JP2809583B2 - 新規固形分高含有非水性ポリマー組成物及びその製法 - Google Patents
新規固形分高含有非水性ポリマー組成物及びその製法Info
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Description
性ポリマー組成物の製造方法に係る。
ポリマーは数種の形態で製造することができる。例え
ば、水溶性ポリマーを油中水型エマルジョンの油相中に
分散できることは当業者に公知である。従来のエマルジ
ョン重合法は一般に、(1)不活性疎水性液体有機分散
媒体中で少なくとも1種の水溶性エチレン性不飽和モノ
マーの水溶液の油中水型エマルジョンを形成し、前記モ
ノマーを前記分散媒体中で重合させ、ポリマーエマルジ
ョンを形成するか、又は(2)水溶性ポリマーを形成し
た後、連続相として疎水性液体を有するエマルジョンに
ポリマー固形分を乳化させることにより行われている。
を含むものであれば実質的にあらゆる水溶性モノマーを
重合し、油中水系に分散させることができる。従って、
従来のエマルジョン重合法によるとアニオン性、カチオ
ン性、非イオン性及び両性エマルジョンポリマーを製造
することができる。
水性相、(2)水相及び(3)界面活性剤系の3種の主
成分から構成される。疎水性相は一般にエマルジョンの
約5〜約75重量%を構成する。疎水性相としてはあら
ゆる不活性疎水性液体を使用することができる。好適疎
水性液体は例えば、ベンゼン、キシレン、トルエン、鉱
物油、ケロシン、ナフサ、石油並びに4個以上の炭素原
子を含む芳香族及び脂肪族炭化水素のブレンドから構成
される群から選択される。特に好適な疎水性液体は、W
itco Chemical Companyから商品
名Kensol61(登録商標)として市販されている
枝分かれ鎖炭化水素の狭いフラクション及びExxon
から商品名Isopar(登録商標)として市販されて
いる枝分かれ鎖イソパラフィン炭化水素類から構成され
る群から選択される類である。
5重量%を構成する。この相は所望の少なくとも1種の
エチレン性不飽和モノマーと水とからなる。更に、この
相は有効量のキレート化剤(例えばエチレンジアミン四
酢酸(EDTA)又はニトリルトリアセテート(NT
A)のナトリウム塩)、緩衝剤、連鎖移動剤又は他の添
加剤を含有し得る。重合されるモノマー(類)は一般に
水相の約10〜約60重量%を構成し、残余は主に水で
ある。
0.5〜約20重量%を構成する。水相を疎水性相に有
効に分散するものであればあらゆる界面活性剤系を使用
することができる。例えば、油中水型乳化剤としてソル
ビタンモノオレエートの使用を開示している米国特許第
3826771号;乳化剤として脂肪酸アミドのエチレ
ンオキシド縮合物の使用を開示している米国特許第32
78506号;油中水型乳化剤としてヘキサデシルナト
リウムフタレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビ
タンモノステアレート、セチルナトリウムフタレート、
ステアリルナトリウムフタレート及び金属石鹸の使用を
開示している米国特許第3284393号;並びにWi
tco Chemical Companyから市販さ
れているWitcamide(登録商標)511のよう
な油溶性アルカノールアミドと、非エステル化ジアルカ
ノール脂肪アミド、脂肪第3級アミンの第4級化アンモ
ニウム塩、脂肪第3級アミンの塩、脂肪酸のアルカリ金
属塩、アルキルスルフェート、アルキルアリールスルフ
ェート、アルキルスルホネート又はアルキルアリールス
ルホネートから構成される群から選択される1種以上の
補助乳化剤とからなる界面活性剤系の使用を開示してい
る米国特許第4024097号を参照されたい。
659号は、油溶性アルカノールアミド25〜85重量
%、ソルビタンエステルのポリオキシエチレン誘導体5
〜35重量%及びソルビタンモノオレエート0〜50重
量%からなる界面活性剤系を開示している。更に、ソル
ビタンモノステアレートのような他の界面活性剤をこれ
らの主界面活性剤と併用してもよい。
に、まず最初に界面活性剤系を疎水性相と混合する。次
に、典型的には所望濃度のモノマーを水に加えることに
より水相を調製する。更に、EDTAのナトリウム塩の
ようなキレート化剤を水溶液に加え、使用されるモノマ
ーに依存して水相のpHを約3.0〜10.0に調節し
てもよい。次に、疎水性液体及び界面活性剤系を含む混
合物に水性モノマー相を加える。界面活性剤系により、
重合すべきモノマーを含む水相を疎水性相に乳化するこ
とができる。次に遊離基生成用触媒の存在下で重合を行
い、反応混合物の温度を一般に約5〜約100℃、好ま
しくは約20〜約50℃に維持し、油中水型エマルジョ
ンポリマーを得る。例えば過硫酸塩及びアゾ開始剤を含
む任意の遊離基開始剤を使用することができる。重合を
開始するためには高エネルギー放射線照射も使用するこ
とができる。
マーの製造に関するその他の情報を提供するものであ
る。
C基を含む化合物から調製されるポリマーの水性分散液
を乳化させて油中水型エマルジョンとした後、ポリマー
を離散粒子として沈殿させる方法を開示している。
ノマーを油相に乳化及び重合させてポリマーラテックス
を形成した後、該ラテックスを反応媒体から分離するこ
とからなる油中水型エマルジョン重合方法を開示してい
る。
28474として再発行及び再審査)及び373487
3号(B1 Re28576として再発行及び再審査)
は、乳化剤として種々の界面活性剤(特に低HLB界面
活性剤)を使用してビニル付加ポリマーの油中水型エマ
ルジョンを製造する方法を開示している。ポリマーは撹
拌によりエマルジョンに分散される。従って、粉末又は
「塊状凝集物」であるポリマーを微粉砕し、機械的エネ
ルギーを使用して油相に分散する。明細書の第3欄に
は、「本発明は、5〜75重量%、好適には10〜45
重量%の範囲のポリマー濃度を有するエマルジョンの使
