JP2822903B2 - デ−タ記憶装置 - Google Patents

デ−タ記憶装置

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JP2822903B2
JP2822903B2 JP6312685A JP31268594A JP2822903B2 JP 2822903 B2 JP2822903 B2 JP 2822903B2 JP 6312685 A JP6312685 A JP 6312685A JP 31268594 A JP31268594 A JP 31268594A JP 2822903 B2 JP2822903 B2 JP 2822903B2
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著明 真下
誠一 大貫
宏治 山名
英彦 村田
昌豪 桂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
において使用されるハードディスク装置(HDD)、光
磁気ディスク装置等のデータ記憶装置即ちファイル装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおける外部記憶
装置としてのハードディスク装置や光磁気ディスク装置
は信号変換ヘッドを記録媒体ディスクの半径方向に移動
してデータの記録及び再生を行うように構成されている
ので、このアクセス時間が半導体メモリのそれに比べて
長い。外部記録装置に半導体メモリから成るキャッシュ
メモリ即ちバッファメモリを内蔵させると、見掛上アク
セス時間を短くすることができる。
【0003】バッファメモリを有するディスク記憶装置
において、ホストコンピュータ等のホスト装置から記録
データが供給されると、データはまずバッファメモリに
格納される。ディスク記憶装置は、バッファメモリに対
するデータの格納が完了した時点で、記録媒体ディスク
に対するデータの書き込みの完了又は非完了に拘らず、
データの書き込み完了をホスト装置に通知する。これに
より、アクセス時間は見掛上短くなり、外部記憶装置が
ホスト装置を使用する時間幅を短くすることができる。
【0004】ところで、ホスト装置からデータが供給さ
れる毎にこれをバッファメモリに格納し、直ちに読み出
して記録媒体ディスクに書き込むと、アクセス時間の短
縮効果を得ることができない場合がある。例えば、ホス
ト装置から供給された第1のデータブロックがバッファ
メモリを介してディスク記憶装置に書き込まれている時
に、ホスト装置から次の第2のデータブロックが供給さ
れても、バッファメモリはこの第2のデータブロックを
直ちに格納することができず、アクセス時間が短縮され
ない。
【0005】この問題を解決するために、次の(1)又
は(2)の方法によってデータの書き込みを実行するこ
とが知られている。 (1) 一定時間間隔(例えば30秒)毎にバッファメ
モリのデータをディスク記録媒体に書き込む。 (2) バッファメモリに対するデータの格納の余裕が
なくなった時にバッファメモリのデータをディスク記録
媒体に書き込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
方法では、ホスト装置がディスクのアクセスを断続的に
要求する時の相互時間間隔の長短に無関係にバッファメ
モリからディスクへのデータの書き込みが実行されるた
めに、種々のアクセス要求に対してアクセス時間の短縮
効果を良好に得ることができない。また、上記(2)の
方法では、ディスクに対して未記録のデータがバッファ
メモリに長時間格納される場合が生じ、停電又は操作ミ
ス等によってバッファメモリのデータが消滅する恐れが
ある。
【0007】そこで、本発明の目的は、ホスト装置から
発生する記憶装置に対するアクセス要求の時間間隔が変
化した場合であっても、アクセス時間の短縮効果を良好
に得ることが可能なデータ記憶装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、主記憶装置と、前記主記憶装置のアクセス
時間よりも短いアクセス時間を有するバッファメモリ
と、前記主記憶装置に書き込むべきデータがホスト装置
から供給された時に、前記データを前記バッファメモリ
に格納し、前記バッファメモリから前記データを読み出
して前記主記憶装置へ転送する制御手段とを備えたデー
タ記憶装置において、前記制御手段が、前記主記憶装置
