JP2813425B2 - 排ガスの除塵装置 - Google Patents

排ガスの除塵装置

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JP2813425B2 JP15401290A JP15401290A JP2813425B2 JP 2813425 B2 JP2813425 B2 JP 2813425B2 JP 15401290 A JP15401290 A JP 15401290A JP 15401290 A JP15401290 A JP 15401290A JP 2813425 B2 JP2813425 B2 JP 2813425B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばディーゼル機関、ボイラー、ガスタ
ービンなどに適用される排ガスの除塵装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の排ガスの除塵装置の構造説明図であ
る。図において、本装置はケーシング1内が垂直に設置
された隔壁9により複数の流路に分けられており、排ガ
スはダクト1からケーシング2内へ入り、各流路ごとに
上方向に凸状に設置されている板状セラミックスのフィ
ルター6によりスート、ミストなどを捕捉されてダクト
8から排出されるようになっている。また、各流路の入
口にはダンパー4が、各フィルター6の下方には電気ヒ
ーター5がそれぞれ設置されており、スート、ミストな
どを捕捉したフィルター6を再生するときは、各流路に
おける排ガスの流れをダンパー4で抑制しながら電気ヒ
ーター5により排ガスを加熱し、この加熱した排ガスを
少量づつ流して対流伝達加熱方式によりフィルター6を
間接的に加熱し、捕捉したスート、ミストなどを酸化、
ガス化して飛散させるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記のような従来の排ガスの除塵装置においては、フ
ィルター6を再生する際はフィルター6を電気ヒーター
5により間接的に加熱しており、加熱のための熱エネル
ギーおよび加熱に要する時間に無駄があるばかりでな
く、過剰な温度上昇域や温度不足域を生じ、フィルター
6の再生にむらができる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る排ガスの除塵装置は上記課題の解決を目
的としており、ケーシング内の流路に沿って互いに平行
な2面を有して設置されたセラミックフィルターと、該
フィルターの上記平行な2面の中間で上下方向に互いに
間隔をおいて横向きに並んで配設された棒状ヒーター
と、前記セラミックフィルターの入口側及び出口側に設
けられた開閉可能なダンパーと、前記セラミックフィル
ターの2面を外側から覆う断熱隔壁とを備えた構成とし
て、ディーゼル機関が排出する排ガスを除塵することを
特徴としている。
〔作用〕
即ち、本発明に係る排ガスの除塵装置においては、除
塵を行うセラミックフィルターがケーシング内の流路に
互いに平行な2面をなすように設置されるとともに、こ
のフィルターを加熱して再生を行う複数の棒状ヒーター
が平行をなす2面のフィルターの中間で上下方向に互い
に間隔をおいて横向きに並んで配設されており、フィル
ター面上の各点にヒーターから放射される熱エネルギー
の分布が均一化される。又、セラミックフィルターには
ダンパーが設けられ、更にこのフィルターの2面は外側
から断熱隔壁で覆われているので、セラミックフィルタ
ーに塵が付着し、これを再生する場合には入口、出口側
のダンパーを制御して棒状ヒーターで加熱し、フィルタ
ーの2面の間に熱を閉じ込めると共に、断熱隔壁で熱エ
ネルギーの損失を抑えてセラミックフィルター全面にわ
たって均一に短時間で昇温させ、付着しているディーゼ
ル機関の排ガスの塵をガス化して除去することができ
る。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例に係る排ガスの除塵装置の
構造説明図、第2図はその作用説明図である。図におい
て、本実施例に係る排ガスの除塵装置はディーゼル機
関、ボイラ、ガスタービンなどの排ガス中に含まれるス
ート、ミストなどの除塵に使用されるもので、図に示す
ようにケーシング1内が垂直に設置された断熱隔壁3に
より複数の流路に分けられており、排ガスはダクト1か
らケーシング2内へ入り、各流路ごとに設置されている
板状セラミックスのフィルター6によりスート、ミスト
などを捕捉されてダクト8から排出されるようになって
いる。また、各流路の入口および出口にはダンパー4,7
が、各フィルター6の内側には複数の電気ヒーター5が
それぞれ設置されており、スート、ミストなどを捕捉し
たフィルター6を再生するときは、各流路における排ガ
スの流れをダンパー4,7で抑制しながら電気ヒーター5
によりフィルター6を加熱し、スート、ミストなどを酸
化、ガス化して飛散させるようになっている。なお、電
気ヒーター5に代えてガスヒーターを設置してもよい。
このフィルター6の加熱はフィルター6を全面にわたっ
て均一に短時間て昇温させるために従来の対流伝熱加熱
方式に代えて放射伝熱加熱方式によっており、フィルタ
ー6は2面の板状セラミックスが垂直に平行に設置され
て上部が方形の箱状をなし、この2面のフィルター6の
中間に複数の棒状の電気ヒーター5が互いに平行に等間
隔で垂直に並んで水平に配設され、フィルター6面上の
各点に電気ヒーター5から放射される熱エネルギーの分
布が均一化されるようになっている。また、ケーシング
2内の分割に断熱隔壁3を用いて各流路間の断熱化を計
るとともに、各流路の入口および出口にそれぞれダンパ
ー4,7を設けて各流路の上下流における排ガスの流れを
