JP2817781B2 - 不揮発性メモリ装置及びそのテスト方法 - Google Patents

不揮発性メモリ装置及びそのテスト方法

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JP2817781B2 JP8045898A JP4589896A JP2817781B2 JP 2817781 B2 JP2817781 B2 JP 2817781B2 JP 8045898 A JP8045898 A JP 8045898A JP 4589896 A JP4589896 A JP 4589896A JP 2817781 B2 JP2817781 B2 JP 2817781B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性メモリ装置
に関し、特に、電気的に消去可能な不揮発性メモリセル
を含む不揮発性メモリ装置及びそのテスト方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の不揮発性メモリ装置
は、それぞれ情報を電気的に書込むことができると共
に、書込んだ情報を電気的に消去できる複数の不揮発性
メモリセルを行及び列に配列した構成を備えると共に、
複数の不揮発性メモリセルを個別に選択するための行及
び列デコーダ及び選択された不揮発性メモリセルに対し
て情報を書込み、或いは、不揮発性メモリセルから情報
を読み出すための増幅器を有している。
【0003】ここで、各不揮発性メモリセルとして、通
常、ソース、ドレイン、及び、コントロールゲートのほ
かにフローティングゲートとを有するフローティングゲ
ート型のEEPROMが使用されている。この種のEE
PROMは、良く知られているように、情報を書き込
み、且つ、情報を読み出すことができるだけではなく、
書き込まれた情報を電気的に消去することもできる。
【0004】次に、この種の不揮発性メモリセルにおけ
る書込動作、読出動作、及び消去動作の一例をより具体
的に説明すると、まず、ワード線及びビット線を選択す
ることによって選択された不揮発性メモリセルのドレイ
ン及びコントロールゲートに高電圧を印加すると共に、
ソースを接地した状態にしておくことにより、書込動作
を行うことができる。このように、高電圧をコントロー
ルゲート及びドレインに印加した場合、不揮発性メモリ
セルを流れる電子がドレイン領域からゲート絶縁膜のエ
ネルギー障壁を越えてフローティングゲートに注入さ
れ、このフローティングゲート内に半永久的に保持さ
れ、結果的に情報を書込むことができるからである。こ
の時、不揮発性メモリセルの閾値は、フローティングゲ
ートに蓄積された電荷の量に応じて変化する。
【0005】一方、不揮発性メモリセルのドレイン及び
コントロールゲートに対して、書込動作の時より低い電
圧を印加することにより、読出動作を行うことができ
る。読出動作の際、不揮発性メモリセルに流れる電流
は、フローティングゲートに蓄積された電荷、即ち、情
報により変化するから、この電流を検出、増幅すること
により、情報を外部に読み出すことができる。
【0006】更に、フローティングゲートに蓄積された
電荷を引き抜くことにより、情報を消去できる。このよ
うな消去動作は、例えば、ソースに高電圧を印加すると
共に、コントロールゲートを0電位にし、且つ、ドレイ
ンを解放状態にすることによって行うことができる。
【0007】このような不揮発性メモリセルとして、特
開平7−288,291号公報には、ソース及びドレイ
ンのほかに、プログラム領域を設け、ソースとドレイン
との間のチャネル領域だけでなく、プログラム領域の上
にも、絶縁層を介してフローティングゲートを形成した
不揮発性メモリセル(以下、このメモリセルを通常の不
揮発性メモリセルと識別するために、改良型メモリセル
と呼ぶ)が提案されている。この改良型メモリセルで
は、フローティングゲートとプログラム領域との間の容
量をフローティングゲートとドレインとの間の容量に比
較して小さくでき、且つ、コントロールゲートの容量を
フローティングゲートの容量より小さくできる。更に、
プログラム領域とフローティングゲートとの間で、即
ち、チャネル領域以外で、電荷を注入、流出させること
ができるため、この提案に係る改良型メモリセルは、チ
ャネル領域の劣化がなく、高速で読出動作を行うことが
可能であるという利点がある。
【0008】上記した改良型メモリセルを配列した不揮
発性メモリ装置は、各改良型メモリセルのソースを選択
用トランジスタを介してビット線に接続すると共に、ワ
ード線を選択用トランジスタのゲートに接続した構成を
有している。このように、選択用トランジスタをビット