に書き込むべきn個(但しnは3以上の整数)のデータ
ブロックが相互に時間間隔を有して前記ホスト装置から
供給された時に、前記n個のデータブロックの供給開始
時点の相互間隔又は供給終了時点から次の供給開始時点
までの間隔からなる相互時間間隔を測定し、m個(但し
mは2以上の整数)の前記相互時間間隔の平均値を求
め、前記平均値に所定の係数を乗算することによって前
記バッファメモリから前記主記憶装置へのデータ転送の
目標中断期間又は目標書き込み間隔を決定し、前記バッ
ファメモリから前記主記憶装置へのデータ転送の実際の
中断期間又は書き込み間隔が前記目標中断期間又は目標
書き込み間隔よりも長くなったか否かを判定し、前記実
際の中断期間又は書き込み間隔が前記目標中断期間又は
目標書き込み間隔よりも長くなった時に前記バッファメ
モリのデータを前記主記憶装置へ転送させる手段から成
ることを特徴とするデータ記憶装置に係わるものであ
る。なお、請求項2に示すように重みつき平均値を使用
することができる。また、請求項3に示すように、相互
時間間隔が平均値よりも大幅に長いか否かを判定する手
段を設け、長い時には目標中断期間又は目標書き込み間
隔に無関係にバッファメモリのデータを主記憶装置へ転
送させる手段を設けることができる。また、請求項4に
示すように、バッファメモリの格納データ量を判定する
手段と、このデータ量が所定量以上の時に主記憶装置へ
転送させる手段とを付加することができる。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明では、バッファ
メモリから主記憶装置へのデータの書き込みが一定の時
間間隔で断続的に行われず、ホスト装置から主記憶装置
に断続的に供給された複数のデータブロックの相互時間
間隔の平均値に基づいて決定された時間間隔で行われ
る。このように、バッファメモリから主記憶装置へのデ
ータの書き込みの間隔又は中断期間を上記平均値に基づ
いて変えると、合理性を有した書き込みを実行できる。
これを詳しく説明すると、本発明では、ホスト装置のア
クセスの間隔が比較的に短い場合に、バッファメモリか
ら主記憶装置へのデータの書き込みの間隔又は中断期間
も短くなる。今、ホスト装置の複数回のアクセスにおけ
る1回当りの書き込みデータ量がほぼ等しいと仮定すれ
ば、上述のようにホスト装置によるアクセスの間隔が短
い場合には、一定期間(単位時間)にバッファメモリに
書き込まれるデータ量がアクセス間隔が長い場合に比べ
て多くなる。しかし、バッファメモリから主記憶装置へ
のデータの書き込み間隔又は中断期間も短くなるので、
一定期間(単位時間)にバッファメモリから主記憶装置
へ転送するデータ量も多くなり、バッファメモリのデー
タ量を適当に保つことができる。換言すれば、バッファ
メモリから主記憶装置への1回当りのデータ転送量の変
化を少なくしてバッファメモリを合理的に使用すること
ができる。この結果、ホスト装置のアクセス間隔の変化
に拘らず、アクセス時間の見掛上の短縮効果を良好に得
ることができる。請求項2に従って、重みつき平均値を
使用すれば、m個のデータブロックの相互時間間隔が時
系列的に変化する場合に、目標中断期間又は目標書き込
み期間がより合理的に決定され、アクセス時間の見掛上
の短縮効果を良好に得ることができる。請求項3に示す
ように相互時間間隔が長い時に、目標中断期間又は目標
書き込み間隔を無視してバッファメモリのデータを主記
憶装置へ転送させると、特殊なアクセスに対応すること
が可能になり、バッファメモリにデータを長時間格納し
た状態を防ぎ、データの安全性を高めることができる。
請求項4に示すように、バッファメモリのデータ量を考
慮してバッファメモリから主記憶装置へデータを転送す
る機能を付加すると、バッファメモリより合理的な使用
が可能になる。
【0010】
【実施例】次に、図1〜図6を参照して本発明の実施例
に係わるデータ記憶装置を説明する。図1において、ホ
スト装置1に対して実データ、論理アドレス、コマンド
等のためのバス2によって本発明に従うデータ記憶装置
3が接続されている。ホスト装置1はホストコンピュー
タから成り、データ記憶装置3にデータを書き込むこと
及びデータ記憶装置3からデータを読み出すことを命令
するアクセスコマンドを発生すると共に論理アドレスを
伴なって書き込むべきデータ(実データ)を送出し、ま
た読み出されたデータを受け入れる。
【0011】データ記憶装置3は、主記憶装置として光
磁気ディスク装置4を有する他に、半導体メモリから成
