JP2819449B2 - エアクリーナユニットのフィルタエレメント - Google Patents

エアクリーナユニットのフィルタエレメント

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JP2819449B2
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田 一 臣 持
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジン等に装
備されるエレメント露出タイプのエアクリーナユニット
のフィルタエレメントの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車エンジンの吸気系に装備さ
れるエアクリーナ装置としては、吸気ダクトに接続され
るエアクリーナケース内にフィルタエレメントを収容し
たカバードタイプが一般的であるが、エアクリーナケー
スによるカバーを使用せず、フィルタエレメント自体を
吸気ダクトに直接接続するようにしたエレメント露出タ
イプのものがオプション装備品やいわゆるアフターパー
ツとして知られている。
【0003】エレメント露出タイプのエアクリーナユニ
ットは、フィルタエレメントが外部に露出しているの
で、カバードタイプに比べると空気吸入効率がよく、こ
れによってエンジンの出力増大効果を得ることができる
ために、例えば、スポーツタイプの乗用車では既設品を
取外しそれに代えて使用されることが多い。しかし、エ
ンジンルーム内は設置スペースが限られているため、吸
入効率のよいフィルタエレメントを装着するには、フィ
ルタエレメントの形状、構造に種々の工夫がこらされて
いる。
【0004】図2は、上述の従来のエレメント露出タイ
プのエアクリーナユニットaの一例を断面図で示したも
ので、フィルタエレメントbは、紙,布,不織布等の適
宜フィルタ材による濾過壁面を波形断面に形成したテー
パ筒状に形成され、このエレメントbの大径側端部には
吸気ダクト接続口cを有する合成ゴム製のリング状の接
続部材dが、また、小径側端部には、合成ゴム製の盲蓋
部材eが、それぞれ加硫接着により一体接続され形成さ
れている。このエアクリーナユニットaは、ゴム製等の
接続ダクトgを介して接続したジョイント金具hに上記
吸気ダクト接続口cを嵌合固定すると共に、前記ダクト
gをエンジンの吸気管fに接続することにより、エンジ
ンに装着されるようになっている。
【0005】なお、前記エアクリーナユニットaの盲蓋
部材eは、外周部のみをリング状の合成ゴム製とし、そ
の内周に金属板や合成樹脂板などの蓋体を装着固定して
形成したものもある。
【0006】前記図2に示した従来のエアクリーナユニ
ットは、フィルタエレメントaが波形断面のテーパ筒状
をなす吸気面に形成されることにより、占有容積を小さ
く、即ち、外形を比較的コンパクトに形成しても吸気面
積を大きくとれるので、小さな外形のフィルタエレメン
トからより多くの空気を効率よく吸気できるように工夫
されたものである。
【0007】しかし乍ら、上記の従来型のエアクリーナ
ユニットaにおけるフィルタエレメントbでは、そのテ
ーパ筒状の濾過壁面から空気が吸入されるとき、盲蓋部
材eの略直下に乱流が発生し、これによって空気吸入音
が大きくなったり、かなりの吸気量損失のあることが指
摘されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、吸入時に乱流が生じないようにすることによ
り、吸入空気音を小さくすると共に乱流による吸気量損
失を抑制し、加えて吸気量を増大できるようにした露出
タイプエアクリーナユニットのフィルタエレメントを提
供することをその課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明フィルタエレメントの一の
構成は、波形断面のフィルタ材をテーパ筒状に形成し、
その大径側開口部をエンジンの吸気ダクトに接続するよ
うに形成したフィルタエレメントにおいて、該フィルタ
エレメントの小径側開口部内に、截頭先端が前記エレメ
ントの高さ方向の中間部に位置すると共に、前記小径側
開口部を根元部分で塞ぎ、かつ、前記截頭開口部をフィ
ルタ材で塞いだ内周壁がエアファンネル状に形成された
コーン部材を垂設したことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明フィルタエレメントでは、テ