用を意図している。場合により、出発エマルジョンは存
在するポリマーの種類及び量により懸濁液に変換され
る。」と記載されている。純粋に理論的なポリマー濃度
は75%までであると記載されているが、実施例中に認
められる活性範囲は23〜37%である。
ョン重量を基にして約20〜50重量%のポリマー濃度
を有する「固形分高含有」油中水型エマルジョンを開示
している。この文献は、十分に高濃度のポリマーを含有
する水溶液を調製することができないので、米国特許第
3041318号の方法を使用して1,000,000
以上の分子量を有するビニル付加ポリマー20〜50重
量%を含有するエマルジョンを調製することはできない
と開示している。
濁媒体中のポリマー水溶液の懸濁液から水を除去する目
的での共沸蒸留の使用を開示している。
ョンの10〜50重量%に相当するポリマー濃度を有す
る安定な油中水型エマルジョンポリマーを開示してい
る。
相比が出発ラテックスの該当比に実質的に等しくなるよ
うに維持しながら減圧下で蒸留することにより油中水型
エマルジョンポリマーを濃縮するための方法を開示して
いる。この方法は70重量%までのポリマーを含有する
エマルジョンを調製するのに有用であると記載されてい
るが、実施例は≦48%活性ポリマーに制限されてい
る。
エマルジョンからさらさらした固体ポリマー粒子を製造
するための方法を開示している。熱ガス流が乾燥用に使
用されている。
低下させ、凝結又は凝集に対して安定なポリマーを製造
する目的での蒸発による油中水型エマルジョンの処理を
開示している。流下薄膜式蒸発の使用は開示又は示唆さ
れていない。
法を使用して油中水型エマルジョンから実質的に乾燥し
たポリマーを製造するための方法を開示している。
の揮発性成分を除去する目的での分散液の蒸留を開示し
ている。85重量%の理論的ポリマー濃度が開示されて
いる。しかしながら、57%以上のポリマーを示す実施
例は与えられていない。
63%までの活性ポリマーを含有する油中水型エマルジ
ョンを開示している。
70%までのポリマー固形分を含有する油中ポリマー分
散液を調製する目的での逆相懸濁重合法及び共沸蒸留の
使用を開示している。多数の実施例中で前半の実施例の
ポリマー分散液は粒度範囲及び粒子形状を評価するため
に遠心分離されている。標準圧縮試験で遠心分離機が使
用されているが、この文献はエマルジョンを濃縮する目
的での遠心分離機の使用については開示していない。こ
の方法は分子量及び溶解度特性を悪化させると考えられ
る。
剤とを含有するポリマーラテックスを蒸発させた後、濾
過又は遠心分離により乳化剤から乾燥ポリマーを分離
し、複数の洗浄段階を実施し、ポリマーを第2の油に再
分散する方法を開示している。乾燥後のポリマーの含水
率は「最適では約3〜8%」であり、この文献はポリマ
ーエマルジョンを脱水する目的での流下薄膜式蒸発の使
用を開示していない。85%の活性ポリマー組成物が記
載されているが、実施例で得られる最大固形分濃度は6
8%である。
合法の一般論を提供しているが、単独でも複数の文献を
組み合わせても本発明を開示しておらず、又は殆ど示唆
していないと本発明者らは確信する。これらの文献のう
ちには純粋に理論的に70%以上の活性ポリマーを含有
するエマルジョンを開示しているものもあるが、このよ
うな濃度の安定的エマルジョンは市販品として簡単には
入手できない。これは、上記文献の実施例が約70%未
満の活性ポリマーを含有するエマルジョンポリマーの製
造しか示していないことから明らかである。
りの割合の水を含有しており、まして活性度は低い。例
えば、米国特許第4035317号は、「しかしなが
ら、2つの問題が残っており、第1の問題はポリマー自
体を輸送する場合よりもエマルジョンの輸送費用が実質
的に高いという点にある。エマルジョンは平均約25〜
30%しかポリマーを含有していないので、輸送される
材料の70〜75%は不要な油及び水である。第2に、
エマルジョンは凝固点よりも低い温度に暴露された場合
に安定性の問題を呈する危険がある。」と記載してい
る。
リマーは現状では乾燥又はゲル形態でしか市販されてい
ない。乾燥ポリマーは一般に慣用の溶液ポリマーを乾燥
することにより製造され、ゲルは液体として輸送するこ
とができない単なる高粘度ポリマー溶液である。ゲルは
一般に、平坦な表面上に置いた場合にその形状を維持す
る粘着性で靭性のゴム状物質である。ゲルは一般には、
ゲル形態ではなくポリマーの希釈溶液として使用され
る。希釈方法は機械的段階を要することが多く、ポリマ
ーのある種の特性(例えば分子量)を悪化させる。
リマーを得るためには、重合中の架橋反応を最大限に阻
止することが必要である。この点では、比較的温和な条
件下でポリマーを製造すること、例えば比較的低いモノ
マー濃度を使用して重合反応を行うことが望ましい。
水溶液重合法では、得られた溶液ポリマーを乾燥させて
粉末状ポリマーを製造する必要があるので、製造費用が
増加し、分子量及び溶解度のようなポリマー特性が悪化
する。
い易く且つ70%以上の活性ポリマーを含有するポリマ
ー送達系は工業分野で久しく待望されているが、得られ
る固形分高含有ポリマーを実質的に劣化させることなく
高ポリマー濃度を有する安定的形態に液体ポリマー組成
物を有効に濃縮することができなかったため、この要求
は満たされていない。
のの、取り扱い及び希釈(make−down)の問題
が残る。本発明のポリマー組成物の主要な利点は、エマ
ルジョン及び溶液ポリマーに対する乾燥ポリマーの経済
的利点を実現できると共に、高分子量の水溶性ポリマー
を注入可能な安定的液体形態で製造できるといったエマ
ルジョン重合法に伴う付加的利点も得られる。本発明
は、約60%以上、好ましくは70%以上の活性ポリマ
ーを含有する安定的で注入可能な高分子量水溶性ポリマ
ー組成物を入手できるようになったという点でポリマー
製造及び送達技術を前進させるものである。
は、1)特に組成物総重量の3%未満の含水率までエマ