るRAM構成のバッファメモリ5即ちキャッシュメモリ
を有する。また、SCSI(Small Computer System
Interface)規格のインタフェース6、制御回路7、バ
ッファ入出力制御部8を有する。
【0012】光磁気ディスク装置4は、複数トラックを
有する磁気記録媒体ディスク9と、このディスク9を回
転するためのモータ10と、磁気ヘッド11aと磁気記
録を助ける光ビーム投射装置11bとから成る信号変換
ヘッド11と、バッファメモリ5から実データと共に送
られてくる論理アドレスを物理アドレスに変換するアド
レス変換回路12と、アドレス変換回路12の出力に基
づいてヘッド11をディスク9の半径方向に移動するた
めのヘッド移動装置13と、ヘッド11によってデータ
を書き込むための信号処理を司るライト(書き込み)回
路14と、ヘッド11から読み出された信号を処理する
リード(読み出し)回路15とから成る。このディスク
装置4はアクセス時にヘッド11をディスク9の半径方
向に移動する必要があるために、このアクセス時間は半
導体メモリから成るバッファメモリ5のそれよりも大幅
に長い。
【0013】バッファメモリ5はインタフェース6から
導出されたデータ伝送ライン16に原理的に示す入出力
制御部8のスイッチ17を介して接続され、また、スイ
ッチ18を介してディスク装置4のライト回路14及び
ヘッド移動装置13に接続されている。
【0014】制御回路7はCPU(中央処理装置)即ち
マイクロコンピュータを有して各部を制御するものであ
り、インタフェース6に対して制御信号伝送ライン19
で接続され、また、バッファメモリ5、及びスイッチ1
7、18に対してライン20、21、22で接続されて
いる。なお、ライン16、19〜22は複数本から成
り、スイッチ17、18も複数個から成る。ホスト装置
1からディスク装置4に対するデータの書き込みはバッ
ファメモリ5を介して実行される。バッファメモリ5に
対するデータの書き込みは機能的に示すスイッチ17を
オンにすることによって実行される。また、バッファメ
モリ5からディスク装置4へのデータの転送は機能的に
示すスイッチ18をオンにすることによって実行され
る。
【0015】図2は図1のマイクロコンピュータを含む
制御回路7を等価的(機能的)に示すブロック図であ
る。インタフェース6にライン19aで接続されたコマ
ンドデコーダ31は、ホスト装置1がディスク装置4を
アクセスすることを命令するアクセスコマンドを解読す
るものである。
【0016】コマンドデコーダ31に接続されたデータ
書き込み制御信号形成回路32は、書き込みコマンドに
応答してデータ書き込み制御信号を形成し、これをライ
ン21でスイッチ17に送り、スイッチ17をオンに
し、ホスト装置1から供給された論理アドレスを伴なっ
た実データをバッファメモリ5に格納するものである。
【0017】コマンドデコーダ31に接続されたデータ
書き込みコマンド時間間隔測定装置33は、本発明に従
って設けられたものであって、複数のアクセスコマンド
(データ書き込みコマンド)の立上り時点の相互時間間
隔をタイマによって測定するものである。
【0018】時間間隔測定装置33に接続されたヒスト
リメモリ34は、時間間隔測定装置32で順次に測定さ
れた8回分の時間間隔データを格納するメモリ(シフト
レジスタ)である。なお、ヒストリメモリ34は、新し
い時間間隔データが入力する毎に最も古いデータが消滅
するように構成されている。
【0019】ヒストリメモリ34に接続された平均値演
算回路35は、ヒストリメモリ34から得られるm個
(ここでは8個)の時間間隔の平均値Tavを求めるもの
である。なお、アクセスコマンドの時間間隔が変化すれ
ば、平均値演算回路35から得られる平均値も勿論変化
する。
【0020】平均値演算回路35及びアドレス制御回路
39に接続された断続転送指令信号形成回路36は、平
均値演算回路35で決定された平均値Tavに所定係数K
(好ましくは1〜10の数値であって、本実施例では
1.2)を乗算して目標中断期間Tinを決定し、ディス
ク9に対するデータの書き込み終了時点から目標中断期
間Tinが経過した時にバッファメモリ5からディスク9
へのデータの転送指令信号を出力する。
【0021】断続転送指令信号形成回路36にORゲー
ト37を介して接続されたデータ転送制御信号形成回路
38はORゲート37の出力に応答してバッファメモリ
5のデータをディスク装置4に転送するために入出力制