線と改良型メモリセルとの間に接続する理由は、改良型
メモリセルに情報が書込まれると、当該改良型メモリセ
ル自体がデプリーションタイプとなって、常時電流が流
れる状態になってしまうためである。
【0009】このような改良型メモリセルにおいても、
通常の不揮発性メモリセルの場合と同様に、情報が書き
込まれると閾値が変化し、読出動作の際に改良型メモリ
セルを流れる電流も変化する。
【0010】一方、読出動作の際に、改良型メモリセル
に流れる電流の大きさ、即ち、書込深さは、読出速度と
密接に関連しており、このことは、通常の不揮発性メモ
リセルにおいても同様である。
【0011】一般に、書込深さが深い場合には、比較的
大きな電流が流れ、読出速度が速くなるが、浅い場合に
は、小電流しか流れず、読出速度が速くなる。したがっ
て、書込深さを予めテストし測定しておくことは、改良
型メモリセル及び通常の不揮発性メモリセルの読出速度
を決定するために極めて重要である。
【0012】ここで、不揮発性メモリ装置において、書
込深さをテストする動作を図6を参照して説明する。図
示されたメモリ装置は、行方向及び列方向の延びる複数
のワード線WL及び複数ビット線BLを備えているが、
この図では、単一のワード線WL及び単一のビット線B
Lのみが示されており、図示されたビット線BLは、読
出回路20に接続されている。
【0013】更に、図示されたメモリ装置は、複数の改
良型メモリセルを備えているが、ここでは、単一の改良
型メモリセル21だけが代表的に示されている。改良型
メモリセル21は、ソース、ドレイン、及び、プログラ
ム領域を有し、ソース、ドレイン間のゲート絶縁膜及び
プログラム領域上の絶縁膜上には、フローティングゲー
トFGが設けられており、当該フローティングゲートF
Gの上には、コントロールゲートCGが備えられてい
る。図示されているように、改良型メモリセル21は、
選択用トランジスタ22を介してビット線BLに接続さ
れている。具体的に言えば、この選択用トランジスタ2
2は、ワード線WLに接続されたゲート、改良型メモリ
セル21のソースに接続されたドレイン、及び、ビット
線BLに接続されたソースとを備えており、ゲートに
は、ワード線WLからワード線選択信号VDDが与えられ
る。
【0014】一方、ビット線BLには、Pチャンネルト
ランジスタ23が接続されており、このトランジスタ2
3には、図示しない電圧源から電圧VDDが与えられてい
る。また、改良型メモリセル21における書込深さをテ
ストする際、トランジスタ23のゲートには、プリチャ
ージ用信号が与えられる。
【0015】図示された構成を有する不揮発性メモリ装
置において、改良型メモリセル21には、情報が書込ま
れているものとする。このように、情報を書込んだ改良
型メモリセル21の書込深さをテストする場合、改良型
メモリセル21のドレイン及びビット線BLの一端は、
図に示すように、メモリ装置外部において接地される。
この時、選択用トランジスタ22にワード線選択信号V
DDが与えられると共に、トランジスタ23のゲートに
は、プリチャージ用信号が所定のプリチャージ時間、与
えられた後、オフされる。この結果、ビット線BL上に
は、電源電圧VDDが所定のプリチャージ時間、供給され
ることになり、この電圧VDDは選択用トランジスタ22
を介して、改良型メモリセル21にも供給される。所定
プリチャージ時間が経過すると、改良型メモリセルに印
加されるビット線BL等における容量によって定まる時
定数で徐々に低下していく。
【0016】他方、所定プリチャージ時間経過後、改良
型メモリセル21のコントロールゲートには、図示しな
いゲート電圧源から可変コントロールゲート電圧VCGが
与えられる。この場合、可変コントロールゲート電圧V
CGが、改良型メモリセル21の閾値電圧を越えると、改
良型メモリセル21の状態が変化し、読出回路20に
は、反転したデータが読み出される。この時におけるコ
ントロールゲート電圧VCGから改良型メモリセル21の
閾値を算出することができ、且つ、閾値と印加電圧との
関係から、改良型メモリセル21に流れる電流IONを算
出でき、この電流IONによって、改良型メモリセル21
における書込深さをあらわすことができる。
【0017】ここで、通常の不揮発性メモリセルの場合
について説明しておくと、通常の不揮発性メモリセルを
含むメモリ装置では、選択用トランジスタを介すること
なく、直接、ビット線が不揮発性メモリセルのソースに
接続され、ワード線がコントロールゲートに接続された
構成となる。このような構成のメモリ装置においても、
上記した改良型メモリセルの場合と同様に、閾値と印加
電圧との関係から、書込深さを算出している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、改良型