ルジョンポリマーを脱水する目的での流下薄膜式蒸発の
使用、及び2)流下薄膜式蒸発器により生成された脱水
ポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物を固形
分濃度の高い最終使用産物にまで更に濃縮する目的で
の、遠心分離機のような分離手段の使用を開示又は示唆
していないことも注目すべきである。これは更に、出発
材料である油中水型エマルジョン、分散液又は懸濁液を
脱水及び濃縮し、約5%未満、好ましくは約3%未満の
水と60%以上、好ましくは70%以上のポリマー固形
分を含有する非水性ポリマー/乳化用界面活性剤/疎水
性液体組成物を生成する目的での流下薄膜式蒸発及び付
加段階の使用に関する本発明の新規性を裏付けるもので
ある。
ポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物、並び
に油中水型ポリマー組成物を脱水及び濃縮するために流
下薄膜式蒸発と遠心分離、濾過又は蒸発のような付加的
分離段階とを使用することによりこのような組成物を製
造する方法に係る。生成されるポリマー組成物は組成物
総重量の5%未満、好ましくは3%未満、より好ましく
は2%未満の水と、60%以上、好ましくは70%以上
のポリマー固形分を含有しており、注入可能で安定で固
形分濃度の高い実質的に非水性のカチオン性、アニオン
性、非イオン性又は両性ポリマーエマルジョン又は懸濁
液である。
油相中エマルジョン又は懸濁液は一般に約30〜50重
量%しかポリマー固形分を含有していない。これは、こ
のようなエマルジョンの50〜70重量%以上が不活性
であることを意味する。しかしながら、このような組成
物は便利であるため、工業用途が広い。
ような疎水性液体を除去するための1以上の分離段階と
組み合わせて流下薄膜式蒸発器を使用すると、油中水型
ポリマー組成物から水を除去するために特に適している
ことを本発明者らは知見した。流下薄膜式蒸発器はこの
ような組成物中に含まれるポリマーを熱劣化させること
なく組成物から水を効率的に除去することができるの
で、流下薄膜式蒸発器は実質的に非水性で且つ出発エマ
ルジョンの分子量及び溶解度の利点をほぼ維持する安定
な固形分高含有ポリマー組成物を製造することができ
る。
は、懸濁液又はエマルジョン総重量の約25%未満、好
ましくは約1〜約15%のポリマー濃度を有する油中水
型ポリマー懸濁液、分散液又はエマルジョンから出発す
る。脱水及び濃縮すべき組成物のポリマー濃度が約25
%を越えると、蒸発器の付着の問題は深刻になる。この
ような場合には、好ましくは適切な疎水性液体を使用し
て約25%未満のポリマー濃度に希釈することが勧めら
れる。約25%未満のポリマー固形分を含有する油中水
型ポリマー組成物をその後、流下薄膜式蒸発器で脱水
し、組成物の含水率を組成物総重量の約5%以下、好ま
しくは3%以下、より好ましくは約0.1〜約2.5
%、最適には約0.1〜約1.5%まで低下させた後、
遠心分離、蒸発及び/又は濾過段階のような1以上の分
離段階を介して濃縮し、疎水性液体を除去する。遠心分
離が好適である。また、濃縮組成物の圧縮及び/又は分
離の可能性を少なくするように立体安定剤を加えること
も好ましい。
物の熱劣化を最小限にすると考えられるので、本発明の
脱水段階に使用される。ポリマーは感熱性であるので、
出発エマルジョンの分子量及び溶解度特性を維持するこ
とができる。流下薄膜式蒸発器では、出発エマルジョン
を必須ではないが好ましくは減圧下で比較的短時間高温
に暴露する。こうすると、ポリマーを熱劣化させること
なく又は出発エマルジョンの安定性に実質的に影響する
ことなく出発ポリマー組成物から水を迅速に蒸発分離す
ることができる。
心分離プロセスのような第2の分離プロセスで処理し、
付加的な疎水性液体を除去する。好ましくは、蒸発器濃
縮物を遠心分離し、約60%以上、好ましくは約70%
以上のポリマー固形分と、約5%未満、好ましくは約3
%未満、より好ましくは約2%未満の水を含有する実質
的にポリマー及び乳化剤の油中組成物なるものを生成す
る。遠心分離機からのラフィネートを場合により遠心分
離機のような第2の分離装置に供給し、付加的なポリマ
ー固形分を捕獲し、第2の遠心分離機を経た油分濃度の
高いラフィネート流を再循環させてもよい。最後に、立
体安定剤のような安定剤を使用して、遠心分離段階によ
り生成されたポリマー及び乳化用界面活性剤の油中組成
物を圧縮又は分離に対して安定化させることができる。
響を与えることなしに標準的な市販エマルジョン、懸濁
液又は分散液のポリマー濃度を実質的に増加させるよう
に意図している。即ち、活性成分で換算した場合に取り
扱わなければならない材料の体積が著しく減るので、本
発明のポリマー組成物は海洋石油掘削プラットフォーム
用のように過剰な貯蔵要件により標準エマルジョンが不
適切であるような用途にも有益である。更に、本発明の
組成物は高分子量、高性能で貯蔵スペース要件が同等で
あるため、乾燥ポリマーの効用にも十分に匹敵する。本
発明の生成物は更に、材料の含水率が低いため、便利
さ、安定性、圧縮、油分離及び貯蔵中のゲル形成のしに
くさに関して標準エマルジョンにまさる利点を提供する
と考えられる。
ましくは約3重量%未満の水と60%以上、好ましくは
約70%以上のポリマー固形分を含有する非水性の固形
分高含有ポリマー組成物、並びに出発油中水型ポリマー
エマルジョン又は懸濁液を脱水及び濃縮するために流下
薄膜式蒸発及び1以上の分離段階、好ましくは遠心分離
段階を使用することにより前記組成物を製造する方法に
係る。
る組成物は、本質的に非水性であり且つ60%以上のポ
リマー固形分と約5%未満の水、好ましくは70%以上
のポリマーと約3%未満の水を含有する安定で注入可能
な組成物である。より好ましくは、これらの組成物は2
%未満の水を含有する。
ー、1種以上の乳化用界面活性剤、水及び疎水性液体を
含有する油中水型ポリマー組成物のポリマー濃度を増加
