JP2813371B2 - 流体軸受 - Google Patents

流体軸受

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JP2813371B2
JP2813371B2 JP17291989A JP17291989A JP2813371B2 JP 2813371 B2 JP2813371 B2 JP 2813371B2 JP 17291989 A JP17291989 A JP 17291989A JP 17291989 A JP17291989 A JP 17291989A JP 2813371 B2 JP2813371 B2 JP 2813371B2
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oil
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和久 杉山
利幸 齋藤
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、軸と軸受金との間に油タンクから油供給
路によって潤滑油を供給する流体軸受に関するものであ
る。
【従来の技術】
従来、流体軸受として第4図に示すものがあった。こ
の流体軸受は、回転軸1とこの回転軸1を支持する軸受
金(軸受メタル)2との間に軸受隙間3を設け、軸受金
2の内周面に円周方向に等間隔で複数の軸受ポケット4
を設け、ポンプユニット5に設けたポンプ7の駆動によ
り、その油タンク6から油供給路8によって前記軸受ポ
ケット4に潤滑油を供給して軸受隙間3に導き、前記回
転軸1と軸受金2との間から潤滑油を図示省略した油排
出路を経て前記油タンク6に戻している。 前記のような流体軸受では、その剛性が軸受形状,潤
滑油の油温及び供給圧力によって異なる。そして、油温
は流体軸受の運転中に変動するので、剛性が変化する。
そこで、従来は潤滑油の供給圧力を設計値に保ったまま
で、油タンク内の油温を測定し、この測定値をもとにし
て油タンク内の油温を制御することにより常に一定の剛
性を保つようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の流体軸受は、油タンク内の潤滑油の油
温制御のみによって所定の剛性を保つようにしている
が、ポンプを起動させた当初の油温は設計値と異なって
おり、また運転中に油温は変動する。そして、油温が設
計値と異なった場合に、これを設計温度まで変化させる
には時間がかかる。このため、ポンプの起動時にすぐに
所定の剛性を得ることはできず、また何等かの原因で急
激な油温の変化が生じた場合には、油温の制御の追従が
遅いという問題点があった。 この発明は、前述した問題点を解決してポンプの起動
時にすぐに所定の剛性が得られ、また運転中に急激な油
温の変化が生じた場合にも応答性よくすぐに所定の剛性
にできる流体軸受を提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
この発明の流体軸受は、油タンク内に温度センサを設
け、油供給路の軸受ポケット近くに圧力センサを設け、
前記油供給路に油圧を制御するための流体制御弁を設け
るとともに、この流体制御弁を制御する圧力コントロー
ラを有し、この圧力コントローラによって前記温度セン
サによる油タンク内の油温および圧力センサによる供給
圧力の測定値をもとにして前記流体制御弁を制御し、油
温の変動による剛性の変化を潤滑油の供給圧力の変化に
よって補うようにしたものである。
【作用】
この発明の流体軸受は、前述したように油タンク内の
油温及び油供給路の軸受ポケット近くの供給圧力の測定
値をもとにして流体制御弁を制御することで、油供給路
を流れる潤滑油の油圧を制御することができ、これによ
り油温の変動による剛性の変化を供給圧力の変化によっ
て補うことができるので、油タンク内の油温制御のみを
行う従来のものに比べ、容易にしかも短い時間で所定の
剛性にすることができ、これを常に保つことができる。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を第1図ないし第3図につ
いて説明する。 第1図において、第4図の同符号は対応する部分を示
す。この実施例は、油タンク6内にその油温を測定する
温度センサ9が設けられ、油供給路8の分岐した先端
部、すなわち軸受ポケット4に開口するノズル10より若
干上流側に油供給路8を流れる潤滑油の供給圧力を測定
する圧力センサ11が設けられている。また、油供給路8
のポンプ7と圧力センサ11との間の部分には減圧弁12
と、これより下流側に位置する流量制御弁13とが設けら
れている。前記温度センサ9および圧力センサ11には、
これらの測定信号を受ける圧力コントローラ14が接続さ
れ、このコントローラ14には、これの指令信号で動作す
る前記流量制御弁13が接続されている。また15はレリー
フ弁である。なお、この実施例の前述した以外の構成及
び基本作動は、第4図に示す従来の流体軸受と同様であ