メモリセル、或いは、通常の不揮発性メモリセル(以
下、両メモリセルを総称する場合には、不揮発性セルと
呼ぶ)の閾値から、書込深さを検出するテストでは、閾
値から間接的にセルに流れる電流を算出しているため、
直接、不揮発性セルの電流能力の変化、書込深さを見る
ことができないと言う欠点がある。また、書込動作によ
ってデプリーションタイプとなる上記した改良型メモリ
セルでは、単一の電源を用いて、書込深さを検出できな
いし、また、コントロールゲート電圧によって、改良型
メモリセルに流れる電流値が変化しない場合、書込深さ
を判断できないという欠点もある。
【0019】本発明の目的は、直接、各不揮発性セルに
流れる電流を検出し、書込深さを直接的に観測できる不
揮発性メモリ装置を提供することである。
【0020】本発明の他の目的は、各不揮発性セルの書
込深さを直接的にテストできるテスト回路を含む不揮発
性メモリ装置を提供することである。
【0021】本発明の更に他の目的は、前述した改良型
メモリセルにおいて、書込深さをテストするテスト回路
をも含む不揮発性メモリ装置を提供することである。
【0022】本発明の他の目的は、不揮発性セルの書込
深さを直接的に見ることができる不揮発性メモリ装置の
テスト方法を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態によれ
ば、不揮発性セルを含むと共に、前記不揮発性セルの書
込深さをテストできる不揮発性メモリ装置において、前
記書込深さをテストする際、前記不揮発性セルにテスト
電流を供給する電流供給手段と、前記不揮発性セルにお
ける電流の変化を検出する検出手段とを有する不揮発性
メモリ装置が得られる。この場合、電流供給手段は、電
流ミラー回路によって構成される。
【0024】本発明の他の形態によれば、不揮発性セル
を含むと共に、前記不揮発性セルの書込深さをテストで
きる不揮発性メモリ装置のテスト回路において、前記書
込深さをテストする際、前記不揮発性セルにテスト電流
を供給する電流供給手段と、前記不揮発性セルにおける
電流の変化を検出する検出手段とを有するテスト回路が
得られる。
【0025】本発明の更に他の形態によれば、不揮発性
セルの書込深さをテストする不揮発性メモリ装置の書込
深さのテスト方法において、前記不揮発性セルにテスト
電流を流し、該テスト電流を流した結果を検出すること
により、前記不揮発性セルの書込深さをテストするテス
ト方法が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の一実施
の形態に係る不揮発性メモリ装置を説明する。図示され
た不揮発性メモリ装置は、不揮発性メモリセルとして改
良型メモリセル21を備えており、ここでは、各改良型
メモリセル21の書込深さをテストする場合を説明す
る。改良型メモリセル21を使用する関係上、選択用ト
ランジスタ22が、図6と同様に、改良型メモリセル2
1に接続されており、この選択用トランジスタ22はn
チャンネルエンハンスメント型のMOSトランジスタで
ある。
【0027】ここで、理解を容易にするために、改良型
メモリセル21の構造を図2を参照して簡単に説明して
おく。図2に示された改良型メモリセル21は、p型シ
リコン単結晶基板31の表面上のフィールド酸化膜32
によって規定された領域内に形成されている。この領域
内には、n型不純物の拡散によって形成されたドレイ
ン領域35、ソース領域36、及びプログラム領域37
とを備えると共に、ソース領域36とプログラム領域3
7との間に、絶縁領域38が設けられている。また、ド
レイン及びソース領域35及び36、両領域の間のチャ
ネル領域、及び、プログラム領域37上には、ゲート酸
化膜39が形成されており、且つ、ドレイン領域35の
一部、チャネル領域、及びプログラム領域37上には、
フローティングゲートFGが設けられている。更に、フ
ローティングゲートFG上には、絶縁膜を介して、コン
トロールゲートCGが形成されている。図示された改良
型メモリセル21はプログラム領域37を通してフロー
ティングゲートFGに電子を注入し、流出させることが
できる。
【0028】この構造では、フローティングゲートFG
の面積をコントロールゲートCGに比較して大きくで
き、これら両ゲートFG及びCGの面積並びに容量比を
制御することによって、書込を低電圧で行うことができ
る。
【0029】図示された改良型メモリセル21の消去動
作は、プログラム領域37を0Vにし、ドレイン領域3
5を高電位、ソース領域36をオープンにすることによ
り、プログラム領域37からフローティングゲートFG
にF−Nトンネル効果により電子を注入することによっ