させるための方法に係り、該方法は、a)蒸発段階を介
して前記組成物を脱水し、ポリマー/乳化用界面活性剤
/疎水性液体組成物を形成する段階と、b)前記ポリマ
ー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物を遠心分離、
蒸発又は濾過し、前記疎水性液体の一部を除去し、こう
して含水率が組成物総重量の約5%未満、好ましくは約
3%未満、より好ましくは約2%未満である濃縮ポリマ
ー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物を生成する段
階とを含む。これらの濃縮ポリマー/乳化用界面活性剤
/疎水性液体組成物は一般に約60%以上、好ましくは
約70%以上のポリマー固形分を含有する。好ましく
は、段階c)として有効量の立体安定剤を濃縮ポリマー
組成物に加え、その安定性特徴を改善する。
満、好ましくは約3%未満の水と、約60%以上のポリ
マー固形分とを含有する水溶性ポリマー/疎水性液体/
乳化用界面活性剤組成物に係る。より好ましくは、これ
らの組成物は組成物総重量の約2%未満の水と約70%
以上のポリマーとを含有する。
約10〜約60%の水溶性ポリマーと残余の水とから構
成される、組成物総重量の約25〜約74.5%の水相
と、2)組成物総重量の約0.5〜約20%の少なくと
も1種の乳化用界面活性剤と、3)組成物総重量の約2
5〜約74.5%の疎水性液体とから構成される出発油
中水型ポリマー組成物を濃縮するための方法に係り、該
方法は、a)蒸発器、好ましくは流下薄膜式蒸発器を使
用して前記組成物を脱水し、含水率が約5%未満、好ま
しくは3%未満、より好ましくは約0.1〜約2.5
%、最適には約0.1〜約1.5%であるような実質的
に水を含まないポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液
体組成物を生成する段階と、b)前記ポリマー/乳化用
界面活性剤/疎水性液体組成物を遠心分離し、前記疎水
性液体の一部を除去し、約5%未満、好ましくは約3%
未満、より好ましくは約2%未満の水、約60%以上、
より好ましくは約70%以上のポリマー、及び約0.1
〜約10%の乳化用界面活性剤を含有する濃縮ポリマー
/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物と遠心分離ラフ
ィネートとを生成する段階と、c)場合により、前記遠
心分離ラフィネートを遠心分離機、フィルター又は蒸発
器のような第2の分離装置、好ましくは遠心分離機で処
理し、第2の濃縮ポリマー組成物及び第2のラフィネー
ト流を生成する段階と、d)場合により、前記第2の分
離装置からの前記第2の濃縮ポリマー組成物を前記濃縮
ポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物とブレ
ンドし、前記第2のラフィネート流を再循環又は廃棄す
る段階と、e)場合により、形成された濃縮組成物に有
効量の立体安定剤を加える段階とを含む。
式蒸発器、より好ましくは薄膜蒸発器であり、b)の遠
心分離機は好ましくはデカンター型遠心分離機であり、
c)の遠心分離機は好ましくは部分突出ディスク型遠心
分離機である。また、出発材料である油中水型ポリマー
組成物のポリマー濃度が組成物総重量の約25%を越え
る場合には、出発組成物を適切な疎水性液体油で希釈
し、ポリマー濃度を組成物総重量の約25%未満、好ま
しくは約1〜約15%に低下させることが好ましい。本
発明は、この方法により製造された組成物にも係る。
ら水を除去するための方法にも係り、該方法は前記組成
物を流下薄膜式蒸発器に通すことからなる。従って、本
発明は出発材料である油中水型ポリマーエマルジョン、
分散液又は懸濁液を脱水するための流下薄膜式蒸発器の
使用と、こうして生成された脱水産物をも包含する。好
ましくは、出発油中水型ポリマーエマルジョン、分散液
又は懸濁液は、出発エマルジョン、分散液又は懸濁液の
総重量の25%未満のポリマーを含有する。出発ポリマ
ー濃度が25%以上の場合には、疎水性油希釈段階を実
施すると好適である。最適な型の流下薄膜式蒸発器は薄
膜蒸発器である。流下薄膜式蒸発器により生成された生
成物の含水率は好ましくは約3%未満、より好ましくは
約0.1〜約2.5%、最適には約0.1〜約1.5%
である。
により脱水ポリマー組成物を濃縮するための方法に係
り、該方法は、脱水したポリマー組成物(例えばエマル
ジョン、分散液又は懸濁液)、特に流下薄膜式蒸発器に
より生成された脱水組成物を遠心分離機、蒸発器又はフ
ィルターのような少なくとも1種の濃縮装置、好ましく
は遠心分離機、より好ましくはデカンター型遠心分離機
で処理し、濃縮ポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液
体組成物を生成することからなる。生成された組成物も
本発明の一部を構成する。好ましくは、生成された組成
物は約60%以上、より好ましくは約70%以上のポリ
マー固形分と、約5%未満、より好ましくは約3%未
満、最適には約2%未満の水を含有する。本発明者ら
は、脱水エマルジョンを濃縮するためにはデカンター型
遠心分離機が特に適していることを知見した。
懸濁液を濃縮するために使用される第1の遠心分離機か
らのラフィネートを濃縮するために、フィルター、蒸発
器又は遠心分離機のような第2の分離装置、好ましくは
遠心分離機を使用し、付加的なポリマー捕獲及び油再循
環を可能にすることに係る。この用途には部分突出ディ
スク型遠心分離機が好適である。
る型の油中水型ポリマー組成物を濃縮できると考える。
従って、本明細書中で使用する「油中水型ポリマー組成
物」なる用語は、エチレン性不飽和モノマー(類)から
製造される水溶性ポリマーを含有する実質的に任意の油
中水型エマルジョンを含み、前記ポリマーは連続相とし
て疎水性液体を有する系に1種以上の界面活性剤により
