JP2817830B2 - 大規模壁面の描画方法 - Google Patents

大規模壁面の描画方法

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JP2817830B2
JP2817830B2 JP6082876A JP8287694A JP2817830B2 JP 2817830 B2 JP2817830 B2 JP 2817830B2 JP 6082876 A JP6082876 A JP 6082876A JP 8287694 A JP8287694 A JP 8287694A JP 2817830 B2 JP2817830 B2 JP 2817830B2
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wall
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wall surface
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俊輔 白井
義憲 松永
武三 宮本
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模な建築物の壁面
に描画する大規模壁面の描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模な建築物等の壁面に意匠、
広告その他の目的で描画する要求がある。規模があまり
大きくなければ、分割して製作した写真、ポスター等を
貼り付けたり、また、XYプロッタ式の塗装機(インク
ジェットタイプでロールアップ式のシャッタ程度まで施
工可)等により可能であった。
【0003】しかし、大規模建築物の壁面では、躯体毎
に形状が異なると共に、精度良く施工しようとすると、
設備も大規模になってコスト高になるなどの問題から施
工自体が困難で人力によっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】人力により大規模壁面
に描画する場合、離れた位置で確認しながら仕上げてゆ
くことが必要で、熟練者でも長期間をかけて行う必要が
ある。
【0005】本発明は、短期間で正確に描画できる大規
模壁面の描画方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、大規模
な建築物の壁面に描画するための大規模壁面の描画方法
において、コンピュータにより壁面に対する絵のデザイ
ンを行い、そして壁面の直角座標における色のデータを
予め作成しておき、塗装ガン部の現在位置を3次元位置
計測装置によりリアルタイムに計測し、塗装ガン部の壁
面上の3次元位置を2次元化して前記壁面の直角座標を
求め、前記色のデータと直角座標とを対応させ、塗装が
完了していない場合はコンピュータは前記色のデータを
取込んで求めた色を噴射して塗装を行うようになってい
る。
【0007】更に本発明によれば、塗装ガン部は、壁面
に対し横行、旋回及び昇降自在な吊りワイヤに吊設され
ている。
【0008】そして本発明によれば、塗装は、単色又は
3原色ドットの濃淡で行うようになっている。
【0009】
【作用】本発明による方法においては、塗装ガン部の壁
面に対する各直角座標に応じ、コンピュータ処理で求め
た壁面の各直角座標に対する色を塗装して描画を行う。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0011】図1及び図2には、本発明を実施する装置
が示されている。建築物Aの一壁面a〜dの上縁部に
は、横行レール1が取付けられている。その横行レール
1には、全体を符号2で示す塗装装置の本体3が複数の
横行車輪4を介して横行自在に吊設されている。この本
体3の上部左側には、横行車輪4を駆動する横行車輪駆
動モータ5が設けられ、下部の中央部には、アーム6が
枢着されている。そして、アーム6を旋回させるアーム
旋回モータ7が設けられており、そのアーム6の上端お
よび下端には、図3に示す案内シーブ8がそれぞれ設け
られ、これらの案内シーブ8にはワイヤ11が巻回され
ている。また、本体3の上側右側には、吊りワイヤ昇降
モータ9が設けられ、このモータ9で駆動されるシーブ
10には、吊りワイヤ11の一端が巻回されている。ワ
イヤ11の下端には、塗装ガン部12が吊設されてい
る。
【0012】したがって、吊りワイヤ11の長さが一定
の状態でアーム6の旋回により斜線部Bが塗装出来る。
そして、塗装ガン部12と各モータ5、7及び9とはそ
れぞれ図示しないコンピュータに接続されている。なお
図中の符号Dは3次元位置計測装置である。
【0013】次に主として図4を参照して描画の態様を
説明する。
【0014】先ず、コンピュータにより壁面a〜dに対
する絵のデザインを行い(ステップS1)、壁面a〜d
の直角座標i、j(図5)における色のデータを例えば
図7で示す表の様に作成しておく(ステップS2)。
【0015】図7においてi、jは図5のx、y座標を
示し、R(赤)、G(緑)、B(青)はそれぞれ%で示
しておく。また右欄は塗装の完了の有無を示し、後述の
ステップS7で書き込まれる。
【0016】描画に際し、塗装ガン部12の現在位置を
3次元位置計測装置Dによりリアルタイムに計測し(ス
