JP2824205B2 - 醸造プラントにおける水押し自動終了システム - Google Patents

醸造プラントにおける水押し自動終了システム

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JP2824205B2 JP6974794A JP6974794A JP2824205B2 JP 2824205 B2 JP2824205 B2 JP 2824205B2 JP 6974794 A JP6974794 A JP 6974794A JP 6974794 A JP6974794 A JP 6974794A JP 2824205 B2 JP2824205 B2 JP 2824205B2
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武司 今村
雅之 川本
正志 壱岐
秀樹 山口
国広 奥本
博史 山崎
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辰馬本家酒造株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酒の醸造工程、調合工
程等で醪及び酒の工程間の移動のためポンプにより行な
われる輸送工程、特にその移送の最後において配管及び
機器中に残留した醪及び酒を送り切るために行われる水
押し工程の自動終了システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】清酒の醸造プラントにおいては、生成さ
れた醪(もろみ)または酒を次の工程に移動するルート
において、配管及び機器に残留した醪または酒を排除す
るために、そのルートに水を流す『水押し』という作業
をする。これは醸造工程だけでなく、調合工程等でも行
われる。
【0003】この「水押し」作業には、(1) 図4に示す
ように、送り側タンクaから受け側タンクbへの配管
(払い出し配管c、供給配管d)及び機器(ポンプe)
中に残留する醪及び酒の量を予め測定しておき、移送の
最後に同量の水を押水タンクfから送って醪及び酒と水
を置き換える方法と、(2) 図5に示すように、醪及び酒
の移送に引き続き水(水押し用)を送り、端末部gで醪
及び酒が水に置き替わった時点での水の送りを排水側に
切換える方法とが取られる。後者は配管及び機器中の酒
の量が一定でなく、水への置き換え量を予め決められな
い場合や、醪及び酒から水への切換え動作を連続して行
なうことが要求される場合の方法である。
【0004】従来、この「水押し」作業に伴なう弁類切
換え操作、ポンプ起動・停止操作等は作業員によって行
なわれている。即ち、上記(1) の場合は、作業員が醪及
び酒の送り終わりを目視等で判断し、ポンプeを一時停
止させて、規定量を採水し、ポンプeを起動させる。そ
して、「水押し」の完了を確認したうえでポンプeを再
度停止させ、弁類の操作をし配管中の水を排水して一連
の動作を完了させる。
【0005】一方、上記(2) の醪及び酒送りから排水へ
の切り換え動作を連続して行なう場合は、送醪及び送酒
中の醪及び酒が水に置き替わっていく状態を、供給配管
dの端末部gの採取液を口に含むなどの方法による味覚
で判断し、排水切り換えのための弁類の操作をする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら人手に
よる方法は、操作の熟練を必要とする他、人の味覚に頼
ること、切り換え動作の遅れが生じた場合は醪及び酒に
混入する水の量にバラツキが生じ品質が一定でなくなる
等の問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、醸造プラントにおいて水押し工程を自動的に終了す
ることができる水押し自動終了システムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の醸造プラントにおける水押し自動終了シス
テムは、次のように構成する。
【0009】請求項1の発明では、送り側タンクからタ
ンク内の醪又は酒を移送配管及びポンプを介して受け側
タンクへ移送するシステムにおいて、上記移送配管にお
ける受け側タンク側の端末部に第1自動切換弁及びアル
コール濃度を計測する濃度計を設けると共に、上記供給
配管の端末部における第1自動切換弁より上流側から分
岐させた排水用又は循環用の分岐管に第2自動切換弁を
設け、上記濃度計により検出されるアルコール濃度を監
視し、水押し工程の開始後、上記濃度計で検出されるア
ルコール濃度が所定のアルコール濃度より低くなったと
き、上記第1自動切換弁を閉じ第2自動切換弁を開くよ
うに切り替える制御装置を設ける。
【0010】請求項2の発明では、請求項1記載の醸造
プラントにおける水押し自動終了システムにおいて、上
記送り側タンクへの水押し用水の移送配管に第3の自動
切換弁を設けると共に、上記送り側タンクの出口又は払
い出し配管の端末部に空検知装置を設け、該空検知装置
により上記送り側タンク内又は払い出し配管内に存在す
る空気が検知されたとき、上記第3の自動切換弁を開
き、水押し工程を開始する制御機能を上記制御装置に設
けた構成とする。
【0011】請求項3の発明では、請求項1又は2記載
