JP2815871B2 - 床面除染装置 - Google Patents

床面除染装置

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JP2815871B2 JP20099188A JP20099188A JP2815871B2 JP 2815871 B2 JP2815871 B2 JP 2815871B2 JP 20099188 A JP20099188 A JP 20099188A JP 20099188 A JP20099188 A JP 20099188A JP 2815871 B2 JP2815871 B2 JP 2815871B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願発明はロールから繰り出したウエスで床面を拭掃
し、汚れたウエスを他のロールに巻取る方式の床面除染
装置に係るもので、特にウエス巻取りの際に発生するウ
エスのたるみ、しわ、よじれ、片寄り等を防止するため
の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来の前記方式の床面除染装置は、特開昭58−176599
号に記載のように、ウエスを回転可能なロールにより床
面に押し付けて床面の汚染物を拭き取る構造となってい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、一般に拭き取りを行なう床面上には微妙な
凹凸、傾斜等が存在し、また、床面の表面の粗さ、摩擦
等が微妙に変化するため、これらが要因となってウエス
巻取りの際のしわ、よじれ、たるみ、片寄り等が発生し
易い。
しかし、従来は、装置の長時間連続運転によりウエス
に発生するたるみ、しわ、よじれ、片寄り等を防止する
手段については考慮されていないので、一旦しわ等が発
生した場合、次に繰り出されるウエスに波及し、これを
復元することができず、装置の基本性能である除染性能
を満足できないという問題点があった。
本発明の目的は、上記した様な微妙な床面上の変化に
対しても、ウエスの皺、捩れ、弛み、片寄り等を防止
し、安定した除染性能が得られる床面除染装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の床面除染装置は、特許請求の範囲の請求項1
に記載した構成を有する。
[作用] 除染ヘッドの後に配置されたウエス供給側カウンター
ローラは、両端部に設けられた膨径部によりウエス押付
け時に発生するたるみを常に延ばす効果があり、また、
前に配置されたウエス巻取り側カウンターローラは、ウ
エスを中央部から両縁部の方向へ延ばすような作用を行
なう。これらカウンターローラにより、ウエスのしわ、
よじれ、たるみ、片寄り発生するのを防ぎ、また発生後
もそれを減少、解消する作用が得られる。さらに、複数
の除染ヘッドは、2群に分けられて互いに逆方向に振動
回転し、対にならない残りのヘッドがある場合はこれを
一定時間毎に反転させることで、ウエスのよじれ、片よ
りを一層低減させる作用が奏される。
[実 施 例] まず、本発明の実施例を説明するまえに、第1図ない
し第4図に基づき、本発明の先行例について説明する。
第1図に床面除染装置の立体図を示す。床面除染装置
は除染ヘッド6、ウエス供給ローラ1、上記ヘッド6の
後に配置したウエス供給側カウンターローラ2、上記ヘ
ッド6の前に配置したウエス巻取り側カウンターローラ
3、ウエス巻取りローラ4、ウエス巻取りモータ5、ロ
ーラチェーン13、スプロケット10、走行駆動輪11、バッ
テリ12、振動用モータ7、ウエス8等により構成され
る。
本装置による床面の拭き取り除染作業は以下のように
行なわれる。ウエス供給ローラ1に予め巻きつけられた
清潔なウエス8を、ウエス供給側カウンターローラ2の
外側、除染ヘッド6の下側、ウエス巻取り側カウンター
ローラ3の外側を通しウエス巻取りローラ4に巻付てお
き、ウエス巻取りモータ5の回転でスプロケット10及
び、ローラチェーン13を介して、ウエス巻取りローラ4
を回転させることによりウエスが進行せられる。この動
作と同時に不図示の走行モータにより駆動される走行駆
動輪11により装置を前進すなわち第1図で左方向に走行
させることにより、床面に付着した汚染物をウエス8が
拭き取るものである。走行駆動輪11は左右に各一個ずつ
取り付けられており、それぞれに独立した走行用のモー
タを有し、前進、後退の動作の他、左右の走行駆動輪11
