JP2814320B2 - 在宅酸素療法における患者への酸素投与装置 - Google Patents

在宅酸素療法における患者への酸素投与装置

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英輔 藤谷
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大同ほくさん 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者が在宅のまま検査
値測定装置を用いて動脈血酸素飽和濃度などの検査値を
知り、これを電話回線で信号として病院側のコンピュー
タヘ送信することにより、このコンピュータから送信さ
れてくる最適酸素投与量信号を、これまた電話回線を介
して患者宅が受け、当該信号により自動的に酸素発生投
与装置の投与量を制御可能とした在宅酸素療法における
患者への酸素投与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】既知の如く、患者宅側に酸素発生投与装
置を用意して、これを随時使用する在宅酸素療法にあっ
ては、当該患者の酸素投与量を決定するため、動脈血酸
素分圧(以下PaO2 と記す)等を検査しなければなら
ない。このため、患者は月1回通院して、この検査を受
けるが、この際、病院では例えば動脈血酸素飽和濃度
(以下SaO2 と記す)を測定し、これを相関関係のあ
るPaO2 を測知することとなるが、当該相関関係には
個人差のあることも医師は考慮して、当該患者に最適な
酸素投与量を告げることとなる。
【0003】従って、患者にとって在宅酸素療法を続け
ることが可成りの負担となっており、これを解消するに
は訪問看護の態勢を整えればよいのであるが、現実には
人手不足のため、実現不可能である。さらに、上記のP
aO2 は、1日の中でも睡眠中や運動中、そして入浴時
と用便後に低下することが多く、このような場合には酸
素投与量を、その都度変更することが、在宅患者の症状
を軽減する上で望ましいにも拘らず、このような処置を
とることは無理とされ、これに対応できる手段は採られ
ていない。
【0004】そこで、上記の如き在宅患者のSaO 2
を、在宅酸素療法を行いながら検査できる検査値測定機
器を、患者宅側に用意しておき、これにより得た各種の
検査値信号を、病院側へ電話回線の利用により伝達する
ことが、既に提案(特開平3−143451号)されて
いる。 しかし当該提案では、上記の検査値信号を受けた
病院側では、これに変化があった際、電話を用いるなど
して、当該患者に対し変更すべき酸素投与量を告げ、こ
れに基づき、患者側では使用中の酸素発生投与装置を操
作して、その酸素投与量を調整するようにしているた
め、リアルタイムな対応ができないものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の現況に
鑑み、病院側にはコンピュータと病院側伝送装置を用意
しておき、一方患者宅側には、これまでの酸素発生投与
装置に加えて、患者宅側伝送装置とPaO2 等の測定に
供されるパルスオキシメータとか、血圧計、心電計とい
った検査値測定機器をも具備させ、これらを適切に電話
回線を用いて結線するようにし、これにより、上記のコ
ンピュータによって医師は労せずして患者の状態をリア
ルタイムに知ることができるようにするだけでなく、患
者宅の検査 値測定機器により得られた検査値を信号とし
て電話回線を介してコンピュータへ入力させ、これに対
応してコンピュータから最適酸素投与量信号が患者宅へ
送信されるようにし、このことにより、自動的に患者の
酸素発生投与装置による酸素投与量が制御されること
で、患者は通院することなしに、その時における最も望
ましい酸素投与量にて在宅酸素療法をリアルタイムに続
けて行くことができ、しかも、病院側の人手不足問題を
も解消可能にしようとするのが、その目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を解
決するため病院側には、コンピュータと、これと電話回
線との間に接続された病院側伝送装置とを、患者宅側に
は、上記電話回線に接続されている患者宅側伝送装置
と、これに夫々接続されている検査値測定機器と、酸素
発生投与装置とを具備させ、上記検査値測定機器により
測知された検査値信号を、前記の患者宅側伝送装置から
電話回線を介して、病院側伝送装置を経て前記のコンピ
ュータに供与可能となし、当該コンピュータは患者毎に
予めプログラムされた検査値に対応する酸素投与量のデ
ータ中から、上記検査値信号により選定された最適酸素
投与量信号を発信し、これを病院側伝送装置から電話回
線を介して、患者宅側伝送装置に送信自在となし、この
患者宅側伝送装置の出力信号によって酸素発生投与装置
の酸素流量が制御自在であることを特徴とする在宅酸素
療法における患者への酸素投与装置を提供しようとする
ものである。
【0007】
【作用】在宅の患者が、検査値測定機器により、所定の
検対象につき検査することで、検査信号が患者宅側伝
送装置−電話回線−病院側伝送装置を経て、コンピュー
に入力される。これにより、予め当該コンピュータに
プログラムされたデータの中から、当該検査値に対応す
