JP2814861B2 - He−Neガスレーザ管 - Google Patents
He−Neガスレーザ管Info
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- JP2814861B2 JP2814861B2 JP28971692A JP28971692A JP2814861B2 JP 2814861 B2 JP2814861 B2 JP 2814861B2 JP 28971692 A JP28971692 A JP 28971692A JP 28971692 A JP28971692 A JP 28971692A JP 2814861 B2 JP2814861 B2 JP 2814861B2
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- Japan
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- tube
- gas
- laser
- gas laser
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はHe−Neガスレーザ管
に関し、特にレーザ光のノイズを低減した内部ミラー形
及び外部ミラー形He−Neガスレーザ管に関する。
に関し、特にレーザ光のノイズを低減した内部ミラー形
及び外部ミラー形He−Neガスレーザ管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内部ミラー形He−Neガスレー
ザ管は、図2に示すように、円筒状のガラス製外囲器2
2と、この外囲器22内面に間隔をおいて配置されたア
ルミニウム製カソード23と、このカソード23に接続
し外囲器22外部へ導出されるカソード電極26と、外
囲器22を貫通し内部から外部へ導出されるアノード電
極27と、外囲器22の中心軸の位置に配置されたガラ
ス製細管21と、外囲器22の両端部に配置された一対
のレーザミラー24,25とを主な構成要素として形成
され、外囲器22内部にはHe−Ne混合ガスが封入さ
れた構造となっている。
ザ管は、図2に示すように、円筒状のガラス製外囲器2
2と、この外囲器22内面に間隔をおいて配置されたア
ルミニウム製カソード23と、このカソード23に接続
し外囲器22外部へ導出されるカソード電極26と、外
囲器22を貫通し内部から外部へ導出されるアノード電
極27と、外囲器22の中心軸の位置に配置されたガラ
ス製細管21と、外囲器22の両端部に配置された一対
のレーザミラー24,25とを主な構成要素として形成
され、外囲器22内部にはHe−Ne混合ガスが封入さ
れた構造となっている。
【0003】このHe−Neガスレーザ管では、カソー
ド電極26とアノード電極27の間に電圧を印加すると
細管21を通して放電が行われ、この放電部がレーザ媒
質となりレーザ光の増幅が行われる。レーザミラー2
4,25の間をレーザ光が往復すると、増大したレーザ
光の一部が一方のレーザミラーを通過して外部に出射す
る。
ド電極26とアノード電極27の間に電圧を印加すると
細管21を通して放電が行われ、この放電部がレーザ媒
質となりレーザ光の増幅が行われる。レーザミラー2
4,25の間をレーザ光が往復すると、増大したレーザ
光の一部が一方のレーザミラーを通過して外部に出射す
る。
【0004】このような構造の内部ミラー形He−Ne
ガスレーザ管の他に外囲器の両端に一対のブルースター
バルブが配置された外部ミラー形He−Neガスレーザ
管もある。
ガスレーザ管の他に外囲器の両端に一対のブルースター
バルブが配置された外部ミラー形He−Neガスレーザ
管もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のHe−Ne
ガスレーザ管では、初期においてレーザ光に放電による
ランダムノイズが発生していなくても放電の累積時間の
増大に伴ない、ガラス製外囲器22等からの放出ガスや
封入されているHeとNeガスのガス圧,ガス比の変化
により放電状態が変化し、細管21の内径の中において
発生する放電の移動縞が陽極柱の中を進行しながら増大
する現象が発生し、この結果放電が乱れ、レーザ光のラ
ンダムノイズが発生するという問題点があり、この問題
点解決の1つとして細管21を分割して陽極柱の増大を
抑える方法があるが構造が複雑であり、また高価になっ
てしまう欠点があった。
ガスレーザ管では、初期においてレーザ光に放電による
ランダムノイズが発生していなくても放電の累積時間の
増大に伴ない、ガラス製外囲器22等からの放出ガスや
封入されているHeとNeガスのガス圧,ガス比の変化
により放電状態が変化し、細管21の内径の中において
発生する放電の移動縞が陽極柱の中を進行しながら増大
する現象が発生し、この結果放電が乱れ、レーザ光のラ
ンダムノイズが発生するという問題点があり、この問題
点解決の1つとして細管21を分割して陽極柱の増大を
抑える方法があるが構造が複雑であり、また高価になっ
てしまう欠点があった。
