JP2822950B2 - 衛星テレビジョン有料放送用デコーダにおける個別情報処理方法 - Google Patents

衛星テレビジョン有料放送用デコーダにおける個別情報処理方法

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JP2822950B2
JP2822950B2 JP7208455A JP20845595A JP2822950B2 JP 2822950 B2 JP2822950 B2 JP 2822950B2 JP 7208455 A JP7208455 A JP 7208455A JP 20845595 A JP20845595 A JP 20845595A JP 2822950 B2 JP2822950 B2 JP 2822950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星テレビジョン有料放
送用デコーダにおける個別情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星テレビジョン有料放送とは、テレビ
ジョンの映像,音声等の信号をスクランブルして放送
し、正当な受信契約者はスクランブルを解除して視聴す
る放送形態をいう。このため、各家庭に設置される衛星
テレビジョン有料放送用デコーダ(以下、単にデコーダ
と称す)には、スクランブル放送信号に重畳された共通
情報中の番組情報に含まれる契約条件とデコーダ内に蓄
積されている契約条件とを比較する契約条件比較手段が
設けられており、正当な契約が行われている受信契約者
に限って映像デスクランブラおよび音声デスクランブラ
が働くようになっている。
【0003】ところで、デコーダ内に蓄積されている契
約条件が自由に変更されると、悪意な受信者によって無
料で放送が視聴されてしまうことになるため、各受信契
約者の各チャネル毎の契約条件を含む個別情報をスクラ
ンブル放送信号に重畳して定期的に放送局から送信し、
デコーダでは受信した個別情報中の契約条件を内部に取
り込むようにしている。そして、従来のデコーダにおい
ては、個別情報を受け取れる状態において自己のデコー
ドIDを含む個別情報を受信すると、その個別情報を復
号して契約条件等を抽出し且つこの抽出した契約条件に
基づく処理、例えば契約条件比較手段における比較処理
に適した形式に変換する処理等を実行し終えた後に、次
に受信される個別情報の処理のために個別情報の受け取
り待ち状態に戻るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
自己のデコードIDを含む個別情報を受信すると、毎回
最後まで処理を実行してから次の個別情報の受け取り待
ち状態に戻るようにしている。しかし、契約条件が変わ
っていなければ最後まで処理することは無駄である。特
に、抽出した契約条件に基づく処理は、契約条件比較手
段における比較処理に適した形式に変換する処理等を必
要とするため比較的多くの時間を必要とする。このた
め、有料放送チャネルが4チャネル,8チャネルと増大
するに従って、高速でないCPU等による処理では全チ
ャネルの契約情報を漏れなく取り込むことが困難になっ
てきた。
【0005】例えば、或る契約受信者がチャネルA,
B,C,Dの4チャネルの受信契約をしている場合、チ
ャネルAの契約条件,チャネルBの契約条件,チャネル
Cの契約条件,チャネルDの契約条件といった順で4チ
ャネル分の契約条件が別々の個別情報にて次々と送信さ
れてくる動作が、例えば5分や30分といった周期で繰
り返される。この場合、各周期毎に、最初に送信される
チャネルAの契約条件は最後まで処理されるが、その処
理中に若しチャネルBの契約条件が送信されてしまって
いた場合には、チャネルBの契約条件は処理できない。
これは以降の各周期でも同じであり、従って何時までた
ってもチャネルBの契約条件がデコーダに取り込めない
ことになる。
【0006】このような不都合は個別情報処理を司るC
PU等の演算装置を高速なもので実現すれば解消される
が、高速なCPU等は高価であるためデコーダの高価格
化を招く。
【0007】そこで本発明の目的は、低速な処理によっ
ても複数の契約条件を漏れなくデコーダに取り込むこと
ができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、スクランブル放送信号に重畳された共通