分散、乳化又は懸濁された水相の一部であり、ポリマー
は組成物の約60重量%未満を構成する。
以上のエチレン性不飽和モノマーから製造される任意の
型の水溶性ポリマーを含有し得る。従って、ポリマーは
非イオン性、カチオン性、アニオン性又は両性であり得
る。本発明は一般に、例えば特にN−ビニルピロリド
ン、N−ビニルホルムアミド、エトキシル化アクリレー
ト及びメタクリレートエステル(例えばヒドロキシエチ
ルメタクリレート(HEM)並びにHEMの5、10及
び20モルエトキシレート)、アクリルアミド、メタク
リルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−i
−プロピルアクリルアミド、N−tert−ブチルアク
リルアミド、アクリル酸、α−ハロアクリル酸、マレイ
ン酸もしくは無水物、イタコン酸、ビニル酢酸、アリル
酢酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、ビニルスルホ
ン酸、アリルスルホン酸、ビニルホスホン酸、酢酸ビニ
ル、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸(AMPSA)、2−メタクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸(メトAMPSA)、スチレンスル
ホン酸、ヒドロキシルアルキルアクリレート、β−カル
ボキシエチルアクリル酸、β−スルホアルキル(メト)
アクリレート、スルホアルキルメタクリレート、アリル
オキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸及びメタク
リルアミドヒドロキシプロピルスルホン酸を単独又は組
み合わせて使用することにより製造されるエチレン性不
飽和ポリマー、並びにこのようなポリマーの塩の非イオ
ン性及びアニオン性水溶性エマルジョン又は懸濁液に適
用可能である。
アリルアンモニウム(DMDAAC)、塩化ジエチルジ
アリルアンモニウム(DEDAC)、臭化ジメチルジア
リルアンモニウム(DMDAAB)、臭化ジエチルジア
リルアンモニウム(DEDAAB)、塩化メチルアクリ
ロイル−オキシエチルトリメチルアンモニウム(MET
AC)、塩化アクリロイル−オキシエチルトリメチルア
ンモニウム(AETAC)、メト硫酸メタクリロイル−
オキシエチルトリメチルアンモニウム(METAM
S)、メト硫酸アクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウム(AETAMS)、塩化メタクリルアミド−
プロピルトリメチルアンモニウム(MAPTAC)、ジ
メチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリル
アミドを単独又は組み合わせて使用することにより製造
されるポリマーのようなカチオン性ポリマーでもよい
し、上記非イオン性モノマー、特にアクリルアミド、メ
タクリルアミド又はN,N−ジメチルアクリルアミドの
いずれかのような非イオン性モノマーと上記カチオン性
モノマーとを重合することにより製造されるポリマーで
もよい。
使用することができるが、その非限定的な例を挙げる
と、上記アニオン性モノマーの1種以上を上記カチオン
性モノマーの1種以上と重合することにより製造される
ポリマー、特にアクリル酸、メタクリル酸及び/又はA
MPSA又はメトAMPSAとDMDAAC、AETA
C、METAC、METAMS及び/又はMAPTAC
とから製造されるポリマーがある。場合により、非イオ
ン性モノマーを併用してもよい。更に、N(3−スルホ
プロピル)−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N
−ジメチルアンモニウムベタインを単独又は種々の非イ
オン性モノマーと組み合わせて使用することによりベタ
インポリマーを製造することもできる。
中に存在するアニオン性、非イオン性、カチオン性又は
両性ポリマーは、粘度測定法により測定した場合に約1
00000を越える分子量を有する。好ましくは、分子
量は約500000〜約50000000である。
ン又は懸濁液を約60%以上、好ましくは約70%以上
のポリマー固形分濃度まで濃縮する。得られるポリマー
組成物は安定で注入可能な形態であり、本発明の方法は
一般に出発エマルジョン中のポリマーの特性、特にこれ
らのポリマーの分子量又は溶解度特性を実質的に変化さ
せない。
含水率が組成物総重量を基にして約5%未満、好ましく
は約3%未満、より好ましくは約2%未満であるような
新規ポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物で
ある。これらの組成物は更に、組成物総重量を基にして
a)少なくとも約60重量%、好ましくは少なくとも約
70重量%の水溶性ポリマー、b)約10〜約35重量
%の疎水性液体、c)少なくとも約0.1重量%の少な
くとも1種の乳化用界面活性剤、及び場合によりd)有
効量のは立体安定剤を含有する。
更に、a)約70〜85%の水溶性ポリマー、b)約1
0〜約25%の疎水性液体、c)約0.1〜約10%の
少なくとも1種の乳化用界面活性剤安定化ポリマー、及
びd)場合により有効量の立体安定剤を含有する。一般
に、不活性材料も含有する。
重量濃度の水、初期重量濃度の疎水性液体、初期重量濃
度の少なくとも1種の乳化用界面活性剤及び初期重量濃
度の水溶性ポリマーを含有するポリマーエマルジョン、
分散液又は懸濁液であり得る「出発組成物」を、a)初
期ポリマー重量濃度が前記油中水型ポリマー組成物の約
25%を越える場合には、出発エマルジョンを適切な疎
水性液体で希釈し、組成物重量を基にして約0.1〜約
25%、好ましくは約1〜約15%のポリマー重量濃度
を有する油中水型組成物を生成する段階と、b)好まし
くは流下薄膜式蒸発により段階a)の油中水型ポリマー
