JP2813975B2 - 炭酸飲料びんの封緘体 - Google Patents

炭酸飲料びんの封緘体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸飲料びん、い
わゆるラムネびんの封緘体に関する。
【0002】
【従来の技術】元来いわゆるラムネびんの封緘は、びん
内に封入したガラス玉を液充填後において、びんを逆さ
にしてびん口部のパッキン部材まで沈下させ、びんの内
圧によりこれに圧着させるという厄介ななものであっ
た。この問題を解決するため、例えば、図3の封緘体が
発明されている。すなわち、プラスチック製の外栓3
1、内栓32およびガラス玉33をプラスチックの弾性
を利用して予め一体化しておき、コンベア上において、
びんを逆さにする等のこともなく、液充填直後、機械的
に一挙に打栓し得るようにしたものである。この種の封
緘体は、例えば実開昭62−171441号、実開昭6
2−171443号、実開昭62−171444号等で
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示される封緘体
は従来の液充填工程における最も困難な問題を解決した
ものであるが、なお、外栓及び内栓の形状、構造、弾性
の調和により完全な封緘を得ることは困難な問題として
残っている。また、本来のラムネびんは口部も含めて全
てガラス製であったが、プラスチック製の外栓を採用す
ることにより、意匠的趣が喪失し、また、飲用者にとっ
て口当たりが悪いものとなってしまた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は図3に示され
るような従来の封緘体をさらに改良するものであり、外
栓の構造を改良し、適当な機械的押圧により、より確実
な封緘を可能にするものである。すなわち、本願発明は
外栓と内栓と内栓に抱持されたガラス玉とから成る炭酸
飲料びんの封緘体において、外栓は注出口を形成する注
出口部材と、びん口部の突条と係合する突条を有し該部
材とその下端部において結合されたプラスチック製の裏
打ち材とから成り、注出口部材と裏打ち材との間に空隙
を設けたことを特徴とする炭酸飲料びんの封緘体に係る
ものである。
【0005】本願発明の封緘体は、注出口部材の内側に
別体の裏打ち材を存在させることにより、注出口部材と
しても、裏打ち材としても材料を自由に選ぶことがで
き、しかも両者間に空隙を存在させることにより、注出
口部材の材質に係らず、適当な弾性を得ることができ、
完璧な封緘が可能となったのである。すなわち、本願発
明によれば、打栓の衝撃は該空隙により吸収され、その
まま注出口部材に伝わらないから、注出口部材にガラス
やアクリル樹脂、スチロール樹脂等の硬質材料を用いて
も破損の恐れがなく、注出口部材を確実にびん口に装着
できるのである。特に注出口部材の材質として透明又は
半透明のガラスやアクリル樹脂、スチロール樹脂等を採
用した場合は、注出口部材は飲用者にとって口当たりが
滑らかであり、美麗で清涼感がある点、従来普通に用い
られているポリエチレン樹脂のものの比ではないのであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下実施例を表した図面により本
発明を詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示すも
のであり、1はガラスによる注出口部材2とポリエチレ
ン樹脂による裏打ち材3から成る外栓、4はポリエチレ
ン樹脂による内栓、5はガラス玉である。注出口部材2
は内筒壁6、下面7を有し、その下端部外壁面は切欠さ
れ、該切欠部8の下部には突条9が形成されており、こ
れに対し、筒状の裏打ち部材3の下端部は溝を形成する
ように外方へ折り返され、折り返し部10の上部内面に
も突条11が形成され、突条9と突条11が係合するこ
とにより、注出口部材2と裏打ち部材3は結合されてい
る。
【0007】裏打ち部材3の裏打部12の内面には突条
13があり、びん口の突条21と係合することによりび
ん20は封緘される。突条13は全周に形成されている
必要はなく、本実施例においては、図2に示すように、
突条の形成されていない4ヵ所のスリット部13aが設
けられている。このスリット部は、打栓の際の衝撃を緩
和するが、びんとの結合力には実質的に影響しない程度
