JP2821818B2 - 封止プラグ - Google Patents

封止プラグ

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JP2821818B2
JP2821818B2 JP3046228A JP4622891A JP2821818B2 JP 2821818 B2 JP2821818 B2 JP 2821818B2 JP 3046228 A JP3046228 A JP 3046228A JP 4622891 A JP4622891 A JP 4622891A JP 2821818 B2 JP2821818 B2 JP 2821818B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロック機構を備えた
封止プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図2は、実開昭57−17715
0号公報に記載されている従来の封止プラグの一例を示
す断面図で、図の上半分は未装着の状態を、また図の下
半分はパイプPの開口端に装着した状態をそれぞれ示し
ている。
【0003】封止プラグ1は、配管等のパイプPの開口
端に装着して、パイプPから圧力流体が流出するのを防
止するものである。この従来の封止プラグ1において
は、有底円筒状のプラグ本体2に外嵌されたスリーブ3
を軸線方向へ移動させることにより、このスリーブ3で
ロックボール4をプラグ本体2の内側に突出させ、この
ロックボール4がパイプPの先端(図2において右端)
に形成された係合凸条5に係合することにより、封止プ
ラグ1のパイプPからの抜け落ちを防いでいる。
【0004】また、封止プラグ1内には、パイプPとほ
ぼ同じ径の円筒状のスライダ6が、スプリング7によっ
て後方(図2において左方)へ弾性付勢され、かつ軸線
方向へ移動可能に設けられており、その外周側はシール
リング8によって液密状態にシールされている。さらに
スライダ6の後端側(図2において左端側)には環状の
シール部材9が設けられ、封止プラグ1内に挿入したパ
イプPの先端をシール部材9に圧接させて、液密状態に
封止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の封止プラグ1においては、パイプPからの抜け落ちを
規制するために、ロックボール4を押圧して内側へ突出
させているスリーブ3の軸方向への移動規制を、スプリ
ング10の付勢力だけで行なっている。そのため、スリ
ーブ3に物がぶつかる等によってスプリング10による
規制力より大きな外力がスリーブ3に加わると、このス
リーブ3が移動してロック状態が解除されて、封止プラ
グ1がパイプPから外れてしまう虞れがあった。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、着脱操作が容易でしかも外れ難い封止プラグを提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、封止対象流体が流通するパ
イプの開口端に対して着脱可能に構成され、かつ、該開
口端を流体密状態に封止する有底筒形状のプラグ本体
と、このプラグ本体に対して、その半径方向に移動可能
に取り付けられ、かつ、前記パイプの係合凸条に対して
係合または離脱可能な抜け止め部材と、前記プラグ本体
の外側に対して軸線方向に相対移動可能に取り付けら
れ、かつ、前記プラグ本体に対する軸線方向の相対位置
に基づいて、前記抜け止め部材の半径方向の移動を規制
または許容するスリーブとを有する封止プラグにおい
て、前記プラグ本体に対してその半径方向に移動可能に
取り付けられ、かつ、前記スリーブの係合部に対して係
合または離脱可能なロック部材と、前記プラグ本体の内
部に軸線方向に移動可能に設けられ、かつ、前記封止対
象流体の圧力上昇によって所定方向に移動することによ
り、前記ロック部材を前記プラグ本体の半径方向に移動
させてこのロック部材を前記係合部に係合させる駆動部
材と、前記プラグ本体の内部に設けられ、かつ、前記封
止対象流体の圧力低下に伴って、前記駆動部材を前記所
定方向とは逆方向に移動させることにより、前記ロック
部材を前記係合部から離脱可能な状態にする弾性部材と
を備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本願発明によれば、パイプの開口端にプラグ本