組成物から水を蒸発させることにより段階a)の組成物
を脱水し、水の前記初期重量濃度を約5%未満、好まし
くは約3%未満、より好ましくは約0.1〜約2.5
%、最適には約0.1〜約1.5%に低下させ、蒸発器
濃縮物を生成する段階と、c)例えば濾過、蒸発又は遠
心分離、好ましくは遠心分離により前記蒸発器濃縮物か
ら疎水性液体の一部を除去するように段階b)の蒸発器
濃縮物を処理し、実質的に疎水性液体中の水溶性ポリマ
ー及び乳化用界面活性剤懸濁液、分散液又はエマルジョ
ンである濃縮組成物とラフィネート、好ましくは遠心分
離ラフィネートを生成する段階とを含む方法により、脱
水及び濃縮する。ラフィネートを場合によりフィルタ
ー、遠心分離機又は蒸発器のような第2の分離装置、好
ましくは遠心分離機で処理し、付加的ポリマー固形分を
捕獲し、付加的な疎水性液体を再循環させてもよい。
る蒸発段階で有効な脱水を妨げるので、濃縮すべきエチ
レン性不飽和水溶性モノマーから製造された水溶性ポリ
マーを含有する油中水型ポリマー組成物は、一般に逆性
界面活性剤を含有すべきでない。この制限を除き、実質
的にあらゆる油中水型ポリマー組成物を濃縮できると考
えられる。例えば、市販の油中水型エマルジョンポリマ
ー懸濁液又はエマルジョンを使用することができる。市
販の油中水型ポリマー組成物の例としては、Calgo
n Corporationの製品であるPol−E−
Z(登録商標)及びHYDRAID(登録商標)エマル
ジョンを挙げることができる。
は懸濁液は連続疎水性液体相と、少なくとも1種の乳化
用界面活性剤と、水及び水溶性ポリマーを含む水相とか
らなる。出発油中水型ポリマー組成物が前記油中水型ポ
リマー組成物の総重量の約25%以上の初期ポリマー重
量濃度を有する場合には、出発エマルジョン又は懸濁液
を適切な疎水性液体で希釈し、初期ポリマー重量濃度を
組成物総重量の約25%未満、即ち約0.1〜約25
%、好ましくは約1〜約15%に低下させることが好ま
しい。本明細書中で使用する「適切な疎水性液体」なる
用語は、濃縮すべき油中水型ポリマー組成物に適合可能
な任意の疎水性液体を意味する。出発エマルジョン又は
懸濁液で使用される同一の疎水性液体が好ましい。出発
油中水型ポリマー組成物が約25%未満の活性ポリマー
固形分を含有する場合には、希釈段階は一般に不要であ
る。
する出発油中水型ポリマー組成物を使用するか又は、ポ
リマー濃度約25重量%未満の油中水型ポリマー組成物
を生成するように適切な疎水性液体で希釈された油中水
型ポリマー組成物を使用する場合、本発明の方法は好ま
しくは、流下薄膜式蒸発器を使用して脱水し、約25%
未満のポリマー重量濃度を有する初期油中水型ポリマー
組成物から水を除去し、水の初期重量濃度を約5%未
満、好ましくは約3%未満、より好ましくは約0.1〜
約2.5%、最適には約0.1〜約1.5%に低下さ
せ、蒸発器濃縮物を生成する必要がある。
ン、分散液又は懸濁液を好ましくは減圧下で高温に暴露
し、水を迅速に蒸発分離する。滞留時間は一般に短いの
で、こうして処理されたポリマーは実質的な程度まで熱
劣化しない。生成された蒸発器濃縮物は一般に約200
°F以上で蒸発器から排出されるので、後続処理以前に
冷却することが好ましい。従来の熱交換法を使用して蒸
発器濃縮物を好ましくは約150°F未満まで冷却する
ことができる。
ある。薄膜蒸発器は感熱性であり且つ定温では時間に対
して感受性の物質を処理する独自の能力を有する。典型
的な薄膜蒸発器では、出発ポリマーエマルジョン又は懸
濁液は、熱セクションの上で必須ではないが好ましくは
減圧下で動作する装置に入り、一定間隔で配置されたロ
ーターブレードの動作を介して分配される。エマルジョ
ンは蒸発器の壁に沿って流下するので、一般にブレード
の前縁には回転フィレット又は前部凸状面が形成されて
いる。流体に加えられる撹乱及び混合作用は、局所過熱
を生じることなく熱伝導率及び物質移動速度を高めると
考えられる。脱水された流体は装置の底から排出され、
気化油、伴出エマルジョン及び水蒸気の小フラクション
は頂部から排出される。
くは遠心分離機に送られる。蒸発器濃縮物を更に濃縮す
るためには理論的には任意の型の遠心分離機を使用でき
るが、この操作にはデカンター型の遠心分離機が好適で
ある。
転ボウルの形状である。ボウルの高回転速度は遠心力を
生じ、装置に供給される組成物中のポリマー固形分はボ
ウルの壁に投げ出され、環状リングを形成する。ボール
の内側には外縁部とボールの内壁との間に小さい遊びを
介してヘリカルスクリューコンベヤーが装着されてい
る。コンベヤーはボールよりもやや低速又はやや高速で
回転する。差速として知られるこの速度差により、分離
された固形分は機械の円錐端に向かって移送され、該端
部から排出される。より軽量の液相は機械の対向端のポ
ートを通ってあふれ出る。
g、好ましくは約1000〜約6000×gの遠心力を
生成する能力を有するべきである。遠心分離作用によ
り、大形で重量のポリマー固形分は遠心分離機から渦状
に押し出され、ポリマー固形分含有量が約60%以上、
好ましくは約70%以上であり且つ実質的に水を含有し
ない濃縮ポリマー及び乳化界面活性剤の油中組成物を生
成する。遠心分離機からのこの一次流出液は、約300
cps〜25000cpsの粘度を有する粘性で注入可
能なポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物で
ある。これらの組成物の含水率は一般に、組成物総重量
の3%未満、好ましくは2%未満である。
水性ポリマー組成物と呼称される。本明細書中で使用す
る「非水性」なる用語は、含水率が5%未満であるポリ
マー組成物を意味する。更に、生成された遠心分離ラフ
ィネートをフィルター、蒸発器又は別の遠心分離機のよ
うな濃縮手段、好ましくは第2の遠心分離機により更に
濃縮してもよい。この場合も、第1の遠心分離機からの
ラフィネートを濃縮するためには任意の型の遠心分離機