のものである。しかして裏打部12と注出口部材2との
間には空隙14があり、一気に打栓する際の衝撃はこれ
によって吸収される、すなわち打栓時に裏打部12のみ
が外周方向に変形し、注出口部材2は殆ど変形しないか
ら、ガラス製等の硬質材料の注出口部材も破損の恐れが
ない。内栓4はスカ−ト部15を有し、これによってガ
ラス玉5を抱持する。また、その上面16は内筒壁6の
下面に圧接し、そのフランジ部17はびんの口頂部とこ
れに対応する注出口部材の下面7の間、さらに裏打ち部
材の頂部18と注出口部材の下面の間まで延びている。
内栓は、ポリエチレン樹脂のようにやや軟質で弾性に富
んだ材料が好ましい。
【0008】内栓4のスカート部15に形成されている
孔19は、飲用者がガラス玉5を落下させて飲む際に、
ガラス玉に邪魔されて内溶液が出にくくなるのを防止す
るためのものである。
【0009】上記実施例に示される本願発明の封緘体
は、突条9と突条11の係合による外栓の形成、裏打ち
部材の頂部18と注出口部材の下面7とのフランジ部1
7に対する圧接による内外栓の一体化、さらに内栓のス
カ−ト部15によるガラス玉5の抱持により、ガラス玉
を含めて完全に一体化される。このようにして、予め一
体化された封緘体はボトラ−の工場のコンベア上で内容
液を充填の直後一気に打栓封緘される。
【0010】上記実施例は、本発明の最も好ましい実施
形態を例示したものであり、特許請求の範囲において規
定していない細部の形状構造について変更しうることは
もちろんである。特に内栓はガラス玉を包持して密封で
きるものであればよく、実施例の形状に限られない。
【0011】また、上記実施例においては、注出口部材
と裏打ち部材の結合を凹凸嵌合によって行っているが、
この方法に限られるものではなく、接着剤で接着するこ
とにより一体化することも可能である。
【0012】
【発明の効果】本願発明の炭酸飲料びんの封緘体は外栓
を注出口部材と裏打ち部材で構成し、両者間に空隙を設
けることとした。このため両者それぞれに最適の材料を
選ぶことができ、適当な裏打ち材の弾性をもって完全に
封緘することができる。また、注出口部材の材料にガラ
ス又はアクリル樹脂、スチロール樹脂等を採用すること
により、その外観が透明で美しい清涼感を感じさせるも
のとなり、商品のイメ−ジを高める。また、例えば、注
出口部材を透明とし、裏打ち部材を青色、緑色等にする
こともできるのでその意匠的効果も大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例たる炭酸飲料びんの封緘体の
中央縦断面図である。
【図2】裏打ち部材3の下面図である。
【図3】従来例の封緘体の中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 外栓 2 注出口部材 3 裏打ち部材 3a スリット部 4 内栓 5 ガラス玉 6 内筒壁 7 注出口部材の下面 8 切欠部 9 突条 10 折り返し部 11 突条 12 裏打部 13 突条 14 空隙 15 スカート部 16 内栓上面 17 フランジ部 18 裏打部上面 19 孔 20 びん 21 突条 31 外栓 32 内栓 33 ガラス玉

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外栓と内栓と内栓に抱持されたガラス玉
    とから成る炭酸飲料びんの封緘体において、外栓は注出
    口を形成する注出口部材と、びん口部の突条と係合する
    突条を有し該部材とその下端部において結合されたプラ
    スチック製の裏打ち材とから成り、注出口部材と裏打ち
    材との間に空隙を設けたことを特徴とする炭酸飲料びん
    の封緘体
  2. 【請求項2】 注出口部材をガラスで形成した請求項1
    の炭酸飲料びんの封緘体
  3. 【請求項3】 注出口部材をアクリル樹脂、スチロール
    樹脂等の透明な硬質樹脂で形成した請求項1の封緘体
  4. 【請求項4】 注出口部材と裏打ち部材との結合を突条
    または突起を用いて行った請求項1、2または3の炭酸
    飲料びんの封緘体
  5. 【請求項5】 注出口部材と裏打ち部材との結合を接着
    により行った請求項1、2または3の炭酸飲料びんの封
    緘体
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