送を繰り返す2線式時分
割伝送方式の受信回路において、前記伝送路の線路損失
を等化制御するイコライザを備え、前記受信信号を受信
するたびに前記イコライザで等化制御された等化受信信
号を第4のしきい値E4および第5のしきい値E5(E
4>E5)により識別される最初のビット位置に対応す
るビットのレベルと前記等化受信信号内の最大レベルと
をそれぞれ検出し、前記ビット位置に対応する前記ビッ
トのレベルを第1のしきい値E1および第2のしきい値
E2と比較すると共に前記最大レベルを第3のしきい値
E3(E3>E2>E1)とそれぞれ比較し、前記最大
レベルが前記第3のしきい値E3より大きいとき前記ビ
ット位置に対応する前記ビットのレベルの比較結果にか
かわらず前記イコライザの利得を下げ、前記最大レベル
が前記第3のしきい値E3より小さくかつ前記ビット位
置に対応する前記ビットのレベルが前記第1のしきい値
E1より小さいとき前記イコライザの利得を上げ、前記
最大レベルが前記第3のしきい値E3より小さくかつ前
記ビット位置に対応する前記ビットのレベルが前記第2
のしきい値E2より大きいか等しいとき前記イコライザ
の利得を下げ、前記等化受信信号の最初の前記ビット位
置に対応する前記ビットのレベルが前記第1のしきい値
E1と前記第2のしきい値E2との範囲に収斂するよう
に前記イコライザの利得を設定する。 (1)また、本発明の2線式時分割伝送方式の受信回路
は、前記等化受信信号から所定回数同じ位置に前記第4
のしきい値E4および前記第5のしきい値E5(E3>
E4>E5)より大きな最初のビットの位置を検出する
ビット検出回路と、このビット検出回路が検出した前記
最初のビット位置に対応するビットのレベルを検出する
レベル検出回路と、前記等化受信信号ごとに最大レベル
を検出するピークホールド回路と、このピークホールド
回路が検出した前記最大レベルが前記第3のしきい値E
3より大きいとき前記イコライザの利得を下げ、前記最
大レベルが前記第3のしきい値E3より小さくかつ前記
レベル検出回路が検出した前記最初のビット位置に対応
する前記ビットのレベルが前記第1のしきい値E1より
小さいとき前記イコライザの利得を上げ、前記最大レベ
ルが前記第3のしきい値E3より小さくかつ前記レベル
検出回路が検出した前記最初のビット位置に対応する前
記ビットのレベルが前記第2のしきい値E2より大きい
か等しいとき前記イコライザの利得を下げ、前記等化受
信信号のスタートビットのレベルが前記第1,第2のし
きい値E1とE2の範囲に収斂するよう前記イコライザ
の利得を設定するイコライザ制御回路と、前記等化受信
信号を前記第4のしきい値E4および前記第5のしきい
値E5と比較し前記等化受信信号が前記第4のしきい値
E4より大きいか前記第5のしきい値E5より小さいと
き論理レベル“1”と判定し、前記等化受信信号が前記
第4のしきい値E4より小さくかつ前記第5のしきい値
E5より大きいとき論理レベル“0”と判定して前記等
化受信信号をデジタル信号に変換する識別回路とを有す
る。 (2)前記ビット検出回路は、前記等化受信信号を前記
第4のしきい値E4と比較し前記等化受信信号が大きい
とき論理レベル“1”を、また小さいとき論理レベル
“0”を出力する第4の比較回路と、前記等化受信信号
を前記第5のしきい値E5と比較し前記等化受信信号が
小さいとき論理レベル“1”を、また大きいとき論理レ
ベル“0”を出力する第5の比較回路と、前記第4およ
び第5の比較回路の出力を論理和するOR回路と、この
OR回路の出力を所定のクロックでサンプリングする第
1のサンプリング回路と、このサンプリング回路のサン
プリング出力であるパラレル信号をシリアル信号に変換
するシリアル/パラレル変換回路と、この変換されたシ
リアル信号の連続性を識別してスタートビットの候補と
なるビットの位置を検出するパターン検出回路と、この
パターン検出のたびに1加算するカウンタと、前記パタ
ーン検出により起動し前記等化受信信号の1周期を計測
し、前記パターン検出が一定周期で連続しないとき前記
カウンタの計数値をリセットするタイマと、前記カウン
タが所定回数前記パターン検出を計数したとき前記スタ
ートビットの候補がスタートビットであると判定し、制
御用の各種タイミング信号を生成するタイミング発生回
路とを有する。 (3)前記レベル検出回路は、前記ビット検出回路から
前記タイミング信号を受け前記等化受信信号の到着の直
前に一時導通する第2のスイッチ回路と、到着した前記
等化受信信号の先頭から所定期間導通する第1のスイッ
チ回路と、前記第1のスイッチを通過した前記等化受信
信号の電位を蓄積する第1の直流電位蓄積手段とを備
え、前記第2のスイッチの導通により前記第1の直流電
位蓄積手段の蓄積電位を一旦放電した後、前記第1のス
イッチの導通により前記等化受信信号の先頭から所定期