の醸造プラントにおける水押し自動終了システムにおい
て、上記送り側タンクが仕込発酵タンクであり、上記受
け側タンクが圧搾待ちタンクである構成とする。
【0012】請求項4の発明では、請求項1又は2記載
の醸造プラントにおける水押し自動終了システムにおい
て、上記送り側タンクが入口タンクであり、上記受け側
タンクが澄口タンクである構成とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、送り側タンク内の醪又は
酒を受け側タンクへ移送するに際し、移送配管における
受け側タンク側の端末部に設けた濃度計でアルコール濃
度が計測され、醪又は酒から水に入れ代わる時点が監視
される。制御装置は、水押し工程の開始後、上記濃度計
で検出されるアルコール濃度が所定のアルコール濃度よ
り低くなったときが、この醪又は酒から水への入れ代わ
り時点であると判断して、第1自動切換弁を閉じて受け
入れ側タンクへの導入を阻止し、他方第2自動切換弁を
開いて押水を分岐管から配水系又は循環系に流す。
【0014】このように水押し終了時において、水と醪
又は酒とが入れ代わる時点が自動的に検出され、押水は
配管中の液体を移送配管中から送り切った後、自動的に
排出される。その作業は、従来のように蔵人(作業員)
が味覚により判断するのではなく、自動的に濃度計によ
り判断するため、バラツキを生じなくなり、品質が一定
化する。
【0015】請求項2の発明では、水押し工程の開始
が、上記送り側タンクの出口又は払い出し配管の端末部
に設けた空検知装置により監視される。そして、この空
検知装置により送り側タンク内又は払い出し配管内に空
気が存在することが検知されたとき、送り側タンク内に
は醪又は酒が無くなったと判断し、上記送り側タンクへ
の水押し用水の移送配管に設けた第3の自動切換弁を開
き、水押し工程を開始する。
【0016】請求項3の発明では、仕込発酵タンクの醪
を圧搾待ちタンクへ移送する形態に適用したものであ
り、この工程間の水押し作業を自動化することができ
る。
【0017】請求項4の発明では、入口タンクの酒を澄
口タンクへ移送する形態に適用したものであり、この工
程間の水押し作業を自動化することができる。
【0018】なお、水押し作業に必要な自動切り換え弁
としては、(1)電磁弁や電動弁等の電力駆動式の切換
弁、(2)エアー作動弁、(3)油圧作動弁などを用い
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図3は清酒醸造プラントの概要を示したも
のであり、精米・洗米の終った原料米は、白米タンク1
を経て洗米され浸漬タンク2に入れられ、蒸米に最適な
状態になるように冷水に浸けられた後、蒸米機3により
蒸される。そして、蒸し上った米は放冷機4により冷却
され、大半は仕込発酵タンク8へ、一部は製麹機6及び
麹保管機7から成る製麹(麹づくり)工程へ運ばれる。
【0020】仕込発酵タンク8には、酒母タンク7から
酒母が入れられると共に、これに上記放冷機4からの蒸
米,上記製麹工程6,7からの麹、及び図示してないポ
ンプで送られてくる酒造原料水が添加され、ここで麹に
よる澱粉の糖化作用と、酵母によるアルコール発酵とが
並行して営まれる。
【0021】上記発酵の完結によって得られたもろみ
(醪)は、仕込発酵タンク8から圧搾待ちタンク50を
経てしぼり機9に送られて絞られ、“お酒”と酒粕とに
分けられる。そして“お酒”は、入口タンク10を経て
ろ過機11によりろ過され、澄口タンク12に一旦貯留
された後、殺菌のための火入れ工程へと廻される。尚、
図2中のPはそれぞれ移送ポンプを示す。
【0022】仕込発酵タンク8には、酒造原料水の供給
配管13、アルコールの供給配管14、及び上記水押し
作業に用いる押し水の供給配管15が、それぞれのポン
プ16より配設されている。また、入口タンク10に
は、冷却上水の供給配管17、洗浄水の供給配管18
が、それぞれのポンプ19より配設されている。更に、
澄口タンク12には、洗浄水/冷却上水の供給配管20
がポンプ21から配設されている。そして、これらの供
給配管13〜15、17、18及び20には、それぞれ
自動制御される電磁弁Sがタンク近傍に設けられてい
る。
【0023】図1は、上記プラントにおける仕込発酵タ
ンク8から圧搾待ちタンク50への移送配管の「水押
し」作業工程部分又は入口タンク10から澄口タンク1
2への移送配管の「水押し」作業工程部分を抽出して示
したものである。ここでは説明の便宜上、送り側タンク
が入口タンク10であり、受け側タンクが澄口タンク1
2である場合を例にして説明する。22は移送ポンプP
を代表して示したものであり、ろ過機11は省略してあ
る。
【0024】入口タンク10はその底部から低位へと引
き出された払い出し配管23により移送ポンプ22まで
接続され、該移送ポンプ22の吐出側は供給配管24に
て澄口タンク12の上部へ接続されて、これら配管2
3、24によって上記移送配管が構成されている。この
供給配管24の末端部25の手前には排水管へ続く分岐
管26が分岐されており、この分岐点より下流側におい
て端末部25には第1の自動切換弁としての電磁弁(第
1電磁弁)27が、また分岐管26には第2の自動切換