情報中の番組情報に含まれる契約条件とデコーダ内に蓄
積されている契約条件とを比較する契約条件比較手段を
備え、正当な契約が行われている受信契約者に限って映
像デスクランブラおよび音声デスクランブラを機能させ
るようにした衛星テレビジョン有料放送用デコーダにお
いて、個別情報の受け取り待ち状態において自己のデコ
ードIDを含む個別情報を受け取った際、その個別情報
を復号して得た契約条件と、各放送チャネル毎の最新の
契約条件を保存するための個別情報格納用メモリに保存
されている最新の契約条件とを比較し、一致する場合に
は今回の契約条件の処理を中断して次に受信される個別
情報の処理のために個別情報の受け取り待ち状態に戻
り、一致しなかった場合には今回の個別情報中の契約条
件で前記個別情報格納用メモリの古い契約条件を更新す
ると共に今回の契約条件に基づいた処理を実行し終えた
後に次に受信される個別情報の処理のために個別情報の
受け取り待ち状態に戻るようにしている。
【0009】
【作用】当該デコーダの契約受信者が例えばチャネル
A,B,C,Dの4チャネルの契約をしている場合、チ
ャネルAの契約条件,チャネルBの契約条件,チャネル
Cの契約条件,チャネルDの契約条件といった順で4チ
ャネル分の契約条件が別々の個別情報にて次々と送信さ
れてくる動作が或る周期で繰り返される。今、4チャネ
ルの契約条件が1つも取り込まれていない初期の状態を
考えると、先ず、或る周期において、最初に送信される
チャネルAの契約条件は個別情報格納用メモリに最新の
契約条件が存在しないので、最後まで処理され、その結
果、個別情報格納用メモリにその最新の契約条件が保存
されると共に、今回の契約条件に基づいた処理が実行さ
れ、その後に次に受信される個別情報の処理のために個
別情報の受け取り待ち状態に戻る。そして、当該契約受
信者への個別情報の送出間隔に比べて当該デコーダの個
別情報処理速度が遅いと、チャネルAの契約条件の処理
中に送信されてしまったチャネルBの契約条件は処理さ
れず、例えばその次のチャネルCの契約条件が処理さ
れ、個別情報格納用メモリに保存される。同様の理由で
チャネルDの契約条件は処理されない。即ち、最初の周
期においては、4つの契約条件のうちチャネルAとチャ
ネルCの契約条件が処理される。次の周期において、再
び最初にチャネルAの契約条件を受信した場合、その契
約条件が変わっていなければ個別情報格納用メモリに保
存されている契約条件と同じなので、今回のチャネルA
に関する契約条件の処理は中断して次に受信される個別
情報の処理のために個別情報の受け取り待ち状態に戻
る。この結果、チャネルAの契約条件に基づく処理をス
キップした分だけ早く受け取り待ち状態に戻ることがで
きる。これによって、次に受信されるチャネルBの契約
条件が処理できる。同様の理由により今回の周期でチャ
ネルDの契約条件も処理される。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0011】図1は本発明を適用したデコーダの一実施
例の機能ブロック図である。同図において、1がデコー
ダであり、2はスクランブル放送信号である。このスク
ランブル放送信号には、各チャネルのスクランブルされ
た映像信号および音声信号と関連情報とが含まれてい
る。ここで、関連情報は、番組情報および制御情報から
構成される共通情報と、個別情報とから構成される。な
お、その他に有料放送サービスに関する情報を受信側で
付加的に表示するメッセージが含まれる場合もある。番
組情報は、映像信号および音声信号のデスクランブルの
ためのキー(スクランブルキーKs)と番組に関する情
報とを含み、制御情報はデコーダのデスクランブル機能
の強制オン/オフの指令等を含む。また、個別情報は、
加入者毎の契約条件および共通情報の暗号を解くための
キー(ワークキーKw)を含む。
【0012】図2は1つの個別情報の構成例を示す。先
頭のデコードID31は各受信契約者を識別するための
IDであり、これは暗号化されていない。このデコード
ID31の後にワークキーKw32と契約条件33とが
続く。これらのワークキーKw32および契約条件33
が個別情報の本体部分であり、デコードID31で一意
に決まるキー(マスタキーKm)で暗号化されている。
【0013】図1に示すように、スクランブル放送信号
2のうち、デスクランブルされた映像信号は映像デスク