間の電位を前記第1の直流電位蓄積手段に蓄積する。 (4)前記ピークホールド回路は、前記ビット検出回路
から前記タイミング信号を受け前記第2のスイッチ回路
と同じタイミングで一時導通する第5のスイッチ回路
と、前記第5のスイッチ回路の開放後から前記等化受信
信号の期間の終了までの間導通する第3のスイッチ回路
と、第4のスイッチ回路を介して前記第3のスイッチ回
路を通過した前記等化受信信号の電位を蓄積する第2の
直流電位蓄積手段と、この第2の直流電位蓄積手段の蓄
積電位と前記第3のスイッチ回路を通過した前記等化受
信信号の電位とを第8の比較回路で比較し、前記等化受
信信号が大きいとき導通する前記第4のスイッチ回路と
を備え、前記第4のスイッチ回路が導通するたびに前記
第2の直流電位蓄積手段の蓄積電位を更新して前記等化
受信信号の前記最大レベルとして保持する請求項2記載
のピークホールド回路。 (5)前記イコライザ制御回路は、前記レベル検出回路
で検出した前記ビット位置に対応する前記ビットのレベ
ルを前記第1のしきい値E1と比較し、前記ビット位置
に対応する前記ビットのレベルが小さいとき論理レベル
“1”を出力する第1の比較回路と、前記ビット位置に
対応する前記ビットのレベルを前記第2のしきい値E2
と比較し、前記ビット位置に対応する前記ビットのレベ
ルが大きいとき論理レベル“1”を出力する第2の比較
回路と、前記ピークホールド回路が検出した前記最大レ
ベルを前記第3のしきい値E3と比較し前記最大レベル
が大きいとき論理レベル“1”を出力する第3の比較回
路と、前記第1の比較回路の出力と前記第3の比較回路
の出力の否定と前記ビット検出回路で生成された前記等
化受信信号の各ビッド個々に対応するタイミングパルス
とを入力し、前記ピークホールド回路が検出した前記最
大レベルが前記第3のしきい値E3より小さくかつ前記
レベル検出回路が検出した前記ビット位置に対応する前
記ビットのレベルが前記第1のしきい値E1より小さい
とき前記イコライザの利得を上げる制御信号を出力する
第1のAND回路と、前記等化受信信号の各ビット個々
に対応する前記タイミングパルスと共に前記第2および
第3の比較回路の出力を論理和回路を介して入力し、前
記最大レベルが前記第3のしきい値E3より大きいとき
前記ビット位置に対応する前記ビットのレベルの値にか
かわらず前記イコライザの利得を下げ、前記最大レベル
が前記第3のしきい値E3より小さくかつ前記ビット位
置に対応する前記ビットのレベルが前記第2のしきい値
E2より大きいか等しいとき前記イコライザの利得を下
げる第2のAND回路とを有し、前記等化受信信号のス
タートビットのレベルが前記第1,第2のしきい値E1
とE2の範囲内に収斂するよう前記イコライザの利得を
設定する。 (6)前記識別回路は、前記ビット検出回路から前記タ
イミング信号を受け前記第3のスイッチ回路と同じタイ
ミングで導通する第6のスイッチ回路と、この第6のス
イッチ回路を通過した前記等化受信信号を前記第4のし
きい値E4と比較し前記等化受信信号が大きいとき論理
レベル“1”を出力する第6の比較回路と、前記等化受
信信号を前記第5のしきい値E5と比較し前記等化受信
信号が小さいとき論理レベル“1”を出力する第7の比
較回路と、前記第6の比較回路および前記第7の比較回
路の出力を論理和するOR回路と、このOR回路を介し
て入力する前記第6および前記第7の比較回路の出力を
前記等化受信信号の各ビット個々に対応する前記タイミ
ングパルスによりデジタル信号を生成するサンプリング
回路とを有する。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図2は図1のイコライザ制御回路のブロック図である。
図3は図1のレベル検出回路のブロック図である。図4
は図1のビット検出回路のブロック図である。図5は図
1のピークホールド回路のブロック図である。図6は図
1の識別回路のブロック図である。図7は各種タイミン
グ信号と受信信号の関係を示す図である。図8は各種基
準電圧の関係を示す図である。図9はビット検出回路の
パターン検出の方法の一例を示す図である。図10は図
4のビット検出回路におけるスタートビットの検出の一
例を示すタイミングチャートである。図11は図4のビ
ット検出回路におけるタイマ動作の一例を示す図であ
る。図12はビット検出回路におけるタイミング信号の
生成の一例を示す図で(A)はブロック図、(B)はタ
イミングチャートである。
【0009】図1に示す2線式時分割伝送方式の受信回
路1は、イコライザ制御回路20から制御信号aまたは
bを受けて利得を増幅または減衰し受信信号Rinを所
定のレベル範囲内に維持して等化受信信号cを出力する
イコライザ10と、等化受信信号cを所定のしきい値
(第4の基準電圧E4および第5の基準電圧E5)と比
