JP2810851B2 - 斜材ケーブルの仮止め装置 - Google Patents
斜材ケーブルの仮止め装置Info
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Description
に架設される斜材ケーブルを、定着部間に架設する際に
使用する仮止め装置に関する。
定着部間に斜材ケーブルを架設するには、図8乃至図9
に示すように、主塔側の定着部1にドラム2からケーブ
ル送り装置3により送り出し、当該定着部1のアンカー
ヘッド4の貫通孔にケーブル5を挿通させて、主桁側の
定着部6に当該ケーブル5を架設していた。
開口部を有する貫通孔に、二つ割のウエッジを挟み込ん
でケーブルを保持し、センターホール型等のジャッキに
ケーブルの端部を保持させて、各ケーブルを一次緊張さ
せ、更に全体のケーブルを二次緊張させて、アンカーヘ
ッドにケーブルを定着させていた。
着部1において、ドラム2から繰り出されたケーブル5
を定着部1から定着部6の間に架設して、ケーブル5を
所定の位置で切断し、心線であるストランドを被覆して
いるPE等の被覆材を剥がす作業をする場合に、ケーブ
ル5を一旦ジャッキ等で保持したりストランド部分をア
ンカーヘッド4に移送したりするために保持装置の盛り
換えをする必要があり、ケーブル5の仮保持作業に手間
が掛かり工期が長くなると言う問題点があった。
ので、簡易な治具装置によって斜材ケーブルを仮止めで
きる装置を提供することを目的とする。
し上記目的を達成するための要旨は、斜材ケーブルの一
端部を仮止めする装置であって、ケーブルに取着される
ウエッジと、ケーブルに取着したウエッジが嵌装される
円錐状の挿入孔と該挿入孔に連通したケーブル挿通用の
貫通孔とを有した二つ割りの内管と、該内管が外管本体
の一端側の開口部から内装される中空部と、該中空部に
連通し外管本体の他端側に開口してケーブルに取着され
た前記ウエッジの通過を可能にして形成された貫通孔
と、前記外管本体の側面に設けたフックとを有した外管
と、からなることである。
に、該内管を把持するためのフランジが内管の本体と一
体に設けられていることである。
出されたケーブルを一旦仮止めし、ケーブルの切断や被
覆材の剥離作業を行うことができ、そして、ケーブルに
取着したウエッジをアンカーヘッドに装着する際に、仮
止め装置の内管を取り外してケーブルに取着したままの
ウエッジを外管の貫通孔から貫通させてアンカーヘッド
の円錐状挿入孔に当該ウエッジを装着することができ
る。また、前記内管を仮止め装置の外管から取り外すと
きには、フランジを掴むことで容易に脱着するすること
ができる。
照して詳細に説明する。なお、従来例に対応する部分に
は同一符号を付けて説明する。
は、図1に示すように、ケーブル5に取着したウエッジ
を保持するための内管10と、該内管10が内装される
とともに、定着部に設けた係止具や足場に設けた係止具
等によって係止される外管11とから形成される。
に、鋼製若しくはステンレス製その他の金属製であっ
て、円錐状で二つ割り若しくは三つ割りのウエッジが嵌
装される円錐状の挿入孔12を有して、更に、ケーブル
5を挿通させるための貫通孔12aを前記挿入孔12に
連設させて、二つ割り(10a,10b)に形成されて
いる。
孔12の先端側開口部に、作業者等の手で該内管10を
掴むためのフランジ13が設けられている。
形状に形成しているが、円形等の形状に形成しても良
い。
すように、鋼製若しくはステンレス製その他の金属製で
あって、外管本体が全体矩形状で中空部14を有する箱
形であり、側面にはフック11aが一体に設けられてい
る。
の本体の一部を残してほぼ全部が内装されるように形成
されている。
4に連通して外管本体の他端側に開口した貫通孔15が
設けられている。
に取着されたウエッジ16,16の外径L2よりも大き
くして形成され(図6(イ)参照)、当該ウエッジ6,
6が前記ケーブル5と共に貫通孔15を通過できるよう
にされている。
形状にしたが、円形状に形成してもよいものである。
が、図6において、外管11の貫通孔15を外管本体の
中空部14の断面形状よりも大きな形状にし、内管10
がフランジ13によって外管本体の先端部で係止されて
前記中空部14に内装されるようにするものである。こ
の場合、外管本体は矩形状若しくは円形状の筒状体とな
る。
止め装置Aを使用するには、図6及び図7に示すよう
に、主塔側の定着部1において、ビティ足場17に乗っ
た作業者が、定着部1の近傍に固定されたインサート金
物18にワイヤ19,20で予め懸吊された仮止め装置
A1,A2の外管本体へケーブル5を挿通する。
部に到達したところで、仮止め装置A1側の外管11に
二つ割りの内管10を内装させる。そして、ウエッジ1
6,16を挿入孔12に差し込む。
の溝にスプリング止め輪21を装着する。
止めして仮支持した後に、所定の位置でケーブル5を切
断する。そしてケーブル5の切断面から所要の長さの範
囲の被覆材5aを剥がしてストランド5bを露出させ
る。
装置A2を前述と同様に仮止めする。これによって、ケ
ーブル5は仮止め装置A2で支持されて、仮止め装置A1
においてはケーブル仮支持が不要となったので、ワイヤ
19を緩めて外管11を下方向に移動させ、仮止め装置
A1の内管10の本体10a,10bを各々のフランジ
13を把持して外管の中空部14から取り外す。