体を装着するとともに、プラグ本体とスリーブとを軸線
方向に相対移動させると、抜け止め部材が半径方向に移
動して係合凸条に係合し、パイプと封止プラグとが固定
される。そして、パイプ内の封止対象流体の圧力が上昇
すると、この圧力により駆動部材が所定方向に動作する
とともに、ロック部材が半径方向に移動して係合部に係
合する。このため、スリーブに対して不用意に軸線方向
の外力が作用した場合でも、プラグ本体とスリーブとの
軸線方向の相対移動が規制される。一方、封止対象流体
の圧力が低下すると、弾性部材の弾性力により駆動部材
が所定方向とは逆方向に移動し、ロック部材が係合部か
ら離脱可能になる。したがって、プラグ本体とスリーブ
とが軸線方向に相対移動するとともに、抜け止め部材を
係合凸条から離脱させることにより、封止プラグをパイ
プから取り外すことができる。つまり、封止対象流体の
圧力低下に伴って、ロック部材と係合部との係合が自動
的に解除される。さらに、ロック部材と係合部とを係合
または離脱させるための動力源としての駆動部材および
弾性部材が、いずれも有底筒形状のプラグ本体の内部に
設けられているため、ロック部材と係合部とが係合して
いる状態において、駆動部材または弾性部材に対して不
用意な外力が作用することが防止される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の封止プラグを、高温高圧流
体を通すパイプPの開口端に装着して封止し、その状態
でパイプPの接続部等の耐圧検査等を行なう場合に適用
した一実施例を図1に基づいて説明する。なお、図1の
上半分は未装着の状態を、また図1の下半分はパイプP
の開口端部に装着した状態をそれぞれ示している。
【0010】高温高圧流体が流れるパイプPの開口端部
に装着して、これを液密に封止する封止プラグ11は、
円筒状のプラグ本体12と、このプラグ本体12の外側
に軸線方向へ摺動可能に嵌合する筒状のスリーブ13
と、プラグ本体12の内側に軸線方向に摺動可能に収容
されたリング状のシールスライダ14およびピストン状
のロックスライダ15とを備えている。
【0011】円筒状の前記プラグ本体12の先端側は、
キャップ27がその外周に形成された雄ねじを、プラグ
本体12の内周に形成された雌ねじに螺合させて取付け
られるとともに、このキャップ27の外側にはウレタン
樹脂等の柔軟性を備えた材料で成形されたカバ―28が
取付けられており、このカバ―28の外径は、スリーブ
13の外径より大きく形成することにより、封止プラグ
11を過って落下させた場合等におけるスリーブ13の
保護が図られている。
【0012】また、プラグ本体12内は、中央に連通孔
16aを備えた円盤状の隔壁16によって一方(図1に
おいて左方)が開放された第1室12aと、この隔壁1
6と底部との間の第2室12bとに仕切られている。ま
た前記連通孔16aの口径はは、異物の侵入を防止する
ため小径に設定されている。
【0013】さらに、第1室12aの開口端に近い部分
の周壁には、外側へ拡径する複数のテーパ穴が2列に周
方向に等分配置して形成されるとともに、各テーパ穴に
は、直径が周壁の厚さの約1.5倍程度の鋼球が、抜け
止めボール17としてそれぞれ嵌装されている。
【0014】またプラグ本体12の第2室12bの周壁
の所定の位置には、複数のテーパ穴が周方向に等分配置
して形成されるとともに、各テーパ穴には、直径が周壁
の厚さの約1.5倍程度の鋼球がロックボール18とし
てそれぞれ嵌装されている。
【0015】そして前記各抜け止めボール17およびロ
ックボール18は、プラグ本体12の外側に軸線方向へ
移動可能に設けられたスリーブ13によって、外側方向
への脱落を防止されている。また前記抜け止めボール1
7は、スリーブ13とプラグ本体12との間に圧縮して
設けられたスプリング19に弾性付勢されてスリーブ1
3が復帰した状態(図1において上半図の状態)におい
ては、スリーブ13の一端側(図1において左端側)の
内周面に形成された凹凸形状の凹部13aに嵌合し(図
1において上半図の状態)、またスリーブ13が図1に
おいて矢印A方向に移動すると各抜け止めボール17が
スリーブ13の前記凹凸形状の凸部13bに係合して内
側に押圧され、その一部が内周側に突出するようになっ
ている。
【0016】また前記ロックボール18は、スリーブ1