弁としての電磁弁(第2電磁弁)28が設けられてい
る。
【0025】一方、払い出し配管23の端末端部側に
は、移送ポンプ22より上位部において空検知装置とし
ての導電率計29が設けてある。また、供給配管24の
末端部25には、電磁弁27より下流側において電極式
アルコール濃度計30が設けてある。導電率計29は、
醪又は酒と空気との導電率の差を利用して醪又は酒の有
・無を検知するように機能する。また、この送り出し側
の導電率計29は、送り側タンクである入口タンク10
の底に設置することもできる。さらに、これら空検知装
置及び濃度計としては、上記導電率計や電極式以外のも
のであっても、醪や酒の有・無、若しくはアルコールの
濃度を検知できるのであれば、その他の手段でも良い。
【0026】31は上記電磁弁27、28の操作手順及
び移送ポンプ22のオン・オフを司るプログラマブルコ
ントローラ(いわゆるシーケンサ)、32はこのシーケ
ンサ31を導電率計29及び濃度計30の検出信号に応
じて制御して一連の作業の自動化を図るコントローラで
あり、両者は共に制御装置全体の構成要素となる。
【0027】次に動作について説明する。
【0028】1)「酒送り完了」から「水押し」開始・
終了の操作の自動化 入口タンク10から澄口タンク12への酒の移送は、コ
ントローラ32の作用下でシーケンサ31により、第2
電磁弁28を閉じた状態に置き、移送ポンプ22をオン
することで行われる。これにより澄口タンク12への酒
は、払い出し管23、移送ポンプ22、供給配管24及
び第1電磁弁27を経て、入口タンク10から澄口タン
ク12へ輸送される。このときコントローラ32は、導
電率計29及び濃度計30からの検知信号を受け、導電
率計29が酒と空気の導電率の差に基づき検知する払い
出し配管23内の「空」の状態を、濃度計30が供給配
管24内のアルコール濃度を所定の濃度(例えば3%)
と比較して、監視している。
【0029】今、移送ポンプ22による入口タンク10
から澄口タンク12への酒の移送工程中において、酒の
移送が最後になると、入口タンク10中に酒が無くなる
ことになる。コントローラ32は、導電率計29からの
導電率変化の信号で払い出し管23が空(空気が存在す
る)であることを検出し、これを受けてシーケンサ31
は次工程の「水押し」のための操作に入る。即ち、電磁
弁33を開き、ポンプ16によって供給配管15から送
られてくる押し水を入口タンク10へ供給し、移送ポン
プ22を介して、払い出し配管23及び供給配管24内
に残留している酒を水押しする。これにより、払い出し
配管23及び供給配管24内に残留している酒は、引き
続き澄口タンク12に送られる。濃度計30はこのとき
の澄口タンク12に入る液体の濃度、つまり供給配管の
末端部25内のアルコール濃度を監視する。
【0030】2)「水押し」中からの排水切り換え操作
の自動化 今、払い出し配管23及び供給配管24内に残留してい
る酒が上記水押しにより送り切られると、供給配管24
の末端部25の液体が水に替わる。コントローラ32
は、そのことを濃度計30による供給配管末端部25中
のアルコール濃度が例えば上記3%以下になることで検
出する。シーケンサ31は、これを受けて図2(a)の
状態にある電磁弁27、28を図2(b)の状態に切り
換える、即ち、第1電磁弁27を閉じ、代わりに第2電
磁弁28を開くように切替え動作する。これにより、押
し水の澄口タンク12への流入は阻止され、分岐管28
より系外へ排水されるか又は循環系に戻される。
【0031】シーケンサ31は、上記第1,第2電磁弁
27、28の切り替えと同時またはその後に移送ポンプ
22を停止させることで水押しを完了させる。
【0032】上記したように、本実施例では、空検知装
置である導電率計、アルコール濃度計である電極式濃度
計、自動操作弁及びシーケンスコントローラ(シーケン
サー)を組み合わせて、酒の輸送設備に組み込み、水押
し作業の自動化を図ったものであり、作業員の目視によ
る水押し工程の開始判断を不要とすると共に、熟練作業
員による味覚による従来の水押し工程の終了判断とをな
くすことができる。また、自動的に行われるため、作業
員の手作業によるポンプ,バルブ類の操作を不要とする
ことができると共に、判断や操作に遅れが生じないた
め、品質の一定化を図ることができる。
【0033】上記実施例では、入口タンク10から澄口
タンク12へ酒を移送する場合について述べたが、送り
側タンクが仕込発酵タンク8であり、受け側タンクが圧
搾待ちタンク50である場合についても、上記と同様に
して、醪に対しての水押し工程の開始・終了及び排水切
り換え操作の自動化を図ることができる。
【0034】上記実施例では、押し水を連続的に送り側
タンクに流入させる例について述べたが、規定量の水を
水押しする方式においても、上記と同様にして、その
「水押し」終了の検知を自動的に行うことができる。
【0035】また上記実施例では電磁弁を用いたが、水
押し作業に必要な自動切り換え弁としては、(1)電磁
弁や電動弁等の電力駆動式の切換弁、(2)エアー作動
弁、(3)油圧作動弁などを用いることができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば下記
