JP2811495B2 - 着信検知回路 - Google Patents

着信検知回路

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JP2811495B2 JP2076277A JP7627790A JP2811495B2 JP 2811495 B2 JP2811495 B2 JP 2811495B2 JP 2076277 A JP2076277 A JP 2076277A JP 7627790 A JP7627790 A JP 7627790A JP 2811495 B2 JP2811495 B2 JP 2811495B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電話機等の電話端末装置に組み込まれて、電
話回線から着信信号(ベル信号)が到来したときのみ着
信であると判別し、それ以外の回転ダイヤル等のダイヤ
ルパルス等については着信とは判別しないようにする着
信検知回路に関するものである。
(従来の技術) 従来単独の電話機では汎用のトーンリンガーICを備え
て電話回線から到来するベル信号に対して、装備した汎
用のトーンリンガーICにて着信音を発生させる。このト
ーンリンガーICは自己の電話機からのダイヤルパルスで
は感動しないように、しかし着信音発生は可能であるよ
うなきびしい条件の着信感動レベルに設定する必要があ
った。
またボタン電話装置のようなシステムではホトカプラ
でベル信号を実効値的に検知し、この検知出力を中央処
理装置(以下CPUという)に入力させている。そのため
ホトカプラの性能のバラツキやその回路性質上トーンリ
ンガーICのような着信感度レベル固定化が困難であり、
比較的高感度に着信感度レベルを設定する必要があっ
た。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来の単独電話機では着信感度レベルを高い
レベルに設定するため感度が悪く、設置条件等に応じて
ジャンパスイッチ等を設けて感度切替えを行う必要があ
った。
また上述した従来のボタン電話装置では着信感度レベ
ルが高感度(低いレベル)に設定されているため同一電
話回線に並列接続された電話機からのダイヤルパルスで
も鳴動し易い。そのため、設置場所で着信感度レベルを
設定変更するため分割抵抗を変更する等現地での対応を
行わなければならないことがあった。
本発明の目的はこのような欠点を除去するため、ベル
信号の正波の波高と負波の波高が同一の大きさであると
いう特性を検出することでベル信号であることを判別す
る着信検知回路を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段および作用) 本発明による着信検出回路は、電話端末装置内の電話
回線間に挿入されるコンデンサと、このコンデンサによ
り平均化された信号を減衰回路に入力し、この減衰回路
からの出力信号の正波の波高値を測定し、この測定値が
第1の基準値以上の場合は、この測定値を出力する第1
の検出測定回路と、上記減衰回路からの出力信号の負波
の波高値を測定し、この測定値が前記第1の基準値以上
の場合はこの測定値を出力する第2の検出測定回路と、
第1の検出測定回路と第2の検出測定回路からそれぞれ
の測定値出力を受けると、これら測定値出力を比較し、
測定値出力の差が予め定めた第2の値以内の場合に着信
検知出力を出す比較手段を設けたものである。
(実施例) 第1図は着信検知回路を接続した電話機の一実施であ
る回路図である。第2図は第1図着信検知回路の機能別
に表示したブロック図である。第3図はベル信号に対す
る着信検知回路の各部波形図を示す。第4図はダイヤル
パルスに対する着信検知回路の各部波形図を示す。第5
図はヒステリシス比較器の機能を示す図、第6図はソフ
ト処理も可能とするスタティック信号化を示す図であ
る。1は平均化部、2は着信感度設定部(第1の基準値
を定める減衰回路)、3,4は検出回路、5,6はインパルス
状のノイズに対する誤着信防止及び着信検出信号の第6
図に示すスタティック信号化の役目をする積分回路、7,
8は比較部、9はAND部である。
第1図の着信検知回路は電話機内の電話回線(L1,
L2)の一方に端子l1を他方に端子l2を接続するものであ
る。20は電話機回路である。
まず、正弦波であるベル信号を入力した場合の第1図
の着信検知回路の動作を説明する。端子l1及びl2にベル
信号が印加されるとコンデンサC1にコンデンサC1にて平
均化されたベル信号〔第3図(a)〕は減衰回路である
抵抗を介して発光ダイオードP1,N1に到達する。ここで
正波は発光ダイオードP1を導通することによって発光ダ
イオードP1を発光させ、他方負波は発光ダイオードN1を
