JP2811660B2 - 水中航走体の動力システム - Google Patents
水中航走体の動力システムInfo
- Publication number
- JP2811660B2 JP2811660B2 JP34293089A JP34293089A JP2811660B2 JP 2811660 B2 JP2811660 B2 JP 2811660B2 JP 34293089 A JP34293089 A JP 34293089A JP 34293089 A JP34293089 A JP 34293089A JP 2811660 B2 JP2811660 B2 JP 2811660B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power system
- underwater vehicle
- condenser
- water
- accumulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルカリ金属／酸化剤の反応等を熱源とする
クローズドランキンサイクルを利用した水中航走体の動
力システムに関する。
クローズドランキンサイクルを利用した水中航走体の動
力システムに関する。
アルカリ金属／酸化剤の反応を熱源とするクローズド
ランキンサイクル熱機関により航走する従来の水中航走
体の動力システムの模式的構成図を第２図に示す。
ランキンサイクル熱機関により航走する従来の水中航走
体の動力システムの模式的構成図を第２図に示す。
図において、ボイラチューブ１で発生した蒸気は推進
用のタービン２を駆動した後、復水器３に至り、そこで
冷却凝縮されて水になり、システムの水量調整用のシス
テムアキュムレータ４を経て給水ポンプ６に吸込まれ、
再びボイラチューブ１に送り出されて蒸気に変わるサイ
クルを形成している。システムアキュムレータ４は給水
ポンプ６と復水器３との間に往復の流路5a,5bによって
インラインにつなぐことにより水中航走体の速度変化に
ともなうサイクル内の保有水量変化を調整し、また復水
器３出口に発生したガス、空気をアキュームレータの上
部に貯め（気液分離効果）、給水ポンプ６へガス、空気
が混入するのを防いでいる。
用のタービン２を駆動した後、復水器３に至り、そこで
冷却凝縮されて水になり、システムの水量調整用のシス
テムアキュムレータ４を経て給水ポンプ６に吸込まれ、
再びボイラチューブ１に送り出されて蒸気に変わるサイ
クルを形成している。システムアキュムレータ４は給水
ポンプ６と復水器３との間に往復の流路5a,5bによって
インラインにつなぐことにより水中航走体の速度変化に
ともなうサイクル内の保有水量変化を調整し、また復水
器３出口に発生したガス、空気をアキュームレータの上
部に貯め（気液分離効果）、給水ポンプ６へガス、空気
が混入するのを防いでいる。
ここにシステムアキュムレータ４はサイクルにインラ
インでつながれているので、システムアキュムレータ４
の水の出入ライン、即ち流路5a,5bは動力システムの稼
動中、常に水が流れることになり、復水器３出口と給水
ポンプ６入口間の配管圧損が増加しタービン背圧が大き
くなる欠点があった。
インでつながれているので、システムアキュムレータ４
の水の出入ライン、即ち流路5a,5bは動力システムの稼
動中、常に水が流れることになり、復水器３出口と給水
ポンプ６入口間の配管圧損が増加しタービン背圧が大き
くなる欠点があった。
上記従来の水中航走体の動力システムには解決すべき
次の課題があった。
次の課題があった。
即ち、クローズドランキンサイクルを動力システムと
する水中航走体の性能向上のためにはタービン背圧を下
げる必要がある。（タービン背圧が低下すると効率が上
がる。） タービン背圧は給水ポンプ入口圧＋配管圧損（復水器
圧損を含める）となり、タービン背圧を低下させるに
は、給水ポンプの能力向上、配管圧損の低減化が求めら
れるが、従来の動力システムでは、上述の通り、システ
ムアキュームレータのインライン結合が配管圧損を大き
くするという不具合を有していた。
する水中航走体の性能向上のためにはタービン背圧を下
げる必要がある。（タービン背圧が低下すると効率が上
がる。） タービン背圧は給水ポンプ入口圧＋配管圧損（復水器
圧損を含める）となり、タービン背圧を低下させるに
は、給水ポンプの能力向上、配管圧損の低減化が求めら
れるが、従来の動力システムでは、上述の通り、システ
ムアキュームレータのインライン結合が配管圧損を大き
くするという不具合を有していた。
本発明は上記課題の解決手段として、ボイラチュー
ブ、タービン、復水器、給水ポンプを備えクローズドラ
ンキンサイクルを形成する水中航走体の動力システムに
おいて、上記復水器と給水ポンプとの間に設けられ雰囲
気と連通するシステムアキュムレータと、同システムア
キュムレータと復水器、給水ポンプ間の流路とを連通す