抑制し、熱エネルギーの損失を抑えるようになってい
る。フィルター6を再生するときはその流路におけるダ
ンパー4,7を閉,電気ヒーター5をon状態にしてフィル
ター6を昇温させるが、このダンパー4,7,電気ヒーター
5の操作は1例を第2図に示すように各流路1〜5ごと
に順次自動的に行われるようになっている。なお、図に
おける実線はダンパー4,7が閉,電気ヒーター5がon状
態を、点線はダンパー4,7が開、電気ヒーター5がoff状
態を示す。
このように、平行に設置された2面の板状のフィルタ
ー6の中間に複数の棒状の電気ヒーター5が平行に並ん
で配設されているので、フィルター6を加熱して再生す
る際に電気ヒーター5から放射される熱エネルギーがフ
ィルター6の全面にわたり短時間で均一に伝達され、フ
ィルター6が表面から均一に昇温していく。フィルター
6で捕捉したスートやミストなどは黒色をしているため
に熱エネルギーの吸収率が良く、迅速に表面から順次酸
化、ガス化されてフィルター6が再生される。再生され
たフィルター6は白色になるために熱エネルギーの反射
率が良く、電気ヒーター5から放射される熱エネルギー
がフィルター6の厚さ方向に反射を繰返しながらフィル
ター6に入射され、フィルター6は厚さ方向にも順次昇
温して再生されていく。各流路はそれぞれ断熱隔壁3で
断熱されており、また出入口のダンパー4,7により排ガ
スの流れが遮断されるとともに熱的にも閉じ込められる
ので、流路全体の排ガスの昇温を早めてフィルター6全
体の再生時間が短縮され、また熱エネルギーの損失が低
減する。なお、フィルター6の再生時にはフィルター6
が捕捉したスートやミストが酸化、ガス化したものが排
出されるため、ダンパー4,7は完全に密閉化するもので
はなく、適度に排ガスがリークする構造になっている。
各流路においては捕捉と再生とが周期的に繰り返して行
われるが、自動的にその位相をずらして一部の流路で再
生、他の流路で捕捉するように制御されることにより、
本装置全体としての除塵機能が非常に安定し、スムーズ
に長時間の連続運転が可能となっている。
通常はダンパー4,7が開、電気ヒーター5はoff状態と
なっており、このような流路では排ガスがフィルター6
を通過する間に排ガス中のスート、ミストなど1μ以下
〜10μの微小粒子はフィルター6で捕捉される。フィル
ター6を再生するときは自動的にダンパー4,7が閉、電
気ヒーター5がON状態になり、電気ヒーター5から放射
される熱エネルギーによりフィルター6が内側面から順
次フィルター6の厚さ方向に昇温し、この昇温によりス
ート、ミストなどが酸化、ガス化して飛散する。このフ
ィルター6の昇温が断熱隔壁3による流路の断熱化と出
入口におけるダンパー4,7の設置により昇温時間が短縮
されるとともに、熱エネルギーの損失が低減され、この
昇温に要する熱エネルギーが最小限に軽減される。ま
た、流路1〜5ごとに順次ダンパー4,7,電気ヒーター5
が自動的に操作されることにより排ガスが本装置を通過
する流速がほぼ一定に保たれるとともに、フィルター6
が捕捉と再生を繰返しながら長時間にわたり安定した連
続運転が可能になり、またフィルター6のオーバーヒー
トが防止されてフィルター6の寿命が飛躍的に伸ばされ
る。
〔発明の効果〕
本発明に係る排ガスの除塵装置は前記の通り構成され
ており、セラミックフィルター面上の各点に棒状ヒータ
ーから放射される熱エネルギーの分布が均一化されて、
更にダンパーと断熱隔壁とにより熱エネルギーの損失を
抑え、セラミックフィルターを全面にわたって均一に短
時間で昇温させるので、ディーゼル機関の排ガス中のス
ートやミストが付着したセラミックフィルターがむらな
く短時間で再生される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る排ガスの除塵装置の破
断斜視図、第2図はその作用説明図、第3図は従来の排
ガスの除塵装置の破断斜視図である。 1,8……ダクト、2……ケーシング、 3……断熱隔壁、4,7……ダンパー、 5……電気ヒーター、6……フィルター、 9……隔壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立岩 幹雄 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 川原 雄三 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社横浜研究所内 (56)参考文献 特開 昭48−77453(JP,A) 実開 昭61−88019(JP,U) 実開 昭61−110820(JP,U) 実開 平1−131813(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 3/02 301 - 341

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内の流路に沿って互いに平行な
    2面を有して設置されたセラミックフィルターと、該フ
    ィルターの上記平行な2面の中間で上下方向に互いに間
    隔をおいて横向きに並んで配設された棒状ヒーターと、
    前記セラミックフィルターの入口側及び出口側に設けら
    れた開閉可能なダンパーと、前記セラミックフィルター
    の2面を外側から覆う断熱隔壁とを備えたことを特徴と
    するディーゼル機関が排出する排ガスの除塵装置。
JP15401290A 1990-06-14 1990-06-14 排ガスの除塵装置 Expired - Fee Related JP2813425B2 (ja)

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