較し同じ位置で所定回数、しきい値(E4,E5)より
大きい最初のビットの位置を検出し、そのビットの位置
情報から図7に示すタイミング信号T1〜T5を出力す
るビット検出回路40と、ビット検出回路40からタイ
ミング信号T2,T3を受け取り、等化受信信号cの最
初から所定の期間アクティブになるタイミング信号T2
により、等化受信信号cの対応するビット位置のビット
のレベルを検出しビットレベル信号dを出力するレベル
検出回路30と、等化受信信号の最大レベルの電位を保
持する手段を有し、ビット検出回路40からタイミング
信号T3,T4を受け取り、等化受信信号の受信期間の
直前にアクティブになるタイミンイ信号T3により、保
持している1フレーム前の最大レベルの電位を一旦
“0”電位に放電した後、等化受信信号cのフレーム内
の最初の信号レベルの電位を保持し、引続きこのフレー
ム内の各信号レベルごとに現在保持されている電位と比
較し、現在保持されている最大レベルの電位より大きい
とき、その最大レベルを新たなピークホールド信号eと
して保持するピークホールド回路50と、ピークホール
ド回路50からピークホールド信号eを受け取り、所定
のしきい値(第3の基準電圧E3)と比較しピークホー
ルド信号eが大きい場合、ビットレベル信号dの値にか
かわらず、イコライザ10の利得を下げるための制御信
号bを生成し、またピークホールド信号eがしきい値E
3より小さくかつビットレベル信号dが所定のしきい値
(第1の基準電圧E1)より小さい場合、ビットレベル
信号dによりイコライザ10の利得を上げるための制御
信号aを生成して等化受信信号cのスタートビットが所
定のレベルになるようイコライザ10を制御し、ピーク
ホールド信号eがしきい値E3より小さくかつビットレ
ベル信号dが所定のしきい値(第2の基準電圧E2)よ
り大きいか等しい場合、ビットレベル信号dによりイコ
ライザ10の利得を下るための制御信号bを生成して等
化受信信号cのスタートビットが所定のレベルになるよ
うイコライザ10を制御するイコライザ制御回路20
と、イコライザ10により所定のレベルに制御された等
化受信信号cをしきい値E4,E5と比較しデジタル信
号に変換する識別回路60とから構成する。
【0010】次に上記各構成回路について詳細に説明す
る。ビット検出回路40は図4に示すように、比較回路
(4)401は等化受信信号cを基準電圧発生回路
(4)403の基準電圧E4(第4の基準電圧)と比較
し、等化受信信号cが基準電圧E4より大きいとき論理
レベル“1”を出力する。同様に比較回路(5)402
は基準電圧発生回路(5)404の基準電圧E5(第5
の基準電圧)と比較し、等化受信信号cが基準電圧E5
より小さいとき論理“1”を出力する。なお第4の基準
電圧E4は第5の基準電圧E5より高いものとする(図
8参照)。比較回路(4)401と比較回路(5)40
2の出力はOR回路405を介してサンプリング回路
(1)406へ入力される。このときのOR回路405
の出力を図9に示す。サンプリング回路(1)406は
等化受信信号cに比較して充分高い周波数(例えば10
倍)のクロックパルスにより等化受信信号cをサンプリ
ングする。サンプリング回路(1)406の出力は、シ
リアル/パラレル変換回路407でパラレル信号に変換
されパターン検出回路408へ入力される。パターン検
出回路408は図9に示すようにパラレルに変換された
データの論理レベル“1”が所定の期間連続するパター
ンを検出したとき、スタートビットの候補と判定してカ
ウンタ409の計数値を1つ加算する。図10に論理レ
ベル“1”が3回連続したときカウンタ409計数しス
タートビットを出力する一例を示す。スタートビットの
候補として判定された論理レベル”1”が連続するパタ
ーン検出信号は同時にNOR回路413を介して1周期
タイマ410にも入力され(等化受信信号の周期に同期
し)1周期タイマ410が起動する。1周期後(1周期
タイマオフ)の同じタイミングに再びパターン検出回路
408が論理レベルの“1”が連続するパターンを検出
したとき再度カウンタ409の計数値を1つ加算し、1
周期後(1周期タイマオフ)の同じタイミングに再びパ
ターン検出回路408が論理レベルの“1”が連続する
パターンを検出できなかったときおよび1周期前にパタ
ーン検出回路408が論理レベル“1”の連続するパタ
ーンを検出したときはカウンタ409をリセットする。
図11に2周期目にスタートビット候補が検出できなか
ったときの一例を示す。AND回路411はカウンタ4
09が所定の計数値(例えば3回)に達したとき出力す
る論理レベル“1”とパターン検出回路が検出したスタ
ートビット候補であるパターン検出信号との論理積を取
りタイミング発生回路412を起動する(図10参
照)。タイミング発生回路412は図7に示すイコライ