テップS3)、塗装ガン部12の壁面a〜d上の位置
x、y、z(図6)を2次元化して直角座標i、j(図
5)を求める(ステップS4)。
【0017】そして、ステップS2の色のデータと対応
づけを行い(ステップS5)、塗装が完了していない場
合(NOの場合)はコンピュータは、塗装ガン部12の
位置に応じ、ステップS2のデータを取込んで(ステッ
プS6)、求めておいた色を噴射して塗装を行う(ステ
ップS7)。
【0018】次いで、塗装が完了したというデータを書
込む(ステップS8)。ステップS5がYESの場合お
よびステップS8終了後はステップS3に戻る。そして
次の点の作業を行う。
【0019】なお塗装ガン部12は吊りワイヤ11によ
り吊り下げられているので円弧運動を行う。したがっ
て、上記のステップS3〜ステップS8の作動はこの円
弧運動のある点(i、j)における作業である。したが
って、円弧運動を数回行うことによって壁面の色の過不
足は修正できる。それ故にx方向は本体3の横行、y方
向は吊りワイヤ11の繰出し長さによって壁面全体に対
応できる。
【0020】図8は本発明による吹付けの一態様を示
し、図において点i1、j1において、赤R1%、緑G
1%、青B1%、点i2、j2において赤R2%、緑G
2%、青B2%、点i3、j3において赤R3%、緑G
3%、青B3%吹付けるようになっている。このように
して図7のデータに従って全壁面を塗装すればよい。
【0021】本発明の実施に際し、本体3を特定の位置
に停止させ、吊りワイヤを揺動させながら順次吊りワイ
ヤを繰出し、壁の下端に達したならば、吊りワイヤを巻
き上げ、本体を横移動させ順次に同様に塗装を行えばよ
い。
【0022】このようにあらかじめ色の配合とx、y座
標(i、j)を記憶させておけば、簡単に壁面に描画を
行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熟
練者を必要としないで短時間で正確な描画を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の一例を示す斜視図。
【図2】図1の塗装装置を示す正面図。
【図3】案内シーブを示す縦断面図。
【図4】動作フロー図。
【図5】色の壁面位置を説明する図面。
【図6】塗装ガン部の壁面位置を説明する図面。
【図7】壁面位置に対する色のデータ図。
【図8】3原色塗装部を説明する図面。
【符号の説明】
A・・・建築物 B・・・斜線部 C・・・有効塗装範囲 D・・・3次元位置計測装置 1・・・横行レール 2・・・塗装装置 3・・・本体 4・・・横行車輪 5・・・横行車輪駆動モータ 6・・・アーム 7・・・アーム旋回モータ 8・・・案内シーブ 9・・・吊りワイヤ昇降モータ 10・・・シーブ 11・・・吊りワイヤ 12・・・塗装ガン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // E04F 13/02 E04F 13/02 F (56)参考文献 特開 昭50−150751(JP,A) 特開 平5−317803(JP,A) 特開 平5−79145(JP,A) 特開 平2−252859(JP,A) 実開 昭61−193999(JP,U) 実開 昭63−31100(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/02 - 1/16 B05D 5/06 B44D 5/00 E04F 21/02 - 21/165 E04F 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大規模な建築物の壁面に描画するための
    大規模壁面の描画方法において、コンピュータにより壁
    面に対する絵のデザインを行い、そして壁面の直角座標
    における色のデータを予め作成しておき、塗装ガン部の
    現在位置を3次元位置計測装置によりリアルタイムに計
    測し、塗装ガン部の壁面上の3次元位置を2次元化して
    前記壁面の直角座標を求め、前記色のデータと直角座標
    とを対応させ、塗装が完了していない場合はコンピュー
    タは前記色のデータを取込んで求めた色を噴射して塗装
    を行うことを特徴とする大規模壁面の描画方法。
  2. 【請求項2】 塗装ガン部は、壁面に対し横行、旋回及
    び昇降自在な吊りワイヤに吊設していることを特徴とす
    る請求項1記載の大規模壁面の描画方法。
  3. 【請求項3】 塗装は、単色又は3原色ドットの濃淡で
    行うことを特徴とする請求項1記載の大規模壁面の描画
    方法。
JP6082876A 1994-04-21 1994-04-21 大規模壁面の描画方法 Expired - Lifetime JP2817830B2 (ja)

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JPS61193999U (ja) * 1985-05-25 1986-12-03
JP2524300Y2 (ja) * 1986-08-11 1997-01-29 株式会社アイチコーポレーション 壁面作業装置の制御装置
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