御回路8のスイッチ18をオン制御するための信号を形
成し、ライン22に送出し、またアドレス制御回路39
にアドレス指定の開始を指示する。
【0022】アドレス制御回路39はライン20によっ
てバッファメモリ5に接続され、バッファメモリ5の書
き込み及び読み出しアドレスを指定する。なおアドレス
制御回路39は、データ書き込み制御信号形成回路3
2、データ転送制御信号形成回路38及びアドレス管理
メモリ40にも接続されている。
【0023】アドレス管理メモリ40はバッファメモリ
5のデータが書き込まれた最初のアドレスと最後のアド
レスを格納するように形成されている。バッファメモリ
5へのデータ格納完了通知回路は、コマンドデコーダ3
1、データ書き込み制御信号形成回路32及びアドレス
管理メモリ40に接続され、ホスト装置1から供給され
たデータのバッファメモリ5に対する格納が完了したか
否かを判断し、完了した時にライン19bによってホス
ト装置1に通知する。
【0024】コマンド時間間隔測定装置33に接続され
た所定時間内のアクセスコマンド有無判定回路42は、
平均的なアクセスコマンド時間間隔の数倍(例えば好ま
しい範囲の2〜50倍から選択された5倍)の所定時間
が前のアクセスコマンドから経過したか否かが判定さ
れ、所定時間が経過した時点でバッファメモリ5からデ
ィスク9にデータを転送する指令を発生するように構成
されている。この判定回路42の出力はORゲート33
を介してデータ転送制御信号形成回路38に与えられ
る。
【0025】アドレス管理メモリ40に接続されたバッ
ファメモリ5のデータ量判定回路43は、アドレス管理
メモリ40の内容に基づいてバッファメモリ5に書き込
まれているデータが所定量(満杯又はほぼ満杯)になっ
たか否かを判定し、所定量になったらディスク9に転送
する指令信号をORゲート37を介してデータ転送制御
信号形成回路38に送るように形成されている。なお、
ディスク9の回転モータ10はホスト装置1の電源投入
に同期して回転を開始するように電源回路(図示せず)
に接続されている。また、図1及び図2においてディス
ク9からデータを読み出してホスト装置1に送る回路の
詳細は省略されている。
【0026】図3は図1のバッファメモリ5の模式図で
ある。このバッファメモリ5は周知のリングバッファ形
式に構成されたRAMであり、例えば第1〜第8のエリ
アA1 〜A8 を概念的にリング状に有する。エリアA1
〜A8 のそれぞれは例えば16kバイトから成る。各エ
リアA1 〜A8 は、図4に示すように論理アドレス、ス
テータス、実(主)データサイズ等を格納するフィール
ドF1 と実データ(主データ)を格納するフィールドF
2 とを有する。図3において、データブロックは、エリ
アA1 、A2 、A3 ・・・の順序で書き込まれる。デー
タブロックが書き込まれた最初のエリアの先頭アドレス
と最後のエリアの最終アドレスはアドレス管理メモリ
(ポインターメモリ)40によって記憶されている。図
5のバッファメモリ5はライト用メモリ(ライトキャッ
シュメモリ)として使用されているが、これをリード
(読み出し)用バッファメモリ(リードキャッシュメモ
リ)と共用することもできる。この場合には、例えば半
分のエリアA1 〜A4 をライト用とし、残りの半分のエ
リアA5 〜A8 をリード用として使用する方法、又はラ
イト用とリード用のエリアを固定しないでライトで使用
するエリア数とリードで使用するエリア数とをホスト装
置の要求に応じて適宜変える方法を採用する。
【0027】図5は図1の制御回路7に含まれているプ
ログラムに従う動作の流れを概略的に示す図である。ス
テップ50でプログラムがスタートすると、ステップ5
1に示すように書き込みアクセスコマンドが有るか否か
が判定される。アクセスコマンドが有る場合にはステッ
プ52でバッファメモリ5の格納データ量が所定量以上
か否かが判定される。データ量が所定量よりも少ない場
合には、ステップ53に示すようにバッファメモリ5に
データを書き込む。また、バッファメモリ5のデータ量
が所定量よりも多い場合には、ステップ59に示すよう
にバッファメモリ5の全データをディスク装置4のディ
スク9に書き込む。次にステップ54でライトアクセス
コマンドの時間間隔即ち前のアクセスコマンドの立上り
(データブロックの格納開始)から次のアクセスコマン
ドの立上り(次のデータブロックの格納開始)までの時
間長を測定する。なお、バッファメモリ5に対するデー
タブロックの格納終了から次のデータブロックの格納開