て行われる。他方、書込動作は、プログラム領域37を
高電位、ドレイン及びソース領域35、36を0Vにす
ることより、電子をフローティングゲートFGから流出
させることにより行う。また、読出動作は、図1に示す
選択用トランジスタ22に接続されたワード線WLに高
電位を与えることにより行われる。ここで、当該メモリ
セルが非選択の場合には、プログラム領域37又はドレ
イン領域35の電位を選択レベルの1/2程度にすれば
良い。このことは、改良型メモリセル21の閾値が情報
を書き込む前と、後では変化することを意味している。
【0030】図1に戻ると、選択用トランジスタ22
は、改良型メモリセル21のソース領域36に接続され
たドレイン領域、ビット線BLに接続されたソース領
域、及びワード線WLに接続されたゲートを備えてい
る。
【0031】また、ビット線BLの一端は、読出回路2
0に接続されており、他端は、外部接続用端子に接続さ
れている。図には、単一の改良型メモリセル21を接続
した例を示しているが、ビット線BLには、多数の同様
な改良型メモリセル21が選択用トランジスタ22を介
して接続されていることは言うまでもない。
【0032】更に、この実施の形態に係る不揮発性メモ
リ装置は、ビット線BLに接続された電流ミラー回路4
0を含んでいる。ここで、電流ミラー回路40は、互い
にゲートを接続された2つのpチャンネルエンハンスメ
ント型MOSトランジスタM1、M2によって構成され
ており、トランジスタM1は、そのゲートとソース領域
とを接続することによりダイオード接続されており、そ
のソース領域は可変電流源41の接続用端子に接続され
ている。トランジスタM2のソース領域はビット線BL
に接続されている。
【0033】上記した構成の電流ミラー回路40のトラ
ンジスタM1に流れる電流と、トランジスタM2に流れ
る電流とは互いに比例した関係にあり、トランジスタM
1とM2と互いに同一の構成を有している場合には、同
一の電流が流れる。ここで、トランジスタM1とM2と
に同一の電流Itestが流れるものとする。
【0034】ここで、改良型メモリセル21に、上記し
た書込動作により情報が書き込まれているものとし、こ
の状態で、改良型メモリセル21の書込深さをテストす
る場合について説明する。
【0035】この場合、電流ミラー回路40を構成する
トランジスタM1、M2のドレイン領域は、外部の電圧
源に接続され、電圧VDDが与えられ、他方、トランジス
タM1のソース領域は可変電流源41に接続される。ま
た、改良型メモリセル21のドレインDは接地され、ビ
ット線BLの読出回路20の反対側の端子は開放状態に
おかれる。この状態で、ワード線WLに電圧VDDが与え
られ、ワード線WLが選択され、これによって、選択用
トランジスタ22は導通状態に置かれるため、改良型メ
モリセル21のコントロールゲートCGには制御電圧V
CGが外部回路から与えられる。この時の制御電圧VCGと
しては0〜VDDの範囲であれば、任意の電圧が与えられ
ても良いが、0Vにしておけば、VCGを供給する回路が
不要となるから、素子数を減少させることができる。
【0036】この結果、ビット線BLに、電流Itestが
流し込まれ、この電流Itestは選択された選択用トラン
ジスタ22を介して、改良型メモリセル21に供給され
る。改良型メモリセル21の電流能力IONは、書込深さ
に依存して変化する。ここで、改良型メモリセル21の
電流能力IONが流し込まれる電流Itestより大きけれ
ば、電流Itestは改良型メモリセル21に流し込まれる
ため、ビット線BLの電位は0である。
【0037】他方、IONがItestより小さければ、改良
型メモリセル21は電流Itestを流しきれなくなり、ビ
ット線BLの電位は、電流ミラー回路40に印加される
電圧VDDからトランジスタM2のソース、ドレイン間電
圧を引いた電圧まで上昇する。この電圧の変化は、読出
回路20の出力データにおける反転としてあらわれる。
したがって、電流Itestを変化させることによって、ビ
ット線BLの電位が0VからVDDに変化する電流Itest
の値を検出することによって、改良型メモリセル21の
書込深さを判断することができる。このことから、電流
ミラー回路40及び読出回路22はメモリセル21の書
込深さをテストするテスト回路を構成しており、図示さ
れた不揮発性メモリ装置はこのようなテスト回路を内蔵
していることが判る。
【0038】図3を参照すると、図2に示された不揮発
性メモリ装置の変形例を示しており、ここでは、電流ミ
ラー回路40を構成するトランジスタM1及びM2の
内、ビット線BLに接続されたトランジスタM2がダイ
オード接続されている。即ち、トランジスタM2のゲー