のような優れた効果が得られる。
【0037】1)請求項1の発明によれば、水押し工程
終了判断と、それに関連するポンプ,バルブ類の操作と
が自動的に行われるため、従来味覚等に頼ってい熟練作
業員の水押し工程終了判断をなくし、ポンプ,バルブ類
の手動操作をなくすことができる。また自動的に行われ
るため、判断,操作遅れに起因する酒又醪への水の混入
がなく、熟練作業員を不要とすることができる。
【0038】2)請求項2の発明によれば、作業員の目
視による水押し工程の開始判断と、それに関連するポン
プ,バルブ類の操作とを自動的に行うことができる。
【0039】3)請求項3の発明では、仕込発酵タンク
の醪を圧搾待ちタンクへ移送する形態に適用したもので
あり、この工程間の水押し作業を自動化することができ
る。
【0040】4)請求項4の発明では、入口タンクの酒
を澄口タンクへ移送する形態に適用したものであり、こ
の工程間の水押し作業を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における醸造プラントの水押
し自動終了システムを示す図である。
【図2】図1の移送配管の切り換え状態を示した図であ
る。
【図3】本発明の一実施例における清酒の醸造プラント
を示す図である。
【図4】従来の水押し工程の例を示す図である。
【図5】従来の水押し工程の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 白米タンク 2 浸漬タンク 3 蒸米機 4 放冷機 5 製麹機 6 麹保管機 7 酒母タンク 8 仕込発酵タンク 9 しぼり機 10 入口タンク 11 ろ過機 12 澄口タンク 13 酒造原料水の供給配管 14 アルコールの供給配管 15 押し水の供給配管 16 ポンプ 17 冷却上水の供給配管 18 洗浄水の供給配管 19 ポンプ 20 洗浄水/冷却上水の供給配管 21 ポンプ 22 移送ポンプ 23 払い出し配管 24 供給配管 25 供給配管の末端部 26 分岐管 27 第1電磁弁(自動切換弁) 28 第2電磁弁(自動切換弁) 29 導電率計 30 電極式アルコール濃度計 31 プログラマブルコントローラ(シーケンサ) 32 コントローラ 50 圧搾待ちタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 秀樹 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 奥本 国広 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 山崎 博史 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (56)参考文献 特開 平3−200591(JP,A) 特開 平7−227266(JP,A) 特開 平6−269271(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12G 3/02 119

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り側タンクからタンク内の醪又は酒を
    移送配管及びポンプを介して受け側タンクへ移送するシ
    ステムにおいて、上記移送配管における受け側タンク側
    の端末部に第1自動切換弁及びアルコール濃度を計測す
    る濃度計を設けると共に、上記供給配管の端末部におけ
    る第1自動切換弁より上流側から分岐させた排水用又は
    循環用の分岐管に第2自動切換弁を設け、上記濃度計に
    より検出されるアルコール濃度を監視し、水押し工程の
    開始後、上記濃度計で検出されるアルコール濃度が所定
    のアルコール濃度より低くなったとき、上記第1自動切
    換弁を閉じ第2自動切換弁を開くように切り替える制御
    装置を設けたことを特徴とする醸造プラントにおける水
    押し自動終了システム。
  2. 【請求項2】 上記送り側タンクへの水押し用水の移送
    配管に第3の自動切換弁を設けると共に、上記送り側タ
    ンクの出口又は払い出し配管の端末部に空検知装置を設
    け、該空検知装置により上記送り側タンク内又は払い出
    し配管内に存在する空気が検知されたとき、上記第3の
    自動切換弁を開き、水押し工程を開始する制御機能を上
    記制御装置に設けたことを特徴とする請求項1記載の醸
    造プラントにおける水押し自動終了システム。
  3. 【請求項3】 上記送り側タンクが仕込発酵タンクであ
    り、上記受け側タンクが圧搾待ちタンクであることを特
    徴とする請求項1又は2記載の醸造プラントにおける水
    押し自動終了システム。
  4. 【請求項4】 上記送り側タンクが入口タンクであり、
    上記受け側タンクが澄口タンクであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の醸造プラントにおける水押し自動
    終了システム。
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