3が、プラグ本体12との間に圧縮して設けられたスプ
リング19に弾性付勢されて復帰した状態(図1におい
て上半図の状態)においては、スリーブ13の内周面に
押圧されて内側へ突出し(図1において上半図の状
態)、またスリーブ13が図1において矢印A方向に移
動すると、スリーブ13の内周に環状に形成された凹部
13cが、各ロックボール18と対応する位置に移動す
るようになっている。
【0017】一方、プラグ本体12の第1室12a内に
は、環状のシールスライダ14が、その外周に設けられ
たシールリング21により液密に嵌合するとともに、隔
壁16に形成されたガイド筒16bの外周に摺接して傾
動を防止され、軸線方向に円滑に摺動するように設けら
れている。またこのシールスライダ14は、隔壁16と
の間に圧縮して設けられたスプリング20によって、開
口方向へ弾性付勢されており、その後端面(図1におい
て左端面)には環状のシール部材22が、その外周面を
プラグ本体12の内壁に摺接させて設けられている。
【0018】さらに、ピストン状のロックスライダ15
は、第2室12b内に、軸線方向へ移動可能に設けられ
ており、その底部との間に圧縮して設けられたスプリン
グ23によって、隔壁16に接近する方向に弾性付勢さ
れている。またロックスライダ15の外周部には、プラ
グ本体12の内周壁に摺接するとともにロックボール1
8を外側へ押動する凸部15aと、ロックボール18が
嵌合する凹部15bとが環状に形成されている。
【0019】そして、プラグ本体12内を2室に分けて
いる隔壁16の第2室12b側の面には、ゴム等の伸縮
性に富む材料からなるダイヤフラム24が、周縁部をプ
ラグ本体12の内周面に形成された雌ねじに螺装したね
じリング29と隔壁16との間に挾持されて液密に設け
られており、このダイヤフラム24によって第2室12
b側に容積が変化する第3室12dが形成されている。
またダイヤフラム24の受圧面の直径は、ロックスライ
ダ15に作用する押圧力を可及的に大きくするために、
プラグ本体12の内径とほぼ同じとして、封止するパイ
プPの直径と同等以上に設定されている。
【0020】したがって、第2室12b内に設けられて
いるロックスライダ15は、この封止プラグ11がパイ
プPの先端に装着された際に、隔壁16に形成された連
通孔16aから流入し、ダイヤフラム24を介して伝達
される流体の圧力が、例えば少なくとも0.1kgf /cm
2 程度あれば作動するようになっている。
【0021】なお、符号25は圧力検知バーで、プラグ
本体12の第2室12b内に設けられた前記ロックスラ
イダ15の中心に基端を挿着し、先端側をキャップ27
およびカバ―28の中央に形成された開口部12cに挿
通して設けられており、封止プラグ11がパイプPに装
着された状態で、内圧がかかってロックスライダ15が
スプリング23の弾性力に抗して移動するのと一体に移
動したときに、その先端部分が開口部12cから外部に
臨む位置に達して、内圧がかかっていることを目視確認
できるようになっている。また、凹部13cがこの発明
の係合部に相当し、スプリング23がこの発明の弾性部
材に相当する。さらに、ダイヤフラム24およびロック
スライダ15がこの発明の駆動部材に相当する。
【0022】また符号26は、プラグ本体12の開口端
の外周に環装されたストッパリングで、スリーブ13の
矢印A方向の摺動限界を規定して、スリーブ13の脱落
を防止している。またP1 は、パイプPの先端に外周側
へ突出するように環状に形成された係合凸条である。
【0023】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用について説明する。
【0024】封止プラグ11は、接続部等の耐圧検査を
行なうパイプPの先端に装着する際に、封止プラグ11
のスリーブ13の外周を手で把持して、パイプPの先端
を内側に挿入するようにしてこの封止プラグ11をパイ
プPの先端に押圧すると、先ず、スプリング20に弾性
付勢されたシールスライダ14のシール部材22にパイ
プPの先端、すなわち開口端部が当接し、このシールス
ライダ14をスプリング20の弾性力に抗して押動し、
スプリング20の弾性力によってパイプPの先端がシー
ル部材22に圧接し、シールスライダ14の移動(右
側)により内側が開放された抜け止めボール17がスプ
リング19の力を受けたスリーブ13の凸部13bによ