ランブラ11に入力される。他方、デスクランブルされ
た音声信号および関連情報は分離手段12に入力され
る。これは、関連情報が放送波の音声サブキャリアの音
声信号の伝送に利用した残りのデータ伝送用符号ビット
列の288ビットを1パケットとする固定長でパケット
伝送する形式が採用されていることによる。
【0014】分離手段12は、入力情報中からデスクラ
ンブルされた音声信号と関連情報中の個別情報と共通情
報とをそれぞれ分離し、デスクランブルされた音声信号
は音声デスクランブラ13に出力し、個別情報は個別情
報処理手段14に出力し、共通情報は共通情報処理手段
15に出力する。
【0015】個別情報処理手段14は、CPU等の演算
装置で構成されており、後述するようにして、個別情報
中からワークキーKwと契約条件とを抽出し、ワークキ
ーKwは共通情報処理手段15に送出する。また抽出し
た契約条件が最新のものであれば、契約条件比較手段1
6の処理に適した比較用の契約条件を生成して契約条件
メモリ17に設定する等の所定の処理を実行する。また
個別情報格納用メモリ18に最新の契約条件を保存す
る。
【0016】他方、共通情報処理手段15は、分離手段
12から伝達された暗号化された共通情報を個別情報処
理手段14からのワークキーKwによって解き、番組情
報に含まれる契約条件を契約条件比較手段16に出力す
ると共に、スクランブルキーKsをPN発生手段19に
出力する。
【0017】契約条件比較手段16は、共通情報処理手
段15から伝達される番組情報中の契約条件と、契約条
件メモリ17に設定された契約条件とを比較することに
より、当該受信契約者の視聴の可否を各チャネル,各番
組毎に判定する。そして、視聴可と判定した場合に限っ
てPN発生手段19をオン状態とし、視聴不可と判定し
た場合にはオフ状態とする。
【0018】PN発生手段19は、オン状態において
は、共通情報処理手段15から伝達されたスクランブル
キーKsに基づいて、映像デスクランブラ11のデスク
ランブル処理に必要な信号と音声デスクランブラ13の
デスクランブル処理に必要な信号とを発生してそれぞれ
出力する。映像デスクランブラ11は、PN発生手段1
9からの信号に従って、スクランブルされている映像信
号のデスクランブル処理を実行して映像信号を再生し、
音声デスクランブラ13はPN発生手段19からの信号
に従って、スクランブルされている音声信号のデスクラ
ンブル処理を実行して音声信号を再生する。
【0019】本実施例のデコーダ1は概略以上のように
動作するが、以下、本発明の特徴部分である個別情報処
理手段14に関連する動作を詳細に説明する。
【0020】図3は個別情報格納用メモリ18の構成例
を示す。同図は最大4つの契約条件を格納できる場合の
例であり、4つのエントリ181−1〜181−4で構
成されている。各エントリ181−1〜181−4はフ
ラグ領域182と契約条件保存領域183とから構成さ
れる。フラグ領域182は有効な契約条件が契約条件保
存領域183に設定されているとき、1のフラグが設定
され、それ以外は0のフラグが設定される。契約条件保
存領域183には最新の契約条件を保存する領域であ
り、例えば4つのチャネルをそれぞれA,B,C,Dと
すると、エントリ181−1にはチャネルAの契約条件
が、エントリ181−2にはチャネルBの契約条件が、
エントリ181−3にはチャネルCの契約条件が、エン
トリ181−4にはチャネルDの契約条件が、それぞれ
保存される。
【0021】図4は個別情報処理手段14の処理の一例
を示すフローチャートである。この処理は個別情報処理
手段14を構成するCPU等の演算手段によって実行さ
れる。以下、図3および図4を参照して個別情報処理手
段14の動作を説明する。
【0022】個別情報処理手段14は、他に何も処理す
る必要がない場合、個別情報の受け取り待ち状態になっ
ている(S1)。この状態のときに、分離手段12から
個別情報が伝達されると、それを受け取って以下のよう
な処理を実行する。
【0023】先ず、受け取った個別情報中の図2に示す
デコードID31を予め自己に割り当てられたデコード
IDと照合する(S2)。自己のデコードIDと一致し
なければ(S3でNO)、今回の個別情報は他の受信契
約者宛のものなので、ステップS1に戻って個別情報の
受け取り待ち状態に戻る。他方、自己のデコードIDと
一致すれば(S3でYES)、今回の個別情報は自己宛