始の時間間隔(待ち時間)を測定してもよい。図6
(A)はライトアクセスコマンドの相互時間間隔を示
し、図6(B)はバッファメモリ5からディスク9への
データ転送を示す。図6(A)では11個のデータブロ
ックD0 〜D-8及びD1 〜D2 の内の最も新しいデータ
ブロックがD0 で示され、これよりも古いデータブロッ
クはマイナスを付けて示され、これから入力するデータ
ブロックはマイナスを付けないで示されている。各デー
タブロックD-7〜D2 を書き込むためのアクセスコマン
ドは各データブロックD-8〜D2 に同期して供給され
る。アクセスコマンドの相互時間間隔はT-7〜T2 であ
り、ホスト装置1から供給されたデータブロックD-8〜
D2 の相互時間間隔はt-7〜t2 である。なお、ホスト
装置1からバッファメモリ5へのデータ転送速度はディ
スク装置4のアクセス時間に比べて極めて速いので、図
6(A)のアクセスコマンドの相互時間間隔T-7〜T2
とデータブロックの相互時間間隔t-7〜t2 とをほぼ同
一とみなすことができる。ステップ54の測定結果はヒ
ストリメモリ34に格納される。次にステップ55で所
定時間Tr 内アクセスコマンドがあったか否かが判定さ
れる。この所定時間Tr はアクセスコマンドの平均的相
互時間間隔よりも大幅に大きい値(例えば平均的相互時
間間隔の好ましい範囲の2〜50倍から選択された5倍
の時間)に設定される。もし、所定時間内にアクセスコ
マンドが無い場合には、次のアクセスコマンドを待たず
に直ちにステップ59でバッファメモリ5の全データを
ディスク9に書き込む。所定時間内に次のアクセスコマ
ンドがあった場合には、ステップ56で8回分の相互時
間間隔の平均値を求める。例えば、図6のアクセスコマ
ンドの相互時間間隔T0が終了した時点では、T-7〜T0
の平均値Tavを、 Tav=(T0 +T-1+T-2+T-3+T-4+T-5+T-6+
T-7)/8 によって求める。なお、次のアクセスコマンドが得られ
た時には、T-6〜T1 の平均値を求める。次に、ステッ
プ57で平均値Tavに係数K(例えば好ましい範囲の1
〜10から選択された1.2)を乗算してバッファメモ
リ5からディスク9にデータを転送する目標中断期間T
inを決定する。次に、ステップ58で、前回のバッファ
メモリ5からディスク9へのデータ転送から目標中断期
間Tinが経過したか否かを判定する。もし、目標中断期
間Tinが経過したらステップ59においてバッファメモ
リ5からディスク9にデータを転送する。
【0028】上述から明らかなように、本実施例の記憶
装置は次の効果を有する。 (1) バッファメモリ5からディスク9へのデータの
転送が一定時間間隔で行われず、ホスト装置1から発生
したアクセスコマンドの時間間隔の平均値Tavによって
決定された目標中断期間Tin即ち図6(B)のA1 〜A
5 によって行われる。目標中断期間Tin即ち図6(B)
のA1 〜A5 はアクセスコマンドの発生状態によって合
理的に決定されるので、バッファメモリ5のデータをデ
ィスク9に合理的に転送し、見掛上の平均アクセス時間
の短縮が達成される。 (2) 図5のステップ52に示すようにバッファメモ
リ5のデータ量が所定量以上(例えば満杯又はほぼ満
杯)になると、平均値Tavで決定された定常時の目標中
断期間Tinに基づくバッファメモリ5からディスク9へ
のデータ転送モードに制限されずバッファメモリ5のデ
ータのディスク9への転送が行われるので、結果として
平均アクセス時間の短縮が達成される。 (3) 図5のステップ55に示すように所定時間Tr
以内にアクセスコマンドが無かった時には、バッファメ
モリ5のデータがディスク9に転送される。例えば図6
(A)のデータD1 のアクセスコマンドと次のデータD
2 のアクセスコマンドとの時間間隔T2 が所定時間Tr
よりも長い場合には、データD1 のアクセスコマンドか
ら所定時間Tr が経過した時に図6(B)に示すように
バッファメモリ5のデータのディスク9への転送が生じ
る。これにより、平均値Tavによって決定された目標中
断期間A6 が異常に長くなった場合に、この目標中断期
間A6 をまたずにバッファメモリ5のデータをディスク
9に書き込むことができ、バッファメモリ5のデータの
安全性が高くなる。
【0029】
【別の実施例】図7に示す別の実施例のデータ記憶装置
は、図1の制御回路7更に詳細には図2の平均値演算回
路35の構成を変えた他は第1の実施例と同一に構成さ