り押出されるとともに、手で把持したスリーブ13が後
方(図1において左方)へ移動する。
【0025】その結果、パイプPの開口端部はシール部
材22によって液密に塞がれるとともに、パイプPが圧
接して変形したシール部材22が内周壁に圧接して、シ
ールスライダ14とプラグ本体12との間のシール性が
高まる。さらに、後方へのスリーブ13の移動によって
凸部13bが抜け止めボール17を内側に押動してその
球体の一部が内周側へ突出し、パイプPの外周面および
係合突条P1 と係合して、このパイプPの抜脱、すなわ
ちパイプPから封止プラグ11が外れるのが防止され
る。
【0026】そして、パイプPの開口端部が封止プラグ
11によって液密に封止された後、パイプP内に圧液を
流通させて耐圧検査を行なう際には、封止プラグ11の
第1室12a内に導入された圧液は、図1において矢印
Bで示すように隔壁16の連通孔16aを経由して第3
室12dへ流入する。
【0027】第2室12b側はダイヤフラム24によっ
て密閉されているため、圧液の流入によってダイヤフラ
ム24が膨張して第3室12dの容積が増大し、流入し
た流体の圧力がダイヤフラム24を介してロックスライ
ダ15に伝達され、このロックスライダ15はスプリン
グ23を圧縮して図1において右方へ自動的に駆動され
る。
【0028】その結果、ロックスライダ15の凸部15
aがロックボール18を外側に押動し、突出した球体の
一部が、スリーブ13の端部の内周に環状に形成された
凹部13cに自動的に係合してスリーブ13の移動が規
制される。
【0029】したがって、封止プラグ11内にスプリン
グ23の弾性力より大きな圧力がかかっている間、すな
わち、パイプP内に圧力流体が存在する間は、スリーブ
13の移動が規制されているため、このスリーブ13の
突部13b,13bにより2列に設けられた抜け止めボ
ール17,17が内側に押動され続けて、封止プラグ1
1による封止状態にロックされ、この状態においては封
止プラグ11を人為的に外すことはできず、例えば、封
止プラグ11の全体あるいはスリーブ13に予測外の外
力が作用しても、パイプPから封止プラグ11が外れる
ことがなく、高温高圧流体の噴出や漏洩を確実に防止す
ることができる。
【0030】また、封止プラグ11を装着して液密に閉
塞したパイプP内に圧力流体が存在するか否かは、圧力
がかかると移動するロックスライダ15と一体に作動す
る圧力検知バー25の先端部分が、プラグ本体12の底
部中央の開口部12c内の外面付近に位置するか否かに
よって目視判断することができ、内圧による自動ロック
がかかっているか、または解除されているかを容易に知
ることができる。
【0031】したがって、封止プラグ11を外す場合に
は、圧力検知バー25の先端部分が、プラグ本体12の
底部の開口部12c内の奥の方に位置していることを確
認した後、ロックスライダ15がスプリング23の弾性
力によって復帰し、ロックボール18が凹部15bに嵌
合してロック状態が解除されているため、スリーブ13
をスプリング19を圧縮する方向、すなわち図1におい
て右方に押動することができる。
【0032】その結果、抜け止めボール17がスリーブ
13の凹部13aに嵌合して、パイプPの外周面および
係合凸状P1 との係合が解除されて、封止プラグ11を
パイプPから容易に外すことができる。
【0033】なお、上記実施例においては、隔壁16の
中央に連通孔16aを単一の小径穴として第3室12d
内への異物の侵入を防ぎ、ダイヤフラム24の破損や、
異物の挟み込みによるロックスライダ15の復帰不良等
の不具合の発生を防止した場合について説明したが、小
径の単一穴の代りに、小径の穴を複数形成してもよい。
【0034】また、上記の実施例ではパイプの外側に嵌
合させる構成としたが、この発明の封止プラグはパイプ
の内周側に嵌合させる構造であってもよい。
【0035】さらに、上記実施例では、スリーブ13を
軸線方向に移動させてロックおよびアンロックを行なう
よう構成したが、この発明では、スリーブを回転させる
ことによりロックおよびアンロックを行なう構成として
もよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の封止プラ
グは、パイプ内の封止対象流体の圧力が上昇すると、こ
の圧力により駆動部材が所定方向に動作するとともに、
ロック部材が半径方向に移動して係合部に係合する。こ