【0006】本発明の目的は、構造が単純で安価に陽極
柱の増大を抑え、ランダムノイズの発生のないHe−N
eガスレーザ管を提供することにある。
柱の増大を抑え、ランダムノイズの発生のないHe−N
eガスレーザ管を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1)円筒状のガラス製外囲器と、該外囲器内面に間隔
をおいて配置されたアルミニウム製カソードと、前記外
囲器を貫通し内部から外部へ導出されるアノード電極
と、前記外囲器の中心軸の位置に配置されたガラス製細
管と、前記外囲器の両端に配置された一対のレーザミラ
ーと、前記外囲器内に封入されたHe−Ne混合ガスと
を有する内部ミラー形He−Neガスレーザ管におい
て、前記細管の内径に複数の太径部を設ける。
をおいて配置されたアルミニウム製カソードと、前記外
囲器を貫通し内部から外部へ導出されるアノード電極
と、前記外囲器の中心軸の位置に配置されたガラス製細
管と、前記外囲器の両端に配置された一対のレーザミラ
ーと、前記外囲器内に封入されたHe−Ne混合ガスと
を有する内部ミラー形He−Neガスレーザ管におい
て、前記細管の内径に複数の太径部を設ける。
【0008】(2)円筒状のガラス製外囲器と、該外囲
器内面に間隔をおいて配置されたアルミニウム製カソー
ドと、前記外囲器を貫通し内部から外部へ導出されるア
ノード電極と、前記外囲器の中心軸の位置に配置された
ガラス製細管と、前記外囲器の両端に配置された一対の
ブルースターバルブと、前記外囲器内に封入されたHe
−Ne混合ガスとを有する外部ミラー形He−Neガス
レーザ管において、前記細管の内径に複数の太径部を設
ける。
器内面に間隔をおいて配置されたアルミニウム製カソー
ドと、前記外囲器を貫通し内部から外部へ導出されるア
ノード電極と、前記外囲器の中心軸の位置に配置された
ガラス製細管と、前記外囲器の両端に配置された一対の
ブルースターバルブと、前記外囲器内に封入されたHe
−Ne混合ガスとを有する外部ミラー形He−Neガス
レーザ管において、前記細管の内径に複数の太径部を設
ける。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例の概略の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【0011】第1の実施例は、図1に示すように、ガラ
ス製の円筒状の外囲器22の両端に一対のレーザミラー
24,25を具備した内部ミラー形のHe−Neガスレ
ーザ管の例で、円筒状の外囲器22の中心軸の位置に配
置されたガラス製細管11には、内径の小さい細管細径
部12と複数個の内径の大きい細管太径部13が形成さ
れている。第1の実施例は、細管11に細管太径部13
を形成した以外は図2に示す従来の内部ミラー形He−
Neガスレーザ管の構造と同じである。
ス製の円筒状の外囲器22の両端に一対のレーザミラー
24,25を具備した内部ミラー形のHe−Neガスレ
ーザ管の例で、円筒状の外囲器22の中心軸の位置に配
置されたガラス製細管11には、内径の小さい細管細径
部12と複数個の内径の大きい細管太径部13が形成さ
れている。第1の実施例は、細管11に細管太径部13
を形成した以外は図2に示す従来の内部ミラー形He−
Neガスレーザ管の構造と同じである。
【0012】このように、細管11に細管太径部13を
形成することにより、細管11の内径部において放電が
行われレーザ媒体となる。
形成することにより、細管11の内径部において放電が
行われレーザ媒体となる。
【0013】外囲器22の両端に配置されたレーザミラ
ー24,25は、通常、1方が高反射率を有し他方が数
%の透過率を有する組合わせとなっている。
ー24,25は、通常、1方が高反射率を有し他方が数
%の透過率を有する組合わせとなっている。
【0014】カソード電極26に負,アノード電極27
に正の電圧を印加すると細管11の細管細径部12と細
管太径部13内で放電が行われ、この放電内でレーザ光
が増幅されレーザ光が一対のレーザミラー24,25間
を往復し、更に、増大し、その一部が数%の透過率を有
するレーザミラーから出射される。
に正の電圧を印加すると細管11の細管細径部12と細
管太径部13内で放電が行われ、この放電内でレーザ光
が増幅されレーザ光が一対のレーザミラー24,25間
を往復し、更に、増大し、その一部が数%の透過率を有
するレーザミラーから出射される。
【0015】このとき、He−Neガスレーザ管のレー
ザ光の増大に伴ない外囲器22からの放出ガスや封入さ
れているHeとNeガス圧,ガス比の変化により、細管
11内の放電状態が変化し移動縞が発生して陽極柱の中
を進行し細管細径部12を進行してゆくときに細管太径
部13に進んだとき、径が広がっているため陽極柱はこ
の部分で減衰するというプロセスを繰返すため放電を乱
し、結果としてレーザ光のランダムノイズの発生を抑制
できる。
ザ光の増大に伴ない外囲器22からの放出ガスや封入さ
れているHeとNeガス圧,ガス比の変化により、細管