ザ制御回路(20),レベル検出回路(30),ビット
検出回路(40),ピークホールド回路(50),識別
回路(60)を制御するための各種タイミング信号T1
〜T5を発生する。図12にある任意のタイミング信号
Txを生成する一例を示す。
【0011】レベル検出回路30は図3に示すように、
タイミング信号T2で制御されるスイッチ回路(1)3
1と、タイミング信号T3で制御されるスイッチ回路
(2)32と、等化受信信号の直流レベルを一時保持す
るためのコンデンサc1とから構成する。タイミング信
号T3は図7に示すように受信期間に入る直前(送受信
間隔期間)にアクティブになりスイッチ回路(2)32
を制御する。スイッチ回路(2)32は閉回路となりコ
ンデンサc1がアース電位に接続されコンデンサC1に
保持されている電位を放電する。タイミング信号T2は
図7に示すように受信信号のスタートビットと思われる
タイミング(等化受信信号の先頭)でアクティブになり
スイッチ回路(1)31を制御する。タイミング信号T
2がアクティブになると、スイッチ回路(1)31は閉
回路となり等化受信信号cのスタートビットと思われる
ビット位置の電位を新たにコンデンサc1に保持する。
こうして等化受信信号cのスタートビットと思われるビ
ット位置のビットレベル信号dが検出される。
【0012】ピークホールド回路50は図5に示すよう
に、タイミング信号T3で制御されるスイッチ回路
(3)501と、タイミング信号T4で制御されるスイ
ッチ回路(5)504と、等化受信信号cの最大レベル
の電位を一時保持するコンデンサC2と、等化受信信号
cのフーレム内の各信号レベルをコンデンサC2の電位
と比較する比較回路(8)503と、比較回路(8)5
03の出力で制御されるスイッチ回路(4)502とか
ら構成する。タイミング信号T3は図7に示すように等
化受信信号cの直前にアクティブになり、スイッチ回路
(5)504を制御する。そのためコンデンサC2はス
イッチ回路(5)504を介して短絡され、いままで蓄
積されていた一つ前の等化受信信号のフレーム内で一番
大きかった信号レベルの電位は放電され“0”電位にな
る。タイミング信号T4は図7に示すようにタイミング
信号T3に続き受信信号cの受信期間中アクティブにな
りスイッチ回路(3)501を制御して閉回路にする。
スイッチ回路(3)501を通過した等化受信信号cは
比較回路(8)503に入力され、最初はコンデンサC
2が“0”電位であるため、等化受信信号cのフレーム
内の最初の信号レベルの電位ががそのまま蓄積される。
以後比較回路(8)503はこの等化受信信号cのフレ
ーム内の各信号レベルとコンデンサC2に保持されてい
る電位とをその都度比較し、コンデンサC2に保持され
ている電位より等化受信信号cのフレーム内の信号レベ
ルの電位が大きいとき論理レベル“1”を出力しスイッ
チ回路502を制御して閉回路にする。スイッチ回路
(4)502が閉回路となるとコンデンサC2の電位よ
り大きかった等化受信信号cの信号レベルの電位が新た
なピークホールド信号eとしてコンデンサC2に保持さ
れる。スイッチ回路(3)501を通過した等化受信信
号cのフーレム内のある任意の信号レベルの電位がコン
デンサC2に保持されている電位より小さいときは論理
レベル“0”を出力し、スイッチ回路(5)502は作
動しない。したがってコンデンサC2に保持されている
同一フレーム内の一つ前の信号レベルの電位がピークホ
ールド信号eとしてコンデンサC2に保持さ、イコライ
ザ制御回路20へ出力される。こうして同一受信期間内
で等化受信信号cの最大レベルをピークホールド信号e
としてイコライザ制御回路20へ送出することができ
る。
【0013】イコライザ制御回路20は図2に示すよう
に、比較回路(1)21と、比較回路(2)22と、比
較回路(3)23と、基準電圧発生回路(1)24と、
基準電圧発生回路(2)25と、基準電圧発生回路
(3)26と、OR回路27と、AND回路28,29
とから構成する。タイミング信号T1は図7に示すよう
にタイミング信号T2〜T5より前にアクティブにな
り、イコライザ10(図1参照)の利得を設定するタイ
ミングを定める。比較回路(1)21は、ビット検出回
路40が検出した等化受信信号cのスタートビットと思
われる位置に対応してレベル検出回路30が検出したビ
ットレベル信号dを基準電圧発生回路(1)24の基準
電圧E1(第1の基準電圧)と比較し、ビットレベル信
号dが大きいとき論理レベル“0”,小さいとき論理レ
ベル“1”を出力する。比較回路(2)22はビット検
出回路30が検出したビットレベル信号dを基準電圧発
生回路(2)25の基準電圧E2(第2の基準電圧)と
比較し、ビットレベル信号dが大きいとき論理レベル
“1”,小さいとき論理レベル“0”を出力する。比較