のため、スリーブに対して不用意に軸線方向の外力が作
用した場合でも、プラグ本体とスリーブとの軸線方向の
相対移動が規制される。したがって、抜け止め部材が係
合凸条から離脱することを防止でき、封止プラグがパイ
プから外れることを確実に防止することができる。一
方、封止対象流体の圧力が低下すると、弾性部材の弾性
力により駆動部材が所定方向とは逆方向に移動し、ロッ
ク部材が係合部から離脱可能になる。したがって、プラ
グ本体とスリーブとが軸線方向に相対移動するととも
に、抜け止め部材を係合凸条から離脱させることによ
り、封止プラグをパイプから取り外すことができる。つ
まり、封止対象流体の圧力低下に伴って、ロック部材と
係合部との係合が自動的に解除されるために、ロック部
材と係合部との係合を解除するための格別の手動操作を
必要とせず、封止プラグをパイプから取り外す場合の作
業性が向上する。さらに、ロック部材と係合部とを係合
または離脱させるための動力源としての駆動部材および
弾性部材が、いずれも有底筒形状のプラグ本体の内部に
設けられている。したがって、ロック部材と係合部とが
係合している状態において、駆動部材または弾性部材に
対して不用意な外力が作用することが防止され、ロック
部材と係合部とを確実に係合しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の封止プラグを示す断面側
面図である。
【図2】従来の封止プラグの一例を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
11 封止プラグ 12 プラグ本体 12a 第1室 12b 第2室 12d 第3室 13 スリーブ 13c 凹部 14 シールスライダ 15 ロックスライダ 16 隔壁 16a 連通孔 17 抜け止めボール 18 ロックボール 22 シール部材 24 ダイヤフラム 25 圧力検知バ― P パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 光昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 下田 繁雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 肥田野 俊雄 愛知県名古屋市中区大須四丁目2番40号 永図工業株式会社内 (72)発明者 松田 芳久 長野県伊那市日影区168番地 ルーバー 株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−96491(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 55/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封止対象流体が流通するパイプの開口端
    に対して着脱可能に構成され、かつ、該開口端を流体密
    状態に封止する有底筒形状のプラグ本体と、このプラグ
    本体に対して、その半径方向に移動可能に取り付けら
    れ、かつ、前記パイプの係合凸条に対して係合または離
    脱可能な抜け止め部材と、前記プラグ本体の外側に対し
    て軸線方向に相対移動可能に取り付けられ、かつ、前記
    プラグ本体に対する軸線方向の相対位置に基づいて、前
    記抜け止め部材の半径方向の移動を規制または許容する
    スリーブとを有する封止プラグにおいて、 前記プラグ本体に対してその半径方向に移動可能に取り
    付けられ、かつ、前記スリーブの係合部に対して係合ま
    たは離脱可能なロック部材と、前記プラグ本体の内部に
    軸線方向に移動可能に設けられ、かつ、前記封止対象流
    体の圧力上昇によって所定方向に移動することにより、
    前記ロック部材を前記プラグ本体の半径方向に移動させ
    てこのロック部材を前記係合部に係合させる駆動部材
    と、前記プラグ本体の内部に設けられ、かつ、前記封止
    対象流体の圧力低下に伴って、前記駆動部材を前記所定
    方向とは逆方向に移動させることにより、前記ロック部
    材を前記係合部から離脱可能な状態にする弾性部材とを
    備えたことを特徴とする封止プラグ。
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