のものなので、予め設定されたマスタキーKmによっ
て、今回の個別情報中の図2に示すワークキーKw32
と契約条件33とを復号し(S4)、ワークキーKw3
2は共通情報処理手段15に伝達する(S5)。
【0024】次に、復号した契約条件の内容を解読して
どのチャネルの契約条件かを判別し(S6)、個別情報
格納用メモリ18の該当するエントリのフラグを調べる
(S7)。そして、フラグが0ならば(S8でYE
S)、未だ1回も当該チャネルの契約条件を取り込んで
いないので、そのフラグを1にした後(S9)、今回の
契約条件を個別情報格納用メモリ18に保存し(S1
2)、今回の契約条件から比較照合に適した形式の契約
条件を生成して契約条件メモリ17に設定する等の所定
の処理を実行する(S13)。
【0025】一方、フラグが1であった場合(S8でN
O)、当該チャネルの契約条件は既に取り込んでいるの
で、個別情報格納用メモリ18に保存されている契約情
報、つまり当該チャネルについて最も最近取り込んだ契
約条件と今回の契約条件とを照合する(S10)。そし
て、一致していれば(S11でYES)、今回の契約条
件は既に反映されていることになるので、ステップS1
に戻って個別情報の受け取り待ち状態に戻る。他方、一
致しない場合には、今回の契約条件で個別情報格納用メ
モリ18の古い契約条件を更新し(S12)、今回の契
約条件から比較照合に適した形式の契約条件を生成して
契約条件メモリ17に設定する等の所定の処理を実行す
る(S13)。そして、ステップS1に戻って個別情報
の受け取り待ち状態に戻る。
【0026】当該デコーダの契約受信者が例えばチャネ
ルA,B,C,Dの4チャネルの契約をしている場合
に、例えばチャネルAの契約条件を含む個別情報,チャ
ネルBの契約条件を含む個別情報,チャネルCの契約条
件を含む個別情報,チャネルDの契約条件を含む個別情
報といった順で4チャネル分の契約条件が例えばt時間
間隔で次々と送信されてくる動作が或る周期Tで繰り返
されている。このとき、初期の状態では4チャネルの契
約条件が1つもデコーダ1に取り込まれていないので、
個別情報格納用メモリ18の全エントリ181−1〜1
81−4のフラグ領域182のフラグは全て0になって
いる。従って、最初の周期Tにおいて、先ずチャネルA
の契約条件を含む個別情報が受信されると、個別情報処
理手段14では、図4のステップS9,S12,S13
を実行することにより、個別情報格納用メモリ18のエ
ントリ181−1のフラグ領域182に1のフラグを設
定すると共に、契約条件格納域183に今回の契約条件
を設定し、且つ契約条件メモリ17に比較用の契約条件
を設定する等の処理を実行する。そして、ステップS1
に戻って、次に受信される個別情報の処理のために個別
情報の受け取り待ち状態に戻る。
【0027】最初の個別情報の受信から上述した処理を
行ってステップS1に戻るまでの時間がt時間以上かか
ったとすると、チャネルAの契約条件の処理中に既にチ
ャネルBの契約条件を含む個別情報が送信されてしまっ
ていることになり、分離手段12で分離されても個別情
報処理手段14では受け取れない。このため、今回の周
期Tの期間では契約条件Bは取り込めない。
【0028】その後、チャネルCの契約条件を含む個別
情報が受信されると、個別情報処理手段14では、図4
のステップS9,S12,S13を実行することによ
り、今回の契約条件を個別情報格納用メモリ18のエン
トリ181−3の契約条件格納域183に設定すると共
にフラグ領域182に1のフラグを設定し、且つ契約条
件メモリ17に比較用の契約条件を設定する等の処理を
実行する。そして、ステップS1に戻って、次に受信さ
れる個別情報の処理のために個別情報の受け取り待ち状
態に戻る。そして、契約条件Cを含む個別情報の受信か
ら上述した処理を行ってステップS1に戻るまでの時間
がt時間以上かかったとすると、チャネルCの契約条件
の処理中に既にチャネルDの契約条件を含む個別情報が
送信されてしまっていることになり、分離手段12で分
離されても個別情報処理手段14では受け取れない。こ
のため、今回の周期Tの期間では契約条件Dは取り込め
ない。
【0029】即ち、最初のTの周期においては、4つの
契約条件のうちチャネルAとチャネルCの契約条件が処
理されることになる。
【0030】さて、次の周期Tにおいて、再び最初にチ
ャネルAの契約条件を含む個別情報を受信した場合、そ