導通することによって発光ダイオードN1を発光させる。
これはベル信号の正波と負波の波高が基準値以上になる
ようにこの基準値を設定してあることによる。正波によ
る発光ダイオードP1の発光はホトトランジスタP2を導通
させる。このように着信検知回路a点のベル信号の波形
はホトトランジスタP1の導通、非導通の繰り返しを行う
ことによりb点の波形は第3図(b)のようになる。ま
た抵抗R4,R6及びコンデンサC3で構成される積分回路5
を通過すると第3図(d)に示す波形となり、さらにこ
の波形がヒステリシス比較器H1に入力される。ヒステリ
シス比較器H1の他の入力端子は基準電圧V2が印加されて
いるためf点における波形は積分回路5の出力波形が基
準電圧V2より下がったときに信号が“H"から“L"に変化
する。
他方、負波による発光ダイオードN1の発光はホトトラ
ンジスタN2を導通させる。この後の動作は上述したと同
様にc点、e点及びg点の波形は第2図(c),
(e),(g)のようになる。
ここでf,g点の信号がともに“L"のときに抵抗がR8,R1
0に流れる電流が消滅し、トランジスタQ1が非導通とな
るためトランジスタQ1出力が“H"となって後段に接続さ
れるCPUに着信であることを入力する。するとCPUはベル
B(図示していない)を鳴動させる。よってベル信号を
検出することによって着信と判別することとなる。
いまベル信号として第3図(a)に示すように正弦波
であったが構内交換機等から発生する方形波状の呼出信
号でも同様の動作を行う。
なお、第5図(1)に示すようにヒステリシス比較器
H1,H2は入力電圧が基準電圧V2より低くなると“L"とな
り基準電圧V2′(V2′>V2)より高くなると“H"となる
ことで出力に第5図(2)で示す“ヒゲ”が出ないよう
にしたものである。
次にパルスダイヤルが入力した場合の着信検知回路の
動作を説明する。
電話機のダイヤル入力により発生するメーク率33%の
ダイヤルパルスが端子l1,l2に入力されると、48V±5Vで
メークブレークするダイヤルパルスがコンデンサC1にて
平均化されa点の波形は第4図(a)のようになる。コ
ンデンサC2はダイヤルパルス特有の逆起電圧を押さえる
ために設けられており、コンデンサC2の効果及び抵抗R1
の減衰によりa′点の電圧は第4図(a′)のようにな
る。第4図(a′)の正波は発光ダイオードP1を、負波
は発光ダイオードN1を導通させようとする。なお、抵抗
R1,R2,R3は第4図(a)のようなダイヤルパルスにおい
ては、正波で発光ダイオードP1が導通するように、また
負波で発光ダイオードN1が導通しないような値を設定し
ている。そのため正波は発光ダイオードP1を導通させて
発光させ、さらにホトトランジスタP2を導通させる。す
るとb点の波形は第4図(b)のようになり、積分回路
5を介してヒステリシス比較器H1に第4図(d)の信号
が入力される。この入力信号は基準電圧V2より低くなる
とヒステリシス比較器H1の出力は“H"から“L"となる。
他方ダイヤルパルスの負波は発光ダオードN1を導通さ
せて発光することはできないのでホトトランジスタN2は
非導通である。するとC点の波形は第4図(c)のよう
になり、比較器H2の出力は“H"を維持する。
ここでf点の信号が“H"から“L"に変わるがg点では
“H"のままであるため、f点の信号のみ“L"の場合、抵
抗R10にヒステリシス比較器H2からダイオードD2、抵抗R
8を介して電流が流れてトランジスタQ1が導通となる。
するとトランジスタQ1出力が“L"となり後段に接続され
たCPUに着信の入力をすることはなく、ベル音は発生し
ない。よって着信検知回路は入力した信号は着信信号で
はないと判別する。
なお、着信検知回路l1,l2が上述した電話回線L1,L2
逆に接続された場合は第4図(a)等の波形は正波、負
波が逆になり、ヒステリシス比較器H1,H2の出力も逆に
なるが、トランジスタQ1の最終出力は変わらない。
上述の説明ではヒステリシス比較器H1,H2をトランジ
スタQ1等ハードウェア的な処理をしたが、この代りに、
抵抗R4,R6及びコンデンサC3で構成される積分回路5と
抵抗R5,R7及びコンデンサC4で構成される積分回路6と
の出力をプログラマブル・スレッシュホールド入力ポー
ト付CPUに入力するようにしてソフトウェア化してもよ
い。
なお、第1図のコンデンサC1と直列に挿入されている
2つの定電圧ダイオードZ1,Z2は通話時、音声信号に対
して負荷とならないように動作するものである。
また、発光ダイオードとホトトランジスタを1個のホ
トカプラで置き替えてもよい。
次に第7図の着信検知回路の動作説明を行う。第7図
は本発明による着信検知回路の実施例であるブロック図