ーパ筒状のフィルタエレメントの大径側開口部の内側に
エアファンネル状の部材を取付けたことも特徴とするも
のである。
【0011】なお、上記において整流コーンに用いるフ
ィルタ材は、吸入空気の濾過面積を大きくする上で、波
形断面のものが好ましいが、必ずしも波形断面でなくて
もよい。
【0012】
【作用】本発明のフィルタエレメントでは、テーパ筒状
のメインエレメントを通過する吸入空気は截頭コーン部
材による整流作用を受けるので吸入空気音が押えられ、
また乱流も発生し難く、しかも、前記截頭コーン部材が
エアファンネルとして機能すると共に、該コーン部材の
截頭開口部を塞ぐように設けたフィルタ材によるサブエ
レメントを通して空気が吸入されるので、乱流を起すこ
となく吸入空気量の増大を図ることができる。
【0013】また、本発明フィルタエレメントは、整流
作用があるコーン部材の付設に加え大径側開口部に形成
された吸気ダクト接続部の内面側をエアファンネル状に
形成したので、更に整流効果が高まり、乱流も生じにく
くなるので、吸気量損失を大幅に抑制できる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
具体的に説明する。図1において、1は本発明フィルタ
エレメントを用いたエアクリーナユニット、2はメイン
フィルタエレメント(以下、メインエレメント2とい
う)、3は該エレメント2の大径側開口端部に形成した
接続部材、4は前記エレメント2の小径側開口端部に形
成したエッジ部材、5は前記エレメントの小径側開口部
に接続して設けた頭部側を截断したコーン部材を、それ
ぞれ示している。
【0015】図1においてメインエレメント2は、布,
紙,不織布等によるフィルタ材をテーパ筒状に形成した
ものであるが、濾過面積を大きく形成するため、その円
周方向に沿った断面は波形断面に形成されている。な
お、このメインエレメント2は、その内外両面が金属メ
ッシュ(図示省略)に覆われて補強されているものとす
るが、金属メッシュにより補強されないものであって
も、フィルタエレメントとしての機能に差はない。
【0016】図1の接続部材3は、前記メインエレメン
ト2の大径側開口端部2aが埋設されるように、該端部
2aに加硫接着して一体化された合成ゴム製等のリング
状をなし、内周側は段付き孔状の吸気ダクト接続口3a
に形成されている。吸気ダクト接続口3aは、エンジン
の吸気系を構成する吸気管INに、この例ではゴム製カ
ラーCOを介して接続されたジョイント金具JMに対し
て嵌合固定されるようになっている。
【0017】上記メインエレメント2の上端は、合成ゴ
ム等によるリング状のエッジ部材4が加硫接着されて、
ここでは、後述する截頭コーン部材5の支持リングとし
て機能するように形成されている。
【0018】上記コーン部材5は、その根元側(又は大
径側)5bをエッジ部材4の外形に沿って弯曲折返部5
cに形成することにより、図1に示すようにメインエレ
メント2の小径側開口端部2bのエッジ部材4に接着等
により保持させている。
【0019】一方、図1の截頭コーン部材5は、その截
頭開口部5aに、メインエレメント2と同様のフィルタ
材をサブフィルタエレメント7(以下、サブエレメント
7という)として設けることにより該開口部5aを塞
ぎ、このサブエレメント7からエアを吸入するようにし
た本発明のフィルタエレメントの一例を構成する。
【0020】ここで、截頭コーン部材5は、内周面が略
漏斗状をなすように、合成樹脂,ゴム,紙,金属,不織
布,セラミックス等の適宜材料により形成し、必要に応
じてその断面がポーラスな材料を使用することがある。
ポーラスな截頭コーン部材7を使用すると、このコーン
部材の壁面からも外気が吸入されることとなる。
【0021】なお、図に表われていないが、サブエレメ
ント7は、前記截頭コーン部材5の小径側の開口部5a
の径に対応した円形のプレート状をなし、その両面を金
属メッシュで覆い補強されている。また、サブエレメン
ト7は、ここでは截頭コーン部材5内に挿入して前記の
格子部5dの上に載置され、その上方から合成ゴム製等
の押えリング8によって前記格子部5dとの間に挟持固
定されている。
【0022】本発明においては、截頭コーン部材5によ
る整流効果を補完乃至は更に高めるため、メインエレメ
ント2の大径側開口端部2aの内側に、図1に仮想線で