の契約条件が変わっていなければ個別情報格納用メモリ
18に保存されている契約条件と同じなので、図4のス
テップS11からステップS1に移行し、次に受信され
る個別情報の処理のために個別情報の受け取り待ち状態
に戻る。従って、このときの処理時間(図4ではステッ
プS1〜S8,S10,S11に要する処理時間)がt
時間以内に収まる程度の処理速度を個別情報処理手段1
4に持たせておけば、次に受信されるチャネルBの契約
条件が処理できることになる。同様の理由により今回の
周期TでチャネルDの契約条件も処理できることにな
る。これに対して、各周期T毎に全ての契約条件を漏れ
なく取り込めるようにするためには、図4のステップS
1〜S13に要する処理時間がt時間以内に収まるよう
にする必要があり、ステップS13の実行には比較的長
い時間を必要とすることから、高速なCPU等が必要と
なる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、個別情報
を復号して得た契約条件と、各放送チャネル毎の最新の
契約条件を保存するための個別情報格納用メモリに保存
されている最新の契約条件とを比較し、一致する場合に
は今回の契約条件の処理を中断して次に受信される個別
情報の処理のために個別情報の受け取り待ち状態に戻る
ようにしたので、高速なCPU等を使用しなくても何周
期かの間には複数の契約条件を漏れなくデコーダに取り
込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した衛星テレビジョン有料放送用
デコーダの一例を示す機能ブロック図である。
【図2】個別情報の構成例を示す図である。
【図3】個別情報格納用メモリの構成例を示す図であ
る。
【図4】個別情報処理手段の処理例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…デコーダ 11…映像デスクランブラ 12…分離手段 13…音声デスクランブラ 14…個別情報処理手段 15…共通情報処理手段 16…契約条件比較手段 17…契約条件メモリ 18…個別情報格納用メモリ 19…PN発生手段 2…スクランブル放送信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブル放送信号に重畳された共通
    情報中の番組情報に含まれる契約条件とデコーダ内に蓄
    積されている契約条件とを比較する契約条件比較手段を
    備え、正当な契約が行われている受信契約者に限って映
    像デスクランブラおよび音声デスクランブラを機能させ
    るようにした衛星テレビジョン有料放送用デコーダにお
    いて、 個別情報の受け取り待ち状態において自己のデコードI
    Dを含む個別情報を受け取った際、その個別情報を復号
    して得た契約条件と、各放送チャネル毎の最新の契約条
    件を保存するための個別情報格納用メモリに保存されて
    いる最新の契約条件とを比較し、一致する場合には今回
    の契約条件の処理を中断して次に受信される個別情報の
    処理のために個別情報の受け取り待ち状態に戻り、一致
    しなかった場合には今回の個別情報中の契約条件で前記
    個別情報格納用メモリの古い契約条件を更新すると共に
    今回の契約条件に基づいた処理を実行し終えた後に次に
    受信される個別情報の処理のために個別情報の受け取り
    待ち状態に戻るようにしたことを特徴とする衛星テレビ
    ジョン有料放送用デコーダにおける個別情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記今回の契約条件に基づいた処理に
    は、今回の契約条件から前記契約条件比較手段の比較処
    理に適した比較用契約条件を生成する処理を含むことを
    特徴とする請求項1記載の衛星テレビジョン有料放送用
    デコーダにおける個別情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記生成した比較用契約条件を前記契約
    条件比較手段が参照する契約条件メモリに設定すること
    を特徴とする請求項2記載の衛星テレビジョン有料放送
    用デコーダにおける個別情報処理方法。
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