6はスプリング止め輪21によってケーブル5に装着さ
れ落下することはない。
仮保持のための外管に転用する。
をアンカーヘッド4側に徐々に接近するよう移動させ
る。
をアンカーヘッド4の挿入孔4aに位置させたところで
前記ワイヤ20の繰り出しを停止させて仮止め装置A2
を位置固定し、前記仮止め装置A1のウエッジ16,1
6を該仮止め装置A1の貫通孔15を通過させて挿入孔
4aに定着させ、前記ストランド5aを保持させる。こ
のように、前記仮止め装置A1のウエッジ16,16を
そのままアンカーヘッド4に定着させるものである。
装置A2の内管10を取り外し、更に仮止め装置A2のウ
エッジ16,16もスプリング止め輪21を外して撤去
する。
11を、ストランド5bの切断面側へ移動させてケーブ
ル5から取り外す。
つ使用して、定着部における斜材ケーブル5の切断作業
や被覆材の剥離作業をするにあたり、簡易な装置にてケ
ーブルを仮止めし、更に、該仮止め装置を容易に取り外
すことが出来て、前記作業の能率が向上するものであ
る。
ケーブルの仮止め装置は、斜材ケーブルの一端部を仮止
めする装置であって、ケーブルに取着されるウエッジ
と、ケーブルに取着したウエッジが嵌装される円錐状の
挿入孔と該挿入孔に連通したケーブル挿通用の貫通孔と
を有した二つ割りの内管と、該内管が外管本体の一端側
の開口部から内装される中空部と、該中空部に連通し外
管本体の他端側に開口してケーブルに取着された前記ウ
エッジの通過を可能にして形成された貫通孔と、前記外
管本体の側面に設けたフックとを有した外管と、からな
るので、定着部におけるケーブルの切断作業等を容易に
し、ケーブル支持装置の盛り換えの手間が掛からず作業
能率が向上すると言う優れた効果を奏する。
端側開口部に、該内管を把持するためのフランジが内管
の本体と一体に設けられているようにすることで、内管
の取り外しが容易となると言う優れた効果を奏する。
である。
図である。
る。
面図(イ)と、スプリング止め輪の斜視図(ロ)であ
る。
明図(イ)と、その一部詳細図(ロ)である。
明図である。
る説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 斜材ケーブルの一端部を仮止めする装置
であって、ケーブルに取着されるウエッジと、ケーブル
に取着したウエッジが嵌装される円錐状の挿入孔と該挿
入孔に連通したケーブル挿通用の貫通孔とを有した二つ
割りの内管と、該内管が外管本体の一端側の開口部から
内装される中空部と、該中空部に連通し外管本体の他端
側に開口してケーブルに取着された前記ウエッジの通過
を可能にして形成された貫通孔と、前記外管本体の側面
に設けたフックとを有した外管と、からなることを特徴
とする斜材ケーブルの仮止め装置。 - 【請求項2】 内管の挿入孔の先端側開口部に、該内管
を把持するためのフランジが内管の本体と一体に設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の斜材ケーブ
ルの仮止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21250994A JP2810851B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 斜材ケーブルの仮止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21250994A JP2810851B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 斜材ケーブルの仮止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881915A JPH0881915A (ja) | 1996-03-26 |
JP2810851B2 true JP2810851B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=16623855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21250994A Expired - Fee Related JP2810851B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 斜材ケーブルの仮止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2810851B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110184931B (zh) * | 2019-05-29 | 2020-07-28 | 河海大学 | 一种自锁式预应力钢绞线穿束辅助装置 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP21250994A patent/JP2810851B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0881915A (ja) | 1996-03-26 |
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