示したエアファンネル部材6を設けることがある。この
エアファンネル部材6を設けると、整流効果,吸入効率
ともより好ましいものとなる。
【0023】上記のように構成されて自動車のエンジン
ルーム内に配置される図1のエアクリーナユニットのフ
ィルタエレメント1では、エンジンの始動に伴い、メイ
ンエレメント2の周囲の空気がこれを通過してエレメン
ト1内に吸入されると同時にサブエレメント7の上方の
空気も該エレメント7を通過して前記エレメント1内に
吸入される。メインエレメント2及びサブエレメント7
を通過して濾過された清浄な空気は、吸気ダクト接続口
3aからジョイント金具JM、ゴム製カラーCOを介し
てエンジンの吸気管IN内に吸入されることとなる。
【0024】ここで、サブエレメント7から吸入される
空気は、漏斗状をなしファンネルとして機能する截頭コ
ーン部材5の内周面によって整流されつつサブエレメン
ト7を通過するので、メインエレメント1内で乱流化し
難く、従って、吸入効率を低下させることがないことは
勿論、その分、吸気量が増大する。
【0025】また、本発明のフィルタエレメント1で
は、エアファンネルとして機能する截頭コーン部材5,
エアファンネル部材6、並びに、サブエレメント7がす
べてメインエレメント2の内側に完全に収まって配置さ
れるので、フィルタエレメント1の全体の外形が大きく
なることはなく、従って、吸入空気量の増大を図りつつ
も、乱流が発生し難く、吸入効率の良好なエアクリーナ
全体をコンパクトに構成できる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、テーパ筒
状のフィルタエレメントの内部に整流効果を有する截頭
コーン部材を配置して吸入空気の乱流が生じ難いように
したので、空気吸入音が小さく、また、乱流による吸入
効率の低下も少ないという効果がある。
【0027】また、本発明のフィルタエレメントでは、
前記コーン部材が截頭され、この截頭開口部にサブエレ
メントを設けたので、メインエレメントと同時にサブエ
レメントからも空気を吸入することができ、吸気抵抗を
増大することなく、より多くの吸気が可能となる。
【0028】しかも、上記サブエレメントの構成部材
は、すべてメインエレメントの内側に完全に収まった状
態で配置されるので、吸入空気量が多くなっても占有外
形はもとの大きさのままであり、従って、従来品と同じ
吸入空気量のフィルタエレメントであれば、外形をより
コンパクトに形成できるので、アフターパーツとして適
用できる車種も拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フィルタエレメントの第一例の縦断面
図。
【図2】従来のエアクリーナユニットにおけるフィルタ
エレメントの縦断面図。
【符号の説明】
1 本発明フィルタエレメント 2 メインエレメント 2a 大径側端部 2b 小径側端部 3 接続部材 3a 吸気ダクト接続口 4 リング部材 5 截頭コーン部材 6 エアファンネル部材 7 サブエレメント IN 吸気管 CO ゴム製カラー JM ジョイント金具

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形断面のフィルタ材をテーパ筒状に形
    成し、その大径側開口部をエンジンの吸気ダクトに接続
    するように形成したフィルタエレメントにおいて、該フ
    ィルタエレメントの小径側開口部内に、截頭先端が前記
    エレメントの高さ方向の中間部に位置すると共に、前記
    小径側開口部を根元部分で塞ぎ、かつ、前記截頭開口部
    をフィルタ材で塞いだ内周壁がエアファンネル状に形成
    されたコーン部材を垂設したことを特徴とするエアクリ
    ーナユニットのフィルタエレメント。
  2. 【請求項2】 テーパ筒状のフィルタエレメントの大径
    側開口部の内側にエアファンネル状の部材を取付けた請
    求項1のエアクリーナユニットのフィルタエレメント。
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JPH0729244Y2 (ja) * 1987-01-12 1995-07-05 健太郎 津田 自動車のエア−クリ−ナ−装置

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