トとソースとが接続されている。この電流ミラー回路4
0によっても、図2の回路と同様に、改良型メモリセル
21の書込深さをトランジスタM2から流し込まれる電
流Itestによって判断することができる。
【0039】図4を参照して、本発明の他の実施の形態
に係る不揮発性メモリ装置を説明する。図示された不揮
発性メモリ装置は、改良型メモリセル21と選択用トラ
ンジスタ22とを備えている点では、他の実施の形態と
同様であるが、ビット線BL上に電流Itestを流し込む
電流ミラー回路40を読出装置20の反対側の端部に接
続した構成を有している点で、図1及び図3に示された
不揮発性メモリ装置とは異なっている。図4における電
流ミラー回路40も、pチャンネルエンハンスメント型
MOSトランジスタM1、M2によって構成されてお
り、このうち、トランジスタM1はそのソース領域及び
ゲートとが接続されており、ダイオード接続構成を有し
ている。
【0040】図示された不揮発性メモリ装置において、
図示された改良型メモリセル21に情報が書き込まれて
いるものとし、この状態で、改良型メモリセル21の書
込深さがテストされるものとする。この場合、電流ミラ
ー回路40のトランジスタM1のドレイン領域には電圧
VDDが与えられる一方、ソース領域には可変電流源41
に接続される。また、トランジスタM2のソース領域及
び改良型メモリセル21のドレイン領域は接地される。
【0041】電流ミラー回路40では、トランジスタM
1に流れる電流に比例した電流がテスト電流Itestとし
て流され、この電流Itestはビット線BL上に流れる。
この時、ワード線WLに与えられる電圧VDDによって、
選択用トランジスタ22が選択されると、テスト電流I
testはこの選択用トランジスタ22を介して改良型メモ
リセル21に流し込まれることになる。改良型メモリセ
ル21の電流能力IONより、テスト電流Itestが小さい
場合には、このテスト電流Itestは改良型メモリセル2
1を通して流れるため、ビット線BLの電位は実質上、
0電位に保たれる。他方、テスト電流Itestが改良型メ
モリセル21の電流能力IONを越えると、改良型メモリ
セル21はこの電流Itestを流し切れなくなり、ビット
線BLの電位は上昇する。この電位の変化は読出回路2
0によって、出力データの反転としてあらわれるから、
出力データの反転を検出することによって、図1及び図
3の場合と同様に、改良型メモリセル21の電流能力I
ONを測定でき、書込深さを電流によって直接検出でき
る。
【0042】図4に示された電流ミラー回路40を図3
に示すように、トランジスタM2をダイオード接続して
も同様な動作を行うことができる。
【0043】図5を参照すると、本発明の他の実施の形
態に係る不揮発性メモリ装置は、改良型メモリセル21
の代わりに、通常のフローティングゲート型の不揮発性
メモリセル21´を使用している。この場合、不揮発性
メモリセル21´のコントロールゲートは、直接、ワー
ド線WLに接続されており、且つ、ソース領域はビット
線BLに接続されている。また、ビット線BLの一端は
読出回路20に接続されると共に、そのビット線BLに
は、電流ミラー回路40に接続されている。
【0044】この例においても、不揮発性メモリセル2
1´を選択状態にし、且つ、そのドレイン領域を接地し
た状態で、電流ミラー回路40から、不揮発性メモリセ
ル21´にテスト電流Itestを流し込むことによって、
前述した実施の改良型メモリセル21の場合と同様に、
書込深さをテストすることができる。
【0045】メモリセルに電流を流し込む回路として、
電流ミラー回路40を使用した場合についてのみ説明し
たが、他の回路構成を有する電流供給回路が用いられて
もよいことは、明らかである。更に、電流ミラー回路4
0等の電流供給回路は、不揮発性メモリチップ内に必ず
しも組み込まれなくても良く、場合によっては、テスト
の際だけ接続される構成を採用しても良い。
【0046】
【発明の効果】本発明では、メモリセルの書込深さを直
接電流により測定できるため、不揮発性メモリセルがデ
プリーションタイプの場合にも、書込深さを測定できる
と共に、コントロールゲートの電圧によってメモリセル
の電流値が変化しない場合にも、書込深さを測定できる
と言う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る不揮発性メモリ装
置及びそのテスト方法を説明するための図である。
【図2】図1に使用される改良型メモリセルの構造を説
明するために使用される概略構成図である。
【図3】図1に示された実施の形態に係る不揮発性メモ
リ装置の変形例及びそのテスト方法を説明するための図