る１本の管路とを具備してなることを特徴とする水中航
走体の動力システムを提供しようとするものである。
ブ、タービン、復水器、給水ポンプを備えクローズドラ
ンキンサイクルを形成する水中航走体の動力システムに
おいて、上記復水器と給水ポンプとの間に設けられ雰囲
気と連通するシステムアキュムレータと、同システムア
キュムレータと復水器、給水ポンプ間の流路とを連通す
る１本の管路とを具備してなることを特徴とする水中航
走体の動力システムを提供しようとするものである。
本発明は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。
る。
即ち、復水器、給水ポンプ間の流路と１本の管路で連
通し、かつ、雰囲気と連通してシステムアキュムレータ
を動力システムに設けるので、復水器の下流側が雰囲気
圧に開放される。従って雰囲気（水中航走体の機内）圧
を低圧にしておけば復水器の出口圧が下がり、相応して
タービンの背圧が下がる。また、システムアキュムレー
タと復水器、給水ポンプ間の流路とを単に１本の管路で
連通するのでサイクル内の水量がバランスしているとき
は管路内の水は流れず、従って管路抵抗による圧損が全
く生じない。即ち、２本の往復路によって常に水の流れ
た従来例に比し、圧損が小さい。この結果、タービンの
背圧が下がる。
通し、かつ、雰囲気と連通してシステムアキュムレータ
を動力システムに設けるので、復水器の下流側が雰囲気
圧に開放される。従って雰囲気（水中航走体の機内）圧
を低圧にしておけば復水器の出口圧が下がり、相応して
タービンの背圧が下がる。また、システムアキュムレー
タと復水器、給水ポンプ間の流路とを単に１本の管路で
連通するのでサイクル内の水量がバランスしているとき
は管路内の水は流れず、従って管路抵抗による圧損が全
く生じない。即ち、２本の往復路によって常に水の流れ
た従来例に比し、圧損が小さい。この結果、タービンの
背圧が下がる。
以上の通り、共にタービンの背圧が下がるので水中航
走体の動力システムの性能が向上する。
走体の動力システムの性能が向上する。
本発明の一実施例を第１図により説明する。なお、従
来例と同様の構成部材には同符号を付し、説明を省略す
る。
来例と同様の構成部材には同符号を付し、説明を省略す
る。
第１図は本実施例に係る水中航走体の動力システムの
模式的構成図で、図において、復水器３と給水ポンプ６
との間に設けられたシステムアキュムレータ７はその内
部をブラダ7aで仕切られ、水の入っていない空間7cを機
体内に開放孔7bで開放し、機体内を初期真空引きするこ
とにより、復水器３出口（復水器圧損を加えるとタービ
ン背圧となる。）の圧力を低下させるよう構成してあ
る。
模式的構成図で、図において、復水器３と給水ポンプ６
との間に設けられたシステムアキュムレータ７はその内
部をブラダ7aで仕切られ、水の入っていない空間7cを機
体内に開放孔7bで開放し、機体内を初期真空引きするこ
とにより、復水器３出口（復水器圧損を加えるとタービ
ン背圧となる。）の圧力を低下させるよう構成してあ
る。
システムアキュムレータ７の水の入っている液室7dは
システムの流路3aと１本のライン８で連通されている。
システムの流路3aと１本のライン８で連通されている。
本実施例は上記のように構成されているので、機体内
を低圧とすることにより復水器３の出口圧が減る。また
サイクル内の水系がバランスしているときは、ライン８
は水が流れないのでこのライン８の配管圧損はなく、従
来のインラインに比べ、復水器３出口と給水ポンプ６間
における流路の圧損をそれだけ低くすることができる。
を低圧とすることにより復水器３の出口圧が減る。また
サイクル内の水系がバランスしているときは、ライン８
は水が流れないのでこのライン８の配管圧損はなく、従
来のインラインに比べ、復水器３出口と給水ポンプ６間
における流路の圧損をそれだけ低くすることができる。
以上の通り、本実施例によれば、システムアキューム
レータ７の空間7cを水中航走体の機体内に開放し、か
つ、機体内を低圧にするので、システムアキュームレー
タ７のバックプレッシャが小さくなり、かつ、システム
アキュームレータ７と動力システムの流路3aとを単に１
本のライン８によって連通するので往復２本のラインに
よって必ず水の流れた従来例に比し流路圧損がなくな
り、相応してタービン２の背圧が減るため動力システム
の性能が向上するという利点がある。
レータ７の空間7cを水中航走体の機体内に開放し、か
つ、機体内を低圧にするので、システムアキュームレー
タ７のバックプレッシャが小さくなり、かつ、システム
アキュームレータ７と動力システムの流路3aとを単に１
本のライン８によって連通するので往復２本のラインに
よって必ず水の流れた従来例に比し流路圧損がなくな
り、相応してタービン２の背圧が減るため動力システム
の性能が向上するという利点がある。