を各々逆方向に回転させることで装置のスピンターンが
行なえるようになっている。各機器への電力の供給はバ
ッテリにより行ない、電源ケーブルの引き廻しを無くす
ことにより、ケーブルによる操作範囲の制約を無くし、
また、ケーブルの引き廻しによる除染後床面の再汚染を
防止することができる。
さらに、本装置では、床面を除染するときは上記拭き
取り動作に加えて除染ヘッド6に微小振動を与えて除染
性能を向上させている。すなわち第2図に除染ヘッド6
の詳細を示す。除染ヘッド6は振動用モータ7、プーリ
18、ベルト19、駆動シャフト17、回転伝達バネ20、偏心
錘16、コイルバネ21、弾性体パッド(例えばネオプレン
発泡ゴム)15等により構成される。振動モータ7の回転
力はプーリ18、ベルト19、駆動シャフト17、回転伝達バ
ネ20を介して偏心錘16を回転させる。偏心錘16の回転に
よる遠心力と、その力を受けて変位するコイルバネ21の
変位に対する復元力により除染ヘッド6がすりこぎの様
に運動する微小運動が発生し、この微小振動がウエス8
を床面にこすり付ける様に作用することにより除染性能
が向上することになる。
しかし、この微小振動によりウエス8を床面に押し付
けながら除染を行なう場合、除染ヘッド6の前後左右或
いはその合成の運動、及び床面にある微小な凹凸、傾斜
等によりウエスにしわ、よじれ、たるみ等が発生する。
これを防止、解消するために本先行例では前記カウン
ターローラ2、3を設けてある。第3図及び第4図によ
り本発明に基づくカウンターローラの具体的構造につい
て説明する。
第3図は、除染ヘッド6の後方に配置するウエス供給
側カウンターローラ2を示し、このローラの長さ全体に
わたりウエスの全幅が乗せられヘッドの方に送られるも
のであり、そして、ウエス幅の両側部は、その中央部に
比べてカウンターローラの両端部に設けた膨径部22によ
り一層緊張されることになるため、ウエス8はその幅方
向に延ばされ、ウエスの床面押付け時に発生するたるみ
が除去される。また、第4図は、除染ヘッド6の前方に
配置されるウエス巻取り側カウンターローラ3を示し、
ウエスに発生するしわを、表面に設けた螺旋状の凸条33
に沿って外側に即ち両縁方向に延ばすものである。ここ
で第4図に示したウエス巻取り側カウンターローラ3
は、ローラ周面速度と、ローラ周面でのウエス8の速度
との間に速度差があってはじめて効果があるが、本実施
例においては、巻取り側カウンターローラ3を固定して
非回転のものとし、ウエス8に対し負の速度差を生じさ
せている。しかし、固定の代わりに、ウエスを外側へ延
ばす作用を与える方向にローラ3を回転せしめる様な機
構を設けてもい。
以上のように構成し巻取りローラ4によりウエスを巻
取ればウエスのしわ、たるみを防止することができ、ま
た、よじれ、片寄りについても第6図に示す様に、従来
に比較して大幅に低減することができる。すなわち、約
200秒で床面を直線的に除染した場合第6図に示すよう
に、ウエスのよじれ、片寄り量は従来の約1/6に低減す
ることができた。
次に本発明の一実施例における除染ヘッド6を複数個
設ける配置について説明する。第5図は本発明の一実施
例装置の下側より見た除染ヘッドの配置図であって除染
ヘッド6を5つ(図中の61〜65)設けたものである。ヘ
ッド6は夫々平行なカウンターローラ2と3との間に2
列に配し、装置の前列には3つ、後列に2つ配置し、前
列3つのヘッドの相互の間隙による床面拭き残し部分を
後列2つのヘッドで補完する配置をとる。
これらヘッドは2群に分けて各群で回転方向を互いに
逆方向に回転させ、ウエスのよじれ、片寄りの防止を助
ける。第5図においては、ヘッド61と63とを対にし、64
と65とを対にし、互いに逆方向に回転振動させる。ヘッ
ド62は対になるヘッドがなく、振動にアンバランスを引
き起こすもとになるので、このヘッド62は電子回路によ
り間欠的に逆転してウエスのよじれ、片寄りを防止す
る。ヘッドが偶数個の場合はヘッドは全て対となし得る
ので間欠逆転の必要はない。
ヘッド振動モータ7はヘッド毎に設けずに各群毎に設
けてもよく、また1つのモータでその回転力をベルト伝
達により2群に分けるとか種々の態様が考えられよう。
また、供給側カウンターローラ2は、第7図の様に両
端部に向かって漸次膨径する形状のローラとしてもよ
く、また、巻取り側カウンターローラ3は螺旋凸条形ロ
ーラ代わりに第8図に示す螺旋溝を設けたローラとして
も所期の目的を達成できる。