を使用できると考えられる。しかしながら、この第2の
遠心分離のためにはディスク型遠心分離機、好ましくは
部分突出ディスク型遠心分離機が好適であることが判明
した。第1の遠心分離ラフィネートは一般に約5重量%
未満のポリマー固形分を含有する。約25%以上のポリ
マー固形分を含有するポリマー/疎水性液体組成物が得
られるまでこの第1のラフィネート流をディスク型遠心
分離機で濃縮する。第2の遠心分離機からの一次流出液
をその後、第1の遠心分離機からの一次流出液とブレン
ドし、約60重量%以上、好ましくは約70重量%以上
のポリマー固形分を含有する、最終脱水濃縮ポリマー/
乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物を生成することが
できる。第2の遠心分離機からの油分高含有ラフィネー
トを再循環させ、濃縮プロセスの総合効率を改善するよ
うにしてもよい。
の一部を除去後、安定剤を添加すると好ましい。理論的
には、圧縮又は分離傾向を減らすことにより濃縮ポリマ
ー及び乳化用界面活性剤の油中組成物を安定化するもの
であればあらゆる化合物を使用することができる。ラウ
リルメタクリレート/メタクリル酸コポリマーは特に有
効な油中非水性ポリマー懸濁安定剤であることが判明し
た。例えば、約10000〜約5000000の分子量
を有する99.5/0.5w/wラウリルメタクリレー
ト/メタクリル酸ポリマーが安定剤として有用であるこ
とが判明した。有効量、好ましくは安定化させるべき濃
縮組成物の重量を基にして少なくとも約0.1ppmの
安定剤を使用すべきである。このような安定剤は従来の
溶液重合法(例えば米国特許第4833198号参照)
により製造される。
明者らが考える流れ図を示す。同図中、約25重量%以
上のポリマー固形分、約45重量%の水、約25重量%
の油及び残余の不活性分(即ち界面活性剤系、キレート
化剤等)を含有する出発エマルジョンポリマーは出発エ
マルジョン貯蔵タンク1に貯蔵されている。タンク1か
らの流出液はライン3を通って蒸発器4に送られる。途
中で出発ポリマーエマルジョンはライン5を通って希釈
剤タンク2から供給される適切な疎水性液体で希釈され
る。疎水性液体は好ましくは出発エマルジョンの調製、
第2の遠心分離段階からの再循環油又はその何らかの組
み合わせで使用される同一の疎水性液体である。希釈段
階の結果、約10重量%のポリマー、約18重量%の
水、約70重量%の油及び残余の不活性分を含有する希
釈油中水型ポリマー組成物が形成される。希釈剤と出発
ポリマーエマルジョンとの十分な混合を助長するために
インライン混合装置を使用してもよい。
熱油又は蒸気により加熱される薄膜蒸発器である。熱油
又は蒸気はライン6を通って蒸発器に供給され、ライン
7を通って蒸発器から排出される。好ましくは減圧下で
動作する蒸発器4は十分な水をフラッシュ蒸発及び除去
させ、好ましくは含水率約3重量%未満、より好ましく
は約0.1〜約1.5%の蒸発器濃縮物を生成する。蒸
発器濃縮物は一般に約220°F以上の温度でライン8
を通って蒸発器から排出される。蒸発器中の接触時間は
一般に約5秒間である。蒸発器濃縮物は好ましくは蒸発
器濃縮物貯蔵タンク9に流入する。蒸発段階は更に、一
般に約80重量%以上の水、約0.5〜約10%の油及
び約1%未満の不活性分を含有する凝縮器供給流10を
生成する。凝縮液供給流10は、好ましくはライン12
を通って供給される冷却水を使用する熱交換機11で冷
却され、前記凝縮液供給流から熱を除去する。冷却され
た凝縮液は凝縮液貯蔵タンク13に収集される。蒸発器
濃縮物は蒸発器濃縮物貯蔵タンク9から熱交換機14を
通って遠心分離機15に流入する。好ましくは、デカン
ター型遠心分離機が使用される。熱交換機14ではライ
ン16からの水が冷媒として使用される。従って、好ま
しくは約120°未満の温度で熱交換機14から排出さ
れ、約10〜15%のポリマー固形分、約3.0%未満
の水、約80〜約90%の油及び残余の不活性分を含有
する蒸発器濃縮物は遠心分離機15に送られる。遠心分
離機は蒸発器濃縮物から油の一部を除去することにより
蒸発器濃縮物を濃縮する。実質的にポリマー及び乳化用
界面活性剤の油中組成物である濃縮組成物はライン17
を通って遠心分離機から排出される。遠心分離機15か
らのこの流出液は好ましくは約70重量%のポリマー固
形分、約2重量%未満の水、約8〜12重量%の油及び
残余の不活性分を含有する。不活性分はかなりの程度ま
でが初期エマルジョンの界面活性剤系から構成される。
遠心分離機15は更に遠心分離ラフィネート流を生成
し、該ラフィネート流はライン18を通ってラフィネー
ト貯蔵タンク19に送られる。遠心分離機15からのラ
フィネートは一般に約5%未満のポリマーと約90%以
上の油とを含有する。ラフィネートはライン20を通っ
て遠心分離機21に供給され、該遠心分離機は好ましく
は部分突出ディスク型遠心分離機である。遠心分離機2
1は、一般に約25重量%以上のポリマー、約1重量%
未満の水、約50〜60重量%の油及び残余の不活性分
を含有する濃縮物を生成する。この濃縮物はライン22
を通り、遠心分離機15からの濃縮物ラインであるライ
ン17に合流し、好ましくは約70%以上のポリマー固
形分、約2%未満の水、約15〜25%の油及び約5〜
10%の不活性分を含有する油中濃縮ポリマー組成物を
形成する。この油中濃縮ポリマー組成物はライン23を
通って生成物貯蔵タンク24に送られる。生成物貯蔵タ
ンク24から油中濃縮ポリマー組成物はライン25を通
り、安定剤貯蔵タンク26からライン27を介してラウ
リルメタクリレート/メタクリル酸安定剤が添加され
る。好ましくは、処理される遠心分離濃縮物の重量を基
にして約1.0〜2.5%の安定剤(活性分で換算)を
加える。更に、濃縮ポリマー組成物重量を基にして約
0.1〜約0.5%の逆性界面活性剤を貯蔵タンク28
からライン29を介してライン30に加えてもよく、濃