11内の放電状態が変化し移動縞が発生して陽極柱の中
を進行し細管細径部12を進行してゆくときに細管太径
部13に進んだとき、径が広がっているため陽極柱はこ
の部分で減衰するというプロセスを繰返すため放電を乱
し、結果としてレーザ光のランダムノイズの発生を抑制
できる。
【0016】第2の実施例は、外囲器の両端に一対のブ
ルースターバルブを配置した外部ミラー形のHe−Ne
ガスレーザ管の細管を第1の実施例と同じ構造とした例
で、その効果は、第1の実施例と同じである。
ルースターバルブを配置した外部ミラー形のHe−Ne
ガスレーザ管の細管を第1の実施例と同じ構造とした例
で、その効果は、第1の実施例と同じである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、細管の内
径に太径部を設けることにより、構造が単純で安価に陽
極柱を減衰しレーザ光のランダムノイズの発生を抑制で
きるという効果がある。
径に太径部を設けることにより、構造が単純で安価に陽
極柱を減衰しレーザ光のランダムノイズの発生を抑制で
きるという効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例の概略の構成を示す断面
図である。
図である。
【図2】従来の内部ミラー形He−Neガスレーザ管の
一例の構成を示す断面図である。
一例の構成を示す断面図である。
11,21 細管 12 細管細形部 13 細管太径部 22 外囲器 23 カソード 24,25 レーザミラー 26 カソード電極 27 アノード電極
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状のガラス製外囲器と、該外囲器内
面に間隔をおいて配置されたアルミニウム製カソード
と、前記外囲器を貫通し内部から外部へ導出されるアノ
ード電極と、前記外囲器の中心軸の位置に配置されたガ
ラス製細管と、前記外囲器の両端に配置された一対のレ
ーザミラーと、前記外囲器内に封入されたHe−Ne混
合ガスとを有する内部ミラー形He−Neガスレーザ管
において、前記細管の内径に複数の太径部を設けたこと
を特徴とするHe−Neガスレーザ管。 - 【請求項2】 円筒状のガラス製外囲器と、該外囲器内
面に間隔をおいて配置されたアルミニウム製カソード
と、前記外囲器を貫通し内部から外部へ導出されるアノ
ード電極と、前記外囲器の中心軸の位置に配置されたガ
ラス製細管と、前記外囲器の両端に配置された一対のブ
ルースターバルブと、前記外囲器内に封入されたHe−
Ne混合ガスとを有する外部ミラー形He−Neガスレ
ーザ管において、前記細管の内径に複数の太径部を設け
たことを特徴とするHe−Neガスレーザ管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28971692A JP2814861B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | He−Neガスレーザ管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28971692A JP2814861B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | He−Neガスレーザ管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06140693A JPH06140693A (ja) | 1994-05-20 |
JP2814861B2 true JP2814861B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17746830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28971692A Expired - Lifetime JP2814861B2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | He−Neガスレーザ管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2814861B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5927218B2 (ja) | 2014-03-12 | 2016-06-01 | ファナック株式会社 | 放電管を備えるレーザ発振器、およびレーザ加工装置 |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP28971692A patent/JP2814861B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06140693A (ja) | 1994-05-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980714 |