る最適酸素投与量信号が、病院側伝送装置−電話回線−
患者宅側伝送装置を介して返送され、この患者側伝送
装置からの出力信号によって、患者宅側における酸素発
生投与装置が制御され、これにより、上記検査値に対応
した最適投与量だけの酸素が、自動的に調節されて当該
患者に与えられることとなる。
【0008】
【実施例】本発明に係る酸素投与装置を、図示の一実施
例によって詳記すれば、病院側Aにはコンピュータ1
と、これに結線されている病院側伝送装置2とが具備さ
れており、図中1aはコンピュータ1のプリンタを示し
ている。
【0009】次に患者宅側Bにあっては、患者側伝送
装置3と、これに何れも結線されている検査値測定機器
4、酸素発生投与装置5とが夫々具備されており、前記
の病院側伝送装置2と患者側伝送装置3とは、図示例
の場合T型アダプタ6を介して、電話回線7により結線
されており、図中8は、当該T型アダプタ6に結線され
た電話機を示している。
【0010】図示の検査値測定機器4はSaO2 を測定
するためのパルスオキシメータとか、血圧計、心電計等
による機器本体4aと、これに付設された測定部である
センサ4bと、伝送スイッチ4cを具備したインターフ
ェイス4dとからなり、このインターフェイス4dが患
者宅側伝送装置3と接続されている。
【0011】また、前記の酸素発生投与装置5にあっ
て、5aはマスフローコントローラであり、これに患者
宅側伝送装置3が接続されているが、この際、マスフロ
ーコントローラ5aでなくて流量計を用いてもよく、こ
の場合には酸素発生投与装置5に内蔵させることもでき
る。
【0012】そこで、上記の装置を用いるには、患者が
例えば、前記のセンサ4bに指または耳を嵌めて検査を
開始し、検査値測定機器4の機器本体4aにあって表示
される検査値が安定したならば、インターフェイス4d
の伝送スイッチ4cを操作して、その時点から数秒間の
SaO2 値である検査信号S1を、患者宅側伝送装置3
に蓄えて、これを記憶させると、当該検査信号S1は電
話回線7を介して、病院側伝送装置2に入力された後、
前記のコンピュータ1に入力され、その画面には当該S
aO2 値が出力されると共に、記憶されることとなる。
【0013】ここで、上記のコンピュータ1には、例え
ば、予め医師により登録された患者毎の検査値(SaO
2 値)に対応する酸素投与量のデータが記憶されてお
り、従って、前記の如く検査信号S1が入力されてくる
ことにより、当該コンピュータ1は入力された検査信号
S1に対応した酸素投与量を選定して、最適酸素投与量
信号S2を出力することになる。
【0014】上記の出力は、電話回線7を経て、患者宅
側伝送装置3に入力され、この結果当該伝送装置3の出
力信号S3が、図示例ではマスフローコントローラ5a
に入力され、これにより、患者に対する酸素投与量が自
動調節されることとなる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のようにして構成されるも
のであるから患者は検査のため通院する必要がなく、医
師は患者の検査値を何回でも頻繁にチェックすることが
でき、さらに、患者PaO2 の低下等、速やかに病
院側へ自動的に通報されて、当該低下に見合った酸素投
与量となるよう自動的にして、かつリアルタイムに制御
することができることとなるから、これまで実現され得
なかった酸素投与量の全自動による即時の調節によ
て、症状の軽減に益するところ大となり、病院側の人手
不足をも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の在宅酸素療法における患者への酸素投
与装置例を示した全体回路構成図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 病院側伝送装置 3 患者宅側伝送装置 4 検査値測定機器 5 酸素発生投与装置 7 電話回線 A 病院側 B 患者宅側 S1 検査値信号 S2 最適酸素投与量信号 S3 患者側伝送装置の出力信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病院側には、コンピュータと、これと電
    話回線との間に接続された病院側伝送装置とを、患者宅
    側には、上記電話回線に接続されている患者宅側伝送装
    置と、これに夫々接続されている検査値測定機器と、酸
    素発生投与装置とを具備させ、上記検査値測定機器によ
    り測知された検査値信号を、前記の患者宅側伝送装置か
    ら電話回線を介して、病院側伝送装置を経て前記のコン
    ピュータに供与可能となし、当該コンピュータは患者毎
    に予めプログラムされた検査値に対応する酸素投与量の
    データ中から、上記検査値信号により選定された最適酸
    素投与量信号を発信し、これを病院側伝送装置から電話
    回線を介して、患者宅側伝送装置に送信自在となし、こ
    の患者宅側伝送装置の出力信号によって酸素発生投与装
    置の酸素流量が制御自在であることを特徴とする在宅酸
    素療法における患者への酸素投与装置。
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