である。
11は平均化部、12は着信感度設定部、13は正波の波高
値を測定し、その測定値が基準値以上の場合測定値を出
力する検出測定回路、14は負波の波高値を測定し、その
測定値が基準以上の場合測定値を出力する検出測定回
路、15は検出測定回路13,14からの出力を比較し、その
差が予め定めた値より小の場合着信検知の検知出力を出
す比較部である。
平均化部11にある信号が入力されると、この入力信号
は平均化される。次に着信感度設定部12で予め定められ
た減衰が行われた後、正波のレベルは検出測定回路13
で、負波のレベルは検出測定回路14で各々測定される。
ベル信号の特徴は正波の波高と負波の波高がほぼ同一
であるのに対し平均化後のメーク率33%のダイヤルパル
スの特徴は正波の波高と負波の波高とがかなり相違する
ことである。よって比較部15は検出測定回路13からの正
波の波高値と、検出測定回路14からの負波の波高値の差
が同一又は同一に近いものを着信であると判別しCPUに
着信であることを入力し、それによりCPUは起動着信音
を鳴動させる制御を行う。しかし波高値の差が予め定め
た値以上の場合は、ダイヤルパルスが入力したものであ
ると判別しCPUに着信であることの出力を出さない。
本発明は誤着信防止を目的としたものであるが、ダイ
ヤルパルスを検出する機能もあるため、ブランチ接続し
た相手のダイヤル発信を電話機に表示させるようなこと
も可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明に係る着信検知回路
はベル信号の正波と負波の波高が同じである特徴に着目
してベル信号を検知するようにしたため電話機をブラン
チ接続した場合、相手のダイヤル発信によって、自己の
着信音が鳴動するようなことはない。また着信があった
場合には、まちがいなく着信音を鳴動させるようにした
ものである。さらに線路条件が悪くとも上述した共鳴り
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は着信検知回路を接続した電話機の一実施である
回路図である。第2図は第1図着信検知回路の機能別に
表示したブロック図である。第3図はベル信号に対する
着信検知回路の各部波形図を示す。第4図はダイヤルパ
ルスに対する着信検知回路の各部波形図を示す。第5図
はヒステリシス比較器の機能を示す図、第6図はソフト
処理も可能とするスタティック信号化を示す図である。
第7図は本発明による着信検知回路の実施例の回路図で
ある。 1……平均化部、2……着信感度設定部(減衰回路)、
3,4……検出回路、5,6……積分回路、7,8……比較部、
9……AND部、20……電話機回路、C1……コンデンサ、P
1,N1……発光ダイオード、P2,N2……ホトトランジス
タ、H1,H2……ヒステリシス比較器、Q1……トランジス
タ。
フロントページの続き (72)発明者 小林 義明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 審査官 河合 弘明 (56)参考文献 特開 昭62−36946(JP,A) 特開 昭61−237559(JP,A) 実開 昭60−9356(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話端末装置内の電話回線間に挿入される
    コンデンサと、このコンデンサにより平均化された信号
    を減衰回路に入力し、この減衰回路からの出力信号の正
    波の波高値を測定し、この測定値が第1の基準値以上の
    場合は、この測定値を出力する第1の検出測定回路と、
    上記減衰回路からの出力信号の負波の波高値を測定し、
    この測定値が前記第1の基準値以上の場合はこの測定値
    を出力する第2の検出測定回路と、第1の検出測定回路
    と第2の検出測定回路からそれぞれの測定値出力を受け
    ると、これら測定値出力を比較し、測定値出力の差が予
    め定めた第2の値以内の場合に着信検知出力を出す比較
    手段を設けたことを特徴とする着信検知回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS609356U (ja) * 1983-06-30 1985-01-22 株式会社東芝 呼出信号検出回路
JPS61237559A (ja) * 1985-04-15 1986-10-22 Ricoh Co Ltd 呼出信号検出回路
JPS6236946A (ja) * 1985-08-10 1987-02-17 Fujitsu Ltd 共鳴防止回路

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