[発明の効果] 本発明によれば、除染ヘッドの前後のカウンターロー
ラによりウエスのしわ、たるみ等を防止することができ
ると共に、複数の除染ヘッドを2群に分けて互いに逆方
向に振動回転させ、対にならない残りのヘッドがある場
合はこれを一定時間毎に反転させることでウエスのよじ
れ、片よりを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の先行例である単列の除染ヘッドを有す
る床面除染装置の斜視図、第2図は第1図に示す床面除
染装置の除染ヘッドの詳細構造断面図、第3図は第1図
装置のウエス供給側カウンターローラの平面図、第4図
は第1図装置のウエス巻取り側カウンターローラの平面
図、第5図は本発明の一実施例床面除染装置における5
個2列の除染ヘッドの配列を装置下面より見た図、第6
図は本発明の性能を従来型のそれと比較して表したグラ
フ、第7図は供給側カウンターローラの変形例の図、第
8図は巻取り側カウンタローラの変形例を示す図であ
る。 1……ウエス供給ローラ 2……ウエス供給側カウンターローラ 3……ウエス巻取り側カウンターローラ 4……ウエス巻取りローラ 5……ウエス巻取りモータ 6、61〜65……除染ヘッド 7……振動用モータ、8……ウエス 15……弾性体、16……偏心錘 17……駆動シャフト、18……プーリ 19……タイミングベルト 20……回転伝達バネ、21……コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 富治 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (72)発明者 中島 賢寿 茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立 エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−299799(JP,A) 特開 昭58−63343(JP,A) 特開 昭58−212912(JP,A) 実開 昭57−204089(JP,U) 実開 昭58−196320(JP,U) 坪島茂彦,「モータ活用マニュアル」 (昭48.2.25),オーム社,P. 170 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 11/02 G21F 9/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面を拭き取るための長尺ウエスを連続的
    に繰り出す機構と、床面拭き取り後のウエスを連続的に
    巻取る機構と、上記繰り出し機構と巻取り機構との間に
    おけるウエスを床面に押し付ける複数個の除染ヘッド
    と、該除染ヘッドを床面に対して回転振動させる振動発
    生機構とを有し、該振動発生機構は前記除染ヘッドに内
    蔵された回転駆動されるシャフトとこのシャフトに取付
    けられた偏心荷重とを備えている床面除染装置であっ
    て、前記除染ヘッドへのウエス供給側には両端部に膨径
    部を有するカウンターローラが設けられると共に、ウエ
    ス巻取り側にはウエスとの相対運動によりウエスを中央
    部から両縁部の方へ延ばすような方向の螺旋条または螺
    旋溝を表面に有するカウンターローラが設けられてお
    り、前記複数個の除染ヘッドは、床面除染装置の進行方
    向に直角に複数列に配置され、而して、その或る列の除
    染ヘッド相互の間隙に対向する位置に他列の除染ヘッド
    が配置されてなる床面除染装置において、 除染ヘッドが偶数個の場合には、これら除染ヘッドを夫
    々同数の2群に分け夫々振動回転方向を互いに逆にし、
    除染ヘッドが奇数個の場合には、同数の2群に分けた除
    染ヘッドについては振動方向を互いに逆にし、残る1つ
    の除染ヘッドを一定時間間隔で反転するように構成した
    ことを特徴とする床面除染装置。
JP20099188A 1988-08-11 1988-08-11 床面除染装置 Expired - Lifetime JP2815871B2 (ja)

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坪島茂彦,「モータ活用マニュアル」 (昭48.2.25),オーム社,P.170

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