る。 この実施例による流体軸受は、運転中に温度センサ9
による油タンク6内の油温の測定値信号が圧力コントロ
ーラ14に入力されるとともに、圧力センサ11による油供
給路8先端部の潤滑油の供給圧力の測定値信号が圧力コ
ントローラ14に入力される。圧力コントローラ14は前記
油温,供給圧力の測定値をもとにして流量制御弁13の開
度を増減させ、潤滑油の流量を変化させることにより、
その供給圧力を油タンク6内の油温に応じ、設計値の剛
性が得られるように制御する。この制御は、第2図に示
すように油タンク6内の油温Tと剛性Kとの関係は、潤
滑油の供給圧力P1<P0<P2及び油温T1<T0<T2によって
変化するので、設計温度T0,設計圧力P0の時の剛性K0
設計値として温度がT1と低い場合には圧力をP1と低く
し、温度がT2と高い場合に圧力をP2と高くするなど、温
度Tの変動に応じて圧力Pを変化させることにより、設
計値K0すなわち所定の剛性が得られる。また、流量制御
弁を通った潤滑油の流量Qと供給圧力Pとの関係は、T1
<T2<T3とその温度によって異なるが第3図に示すよう
になるので、温度の変動に伴う流量Qの変化に応じた圧
力も容易に得ることができる。従って圧力コントローラ
14に温度センサ9から油温の測定値の信号を送り、圧力
センサ11から供給圧力の測定値の信号を送り、これらの
油温と圧力とに応じた流量となるように、圧力コントロ
ーラ14からの指令によって流量制御弁13の開度を増減さ
せることにより、剛性を常に設計値すなわち所定値に保
つことができる。 なお、この発明において油温の変動とくに油温が高く
なり過ぎることはことは好ましくないので、従来の流体
軸受と同様に油タンク内の油温を所定範囲内に制御する
ようにしてもよい。また、本実施例では圧力コントロー
ラ14の信号により、流量制御弁13の開度を増減するよう
にしたが、第5図に示すように減圧弁12を電磁減圧弁と
し、この電磁減圧弁のソレノイドに圧力コントローラ14
の信号を送り、油圧を制御するようにしても良い。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば油タンク内に
温度センサを設け、油供給路の軸受ポケット近くに圧力
センサを設け、前記油供給路に流体制御弁を設け、前記
温度センサによる油タンク内の油温の測定値および前記
圧力センサによる潤滑油の供給圧力の測定値をもとに
し、圧力コントローラによって前記流体制御弁の油圧に
対する抑止力を増減させ、油供給路を流れる潤滑油の油
圧を制御することができ、これにより油温の変動による
剛性の変化を供給圧力の変化によって補うことができる
ので、油タンク内の油温制御のみを行う従来のものに比
べ、容易にしかも短い時間で所定の剛性にすることがで
き、これを常に保つことができ、従って軸受の起動時に
すぐに所定の剛性が得られるとともに、運転中に急激な
油温の変化が生じた場合にも応答性よくすぐに所定の剛
性にできる流体軸受を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による流体軸受を示す一部
を断面した構成図、第2図は剛性と油温との関係を示す
図、第3図は圧力と流量との関係を示す図、第4図は第
1図の変形例を示した図、第5図は従来の流体軸受を示
す一部を断面した構成図である。 1……回転軸、2……軸受金、3……軸受隙間、4……
軸受ポケット、6……タンク、7……ポンプ、8……油
供給路、9……温度センサ、11……圧力センサ、12……
減圧弁、13……流量制御弁、14……圧力コントローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸と軸受金との間に油タンクから油供給路
    によって潤滑油を供給する流体軸受において、前記油タ
    ンク内に温度センサを設け、前記油供給路の軸受ポケッ
    ト近くに圧力センサを設け、前記油供給路に油圧を制御
    するための流体制御弁を設けるとともに、前記温度セン
    サによる油タンク内の油温および前記圧力センサによる
    供給圧力の測定値をもとにして前記流体制御弁を制御
    し、油温変動による前記軸受の剛性の変化を供給圧力の
    変化で補う圧力コントローラを具備させたことを特徴と
    する流体軸受。
JP17291989A 1989-07-06 1989-07-06 流体軸受 Expired - Lifetime JP2813371B2 (ja)

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JP3744973B2 (ja) * 1995-07-19 2006-02-15 東芝機械株式会社 静圧軸受の油圧装置
KR100966947B1 (ko) 2005-08-26 2010-06-30 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 시클로올레핀의 제조 방법

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