回路(3)23はピークホールド回路50が検出したピ
ークホールド信号eを基準電圧発生回路(3)26の基
準電圧E3(第3の基準電圧)と比較し、ピークホール
ド信号eが大きいとき論理レベル“1”,小さいとき論
理レベル“0”を出力する。なお、第1,2,3の基準
電圧E1,E2,E3は図8に示すようにE1<E2<
E3の関係にある。
【0014】ここでイコライザ制御信号a,bの生成に
ついて図2に表1を併せて参照して説明する。ピークホ
ールド信号eが第3の基準電圧E3より大きく比較回路
(3)23が論理レベル“1”を出力した場合、AND
回路28の出力であるイコライザ制御信号aは論理レベ
ル“0”に、またOR回路27の出力は論理レベル
“1”になる。このときタイミング信号T1がアクティ
ブになると、ビットレベル信号dの大きさに関係なくイ
コライザ制御信号aは論理レベル“0”のままで、AN
D回路29の出力であるイコライザ制御信号bは論理レ
ベル“1”となり、イコライザ10の利得を1ステップ
下げるよう制御する。なおイコライザ制御信号aおよび
bはイコライザ10の利得を増減する制御信号であり、
それぞれ論理レベルが“1”のとき利得を制御し、論理
レベルが“0”のときは利得制御はしない。
【0015】
【表1】
【0016】すなわち、表1に示すようにピークホール
ド信号eが第3の基準電圧E3より大きい(e>E3)
ときはイコライザ制御信号bが論理レベル“1”とな
り、等化受信信号cのスタートビットのピーク値が所定
の範囲内(図8に示す第1の基準電圧E1と第2の基準
電圧E2との間)に収斂するまでイコライザ10の利得
を1ステップずつ下げる。ピークホールド信号eが第3
の基準電圧E3より小さく(e<E3)かつビットレベ
ル信号dが第1の基準電圧E1より小さい(d<E1)
ときは、イコライザ制御信号aが論理レベル“1”とな
り、第1の基準電圧E1と第2の基準電圧E2の範囲内
にスタートビットのピーク値が収斂するまでイコライザ
10の利得を1ステップずつ上げる。またピークホール
ド信号eが第3の基準電圧E3より小さく(e<E3)
かつビットレベル信号dが第2の基準電圧E2より大き
いか等しい(d≧E2)ときは、イコライザ制御信号b
が論理レベル“1”となり、第1の基準電圧E1と第2
の基準電圧E2の範囲内にスタートビットのピーク値が
収斂するまでイコライザ10の利得を1ステップずつ下
げる。なおビットレベル信号dが第1の基準電圧E1よ
り大きいか等しくかつ第2の基準電圧E2より小さい
(E1≦d<E3)ときは、イコライザ制御信号a,b
とも論理レベルが“0”になり、イコライザ10の利得
は制御されず現在の利得が維持される。
【0017】識別回路60は図6に示すように、タイミ
ング信号T4で制御されるスイッチ回路(6)601
と、スイッチ回路(6)601を通過した等化受信信号
cをビット検出回路40が備える基準電圧発生回路
(4)403の基準電圧E4(第4の基準電圧)と比較
する比較回路(6)602と、スイッチ回路(6)60
1を通過した等化受信信号cをビット検出回路40が備
える基準電圧発生回路(5)404の基準電圧E5(第
5の基準電圧)と比較する比較回路(7)603と、比
較回路(6)602と比較回路(7)603の出力を論
理和するOR回路606と、タイミング信号T5により
等化受信信号の+5Vが論理レベル“1”,0Vが論理
レベル“0”に対応するデジタル信号にA/D変換する
サンプリング回路(2)607とから構成する。タイミ
ング信号T4は図7に示すように受信期間中アクティブ
になりスイッチ回路(6)601を制御する。スイッチ
回路(6)601を通過した等化受信信号cは比較回路
(6)602に入力され、比較回路(6)602はビッ
ト検出回路40の基準電圧発生回路(4)403の基準
電圧E4(第4の基準電圧)と比較し、等化受信信号c
が第4の基準電圧E4より大きいとき論理レベル“1”
を出力する。同様に比較回路(7)603はビット検出
回路40の基準電圧発生回路(5)404の基準電圧E
5(第5の基準電圧)と等化受信信号cを比較し、等化
受信信号cが小さいとき論理レベル“1”を出力する。
【0018】比較回路(6)602および比較回路
(7)603でそれぞれ検出された等化受信信号はOR
回路606を介してサンプリング回路(2)607へ入
力される。サンプリング回路(2)607はタイミング
信号T5により等化受信信号cの+5Vが論理レベル
“1”,0Vが論理レベル“0”に対応するデジタル信
号にA/D変換し受信信号出力Routへ送出する。
【0019】以上記述したように本発明によれば、図1
4(C)に示すようにビット検出回路40が正規のスタ
ートビットよりレベルの小さい、例えば送信信号の最終
ビットのリンギングをスタートビットと誤って検出した
場合、イコライザ制御回路20はレベル検出回路30を