れている。従って、第2の実施例を示す図7には、図2
と同一のヒストリメモリ34と本実施例に従う変形され
た重みつき平均値演算回路35aのみが示され、その他
の共通する部分は省かれている。
【0030】ヒストリメモリ34は、8段のシフトレジ
スタから成り、アクセスコマンド時間間隔測定装置33
から得られた最新の値及び1回前の値から7回前までの
値を保持して出力ラインL0 〜L7 に出力する。重みつ
き平均値演算回路35aはヒストリメモリ34の出力ラ
インL0 〜L7 に接続された重みつき乗算器70〜77
と、これ等の出力を加算する加算器78とから成る。こ
の演算回路35aはラインL0 〜L7 の値T0 、T-1、
T-2、T-3、T-4、T-5、T-6、T-7に重みつけ係数w
1 〜w8 を乗算し、この出力を加算して重みつき平均値
Tav′を得るように形成され、次式の演算を実行する。 Tav′=w1 T0 +w2 T-1+w3 T-2+w4 T-3+w
5 T-4+w6 T-5+w7 T-6+w8 T-7 ここで、w1 は0.4 w2 は0.25 w3 は0.15 w4 は0.1 w5 は0.05 w6 は0.025 w7 は0.0125 w8 は0.0125である。 重みw1 〜w8 は新しい測定値から古い測定値に向って
徐々に小さくなるように決定されている。
【0031】重みw1 、w2 、・・・wm を持つm個の
測定値T1 、T2 、T3 、・・・Tm の平均値Tav′は
次式で示される。但し次式でwi は重みw1 、w2 ・・
・wm を示し、正の実数である。また、Ti はm個の測
定値T1 、T2 ・・・Tm を示す。
【0032】
【数1】
【0033】上述のように重みつき平均値Tav′を使用
してバッファメモリ5からディスク9へのデータ転送の
相互時間間隔を決定すると、最も新しい測定値を重視し
た目標時間間隔TA を得ることができる。
【0034】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図6(A)のT-7〜T2 を測定して平均値Tav
を求める代りにt-7〜t2 を測定し、この平均値を求
め、これに基づいてバッファメモリ5からディスク9へ
のデータ転送中断期間を決定することができる。 (2) 図6(B)のあるデータ転送開始時点から次の
データ転送開始時点までの時間幅を図6(A)のアクセ
ス間隔の平均値Tavで決定して間欠的なデータ転送を行
ってもよい。 (3) 図2の判定回路42即ち図5のステップ55を
省くことができる。また、図2の判定回路43即ち図5
のステップ52を省くことができる。 (4) ヘッド11をディスク9の所望トラックに位置
決めするための信号をホスト装置1から論理アドレス信
号として実データと共に送らないで、ヘッド位置決め信
号を別の伝送方法でヘッド移動装置13に与えることが
できる。 (5) ディスク装置4をハードディスク装置(固定磁
気ディスク装置)、光磁気ディスク装置等に置き換える
ことができる。 (6) 制御回路7をマイクロコンピュータ構成としな
いで、図2に示すような個別回路で構成することができ
る。 (7) 図5のステップ56の後に、アクセスコマンド
の相互時間間隔の平均値からなる平均時間間隔(予測ア
クセス間隔)内にバッフアメモリ5に格納されているデ
−タをディスク9に転送することができるか否かを判定
し、転送可能な場合には直ちにステップ59に移行して
バッフアメモリ5のデ−タをディスクに書き込むステッ
プを追加することができる。これを実行するためには、
図2の平均値演算回路35とORゲ−ト37との間に、
図8に示すように平均時間間隔内デ−タ転送可能判定回
路60を追加する。平均時間間隔内デ−タ転送可能判定
回路60は図2と同一の平均値演算回路35とアドレス
管理メモリ40に接続され、平均値演算回路35で求め
た平均時間間隔(予測アクセス間隔)においてバッフア
メモリ5に格納されているデ−タをディスク9に転送し
て書き込むことができる否かをアドレス管理メモリ40
に基づいて決定されるデ−タ量から判定し、デ−タ量が
比較的少ないために転送可能な場合は直ちに転送指令信
号を発生し、これをORゲ−ト37を介してデ−タ転送
制御信号形成回路38に与えるように構成されている。
勿論、図8の回路をマイクロコンピュ−タで構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のホスト装置及び記憶装置を概
略的に示すブロック図である。