である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る不揮発性メモリ
装置及びそのテスト方法を説明するための図である。
【図5】本発明の更に他の実施の形態に係る不揮発性メ
モリ装置及びそのテスト方法を説明するための図であ
る。
【図6】従来における不揮発性メモリ装置及びそのテス
ト方法を説明するための図である。
【符号の説明】
20 読出回路 21 改良型メモリセル 21´ フローティングゲート型メモ
リセル 22 選択用トランジスタ 40 電流ミラー回路 41 可変電流源 BL ビット線 WL ワード線 M1、M2 トランジスタ

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性セルを含むと共に、前記不揮発
    性セルの書込深さをテストすることができる不揮発性メ
    モリ装置において、前記書込深さをテストする際、前記
    不揮発性セルにテスト電流を供給する電流供給手段と、
    前記不揮発性メモリセルにおける電流の変化を検出する
    検出手段とを有することを特徴とする不揮発性メモリ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記検出手段は前記
    不揮発性セルにビット線を介して接続された読出回路で
    あることを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記電流供給回路
    は、前記ビット線に接続されていることを特徴とする不
    揮発性メモリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記電流供給回路
    は、電流ミラー回路によって構成されていることを特徴
    とする不揮発性メモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記電流供給回路
    は、前記ビット線に前記読出回路と共通に接続されてい
    ることを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記電流供給回路
    は、前記読出回路に一端を接続された前記ビット線の他
    方の端部に接続されていることを特徴とする不揮発性メ
    モリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記
    不揮発性セルは、前記ビット線に対して、ワード線に接
    続されたトランジスタを介して接続されていることを特
    徴とする不揮発性メモリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記
    不揮発性セルは、ソース、ドレイン、及び、コントロー
    ルゲートを含むと共に、プログラム領域及びフローティ
    ングゲートを備えていることを特徴とする不揮発性メモ
    リ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記フローティング
    ゲートの面積が前記コントロールゲートの面積より大き
    いことを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  10. 【請求項10】 不揮発性メモリセルの書込深さをテス
    トする不揮発性メモリ装置の書込深さのテスト方法にお
    いて、前記不揮発性メモリセルにテスト電流を流し、該
    テスト電流を流した結果を検出することにより、前記不
    揮発性メモリセルの書込深さをテストすることを特徴と
    するテスト方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記テスト電流
    を電流ミラー回路から供給することを特徴とするテスト
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記テスト電流
    は前記電流ミラー回路から、ワード線に接続されたトラ
    ンジスタを介して供給されることを特徴とするテスト方
    法。
  13. 【請求項13】 不揮発性セルを含むと共に、前記不揮
    発性セルの書込深さをテストすることができる不揮発性
    メモリ装置のテスト回路において、前記書込深さをテス
    トする際、前記不揮発性セルにテスト電流を供給する電
    流供給手段と、前記不揮発性メモリセルにおける電流の
    変化を検出する検出手段とを有することを特徴とするテ
    スト回路。
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