本発明は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
る。
即ち、復水器の出口圧の低い動力システムが得られ、
水中航走体の動力性能が向上する。
水中航走体の動力性能が向上する。
第１図は本発明の一実施例に係る水中航走体の動力シス
テムの模式的構成図、第２図は従来の水中航走体の動力
システムの模式的構成図である。 １…ボイラチューブ、２…タービン、３…復水器、3a…
流路、６…給水ポンプ、７…システムアキュームレー
タ、7b…開放孔、８…ライン（管路）。
テムの模式的構成図、第２図は従来の水中航走体の動力
システムの模式的構成図である。 １…ボイラチューブ、２…タービン、３…復水器、3a…
流路、６…給水ポンプ、７…システムアキュームレー
タ、7b…開放孔、８…ライン（管路）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 英貢 長崎県長崎市飽の浦町１番１号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 江口 誠治 長崎県長崎市飽の浦町１番１号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 荒木 利男 長崎県長崎市飽の浦町１番１号 三菱重 工業株式会社長崎造船所内 (56)参考文献 特開 昭60−3489（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−23505（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−300004（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F42B 19/12 - 19/20 F01K 3/02,3/10,15/02,27/00
Claims (1)
- 【請求項１】ボイラチューブ、タービン、復水器、給水
ポンプを備えクローズドランキンサイクルを形成する水
中航走体の動力システムにおいて、上記復水器と給水ポ
ンプとの間に設けられ雰囲気と連通するシステムアキュ
ームレータと、同システムアキュームレータと復水器、
給水ポンプ間の流路とを連通する１本の管路とを具備し
てなることを特徴とする水中航走体の動力システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34293089A JP2811660B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 水中航走体の動力システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34293089A JP2811660B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 水中航走体の動力システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03204600A JPH03204600A (ja) | 1991-09-06 |
| JP2811660B2 true JP2811660B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=18357617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34293089A Expired - Lifetime JP2811660B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 水中航走体の動力システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811660B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2442743A (en) | 2006-10-12 | 2008-04-16 | Energetix Group Ltd | A Closed Cycle Heat Transfer Device |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP34293089A patent/JP2811660B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03204600A (ja) | 1991-09-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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