介して検出されたリンギングのレベルを受けとり、この
リンギングレベルが所定のレベルになるようにイコライ
ザ10を制御することにより図14(D)に示すように
一担はリンギングより大きいスタートビットが過剰増幅
されるが、ピークホールド回路50がこの過剰増幅され
たスタートビットのピーク値を検出しイコライザ制御回
路20に通知し、イコライザ制御回路20がイコライザ
10を制御してスタートビットが所定のレベルになるま
でイコライザ10の利得を下げるので、相対的にリンギ
ングのレベルは小さくなり、ビット検出回路40のしき
い値(第4,第5の基準電圧E4,E5)以下となるた
め誤検出が無くなり、以後正規のスタートビットのレベ
ルによりイコライザ10の利得が決定される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、等化受信
信号のピーク値を検出したピークホールド回路の出力が
所定のしきい値より大きい場合には、ビット検出回路が
検出したビット位置のビットレベルの値にかかわらずイ
コライザの利得を所定のレベルまで下げることを可能に
したので、送信信号の最終ビット等の小さなリンギング
をスタートビットと誤って検出した場合でもイコライザ
の利得を最適値に設定することができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示したイコライザ制御回路20のブロッ
ク図。
【図3】図1に示したレベル検出回路30のブロック
図。
【図4】図1に示したビット検出回路40のブロック
図。
【図5】図1に示したピークホールド回路50のブロッ
ク図。
【図6】図1に示した識別回路60のブロック図。
【図7】図2〜図6に示した各種タイミング信号と等化
受信信号の関係を示す図。
【図8】図2,図4,図6に示した各種基準電圧の関係
を示す図。
【図9】図4に示したパターン検出回路408のパター
ン検出信号を示す図である。
【図10】図10は図4のビット検出回路におけるスタ
ートビットの検出例を示すタイミングチャートである。
【図11】図11は図4のビット検出回路におけるタイ
マ動作の一例を示す図である。
【図12】図12はビット検出回路におけるタイミング
信号の生成例を示す図で(A)はブロック図、(B)は
タイミングチャートである。
【図13】従来の2線式時分割伝送方式の等化受信回路
のブロック図。
【図14】図13に示した受信回路における誤動作の例
を示す図で(A)は伝送路上の送受信号の周期を示す
図,(B)は送信信号および受信信号の波形を示す図,
(C)は受信信号の誤検出の例を示す図,(D)は等化
受信信号の過等化の例を示す図である。
【符号の説明】
1,700 2線式時分割伝送路の受信回路 10,710 イコライザ 20,720 イコライザ制御回路 30,730 レベル検出回路 40,740 ビット検出回路 50 ピークホールド回路 60,750 識別回路 21 比較回路1 22 比較回路2 23 比較回路3 401 比較回路4 402 比較回路5 503 比較回路6 602 比較回路7 603 比較回路8 24 基準電圧発生回路1 25 基準電圧発生回路2 26 基準電圧発生回路3 403 基準電圧発生回路4 404 基準電圧発生回路5 604 基準電圧発生回路6 605 基準電圧発生回路7 27,405,606 OR回路 28,29,411 AND回路 31 スイッチ回路1 32 スイッチ回路2 501 スイッチ回路3 502 スイッチ回路4 504, スイッチ回路5 601 スイッチ回路6 406 サンプリング回路1 607 サンプリング回路2 407 シリアル/パラレル変換回路 408 パターン検出回路 409 カウンタ 410 1周期タイマ 412 タイミング信号発生回路 413 NOR回路 a イコライザ制御信号(利得上昇) b イコライザ制御信号(利得下降) c イコライザ出力信号(等化受信信号) d ビットレベル信号 e ピークホールド信号 Rin 受信入力信号 Rout 受信出力信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 3/00 - 3/18 H04B 7/005 - 7/01 H04L 5/14 - 5/16 H03H 15/00 - 19/00 H03G 3/20

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの伝送路上を送信信号と受信信号と
    を所定の周期で交互に伝送を繰り返す2線式時分割伝送
    方式の受信回路において、前記伝送路の線路損失を等化
    制御するイコライザを備え、前記受信信号を受信するた
    びに前記イコライザで等化制御された等化受信信号を第
    4のしきい値E4および第5のしきい値E5(E4>E