縮安定化組成物は定置ミキサー31を通り、ライン33
を通って最終生成物貯蔵タンク32に送られる。
に、一般に約1重量%未満のポリマー、約0.1重量%
未満の水、約95〜約99.5重量%の油及び残余の不
活性分を含有するラフィネート流を生成する。このラフ
ィネートはライン34を通って油貯蔵タンク35に送ら
れる。遠心分離機21のラフィネートはタンク35から
廃棄されるか又は例えばポンプ36を介して希釈剤タン
ク2に再循環される。
された水相中に水溶性ポリマーを含む実質的にあらゆる
組成物に適用できると考えられる。しかしながら、逆性
界面活性剤は脱水効率を損なう傾向があるので、濃縮す
べき油中水型ポリマー組成物は逆性界面活性剤を含まな
いことが好ましい。
れる組成物、流下薄膜式蒸発器、特に薄膜蒸発器により
製造される脱水エマルジョンポリマー組成物、及び疎水
性液体の分離により脱水エマルジョン又は懸濁液を濃縮
するために1以上の遠心分離段階を使用して得られるエ
マルジョンポリマー組成物に係る。
する。
ルアミド/AETACポリマー(Calgon Cor
porationの市販品)25.45%を含有する出
発エマルジョンを希釈し、ポリマー10.42重量%、
水18.12重量%、油69.80重量%、乳化用界面
活性剤系1.66重量%、合計100.00重量%の成
分を含有する希釈油中水型エマルジョンを調製した。
て、この希釈した出発エマルジョンを供給タンクに充填
した。
の蒸発器ローターを始動させ、加熱油(120〜130
℃)を使用して蒸発器を動作温度に引き上げ、装置の真
空ポンプを始動させた。蒸発器の動作圧は13〜15t
orrであった。
マルジョンを蒸発器に供給した。
づき、希釈供給流100 lbsにつき以下の質量組成
を得た。
ナトリウム、クエン酸及びエチレンジアミン四酢酸のナ
トリウム塩を含む。
は出発ポリマーエマルジョンを脱水する能力を有する。
本実施例で生成された蒸発器濃縮物は含水率が0.3重
量%であり、出発エマルジョン中の水の99.8%以上
が除去されたことを意味する。
Sharples Model P−660デカンター
型遠心分離機に供給した。この遠心分離機は3065×
gの遠心力を発生した。
の材料組成が得られた。
1.81%を含有するポリマー/乳化用界面活性剤/疎
水性液体組成物が生成された。この組成物は、ポリマー
科学の分野で無類の注入可能なポリマー送達系であっ
た。
MA/MAAコポリマー1.5gと共にKinex定置
ミキサーに供給した。ミキサーからの排出物はポリマー
固形分77.3%を含有する安定で注入可能な液体組成
物であった。
リマーエマルジョン/懸濁液を製造するための本発明の
方法の流れ図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 水溶性ポリマー、1種以上の乳化用界面
活性剤、水及び疎水性液体を含有する油中水型ポリマー
組成物の脱水及び濃縮方法であって、a)蒸発段階を介
して前記組成物を脱水し、ポリマー/乳化用界面活性剤
/疎水性液体組成物を形成する段階と、b)前記疎水性
液体の一部を除去するように前記ポリマー/乳化用界面
活性剤/疎水性液体組成物を処理し、組成物総重量の5
%未満の水と組成物総重量の60%以上のポリマーとを
含有する濃縮ポリマー/乳化用界面活性剤/疎水性液体
組成物を生成する段階とを含む前記方法。 - 【請求項2】 前記濃縮ポリマー/乳化用界面活性剤/
疎水性液体組成物中の含水率が組成物総重量の3%未満
であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記濃縮ポリマー/乳化用界面活性剤/
疎水性液体組成物が組成物総重量の70%以上のポリマ
ーを含有することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 前記濃縮ポリマー/乳化用界面活性剤/
疎水性液体組成物が組成物総重量の70%以上のポリマ
ーを含有することを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項5】 前記蒸発段階を流下膜式蒸発器で実施す
ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記流下膜式蒸発器が薄膜蒸発器である
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記段階b)を遠心分離機で実施するこ
とを特徴とする請求項5に記載の方法。 - 【請求項8】 前記段階b)を遠心分離機で実施するこ
とを特徴とする請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 1)水相の重量を基にして10〜60%
の水溶性ポリマーと残余の水とから構成される、組成物
総重量の25〜74.5%の水相と、2)組成物総重量
の0.5〜20%の少なくとも1種の乳化用界面活性剤
と、3)組成物総重量の25〜74.5%の疎水性液体
とから構成される出発油中水型ポリマ ー組成物を脱水及
び濃縮するための方法であって、a)蒸発器を使用して
前記組成物を脱水し、ポリマー/乳化用界面活性剤/疎
水性液体組成物を生成する段階と、b)前記疎水性液体
の一部を除去するように前記ポリマー/乳化用界面活性
剤/疎水性液体組成物を遠心分離処理し、濃縮ポリマー
/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物とラフィネート
とを生成する段階と、c)場合により、前記遠心分離ラ
フィネートを遠心分離し、第2の濃縮ポリマー組成物及
び第2のラフィネート流を生成する段階と、d)場合に
より、前記第2の濃縮ポリマー組成物を前記濃縮ポリマ
ー/乳化用界面活性剤/疎水性液体組成物とブレンド
し、前記第2のラフィネート流を再循環又は廃棄する段
階とを含む方法。
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