【図2】図1の制御回路を等価的に詳しく示すブロック
図である。
【図3】バッファメモリの概念図である。
【図4】図3のバッファメモリの各エリアの構成を示す
図である。
【図5】図1の装置の動作の流れを示す図である。
【図6】図1の装置におけるホスト装置からバッファメ
モリへのデータの格納及びバッファメモリからディスク
へのデータ転送のタイミングを示す図である。
【図7】別の実施例の重みつき平均値演算回路を示す図
である。
【図8】図2の制御回路7を変形した制御回路の一部を
示すブロック図である。
【符号の説明】
4 ディスク装置 5 バッファメモリ 7 制御回路 35 平均値演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 英彦 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テ イアック株式会社内 (72)発明者 桂 昌豪 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テ イアック株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−63741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/06 G06F 12/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主記憶装置と、 前記主記憶装置のアクセス時間よりも短いアクセス時間
    を有するバッファメモリと、 前記主記憶装置に書き込むべきデータがホスト装置から
    供給された時に、前記データを前記バッファメモリに格
    納し、前記バッファメモリから前記データを読み出して
    前記主記憶装置へ転送する制御手段とを備えたデータ記
    憶装置において、前記制御手段が、 前記主記憶装置に書き込むべきn個(但しnは3以上の
    整数)のデータブロックが相互に時間間隔を有して前記
    ホスト装置から供給された時に、前記n個のデータブロ
    ックの供給開始時点の相互間隔又は供給終了時点から次
    の供給開始時点までの間隔からなる相互時間間隔を測定
    し、m個(但しmは2以上の整数)の前記相互時間間隔
    の平均値を求め、前記平均値に所定の係数を乗算するこ
    とによって前記バッファメモリから前記主記憶装置への
    データ転送の目標中断期間又は目標書き込み間隔を決定
    し、前記バッファメモリから前記主記憶装置へのデータ
    転送の実際の中断期間又は書き込み間隔が前記目標中断
    期間又は目標書き込み間隔よりも長くなったか否かを判
    定し、前記実際の中断期間又は書き込み間隔が前記目標
    中断期間又は目標書き込み間隔よりも長くなった時に前
    記バッファメモリのデータを前記主記憶装置へ転送させ
    る手段から成ることを特徴とするデータ記憶装置。
  2. 【請求項2】 m個の相互時間間隔の平均値は重みつき
    平均値であり、時間的に後の相互時間間隔の重みを大き
    くしたものである請求項1記載のデータ記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のデータ記憶装置におい
    て、前記制御手段は、更に、 前記相互時間間隔が前記平均値よりも大幅に長く設定さ
    れた所定時間よりも長いか否かを判定する手段と、 前記相互時間間隔が前記所定時間よりも長い時に、前記
    目標中断期間又は目標書き込み間隔に無関係に前記バッ
    ファメモリのデータを前記主記憶装置へ転送させる手段
    とを有していることを特徴とするデータ記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3のデータ記憶装置
    において、前記制御手段は、更に、 前記バッファメモリに格納されたデータ量が所定データ
    量以上であるか否かを判定する手段と、 前記バッファメモリに格納されたデータ量が所定データ
    量以上の時には、前記目標中断期間又は目標書き込み期
    間に無関係に前記バッファメモリのデータを前記主記憶
    装置へ転送させる手段とを有していることを特徴とする
    データ記憶装置。
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