    5)により識別される最初のビット位置に対応するビッ
    トのレベルと前記等化受信信号内の最大レベルとをそれ
    ぞれ検出し、前記ビット位置に対応する前記ビットのレ
    ベルを第1のしきい値E1および第2のしきい値E2と
    比較すると共に前記最大レベルを第3のしきい値E3
    (E3>E2>E1)とそれぞれ比較し、前記最大レベ
    ルが前記第3のしきい値E3より大きいとき前記ビット
    位置に対応する前記ビットのレベルの比較結果にかかわ
    らず前記イコライザの利得を下げ、前記最大レベルが前
    記第3のしきい値E3より小さくかつ前記ビット位置に
    対応する前記ビットのレベルが前記第1のしきい値E1
    より小さいとき前記イコライザの利得を上げ、前記最大
    レベルが前記第3のしきい値E3より小さくかつ前記ビ
    ット位置に対応する前記ビットのレベルが前記第2のし
    きい値E2より大きいか等しいとき前記イコライザの利
    得を下げ、前記等化受信信号の最初の前記ビット位置に
    対応する前記ビットのレベルが前記第1のしきい値E1
    と前記第2のしきい値E2との範囲に収斂するように前
    記イコライザの利得を設定することを特徴とする2線式
    時分割伝送方式の受信方法。
  2. 【請求項2】 前記等化受信信号から所定回数同じ位置
    に前記第4のしきい値E4および前記第5のしきい値E
    5(E3>E4>E5)より大きな最初のビットの位置
    を検出するビット検出回路と、このビット検出回路が検
    出した前記最初のビット位置に対応するビットのレベル
    を検出するレベル検出回路と、前記等化受信信号ごとに
    最大レベルを検出するピークホールド回路と、このピー
    クホールド回路が検出した前記最大レベルが前記第3の
    しきい値E3より大きいとき前記イコライザの利得を下
    げ、前記最大レベルが前記第3のしきい値E3より小さ
    くかつ前記レベル検出回路が検出した前記最初のビット
    位置に対応する前記ビットのレベルが前記第1のしきい
    値E1より小さいとき前記イコライザの利得を上げ、前
    記最大レベルが前記第3のしきい値E3より小さくかつ
    前記レベル検出回路が検出した前記最初のビット位置に
    対応する前記ビットのレベルが前記第2のしきい値E2
    より大きいか等しいとき前記イコライザの利得を下げ、
    前記等化受信信号のスタートビットのレベルが前記第
    1,第2のしきい値E1とE2の範囲に収斂するよう前
    記イコライザの利得を設定するイコライザ制御回路と、
    前記等化受信信号を前記第4のしきい値E4および前記
    第5のしきい値E5と比較し前記等化受信信号が前記第
    4のしきい値E4より大きいか前記第5のしきい値E5
    より小さいとき論理レベル“1”と判定し、前記等化受
    信信号が前記第4のしきい値E4より小さくかつ前記第
    5のしきい値E5より大きいとき論理レベル“0”と判
    定して前記等化受信信号をデジタル信号に変換する識別
    回路とを有することを特徴とする2線式時分割伝送方式
    の受信回路。
  3. 【請求項3】 前記等化受信信号を前記第4のしきい値
    E4と比較し前記等化受信信号が大きいとき論理レベル
    “1”を、また小さいとき論理レベル“0”を出力する
    第4の比較回路と、前記等化受信信号を前記第5のしき
    い値E5と比較し前記等化受信信号が小さいとき論理レ
    ベル“1”を、また大きいとき論理レベル“0”を出力
    する第5の比較回路と、前記第4および第5の比較回路
    の出力を論理和するOR回路と、このOR回路の出力を
    所定のクロックでサンプリングする第1のサンプリング
    回路と、このサンプリング回路のサンプリング出力であ
    るパラレル信号をシリアル信号に変換するシリアル/パ
    ラレル変換回路と、この変換されたシリアル信号の連続
    性を識別してスタートビットの候補となるビットの位置
    を検出するパターン検出回路と、このパターン検出のた
    びに1加算するカウンタと、前記パターン検出により起
    動し前記等化受信信号の1周期を計測し、前記パターン
    検出が一定周期で連続しないとき前記カウンタの計数値
    をリセットするタイマと、前記カウンタが所定回数前記
    パターン検出を計数したとき前記スタートビットの候補
    がスタートビットであると判定し、制御用の各種タイミ
    ング信号を生成するタイミング発生回路とを有する請求
    項2記載のビット検出回路。
  4. 【請求項4】 前記ビット検出回路から前記タイミング
    信号を受け前記等化受信信号の到着の直前に一時導通す
    る第2のスイッチ回路と、到着した前記等化受信信号の
    先頭から所定期間導通する第1のスイッチ回路と、前記
    第1のスイッチを通過した前記等化受信信号の電位を蓄
    積する第1の直流電位蓄積手段とを備え、前記第2のス
    イッチの導通により前記第1の直流電位蓄積手段の蓄積
    電位を一旦放電した後、前記第1のスイッチの導通によ
    り前記等化受信信号の先頭から所定期間の電位を前記第
    1の直流電位蓄積手段に蓄積する請求項2記載のレベル
    検出回路。
  5. 【請求項5】 前記ビット検出回路から前記タイミング
    信号を受け前記第2のスイッチ回路と同じタイミングで
    一時導通する第5のスイッチ回路と、前記第5のスイッ
    チ回路の開放後から前記等化受信信号の期間の終了まで
    の間導通する第3のスイッチ回路と、第4のスイッチ回
    路を介して前記第3のスイッチ回路を通過した前記等化
    受信信号の電位を蓄積する第2の直流電位蓄積手段と、
    この第2の直流電位蓄積手段の蓄積電位と前記第3のス
    イッチ回路を通過した前記等化受信信号の電位とを第8
    の比較回路で比較し、前記等化受信信号が大きいとき導
    通する前記第4のスイッチ回路とを備え、前記第4のス
    イッチ回路が導通するたびに前記第2の直流電位蓄積手
    段の蓄積電位を更新して前記等化受信信号の前記最大レ
    ベルとして保持する請求項2記載のピークホールド回
    路。
  6. 【請求項6】 前記レベル検出回路で検出した前記ビッ
    ト位置に対応する前記ビットのレベルを前記第1のしき
    い値E1と比較し、前記ビット位置に対応する前記ビッ
    トのレベルが小さいとき論理レベル“1”を出力する第
    1の比較回路と、前記ビット位置に対応する前記ビット
    のレベルを前記第2のしきい値E2と比較し、前記ビッ
    ト位置に対応する前記ビットのレベルが大きいとき論理
    レベル“1”を出力する第2の比較回路と、前記ピーク
    ホールド回路が検出した前記最大レベルを前記第3のし
    きい値E3と比較し前記最大レベルが大きいとき論理レ
    ベル“1”を出力する第3の比較回路と、前記第1の比
    較回路の出力と前記第3の比較回路の出力の否定と前記
    ビット検出回路で生成された前記等化受信信号の各ビッ
    ド個々に対応するタイミングパルスとを入力し、前記ピ
    ークホールド回路が検出した前記最大レベルが前記第3
    のしきい値E3より小さくかつ前記レベル検出回路が検
    出した前記ビット位置に対応する前記ビットのレベルが
    前記第1のしきい値E1より小さいとき前記イコライザ
    の利得を上げる制御信号を出力する第1のAND回路
    と、前記等化受信信号の各ビット個々に対応する前記タ
    イミングパルスと共に前記第2および第3の比較回路の
    出力を論理和回路を介して入力し、前記最大レベルが前
    記第3のしきい値E3より大きいとき前記ビット位置に
    対応する前記ビットのレベルの値にかかわらず前記イコ
    ライザの利得を下げ、前記最大レベルが前記第3のしき
    い値E3より小さくかつ前記ビット位置に対応する前記
    ビットのレベルが前記第2のしきい値E2より大きいか
    等しいとき前記イコライザの利得を下げる第2のAND
    回路とを有し、前記等化受信信号のスタートビットのレ
    ベルが前記第1,第2のしきい値E1とE2の範囲内に
    収斂するよう前記イコライザの利得を設定する請求項2
    記載のイコライザ制御回路。
  7. 【請求項7】 前記ビット検出回路から前記タイミング
    信号を受け前記第3のスイッチ回路と同じタイミングで
    導通する第6のスイッチ回路と、この第6のスイッチ回
    路を通過した前記等化受信信号を前記第4のしきい値E
    4と比較し前記等化受信信号が大きいとき論理レベル
    “1”を出力する第6の比較回路と、前記等化受信信号
    を前記第5のしきい値E5と比較し前記等化受信信号が
    小さいとき論理レベル“1”を出力する第7の比較回路
    と、前記第6の比較回路および前記第7の比較回路の出
    力を論理和するOR回路と、このOR回路を介して入力
    する前記第6および前記第7の比較回路の出力を前記等
    化受信信号の各ビット個々に対応する前記タイミングパ
    ルスによりデジタル信号を生成するサンプリング回路と
    を有する請求項2記載の識別回路。
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